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介護保険法の改正後の動向について 第4回 「介護支援専門員の資質向上と今後のあり方に関する検討会」資料から読む

5 おわりに

 以上のように、自立支援型ケアマネジメントを巡る議論はこれからも続き、有識者による検討が行われています。
 現場から見ると、宙ぶらりんの状態が続いていて、「これが正しい」と言われていたものが、「あれは間違い」と変わる連続であったかと思います。制度施行後12年が経過しているが、ケアマネジャーの転職、職種によっては離脱(看護師等)が進んでいます。質の確保は受験資格の変更や研修等で解決できるレベルなのでしょうか。12年たっても解決できていない問題です。
 現場の実態を直視し、場合によっては、ケアマネジメントの実施主体を保険者に移すことや、単一のケアマネジメント機関を創設する等といったことも視野に抜本的な検討が必要と思われますが、「ないものねだり」でしょうか。

 

 (参考)

  1. 第1回介護支援専門員の資質向上と今後のあり方に関する検討会資料(平成24年3月28日)厚生労働省
  2. 第6回介護支援専門員の資質向上と今後のあり方に関する検討会資料(平成24年10月10日)厚生労働省
  3. 介護支援専門員の資質向上と今後のあり方に関する調査研究「ケアプラン詳細分析結果報告書(平成24年3月)株式会社日本総合研究所