よい歩き方と靴
人は二足歩行を行うことで手を使うことができるようになりましたが、それによって腰や足に様々なトラブルを引き起こす結果となりました。日頃なにげなく歩いていますが、よい歩き方をしているでしょうか。よい歩き方は、人によっても違いますが、一般に共通していることがあります。

背筋を伸ばしてしっかり腕を振り、できるだけ歩幅を大きく、かかとからしっかり着地し、母趾側で地面をけるように歩きます
(図7)。この時、靴底のかかとは滑りにくい素材になっていることが望ましいです。かかとが滑る素材では、転んで尻もちをついてします。

歩幅が小さくなると、小刻みに歩くようになります。小刻みに歩くことはつま先がつまずきやすくなり、前方に転倒する原因につながります。そのため、つま先はできれば
図8のように反り返っていて(トウ・スプリング)、しかもつま先の靴底はすべり止めの素材になっていないほうが、つまずきにくくなります。つま先が削れるようであれば、少し削ってみても良いでしょう。床がじゅうたんのような場合には特に気をつけます。
もう一つ気をつけることは、靴底の幅です。かかとや前方の靴底幅が狭いものは、どんなに足に合ったサイズの靴でよい歩き方をしても、バランスをくずしたときに足をねじって横に倒れてしまいやすいのです。 靴を購入するとき、ぜひ靴底のチェックも忘れないようにしましょう。