日本人は大変なお風呂好きと言われています。しかも、単にシャワーを浴びるのではなく、ゆったりと湯船につかることで、一日の疲れを癒やす方も多いのではないでしょうか。このような入浴のしかたは、私たちの生活に欠かせないものになっていると言えるでしょう。 しかし、加齢とともに筋力や身体のバランスが低下することで、しだいに入浴が困難になるとともに危険も伴ってきます。いつまでも安全で快適な入浴を楽しむためには、福祉用具の活用や介助者のちょっとした手伝いも必要でしょう。
今回福ナビでは、自立した、あるいは少しだけ介助を必要とする高齢者が安心して入浴を楽しむために、入浴時のそれぞれの場面で注意すべき点や身体の状況に応じた福祉用具の活用について、できるだけ分かりやすく解説します。ただし、ここで述べていることはほんの一例ですので、お住まいの環境や身体の状況によって異なります。実際に入浴関連の用具を利用する際は、専門家や福祉用具の販売店などにご相談下さい。
代表取締役 望月彬也(もちづきよしなり) 氏
有限会社 望月彬也リハデザイン
スキー用具メーカーで新製品テスト中に岩と衝突し左大腿骨を骨折。ギプス固定している間に股及び膝関節がまったく動かなくなる。治療の過程で理学療法士に出会い、それが縁で理学療法士に。ライフワークは福祉用具の研究開発及び普及。