車いすは、歩行が不自由なときに腰掛けたまま移動できるように、いすに車輪をつけた福祉用具です。高齢社会を向かえ、今後車いすを利用される方々の増加が予想されます。自分の身体や利用方法に合った車いすを選択し活用していくことも、これからの生活を豊かで活動的に送っていくうえで大切なことです。

今回福ナビでは、できるだけ分かりやすく車いすについての使い方や選び方を解説します。ただし、ここで述べていることはほんの一例ですので、実際に車いすを利用する際は、専門家や福祉用具の販売店などにご相談下さい。

川合 秀雄（かわい ひでお）氏
筑波技術大学保健科学部保健学科理学療法学専攻

理学療法士として大学病院にて８年間臨床経験の後、研究員として東京都補装具研究所に７年勤務し義肢装具、車いすの研究に携わる。平成９年より筑波技術短期大学、平成１７年より国立大学法人筑波技術大学教授として理学療法学、義肢装具学、福祉機器などの教育研究を行っている。 (*所属は、執筆当時のものになります）