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「介護保険法の改正」について 第3回  改正に向けたモデル事業及びその他の取組みについて

13 介護支援専門員資質向上事業等

段落1.ケアマネジメントのあり方検討

「より良質で効果的なケアマネジメントができるケアマネジャー資格のあり方や研修カリキュラムの見直し、ケアプランの標準化等の課題について別途検討の場を設けて議論を進めることが必要」(22年11月社会保障審議会介護保険部会意見)を踏まえ、別途検討予定

段落2.新たに実施する介護支援専門員研修改善事業について

  • 介護支援専門員の研修の実効性を確保するため、研修の企画・立案、研修の実施、評価その後の研修への反映といった研修実施のサイクルを、実施主体である都道府県において効果的に実行していくため、研修内容に関するPDCAサイクルを構築し、継続的に見直していく
  • 具体的には、国に委員会を設置し、講師の指導や演習の内容・方法等を検討し、その内容を都道府県に周知した上で、研修実施後の評価を行ない、その後のあり方へ反映していくサイクルを構築していく
  • さらに当該国の委員会において検討される指導手法等を習得した研修講師を養成するためにの指導者研修を国において実施する予定である
注:ケアマネジメントの現状、あるいはケアマネジャーの現状についての正確な把握の上に、その課題解決の一つの手段として「研修」を位置付け、標準化の名のもとに行動規制を強化し、返還等のペナルティーを科すやり方についても検証が必要と思われます。単なる研修の見直しでは、狙いの実現は難しいのではないでしょうか。