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「介護保険法の改正」について 第3回  改正に向けたモデル事業及びその他の取組みについて

5 デイサービス利用者の宿泊ニーズ等に関する調査事業

(23年度予算要求額:10億円 50区市町村 10/10補助)
段落今後、高齢者が住み慣れた地域で在宅生活を継続していくためには、高齢者ご本人へのサービスの充実を図る一方で、家族介護者支援(レスパイト)のため、緊急預かりニーズに対応する仕組みの充実が求められる。
段落対象経費は、区市町村の行なう調査研究に要する経費及び調査のために実際にデイサービス等で宿泊等サービスを行なうための初度経費(備品購入費等)及び運営費(夜勤職員の人件費)を想定。
段落経費
  • 市(区)町村が行なう調査研究経費300万円程度
  • 宿泊等を行なう経費(備品購入費+人件費等運営費)850万円程度を想定
段落調査対象事業所
  1. 指定認知症対応型通所介護事業所
  2. 指定通所介護事業所
  3. 地域の有床診療所
段落今後のスケジュール予定
  • 4月上旬実施要綱を発出、各市(区)町村あて協議
  • 5月中・下旬内示
  • 10月中・下旬振興課に事業の実施状況の中間報告
段落今後、地域包括ケアの推進を図るという観点から、積極的な協力を

東京都のモデル事業の概要(北区と西東京市で実施)

     
 
  • デイサービスを活用した宿泊事業(ショートステイ)又は10時間以上の延長サービスを創設することにより、レスパイトケアの充実を図る。
  • 通い慣れたデイサービスの設備・スタッフによるケアを基本として、柔軟な人員配置・設備利用を可能とすることで、急な預かりニーズにも対応可能となり、「仕事と介護の両立」が推進される。
(サービス区分)
営業日
サービス区分 利用可能時間
早朝サービス 6時~デイサービス開始
夜間サービス1 デイサービス~22時
夜間サービス2 デイサービス~翌朝
休業日
サービス区分 利用可能時間
日中サービス 9時~17時
夜間サービス 17時~翌朝9時

(利用イメージ)
  • 介護者の急病や、急な出張、親族の葬儀等、利用要件に会う場合は緊急利用が可能
(利用限度)
  • 月に利用可能日数6回まで、宿泊は、最大3連泊まで
(利用料金)
  • デイサービス以外の時間帯は、夜10時までは1時間525円(税込み)
  • 宿泊は、22時から翌朝まで1,575円(税込み)
デイサービス+【宿泊・延長預かり】(24時間体制) 通い+泊まり 利用者 家族
※西東京市パンフレットから