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高齢者の入浴

1.入浴の意義や大切さについて 

入浴の目的は、身体を清潔にすることと、リラックスすることがあげられますが、入浴は、高齢者に限らず多くの人にとって楽しみでもあり、生活していくために大切なことです。

身体の清潔については、特に足の清潔が大切でしょう。加齢に伴い、足の筋力が低下するだけでなく、外反母趾などの障害が生じてくることも多くなります。健康的な生活を送るためにも、歩くことは基本であり、足の手入れ(フットケア)は重要です。

その他、入浴の際には、立ち上がりや座位保持の能力などの身体機能や、高血圧や心臓疾患などの医学的な禁忌事項などについても考慮しましょう。入浴は、精神的な安定の面でも大切です。日本人は、その習慣からもシャワーだけでは満足できずに、湯船に肩までゆったりとつかりたい気持ちがあるでしょう。たとえ高齢になって身体が少し弱くなったとしてもお風呂を楽しみたい・・・、そんな思いを大切にするために、入浴の際の注意点や入浴を支えるための福祉用具などを紹介していきます。