遠い昔中国から伝わったといわれるお月見の宴
月明かりの中で、詩を詠んだりしながら美しい月を愛でるという宮中の行事を由来としています。
江戸時代になるとだんだん形を変えて庶民の間にも広がって、現代まで続いています。 お月見の方法は、それぞれ地方によって少しずつ違いますが、一般的には、月見団子や秋の七草を飾り、収穫物などをお供えする行事として定着しています。
以前保育園に勤務していたころ、子供たちと一緒にお団子作りをしていたことを思い出します。
子供たちにとって粉をこねたり丸めたりする作業はとても楽しそうで生き生きしていました。
「誰が上手に丸められるかな?」とか「同じ大きさに揃えられるかな?」などと言いながらワイワイがやがやあっという間にたくさんの団子が出来上がりです。
丸めた団子を蒸して三宝(さんぼう)にのせススキやサトイモ、栗などをそえて「お月様にお供えしようね」と飾るのも子供たちにとっては忘れられない思い出になったようです。
満月の頃、お子さまと一緒にお団子作りをしてみませんか?
お団子は市販の団子粉を使うと簡単です。
月にお供えしたあとはあんこやきな粉をかけていただくとおいしいですよ。
福祉保健局 少子社会対策部 保育支援課 小林房子
※ 当コラムは保育園勤務経験者などの方々に、子育てのヒントとなる小話などをいただいて掲載しています。