1. 福ナビホーム
  2. 特集記事
  3. 福祉サービス事業所の働きやすい職場宣言実現について -第2回-
  4. 3.職員の負担軽減への取組み

福祉サービス事業所の働きやすい職場宣言実現について

福祉サービス事業所の働きやすい職場宣言実現について -第2回-

3.職員の負担軽減への取組み

ICTの導入 (業務支援システム)

 保育士の業務支援アプリを、当法人に合わせてカスタマイズ開発しました。IT端末を導入し、保育カリキュラムの作成、保護者との連絡帳をデジタル化することで、職員の作業効率と負担軽減を図りました。

掃除業務の軽減

 従来保育士が行っていた園内の清掃業務の一部を清掃専属スタッフに委任し、保育士の業務を軽減しました。保育に集中しやすい環境づくりを行っています。

現在までの成果

 当法人では、2014年度から年に一度、『従業員満足度調査』を実施しています。様々な施策を行ってきた結果、やりがい、人間関係、ワークライフバランス、待遇面、ほぼ全ての項目で初年度を上回っています。また、ヘルスリテラシー向上のための各種研修も実施しているので、職員の健康への関心度もかなり高まってきています。こういった様々な取組みの結果、「TOKYO働きやすい福祉の職場宣言」に申請し、公表に至りました。
 「TOKYO働きやすい福祉の職場宣言」に宣言したことにより、「働きやすい福祉の職場ガイドライン項目 達成状況確認票」を全管理職に公表し、働きやすい職場をつくるために取り組む項目は何であるかを再認識し、継続して取り組む体制が出来ました。また宣言マークを、各職員の名刺、各保育園の入り口、パンフレットに掲示し、働く職員と保育園を利用する保護者様及び求職者に安心感を与える事が出来ました。
 一方で、職場の環境改善にはゴールが無いとも考えています。
 時代の変化や職員のニーズに対応し、皆が健康で、働きやすく、やりがいを感じられるよう職場環境を整えること。そして、保育業界をけん引するトップランナーとして、これからも健康経営の普及に弛まず取り組んでいくことが、当法人の使命だと考えています。

(引用元: 社会福祉法人 東京児童協会 「職員満足度向上への取組み」より一部抜粋)