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福祉サービス事業所の働きやすい職場宣言実現について

福祉サービス事業所の働きやすい職場宣言実現について -第2回-

はじめに

 社会福祉法人東京児童協会は、現在東京都内に認可保育所・認定こども園を計22施設運営する法人です。昭和5年より保育事業を運営し、90年以上歴史のある法人です。2023年4月には新たに認可保育園1園、認定こども園1園が開園し合計24施設になります。長い歴史の法人ですが、新しい取り組みを柔軟に取り入れ、時代に合う保育運営を行っています。
 職員数は法人全体で約750名、園児数は2,000名を超える数となっています。

 当法人は「大きなおうち」をテーマに、家庭的な保育環境を大切にしています。子どもたちが長時間過ごす場所なので安全で安心して生活できる環境作りを大切にしています。子どもたちが様々な体験を通して、自信を持ち、自ら考え行動できるように導くため、質の高い保育と環境を整えていくことを当法人の目標としています。質の高い保育とは知識と経験が積み重なり新しい取組みにも積極的に向かい進化していく環境だと思います。その為には子どもたちと関わる保育者が安心して働ける環境が重要だと実感しています。
様々な体験1   様々な体験2

 当法人では2018年から全園の運営をサポートする事務局機能を立ち上げました。現在、私は事務局長として人事・総務全般の業務に携わっています。働きやすい職場づくりを実現できるよう、様々な制度づくりを行っています。
 当法人は2004年から待機児童解消の為、新園開園を続けています。法人規模の拡大に伴い、職員の増加・組織づくりなど様々な課題に直面しながら、課題をクリアする施策を毎年実行してきました。
 また施策を実施していく中で、「TOKYO働きやすい福祉の職場宣言」や経済産業省が推奨する「健康経営優良法人大規模法人部門」を4年連続で認定されるなど、公的な認定マークを頂くようになり、課題改善に向けた指標の一つとして有意義に活用させて頂いております。さらに、先日は令和4年度「東京都女性活躍推進大賞特別賞」を受賞することができました。
 今回は「職員の働く環境を整える」部分について、お話したいと思います。