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福祉サービス事業所の働きやすい職場宣言実現について

福祉サービス事業所の働きやすい職場宣言実現について -第2回-

2.職員の心身の健康を守る取組み

健康に関する研修の導入

 当法人が企画する保育に必要な研修は、年間50程実施します。それ以外に、職員のヘルスリテラシーを高める為の研修(女性特有の病気研修やがん研修、仕事と治療の両立支援、栄養、睡眠、ヨガ、ストレッチなど)を年間10以上実施します。それにより、健康に関する意識が高まり、更には園長や看護師のフォローアップもあり、健康診断後の再検査や精密検査受検率が30%台だったものが、85%まで改善しました。

外部のカウンセラーによるカウンセリングを年2回全職員に実施

 自身の悩み、健康、家族の事、仕事の事、恋愛など内容は自由です。職員の想いを受け止め一緒に考える機会を提供しています。誰にも相談出来なかった個人的なこともカウンセラーが受け止め、寄り添います。内容によっては、産業医に繋げ、心身の健康を守るための適切な医療的処置に繋げます。
 園の全体像を捉えることにより、その時々の不安要因などを吸い上げる体制づくりを行ったことが、素早い職場環境改善策の実施へと繋がりました。

法人内外に7つの相談窓口を設置。産業カウンセラーも常駐

 法人内外に、相談内容ごとに窓口を設置し、法人内に広く周知しています。社内の産業カウンセラーへの専用電話も設置し、直接相談できる環境に整備。早期相談ができることにより、職員の不安解消に役立っています。

職員満足度調査・ストレスチェックの実施(年1回)

 「職場環境を毎年数値化(視覚化)し、好転させていくことが、働きやすい職場づくりに繋がる」という指標のもと、職員の満足度やストレス要因を年1回調査し、状況を客観的なデータで把握しています。
 データの中から、職員が不安や不満に感じている項目の改善に重点をおき、施策の検討~実行しています。