福祉サービス事業所の働きやすい職場宣言実現について-第1回-
働きやすい職場を創りたい
東京都あきる野市で特別養護老人ホームを運営する、社会福祉法人さくらぎ会の宮林と申します。介護職として入職後、生活相談員を経て管理職となりました。現場で実際に高齢者の皆様と向き合い、そしてその後に背景にあるご家族や各機関とのお付き合いを通して様々なことを学ばせていただきました。他方で、自施設に限らず一緒に働く仲間たちの努力や苦労、そして成功や挫折も見て参りました。
それらの経験を通して感じたことは、福祉の現場には様々な善意や献身が溢れているということです。全ての人々が発するこの行動の大きさや形は必ずしも同じものではありませんが、この世界の門を叩いて下さる方全員が間違いなく持ち合わせていることには驚きを隠せませんでした。
それらのことを無駄にはしたくない、出来るだけ多くの善意を汲み取りたいと思い今日も現場に立っております。今回は機会をいただいたので、現在の私たちの職場での取り組みと、それに至るストーリーを報告させていただき、同じ気持ちを持って福祉の現場に足を踏み入れる皆さんのお役に僅かでも立てればと考え筆をとりました。以下説明に移ります。