特集:福祉における「経営」を考える

2 トップマネジメント機能の確立

トップマネジメント機能とは、「利用者」の予測される数やニーズの動向、他の提供主体の動向、福祉サービスにおける法制度の変更、さらにはその他の社会環境も含めた外部経営環境を十分に把握したうえで、経営者が中心となって、組織の「経営理念」や「経営目標」を明確化し、その達成に向けて職員の意識を醸成し、 組織としてのこれから進むべき方向性と原動力を生み出す機能を意味します。

また、経営理念や経営目標の実現には、サービス提供者である職員が、その組織としての方向性を十分納得し、その達成に向けて、日々の業務の中で自分が何をすべきかを理解していることが大切です。