5 事業者の動向(新聞報道等を通じて)
介護関連業界は、介護保険制度改正の今後の動向を読み、事業の展開を図っていきます。介護保険制度改正の将来像が見えにくい中で、法人が中期計画等を立てるのは極めて難しい作業になります。しかし、法人としての存続・発展をかけて、取組みを行なわざるを得ません。
介護保険給付の周辺サービスや介護保険のサービスの中で収益性が期待できるサービスが、各々の企業の判断・資力のもとに展開されていきます。
・「公的な介護保険は国の財源問題もあり、充実する方向にはない」との認識のうえ、「高齢化で介護分野の需要は高まる。契約者の生活を支援する商品を出すのは民間生保の使命」との認識で、“介護保険を主軸に展開する”として、ある生命保険会社の次期社長が述べています。
報酬の引き上げや、拡充に見切りをつけて、介護保険を補完する商品の展開を行なうというものです。介護保険給付の周辺サービスや介護保険のサービスの中で収益性が期待できるサービスが、各々の企業の判断・資力のもとに展開されていきます。
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⇒次回は、新たに創設されるサービスのモデル事業と、それを取り巻く制度の見直し等について取り上げる予定です。