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高齢者の入浴

4.洗い場にて 

洗い場の床、立ち座り補助、水栓の操作について

bath
*操作のしやすい水栓レバー
浴室への出入りが容易になる三枚引き戸
*シャワーヘッドについた止水栓で 操作ができます
浴室への出入りが容易になる三枚引き戸
*座面が平らなシャワーチェアは さまざまな用途に利用できます

[図:転載] 『高齢者・障害者の生活をささえる福祉機器V(入浴、排泄、自助具、衣服)』
(財)東京都高齢者研究・福祉振興財団発行 より

洗い場の床面もしくはすのこについては、濡れても滑りにくい材質のものを使用するか、滑り止めマットを使用します。滑り止めマットは、裏に吸盤のついたものもあります。小さく分割されていて組み合わせるタイプ(吸盤なし)のマットは、きちんと端まで敷き詰めないとかえって滑ることもあるので、注意が必要です。

水栓については、通常低い位置に設置されていることが多い上に、すのこを使用するとさらに低くなります。シャワーチェアなどを利用すると、座面が高いため、水栓の操作などが非常に使いにくくなってしまいます。そのため水栓の高さを調整する器具や、水栓を開閉のしやすいレバー式にすると使いやすくなります。また、シャワー部分にボタンがついていて、ワンタッチでお湯がでるものもあり、介助者としても使いやすいものもあります。ただ、混合水栓の場合は温度の管理をしっかりとしておかないと、思いもよらず水や熱いお湯がでてきてしまうこともあるので、注意が必要でしょう。

洗い場で身体を洗う際には、シャワーチェアを使うと便利です。シャワーチェアには、前述した背もたれや肘掛け付き等のように、様々な種類があります。例えば、座面の高さを微調整できるものは、浴槽の縁と高さを合わせて浴槽への出入りをしやすくすることができます。また、座面に穴が空いたものは、陰部などが洗い易いという利点があり、クッション付きで姿勢を安定させるものもあります。このように用途によってシャワーチェアも使い分けが可能ですが、できるだけ一つのものを様々な用途で兼用して、浴室内のスペースはできるだけ残しておきたいものです。身体の状況にもよりますが、例えば座面がフラット(平ら)なものが利用できれば、脱衣場での衣服の着脱時や、浴室内での洗体時、浴槽内への移動時など、多用途に用いることができます。

 
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