6.課題と解決策
■課題点とその要因
●夜勤スタッフについては、業務の効率化が実感できた一方で、複数の通知が発生した際の対応や判断に難しさを感じる場面があるという意見がありました。
⇒その要因として、複数のセンサーが同時に作動することや、誤作動と思われる通知が発生することが挙げられます。
夜勤スタッフは通知の内容を確認し、適切な対応を選択する必要があるため、判断に迷う場面ではさらなる運用の工夫が求められています。
また、同施設では全居室にライブコネクトを導入しているため、設定内容によってはセンサーの通知が頻発することがあります。そのため、スタッフが必要な情報を適切に把握できる環境づくりが求められています。
●ライブコネクトの操作方法の習得状況には、スタッフ間で差がありました。
⇒その要因として、機器導入の目的や有用性がすべてのスタッフに十分伝わっていなかったことが考えられます。
導入の目的を十分に理解できていないスタッフにとっては、ライブコネクトの操作そのものが新たな業務の増加として受け止められている可能性があります。
また、なじみのないIT機器の操作に不慣れなスタッフがいることも要因の一つと考えられます。
■課題に対する改善策
〈通知設定に関する改善〉
●プロジェクトメンバーは、お客様の状態をこまめに共有し、アラート設定を追加するだけでなく、必要に応じて既存設定も精査しました。
●プロジェクトメンバーと各フロアのスタッフがアラート設定を検討する時間を設け、必要な通知を適切に受信できるよう調整しました。
●アラート設定の検討と決定、スタッフへの周知までの流れを統一し、「いつの間にか設定されていた」「なぜ設定されたのか分からない」といった不安を解消しました。
●アセスメント実施時には、担当スタッフがセンサー位置の確認・検討を行う項目を追加しました。
●お客様のADL等に急激な変化があった場合は、担当スタッフとプロジェクトメンバーがその都度アラート設定を見直しました。
〈導入目的の共有に関する改善〉
●夕礼などの日々の情報共有の場で、ライブコネクトの導入によって業務が効率化した事例を共有することで、スタッフが導入効果を具体的に理解できる機会を増やしました。
●施設内会議では、施設長が導入の目的や施設全体で取り組む意義を説明し、スタッフの理解を深めました。
〈操作習得に関する改善〉
●プロジェクトメンバーは、操作に慣れていないスタッフに対して、マニュアルや動画を案内するだけでなく、実際に一緒に操作する伴走支援を行いました。

