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次世代介護機器の活用事例について

7.総合評価、目的達成度

 今回の機器導入について、当初の導入目的に対する達成度を総合的に評価しました。
 安全面において夜間の起き出しによる転倒・転落の防止という項目を評価すると、機器導入前と比較して、ベッド周囲での事故を減少させることができ、これはフローチャートでのスクリーニングにてリスクの高い利用者へ適切にセンサーを使用できた事が、転倒・転落の減少へ繋がったと考えています。
 見守り体制については、ベッドセンサー(エスパシア)と眠りスキャンやカメラを連動した運用により、夜間の利用者の行動が把握しやすくなり、訪室すべきか、カメラでの見守りだけで良いか確認できるようになったことで訪室回数の減少へと繋がり肉体的・精神的な負担の軽減となりました。
 また、コールマット反応での立ち上がってしまっている事後対応から、ベッドセンサーによる事前対応ができる体制へと移行したことで、前項で述べたような転倒・転落の減少となり、見守りの質の向上へと繋がっています。
 一方で、センサーの設定や操作の習熟に関しては、職員間でばらつきが見られるなど、課題も残っています。しかし、ベッド設定のフローチャートの作成やプロジェクトメンバーによるフロア内への周知徹底を通じて、運用の標準化に取り組むことができました。
 以上のことから、機器を導入したことにより、「安全性の向上」、「見守り体制の強化」、「職員負担の軽減」という当初の目的に対して、一定の成果を上げることができたと評価しています。