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  3. 次世代介護機器の活用事例について
  4. 2.導入経緯

次世代介護機器の活用事例について

2.導入経緯

 当施設は中庭を中心とした楕円形の構造となっており、約100メートルの回廊式廊下の周囲に各居室が配置されています。
 ご利用者にとっては、歩行訓練等を行いやすい快適なリハビリ環境となっておりますが、一方で職員にとっては、居室までの距離が遠いことによる身体的負担、なるべく早く向かわなければならない焦燥感からくる精神的な不安により、大きな業務負担となっていました。また、職員の高齢化に加え、介助量の多い男性利用者の増加や認知力の低下した利用者の増加により、介護負担がさらに増大している状況でもありました。
 そこで令和3年度にベッドの下に敷くことで、ご利用者のベッド上での体動や、心拍・呼吸回数の確認を行うことが可能であり、状態に応じてカメラを連携し利用者の見守りを行うことが出来る、眠りスキャン・eyeを20台導入しました。結果、夜間の見守り負担の軽減や異常の早期発見につながるなど、見守り効果については高い評価が得られた一方で、「必要なご利用者に対して台数が不足している」や、「設置・取り外しに手間がかかる」といった意見も聞かれました。また、設置型のコールマット単体で使用した際には、ご利用者がマットを跨いでしまい、かえって転倒などの危険につながる事例も確認されました。そのため眠りスキャンと併用した運用も行いましたが、コール盤やPHSへの発報までに若干の時差が生じ、発報時にはすでに離床されているケースが見受けられました。
 これらの課題を踏まえ、ご利用者の安全確保、見守り体制の強化、職員の介護負担軽減を目的として、今回の機器を選定・導入するに至りました。

中庭