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事業者が特に力を入れている取り組み 利用者調査と事業評価(組織マネジメント項目・サービス項目)の評価手法

令和3年度 指定介護老人福祉施設【特別養護老人ホーム】
法人名称
社会福祉法人安立園
事業所名称
安立園特別養護老人ホーム
評価機関名称 株式会社 医療福祉経営研究所
事業評価実施期間   2021年7月28日~2021年12月13日

事業者が特に力を入れている取り組み

 現場における利用者への対応や考え方の判断基準として「7つの基準」が浸透しています
基本理念「安心立命」を基に、よりわかりやすく言語化した「7つの基準」を位置付け、施設長や主任が朝・夕のミーティングの際に随時伝えたり、2ヶ月に一度の広報誌で施設長からエピソードを交えながら「7つの基準」に込められた想いを伝えています。「7つの基準」は、①精神の安定と丁寧なケア、②進歩と自己成長、③コミュニケーションとチームワーク、④根拠と同意、⑤親と子の気持ち、⑥自立した生活、⑦自由と尊厳で構成され、現場において、どう考えるか、どう対応するかといった判断基準として、職員にも浸透しています。

関連評価項目(事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している)
 初心に戻り業務を振り返るきっかけとして「月間基本プレー」で注意喚起を促しています
定期的にプライバシー・マナーやハラスメント、虐待防止に関わる研修を行い、共通認識を図っています。事故や苦情など注意喚起を促す必要性のある事象をきっかけに、「月間基本プレー」と題した標語を掲げ、朝・昼のミーティング時に唱和し、職員に意識して取り組むよう促します。例えば、誤薬事故があった場合は、服薬確認の強化を促すような標語が設定されます。取り組み状況をチェックできる内容は翌月評価し、効果測定を行います。経験年数の長い職員が多いからこそ、「月間基本プレー」は初心に戻り、業務を振り返るきっかけとなっています。

関連評価項目(社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる)
 次世代介護機器の導入を進めており、利用者・職員双方の負担軽減を目指しています
施設では例年オムツ業者を招いての排泄用具に関する研修を行っていましたが、今年度はコロナウイルス感染予防のため実施できませんでした。しかし、近年施設では次世代介護機器の導入を進めており、ベッドからトイレ誘導、トイレへの移乗の一連の動作を介助するロボットの導入を行いました。そのため、ロボットの使い方の研修を実施し、個別の指導も行いながら職員に周知しています。現在は3名の利用者に使用しており、利用者ごとのマニュアルも作成して実用化を進め、利用者・職員双方の負担軽減を目指しています。

関連評価項目(排泄の支援は、利用者の状態や意思を反映して行っている)


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