評価結果は、利用者の声を聞く「利用者調査」と事業者の自己評価をもとに評価者が分析した「事業評価」の結果で構成されます。
利用者調査結果は、各評価項目の回答状況及びコメントで表します。事業評価結果は、全体の評価講評(「特に良いと思う点」、「さらなる改善が望まれる点」)、事業者が特に力を入れている取り組み及び各評価項目についての評点及び講評で表します。
事業評価は7つのカテゴリーに分けて評価するしくみになっています。カテゴリー1〜6では、事業所の組織的な改善活動に関する体制が整備されていることを評価し、カテゴリー7では事業所の重要課題に対する前年度の取り組みを評価します。
各評価項目はその評価項目に属する2〜6個の標準項目(※)について、実施が確認できたものを、実施が確認できないものをで表し、それらを並べたものが評点です。また、非該当の標準項目についてはで表します。
※標準項目:福祉サービスの質の向上を図る観点から、標準的に実施していることが必要であると認められる事項又は実施するための仕組みがあることが必要であると認められる事項
なお、標準項目を確認できたとすることができるのは、次のすべてを充足した場合です。
ア 事業者が当該事項を実施していること イ その実施が継続的(必要性を認識し、計画的)であること ウ その根拠が示せること |
カテゴリー7では評点を設定していませんが、事業所の抱える様々な課題の中で特に重要な2つの課題に対し、前年度に事業所が行った組織的な活動について、次の≪目標の設定と取り組み≫、≪取り組みの検証≫、≪検証結果の反映≫という3段階に関してそれぞれ評語が選択されます。
≪目標の設定と取り組み≫ ・具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った ・具体的な目標を設定したが、その達成に向けて取り組みが行われていなかった ・具体的な目標が設定されていなかった |
≪取り組みの検証≫ ・目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った ・目標達成に向けた取り組みについて、検証を行っていなかった (目標設定を行っていなかった場合を含む) ・設立後間もないため、前年度の実績がなく、評価対象外である |
≪検証結果の反映≫ ・次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた ・次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させていない ・設立後間もないため、前年度の実績がなく、評価対象外である |
評点だけでは、 実際のサービスの具体的な状況や、それぞれの事業者が工夫している多様な取り組みを説明できることができません。そこで、評点では表現しきれない事業者の実態や課題、サービスの現状等については、「講評」欄に記載されています。
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