福祉サービス第三者評価情報

評価結果 利用者調査と事業評価(組織マネジメント項目・サービス項目)の評価手法

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令和06年度(2024年度) 児童発達支援事業
法人名称
社会福祉法人嬉泉
事業所名称
清瀬市子どもの発達支援・交流センター
評価機関名称 一般社団法人 Ricco lab.

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 1)誰もが利用しやすいセンターを目指す。
2)利用者との信頼関係を大切に、利用者のニーズに即した丁寧な支援を目指す。
3)専門性を高め、複数の専門家によるチームアプローチにより一人ひとりの子どもに応じた支援を展開する。
4)地域の人材育成、支援力の向上を目指す。
5)各機関との連携を重視し、地域療育の核となることを目指す。 
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 社会福祉法人嬉泉の職員として社会的責任を担う仕事に従事しているという「自覚」「考える力」を有し、チームの一員としての自己の役割を自覚し、遂行する力                                                           法人の支援テーマ「相手の立場に立ってみる」「相手に映る自分を見つめる」「互いに認め合いながら支えあう」「己に向き合い、自他とのかかわりを深める」を共有し、こうした思いを話し合える環境と人を育てていく。 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) 当センターは、地域の支援機関であること、相談・発達支援だけでなく地域の支援力を高めるという機能を有することを認識し、本人・家族及び地域関係機関の人々と共に歩むという姿勢。 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 併用各園との共有時間の確保のために運営体制を変更したことで、子どもへの理解が深まるとともに、チーム支援力の向上を図っている
  • スーパーバイザーからのアドバイスを得ながら、個別支援計画に基づいた支援内容・見立ての精度を高めて療育の実践につなげている
  • 集団活動や個別療育それぞれの場面で、各専門職がアセスメントし、連携をしながら専門性の高い多角的な療育が展開されている
さらなる改善が望まれる点
  • 15年の経験値・実績により市民からの認知度も高く、相談や療育に関するニーズも高い状況を踏まえた中・長期計画の完成に期待したい
  • 記録によって内容が把握しづらいものがあるため、会議録のプロセスの明確化、面談時の情報収集の標準化等について検討されたい
  • 職員個々の育成の機会を創出しているため、個人の意向・目標に基づいたスキルアップの成果が期待される

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 風通しが良く、情報共有や意見交換が活発に行われ、質の高い支援につながっている

 子どもが通う幼稚園や保育園の他、外部の多様な機関と連携しながら療育を展開している

 家庭訪問を通じて家庭の状況を把握し、日々の療育や保護者との関わりに活かしている

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:登録利用者(保護者)全員
  • 調査方法:アンケート方式  
    郵送によるアンケート調査
  • 利用者総数: 15人
  • 利用者家族総数(世帯): 15世帯
  • 共通評価項目による調査対象者数: 15人
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 11人
  • 利用者家族総数に対する回答者割合(%): 73.3%
  • 調査項目: 共通評価項目
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
11/15
1.事業所に通うことが、子どもの身体の機能や健康の維持・促進の役に立っているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
2.事業所での活動は、子どもが興味や関心を持てるものになっているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
3.事業所に通うことが、子どもの情緒面での発達(感情のコントロールを身につける等)の役に立っているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
4.事業所に通うことで、子どもに社会性(人と人との関わり合いやルール等)が身についているか
はい
73%
どちらともいえない
9%
無回答・非該当
18%
 
いいえ:0%
5.子どもの様子や支援内容(体調変化時の対応含む)について、事業所と情報共有できているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
6.家族に対する精神的なサポート(子育てに関する悩み相談や進路相談、家族間交流の機会の提供等)は役に立っているか
はい
91%
どちらともいえない
9%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
7.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
8.職員の接遇・態度は適切か
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
9.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
82%
どちらともいえない
9%
無回答・非該当
9%
 
いいえ:0%
10.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
82%
無回答・非該当
18%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%
11.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
12.子どものプライバシーは守られているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
13.個別の計画作成時に、子どもや家族の状況や要望を聞かれているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
14.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
15.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
16.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
評点のレーダーチャートを表示する

組織マネジメント分析結果     ←クリックすると詳細が表示されます。

サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.子どもや保護者等に対してサービスの情報を提供している
子どもや保護者が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している子どもや保護者の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している子どもや保護者の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • センターの情報が届き、問い合わせにつながるような情報提供の工夫に取り組んでいる
  • パンフレットの各所への設置、公開講座の開催等、センターの認知度アップを図っている
  • 見学時は、実際の利用がイメージでき、可能な限り不安が軽減する説明を心がけている
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり子どもや保護者に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を子どもや保護者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、子どもや保護者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、子どもや保護者の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、子どもの支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 保護者に寄り添いながらヒヤリングを行い、安心して通園が開始できるようにしている
  • 保護者と協力しながら、子どもがストレスなく楽しく通えるよう、環境を整えている
  • サービス終了時は移行先と連携を図り子どもだけでなく保護者の不安軽減にも努めている
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
11/11
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している子ども一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.子どもや保護者の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
計画は、子どもや保護者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画を子どもや保護者にわかりやすく説明し、同意を得ている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している
子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、子どもに変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • 家庭を含めた子どもの生活全体を支援していくことを考え、個別支援計画を立てている
  • 個別支援計画や5領域を意識する等、モニタリングに活かせるよう工夫して記録している
  • 朝礼や振り返り・スタッフ会議等、情報共有の機会を多く設けて支援に活かしている
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
25/25
  1.個別の支援計画に基づいて子ども一人ひとりの発達の状態に応じた支援を行っている
個別の支援計画に基づいた支援を行っている子どもの特性に応じて、コミュニケーションのとり方を工夫している関係機関(教育機関、福祉関係機関、医療機関等)と連携をとって、支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 会議や打ち合せ等、職員間の情報共有と検討を密に行い子どもの個別療育を展開している
  • 子どもの興味や関心を把握したコミュニケーションツールを制作し、支援に活かしている
  • 子どもと保護者の状況や要望に応じ、多様な関係機関と連携しながら支援を進めている
  2.【食事の支援がある事業所のみ】子どもが食事を楽しめるよう支援を行っている
食事時間が楽しいひとときとなるよう環境を整えている子どもの状態やペースに合った食事となるよう、必要な支援(見守り、声かけ、食の形態や用具の工夫等)を行っている子どもが安全に食事をとれるよう取り組みを行っている食物アレルギーや疾患等については、医師の指示に従い、対応している食についての関心を深めるための取り組みを行っている子どもの状況をふまえ家庭での食事について助言を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 子どもが楽しく経験を積み、食への興味やマナー、食べ方が獲得できるよう支援している
  • 子どもの状況に応じた食事支援について、専門職の視点に基づく取り組みが行われている
  • アレルギーの把握や食中毒、窒息等の防止に向け、保護者との緊密な連携に努めている
  3.子ども一人ひとりの状況に応じて生活上で必要な支援を行っている
身の回りのことは自分で行えるよう、必要な支援を行っている基本的な生活習慣や社会生活上のルール等 (あいさつ、マナー、交通ルール等)を身につけられるよう支援を行っている集団活動を取り入れるなど、子どもの心身の発達や社会性が育つよう支援を行っている一人ひとりの有する能力を活かせるよう個別のプログラムを実施している送迎は、子どもと保護者等の状況に応じて送迎方法を検討し、行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 子どもの発達状況に応じて手順を可視化する等工夫しながら、身辺自立を支援している
  • 生活習慣やルールが身につけられるよう、集団活動を活かした個別療育を進めている
  • 年長の子どもに対し取り出し指導を定期的に行い、個別性の高い発達支援を展開している
  4.子どもの健康を維持するための支援を行っている
子どもの健康状態について、保護者や医療機関等から必要な情報を収集している子どもの状態に応じた健康管理を行い、体調変化に速やかに対応できる体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 保護者を介して医療機関等から必要な情報を収集して、基本情報の書式でまとめている
  • 送迎時保護者とともに体調や怪我の有無等を共有しながら子どもに健康管理に努めている
  • てんかん等、特別な医療対応を必要とする子どもに対し、緊急対応方法を定め備えている
  5.子どもの主体性を尊重し、施設での生活が楽しく快適になるような取り組みを行っている
日常生活の支援は子どもの主体性を尊重して行っている子どもが安心して活動できるよう、状況に応じて室内の環境を工夫している子どもの状況や希望に沿って、多様な体験ができるようにしている
【講評】 詳細はこちら
  • 多くの玩具・遊具を取り揃えながら子どもに合わせた教材を工夫し、自発性を促している
  • 子ども個別の発達状況や、その日の天候等に合わせ柔軟にプログラムを展開している
  • プログラムに季節感を取り入れ、さまざまな行事を通じて多様な体験を提供している
  6.家族との交流・連携を図り支援を行っている
子どものサービス提供時の様子や家庭での普段の様子を家族と情報交換し、支援に活かしている家族の意見や要望を活かした支援を行っている家族の状況に配慮し、相談対応や支援を行っている子どもや家族に合った療育方法等について助言している
【講評】 詳細はこちら
  • 連絡帳とともに送迎時のコミュニケーション等を通じ、保護者との情報共有を進めている
  • 個別支援計画や評価時の面談の他、保護者の求めに応じ、適宜相談対応を行っている
  • 保護者の状況把握を常に意識しながら、寄り添い、負担軽減に努め療育を図っている
  7.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
地域の情報を収集し、子どもの状況に応じて提供している必要に応じて、子どもが地域の資源を利用し、多様な体験や交流ができるよう支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 地域の子育て支援の中核的機関として家庭の状況に応じさまざまな情報提供を行っている
  • 地域の保育園との交流保育を行い、子どもの育ちを支える専門的支援の充実に努めている
  • 発達支援の専門性を活かした多様な事業を展開し、地域療育の拠点を目指している
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
6/6
  1.子どものプライバシー保護を徹底している
子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、子どもや保護者の同意を得るようにしている日常の支援の中で、子どものプライバシーに配慮した支援を行っている子どもの羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(子どもが「ノー」と言える機会を設けている)子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている施設内の子ども間の暴力・いじめ等が行われることのないよう組織的に予防・再発防止を徹底している
【講評】詳細はこちら
  • 個人情報に関することは同意書を得る以外に都度確認をし、慎重に取り扱っている
  • 細部まで気を配り、子どものプライバシーや羞恥心に配慮した支援に取り組んでいる
  • 子どもの気持ちを受け止め、意思を尊重していくことで信頼関係を築くよう努めている
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や子ども・保護者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • 職員マニュアルは、理解しておくべき内容が見やすく、実用性を考えて作成している
  • 保護者や職員の意見を積極的に取り入れ、より良い環境となるよう柔軟な対応をしている
  • マニュアルは定期的に見直しを行い、支援の質が保たれるように職員で共有している
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H0303002   修了者No.H2301095   修了者No.H1202027    
評価実施期間 2024年4月16日~2025年2月3日

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