
評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
朝食後のリビングで、利用者8名が座っています。Aさんが尿意を訴えます。職員がAさんの傍らに寄り添い、食前にもトイレへ行ったことを優しい口調で伝えています。コーヒーを飲んだら行きましょうと伝え、その場は納得した様子でした。その数分後、またAさんが尿意を訴えます。今度はAさんを車いすに移乗してトイレへ向かいましが、排尿はなかったようです。コーヒーが配られましたが尿意を気にして口をつけないAさんに対して、職員はAさんを安心させるように優しい口調で声をかけ、その後Aさんはコーヒーを口にしていました。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
頻繁に尿意を伝えるAさんに対して、職員は終始優しい口調で話し、直前にもトイレへ行ったことを伝えたり、Aさんの気をそらすような声かけをしたり、その場はAさんも納得の様子をみせていました。出されたコーヒーに口をつけずにいることに気がづいた職員が飲むことを勧めた時にも「もれちゃうから・・・」とトイレのことを気にしていましたが、職員が「大丈夫私がいるから!」「飲んだらすぐ行きましょう」という声かけでコーヒーを飲み始めました。すぐに行ける、いつでもいるという言葉に安心したようで表情も和らぎ、ホッとした様子が見て取れました。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
利用者一人ひとりがしたい事を尊重できるように職員が日々配慮しています。
利用者が楽しと思える環境を作る為には、まず職員自身も楽しめるよう工夫をするよう指導しております。
その方にあった支援は人それぞれ違いますが、共同生活を通じた楽しみ方として「みんな何をしたいですか?」
と声掛けをして、ニーズに合ったレクリエーションや外出を提供するように心がけています。
1.家族への情報提供はあるか |
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2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
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3.職員の接遇・態度は適切か |
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4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
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5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
はい 33%
どちらともいえない 33%
無回答・非該当 33%
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6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
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7.利用者のプライバシーは守られているか |
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8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
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9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
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10.利用者の不満や要望は対応されているか |
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11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
はい 50%
どちらともいえない 17%
いいえ 17%
無回答・非該当 17%
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