評価結果

サービス項目中心の評価

基本情報

【法人名称】

株式会社辰巳

【事業所名称】

ぬくもりの里豊島/ぬくもりの里豊島   他1ユニット    

【サービス種別】

共同生活援助(グループホーム)

【現地調査をした
  ユニット名】

ぬくもりの里豊島
ぬくもりの里板橋

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

1) 安心安全でかつ家庭的な環境を作ること
2) 家庭的な環境と入居者様快適な生活環境を作る
3) 個々の状況にあった支援を行う
4) 利用者様のご家族と地域の人とのコミュニケーションを大切にする

職員に求めている人材像や役割

人の良い面を見て、どの利用者さん達に対しても平等に接することが出来る
人の意見を素直に聞き、間違いを素直に認めることが出来る
間違いを正す指導が出来る

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

弱者平等を念頭に置いて、与えられた仕事をしっかり行う。
また、他の職員と連携をとりお互いフォローしあい全員でに解決していく。

全体の評価講評

特によいと思う点

管理者と世話人は、利用者の楽しみである食事に力を入れています。「美味しいものはみんなも美味しい」と考え、朝食は、管理者、世話人の手作りでご飯・味噌汁(大根・人参・厚揚げ)・納豆・卵焼き・ウインナー炒め・ぬかずけ(キュウリ・大根)等を提供しています。昼食は各自で食べて、夕食は宅配弁当の他にも、栄養バランスや季節に応じ、副菜として酢の物・ひじきの煮物・おから・さつまいも料理・ヨーグルト等を提供しています。利用者の誕生日にはケーキやリクエスト食の刺身・天ぷら・蕎麦・冷やし中華・お好み焼き等を提供し喜ばれています。

施設の利用者同士は、仲が良くお互いにコミュニケーションを取っています。施設長や世話人が日頃から、利用者との会話を大切にしていることもあり、利用者間でも施設の仕事の分担を自分達だけで話し合いで決めています。作業場や外の友人・知人から得た地域のイベント情報を他の利用者と共有して、花火大会、プロレス、サッカー観戦へ一緒に出掛けるなどしています。特に仲の良い利用者同志では、年に2回程日帰り旅行に出かけており、施設で良好な関係性が構築されていることが伺えます。

さらなる改善が望まれる点

さまざまなリスク(災害、事故、感染症など)に対して、発生をできるだけ軽減していく対策をたて、発生した際には、適切かつ迅速に対応するための手順の共有と徹底が不可欠です。リスクの種類に応じた対策を書面化し、火災だけでなく各種の訓練の実施が求められます。事故については正確に記録し、発生原因と対策についてを組織的に検討することが求められます。また、早期に事業継続計画を策定することが期待されます。

グループホームとしての日常業務は多岐にわたりますが、業務の標準化を図るための手順書やマニュアルの整備が、調査では十分確認できませんでした。例えば世話人の日常業務では、時間的な流れとともに、準備作業、行動基準、所在確認、記録、保管、衛生管理、健康管理などのさまざまな手順について、誰が業務に従事しても、一定の水準で実施できるよう書面化することが望まれます。現在は、管理者から職員に主に口頭で伝えられているようですが、その内容を書面にすることによって、職員間で継続的に共有できるような取り組みに期待します。

事業者が特に力を入れている取り組み

利用者が日々、穏やかに、楽しく暮らせることが、何よりも大切だと考えています。グループホームは利用者の我が家であり、心のよりどころであるように、職員は心がけています。職員から笑顔で挨拶をかわすようにしています。ホームに戻った利用者の表情や後ろ姿から、楽しかったか、それとも気分が下がっているのかを見極めています。心配な時は、食事の後に声をかけて話を聞く時間を作っています。そして言動の良いところをとことん、ほめるようにしています。生きていく意欲とよろこびを感じる機会をたくさん作っていきたいとしています。

管理者と世話人は、利用者の楽しみである食事に力を入れています。「美味しいものはみんなも美味しい」と考え、朝食は、管理者、世話人の手作りでご飯・味噌汁(大根・人参・厚揚げ)・納豆・卵焼き・ウインナー炒め・ぬかずけ(キュウリ・大根)等を提供しています。昼食は各自で食べて、夕食は宅配弁当の他にも、栄養バランスや季節に応じ、副菜として酢の物・ひじきの煮物・おから・さつまいも料理・ヨーグルト等を提供しています。利用者の誕生日にはケーキやリクエスト食の刺身・天ぷら・蕎麦・冷やし中華・お好み焼き等を提供し喜ばれています。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:・アンケート調査では調査時の利用者家族を対象とした。
  • 調査方法:アンケート方式  
    ・アンケート方式
    利用者本人に関しての無記名の調査は、事業所を通して本人へ配布し、回収は評価機関へ直接郵送してもらう方式とした。調査結果は匿名化して報告した。
  • 有効回答者数/利用者総数:5/7(回答率 71.4% )

利用者の事業所への総合的な評価では、全員が「大変満足」と「満足」と回答しています。
利用者の気持ちを尊重しながら、主体的な活動やプライバシーに配慮した支援がされていることが伺えます。
また、日頃から職員は利用者への声掛けを欠かさず、利用者の様子の変化等を注意深く見守っています。「困った時に支援を受けているか」の回答からも普段の関わりが伺えます。
その他、「病気やケガをした時の対応」「利用者同志のトラブルの対応」「家族との連絡の際の利用者の希望の確認」については、全員が「はい」の回答をしており、ほとんどの項目で8割以上が「はい」と回答している状況からも総合的な満足度の高さがうかがえる結果となっています。

アンケート結果

1.利用者は困ったときに支援を受けているか

はい 5名 (100%)

全員が「はい」と答えています。

2.利用者は、主体的な活動が尊重されているか

はい 4名 (80%)
どちらともいえない 1名 (20%)

80%が「はい」と答えています。

3.グループホームでの生活はくつろげるか

はい 4名 (80%)
どちらともいえない 1名 (20%)

80%が「はい」と答えています。

4.職員が利用者の家族等に連絡をする場合、方法や内容等についてあらかじめ利用者の希望が聞かれているか

はい 5名 (100%)

全員が「はい」と答えています。

5.グループホーム内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 4名 (80%)
どちらともいえない 1名 (20%)

80%が「はい」と答えています。

6.職員の接遇・態度は適切か

はい 4名 (80%)
どちらともいえない 1名 (20%)

80%が「はい」と答えています。

7.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 5名 (100%)

全員が「はい」と答えています。

8.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 5名 (100%)

全員が「はい」と答えています。

9.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか

はい 4名 (80%)
どちらともいえない 1名 (20%)

80%が「はい」と答えています。

10.利用者のプライバシーは守られているか

はい 3名 (60%)
どちらともいえない 2名 (40%)

60%が「はい」と答えています。

11.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか

はい 4名 (80%)
どちらともいえない 1名 (20%)

80%が「はい」と答えています。

12.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 3名 (60%)
どちらともいえない 2名 (40%)

60%が「はい」と答えています。

13.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 4名 (80%)
どちらともいえない 1名 (20%)

80%が「はい」と答えています。

14.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 3名 (60%)
どちらともいえない 2名 (40%)

60%が「はい」と答えています。

サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
東京都の福ナビ及び民間企業の福祉サービスサイトへ情報を提供しています

法人のホームページには「ご利用者様の笑顔が溢れるような、温かくて、快適な環境作りを心がけています。共同生活援助として、身体・知的障がい者のためのグループホームを運営しています。」とあり、会社の方針が記載されています。空き部屋がある場合には、北区、板橋区役所の福祉課へ「募集のお知らせ」を持参し、事業所情報を提供しています。また民間企業の福祉サービスサイトへ情報を提供して募集をしています。 

施設への見学は利用希望者に合わせて施設長が案内をしています

体験希望、見学希者があった場合は、施設の管理者が希望者の時間に合わせて案内をしています。ユニットの「ぬくもりの里 豊島」は一般住宅を改装しているため、設備は1軒家形式です。もう一つのユニット「ぬくもりの里 板橋」は利用者各部屋に浴室・トイレが付いており、アパート形式の造りとなっています。部屋が空いている場合は3日~5日間の体験入居を行い、その後1ヵ月程で入居するかを決めてもらってます。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
重要事項説明書、共同生活援助利用契約書等を説明して利用者に署名をもらっています

入居時に、サービスの内容・協力医療機関・バックアップ施設・契約に関する苦情・相談窓口等の重要事項説明書、身体拘束禁止・虐待防止の措置・秘密保持等の記載のある共同生活援助利用契約書、ユニット名称及び健康管理の援助・料金規定・具体的なサービスの記載のある契約書別紙に基づいて利用者にわかり易く説明し、契約事項等に同意する署名をもらっています。

入居前の生活を踏まえた支援により、安心して生活できる環境づくりに努めています

利用開始直後には、入居申込書を確認し、その内容を踏まえて世話人が常にそばに寄り添い、慣れない環境でも安心して生活できるよう支援しています。利用者の毎日の生活では、朝夕の食事の提供、仕事への出勤・帰宅確認等を行い、支援内容は個別支援サービス提供記録に記載して世話人間で情報を共有しています。日々の生活の中で特記する事は日報へ記載し、口頭でも申送りをして漏れのないように世話人間で共有しています。

1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している
  • サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
  • サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている
  • サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
利用者の日々の様子は日報と電話、メールで引継ぎを行い情報を共有をしています

利用者の日々の様子を記録する個別支援計画書には、起床、食事の提供、仕事への出勤、帰寮等を記載しています。訪問看護師が来た際には、バイタルも記載しています。夜勤担当者は、日報への記載だけでなく、勤務終了時には必ず、電話もしくはメールによって施設長へ利用者状況の引継ぎをしています。世話人間でもメールやSNSアプリを使用して情報を共用しています。

個別支援計画書に基づき利用者の状況変化を確認して半年毎に見直しを行っています

個別支援計画書に利用者が実現したいことや希望する生活に対し、支援の方針が記入してあり、毎日のサービス提供を記録に落とし込み、利用者の状況変化を勤務時に確認しています。また、日報に日々の様子等詳細事項を記入して情報を共有しています。毎月世話人会議を開催し、利用者へのサービス提供記録等具体的なニーズは課題を明示して、支援の振り返りや検討を行っています。個別支援サービス提供記録に基づき、世話人会議で半年毎に見直しを行っています。毎月の世話人会義の議事録を記録化することが期待されます。

1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
  • 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
  • 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている
  • 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
  • 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
  • 利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.個別の支援計画等に基づいて、自立した生活を送れるよう支援を行っている
  • 個別の支援計画に基づいて支援を行っている
  • 利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している
  • 自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している
  • 周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
  • 関係機関と連携をとって、利用者一人ひとりに応じた支援を行っている
【講評】
利用者とのコミュニケーションの取り方に工夫を凝らした支援を行っています

世話人は利用者が作業所から帰宅した時の様子や表情で、一人ひとりのその日機嫌がわかり、普段とは違う様子の時には、声掛けのタイミングや質問に工夫をするなど、利用者が応えやすいような配慮をしています。また、様子がおかしい時は夕食後事務室に呼び、話を聞をきくなど、利用者に寄り添うことを大切にしています。掃除の仕事をしている利用者が、廊下や階段の掃除をしてくれていた時には、「きれいにしてくれて、ありがとう、掃除上手だねー」といった言葉をかけることで、関係性を築きコミュニケーションを取りやすくしています。

利用者に共同生活の中での個々の生活であることを伝えています

共同生活の場ではありますが、個々の居室によりプライベートが守られる場所を確保しています。利用者間では、良好な関係性を構築して生活できるように、挨拶や言葉づかい、悪口を言わないなど、他者に対して配慮することを伝えています。利用者同士、管理者、世話人などの挨拶も良好に行われています。各利用者の部屋も整理整頓がされています。共有スペースの階段や廊下、玄関には利用者の私物を置かないなど、一定のルールのもとで共同生活が送られています。

2.利用者が主体性を持って日常生活を楽しく快適に過ごせるような取り組みを行っている
  • グループホームでの生活は、主体的な活動が尊重されている
  • グループホーム内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている
  • 休日の過ごし方や余暇の楽しみ方については、利用者の意向を反映し、情報提供や必要な支援を行っている
  • 室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている
  • 【食事の提供を行っているグループホームのみ】
    利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】
施設の決まりごとは利用者の意向を聞き入れて決めています

施設の決まりごとは利用者と管理者、世話人で話し合い、生活のルールを設けることで共同生活が送れるように支援しています。門限21時も20時と21時が上がったため利用者の多数決で決定しました。21時後は管理者が各部屋に利用者がいるか確認後施錠しています。掃除も週3回行うことやゴミの分別、ゴミ出しなども話し合いで決めています。利用者同士の関係性は良好です。利用者間での話し合いによりこれらのルールを設けることで、共同生活が円滑に進むようにしています。

お弁当以外に利用者のリクエスト食や副菜を手作りで提供しています

施設では朝食は、管理者、世話人の手作りでご飯・味噌汁(大根・人参・厚揚げ)・納豆・卵焼き・ウインナー炒め・ぬかずけ(キュウリ・大根)等を提供しています。昼食は各自で食べて、夕食は宅配弁当の他にも、栄養バランスや季節に応じて、副菜として酢の物・ひじきの煮物・おから・さつまいも料理・ヨーグルト等を提供しています。利用者の誕生日にはケーキやリクエスト食の刺身・天ぷら・蕎麦・冷やし中華・お好み焼きなどを提供しています。リクエスト食は利用者から大好評で喜ばれています。献立表ノートも作成しています。

3.利用者の状況に応じて、生活上の支援を行っている
  • 利用者の状況に応じて、身の回りのことについて必要な支援を行っている
  • 利用者の状況に応じて、家事(調理、洗濯等)について必要な支援を行っている
  • 利用者の状況に応じて、金銭の管理や使い方について支援を行っている
【講評】
家事支援は利用者の意向に応じて行っています

施設での個々の生活は、自分のことは自分ですることを基本としています。管理者・世話人は、過度な関わりでなく、生活をサポートをしていくというスタンスで対応しています。食事については、利用者のリクエストに答えたメニューも提供しています。洗濯機は、1台の設置ですが利用者は仲良く順番に洗濯を行っています。洗濯物を干すスペースがあまり無く、干す場所を検討中です。

利用者の小遣い帳への記帳等について支援を行っています

金銭の管理については、利用者本人と管理者、世話人により2重チェック体制で、(押印)により支援しています。以前、利用者の携帯料金の請求額が非常に高額だったことがわかり、管理者が利用者に同行して携帯電話会社に行き、携帯電話料金の見直しを実施し、利用者の同意のもとプラン変更した事例があります。管理者や世話人は利用者の普段の生活のなかでの細かな変化にも気を配って支援しています。

4.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
  • 利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている
  • 健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている
  • 通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている
  • 利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている
  • 【利用者の薬を預ることのあるグループホームのみ】
    服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】
毎週の訪問看護や栄養バランスの取れた食事で健康維持に努めています

日々の健康状態は、利用者の会話や顔色などを通して確認し把握しています。週に一回、訪問看護師が来て、全利用者の部屋を訪問し、一人当たり20分ほどかけて、血圧、体重、血中酸素飽和濃度の測定、服薬確認、問診等をしています。結果は、個別支援経過記録(日報)に記録されています。服薬は各自で行っていますが、職員が確認の声かけをしています。栄養バランスを考えて、配送される弁当に加え、野菜、根菜、海藻など具がたっぷりの汁物や、酢の物などを手作りで毎日提供しています。

適切な医療を受けられるよう、通院同行などの支援をしています

体調不良の場合は、適切な医療を受けるよう勧め、通院同行の支援も行っています。提携する協力医療機関のクリニックがあり、受診しています。入浴中の転倒事故の際は、救急車を手配し、職員が同行して支援しました。けが人や病人が発生した際の対処方法、救急車手配の手順はまとめられ、職員は周知しています。発作のあるときは、居室内の分かりやすく定められたところに頓服薬がおいてあり、そこから職員が利用者に与薬することになっています。感染症発生蔓延防止について会議や指針、研修や訓練の取り組みは実施されておらず、今後の課題です。

5.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
  • 家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている
  • 必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている
  • 必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】
毎月、管理者から家族に利用者の様子を電話でお知らせしています

利用者の日常の様子や事業所の現況については、管理者が家族に対して毎月1回から2回程度、電話でお知らせしています。その際は、家族から様々な要望が聞かれますが、できる限り応じています。家族からの、本人に家具を送ったので、組立を手伝ってほしいなどの要望にも応えています。利用者が警察に保護された際も、家族と連携して対処しています。

6.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
  • 利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている
  • 利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】
利用者は自ら、インターネットや外出を通じて地域の情報を得ています

利用者との会話を通じて、地域の情報を得られるように支援しています。利用者の方から多くの情報を聞くことも多いそうです。利用者は各々、携帯電話等を利用してこの地域だけでなく、日本中や世界中の情報を得ています。外出は自由にでき、スポーツジムに通ったり、年に2回、利用者同士で日帰り旅行へ出かける方もいます。街の情報は各自が思い思いに集めて、活用しています。

職員と花火大会や商店街に買い物に出かけることがあります

地域の花火大会に利用者と出かけています。近隣の商店街に利用者と買い物に出かけることもあります。町内会には現在、入会していませんが、今後入会していきたいと考えています。地域のボランティアは、これまで活用したことはありませんでした。単独で外出が困難な場合は、ガイドヘルパーの利用が可能ですが、現在は利用している方はいません。今後も、利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう、支援していきたいと考えています。

【講評】
利用者のプライバシーに充分配慮した、支援をしています

利用者宛に届いた手紙は、そのまま利用者本人に手渡しをしています。区役所への申請等、手続きが必要なケースは本人の了承を得た上で、支援をしています。「ぬくもりの里 板橋」は、各個室に浴室・トイレが備えてありプライバシーが確保できる造りとなっています。「ぬくもりの里 豊島」では浴室・トイレは共用となりますが、各利用者の生活ペースに合わせて入浴する時間帯と順番を決めています。

日常の支援にあたっては利用者個人の意思を尊重しています

世話人全員が利用者が話しやすい雰囲気を作ることを心掛け、個々の話を良く聞いて、対応しています。特に施設長は利用者一人ひとりに寄り添い、少しの時間でも一対一で話す時間を作り、仕事場での困り事や悩み等を聞き相談に応じるよう支援をしています。

1.利用者のプライバシー保護を徹底している
  • 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている
  • 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている
  • 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
  • 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)
  • 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】
手引書(基準書・手順書・マニュアル)などの整備、充実に期待します

グループホームとしての日常業務は多岐にわたり、それぞれに応じた手順は定まっているものの、業務の標準化を図るための手順書やマニュアル類が、まだ十分整っていない状況です。事業所が提供しているサービスの基本事項や手順書などを明確にして、いつでも世話人や必要な人がすぐに見ることが出来る様にパソコンに保存、紙ベースでは、保存用と持ち出し用と2部作成するなどして、業務の一定水準を確保できるようにしていくことを期待します。業務手順については、ミーティングで都度、振り返りを行っています。

管理者、世話人間の情報交換や話し合いを通じて業務やサービス改善が実施されています

各世話人の支援上の悩みや質問への対応は主に管理者がサポートしています。サービス向上の為の支援の工夫は各世話人との話し合いの中からアイディアが生まれることもあります。利用者がストレスを貯めず、穏やかに、心豊かに暮らせるように、利用者の細かな情報を、メールや電話でも管理者を中心に世話人と共有しています。サービス改善に向けた世話人間の意識の差が出ないようにする取り組みも期待します。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている

事業者のコメント

このセクションは事業者によって更新される情報です。

評価情報

【評価機関名】

株式会社 ワズアップ

【評価実施期間】

2024年10月1日~2024年12月14日

【評価者修了者No】

H1901015,H2201012,H2101045

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