
評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
2階のリビングルームにて、マニュアルを見ながら進める口腔体操の途中で次の動作がわからず、動きの止まってしまった利用者がいました。進行役の職員は動きの止まった利用者を見て状況を察知し、その利用者がマニュアルの見える位置に移動していました。また、「こうやりましょう」といって、マニュアルの動きに合わせて実演し、実際に利用者の動きを確認しながら進めていました。利用者は、職員の声掛けやマニュアルがみえることによって、次の動きが理解できるようになり、積極的に口腔体操に参加できていました。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
職員が利用者の前に立ち、マニュアルと見本を見せながら行っていましたが、見えにくい利用者がおり、不安な表情で動きが止まってしまいました。この利用者は今まで見えていたマニュアルや職員の動きが見えなくなり、声は聞こえるがどのように動いていいかわからず、不安で焦る気持ちや、「もう、いいや」といった感情になってしまった部分もあったのではないかと考えられました。そこに気づいた職員がマニュアルと動きが見えるように移動し。声掛けしながら進めるといったかかわりをもつことによって、再び口腔体操に参加することができていました。マニュアルと見本がみえるようになったことと、声掛けしながら自分のペースに合わせてくれた一連の職員の関わりは、利用者にとって、「わからないという不安からわかるという安心」、「もういいいや」というあきらめから、「やろう」という前向きな気持ちに変化させるものであったと思います。その利用者を見ながら、全体の様子を観察する職員からは口腔体操を続けられた利用者の姿を見て安堵している感じを受けました。その後は最後まで止まることなく口腔体操ができていたので、見ている私も嬉しく思いました。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
グループホーム東京板橋の家では、利用者一人ひとりがしたい事を尊重できるように職員が日々配慮しています。
利用者が楽しいと思える環境を作る為には、まず職員自身も楽しめるよう工夫をするよう指導しております。
その方にあった支援は人それぞれ違いますが、共同生活を通じた楽しみ方として「みんな何をしたいですか?」
と声掛けをして、ニーズに合ったレクリエーションや外出を提供するように心がけています。
1.家族への情報提供はあるか |
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2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
はい 33%
どちらともいえない 33%
無回答・非該当 33%
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3.職員の接遇・態度は適切か |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
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5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
はい 33%
どちらともいえない 33%
無回答・非該当 33%
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6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
はい 33%
どちらともいえない 33%
無回答・非該当 33%
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7.利用者のプライバシーは守られているか |
はい 33%
どちらともいえない 33%
無回答・非該当 33%
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8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
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9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
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10.利用者の不満や要望は対応されているか |
はい 33%
どちらともいえない 33%
無回答・非該当 33%
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11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
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