評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
1)安心、安全な介護の提供
2)地域との密着
3)感染予防を心がける
4) 利用者様に喜ばれる工夫
5)専門医療機関との連携
職員に求めている人材像や役割
利用者様のことを常に考えて行動出来る職員。
常にスキルアップに努める職員。
業務に積極的に取り込む。
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
積極的に物事に携わってほしい。
施設運営の事を考えられる職員。
全体の評価講評
特によいと思う点
ラジオ体操を毎日行い身体を動かしたり、利用者によってはフロアを歩いて運動している方もいます。訪問医は月に2回、歯科医は2週間に1回診療に来ます。訪問看護師も毎週来て、医療的ケアを中心に利用者の体調確認、変化などを見ており、訪問医とも連携しています。訪問医とは24時間連携し、利用者の急変時を含み体調変化時には速やかに連絡出来る体制を整えています。館長にもいつでも連絡が取れる体制となっており、場合によっては救急搬送など早め早めの対応で大事に至らないようにしています。
毎月利用者家族へ請求書を送る時に、館長が考案した利用者状況説明用紙を一緒に同封しています。ご家族には利用者がその1ヵ月間どんな生活状況だったか、どんなイベントが行われたか、医師の診察を受けたか、散髪をしたか等項目別にシンプルでわかり易く記載されています。用紙を記入する担当スタッフもチェック項目入れる事と数行特記を記載する用紙になっているので時短作業になっています。ご家族も利用者の様子がよくわかり、その為か利用者状況を心配しての来訪が少なくなりました。
入所前にお風呂上りにビールを飲む習慣があった利用者には、お風呂上りにノンアルを飲まれています。喫煙の習慣がある利用者には、スタッフが付き添い外の駐車場のコーナーで喫煙を楽しんでもらっています。利用者の希望によっては、スタッフが近所のコンビニやパン屋まで付き添い、好きなお菓子やコーラー等買物をしたり、そこでパンなどを会食したりしています。外食したい利用者にはスタッフが付き添い近所の寿司屋で寿司を楽しんでいます。利用者に出来るだけ元気に生活を続けてもらえる様に、希望や要望を叶える支援を工夫しています。
さらなる改善が望まれる点
職員が毎月係を決めてイベントを行っています。桜餅作りや七夕飾り、流しそうめん、郷土資料館巡り、松月院ガーデンフェスタではニリンソウの散策をしました。近くの手作りパン屋で買い物をしてそこで会食をしています。車いすも対応出来パンだけでなくソフトクリームやお茶も飲めます。暑くて散歩に行けない時は室内で映画鑑賞をしています。職員は利用者に喜んでもらおうと知恵を絞っていますが、リクレーションがマンネリ化していると感じています。今後は地域のボランティアなどを受け入れ違った角度から利用者の満足に繋げる工夫が期待されます。
入所希望者やその家族が入所ホームを検討する時、施設見学と板橋の家のパンフレットを提供しています。夜昼時間に関係なく携帯やタブレットで簡単に情報提供できるホームページがあると、ホームの理念、入居対象者、月間利用料金に加え、建物全貌、部屋内部、トイレ、ふろ場、リビングの写真等、また毎月行われるイベントの写真等の掲載があればホームの日常生活をアピールでき、入所希望者やその家族によりに入所後の生活情報提供となりますので、ホームページ作成を検討される事が期待されます。
館長は毎月の利用者への請求額のリストを作成して本部へ送り、本部から請求書が送られてくるのを利用者家族へ発送、スタッフの給料計算を本部へ提出して、区役所へ書類の提出と説明に外出、また突然退職されたスタッフの代わりに,日勤、夜勤のシフトにも入ります。 入所希望者の見学、面接対応も休日や夜間も対応していて、場合に寄っては入居希望者のご自宅まで伺い話をしています。また生活保護の方の銀行口座の管理、出金、報告等館長に仕事が集中していますので、リスク管理の観点からも補佐役を設けて一部仕事を分担されることが期待されます。
事業者が特に力を入れている取り組み
利用者個々の生活記録は「介護詳細記録」や「モニタリング表」の様式に記録しています。申し送りは介護記録や介護詳細記録、申し送りノート、ユニット毎の一日の介護記録で行っています。ユニット毎の一日の介護記録は利用者名はイニシャルにし、一日の各利用者の変化など様子が一目でわかるものです。また毎月家族に送る利用者の1か月の様子のシート「利用者状況説明書」も項目ごとにチェックを入れ、担当職員がコメントを数行書けば様子がよくわかるように作られています。いづれも時間、記録の効率化や職員の負担減のために館長が考案しました。
利用者の身体状況に応じて安全性や快適性に配慮しています。利用者の介護度が上がってきたら、より職員の目が多い1階に引っ越して支援を受けています。利用者の歩行能力が落ちてきたら歩行器の利用で転倒リスクに備えています。毎日ラジオ体操をして身体を動かし、健康を維持できるように支援しています。往診医や訪問看護師とは何時でも連携がとれる体制を整えています。利用者の急変を含む体調変化時には、緊急対応マニュアルに基づいて往診医師との連携により救急搬送など、早め早めの対応、処置を心がけ、大事に至らないようにしています。
利用者がお互いに関わり合いながら楽しく生活できるように支援しています。毎月職員がイベントを考え、利用者に季節を感じてもらったり喜んでもらえるようにしています。七夕飾りやそうめん流しなどの季節のイベントだけでなく、東京駅で色々な種類の駅弁を買ってきて、事業所で「駅弁フェア」を開催して昼食で食べたりしています。タバコ好きな利用者には喫煙所を設けて吸えるようにしたり、アルコール好きな利用者には食後にノンアルコールビールを提供しています。外食もしています。利用者の要望や希望を聞きなるべく叶える支援をしています。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:・アンケート調査では調査時の利用者家族を対象とした。
・介護場面の観察では調査時の利用者本人を対象とした。 - 調査方法:アンケート方式,場面観察方式
場面観察方式・アンケート方式
利用者本人に関しては場面観察方式、無記名の家族アンケート調査は、事業所を通して家族へ配布し、回収は家族から評価機関へ直接郵送してもらう方式とした。調査結果は場面観察方式・アンケート方式ともに匿名化して報告した。 - 有効回答者数/利用者家族総数:3/15(回答率 20.0% )
利用者家族の事業所への総合的な評価では、66%が「大変満足」と「満足」です。
利用者本人への観察では、利用者の気持ちを尊重したサービスにより、利用者は事業所での生活を楽しんでいるようです。動きの少ない中でも職員は、声掛けを欠かさず、生活記録を記載しながら支援をしています。また、栄養バランスの良いお食事を頂いている様で、男性の利用者も多く、食事も量も十分で皆さん元気よく食べていました。
1人暮らしでの心配事が軽減しされて安心して生活出来ているように感じました。
「体力(筋力)維持のためのプログラムを導入することが望まれます。①特に足腰を無理なく訓練する。 ②誤嚥を防ぐための訓練。」といった意見もありました。
アンケート結果
1.家族への情報提供はあるか
67%が「はい」と答えています。
2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
33%が「はい」と答えています。
3.職員の接遇・態度は適切か
全員が「はい」と答えています。
4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
67%が「はい」と答えています。
5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
33%が「はい」と答えています。 「そういった事実があったことは知らない」といつ体験もありました。
6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
33%が「はい」と答えています。
7.利用者のプライバシーは守られているか
33%が「はい」と答えています。
8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか
33%が「はい」と答えています。
9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
67%が「どちらともいえない」「いいえ」と答えています。
10.利用者の不満や要望は対応されているか
33%が「はい」と答えています。
11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
33%が「どちらともいえない」と答えています。
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
2階のリビングルームにて、マニュアルを見ながら進める口腔体操の途中で次の動作がわからず、動きの止まってしまった利用者がいました。進行役の職員は動きの止まった利用者を見て状況を察知し、その利用者がマニュアルの見える位置に移動していました。また、「こうやりましょう」といって、マニュアルの動きに合わせて実演し、実際に利用者の動きを確認しながら進めていました。利用者は、職員の声掛けやマニュアルがみえることによって、次の動きが理解できるようになり、積極的に口腔体操に参加できていました。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
職員が利用者の前に立ち、マニュアルと見本を見せながら行っていましたが、見えにくい利用者がおり、不安な表情で動きが止まってしまいました。この利用者は今まで見えていたマニュアルや職員の動きが見えなくなり、声は聞こえるがどのように動いていいかわからず、不安で焦る気持ちや、「もう、いいや」といった感情になってしまった部分もあったのではないかと考えられました。そこに気づいた職員がマニュアルと動きが見えるように移動し。声掛けしながら進めるといったかかわりをもつことによって、再び口腔体操に参加することができていました。マニュアルと見本がみえるようになったことと、声掛けしながら自分のペースに合わせてくれた一連の職員の関わりは、利用者にとって、「わからないという不安からわかるという安心」、「もういいいや」というあきらめから、「やろう」という前向きな気持ちに変化させるものであったと思います。その利用者を見ながら、全体の様子を観察する職員からは口腔体操を続けられた利用者の姿を見て安堵している感じを受けました。その後は最後まで止まることなく口腔体操ができていたので、見ている私も嬉しく思いました。
サービス分析結果
【講評】
行政機関や病院などに入所希望者用のパンフレットを配布しています
パンフレットには『ゆったりと楽しく』『自由にありのまま』『仲間と一緒に暮らす』といったグループホームのケア方針、入居対象、入居の手続き、月間利用料、敷金、主要設備、住所、電話番号と最寄りの駅から施設への地図といった情報を掲載しています。情報は、カラーで明るく、大きな字でわかり易く記載しています。パンフレットは医療機関や地域包括支援センターへ持参し、置いてもらっています。
ホームの特性を理解してもらえるように地域包括支援センタ―等に情報を提供しています
運営推進会議は、館長、職員、地域包括支援センター職員、利用者家族、利用者も参加して、2ヶ月に1回開催しています。運営推進会議議事録にはその月に行われたイベントの写真も添付しています。運営推進会議議事録を、館長自ら区の地域包括支援センターに持参して受領印を頂いています。イベントの写真添付もある議事録は、状況が非常に分かり易いとセンターからも評判となっています。
希望に沿った見学ができるように柔軟に対応しています
入所希望者の見学要望時間を最優先して、休日でも夜間でも見学対応しています。見学に来ることが困難な場合は、館長が病院や自宅まで訪問をし、持参したパンフレットをもとにグループホームでの生活をイメージ出来るように丁寧に説明をしています。随時の見学も受け付け、直接ホームへ見学に来た場合もスタッフがいつでも対応できる体制になっています。
1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
- 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
サービスの開始にあたり重要事項説明書と契約書を詳しく説明して同意を得ています
入所契約時に重要事項説明書、契約書、施設内の掲示物・スナップ写真等の掲示について館長が利用者と利用者家族に、詳しく説明をして、個人情報使用同意書に同意を得ています。利用料金の概要、協力医療機関、苦情相談機関、高齢者虐待防止なども重要事項説明書で分かり易く説明しています。施設としては介護度が軽度の利用者を優先入所させているため、重度化した場合はグループの関連施設や区内の他の施設を紹介する事も説明します。
利用者の細かな情報収集を行い、その人らしい生活が出来るように支援しています
サービス開始前に、居宅を訪問をしたり、生活習慣、生活歴、人柄、性格など生活していくうえで参考となる情報を、利用者、利用者家族から聞き取り、フェイスシートに記録して、詳細なアセスメント表を作成しています。その情報をスタッフと共有し施設入所後も利用者がその人らしい生活を続けられるように支援しています。介護度が軽い方が多く入所しているので、出来るだけ長くその状態が保てるように支援する事に重点を置いています。
サービス終了時には情報を次の生活の場へ提供しています
病院へ長期入院された場合、認知症症状が重度化して法人グループ内の関連施設または区内等の他の施設へ移動された場合等、施設でのサービス終了時には、引き続き安心した生活を継続していけるように、その利用者がどのような人であるか、ケアに必要なケアプランや介護サマリー等の情報を提供しています。
1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している
- サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
- サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている
- サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
利用者の心身状況や生活状況等は法人が定めた統一した様式で記録し、把握しています
利用者の心身状況や生活状況等は、法人所定の「フェイスシート」「アセスメントシート」に記録しています。利用者自身の希望や家族の希望を始め、医療情報、身体状況、ADL(日常生活動作)、IADL(手段的日常動作)、伝達、見当識、精神状態、支援上の留意点などについて詳細に記録しています。利用者に変化があった時は担当者会議で話し合い、計画に反映させた支援をしています。
利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化しています
利用者個々の生活記録は「介護詳細記録」や「モニタリング表」の様式に記録しています。毎月1回開催されるケアプラン担当者会議で利用者に沿った具体的な支援内容と利用者の状態を記録して職員間で共有しています。担当スタッフは、利用者の小さな変化も見逃さないように目を配り、定期的な変更だけでなく細かな状況変化も館長やケアマネジャーへ報告をして情報交換しています。
引継ぎは介護記録、申送りノートとホーム独自で作成した用紙で行っています
日々の引継ぎは、介護記録、申送りノートとは別に、ホーム独自で作成した用紙を使用しています。この用紙はユニットごとに1日1枚作成し、利用者の名前をイニシャルで記載して、その横に利用者のその日の変化を記載しています。引き継ぎ時はまず、全体を把握できるこのシートで行い、その後介護記録、申送りノートの確認を行い、引継ぎもれがないようにしています。
1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
- 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の介護計画を作成している
- 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている
- 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
- 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
- 利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.認知症対応型共同生活介護計画に基づいて自立生活が営めるよう支援を行っている
- 個別の認知症対応型共同生活介護計画に基づいて支援を行っている
- 利用者一人ひとりがその人らしく生活できるよう支援を行っている
- 関係職員が連携をとって、支援を行っている
【講評】
一人ひとりのケアプランに基づいた支援を行っています
ケアプランは利用者一人ひとりのニーズや課題を明確にした上で、サービス担当者会議で検討して計画作成責任者が作成しています。利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえ、総合的な援助の方針を決め、長期目標、短期目標を立てて支援しています。時間ごとの日課計画表を作成して、共通サービス、個別サービスも記載しています。ケアプランに基づいた日々の食事、排泄、入浴、睡眠などの支援内容は介護記録や介護詳細記録に記録しています。
利用者の希望を実現できるよう柔軟に対応しています
入所時に利用者は今までの使い慣れた愛用品や家具などを持ち込んだり、家族の写真を飾るなどして自分らしく暮らせるようにしています。タバコの好きな利用者には外に喫煙所を設け、夕食後職員が付いて喫煙することもでき利用者の満足や精神的な安定に繋げています。アルコールの好きな利用者には、夕食後にノンアルコールビールを提供し喜ばれています。回転ずしやお茶を飲みに行きたい利用者には職員が付いて出かけています。利用者の希望を実現させるために、どうすれば対応できるかを考えて支援しています。
申し送りの徹底で継続的な支援を行っています
職員は毎日の支援を介護記録や介護詳細記録、ユニット毎の一日の記録用紙に記録しています。職員は早番、日勤、遅番、夜勤とシフト制で支援をしているため、申し送りは非常に大切で、次の職員に引き継ぎたい大事な事は申し送りノートに必ず記載します。職員は業務に入る前には介護記録や介護詳細記録、申し送りノート、ユニット毎の一日の記録用紙は必ず確認して利用者の情報に漏れが無いようにしています。職員の連携によって利用者も安心して継続した支援を受けられる体制になっています。
2.利用者の状態に応じて、日常生活に必要なさまざまな作業等を利用者が主体的に行うことができるよう支援を行っている
- 食事に関する一連の作業等利用者の生活場面では、利用者の主体性と能力を活かして支援を行っている
- 利用者一人ひとりに応じた生活への参加ができるよう工夫をしている
- 利用者の心身の状況に応じて、生活するうえで必要な支援(食事や入浴、排泄等)を行っている
- 各種手続きや買い物等日常生活に必要な事柄について、利用者本人による実施が困難な場合に代行している
【講評】
利用者の心身の状況に応じ、その能力を活かした支援を行っています
職員は利用者の心身の状況に応じてそれぞれの役割を持ってもらえるように、またそれぞれの能力を活かしてもらえるよう、身体機能の維持に気を配っています。食事の時には声掛けをして、食器洗いや食器拭き、トレイを洗ったり拭いたりしてもらっています。台所の壁には朝食、昼食、夕食時の食器洗い、拭きなどのお手伝い表が貼ってあり、それぞれの利用者が参加出来るようにしています。また、利用者は洗濯物を畳んだり掃除機をかけたり、自分の出来る範囲で役割を担っています。利用者の主体性と能力を活かして支援をしています。
利用者の出来ないことをサポートすることで能力の維持に努めています
利用者の心身の状況に応じ、出来ること、出来ないことを見極め、出来ることはやってもらい、現在の能力をなるべく長く維持できることを目指しています。出来ないところだけ支援することで、利用者本人のやる気を低下させないようにしています。食事も自分で食べられる方には自分で食べてもらい、入浴も自立の方には見守りで対応しています。排泄もほとんどの方が自立ですが、介助が必要な方には適切に誘導し、羞恥心や周囲の人に配慮して支援しています。
利用者のニーズに対応した個別支援で、利用者が快適に生活できるように支援しています
介護認定更新など役所や福祉事務所での諸手続きなどは館長や職員で代行対応しています。また、日常生活において利用者のニーズに応じ、必要品だけでなく、食べたいものや飲みたいものなど嗜好品の買い物についても職員が代行するなど、きめ細かく対応しています。利用者とのコミュニケーションを大切にし利用者のニーズや希望を聞き取り、日常生活での個別支援をしています。利用者が快適に生活できるように支援しています。
3.利用者の健康を維持するための支援を行っている
- 利用者の心身の状況に応じた健康管理を行っている
- 日常生活の中で、利用者一人ひとりの状態に応じて身体を動かす取り組みを工夫している
- 服薬管理は誤りがないようチェック体制の強化などしくみを整えている
- 利用者の体調変化時(発作等の急変を含む)に、医療機関等と速やかに連絡できる体制を整えている
【講評】
利用者の心身の状況に応じた健康管理と身体を動かす工夫をしています
訪問医や訪問歯科医師による診療、訪問看護師による訪問看護で利用者一人ひとりの健康状態を確認しています。また、毎日バイタルチェックを行い、食事量や水分摂取量、排泄などの確認を行い介護記録に記録しています。毎日ラジオ体操を行い身体を動かすようにしています。利用者によってはフロアを歩いて運動している方もいます。日曜日は散歩の日と決めて午後2時から散歩に行きたい人には職員が付き添い、1対1で行くようにしています。日常生活の中で身体を動かす取り組みを工夫しています。
職員のダブルチェックで誤薬が起こらないように服薬管理をしています
訪問医の往診時には薬局も一緒に来てくれます。利用者の薬は一人ひとりの毎時の薬が分包化されたものが薬局より届けられます。届けられた薬は遅番職員がチェックし、夜勤職員が個別の箱にセットし、鍵のかかるキャビネットで保管しています。薬を飲むときは必ず職員2名で確認し、利用者の前で名前を読み上げ、内容を確認しながら飲んでもらっています。飲んだことを確認し、介護記録に記入しています。誤薬が起こらないように職員2名でダブルチェックをしています。
体調変化時には医療機関との連携により早期の対応を心がけています
訪問医は月に2回、歯科医は2週間に1回診療に来ています。各利用者の個人契約ですが、全員が利用しています。訪問看護師も毎週来訪し、医療的ケアを中心に利用者の体調確認、変化などを見ており、訪問医とも連携しています。訪問医とは24時間連携し、利用者の急変時を含み体調変化時には速やかに連絡出来る体制を整えています。館長にもいつでも連絡が取れる体制となっており、指示を受けることができます。職員は緊急時対応マニュアルを理解し、場合によっては救急搬送など早めの対応、処置を心掛け、大事に至らないようにしています。
4.共同生活が楽しく快適になるよう工夫している
- 利用者がお互いに関わり合いながら楽しく生活することができるよう支援を行っている
- 事業所での生活は、他の利用者への迷惑や健康面に影響を及ぼさない範囲で、利用者の意思が尊重されている
- 居室や食堂などの共用スペースは、利用者の安全性や快適性に配慮したものとなっている
【講評】
様々なイベントを設け利用者が楽しく生活できるように支援しています
毎月係を決めてイベントを行っています。桜餅作りや七夕飾り、流しそうめん、郷土資料館巡り、松月院ガーデンフェスタではニリンソウの散策をしました。母の日には手作りカーネーションや手紙をプレゼントしました。子どもの日には手作り兜をかぶって鯉に見立てたたい焼きをホットプレートで焼いて食べました。近くのパン屋で買い物をしてそこで会食をしています。車いすも対応可能で、パンだけでなくソフトクリームやお茶も飲めます。利用者がお互いに関わり合いながら楽しく生活しています。暑くて散歩に行けない時は室内で映画鑑賞をしています。
事業所での生活は利用者の意思が尊重されるような支援が行われています
利用者とのコミュニケーションを大切にし利用者のニーズや希望を聞き、出来るだけ実現できるように支援をしています。絵が好きな利用者には、塗り絵を塗ってもらったり、花壇作りやミニトマト、なすなどの野菜作りをしたり、それぞれの興味関心のあることをやっています。タバコが好きな利用者には夕食後外の喫煙所での喫煙やアルコール好きの利用者には夕食後ノンアルコールビールを楽しんでもらうなど、ほかの利用者へ配慮しながら、健康面に影響を及ぼさない範囲で利用者の意思が尊重されています。
利用者の身体状況に応じて安全性や快適性に配慮しています
2ユニット3階立ての施設で、利用者の介護度は比較的軽い方が多いです。利用者は3フロアーに分かれていますが、1階は職員の目が届きやすく、介護度が上がってきたら1階に移動するなど安全面に配慮しています。利用者の食堂での席は利用者同志の相性や身体状況などを考慮して決めており、気の合った利用者と楽しく過ごせるよう、またトラブルなどが起こらないように配慮しています。利用者の歩行能力が落ちてきたら、歩行器を使用して転倒しないように工夫しています。
5.事業所と家族等との交流・連携を図っている
- 家族や利用者の意向を考慮して、家族等が参加できる事業所の行事を実施している
- 利用者の日常の様子を定期的に家族に知らせている
- 家族等が事業所等に対し、意見や要望を表せる機会を設け、それらを活かした支援を行っている
- 重度化した場合や終末期に備え、あらかじめ本人や家族等と話し合い、事業所でできることを説明しながら、方針を共有している
【講評】
家族とは面会の際や運営推進会議などで意見や要望を表せるようにしています
運営推進会議は2ヶ月に1回開催されています。出席者は地域包括支援センター職員や民生委員、副町会長、入居者、管理者、入居者家族です。施設の活動報告の後、参加者で意見交換をしています。家族も参加しているため、施設での活動の様子などが分かり、意見交換では、自分の意見を述べたり、福祉の現状などを理解する機会となっています。家族が面会に来た時には積極的に声掛けをして、意見や要望などを聞いています。玄関には手作りの目安箱を設置して利用者家族が意見を表明出来るようにしています。
毎月利用者の日常の様子を家族に知らせています
家族へは毎月請求書を送付しています。その際に「〇月○○様のご様子」として利用者の1ヶ月の健康状態や食事の様子、排泄の様子、入浴の様子、日中の様子、夜間の様子、参加行事、理美容の利用状況などのお知らせを同封しています。事業所では担当制で利用者のケアに当たっており、いつも決まった職員から1ヶ月の利用者の様子を知らせています。定期的に利用者の日常の様子を知ることができ、利用者の様子が良く分かり、家族から好評です。
重度化や終末期については相談の上、他施設を紹介するなどの支援を行っています
契約時に重要事項説明書などを用いて施設での支援、施設で出来ることなどについて説明しています。施設では、要支援2以上で認知症状態の利用者に対し家庭的な環境の下で入浴、排泄、食事等日常生活上の支援や機能訓練により自立した生活を営むことができるようにする、という本来のグループホームの姿を大切にしています。そのため、重度化した場合や終末期においては本人、家族等と相談の上、法人内の他施設や近くの他施設を紹介するなどの支援をしています。
6.利用者が地域で暮らし続けるため、地域と連携して支援を行っている
- 地域の情報等を収集し、利用者の状況に応じて提供している
- 利用者が地域のさまざまな資源を利用するための支援を行っている
- 利用者が地域とつながりながら暮らし続けられるよう、事業所が利用者と共に地域の一員として日常的に交流している
- 運営推進会議で話し合われた意見を活かして支援を行っている
- 区市町村や地域包括支援センターと日頃から連絡を取り、協力関係を築きながら支援を行っている
【講評】
利用者が地域とつながりながら暮らせるように支援しています
町内会に加入しています。回覧板をコピーしリビングに掲示して利用者に地域の情報を提供しています。地域のパン屋へ買い物に出かけ、そこで会食し、地域の方と交流することが利用者の楽しみの一つとなっています。地域交流や社会参加として散歩を兼ねて近くの東京大仏や松月院に出かけています。事業所では流しそうめんなど、季節のイベントを毎月行っていますが、今後は地域の方や家族を招待して交流したいと考えています。
区役所や地域包括支援センターとは協力関係を築きながら利用者の支援をしています
2ヶ月に1回開催される運営推進会議には地域包括支援センター職員や民生委員、副町会長が参加しており、地域の情報を得ることができ、施設の様子もお知らせしています。運営推進会議で話し合われた意見は支援に活かしています。区役所や地域包括支援センターとは日頃から連絡を取り、協力関係を築きながら利用者を支援しています。
【講評】
入所時に個人情報の取り扱いについて、利用者及び利用者家族から同意を得ています
入所時に利用者や利用者家族に対して、利用契約書と重要事項説明書とともに個人情報利用の目的・利用期間・使用条件などを説明しています。第三者へ個人情報を提供する場合は、利用者本人又は家族の同意を得ることについて「個人情報保護同意書」の署名・押印により、同意を得ています。職員は、個人情報保護マニュアルの研修を受けて意識を高めています。
プライバシーの保護に関する研修を行い、羞恥心に配慮した支援を行っています
日常の支援の中で、一人ひとりのプライバシー保護に対して、様々な配慮を徹底しています。利用者の部屋に入る際は必ずノックをしています。殆どの利用者は自立でトイレに行きますが、介助が必要な利用者には誘導してトイレに行き、扉の外で待機して、終わったら声をかけ、返事を確認してから支援しています。入浴時は浴室のドアを閉めて、扉の外で声掛け見守り待機して一人ひとりの羞恥心に配慮した支援を行っています。利用者は職員を信頼し、安心している様子が窺えます。
個人の意思を尊重し、利用者一人ひとりに対して個別支援を行っています
利用者の残存能力を低下させないような支援を意識し、出来る事は利用者にやってもらうようにしています。お手伝いリストがあり、簡単な配膳や、食器洗い、食器ふき、トレイふき、モップがけ、布巾やタオルを畳む事等を、希望を聞いてお願いしています。出来るだけ利用者の個人の意思を尊重しているため、入浴拒否があった場合でも無理強いはせず、少し時間を置いてから、違う職員から再度確認をする等、個別に支援を行っています。
1.利用者のプライバシー保護を徹底している
- 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている
- 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い、利用者のプライベートな空間への出入り等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている
- 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
- 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)
- 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】
マニュアルは本部共通で作成されたものを整備しています
法人本部が作成した共通のマニュルが整備されています。またマニュアルや手引書は必要な時に確認できるところに設置されています。提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかは毎月のユニット会議でも確認しています。マニュアル類は、すべて法人本部のマニュアル担当者が作成し、規定類は事務所毎に作成しています。 毎週月曜日に法人本部から送付される「朝礼シート」の中で、マニュアルの改正点、グループ内の施設で起きた事例等が記載されています。職員全員に回覧し、確認後押印をして情報共有しています。
サービスの基本事項や手順は現場での課題をもとに常に見直しを行っています
支援現場から見つけた課題をもとに随時見直しを行っています。ユニット会議や申送りノートで職員からの提案や意見を一つ一つ見直しながら業務改善を行っています。これは6ヶ月ごとのモリタリング、12ヶ月ごとのアセスメント更新に反映しています。館長は、常日頃職員に声をかけ、何か気づきがないか、心配な事はないかと少しの時間でも、話し合う事をして支援の見直しが必要な意見を吸い上げています。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
事業者のコメント
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評価情報
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事業者のコメント
グループホーム東京板橋の家では、利用者一人ひとりがしたい事を尊重できるように職員が日々配慮しています。
利用者が楽しいと思える環境を作る為には、まず職員自身も楽しめるよう工夫をするよう指導しております。
その方にあった支援は人それぞれ違いますが、共同生活を通じた楽しみ方として「みんな何をしたいですか?」
と声掛けをして、ニーズに合ったレクリエーションや外出を提供するように心がけています。