福祉サービス第三者評価情報

評価結果 利用者調査とサービス項目を中心とした評価手法

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令和06年度(2024年度) 共同生活援助(グループホーム)
法人名称
一般社団法人アプローズ
事業所名称 アプローズHouse多摩川/アプローズHouse多摩川
評価機関名称 ヒューマン・ブラザーズ 株式会社
現地調査をしたユニット名 アプローズHouse多摩川

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 理念・ビジョン、基本方針など
1)個別支援計画に則った支援の実施
2)家事や暮らしを楽しみながら、当該利用者の意思を尊重し、なりたい自分へ近づけるような支援の実施
3)当該利用者の精神の状況並びにその置かれている環境に応じた支援(家事支援)の実施
4)当該利用者の精神の状況並びにその置かれている環境に応じた支援(相談援助)の実施
5)当該利用者の精神の状況並びにその置かれている環境に応じた支援(日常生活援助)の実施

サービス提供の考え方
自己決定の尊重。玄関、キッチン、居室、お風呂場、トイレなどすべてが独立したアパートタイプの部屋を提供しており、日々の生活スタイルを維持しながら、単身生活に近い環境で、経験を積めるような環境を提供しています。
家事支援(生活能力を下げないよう、自主性を重んじながら共に家事支援(買い物、掃除、調理、整理整頓等)、健康管理(通院同行など)、金銭管理、余暇支援などを通じ、利用者の自立に向け伴走支援するとともに、3ヶ月に1回は利用者ミーティングを実施し、利用者の皆様が相互交流できる場を設けています。また、精神科医療や行政、各種支援機関との連携を図り、チーム支援を重視しています。 
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 暮らしの楽しみ方を理解し実践している人。
優しく温かみのある人物。自己の感情を確知し、素直に表出できる人。
相手の良いところを見つけ伝えることが出来る人。
共感性を持ち、相手の苦しさや辛さを共有できる人材を期待します。 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) 目の前の障壁を排除する役割ではなく、転んだ時の痛みを共感し、起き上がり方をともに検討し、その後の障壁への向き合い方をともに検討できるような支援を期待します。例えば家事支援や書類の記入なども、失敗を恐れずにチャレンジさせ、その後のフォローに時間をかける職員であってほしいと考えます。何でも支援者側がしてあげる方が早いし成功しやすいですが、それでは利用者にとってのスキルアップにはつながりません。 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 柔軟かつきめ細かな面談を重ねて利用者との接点を大切にし、利用者が望む自立した生活を実現できるよう支援しています
  • なりたい自分の実現に向けて、健康の維持や生活習慣の確立等状況に応じた個別支援計画に基づき段階的な支援に注力しています
  • 利用者が望む自立した生活を実現するために、工夫をもって医療と連携し、利用者の健康と将来に向けた支援を丁寧に行っています
さらなる改善が望まれる点
  • 業務の標準化及び利用者視点の生活の手順書等を整備することで、業務と支援の見直しや振り返りに有効に活用していくことが期待されます
  • 利用者の将来に向けて必要な情報を把握・整理し、利用者の自立につながる情報提供によって生活の幅を広げることが期待されます
  • 事業特性を考慮し事業の安定と継続性、支援の根拠性を高めることを考えると、デジタル化による成果の見える化の検討が望まれます

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 利用者がなりたい自分を目指して、自立するように段階的に必要な支援を提供しています

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:当該事業を継続的に利用している方と今年度新規利用した計6名の利用者を対象に、アンケート調査を実施しました。
  • 調査方法:アンケート方式  
    事業所が利用者に第三者評価の趣旨説明を行った上で、個人情報保護の視点から調査票と返信用封筒を事業所が配布しました。回答アンケートは直接評価機関へ郵送・回収し、分析しました。
  • 利用者総数: 6人
  • 共通評価項目による調査対象者数: 6人
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 6人
  • 利用者総数に対する回答者割合(%): 100.0%
  • 調査項目: 共通評価項目
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
6/6
1.利用者は困ったときに支援を受けているか
はい
67%
どちらともいえない
33%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
2.利用者は、主体的な活動が尊重されているか
はい
50%
どちらともいえない
33%
いいえ
17%
 
無回答・非該当:0%
3.グループホームでの生活はくつろげるか
はい
50%
どちらともいえない
33%
いいえ
17%
 
無回答・非該当:0%
4.職員が利用者の家族等に連絡をする場合、方法や内容等についてあらかじめ利用者の希望が聞かれているか
はい
33%
どちらともいえない
33%
無回答・非該当
33%
 
いいえ:0%
5.グループホーム内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
67%
どちらともいえない
33%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
6.職員の接遇・態度は適切か
はい
83%
どちらともいえない
17%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
7.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
67%
どちらともいえない
33%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
8.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
33%
どちらともいえない
33%
無回答・非該当
33%
 
いいえ:0%
9.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
はい
50%
どちらともいえない
50%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
10.利用者のプライバシーは守られているか
はい
83%
どちらともいえない
17%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
11.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
はい
67%
どちらともいえない
33%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
12.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
67%
どちらともいえない
33%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
13.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
50%
どちらともいえない
33%
無回答・非該当
17%
 
いいえ:0%
14.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
33%
どちらともいえない
33%
無回答・非該当
33%
 
いいえ:0%
評点のレーダーチャートを表示する


サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • 利用希望者が自立に向けてのステップをイメージできるような情報提供に努めています
  • 体験宿泊を推奨し将来に向けた生活の可能性を判断できるよう支援しています
  • 宿泊体験時に利用者の状況把握や自立に向けての意向をくみ取っています
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • サービスの利用開始に当たってはポイントを整理して説明し理解と同意を得ています
  • 利用者に関する情報を丁寧に把握し新しい生活にスムーズ移行できるよう支援しています
  • サービスの終了時には利用者の不安を軽減し支援の継続性に配慮した支援をしています
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
10/10
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • なりたい自分の実現に向けて個別支援計画に基づき段階的な支援に注力しています
  • モニタリングの根拠となる記録の仕組みを工夫していくことが期待されます
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
21/21
  1.個別の支援計画等に基づいて、自立した生活を送れるよう支援を行っている
個別の支援計画に基づいて支援を行っている利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している周囲の人との関係づくりについての支援を行っている関係機関と連携をとって、利用者一人ひとりに応じた支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 面談を重要視し、利用者の望む暮らしに向けた支援を丁寧に進めています
  • 事業所特性を生かし個を大切にしつつ、周囲との関係づくりに対する支援を行っています
  • 利用者の将来を見据え、必要な情報を事前に収集・整理しておくことが期待されます
  2.利用者が主体性を持って日常生活を楽しく快適に過ごせるような取り組みを行っている
グループホームでの生活は、主体的な活動が尊重されているグループホーム内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている休日の過ごし方や余暇の楽しみ方については、利用者の意向を反映し、情報提供や必要な支援を行っている室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている【食事の提供を行っているグループホームのみ】<BR>利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者ミーティングで利用者の意向を聞きながら、快適な生活を目指しています
  • 更なる主体的な生活を目指し、利用者ミーティングやイベント運営の発展が期待されます
  • 自室の生活環境を整えるために、自らの意欲を引き出す支援を行っています
  3.利用者の状況に応じて、生活上の支援を行っている
利用者の状況に応じて、身の回りのことについて必要な支援を行っている利用者の状況に応じて、家事(調理、洗濯等)について必要な支援を行っている利用者の状況に応じて、金銭の管理や使い方について支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者個々の状況に合わせ、生活上必要な支援を丁寧に行っています
  • 地域での自立した生活に向け、多角的に必要な支援を考えて取り組んでいます
  • 自ら金銭管理の難しい利用者には、個々の状況に応じた支援を行っています
  4.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている【利用者の薬を預ることのあるグループホームのみ】<BR>服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 独自の医療連携シートの活用により、利用者の健康に対する支援が円滑に行われています
  • スマホを活用した職員とのやりとりで、日々の体調確認と体調管理を行っています
  • 急な体調不良など、緊急時に利用者を守るための準備の再確認が望まれます
  5.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】 詳細はこちら
  • 家族も社会資源の一つとして考え、卒業後を見越した働きかけに努めています
  • 利用者の気持ちに寄り添い、家族との関係構築に対する支援を行っています。
  • 連携が難しい家族へのアプローチで、利用者の安心と自立に繋がることが期待されます
  6.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者が地域の中で自立した生活ができるように支援しています
  • 卒業後の地域での生活を見据え、地域住民とのより良い関係構築が期待されます
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.利用者のプライバシー保護を徹底している
利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 個人情報に関する書類の管理等、利用者のプライバシー保護を徹底しています
  • 利用者一人ひとりの個性と意思を尊重しながら自立に向けた支援を行っています
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • 手順書等を整備することで、業務と支援の見直しや振り返りに有効な活用が期待されます
  • 利用者ミーティングや個人面談での利用者の意見をサービス提供に反映しています
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H0404093   修了者No.H0701084   修了者No.H1301061    
評価実施期間 2024年8月28日~2024年9月30日

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