評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
リビングのオープンキッチンで、職員Aさんが昼食の準備をしている。利用者Bさんが、テーブルを拭きながら、「食事だよ」と声をかけてまわっている。車椅子の利用者Cさんに、職員Bさんが食事用のエプロンを着け、全員に配膳が終わった。職員Aさんが利用者Cさんの横にすわり、まず最初に口を潤すためにお茶を飲むように伝えると、Cさんは大きな口を開けた。職員Aさんが、スプーンで食事をCさんの口に運ぶ。少し多めの分量だが、食事が終わり「おなかいっぱい?」と職員Aさんが聞くと、それまで無表情だった利用者Aさんは笑顔になった。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
食事の前は、利用者Cさんは表情無く左手で肩のあたりを擦ったり、口元を触っていた。食事が始まると、職員Aさんは、少し多めの分量をスプーンですくい、Cさんの口元に差し出す。Cさんは、大きな口を開けて次々にほおばっていく。少しペースが早いかなと思われたが、CさんとAさんが目線を合わせている様子が見て取れた事により、Cさんは言葉を発しないが、視線や、咀嚼の様子でコミュニケーションが取れていることが理解できる。食事が終わり、Aさんが「おなかいっぱい?」とCさんに聞くと、言葉にならない声を発したあと、それまで無表情だったCさんが、満面の笑みを見せていた。食事を楽しみにしていたCさんと、職員Aさんとの日頃のコミュニケーションや信頼関係が取れていることがわかる。それによりCさんの食事を楽しむ生活が実現している。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
利用者の満足度については、高い評価をいただき嬉しく思っています。
なお一層、こまめに連絡を取っていきたいと思います。利用者の不満・要望については具体的に分からないが、100%になるよう利用者・家族に対してあらゆる面で傾聴していきたいと思う。重症度の高い利用者に対しても、食事介助をはじめ、細やかに対応しておりその時々の表情の変化に驚いています。
1.家族への情報提供はあるか |
|
2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
3.職員の接遇・態度は適切か |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
|
5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
7.利用者のプライバシーは守られているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
|
9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
10.利用者の不満や要望は対応されているか |
|
11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
|