福祉サービス第三者評価情報 > 評価結果検索 > 評価結果一覧 >評価結果

評価結果 利用者調査と事業評価(組織マネジメント項目・サービス項目)の評価手法

          ※印刷してご活用いただけます。

令和6年度
多機能型事業所        
生活介護
就労継続支援B型
法人名称
羽村市
事業所名称
羽村市福祉センター
評価機関名称 特定非営利活動法人 アクティブハンディネット

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 1) 共に生き安心して暮らせる支え合いのまちはむらの実現

2) 一人ひとりに寄り添う支援体制づくり

3) 地域の人々とともに歩む社協づくり

4) 障害のある方の自立生活と社会経済活動への参加を支援するため、福祉的就労の機会を提供し、生産活動を行なっていくために必要な支援等の事業を運営します

5) 障害のある人が安定した生活を営むため、常時必要な介護を行なうとともに、創作的活動や生産活動の機会の提供を通じ、身体機能や生活能力の維持を目的とした作業的訓練活動や生活支援等の事業を運営します 
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 ・事業の運営方針を理解し、それを日々の支援に反映できる意思とスキルがあること。またそのための研鑽を重ねられる職員であること。
・利用者一人ひとりの人格や個性を大切にしながら日々の活動を通じて、自立した日常生活や社会生活を営むことができるよう支援していくこと。 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) ・利用者の障害特性や個性を理解し、本人に合った対応をしていくこと
・本人の良い所を発見するように努め、本人が理解できるように伝えていくこと
・本人の行動で改めなければいけない所は、冷静に、真剣な思いで本人に言葉で伝えられること
・笑顔で接し、信頼関係作りに努められること 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 利用者の平均利用年数は18年以上となっており、家族からの信頼は厚く、長く安心して利用できる環境が整っている
  • 事業所が運営する生活介護の生産活動は、作業的訓練活動として位置づけられ、同時に地域社会の理解と協力から成り立った活動でもある
  • 年間を通して生産活動(福祉的就労の機会)を提供し続けてきた結果、昨年度、売上約560万円、利用者通所率88.2%の数字を残した
さらなる改善が望まれる点
  • 利用者や家族の高齢化で、より個別化した対応が求められ、利用者の状態に合わせた支援体制と職員のスキルアップが求められている
  • 地域にある福祉施設として、その存在と意義を広く周知し、地域住民、関係機関と顔の見える関係の構築に向けた取り組みを進めてほしい
  • 楽しみとなる活動は、日々の活力へと繋がるものであることを意識し、より一層の工夫や計画に基づきイベントや外出機会の充実に期待したい

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 虐待防止チェックリストを作成、実施し低評価項目を毎朝のミーティングで唱和している

 意向を丁寧に捉え、日々の安定した支援で信頼関係を構築し、高い満足度に繋げている

 特性や相性を考慮したグループ分けを行ない、利用者に寄り添う支援を実践している

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:2024年11月1日現在の事業所の利用者を対象とした。
  • 調査方法:アンケート方式  
    事業所から、家族にアンケート調査票と返信用封筒を配付。記入した調査票は、返信封筒に封入し、ポストに投函。評価機関で直接回収を行なった。利用者総数46名の内、23名から有効回答を得た。
  • 利用者総数: 46人
  • 共通評価項目による調査対象者数: 46人
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 23人
  • 利用者総数に対する回答者割合(%): 50.0%
  • 調査項目: 共通評価項目
    サービス毎の利用者総数
      利用者総数 共通評価項目による
    調査対象者数
    共通評価項目による
    調査の有効回答者数
    利用者総数に対する
    回答者割合
    生活介護 12人 12人 7人 58.3%
    就労継続支援B型 34人 34人 16人 47.1%
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
23/46
生活介護 有効回答者数/利用者総数
7/12
就労継続支援B型 有効回答者数/利用者総数
16/34
4~17は選択式の質問のため、該当項目のみ掲載しています。
1.利用者は困ったときに支援を受けているか
はい
78%
どちらともいえない
13%
無回答・非該当
9%
 
いいえ:0%
2.事業所の設備は安心して使えるか
はい
57%
どちらともいえない
30%
無回答・非該当
9%
 
いいえ:4%
3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか
はい
65%
どちらともいえない
30%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:4%
4.【生活介護】
事業所での活動は楽しいか
はい
57%
どちらともいえない
43%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
16.【就労継続支援B型】
事業所での活動が働くうえでの知識の習得や能力の向上に役立っているか
はい
75%
どちらともいえない
13%
いいえ
6%
無回答・非該当
6%
17.【就労継続支援B型】
工賃等の支払いのしくみは、わかりやすく説明されているか
はい
38%
どちらともいえない
19%
いいえ
19%
無回答・非該当
25%
18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
74%
どちらともいえない
9%
無回答・非該当
13%
 
いいえ:4%
19.職員の接遇・態度は適切か
はい
87%
どちらともいえない
9%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:4%
20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
78%
どちらともいえない
9%
無回答・非該当
9%
 
いいえ:4%
21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
65%
どちらともいえない
22%
無回答・非該当
9%
 
いいえ:4%
22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
はい
70%
どちらともいえない
17%
無回答・非該当
13%
 
いいえ:0%
23.利用者のプライバシーは守られているか
はい
61%
どちらともいえない
22%
無回答・非該当
13%
 
いいえ:4%
24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
はい
83%
無回答・非該当
9%
 
どちらともいえない:4%  
いいえ:4%
25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
52%
どちらともいえない
22%
無回答・非該当
26%
 
いいえ:0%
26.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
57%
どちらともいえない
22%
無回答・非該当
22%
 
いいえ:0%
27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
30%
どちらともいえない
22%
いいえ
17%
無回答・非該当
30%
評点のレーダーチャートを表示する

組織マネジメント分析結果     ←クリックすると詳細が表示されます。

サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • 利用希望者に仕事・活動の内容が伝わるように工夫し、情報の発信と信頼感を伝えている
  • 見学には随時対応し、体験実習も設け、利用までの流れをわかりやすく設定している
  • 事業所の情報は、適宜発信し、関係機関と連携を取り、利用者支援に活かしている
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 利用開始時は丁寧な説明を行ない、同意を得て、安心な通所に繋げている
  • 利用開始直後も不安やストレスが軽減されるように、特性に応じ、柔軟に対応している
  • 利用者の意向を大切にし、支援の継続性に配慮し、関係機関と連携を深めている
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
10/10
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • 利用者の状況は支援記録に記入し、職員間で共有し、支援に活かせるよう努めている
  • 個別支援計画は、具体的な状況をもとに作成され、計画に基づいた支援を行なっている
  • 毎日のミーティングから利用者の状態像を把握し、適切な支援に繋げている
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
27/27
  1.個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている
個別の支援計画に基づいて支援を行っている利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 相談支援員と連携して立てた個別支援計画は、事業所全体にしっかりと浸透している
  • 利用者特性に併せたコミュニケーションと挨拶・返事を重視した支援が行なわれている
  • 障害特性などを考慮したグループ分けにより、周囲の人との関係性が成立し始めた
  2.利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている
利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている【食事の提供を行っている事業所のみ】<BR>利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】 詳細はこちら
  • 生産活動を中心としたサービス提供は、利用者が自分らしさを発揮できる場をもたらした
  • 福祉センター内にある事業所は、利用者にも、職員にも過ごしやすい環境となっている
  • 栄養素摂取基準に基づいた献立を作成し、柔軟に改善することで満足度向上に繋げている
  3.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】<BR>服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 総合健康診断の実施、検温、体重や血圧測定を通して、利用者の健康維持に努めている
  • 利用者の健康状態の把握と受診の促しを進めるためにさらなる家族との連携を進めている
  • 看護師による体調急変事の対応と職員2人体制による服薬チェックの体制が整っている
  4.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】 詳細はこちら
  • 人格を尊重することを基本理念とした、利用者ファーストの支援が行なわれている
  • 情報交換の場と機会を設けて、家族と緊密な連絡を取り合える協力関係を築いている
  • 家族からの利用者情報は、事業所の利用者支援にとって不可欠なものとなっている
  5.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 福祉センターにある事業所の利用者は、地域の様々な情報を簡単に入手することができる
  • 利用者は、福祉センターに来所する人たちと関わって、社会と繋がる機会を持っている
  6.【生活介護】日常生活上の支援や生活する力の維持・向上のための支援を行っている
一人ひとりの目的に応じた創作的活動、生産活動やその他の活動の支援を行っている自分でできることは自分で行えるよう働きかけている 食事、入浴、排泄等の支援は、利用者の状況やペースに合わせて行っている【工賃を支払っている事業所のみ】<BR>工賃等のしくみについて、利用者に公表し、わかりやすく説明している
【講評】 詳細はこちら
  • 身体機能や生活能力の維持を目的とした様々なサービスを利用者に合わせて提供している
  • 地域社会の協力を仰ぎながら、障害の重い利用者が参加できる生産活動を提供している
  • 様々な状況の変化に対応しつつ、利用者の状況やペースに合わせた支援を模索している
  12.【就労継続支援B型】就労の機会の提供や、知識の習得及び能力向上のための支援を行っている
自発的に働きたいと思えるような取り組みを行っている働くうえで、利用者一人ひとりが十分に力を発揮できるよう支援を行っている工賃等のしくみについて、利用者に公表し、わかりやすく説明している受注先の開拓等を行い、安定した作業の機会を確保できるよう工夫している商品開発、販路拡大、設備投資等、工賃アップの取り組みを行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 事業所は、利用者に「働きたい」というモチベーションを持たせる支援を実践している
  • 利用者の能力が十分に発揮できるよう、マッチングした作業を利用者に提供している
  • 利用者支援の根幹である「安定した作業の確保」のため、受注拡大に取り組んでいる
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.利用者のプライバシー保護を徹底している
利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 利用者の個人情報は適切に使用するように意識し、同意を得るようにしている
  • 利用者一人ひとりの想いを受け入れ、約束事を伝え、納得感を大切に支援をしている
  • 業務に携わる際の基本姿勢を重視し、適切な関りに努め、職員間で確認している
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • 事業ごとの引き継ぎ書や、業務マニュアルを整備し、質の高い支援に繋げている
  • より実態に合ったマニュアルや手引書を作成し、業務の標準化が図られるよう期待したい
  • 虐待防止チェックリストを活用・実施し、職員の人権意識を向上させている
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H1202005   修了者No.H2001060   修了者No.H2101072    
評価実施期間 2024年10月29日~2025年3月17日

サブメニュー