評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
1,事業の理念 ~Home~第二の家庭としてすべての人にとって温かな施設として地域に関わる
2,保育所保育指針に基づく、ピアジェの構成論を軸とした保育実践
3,温かい雰囲気の園内で子どもたちが伸び伸びとくつろいで過ごせる家庭的な保育園運営
4,人間性の土台作りの大切な時期である乳幼児期において自分らしく生き生きと自律的に生活できるよう
自分で考え行動することを、目指す子どもの姿とし、日々の関わりを大切にする
職員に求めている人材像や役割
法人理念、保育方針に従い、実践ができること
組織に属している認知と、階層別、キャリア別の立場に基づいて職務の執行をする
報告、連絡、相談の徹底
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
温かな眼差しで子どもを見つめ、優しい心で子どもに接する
否定や厳しい声掛けなどの不適切保育をしない
個々の特性や発達を理解し、保育に反映させていく
ちとせ交友会の一員として誇りを持って仕事をする
全体の評価講評
特によいと思う点
月に1回「異年齢交流日」を設定しています。ある1日では、0・4歳児は散歩に、1・3歳児はグループタイム、2・5歳児は園庭遊びをするなど、合同で活動をしています。また、年間を通して幼児クラスでは縦割りグループを構成し、兄弟関係のグループで様々な活動を経験しています。食育活動もその一つにあり、春には味噌づくりを、夏には夏野菜カレー作りを行いました。このように普段から異年齢の関わりを持ち、「年上の子どもへの憧れの気持ちや、年下の子どもを思いやる気持ち」を育んでいます。
週1回ICTアプリで写真付きエピソードを配信するとともに、ドキュメンテーションを用いた活動報告を掲示しています。また、月1回・土曜日に「ちとせクラブ」を開催し、在園児保護者を招いて、園で行ってる遊びの紹介や就学をテーマにした懇談などを職員も参加しながら行っています。遊びの紹介では、リトミックやさくらんぼリズムを親子で一緒に楽しんでもらっています。さらに、離乳食教室や看護師による生活リズム講座を開催するなど、保護者支援を充実させています。
「保育について」「ちとせの遊びについて」「保護者支援」の3つのプロジェクトを発足しています。「保育について」では、異年齢交流を企画するとともに、配慮が必要な子どもへの対応について考える場を設けています。なお、一部の職員は区が認証する「発達支援コーディネーター」の資格を取得しています。また、「ちとせの遊びについて」では、月1回1日全クラスで「7つの保育(法人固有のプログラム)」に基づく遊びを行っています。職員が主体となって、保育の質の向上を図る仕組みを構築しています。
さらなる改善が望まれる点
関係機関との交流として、消防署を訪れて消防車の試乗を経験しています。勤労感謝の日には交番や商店などを訪れ、感謝の言葉を伝えています。また、食育活動の一環で、近くのスーパーに材料を買い物に行くこともあります。ただし、コロナ禍で地域との交流が十分できなかったことを課題として捉えています。今後は、近隣の高齢者施設への訪問や系列園と合同での遠足を検討しています。さらに、地域貢献として、地域の方と子どもたちで園周辺のゴミ拾い活動を行うなど、交流の幅を広げていきたいと考えています。
子育て家庭の支援として「みんなの広場」を月1回開催し、ベビーマッサージ・離乳食教室・看護師による講話のほか、在園児との交流の機会を設けています。実施にあたっては園外の掲示板や写真共有アプリを通して周知をしています。一方、地域の待機児童解消に伴い、当園でも4歳児クラスで定員割れが発生している状況です。今後は、3歳児がいる家庭を対象にした講座を実施することを検討しています。あわせて、これらの講座をオンライン形式にするなど開催方法を工夫することで、参加者を増やすことができると思われます。
公園・児童遊園・緑道などに週3回程度出かけて、集団遊びや自然物を拾ったり、虫探しなどをしたりして過ごしています。そのほか、自然動物園で動物とふれあう機会や芋堀り遠足に行くこともあります。一方で、利用者調査の設問「自然とのふれあいや社会との関わりを目的にした行事や戸外活動の機会が充実していると思いますか」では「はい」の回答率が68.9%となっており、自由コメントでも園外活動の充実を望む声が複数寄せられています。こうした声を受けながら、戸外活動の内容や実施方法について見直しを行うことが期待されます。
事業者が特に力を入れている取り組み
運営に係るリスクへの対策について、園内の「安全管理委員会」で検討しています。具体的な取り組み例として、今年度、お散歩マップのコースを歩いてリスクを洗い出し、改めて職員間でリスクを共有しています。また、安全管理委員会では、ヒヤリハットや軽微事故報告書の集計を毎月行っています。実際に園で行った軽微事項報告書の内容から、要因を職員で出し合いその内容を掲示しています。こうした活動は毎月実施し、安全管理に取り組んでいます。
「法人の掲げる7つの保育(ビックブック・自由遊び・グループタイム・生活場面・集団遊び・カードゲーム・物と関わる遊び)」に基づいた環境設定を心がけており、「絵本・玩具・廃材遊び」などのコーナーなどを設けています。また、子どもが玩具や教材を自ら選択して使えるよう、いつでも自由に使える玩具棚を設置するなど工夫しています。また、今年度から「ちとせの遊びDAY!」と題して、7つの保育を中心に遊びを展開しています。活動の様子はドキュメンテーションにまとめ、保護者とも共有しています。
食育活動では、「さまざまな食材を知り、ふれることで興味を持つこと」を大切にして取り組んでいます。園内でナス・ピーマン・トマト・オクラ・さつまいも・とうもろこしを栽培し、収穫した野菜を大学芋などで取り入れています。調理体験は、1歳児クラスから機会を設け、ラップおにぎりや野菜の皮むきを経験するとともに、5歳児クラスになると、カレーライス・味噌づくりなどの調理も行っています。そのほかにも、幼児クラス合同で、ホットケーキを作り、ブルベリージャムやレモンシロップを使って色の変化を見るなど楽しみながら活動しています。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:調査対象は、在園児の保護者全員を対象とし、複数のお子さんが通っている場合は最年少児について、1世帯1回答のご回答をいただきました。
[調査対象世帯数:62世帯(在園児74名)] - 調査方法:アンケート方式
園より保護者全員に調査票を配布して頂きました。回収については、評価機関への郵送、または園内に設置した回収箱への投函により提出して頂くようにしました。 - 有効回答者数/利用者家族総数:45/62(回答率 72.6% )
「現在利用している保育園を総合的にみて、どのように感じていらっしゃいますか」との質問に対して、「大変満足」53.3%、「満足」42.2%、「大変満足」と「満足」を合わせて95.6%の回答率となっています。「どちらともいえない」4.4%、「不満」0%、「大変不満」0%、無回答が0%でした。園のサービスに対する保護者の満足度が高いことが確認されました。個別設問では、問9「施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか」について「はい」の回答率が100%で最も高く、問17「外部の苦情窓口にも相談できることを伝えられているか」では「はい」の回答率が64.4%と最も低くなっています。
アンケート結果
1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の95.6%を占め、「どちらともいえない」が4.4%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、特筆するべき意見はありませんでした。
2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の97.8%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は2.2%という結果でした。自由記述では、特筆するべき意見はありませんでした。
3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の97.8%を占め、「どちらともいえない」が2.2%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、特筆するべき意見はありませんでした。
4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の68.9%を占め、「どちらともいえない」が31.1%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、戸外活動など自然や社会との関りについて改善を期待する声が複数寄せられました。
5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の77.8%を占め、「どちらともいえない」が2.2%、「いいえ」が2.2%、「無回答+非該当」は17.8%という結果でした。自由記述では、特筆するべき意見はありませんでした。
6.安全対策が十分取られていると思うか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の93.3%を占め、「どちらともいえない」が6.7%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、特筆するべき意見はありませんでした。
7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か
この項目では、「はい」と答えた方が全体の91.1%を占め、「どちらともいえない」が8.9%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、特筆するべき意見はありませんでした。
8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の91.1%を占め、「どちらともいえない」が8.9%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、保護者からの相談を受けた際の対応など満足を示す声が複数寄せられました。
9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の100%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述欄に寄せられた意見はありませんでした。
10.職員の接遇・態度は適切か
この項目では、「はい」と答えた方が全体の93.3%を占め、「どちらともいえない」が6.7%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、特筆するべき意見はありませんでした。
11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の95.6%を占め、「どちらともいえない」が4.4%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、特筆するべき意見はありませんでした。
12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の80%を占め、「どちらともいえない」が8.9%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は11.1%という結果でした。自由記述では、特筆するべき意見はありませんでした。
13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の93.3%を占め、「どちらともいえない」が6.7%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、特筆するべき意見はありませんでした。
14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の88.9%を占め、「どちらともいえない」が8.9%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は2.2%という結果でした。自由記述欄に寄せられた意見はありませんでした。
15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の82.2%を占め、「どちらともいえない」が15.6%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は2.2%という結果でした。自由記述では、特筆するべき意見はありませんでした。
16.利用者の不満や要望は対応されているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の77.8%を占め、「どちらともいえない」が6.7%、「いいえ」が2.2%、「無回答+非該当」は13.3%という結果でした。自由記述では、特筆するべき意見はありませんでした。
17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の64.4%を占め、「どちらともいえない」が20%、「いいえ」が8.9%、「無回答+非該当」は6.7%という結果でした自由記述では、特筆するべき意見はありませんでした。
組織マネジメント分析結果
◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合は
で、実施できていない場合は
で表しています。
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
- 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
- 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
- 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
WEBでの年度末保護者アンケートを実施し、保護者の意見を伺っています
利用者のニーズは、行事後アンケート・年度末利用者アンケート(WEB)・ご意見箱により把握し、職員会議で職員と共有しています。なお、年度末利用者アンケートでは、「1年間の満足度・散歩について・制作について」などの項目を設け、保護者の意見を伺っています。また、個別面談(年3回)を通して職員の意向を把握しています。その内容を職員会議で共有しながら保育用パソコンの購入などに繋げています。
私立園長会への参加を通して事業環境を把握しています
定期的に私立保育園園長会に参加し地域情報を共有しています。私立園長会では、区からの情報提供後、江戸川区保護者連絡協議会からの説明が行われています。また、福祉事業全体の動向を把握するため、東京都社会福祉協議会などの保育ネットワークに参加しているほか、保育業界誌を購読しています。以上のように事業環境を分析した結果、「園児の確保」や、「地域交流活動の活発化」を優先度が高い課題として捉えています。
法人の中長期計画をもとに、毎年園で単年度事業計画を作成しています
中・長期の取り組みについて「長期10年、中期5年」を単位とした計画を立てています。これらの計画は理事長・役員を中心に作成し、サーバー内に保管するとともに年度始めの職員全体会議で職員へ伝えています。なお、単年度の計画は、前年度3月に園長を中心に作成しています。これらの計画は、事務室内キャビネットに保管し、新年度全体会議で職員へ伝えています。上記の計画を推進するために、一例として「入所率100%」などの目標を設定して、進捗状況を職員会議での報告で職員へ伝えています。
1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
- 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
- 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
- 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
- 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
- 事業所の経営状況を把握・検討している
- 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
- 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
- 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
- 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
- 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
コンプライアンス委員会を設置するとともに、研修を実施し職員の理解を深めています
法人職員または保育職員として守るべき法や規則について、法人規程集・就業規則・職員の行動規範を整備しています。関係書類は、事務所内キャビネットに保管するとともに、入職時研修・職員会議を実施し、職員の理解を深めています。加えて、保育士行動チェックリストの実施で理解度を確認し、必要が認められた際は、園長による面談などにより支援しています。そのほか、法人でコンプライアンス委員を設定し、遵守を促しています。また、弁護士によるコンプライアンス研修を年1、2回程度園長会議で行っています。
苦情解決制度を整備し、保護者の意見や要望に対応しています
苦情があった際には主任が受け付けし、園長が解決にあたっています。その体制や役割について重要事項説明書や玄関掲示で保護者に伝えています。意見や要望については、意見・苦情対応マニュアルに沿って対応し、連絡アプリでの配信や玄関掲示などで回答しています。また、職員の子どもに対する適切な関わり方について保育実践マニュアルに示すとともに、虐待が疑われる事例が生じた際には、虐待マニュアルに沿って、子ども家庭支援センターや児童相談所などと連携し対応しています。
子育て支援事業「みんなの広場」の開催やイベントを通じて地域交流を図っています
地域貢献の取り組みとして子育て支援事業「みんなの広場」を毎月1回実施しています。具体的な内容として、離乳食講座・看護師講座を企画し、園外掲示板への掲示やSNSなどにより周知しています。ボランティアなどを受け入れる際は、ボランティア・実習生・職場体験など受け入れ対応マニュアルに沿って主任が対応しています。ボランティアには、絵本の読み聞かせなどの活動機会を用意しています。
1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
- 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
- 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
- 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
- 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
- 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
- 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
- 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
- ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
- 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
- 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
- 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
安全管理委員会が中心となって園内のリスク管理に取り組んでいます
運営に係るリスクとして、「園児の定員割れ」「園児確保」を掲げ、事業計画書に明示しています。これらのリスクへの対策については、園内の「安全管理委員会」で検討しています。具体的な取り組み例として、今年度、お散歩マップのコースを歩いてリスクを洗い出し、改めて職員間でリスクを共有しています。また、安全管理委員会では、ヒヤリハットや軽微事故報告書の集計を毎月行っています。実際に園で行った軽微事項報告書の内容から、要因を職員で出し合いその内容を掲示しています。
地震や感染症に対応した事業継続計画(BCP)を作成し職員や保護者に周知しています
災害や深刻な事故などに遭遇した場合に備え、首都圏直下型地震・新型コロナ感染症などを想定した事業継続計画(BCP)を作成しています。危機管理の方法やBCPの内容について、危機管理研修において職員に伝え、連絡アプリでの配信などにより利用者に説明しています。事故、感染症、侵入、災害などが発生した際は、事故報告書・ヒヤリハット報告書・保育日誌・保健日誌・園日誌などに記録しています。その上で発生要因を安全管理委員会で分析するとともに、再発防止策を玄関掲示や連絡アプリでの配信により利用者に報告しています。
保護者や園児の個人情報は、個人情報保護規定・文書管理規定に沿って管理しています
情報の収集・利用・保管・廃棄については、個人情報保護規程・文章管理規定で定めています。その内容については園内研修を実施し、職員の理解を深めています。また、職員誓約書を取り交わして情報管理や文書管理規定の遵守を求めています。個人情報や機密性の高い情報を含む文書は、サーバー内および事務所内キャビネットに保管しています。電子データには、階層別のアクセス権を設定するなどのアクセス制限を設けています。また、文書類を閲覧する際は事務所内のみでの閲覧とし、持ち出しを禁止するなどの条件を設けています。
1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
- 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
- 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
- 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
- リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
- 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
- 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
- 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
- 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
- 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
求人は法人採用部門と連携しながらエリアマネージャーが行っています
職員の採用に際して、求人専用ホームページや友達紹介など、求職者の応募を促す工夫をしています。採用についはエリアマネージャーを中心に行っており、異動についても職員の意向を確認しながら行っています。キャリアパスシートは4階層で設定し、研修・個人面談で職員に伝えています。また、人材育成の方針や方法は、人材育成マニュアルに明示しています。キャリアパスシートに記載した新人研修の具体例として新入職員研修を、リーダー職員研修の具体例としてシニアリーダー研修・主任研修・園長セッションを設定しています。
3つのプロジェクト活動を通してサービスの質向上を図っています
当園では「保育について」「ちとせの遊びについて」「保護者支援」の3つのプロジェクトを発足しています。「保育について」では異年齢交流を企画するとともに、配慮が必要な子どもの対応などについて考える場を設けています。なお、一部の職員は区の発達支援コーディネータの資格を取得し、支援児への対応を進めています。また、「ちとせの遊びについて」は7つの保育の「ちとせの遊びDYE」を設けて月1回1日全クラスでちとせの遊びを行っています。「保護者支援」ではちとせクラブの運営をになっています。
有給休暇の取得率を高めるとともに福利厚生制度の充実を図っています
職員の育成と評価は、人事考察シートや目標管理シートを参考にしながら、年2回の個人面談により行っています。また、有給休暇の取得率を高めるために、休み希望表の作成や休暇管理を、出産・育児休暇の取得を促進するために、出産予定者への制度説明などに取り組んでいます。そのほか、福利厚生の具体的な内容として、ちとせポイント(利益還元)・はぐくみ基金などを取り入れています。
1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
- 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
- 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
- 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
- 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
- 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
- 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
- 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
- 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
- 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
- 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
- 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
- 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
- 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
前年度において、「保育の質向上」を重要課題の一つと掲げていました。そのような課題に対して「ピアジェの構成論の取得」を目標として掲げていました。そこで、主任を中心に構成論の遊びの方法指導に取り組みました。その際、遊びの動画撮影や指導案を用意するなどの工夫を取り入れました。そうした取り組みにより、結果は、法人が推奨する遊びの理解につながりました。今年度の目標として、保育力のアップを掲げ、新たに支援児を含めてのインクルーシブ保育にも取り組もうとしています。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
少子化に伴い「保育の質の向上」に向けた取り組みを行っています。指導案に沿った遊びの内容について各クラス別で撮影し、エリア会議(園長・主任・年齢別)の中で共有しています。職員が声をかけすぎたりしていないかなど、子どもの様子を細かく観察しよりよい関わり方について検討しています。客観的にみることで職員の意識が高まり保育の質向上につながったと感じています。今後もこうした取り組みを継続していこうとしており、スケールメリットを活かした職員育成が期待されます。
2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
前年度において、「職員の採用と育成」を重要課題の一つと掲げていました。年度途中に園長・主任が交代になったことから人員不足が発生したことが挙げられます。そのような課題に対して「職員3名の採用」を目標として掲げていました。そこで、法人の採用担当などと連携を図り活動を進めることで、3名の職員を採用することができました。今後の目標として、中途採用の職員の法人保育の浸透に取り組みたいと考えています。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
7月に園長・主任が変更になったこともあり、保育士2名・調理補助1名の募集を行っています。エリアマネージャーや法人本部と連携しながら募集を行い、無事3名の職員を採用することができました。一方で、中途採用の職員において、法人保育への理解を進めていく必要があると考えています。年度初めの法人研修に加えて、年度途中の職員に対する研修制度を検討する価値が認められます。
サービス分析結果
【講評】
ホームページやリーフレットに加えてSNSを活用し、園の情報を広く発信しています
園の情報を提供する媒体として、パンフレット・リーフレットを発行し、「法人理念・保育目標・デイリープログラム・年間行事・延長保育など」の内容を紹介しています。また、ホームページには、「園長挨拶・アクセス・概要・インスタ」などのコンテンツを設けるほか、写真共有アプリを活用して行事の様子などを配信しています。なお、利用希望者などの多様なニーズに配慮して、パンフレットは写真や挿絵を入れ、読みやすく、親しみやすいよう工夫しています。
区のホームページなど行政や関係機関を通して地域に園の情報を届けています
園の情報は、行政や関係機関などに提供し、区のホームページにも関連する情報が掲載されています。また、区役所・図書館・嘱託医・子育て広場などの園外施設を通じて、園の情報を地域に届けています。今後の取り組みとして、各施設に掲示している園紹介のポスターについて内容の充実を図るとともに、写真共有アプリにも情報を掲載していくことを検討しています。
園の見学は、希望日に応じて随時開催し、園の特徴をわかりやすく伝えています
見学会は11時30分から開催することとし、日程については希望者の都合に応じて個別に調整しています。当日は主に園長または主任が担当し、「法人理念に基づいた7つの保育・園庭がありプール活動ができること・オムツやエプロンのサブスクリプションを導入していること」など、園の特長について分かりやすく説明しています。そのほか、みんなの広場(産前産後保育体験や保育体験会など)でも、保育内容を紹介しています。
1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
- 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
入園説明会では保育の内容を詳しく説明するとともに、保護者の意向を確認しています
入園が決まった利用者には、重要事項説明書、児童票、生活状況表などの資料を用意し、入園説明会時に配布しています。入園説明会および個別面談は3月初旬に個別に対応しています。その際、サービス内容については重要事項同意書で、プライバシーの保護については、「ホームページ・SNSへの写真掲載に関するお願い」で同意確認を得ています。その上で、サービス内容に対する保護者の意向を入園前個別面談で把握し、入園児童シートに記録しています。
子どもの不安やストレスが軽減されるように、2週間の慣れ保育を実施しています
サービスの開始にあわせて、アレルギーや既往歴などの子どもの健康状態を生活状況調査書や入園児童シートで把握し、あわせて入園前の生活状況について2週間分の記録提出を求めています。また、子どもの不安やストレスが軽減されるように、2週間を目安に慣れ保育期間を設けています。その期間中には、登降園時に家庭での様子の聞き取りや園での様子をていねいに説明するなど、保護者の保育に対する理解や安心を深めています。子どもに対しては、タオルやぬいぐるみなどの持ち込みを受け入れています。
卒園前の退園・転園児に対して、園の行事へ招待するなど継続的に支援をしています
卒園前に退園や転園をする園児には、職員からのメッセージを添えたアルバムや、友だちからの絵をプレゼントしています。転園先には、必要に応じて、児童票の写しや発達の記録を提供し、園児の情報を引き継いでいます。また、退園・転園後も、夏祭りなどの行事に招待をして、継続的な関りがもてるようにしています。
1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
- サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
- サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
子ども一人ひとりの保育目標を個別指導計画や日誌などに記録しています
子どもの心身状況や生活状況などを把握するため、全クラスで毎日連絡帳を取り交わしています。子どもの個別の保育目標については、児童票・個別指導計画・個別日誌に、家庭や保護者の個別のニーズや支援方針は、生活状況調査書・入園児童シートに記録しています。そして、児童票は3か月ごとに集約しながら記録しています。
保育全体の計画に基づき、年・月・週を単位とした指導計画を作成しています
「保育全体の計画」は、年度末に更新し、それに基づき年・月・週を単位とした指導計画を作成しています。その際、就学に向けた準備としてひらがな表を活用するなど、状況に応じて配慮しています。個別の指導計画は0~2歳児クラスおよび、特別な配慮が必要な子どもを対象に作成しています。全体的な計画や個別の指導計画は個別面談において、分かりやすく、肯定的な言葉で説明するように心がけています。なお、指導計画は、クラス会議などで適宜見直しています。
職員会議や昼礼などの会議を開催し、園全体で情報を共有しています
職員間で子どもに関する情報を共有するために、月1回園長・主任・常勤職員が参加して職員会議を開催しています。加えて、非正規職員会議・給食会議・リーダー会議などの会議も定期的に開催しています。そのほか、毎日15分程度の昼礼を行い、日々の子どもや保護者の状況について、申し送り表やICTアプリで情報共有しています。また、子ども一人ひとりに対する理解を深めるために、ケース会議や発達支援研修で、配慮を要する子どもの対応について事例を持ち寄り話し合う機会を設けています。
1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
- 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
- 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
- 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、保育の過程を踏まえて作成、見直しをしている
- 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
- 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
- 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録を適切に作成する体制を確立している
- 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報について、職員間で申し送り・引継ぎ等を行っている
- 子ども一人ひとりに対する理解を深めるため、事例を持ち寄る等話し合う機会を設けている
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている
- 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
- 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
- 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
- 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
- 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
- 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】
小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、援助している
【講評】
7つの保育に基づいた環境設定に努め、子どもが主体的に活動できるよう配慮しています
「法人の掲げる7つの保育(ビックブック・自由遊び・グループタイム・生活場面・集団遊び・カードゲーム・物と関わる遊び)」に基づいた環境設定を心がけており、生活に応じた「着替え・午睡・食事」のコーナーのほか、「絵本・廃材遊び・玩具」などの遊びのコーナーを設けています。また、保育室・廊下など自由に行き来することができるようにしています。加えて、子どもが玩具や教材を自ら選択して使えるよう、いつでも自由に使える玩具棚を設置するなど工夫しています。
交流日や縦割りグループなどの活動を通して、異年齢の関わりを多く持っています
「年上の子どもへの憧れや期待を持ち、年下の子どもを思いやる気持ちを持つこと」を目的に、月に1回「異年齢交流日」を設定し、活動する機会を設けています。また、年間を通して幼児クラスでは縦割りグループで活動し、繋がりを深めています。一方、ネイティブ講師による英会話教室などを取り入れ、海外の文化に親しんでいるほか、国内各地の文化にふれる機会として、献立に郷土料理を取り入れています。さらに、「子ども会議」では、肌や目の色が人によって違うことや価値観の違いなどについて話す機会を設けています。
配慮が必要な子どもに寄り添えるよう、専門機関と連携しつつ適切な支援をしています
特別な配慮が必要となる子どもには専任の職員を加配し、ルーチンワークが崩れないように配慮しています。また、専門機関と連携するほか、心理士の助言を受けながら適切な指導を心がけています。子ども同士のトラブルはやり取りを見守り、必要に応じて介入するとともに、かみつきなどについては、子ども同士が密集しないようにして予防に努めています。トラブル発生時は、ヒヤリハット報告書、軽微事故報告書を作成し、会議で再発防止策を検討しています。そのほか、就学支援を目的として小学校と連携し、小学校見学などに取り組んでいます。
2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている
- 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
- 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
- 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
- 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
連絡帳のほか、ホワイトボードやICTアプリを活用し子どもの様子を共有しています
連絡帳には、複写式の冊子やノートを活用し、全クラスで毎日取り交わしています。登園時には毎回保護者へ体調・機嫌・怪我の有無・体温などを確認し、必要な情報を申し送り表・ICTアプリに記録し、職員間で引き継いでいます。また、連絡帳には午睡・排泄・機嫌・食事量・個別の姿などを記載し、降園時にはその日の様子やエピソードを共有しています。そのほか、各クラスのホワイトボードにその日の様子を記載するとともに、週1回ICTアプリにて写真付きのエピソードを配信しています。
基本的な生活習慣の習得に向け、家庭と連携を取りながら個別に支援しています
子どもの発達段階に応じた支援の方法を保育全体の計画や年齢別デイリープログラムなどに示しています。具体的な取り組みとして、食事指導では、レンゲを使ったボール移し、箸を使ったビーズ移しなどを行い、箸は家庭で使うようになってから園でも取り入れるようにしています。排泄指導では、興味のある子どもから便座に座るように促しています。着替え指導では、着替えが終わった衣服の片付けができるよう、机や椅子を使って個別のスペースを作っています。指導にあたっては、家庭と連携をとりながら、一人ひとりの状況に合わせて対応しています。
就学に向けて、5歳児は2月下旬より午睡をなくしています
午睡時間は、乳児は12時~15時、幼児は13時~15時と設定しています。午睡の際は、軽量布団・綿シーツ・タオルケットなどの寝具を使用しています。なお、午睡時間に眠れない子がいた場合は、3歳児室などで過ごせるよう配慮しています。また、就学に向けて、5歳児クラスでは2月下旬から午睡をなくしています。
3.日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
- 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
- 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう援助している
- 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉(発声や喃語を含む)や表情、身振り等による応答的なやり取りを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
- 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
- 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている
- 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
グループタイムでは話し合いの場を設け、子どもが主体的に関われるよう支援しています
子どもの集団活動として、専門講師によるリトミック(月2回)・英語教室(月1回)・体操教室(月2回)などを行っています。また、幼児クラスでは、毎日グループタイムを実施し、手遊び・歌・絵本などの活動を行っています。加えて、運動会や生活発表会の内容などについて子ども同士で話し合う時間を設けています。その際、子どもの主体性が発揮されるように、個々の意見を認め、アイデアを取り入れられるように心がけています。
廃材を使った見立て遊びや工作などを通して、さまざまな表現力を育んでいます
子どもがさまざまな表現を楽しめる機会を設けており、園では特に廃材を使った見立て遊びや工作に力を入れています。毎月子どもたちで話し合ってテーマを決めています。4歳児クラスでは空箱を使ってカバンを作るなど、創意工夫して制作をしています。美しさなどに対する感性を育む機会として、園内で栽培した野菜の写生や、職員によるバイオリン演奏を聴くを聞く機会を持っています。加えて、感じたことや考えたことを表現する力を育む機会として、さくらんぼリズム、リトミックを取り入れています。
園庭に加えて、近隣の公園で身体を動かして遊んだり、動物にふれあっています
園庭では、ボール遊び・縄跳び・砂場などの遊びや活動を行っています。また、散歩に週3回程度出かけて公園・児童遊園・緑道などを訪れています。公園や散歩の途中では、集団遊びや自然物を拾ったり、虫探しなどをしたりして過ごしています。そのほか、自然動物園で動物とふれあう機会や芋堀り遠足に行くこともあります。また、園内ではあさがおや夏野菜の栽培や、カブトムシなどの生き物を飼育しています。
4.日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
- 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
- みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
- 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
【講評】
子ども達の行事への興味や関心を高められるよう、行事までの過程を工夫しています
子どもの成長や保育の成果を発表する機会として、「運動会・生活発表会」を、季節や文化・伝承に親しむ機会として、「七夕・夏祭り・お月見・ハロウィン・クリスマス・節分・ひな祭り」などを行っています。運動会では5歳児の組体操やソーラン節が恒例の演目となっているほか、親子競技なども取り入れています。また、生活発表会では絵本を題材にして、劇・合奏・歌などを披露しています。そして、行事への興味や関心を高めるため、カレンダーづくりや園内装飾をしたり、行事内容について子ども自身が意見を出し決められるようにしたりしています。
行事予定表を予め配布するとともに、写真やホワイトボードで行事の様子を伝えています
行事の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るために、年間行事予定表を在園児は3月、新入園児は4月に配布しています。また、行事ごとの目的は「週の活動」を掲示する中で、ねらいや内容を分かりやすく伝えています。保護者が参加・見学できる行事として、夏祭り・運動会・生活発表会を開催するとともに、保護者が参加しない活動についても写真販売・掲示や、クラスのホワイトボードでその様子を伝えています。各行事の終了後には、アンケートを実施して保護者の声に耳を傾けています。
子どもの誕生日は全員合同でお祝いし、様々なプログラムや特別給食で盛り上げています
子どもの誕生日は、月1回全クラス合同でお祝いし、個別のインタビュー・誕生日の歌・職員による出し物などのプログラムで楽しめるようにしています。また、誕生日会にちなんで、誕生日給食や特別感のあるおやつを用意しています。さらに、写真・メッセージ付きの誕生日カードをプレゼントするとともに、誕生児が主役になって喜びを感じられるよう、誕生日当日にバッジを付けて一日を過ごしています。
5.保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
- 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
- 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
落ち着いた雰囲気の中で過ごせるように、園内の環境を整えています
子どもが安心してくつろげるように、園舎は木造風の設計で、温かみのある照明を設置し、過剰な壁面装飾は控えるようにしています。また、遊びに応じたコーナーを充実させるなど環境づくりに配慮しています。加えて、配置基準よりも多く職員を配置することで、より個別に支援ができるようにしています。そのほか、子どもが疲れた際には、絵本コーナーやパーテーションで仕切った空間で身体を休めることができるようにしています。
延長保育の時間帯は職員体制を整え、スキンシップを多く取れるよう配慮しています
18時16分~20時15分を延長保育時間として設定しています。それに合わせて、17時から合同保育を行っています。合同保育は2・4・5歳室で行い、ブロック・木製レール・汽車・パズル・塗り絵などの玩具を用意しています。補食を提供する際には、一人ひとりにあわせて量を調整するとともに、夕食を提供する際には、消化の良いものを提供しています。延長保育の時間帯は、正規職員がシフトに入り、スキンシップを多くとりながら安心して過ごせるようにしています。
6.子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している
- 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
- メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
- 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
- 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
- 保護者や地域の多様な関係者との連携及び協働のもとで、食に関する取り組みを行っている
【講評】
楽しく食事をすることを心がけ、無理なく食べられるように援助しています
食事は、各保育室でとり、準備ができたグループ(4人1組)から食べ始めるようにしています。職員は完食を求めたり、無理強いをせず、楽しく食べられるように寄り添っています。食材は鮮度の高いものを使い、献立は子どもが慣れやすいよう2週間のサイクルメニューで提供しています。また、年齢に応じて盛り付け、配膳の仕方を変えているほか、食器・食具は、持ちやすさに配慮しています。また、毎月「お楽しみ給食」や行事食を提供し、雰囲気を盛り上げています。
アレルギー児には除去食を提供し、他児から距離をとるなど誤食の防止に努めています
食物アレルギーのある子どもには、食物アレルギー対応マニュアルに沿って完全除去食を提供しています。環境面では、他児から距離を取り、パーテーションで仕切った一人席を用意するとともに、配膳する際は、色違いの食器、ネームプレートを使用して、職員同士のダブルチェックを行うなど、誤食の防止に取り組んでいます。
食育ではさまざまな食材にふれる機会を持ち、子どもの興味・関心を引き出しています
食育活動では、「さまざまな食材を知り、ふれることで興味を持つこと」を大切にして取り組んでいます。行事食や季節にちなんだ食事を提供する際はその内容や由来を伝えるとともに、三色食品ボードを活用しています。また、ナス・ピーマン・トマト・オクラ・さつまいも・とうもろこしを栽培し、収穫した野菜を大学芋などで取り入れています。調理体験は、1歳児クラスから機会を設け、ラップおにぎりや野菜の皮むきを経験するとともに、5歳児クラスになると、カレーライス・味噌づくり・ポップコーンづくりなどの調理も行っています。
7.子どもが心身の健康を維持できるよう援助している
- 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
- 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
- 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
【講評】
防災訓練や健康指導などを実施し、子どもの安全や健康に関心が持てるようにしています
子どもが自身の健康や安全に関心が持てるよう、防災訓練では、毎月地震・火災・水害などを想定し、防災頭巾の被り方や消火訓練を実施しています。また、運送会社の協力のもと、交通安全教室を実施し、横断歩道の渡り方などについて学んでいます。そのほか、健康指導として、手洗い指導を行っています。さらに、子どもの自身の意識を高めるために、園内探検として危険箇所の確認を行い、事故・怪我の防止につなげています。
定期的に内科健診や歯科検診を実施し、子どもの健康状態を把握しています
子どもの健康状態を把握するため、内科医による内科健診(6・12月)および歯科医による歯科検診(年1回)を実施しています。与薬は基本的に行っていませんが、かかりつけ医からの指示がある場合や、熱性けいれん、食物アレルギーなどの場合は、与薬依頼書の提出とともに薬を預かっています。医療的ケアを必要とする子どもについては、かかりつけ医に留意事項を確認するなど連携を取りながら受け入れることとしています。
保護者に保健情報を提供するとともに、職員は感染対策やSIDSの予防に努めています
保護者と連携して子どもの健康維持に取り組むために、毎月保健だよりを発行し、健康管理の方法や感染症について伝えています。また、保護者会では看護師や栄養士が、季節に応じた健康管理の方法や離乳食について説明しています。職員は、嘔吐処理研修やオムツ交換時の感染防止研修などに参加し、理解を深めています。感染症が発生した際は、園内の掲示板でお知らせしています。そのほか、SIDS対策として、午睡時は視診や午睡センサーを活用し、子どもの健康状態を確認し、午睡チェック表に記録しています。
8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
- 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
- 保護者同士が交流できる機会を設けている
- 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
- 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
- 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している
【講評】
保護者の意向を受けて、行事の日程や運営方法について見直しをしています
保護者に対し、「HOME」を基本方針として対応しています。なお、具体的な接遇方法について、「接遇マニュアル」を整備するとともに、折にふれて言葉や伝え方を確認しています。また、保護者の子育てや就労等の事情に配慮して支援を行うため、就労証明書や個別面談により子育てに関する保護者の価値観や就労状況を把握し、送迎時のコミュニケーションなどにより、日常的なサービスに係る保護者の意向を確認しています。直近では、行事の日程や運営方法について見直しました。
「ちとせクラブ」や保護者会などで保護者と職員、保護者同士の交流を図っています
保護者同士の交流促進や保護者と職員の信頼関係を深める事を目的として、月1回「ちとせクラブ」を開催し、園で実施している遊びの紹介や就学をテーマにした懇談を行っています。また、保育参加・保育参観・保護者会をそれぞれ年2回ずつ開催するほか、個別面談を年1回実施しています。あわせて、運営委員会を年1回開催し、行事の日程や運営方法などについて話し合っています。なお、各会の開催に際して、保育参観後に保護者会を実施したり、事前連絡を早めに行ったりして、保護者が日程確認しやすいよう配慮しています。
保護者の養育力向上に向け、意見交換の場を設け、講座などを実施しています
子育ての考え方について互いの理解を深めるために、保護者会・個別面談では、就学や子育てで困ったことなどのテーマで意見を交換しています。また、保護者の養育力向上を目的として、栄養士による離乳食教室や看護師による生活リズム講座を開催し、育児に役立つ情報を伝えています。
9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
- 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
- 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
動物園や消防署、スーパーなど地域資源を活用した体験・交流を行っています
散歩に出かけた際には、自然動物園で動物にふれたり、消防署を訪れて消防車の試乗をしたりしています。また、食育活動の一環として、近くのスーパーに材料を買い物に行くこともあります。勤労感謝の日には交番や商店などを訪れ、感謝の言葉を伝えています。そのほか、小学校の開催する学校見学に、5歳児クラスが参加しています。今後は、コロナ禍前に実施していた、高齢者施設との交流を再開していきたいと考えています。
行事に地域の方を招待したり、職場体験を通じて様々な人と交流する機会を持っています
多様性の認識を深めることを目的として、職員以外の人と交流しています。毎月「みんなの広場」を開催して地域の方を招待し、クリスマス会に参加してもらったり、在園児と一緒に遊んだりしているほか、育児相談会や離乳食教室も実施しています。なお、開催に際しては、園外掲示板やSNSにより、参加を促しています。また、保育実習生や高校生のボランティアなどを受け入れる際には、普段の保育活動の中で、子どもたちとふれあう機会を持っています。
【講評】
子どもの羞恥心に配慮しつつ、着替えの指導や環境の確保に取り組んでいます
個人情報については、入園説明会にて個人情報の取り扱いについて説明し、プライバシーの保護については、重要事項同意書、ホームページ・SNSへの写真掲載に関するお願いで同意確認を得ています。着替えの際はロールカーテンを閉め、5歳児クラスから男女に分かれるなど、子どもの羞恥心に対して配慮しています。また、看護師によるプライベートゾーンの大切さについて説明する機会を持っています。そのほか、オムツ交換は専用スペースで個別に行い、衝立で目隠ししています。
子どもと保護者の生活習慣や価値観などに配慮し、個別に対応しています
子ども一人ひとりを尊重する姿勢を子どもの人権マニュアルに示し、研修やセルフチェックを実施し、職員の理解を深めています。研修では「言葉がけ・嫌がる時の対応」などについて学び、鼻水を拭く際は同意を得るようにし、オムツ交換は個別に行うようにしました。また、保護者の生活習慣や価値観に配慮し、受診後の登園や、苦手な食材は無理に進めないようにするなど配慮しています。そのほか、肌が弱い子どもには手指にアルコール消毒を行わないなどの対応もしています。
セルフチェックリストを活用し、職員自らの行動の振り返りを促しています
虐待や育児困難などの事案については、児童虐待防止マニュアルに則って対応しています。虐待防止及び適切な対応に備え、職員は、園内研修に参加し理解を深めています。加えて、「人権擁護のためのセルフチェックリスト」を活用し、職員自らの行動を振り返ることを促しています。そのほか、虐待に関するニュースなどが報道された際は、昼礼でニュースや起こった事例について周知し、意識を高めています。
1.子どものプライバシー保護を徹底している
- 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
- 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
- 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
- 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
- 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
業務の標準化を図るために、運営法人や園独自のマニュアルを活用しています
業務の標準化を図るため、法人として「遊びの計画書・指導案・ちとせ交友会行動規範」などを整備し、園で独自に「嘔吐処理マニュアル・緊急事態マニュアル・散歩マニュアル」などを作成しています。業務の実施状況は、主任・看護師・園長を中心に随時確認しています。さらに、職員に「ちとせ交友会行動規範」を配布し、昼礼や職員会議での読み合わせを実施することで、マニュアルに対する理解の普及を図っています。
サービスの質の向上を図るためマニュアルの見直しを行い、適宜更新しています
業務水準の向上を図るために、「緊急対応マニュアルやBCP」などについて、園長を中心に見直しています。また、保護者の声を受けて、次亜塩素酸水は、戸外活動の際に持ち運ばないようにするなど、「事故防止に関する保育の手順」について見直しました。そのほか、職員の声を受けて、「散歩時の持ち物や人数確認の方法」などの視点で、「散歩マニュアル」について見直しを図りました。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている
事業者のコメント
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【講評】
法人理念に加え、職員と検討した園のショルダーフレーズを事務所内に掲示しています
法人の運営理念を「HOME」、法人の運営方針を「ここに集いここで育みそしてここからはばたく。関わる全てのひとにとって心安らぐ場所Homeでありたい」と定めています。これらの理念・方針について職員の理解を深める取り組みとして、運営理念を記載した冊子を全職員に配付しています。加えて、職員とともに毎年園のショルダーフレーズを検討し、事務所内に掲示しています。そのほか、保護者に対して、重要事項説明書に記載するとともに、入園説明会で伝えています。
園長の役割・責任は「キャリパスイメージ」や「園長の手引き」に記載しています
園長は、「園の運営」「職員の意識向上」「地域とのパイプ役」を最も重要な役割だと考えています。その役割と責任について「キャリパスイメージ」や「園長の手引き」に記載し、職員会議などで職員に伝えています。また、法人は園長の事務(人事・渉外)補助を目的として、ゾーンマネージャー・エリアマネージャー・保育マネージャーを設置しています。直近で園長がリーダーシップを発揮した事例として「休憩時間の幅の拡大」に取り組んでいます。お昼以外の時間にも分割して取得することができるようにしています。
重要な案件は、内容によって法人会議や園の会議などで検討しています
重要な案件は、内容によって法人経営戦略会議・ゾーン会議・エリア会議・職員連絡会などで検討しています。「新設園の状況」「幹部人事」などの事例については、経営戦略会議で検討し、エリア会議で周知しています。最近、地域住民に対しては、「地域交流(みんなの広場)開催のお知らせ」などを行っています。そのような事例については、SNSや園外掲示板で情報を発信しており、イラストを用いたポスターを使用するなど分かりすい工夫をしています。