評価結果

標準の評価

基本情報

【サービス種別】

認可保育所

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

1) 企業理念:働く女性を、最高水準のエデュケアと介護サービスで支援する。
2) 教育方針:人生で最も重要な時期の人間教育を目指す。
3) 保育目標:寛容な人間、聡明で愛情深い人間、探求心の旺盛な人間、グローバル社会で活躍できる人間

職員に求めている人材像や役割

・1人1人がプロとしてお子さま、保護者様と接すること。
・お子様1人1人に常に愛情をもち接すること。
・お子様や保護者様の為に、最善な対応を常に考え行動できること。

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

・大切な命を預かっているという意識を常に持つこと。
・お子さまの手本となるような、振る舞いや言葉遣いを心掛ける。
・お子さま一人一人にしっかり目を向け、愛情をもって接すること。

全体の評価講評

特によいと思う点

外観は保育園とは気づかないくらいシンプルですが、ビルの2階、3階にある保育室内は淡い色で統一され明るく温かい雰囲気です。天気の良い日の午前中はほぼ毎日散歩に出かけ探索活動を行ない、自然観察や発見を楽しんでいます。保育室は活動に合わせて大きさを変え、広い部屋でおもいきり身体を動かす運動遊びも子どもたちは大好きです。夏は広いテラスを活用し3、4、5歳児は大きなプールを、0、1、2歳児は水遊びをたっぷり楽しんでいます。絵本コーナーやアトリエ、ランチルームなど、園内を魅力ある空間に整え保育の充実につなげています。

ハロウインではお化けの形のハンバーグとパンプキンのパイが並び子どもたちの歓声が上がりました。栄養士のアイデアと頑張りは随所に見られ、食育活動の中でも人気の調理保育では「絵本に出てくる食べ物を実際に作り、お友だちと一緒に食べる喜びを感じる」を目標に3、4、5歳児がそれぞれ「カラスのパンやさん」のパン作りに挑戦しました。他にも大きなビスケット、ぐりとぐらのカステラなども作りました。調理活動だけでなく食の大切さをSDGsに関連させ、感謝の気持ちを育み、お当番活動や三食食品群など多様な食育活動に取り組んでいます。

朝7時30分から20時30分までを保育時間とし急な残業等での降園時間変更も申し出により対応しています。給食時のスタイやエプロンを園で用意しオムツやタオルのオプションサービスを保護者の都合で利用して貰っており、持ち物を減らして働く保護者の負担軽減を図っています。ポピンズメモリー(連絡帳)の活用で正確な情報を早く手渡すことに力を入れ、その日の保育は玄関の写真掲示で紹介しています。保護者参加行事も再開され子どもの成長を直接感じ取れる機会となるように企画し、保護者から多くの感謝の言葉が聞かれています。

さらなる改善が望まれる点

園の事業計画は年度毎に作成して、結果を事業報告書で評価しています。事業計画書には運営方針や入所児童数、職員配置とともに事業項目を記載しています。事業項目は行事予定や職員の研修計画、給食に対する取組計画などは各項目について記載しています。しかしながら、各年度の事業計画書はほぼ同じ内容となっており、年度毎に園が特に重要とする改善施策について、具体的な記載がありません。年度の重要課題に関する重点施策を明記し、職員に施策を周知して園が一体となって取り組むことで、より確実な改善が期待できます。

苦情解決制度を利用できることや園内外の相談先を利用できることについて、今回の保護者アンケートでは低い数値となり、また園としてもさらなる周知・対応が必要と認識されています。また、意見箱も設置していますが、これまで意見が入っていたことがない状況です。入園時に苦情解決制度、園内外の相談窓口について保護者に説明し、園内掲示も行なっていますが、園以外の相談先(第三者委員)含め、気兼ねなく相談できる仕組みについて、保護者の理解を深めるべく、その周知に向けたさらなる取り組みが期待されます。

保護者のニーズ把握の一つとして、法人主導での「ISO顧客満足度アンケート」を毎年実施しています。なお、園の行事後には、連絡帳システム(ポピンズメモリー)を通じて、保護者から感想をもらっていますが分析には至っていません。集約した感想(ニーズ)の分析や正式な行事後アンケートからは、今後対応すべき課題が抽出されるため、次につなげる意味で有効です。ISO顧客満足度アンケートについても、前年度との比較・分析するなど、同様に課題抽出に向けた今後の取り組みが期待されます。

事業者が特に力を入れている取り組み

園の持つ専門性を活かし、地域に向けて保育所体験を実施しています。今年度36名と多くの参加があり、育児相談も同時に対応(今年度15名参加)しています。保育所体験会では、夕方の会にも参加してもらいました(実施後は参加者へアンケート実施)。これらの取り組みは非常に好評であり、今後も地域に向けた取り組みに力を入れていきたいと考えています。その他には、一時保育の需要もあり、今年度は空きのあった3~4歳児を受け入れています。

今年度から新たな施設長となり、働きやすい職場環境へ向け取り組んでいます。職員には、得意なことを活かし、自分のやりたい保育ができるように見守り、これを後押ししています。絵、制作、ピアノ、リトミック、サッカー、パソコンなど得意な職員の個性を活かし、モチベーションアップにもつなげています。職員育成に向けてきめ細かなアドバイスにより園をリードするとともに、雰囲気の良い職場環境作りに向け、意欲的に取り組んでいます。今回の職員自己評価では、「施設長が親身なって相談にのってくれる」などの声が寄せられています。

行事は日頃から子どもたちが興味を持ったリ親しんでいる物を題材に捉え企画に反映させています。日常の保育の延長として無理なく雰囲気を楽しめることが大切と考えています。夏祭りは室内を祭りの雰囲気に飾り、子どもたちは甚平を着て参加しました。4、5歳児のお店屋さんは、待ち受け画面付きの携帯電話の販売、ゲーム機、キラキラネックレスなどの装飾品、ぬいぐるみ、ポップコーン、アイス、ジュース、綿菓子等を店頭に並べ小さい子どもが100円の金券を持って買い物をしました。職員考案のたこ焼きビンゴ(ゲームコーナー)も好評でした。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:8月1日現在、保育園を利用している全世帯を対象に調査を実施しました。兄弟姉妹のいる世帯は、1世帯として扱い、一番年齢の低いお子さんを対象として回答してもらいました。
  • 調査方法:アンケート方式  
    無記名方式。QRコードを記載したアンケートの案内を事業所を通じて保護者へ配付し、WEB上でアンケートに回答してもらい、取りまとめました。調査結果は選択回答だけでなく、記述式の回答についても匿名性に配慮してまとめ、保育園に報告しました。
  • 有効回答者数/利用者家族総数:42/61(回答率 68.9% )

総合的な感想では、「大変満足」29名、「満足」12名、「どちらともいえない」1名であり、98%の利用者が満足と回答しています。
毎日の保育サービスにおける「子どもの心身の発達」が満足度100%であり、その他多くの項目で90%以上となり、高い満足度がうかがえます。
自由意見では、「毎日元気な子供達を育ててくれとても感謝しています。のびのびと育っており、先生方のおかげです。日々成長しているので楽しみです」、「保育園に通うことが子供の成長にとってとても良いと感じています。親としても子育てに不安を感じる時、相談できる場所であることをありがたく感じています」、「あたたかく保育してくださっていると思います。感謝しております」、「きめ細やかな報告や個々に合った対応など大変感謝しています」など園に対する感謝の声が寄せられています。一方、「一緒に参加できる園行事がもう少しあれば嬉しい。運動会が屋外での開催ができたら嬉しい」という声もありました。

アンケート結果

1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか

はい 42名 (100%)

100%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「いろんな経験をさせていただき、感謝しています」、「たくさんの体験をさせていただき、工作も運動も、食育も、お友達との遊びも、家ではできないことばかりです」、「色々な活動や発達に応じたおもちゃを取り入れて工夫して頂いていると思います」などの声がありました。

2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか

はい 41名 (98%)
どちらともいえない 1名 (2%)

98%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「毎日の活動を楽しみにしていますし、イベントはもっと楽しみにしています」、「絵の具遊び等家でなかなかできない遊びもやらせてもらい、興味関心の幅が広がっていると思います」、「個人の興味関心を尊重してもらっていると思います」などの声がありました。

3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか

はい 41名 (98%)
どちらともいえない 1名 (2%)

98%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「保育園の食事が家よりレストランより1番美味しいと言っています、ありがとうございます」、「手の込んだお誕生日ケーキや季節のメニューにより食事を楽しめる子供になりました」、「一度試食しましたがとても美味しく毎日身体のことを考えられたメニューです」などの声がありました。

4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか

はい 36名 (86%)
どちらともいえない 6名 (14%)

86%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「自然の少ない都会でありながらも、外の環境に連れていただき、戸外の空気を楽しんでいます」、「園庭がない分、色々な公園に日替わりで行くことができて楽しんでいます」、「もう少し自然に触れ合える場所に出向く遠足やプール教室があっても良いと思います」などの声がありました。

5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか

はい 37名 (88%)
どちらともいえない 3名 (7%)
無回答・非該当 2名 (5%)

88%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「これは本当に助かっています。先生方は、きっとご迷惑であろうにもかかわらず嫌な顔ひとつせず対応くださり感謝しかありません」、「いつも柔軟にご対応頂きありがとうございます」などの声がありました。

6.安全対策が十分取られていると思うか

はい 39名 (93%)
どちらともいえない 3名 (7%)

93%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「園は整頓されていて、先生方の目配りもされてきて、大きな怪我もなく過ごせています」、「いつも同じ時間帯に登下校、外出をしているので近隣の人も良くも悪くもよく見ていると思います」などの声がありました。

7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か

はい 37名 (88%)
どちらともいえない 4名 (10%)
いいえ 1名 (2%)

88%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「事前に年間スケジュールを示してくださっていて調整しやすいです」、「年間スケジュールはもらいましたが、開催時間の目処をお知らせ頂くのがもう少し早いと助かります」などの声がありました。

8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか

はい 40名 (95%)
どちらともいえない 2名 (5%)

95%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「担任の先生方皆さんとてもお話ししやすく、帰宅時にちょっとした相談をさせてもらっています」、「引き取りの後でも、機嫌が悪くなって困っていると自然と手助けしてくれたり、日々の小さな成長を伝えてくれてとても助かっています」などの声がありました。

9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 40名 (95%)
どちらともいえない 2名 (5%)

95%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「清潔で気持ちよく安心してお願いできます」、「きれいに整頓されています」などの声がありました。

10.職員の接遇・態度は適切か

はい 39名 (93%)
どちらともいえない 2名 (5%)
いいえ 1名 (2%)

93%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「子どもに対してもとても丁寧に優しくお話ししてくださっていてよい影響を与えてもらえています」、「どなたも愛情を持って丁寧に接していただいているのが分かります」、「コミュニケーションとる上でマスクはもう外してよいのではないかと思います」などの声がありました。

11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 40名 (95%)
どちらともいえない 1名 (2%)
無回答・非該当 1名 (2%)

95%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「子どもの様子をメモリーや帰宅時口頭で伝えていただけるので安心できております」、「細かな様子にも気づいていただけています」などの声がありました。

12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 33名 (79%)
どちらともいえない 5名 (12%)
無回答・非該当 4名 (10%)

79%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「配慮を欠かさない迅速な対応をいただいています」、「大きなことはこれまでなかったですが、小さなケンカの怪我でも相手のお子さんの名前は伏せ、防げなかったことを謝罪してくださるというのを徹底されています」などの声がありました。

13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか

はい 38名 (90%)
どちらともいえない 4名 (10%)

90%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「本人が先生の名前を嬉しそうに呼んで登園するので、大切にされていると感じていると思う」、「本人が先生の名前を嬉しそうに呼んで登園するので、大切にされていると感じていると思う」などの声がありました。

14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか

はい 36名 (86%)
どちらともいえない 1名 (2%)
いいえ 1名 (2%)
無回答・非該当 4名 (10%)

86%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「守られているかいないかはわかりませんが、漏れ聞こえてきたりはしていないです」などの声がありました。

15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 39名 (93%)
どちらともいえない 3名 (7%)

93%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「いつも活動の様子などをわかりやすくお伝えくださります」などの声がありました。

16.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 36名 (86%)
どちらともいえない 3名 (7%)
無回答・非該当 3名 (7%)

86%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「できる限り要望にも応えていただいています」などの声がありました。

17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 21名 (50%)
どちらともいえない 10名 (24%)
いいえ 3名 (7%)
無回答・非該当 8名 (19%)

50%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「掲示さえていたと思います」などの声がありました。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
企業理念を携帯用カード、重要事項説明書に記載し、職員と保護者に周知しています

園の理念及び目標について、職員の入社研修の際にはテクニカルブック、ポピンズクオリティーブックを用いて、内容の理解を深めています。園内の職員には企業理念を記載した「携帯用カード」を配布し、週ミーティングの際には必ずこれを唱和しています。一方、保護者に向けては、入園説明会のときに重要事項説明書を用いて企業理念、目標を示しており、懇談会の場においても再確認し、理解を深めています。また、園内の見やすい場所に理念・ビジョンを掲示しており、WEB上にては保育方針も載せています。

施設長は職員の役割と責任を明示し、取り組むべき方向性を伝えています

施設長は、毎月開催される本社会議の内容を園に持ち帰り、園内ミーティングの場で職員に会社の進むべき方向性を示し、自らの役割と職員の役割や果たすべき責任を明確にしています。また、年初においては、職員は自らの役割や分担を確認したうえで、園の理念及び目標を考慮して、単年度の目標管理シート(MBO)を作成しています。施設長は、職員ごとにMBOの達成に向けた活動につき、個人面談にてアドバイスや支援をしています。年度末には職員は施設長との面談をとおして、取り組みの結果と次年度に向けた方向性を確認しています。

重要な案件の意思決定は、その経緯や内容等を職員や保護者に周知しています

重要な案件の検討や決定手順は、規定集の職務権限一覧(決済額、含)にて定められています。また、重要な意思決定の例には、本社会議での報告事項があり、これを受けて園内のミーティングにて内容と決定経緯が施設長から説明されています。この内容はミーティング議事録にも記載され、後日振り返りや確認ができるようになっています。また、保護者に向けては、ポピンズメモリー(ウェブ版連絡帳)によるものや、懇談会や運営委員会を通すものがあり、内容と決定経緯がわかるようにしています。

1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
利用者の意向やニーズについて、複数のアンケート方式にて幅広く情報収集をしています

保護者からの意見収集には、主としては3つの方法があり、年に一度のISO顧客満足度アンケート、行事後のアンケート及び意見箱です。ここからの情報には、例えば、園庭がないため、自然に触れることや外の環境に連れて行ってほしい、との保護者の要望がありました。これを受けて、園は散歩や遠足に力を入れることとなり、上野公園への遠足、公共機関を使って三鷹のテーマ博物館や池袋の水族館などに行くことを行事に取り入れていました。その結果、今回の保護者アンケートには、戸外遊びや自然に関係する行事に好意的なコメントが寄せられています。

地域福祉の状況、福祉業界全体の動向など、園を取り巻く状況を常に把握しています

地域の福祉の状況は、新宿区の園長会(区役所で定期的に2~3ヶ月ごと)に参加しています。ここでは、教育相談、子ども家庭支援センター(虐待含む)、事故報告や防止、リスク情報、就学前健診などの情報が共有されています。さらに、グループ全体会議やグループウェアを通して、保育サービスを取り巻く最新情報を得ており、その中から課題やニーズを把握し、園内では職員間で共有がされています。とくに、最近の課題やニーズに関して、会社全体として定員割れの状況やベビーシッターの活用についてなど把握されています。

経営状況を把握し、先を見ながら課題・ニーズに対する取り組みの方向性を導いています

自治体の助成金請求や毎月の出納簿あるいは決算書(令和4年度資金収支当初予算書および決算報告書)により、園の経営状況を把握しています。また、保育サービスを取り巻く様々な情報から、課題やニーズを分析して取り組みの方向性を導いています。現在は、見学会に力を入れており(新型コロナウイルス蔓延時はオンライン方式)、今年11月には4回予定し(各回2名づつ)、また、保育所体験(午後4時の帰りの会参加、各回2組づつ)を受け付けており、すでに予定は希望者で埋まっている状態です。

1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
  • 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
  • 事業所の経営状況を把握・検討している
  • 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
  • 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
  • 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
職員に対して保育に従事する者としてのあるべき姿を追究させています

守るべき法・規範・倫理について、園の研修計画(内/外)にもとづき繰り返し確認をしています。計画の中には、新人研修、中堅保育士研修、保育士研修、自治体研修、施設長研修、キャリアアップ研修、次期リーダー研修、主任研修などが該当しています。また、園内ミーティング時には、研修時に得た情報のなかから、守るべき法・規範・倫理に関する内容について抽出し、読み合わせ等で確認をしています。特に最近では、人権擁護に関して倫理的な立場から保育士のあるべき姿について、それの認識の強化に努めています。

利用者の意向(意見・要望・苦情)に対して迅速に対応する仕組みがあります

苦情解決制度を利用できることや園以外の相談先については、重要事項説明書に「苦情解決のための第三者委員制度」として明記しています。これについて、入園前の説明で説明するとともに、玄関にも苦情解決制度の内容を掲示しています。また、ご意見箱を設置し、職員の目を気にせず保護者の意見を伝えられるようにしています。また、意見・要望・苦情があった時には、すぐにミーティングを開き、全員で検討、早急に回答する仕組みがあります。もしも園内のみで解決しない場合には、本社オペレーションに報告し、組織的な対応の流れができています。

園の活動の情報発信とともに地域の福祉に役立つ取り組みを展開しています

園の活動状況は、ホームページや新宿区保育施設ガイドに情報を載せています。看護学生や保育士実習生の受け入れは、ボランティア・実習受け入れについてのマニュアルに従い毎年実施しています。小中高学生の職場体験については、これも受け入れています。さらに、新宿区内の幼稚園に通う園児が休園などで一時保育が必要になった場合には、一時保育申込書により依頼を受け付けており、その実績もあります(今年夏、3、4歳児)。新宿区の園長会に出席して、区の求める保育方針を取り入れたサービスを提供しています。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
  • 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
  • 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
  • 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
  • ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
  • 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
  • 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
園の保育サービスに係る様々なリスクについて意識を向けています

園にかかわる様々なリスクについて、新宿区からの連絡や報道ニュースなどから情報収集し、職員間で話し合って対策を講じています。例えば、不適切保育(実際の見落とし事故例)について原因分析をするなど、園内研修を重ねています。事故発生については、グループ内の全園で共有され、発生原因や是正の共有化をはかり、当園での保育サービスに役立てる仕組みができています。さらに、当園アクシデント分析表にて、今年9月は全6件のうち噛み付きが半数を占めたことなど、傾向分析結果を全職員(子育てサポート、含)で共有しています。

事業継続計画(BCP)ならびに保育中の事故対応マニュアルも整備されています

児童福祉施設等における業務継続計画(2023年6月9日)は、当園の最新版BCPとして策定されており、感染症ならびに自然災害(地震、風水害)を想定したものです。また毎月避難訓練も実施し、事前対策として日頃から地域に開かれた施設を目指すことや、自治会、所管の消防署との連携・協力体制の重要性を認識しており、有事の際の園内役割分担も明確になっています。また、BCP以外にも、不審者対応マニュアル、散歩マニュアル、公園マニュアル、テラスマニュアル、建物内の危険個所が整備されています。

個人情報管理の規程を定め、情報の管理・保護について徹底しています

個人情報の収集、利用、保管、廃棄について、個人情報管理規程が定められ、これに基づき管理を徹底しています。携帯端末システム、PC、等はパスワードが掛けられており、園児の個人ファイル(紙面)は鍵付きロッカーに保管され、コピーを含めて外部への持ち出しが不可能です。さらに個人情報保護法に則り、利用目的の明示、開示請求への対応について、入園時に保護者から同意書を得ています。情報管理全般については就業規則の中でも触れており、入職時にはその管理方法を説明し、職員から誓約書の提出を受けています。

1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
  • 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
  • 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
  • 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
  • リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
  • 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
  • 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
  • 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
  • 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
  • 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
幅広く人材を集めることに努め、個人ごとの研修計画により職員を育成しています

正職員以外の子育てサポーターは、職員全体の三分の一を占めており、園全体の保育サービス提供において様々な活躍の場が与えられています。そのため採用においても、働き方の多様なニーズや希望に配慮されています。また、正社員のみでなく子育てサポーターにも、研修の機会が与えられており、個人ごとの年間研修計画によって知識・技能・経験を身に着けることができます。さらに、研修予定にもとづいたシフトは、参加のしやすさが考慮されています。そのため、自分の好きな研修を受けやすいものとなっています。

求める人材像を具体的に示しており、それに対応したキャリアパスを明確にしています

職員の育成を踏まえて、処遇(賃金、昇進、昇格)と連動したキャリアパスがあり、個人ごとにキャリアプラン・シートが設定されます。勤務年数ごとにステップアップ研修を実施し、モチベーションを向上させ、目指すべきステップや道を考察できるようにしています。さらに、2年目研修、3面目研修、主任研修、次期リーダー研修、施設長研修などがあり、長期的な視野で研修の機会が与えられています。職員と施設長は定期的に面談し、毎年の目標に対する取り組みの評価により、次年度の取り組みの方向性を明確にする仕組み(MBO)が運用されています。

職員が働き続けられる職場作り、学びの環境づくりに取り組んでいます

職員の就業状況を把握しつつ、また、職員が希望する日に休みが取れやすいようにシフトを工夫し、残業を少なくすることで、疲労・ストレスの軽減につなげています。また、施設長は職員との定期的な面談をとおして、意欲及び働き甲斐の向上に取り組んでおり、それ以外にも、施設長は職員に日頃から声を掛けるなど、他愛のない会話も取り入れながらコミュニケーションをとっています。さらに、一人ひとりが学んだ研修内容を毎月のミーティングで発表するとともに、行事の際は工夫や気づき・反省を発表し、お互いが学び合う機会としています。

1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
  • 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
  • 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
  • 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
  • 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
  • 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
  • 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

今年度から施設長が交代したため、保育サービスの質を落とさずに、保護者の満足を得ていけるかが課題として認識されていました。保護者とともに育ちあう関係を構築していくためには、保育者と保護者はポピンズメモリー(WEB連絡ノート)、個人面談、写真掲示、懇談会、行事などを通して、子供たちの育ちや課題を共有し合えるように努めることが最重要と考えられていました。
保護者との良い関係性構築のため、施設長と職員とは一体となって、保護者に信頼してもらえる関係づくりに新たな気持ちで取り組んでいました。
具体的な内容は、朝や帰りの送迎時にこちらから保護者に声を掛け、今日の子供たちの様子を保護者に伝え、WEB連絡ノートを通して、密度の濃いやり取りに取り組みました。また、誕生会、夏祭り、ハロウィン、テラスでの水遊び、食育など多様多彩な企画にも積極的に取り組みました。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

日常的な取り組みと、様々な企画に積極的に取り組み、その活動の有効性評価は、ISO顧客満足度アンケートを用いて測定しました。目標達成の基準値は、「安心して任せられる」の割合を85%としていましたが、アンケート結果は86%となり、基準をわずかに上回り活動の有効性が確認できました。
なお、新型コロナウイルス感染症蔓延の影響は次第に収まってきていることから、保護者の参加できる企画や活動を増やしていく予定であり、それらのなかからご意見を頂戴した場合には、全職員で共有し、今後の対応を丁寧に検討していく方針です。さらに、保育サービスの品質レベルは、どの職員でもバラツキなく一定以上の対応ができるよう、皆を育てていきたい計画です。

2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

経験の浅いスタッフでも子どもや保護者から信頼され、かつ行事運営の方法についても学び、どの職員でも同じ対応ができる園にしていきたいという思いがあります。そのため、保育の向上をめざし、園内研修の年間計画を作成し、月ミーティングや週ミーティングを活用して園内研修を実施し、必要なスキル・知識を共有することを目指しました。
具体的な取り組みは、園内研修計画に基づき、月ミーティングで研修のできる体制で取り組みました。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

月ミーティングでは必ずしも全員が参加できる訳では無かったため、あらかじめクラス内で話し合ってからクラスの考えを発表・共有することで、全員が同じ認識を持って保育にあたることができるようになっていました。
自治体など外部で得た知識・スキルについても、園内ミーティングで研修に取り入れ、学びの機会としていました。
結果についての施設長の総評では、目標達成度は7割ぐらいとのことでしたが、職員の園児たちへの言葉掛けに変化が現れてきており、その子どもに合った対応もできるようなってきているとのことでした。また、常に同じ目標を職員が共有し取り組めたことは良かったとのことでした。今回の活動を通して、保育や行事運営の方法が一通りわかったことでさらにブラッシュアップし、これから入ってくる社員、子育てサポーターにそれらの方法を伝えていき、どの職員でも同じ考え・目標の中で保育が進められるようにしていきたいとの抱負です。

サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
本社が運営するホームページにより教育方針や特色を紹介しています

本社のホームページには、系列園共通の教育方針「人生でもっとも重要な時期の人間教育をめざします」を掲げ、教育(エデュケーション)と保育(ケア)を融合させた「エデュケア」を、0歳児から実践するとしています。そして「寛容な人間」「聡明で愛情深い人間」「探求心旺盛な人間」「グローバル社会で活躍できる人間」を育てることを目標とし、SDGs教育に取り組み、食育に力を入れ、ITを活用した連絡帳の使用、荷物は最小限で済むようポピンズプラスで働く家庭を支援する等、系列園共有の5つの特徴を紹介しています。

園や区のホームページから園の正確な情報を入手できるようにしています

園のホームページには、施設長からの「複数の路線が利用可能でアクセスに恵まれた立地です。周辺には公園が多く、四季折々の花をはじめとする自然との触れ合いを大切にしています。お子さまに寄り添い、興味関心の目を育むエデュケアを実施しています」のご挨拶の言葉と共に開所日、定員等の基本情報も載せています。区の担当課とは連絡を密にし最新情報を提供し、空き情報など正確な情報が区の公式ホームページに掲載されるようにしています。知人からの紹介や園の特徴である食育、ポピンズプラスに魅力を感じたと話す人からの問い合わせもあります。

見学会は日程と時間を決めて開催し、設備や保育内容、園の特徴などを説明しています

昨年まではオンラインで実施した園見学ですが、今年は時間をかけて園内を見てもらえるようにし、多くの方の参加を歓迎しています。在園児への影響等も考え日程を決めて園のホームページに見学日を掲載して案内しています。各回2組迄としましたが希望があれば4組ぐらいまで増やし、前もってホームページ経由で申し込みを受付けています。30分から1時間ぐらいの時間をかけて施設長が園内を案内しています。見学の保護者からはビルの中の園だが広くて明るく綺麗、テラスの活用や保護者の負担が少ない等に好感が持てるとの感想が寄せられています。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
新入園児の保護者に個別面接を行い、園のルールや詳しい説明をしています

区の担当課から4月入園が決まった子どもの名簿が来ると、園からは郵送で書類一式を送り、入園前説明会と面接を実施しています。説明会は土曜に実施しており、施設長から重要事項説明書に基づいて約束事などを説明し、その後の面接は4つのブースに分かれ職員1名から2名が担当し保護者が記入して持参した書類を確認しながら聞き取っています。個人情報や写真の取り扱いも確認し、説明漏れがないよう面接シートの記録を取っています。食物アレルギー等については栄養士から、予防接種、与薬などの健康面については看護師が聞き取っています。

無理なく園に馴染めるように、個々の子どもに合った対応をしています

園は、新入園児一人一人を職員が共通理解した上で迎えることができるよう、入園前面接の記録等で情報を共有しています。入園当初の慣らし保育の有無は保護者の就労の都合や子どもの状態を見て個別に対応しており、期間は園と保護者が相談して「慣らし保育カレンダー」に記入しています。数日かけて少しずつ時間を延ばし、子どもが安定した気持ちになれるように配慮して、徐々に通常の保育時間に移行しています。この時期は、子どもを入園させた保護者も不安を抱えているため、降園時は園での様子を細かく伝え安心して通園できるようにしています。

転園、退園後もいつでも訪ねて来てもらえる園をめざしています

保護者の転居等様々な理由で退園していく子どもには、制作した作品を集めて渡し、寄せ書きや手作りカード、手紙等を渡して、クラスの皆でお別れしています。今年度は小学生の職場体験を計画し、卒園生に声を掛けました。転園・退園児の住まいが園の近くの場合は園行事に招待したり保護者の相談に乗るケースもあります。園長と職員は、いつでも訪ねて来てもらえる保育園をつくりたいと願っており、卒園後にランドセルを背負って姿を見せてくれたり転園後も近況を知らせてくれる人も見られます。卒園児の支援については更に工夫したいと考えています。

1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
  • サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
  • サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
法人の統一様式を用いて記録し、個々の子どもの発達は成長記録に記載しています

子どもの基本的な情報、家庭状況、成育歴、発育歴、予防注射の接種状況、緊急連絡先やかかりつけ医等の情報、個人面談記録も児童票ファイルにまとめ所定の場所に置いています。一部はシステム上のマイページに保護者自身に入力をお願いしています。一日のクラス全体の活動を保育日誌に記録し、個人記録欄に個々の子どもの様子を記入しています。一人の子どもが成長する姿は成長記録として一定期間ごと文章でまとめ、在園中の記録が蓄積するようにしています。毎年行う保護者との個別面談等で得た情報から個人記録を更新しています。

全体的な計画を踏まえ年間指導計画を作成し、月週案へと展開しています

全体的な計画を踏まえ年間指導計画は前年度末の反省を基に年度当初にできています。月案と4週分の週案を月週案として立案し、子どもの発達や季節、地域性、自由遊びや異年齢の触れ合い、戸外遊び、室内遊びなどをバランス良く組み合わせ、具体的な活動につなげています。月末には月案反省から意見交換し翌月のねらいを定め、週ミーティングでは子どもの様子を報告し、翌週の週案の進め方や行事計画を検討しています。ニュースレターに各クラスの「ねらい」と「活動」を掲載し保護者に知らせています。0歳児~2歳児は個別計画を作っています。

定期開催の週・月末ミーティング、ノートの活用などで職員が情報を共有しています

月ミーティングは全員参加で行い行事予定や子どもの様子を報告し合い共通の認識で保育に取り組んでいます。視診表には保護者からの連絡や子どもの変化等を記入し、職員間の情報共有にスマートフォンのアプリも使用して情報共有に努めています。月ミーティング、週ミーティングの議事録には確認欄を設け印をつけて伝達漏れを防いでいます。「スタッフ専用ノート」と「子サポノート」を情報共有に活用しています。「子サポノート」は大判の大学ノートに読みやすい記入を心がけ書き出しには「いつもありがとうございます」との言葉が添えられています。

1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
  • 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
  • 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
  • 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、保育の過程を踏まえて作成、見直しをしている
  • 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
  • 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
  • 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録を適切に作成する体制を確立している
  • 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報について、職員間で申し送り・引継ぎ等を行っている
  • 子ども一人ひとりに対する理解を深めるため、事例を持ち寄る等話し合う機会を設けている
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている
  • 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
  • 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
  • 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
  • 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
  • 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
  • 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】
    小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、援助している
【講評】
清潔で安全な室内環境の維持に職員全員で取り組んでいます

外観は保育園があると思えないシンプルな佇まいのビルの2階と3階に園があります。外とのアクセスは主にエレベーターを使用しています。玄関フロアや廊下、保育室の壁面や遊具棚を淡い色で統一し、明るく広々とした空間となっており、夏には大きなプールが組み立てられる程の広いテラスがあります。0歳児から5歳児まで定員一杯の子どもを迎え、2階は独立した0歳児室と1、2歳室が広場を囲む形で配置され、3階は、3,4歳児室と独立した5歳児室があります。職員の工夫で室内空間を上手に活用し、清潔で安全な環境の維持にも努めています。

様々な角度から外国文化を取り上げ、世界を意識した環境で子どもの視野を広げています

本社の方針の1つにグローバルな社会で活躍できる人間を育てることを掲げ、小さいうちから世界を意識した環境や情報の中で生活することで子どもたちの視野を広げています。年齢に合わせて取組む多文化理解教育では、毎月一つの国を取り上げ、その国の音楽や風土、言葉を知り、給食には多文化料理として世界のメニューを紹介するなどして子どもの興味関心を集めています。ハロウインやクリスマスなどの行事を捉えて外国文化に触れ、SDGsの取り組みでは世界の国々の貧困や教育についても学びました。多くの資料が掲示されているのを確認しました。

配慮の必要な子どもを支援し子ども同士のトラブルも気持ちを尊重した対応をしています

配慮が必要な子ども、発達面で気になる子どもは職員が丁寧に関わり、保護者も含めて成長を応援する視点で関わっています。スペシャルニーズ対応マニュアルも用意し、個別に通っている療育機関があれば、指導を保護者から聞き、園での声掛けを統一しています。文化や生活習慣の違う外国人の親を持つ子どもも違いを意識することなく過ごしています。5月の懇談会では、1、2歳児等で噛みつきなどが予想される時期と園でのトラブルの対応を伝え理解を促しました。子ども同士のトラブルは成長の過程で必要な事と捉え、発達に応じた声掛けをしています。

2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている
  • 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
  • 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
  • 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
  • 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
登園・降園時の保護者との会話で子どもの様子を確認しています

登降園時は各保育室まで保護者に入室してもらいコミュニケーションを取っています。職員は前日の連絡事項を視診表を確認しながら朝の受け入れをしており、必要なら電話で確認することもあります。ポピンズメモリー(ウエブ版連絡帳)には体温、機嫌、排泄、入浴などの記載欄があり、登園時は職員が確認しながら保護者の話を聞き、伝達事項等があれば視診表に記録しています。その日の様子はおやつの頃までに職員が連絡帳に記入して配信しており、降園時は活動中のエピソード、お友だちとの関わりなどを伝えています。伝達事項は確実に伝えています。

個別に配慮しながら無理なく基本的生活習慣を身に付けています

個人差があることを職員が理解し、個別に配慮しながら基本的な生活習慣の大切さを子どもたちに伝えています。自分でしようとする気持ちを大切にし、保護者にも取り組みの実際を知らせ、園と家庭が歩調を合わせて子どもを見守っています。離乳食では、最初の食材は家庭で安全に食べられる事を確認してから園で提供し椅子とテーブル、食具も子どもに合った物を用意しています。排泄自立への取り組みも排泄間隔の把握からはじめ、子どもの発達に合わせて無理せず進めています。異年齢の子どもたちが一緒に活動する場では真似しながら成長しています。

休息や睡眠は子どもの生活リズムや年齢、活動内容によって柔軟に対応しています

0、1歳児は午前や夕方に個々の生活リズムに合わせて睡眠を取っており、活動内容によって休息時間を多く取るなどの細かい配慮をしています。午睡の時間は各保育室や所定の場所に、0、1歳児は衛生・安全に配慮されたお昼寝用マットを、2歳以上は午睡用ベッドを使用しています。午睡時間は全員一律ではなく体調に留意して体を休めたり静かに過ごす時間を作っています。5歳児は年明けから午睡なしで過ごし、ワークで時計や書字の練習などをして過ごしています。

3.日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
  • 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
  • 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう援助している
  • 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉(発声や喃語を含む)や表情、身振り等による応答的なやり取りを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
  • 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
  • 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている
  • 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
「エデュケア」を掲げ、充実したカリキュラムで子どもの育ちを支援しています

系列園共通の方針として教育(エデューケーション)と保育(ケア)を融合させた「エデュケア」を掲げ、子どもの知力を「言語、論理数学、空間構成、身体運動、自然科学、社会性、自己受容、音楽」の8つの領域に整理しそれぞれに対応した保育内容を構成しています。その中でグローバル社会で活躍できる視野の広い人間を育てることに力を入れています。充実したカリキュラムを基に家庭的な環境の中で子どもたちは自由に遊び、年齢が上がるにしたがって観察力や社会性、協調性を身に付け、保育士主導ではなく子どもの主体性を何よりも大切にしています。

2階、3階の保育室を職員の工夫で魅力ある空間に整え、表現力や感性を育んでいます

2階の0歳児室は月齢で2部屋に分けて活動が出来るようにし手作り玩具や絵本を用意しています。1、2歳児は可動式扉で仕切ってクラスごとや合同で遊んでおり、粘土やサークル遊びが大好きです。広場には絵本コーナーがあり壁面に子どもの作品を飾っています。絵本やパズル、知育の玩具等の数は豊富です。3階の幼児室は窓に面した明るい部屋で3歳児室をランチルームに、5歳児室を絵の具、糊、鋏、廃材などの多くの素材を置いたアトリエにしています。体操、ルールのあるゲーム、絵の具遊びや制作、お友だちとおしゃべり等で楽しんでいます。

夏はテラスでプールや水遊びを楽しみ、散歩では自然の中で思いきり体を動かしています

園はオフィスビルやマンションの並ぶエリアのビルの2階と3階にあります。天気の良い日の午前中はほぼ毎日散歩に出かけ探索活動を行なっています。散歩先の公園では、花や葉、木の実、昆虫に触れる機会もあり自然観察や発見を楽しんでいます。砂場や滑り台のある公園や、遊具の無い広場の公園などもあります。保育室は活動に合わせて大きさを変えて使用できるため、交替で広い部屋を使った運動遊びを行うなど子どもたちは積極的に身体を動かしています。夏はテラスを活用し3、4、5歳児は大きなプール、0、1、2歳児は水遊びを楽しんでいます。

4.日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
  • 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
  • みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
  • 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
【講評】
行事は子どもたちの興味を持った物を題材に企画し、豊かで楽しい体験となっています

行事は日頃から子どもたちが興味を持ったリ、親しんでいるものを題材にし内容に反映させています。前年度の内容も踏まえ職員が知恵を絞って企画しています。日常の保育の延長として子どもたちが無理なく雰囲気を楽しめることが大切と考えています。夏祭りは室内を祭りの雰囲気に飾り、子どもたちは甚平を着て参加しました。4、5歳児がお店屋さん(待ち受け画面付きの携帯販売、ゲーム機、ネックレスなど装飾品、ポップコーン、アイス、ジュース、綿菓子等)を開店し、小さい子どもが100円持って買い物しました。たこ焼きビンゴも好評でした。

日本の伝統行事やハロウイン、クリスマスなどの企画で子ども同士の仲を深めています

七夕、お月見、敬老の日、正月、ひなまつり等の日本の文化的な行事にハロウイン、クリスマスなど他国を理解して実施する行事を織り交ぜ、子どもたちは様々な体験をしています。絵本を読んでその由来に触れ、歌や制作に取り組み保育室の壁面を作品で飾り雰囲気を出しています。訪問調査時はハロウインパーティーで、0、1、2歳児はクラスごと順に階を移って5歳児室に出かけ宝探し(プールに隠れたお菓子探し)を、3、4、5歳児は職員のリードでゲームをしていました。仮装した子どもたちはいつもと違う雰囲気を思い切り楽しんでいました。

行事の取り組みを連絡帳、掲示などで知らせ、保護者の理解が深まるようにしています

絵画、工作、ピアノ、リトミック、パソコン、サッカーなど特技を持った職員が多く、日々の保育活動に活かしており、本物に触れる保育は充実度を増しています。その延長上にある行事は、保護者が子どもの成長を直接感じ取れる機会となるため、子どもと保護者にとって心地よい時間になるように企画しています。年間行事予定表を配付し保護者が参加しやすい日に開催しています。事前に日程や詳細、内容を記載した案内を配付し行事に向けた活動はニュースレター(園だより)やポピンズメモリー(連絡帳)に写真掲示で知らせ、一緒にその日を待っています。

5.保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
  • 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
  • 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
長時間の中でも子どもたちが楽しく過ごせるように、遊びの場所を工夫しています

朝の7時30分から18時30分までを基本の保育時間としています。朝7時30分を過ぎた頃に、順に子どもたちが登園し9時頃には子どもたちが揃います。0歳児も早朝から保育園で過ごしています。夕方は18時過ぎに3階の幼児が2階に降りてきて概ね10名位の子どもが一緒に過ごしています。延長保育で使用する部屋は2階の1歳児2歳児室に作り、その日の子どもたちの様子で疲れた時は休める場所も用意するなど最適な環境を作っています。階を分かれての園運営ですが施設長は「困ったら直ぐに内線で呼んで下さいね」と職員に話しています。

子どもの情緒や体調に十分配慮し、降園時には保護者に直接子どもの様子を伝えています

日頃から異年齢合同の活動があるため、子どもたちは担任以外の職員とのやり取りも楽しんでいます。保護者の就労やニーズに合わせて保育時間を設定し、延長の時間帯は全クラス合同で過ごし、ゆったりした環境の中で過ごしています。朝の合同保育から日中保育へ、日中保育から夕方の延長保育へ引き継ぐ時は、必要事項を各クラスの視診表に記入し連絡漏れが無いようにしています。職員は日頃から子どもの名前を覚え、情報を把握して共有に努めています。降園時は子どもの様子を保護者に確実に伝えています。

6.子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している
  • 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
  • メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
  • 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
  • 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
  • 保護者や地域の多様な関係者との連携及び協働のもとで、食に関する取り組みを行っている
【講評】
季節の新鮮な食材を使用し、子どもたちの嗜好に合った美味しい食事を提供しています

献立は2週間サイクルメニューで系列園統一のものを用いています。初回の残食等から月の2回目の提供で工夫をして提供しています。栄養バランスの良い食事は子どもたちの嗜好に合うように調理され、子どもに合わせた量を提供しています。手作りおやつ、餡の入った「こいのぼりパイ」や「ハロウインパイ」も好評です。椅子と机は子どもの成長に合った物を用意し、お友達同士の目が合うように椅子を配置しています。茶碗は陶器を使用しスプーン、フォーク、箸などの食具も吟味しています。素材の味を感じる味付けを心掛け美味しい食事を提供しています。

アレルギー対応食の提供では個別の状況に応じ、安全な食事の提供に努めています

食物アレルギーの有無や種類は入園面談で把握し、医師の診断書と「アレルギー疾患生活管理指導表」を基に個別に対応しています。毎月保護者と施設長、担任、栄養士が献立内容を確認し「アレルギー対応マニュアル」の手順を守り、毎朝アレルギー対応食、除去食等を職員と調理室で確認しています。アレルギー食の提供では、確認事項が書かれた色の異なる食札を付け、専用食器と専用トレーはラップで覆っています。調理担当から担任がトレーを受け取る時に声出し確認し、配膳時にも確認し、席を分け、子どものスタイと職員のエプロンの色も替えています。

栄養士と連携した食育活動は、食にまつわる様々な企画で興味と関心を誘っています

毎月の献立には多文化料理、郷土料理、行事食のほかお誕生日会の日は特別なケーキで祝っています。年間食育計画のもと0歳児から食育活動に取り組み、取り組みは写真掲示とドキュメンテーションで保護者に知らせています。中でも子どもたちに人気の調理保育では「絵本に出てくる食べ物を実際に作り、全員で作ったものを分け合って食べることの喜びを感じる」を目標に3、4、5歳児がそれぞれのクラスで「カラスのパンやさんのパン作り」を行いました。他に大きなビスケット、ぐりとぐらのカステラなど、多様な食育活動に取り組んでいます。

7.子どもが心身の健康を維持できるよう援助している
  • 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
  • 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
  • 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
【講評】
手順を覚えるだけでなく、子どもたちが自ら身の回りの危険に気づくようにしています

戸外遊び後の手洗いの励行は、洗面にイラストを掲示して職員と一緒に歌に合わせてやりながら手順を覚えるなど、年齢に応じた方法で進めています。2歳児になると鼻を自分でかめるようになるなど、職員が小声で促すようにしています。ただ手順を教えるだけでなく生活の中で自分で気づくことが大切と考え、声掛けを工夫し環境を整えています。楽しく覚えられるようにしています。鋏の使い方などは使い始める時に約束事や気を付ける事を説明し、散歩に出かける時は道の歩き方、横断歩道の渡り方、信号の見方、公園の遊具での遊び方等を話しています。

看護師の日々の健康観察と医師との連携で子どもの健康にきめ細やかに対応しています

看護師は子どもの健康管理を担当し、毎日園内を回り「保健日誌」を記入しています。緊急連絡カードも完備しています。職員は救命救急の研修を受けています。園での与薬は原則行わないことを入園時に説明していますが薬なしでは健康的に生活できないケースでは「薬依頼表」を、子どもの疾患については医師の「疾病管理依頼書」の提出により園で対応しています。嘱託医の定期健康診断、歯科検診と歯磨き指導もあり、検診結果と毎月の身体計測結果は保護者に報告しています。保育室に吐物処理セットを常備し、職員は実践研修を受講しています。

感染症や子どもの病気に対応する体制を整え、保健情報を保護者に発信しています

乳幼児突然死症候群の予防として一定時間ごとに午睡チェックしています。呼吸チェックの時に子どもの胸に手を当て、深い眠りにならないようにしています。登園前に家庭で検温し登園時に再度検温しています。入園時には重要事項説明書の保健衛生のページを用いて子どもがかかりやすい感染症や、感染症の登園基準、予防接種のスケジュールなど保健に関する情報を丁寧に説明しています。ニュースレター(園だより)にも季節の健康情報や園での取り組み、子どもたちの様子を丁寧に知らせています。感染症発生時は掲示物で速やかに保護者に知らせています。

8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
  • 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
  • 保護者同士が交流できる機会を設けている
  • 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
  • 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
  • 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している
【講評】
保護者の個別の事情に応じた柔軟な対応に努め、常に保護者の意向を大切に考えています

入園準備の段階で、保護者はウェブ情報システムに登録し、保護者用マイページを作る作業をしており、日々の登降園の管理やお便り類の受け取り、アンケートなどに活用しています。連絡帳アプリも日々の連絡で保護者と園をつなぐ重要な役割を果たしています。保護者への配付物は必要に応じて紙でも用意して周知に努めています。入園前の面接時で保護者の就労状況に応じて保育時間を調整し、様々な理由による変更も柔軟に対応しています。急な残業への対応でも個別の申し出を受け対応し、間に合えば急遽補食のおにぎりを用意することもあります。

連絡帳や写真掲示等で子どもの姿を共有し、成長を実感し理解できるようにしています

ポピンズメモリー(ウェブ版連絡帳)の活用で、保護者は通勤の行き帰りに各種連絡を確認できる状況となっています。毎月のニュースレター(園だより)にはクラス別にその月のねらいと活動を簡潔に載せ、月週案を掲示して保育の見通しを共有しています。園の玄関を入ると正面の保護者の目に入りやすい場所にその日の活動写真を掲示し、微笑ましい子どもの姿が伝わるようにしています。子どもの制作した作品や職員の作ったドキュメンテーションも掲示しています。訪問調査時はハロウインパーティーの日でしたが、午後には写真掲示で紹介していました。

懇談会、個人面談、アンケートや日々の会話などで信頼関係を作り上げています

年二回の保護者懇談会のうち初回(5月)は、前もって質問票を渡したり、簡単な自己紹介の時間を取るなど、保護者同士悩みを共有できるようにしています。昨年度までは感染症対策徹底のため、園での子どもの姿を見る機会が減り、保護者の保育への理解が浅くなりがちでしたが、今年度は送迎時に入室が可能となり、園は保護者と顔を合わせて会話することを大切にしています。こっそり参観も可能で、個人面談もほとんどの保護者が希望しています。保護者代表を含めた運営委員会もあり、本社のアンケートで保護者の意見を運営に活かす姿勢を保っています。

9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
  • 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
  • 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
散歩や園行事を通して子どもたちが身近な地域や人と関わる機会を増やしています

2015年7月の開設から8年がたち園の存在は地域に知られています。地域との関係を大切にしたいと考えています。地域の神社に初もうでに行きました。運動会は小学校の体育館を借りて行いました。自然に触れる機会は多く、遠足は隣区の大きな動物園に行き、水族館、プラネタリウムにも公共機関を使って出かけました。近隣の消防署で訓練を見たり交番ではパトカーと白バイを近くに見て乗せてもらいました。園で行う日本の伝統行事と地域の商店街の飾りつけや雰囲気を合わせて体験できるように散歩ルートを考え子どもたちが地域を知る機会もあります。

地域交流や福祉に役立つ取り組みが徐々に再開され、体験会などで園児が交流しています

外観は静かで保育園とは気づかないくらいシンプルですが、保育室内は淡い色で統一された温かい家庭的な雰囲気を保っています。その良さを知ってもらおうと、園は「保育所体験会」や「育児相談」を計画し、多くの希望者がありました。小中高生の職業体験の企画では今年度10名の方を受け入れました。園の玄関には保護者と子どもの興味のある催事案内チラシ等も置いて情報の提供に努めています。園は、様々な場面での危機管理に近隣の人の助けが必要と考えており、区内の系列園との連携や近隣の園とのつながりも大切にしたいと考えています。

【講評】
園としてプライバシーを保護すると共に保護者と映像等の取扱いルールを徹底しています

入園時に保護者に説明する重要事項説明書には安全管理の項目に個人情報、守秘義務について記載し、子どもの名前や写真等の使用範囲や取り扱いについて明記しています。保育業務支援システムの活用により、園が発信するお便りや手紙類はスマートフォンやタブレット、パソコンを通じて入手が可能となり掲載されている写真等の取り扱いを説明し同意を得ています。同時に保護者の撮影した写真や映像、園が保護者に配付した写真等はプライベートのみで使用し第三者に公開しないことを約束しており個人情報の含まれる書類は施錠できる場所に保管しています。

個々の子どもの気持ちを受けとめる姿勢で接し、意思を尊重した保育に取り組んでいます

職員は入社時の研修で子ども一人一人を尊重した対応を学んでから現場に入っており、家庭によって異なる価値観や生活習慣があることを十分理解し、子どもと保護者の気持ちを大切にした保育を実践しています。お互いの言動を振り返りマナーの向上に努めており、人権尊重の保育について職員の意識の高さは随所に見られています。保育の様々な場面で子どもの羞恥心を配慮し、オムツ交換も専用の場所を使用しています。トイレは仕切りやドアのある個室を用意し、日頃からプライベートゾーンを大切にして着替えも人目に触れないようにしています。

要支援家庭、虐待の兆候などについて学び、関係機関との連携する体制もできています

人権擁護のためにセルフチェックシートを活用し、非常勤職員を含め職員全員で子どもを尊重する保育に取り組んでいます。保護者と園の密接なコミュニケーションで必要な助言をしています。また、法人の「虐待防止対応マニュアル」を職員間で共有し、児童虐待については職員が研修で学んだ知識や情報を職場で共有しています。朝の視診や着替えの時に確認を行い、もしもあざや不審な傷が認められたときには写真で残すなど対応を共有しています。虐待の兆候を見出した時は本部の担当者に相談し、自治体や関連機関との連携を取る体制が整備されています。

1.子どものプライバシー保護を徹底している
  • 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
  • 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
  • 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
  • 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
  • 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
保育サービスの拠り所として種類別に業務マニュアルが保管されすぐに参照できます

保育サービス提供に深くかかわるマニュアル類は、使いやすいように業務の種類別にファイリングされており、誰もが見たい時にすぐに取り出せる場所に保管しています。マニュアルの作成・管理は、本社管轄になっているものが大半ではあるものの、園独自のものを別途追加しています。その代表的なものに、散歩マップがあり、公園の遊具についての詳細や、道中の危険箇所について記載されています。他のマニュアル類と同様に、定期的な見直しにより変化点を反映して更新し、重要なマニュアルとして、子育てサポートにも開示・共有がされています。

業務マニュアルや関連手順書は、都度の見直しの他に定期直しもされています

保育サービス提供の拠り所としている業務マニュアル類は、実際の手順と異なっていることがあれば、すぐに施設全体に共有し、見直しがされています。また、園内の業務のあり方の一部は、重要事項説明書にも説明がされており、実際の業務手順ならびに業務マニュアルとの間に差異がないかを確認したうえで、年度ごとに新しいものを作成、配布がされています。また、提供している保育サービスの基本事項や手順等の見直しにおいては、毎年行われている保護者アンケートの意見を必要に応じて取り入れる仕組みです。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている

事業者のコメント

このセクションは事業者によって更新される情報です。

評価情報

【評価実施期間】

2023年5月17日~2023年12月22日

【評価者修了者No】

H1901036,H0701023,H1701031

評価結果のダウンロード

本ページの内容をPDFファイル形式でダウンロードできます。

評価結果全体版PDF 評価結果概要版PDF