評価結果

標準の評価

基本情報

【法人名称】

株式会社ケア21

【事業所名称】

うれしい保育園三鷹中原

【サービス種別】

認可保育所

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

1)子どもの人権や主体性を尊重し、子どもの最善の利益を図るため、保護者や地域社会と力を合わせる
2)温かい家庭的な雰囲気の中で、子どもの主体的な活動を尊重する保育
3)将来を生き抜く、たくましい心身を培う保育
4)人とのかかわりを大切にする保育
5)さまざまな事に興味を持ち、子どもの自発性、創造性を培う保育

職員に求めている人材像や役割

子どもを第一に考え「子どもが望む保育者」を目指すことを人財像と捉えています。又、その役割として子ども一人ひとりをみつめ、よく観察しながら子どもの特性を理解・把握し子ども本来が持っている能力を最大限に発揮できることを支援する事に取り組んで欲しいと考えています。

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

子どもが全ての人に愛され、褒められ、必要とされ、人の役に立っていると実感し、自己肯定感を高く持てる事を目指してほしいです。子どもの表情や言動、しぐさ等を見逃さず、その子どもが何を必要としているか理解し共感しながら日々保育に取り組んで欲しいと考えています。

全体の評価講評

特によいと思う点

園では報道でも注目されている子どもたちの食の安全に対して特に配慮しており、子どもが口にするものが安心安全なものであることを第一に考え提供しています。子どもたちの喫食状況を毎月の給食会議で細かく共有し、配膳時には調理員が直接確認することで、そのときの子どもの姿に合ったものを提供することができています。また、給食に使用している材料は産地にこだわり安全なものを吟味し選ぶほか、一人ひとりに合った大きさや形状になるよう工夫しています。職員と調理員が連携を密にして子どもたちへ安全な食事の提供ができるよう心がけています。

園では子どもの自主性を尊重し、子ども自らが主体的に活動できる環境の整備に努めています。0歳児には、1対1の関わりを大切にし、1歳児には優しく語りかけるような言葉を選び声かけをするほか、2歳児には正しい言葉で伝えたり子どもに合わせてゆっくりと分かりやすく話すなど、応答的なやりとりを楽しめるようにしています。遊びの環境では、コーナー遊びを中心に一人ひとりが遊びこめる環境を整えています。また、子どもの発達や成長に合わせ、その子どもに合った声かけや伝え方をすることで、主体的に活動に参加できるような工夫があります。

法人は「人を大事にし、人を育てる」という経営理念を持っており、入社から年次まで豊富な研修プログラムを用意しており、費用は全額会社負担で、職員がスキルアップできる場を提供しています。加えて職員は、行政機関や外部教育機関のキャリアパス研修にも参加しています。管理監督者にはコーチング研修と階層別研修が提供され、指導力の強化を支援しています。法人はC-トレーニングというWEB研修システムを活用し、園のパソコンやモバイルで隙間時間に視聴することができる動画研修の実施など、法人による多角的な研修体制の仕組みがあります。

さらなる改善が望まれる点

園はコロナ禍での開園ということもあり、開園以来、近隣の商店の利用や地域で働く方との交流など、地域とのつながりを深める活動をおこなうことが難しい状況にありましたが、近隣の小学校と連携して、5歳児が小学校へ学校見学に訪問するほか、小学校の授業の一環で2年生を招いて交流する機会を設けています。今後は、感染症の状況を注視しつつ子どもたちの地域とのつながりをより深めるため、地域の商店を利用した買い物体験をおこなったり、行事を実施する際の協力体制の構築を進めたりしながら、より地域に根ざした保育園になることを期待します。

園では2023年度から始めたSNSでの発信に加えて、日々の送迎時の保護者とのやりとりや連絡帳アプリを活用した情報共有をおこなうことで、保護者に対して保育の視える化を推進しています。また、毎月の写真販売で子どもの園での表情を届けるほか、クラスだよりでは月のクラス目標を記載するなど保護者へ子どもの日常の様子が伝わるようさまざまな手段で充実を図っています。今後は、保育参観や保育参加のような直接子どもの姿が確認できるような取り組みをおこない、更なる保育の視える化の充実に期待します。

コロナ禍での開園という困難な状況が落ち着き始め、人材の確保と定着に対しての積極的な取り組みの結果、状況は徐々に安定してきています。採用は、法人が福祉系の多職種に対する総合的な募集をおこなっていますが、保育士専用の募集窓口を独立設置することより効率的な人材確保が期待できます。加えて、園のホームページや法人のホームページの保育士募集情報のアクセスルートが現状では少々複雑であり、求職者視点での改善が進むことを望みます。多角的な採用経路を求職者視点での改善により、更なる人材確保の仕組みが進む取り組みに期待します。

事業者が特に力を入れている取り組み

子どもたちの安全と人権を最優先に考える保育環境を提供するため、職員全員に対し本社主導で年4回定期的なセルフチェックを実施し、職員自らが自分の保育を振り返り、保育方法を再確認しています。本社が作成した虐待防止マニュアルを基に、児童虐待防止のための指針と研修体制を整え、毎年全職員が動画研修を受けて理解を深めています。本社と園の両方で虐待研修やコンプライアンス研修をおこない、全職員に受講する機会を設けています。また、定期的な職員面談やリーダーミーティングを通じて、保育の質を高める助言や指導がおこなわれています。

園では、子どもの自主性を大切にし、子どもからの意見や提案を取り入れ難しいことにもチャレンジできる体制を整えています。子どもたちからの提案で、「遠くの公園まで遊びに行きたい」との意見が上がった際には、年齢や往復の所要時間を考慮すると、一見難しいと捉えられることにも、職員の配置や食事の提供時間などを調整することで、失敗を恐れずチャレンジできる環境づくりに努めています。また、子どもだけでなく、職員も積極的に自身のやりたいことができる環境を整え見守ることで、保育の質の向上につなげています。

園では、「みらいスターズプログラム(MSP)」と称して、子どもたちの輝かしい未来を築くための半歩先ゆく教育プログラムに力を入れて取り組んでいます。このプログラムは、「できる、できない」ではなく、遊びの中で子どもたちの意欲を育み、自信を持って自ら進んで取り組むことに主眼を置き、自主性を大切にした取り組みとなっています。本社の専任講師が中心となり、年齢に応じて「ことば」「数」「創造」「表現」「運動」の活動をカリキュラムに沿って進めています。5つの学びを通して、さまざまな経験を自ら体感することを大切にしています。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:本園45世帯(利用者54名)を調査対象とし、21世帯より回答を得た。1世帯1回答とし、複数の子どもが利用している場合は年齢の低い方の子どもを対象に回答。
  • 調査方法:アンケート方式  
    アンケート方式
    ID・パスワードを記載したWEB用アンケート案内文を園から全世帯に配布し、WEBにて回答してもらう方法で実施。
  • 有効回答者数/利用者家族総数:21/45(回答率 46.7% )

総合評価では「大変満足」が19.0%、「満足」は57.1%、「どちらともいえない」が14.3%、「不満」が9.5%という結果となりました。設問の中のコメントでは、園が集団での行動を学ぶことができる貴重な場となっていたり、家ではなかなかできない遊びをしてくれたりしてとても助かっているという声や、さらに子どもの好奇心を伸ばす保育内容や戸外活動の取入れに期待をする声も寄せられています。また、子どものためにさまざまな工夫を凝らし、努力している職員の姿に対する感謝の気持ちを伝えるコメントも寄せられています。そのほか「安全対策を理由に制限されることが多いと感じます。」「公園への外出機会がないことや、ちょっとした水遊びではなくプールあそびなどの機会がほとんど設けられていません。」という意見や保護者への伝達事項において、確実性と一貫性を求める声がありました。

アンケート結果

1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか

はい 20名 (95%)
どちらともいえない 1名 (5%)

この項目では「はい」の回答が95.2%、「どちらともいえない」は4.8%、「いいえ」、「無回答・非該当」は0%という結果となり、高い満足度を得ています。自由記述では、「子ども同士が仲良しの為、お互い切磋琢磨しながら成長しているように思います。」「団体での行動を学ぶことができる貴重な時間の場になっています。」「なかなか家でできない遊びをしてくれるので助かっています。」というコメントがありました。ほかに、子どもの好奇心を伸ばす活動をもっと取り入れて欲しいという期待の声も寄せられています。

2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか

はい 15名 (71%)
どちらともいえない 5名 (24%)
いいえ 1名 (5%)

この項目では「はい」の回答が71.4%、「どちらともいえない」は23.8%、「いいえ」が4.8%、「無回答・非該当」は0%という結果となりました。自由記述では、「室内遊びの機会は多く、遊び内容の工夫も見受けられます。」「室内遊び以外にも外で好奇心を伸ばせるような取り組みが欲しいです。」「水遊びやプール、お散歩、室内での運動をもっと沢山してもらえると嬉しいです。」という期待の声も寄せられています。

3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか

はい 20名 (95%)
どちらともいえない 1名 (5%)

この項目では「はい」の回答が95.2%、「どちらともいえない」は4.8%、「いいえ」、「無回答・非該当」は0%という結果となり、高い満足度を得ています。自由記述では、「献立を見ていますが、美味しそうです。」「調理の先生も子どもと仲良く接してくれています。」「家では食べないような食材を保育園では食べられることが多く、子どもも美味しいと言っています。」というコメントがありました。ほかに、食事量についての意見も寄せられています。

4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか

はい 5名 (24%)
どちらともいえない 8名 (38%)
いいえ 8名 (38%)

この項目では「はい」の回答が23.8%、「どちらともいえない」は38.1%、「いいえ」が38.1%、「無回答・非該当」は0%という結果となりました。自由記述では、「保育園は外出時の安全性を考慮し、園庭遊びもしています。」「公園での活動や収穫体験、プールなどがあるとありがたいです。」「小規模園の為、他の園などとのイベントもあると良いかもしれません。」というコメントがありました。そのほか、「コロナ禍の影響もあり、散歩に行くことが少ないように感じます。」などの意見も寄せられています。

5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか

はい 18名 (86%)
無回答・非該当 3名 (14%)

この項目では「はい」の回答が85.7%、「どちらともいえない」、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」は14.3%という結果となりました。自由記述では、「快く、柔軟に対応してくれます。」というコメントがありました。

6.安全対策が十分取られていると思うか

はい 13名 (62%)
どちらともいえない 8名 (38%)

この項目では「はい」の回答が61.9%、「どちらともいえない」は38.1%、「いいえ」、「無回答・非該当」は0%という結果となりました。自由記述では、「導線のルール作りや引き渡しカードの取り組みはとても良いと感じました。」「園内の階段を降りるときなども、子ども達への安全面での教育をしっかりおこなっていて、安全面への配慮がしっかりしていると感じます。」というコメントがありました。そのほか、「門を出ると目の前に交差点があり、車通りが多いので注意喚起があると安心です。」などの意見も寄せられています。

7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か

はい 17名 (81%)
どちらともいえない 3名 (14%)
無回答・非該当 1名 (5%)

この項目では「はい」の回答が80.9%、「どちらともいえない」は14.3%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」は4.8%という結果となりました。自由記述では、「保護者会の時間などは調整しやすい時間にしてくれています。」「年度の頭に1年間のスケジュールを提示してくれるようになりました。」というコメントがありました。そのほか、保護者会や行事の日程への配慮、早めの日程の連絡を希望する声も寄せられています。

8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか

はい 17名 (81%)
どちらともいえない 4名 (19%)

この項目では「はい」の回答が80.9%、「どちらともいえない」は19.1%、「いいえ」、「無回答・非該当」は0%という結果となりました。自由記述では、「家庭と保育所の信頼関係は十分だと思います。」「日中いつもと違う様子があればしっかりとお話してくれます。気になることがあれば、個人面談を依頼し、すぐ対応してくれます。」というコメントがありました。

9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 20名 (95%)
どちらともいえない 1名 (5%)

この項目では「はい」の回答が95.2%、「どちらともいえない」は4.8%、「いいえ」、「無回答・非該当」は0%という結果となり、高い満足度を得ています。この項目のコメントはありませんでした。

10.職員の接遇・態度は適切か

はい 17名 (81%)
どちらともいえない 3名 (14%)
いいえ 1名 (5%)

この項目では「はい」の回答が80.9%、「どちらともいえない」は14.3%、「いいえ」が4.8%、「無回答・非該当」は0%という結果となりました。自由記述では、「一部の職員の言葉遣いが気になります。」「送迎時の対応が簡易的なコメントで終わることがあります。」というコメントがありました。

11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 17名 (81%)
どちらともいえない 4名 (19%)

この項目では「はい」の回答が80.9%、「どちらともいえない」は19.1%、「いいえ」、「無回答・非該当」は0%という結果となりました。自由記述では、「慎重に取り扱って頂き、ちょっとした変化でも連絡を下さいます。」「こちらの仕事の都合で、すぐに職場を出られない場合でも、個別に診てくれるので助かります。」などのコメントがありました。そのほか、「けがやトラブルの報告の際、保護者の気持ちにもう少し寄り添ってくれると嬉しいです。」という声も寄せられています。

12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 9名 (43%)
どちらともいえない 8名 (38%)
いいえ 1名 (5%)
無回答・非該当 3名 (14%)

この項目では「はい」の回答が42.8%、「どちらともいえない」は38.1%、「いいえ」が4.8%、「無回答・非該当」は14.3%という結果となりました。自由記述では、「子どもたちの様子をよく見ている。保護者へもその日あったことを報告してくれます。」「職員の対応は信頼しています。」「保護者へは保護者目線でも状況報告が欲しいです。」というコメントがありました。そのほか、トラブルが起きた際に、お互いの保護者へ報告があると助かります。」などの意見も寄せられています。

13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか

はい 20名 (95%)
どちらともいえない 1名 (5%)

この項目では「はい」の回答が95.2%、「どちらともいえない」は4.8%、「いいえ」、「無回答・非該当」は0%という結果となり、高い満足度を得ています。自由記述では、「保育士は子どもの気持ちに寄り添ってくれています。」というコメントがありました。

14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか

はい 15名 (71%)
どちらともいえない 3名 (14%)
無回答・非該当 3名 (14%)

この項目では「はい」の回答が71.4%、「どちらともいえない」は14.3%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」は14.3%という結果となりました。自由記述では、「保育者の方々を信頼しています。」というコメントがありました。

15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 18名 (86%)
どちらともいえない 3名 (14%)

この項目では「はい」の回答が85.7%、「どちらともいえない」は14.3%、「いいえ」、「無回答・非該当」は0%という結果となりました。自由記述では、「その日の出来事の詳細を教えてくれます。」というコメントがありました。

16.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 16名 (76%)
どちらともいえない 2名 (10%)
いいえ 1名 (5%)
無回答・非該当 2名 (10%)

この項目では「はい」の回答が76.2%、「どちらともいえない」は9.5%、「いいえ」が4.8%、「無回答・非該当」は9.5%という結果となりました。自由記述では、「保育士は受け止めてくれます。上司にも伝えてくれています。」「改善の要望を出したところ、翌日から対応してくれました。」というコメントがありました。

17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 8名 (38%)
どちらともいえない 9名 (43%)
いいえ 1名 (5%)
無回答・非該当 3名 (14%)

この項目では「はい」の回答が38.1%、「どちらともいえない」は42.8%、「いいえ」が4.8%、「無回答・非該当」は14.3%という結果となりました。自由記述では、「役所や第三者委員会については認知しています。」というコメントがありました。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
保育園の理念と方針を保護者と職員に積極的に伝える組織的な取り組みがあります

園の理念等は利用希望者に対し、法人作成のパンフレットやホームページ、入園のしおりに掲載し、入園前説明会や園見学時に園長自らが直接説明をおこない周知しています。入園後も運営委員会や保護者会での都度説明や玄関設置の資料で周知しています。職員に対しては、新入職員の研修時や園内研修で理念をしっかり伝え、毎年法人全体の動画研修で確認するほか、職員会議で理念について話し合う機会を設け、全職員が同じ方向性を持つための組織的な仕組みがあります。経営計画や法人全体の理念を事務所に掲示し、日常的に浸透を図る取り組みがあります。

園の方針を研修やルールブックで職員に伝え、継続的に確認・共有する仕組みがあります

法人は理念や方針を職員に伝えるため、入社時研修や階層別研修で基本方針を説明し、園内の体制図を「うれしい保育園ルールブック」として職員に配付し都度確認することで、自らの役割と責任を明示しています。園長は園の目指している保育や方向性を確認するため保育室ラウンドや各種会議で話し合いの機会を設けています。また、園長会議での内容を職員会議や昼礼ファイルに記載し周知共有しています。毎月、本社マネージャーが参加するリーダーミーティングでは、園の現状や方向性の確認、今後の事等について詳細に話し合い連携する仕組みがあります。

重要な決定は園長会議で議論し、職員や利用者には様々な方法で情報を伝達しています

運営の重要な議題は園長会議で話し合われ、その決定内容と経緯は法人本部から園長会議を経て、園の職員会議や昼礼を通じ職員全体に周知しています。欠席職員には園長または主任から直接情報を伝えるほか、事務所内に同内容を掲示し、議事録や昼礼ファイルでのサイン確認で周知を徹底しています。園に裁量権のある内容は各職員の意見を集約したうえで園長と主任で話し合い、最終的に園長が決定します。利用者への情報伝達は、緊急を要する場合には連絡帳アプリ内の一斉メールを利用し、その他の情報は園だよりや園内掲示、保護者会等で周知しています。

1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
保護者と職員からの声を大切にし、柔軟に取り入れ活かす組織的な仕組みがあります

保護者からの意見や要望は、連絡帳や送迎時の対話のほか、各種アンケート、個人面談、保護者会、運営委員会等を通じて積極的に収集し把握しています。寄せられた意見や要望は、園長の判断や職員会議での話し合い、本部との連携を活用して、迅速に園の運営に反映させています。職員の意見は、定期的な園長との面談や日々の会話で把握しています。法人は現場の職員の意見や提案を大切にし、従業員満足度アンケートを実施しているほか、社内制度の「業務改善提案書」を通じて職員が日々の業務改善や新しいアイデアを直接代表に届ける仕組みがあります。

地域と業界のニーズを収集し、中期経営計画を策定しています

地域や業界の動向やニーズを把握するため、三鷹市の保育指導担当の巡回や私立園長会、連携地区連絡会等に参加して情報収集をおこなっています。また、メディアや本部園長ミーティング、本部との情報共有を通じて福祉事業全体の最新情報を把握しそれらの情報をもとに、職員会議で話し合い課題を抽出し、本社やマネージャーに相談しながら対応しています。園長は保育理念や地域の現状に基づき、2023年度から25年度までの中期経営計画を、本社のフォーマットに沿って策定し、年度ごとの目標や全体的な計画を中期経営計画を基にして作成しています。

計画の進捗状況の確認、見直しなど、定期的に評価し達成を目指す仕組みがあります

全体的な計画は年度末に全職員で見直しと意見を出し合い、最終的に園長と主任が作成しています。各計画は、毎月のリーダーミーティングで、本社マネージャー、園長、主任、副主任が集まり、計画の進捗状況の確認や振り返りを実施しながら必要な見直しをおこなっています。月案や行事計画書など本社のフォーマットの各種計画書に反省の欄を設け、次年度の計画作成に前年度の反省を活かしています。職員ごとの目標や自己評価は、目標設定シートと評価シートを用いて明確にし、期末に振り返り、自己評価と職員面談でフィードバックをおこなっています。

1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
  • 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
  • 事業所の経営状況を把握・検討している
  • 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
  • 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
  • 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
法律とコンプライアンスを厳守するための組織的な研修体制などが整備されています

新入職員には就業規則や「うれしい保育園ルールブック」を配付し、コンプライアンスと個人の尊厳に関する理解を深めています。毎年、虐待やコンプライアンスに関する研修を本社と園内それぞれで実施し、職員が常に意識できる機会を設定しています。子どもたちの人権を尊重する保育に取り組むため、年に4回、不適切保育のセルフチェックを実施しています。法人は職員に向けたハラスメントや差別に対する内部通報制度や社外相談窓口を設置し、事務室と職員更衣室に連絡先を掲示しています。法人全体で法令遵守に向け統一された仕組みがあります。

安心と信頼を確保するため、苦情解決と虐待防止の組織的な体制を整備しています

利用者の意見・要望・苦情に対し、組織的な対応体制を整備し、重要事項説明書や掲示物を通じて、苦情解決制度や相談窓口の情報を明示しています。寄せられた意見や苦情は、園長や主任が中心となり、必要に応じ本社マネージャーと連携し、速やかな解決に取り組んでいます。虐待防止に対し、本社作成の虐待防止マニュアルの確認、定期的なセルフチェック、関連する研修の全職員受講などで不適切な保育に対する意識を高めています。また、虐待が疑われる事案が発生した場合は、園長を通じて本社や行政に報告し、関係機関と連携する体制を整備しています。

地域との連携を強化するため、積極的な地域交流と地域貢献への取り組みがあります

園は透明性を高めるために、見学対応、保育所体験会を毎月2回開催し、SNSやホームページでも情報発信を積極的におこなっています。さらに、地域の福祉ニーズに応える形で、子育て相談の随時受け付けや離乳食講座も開催しています。また、三鷹市私立園長会や連携地区連絡会にも参加しており、地域とのつながりを深めています。前年度までコロナ禍の影響で地域のイベントへの参加は控えていましたが、今後は様子を見ながら積極的に参加していく計画があります。地域には法人が運営する高齢者施設等が5軒あり、世代間交流も視野に検討しています。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
  • 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
  • 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
  • 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
  • ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
  • 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
  • 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
法人と園の両方で安全対策への組織的な仕組みがありリスクに備える体制があります

法人は園での事故や感染症、災害などのさまざまなリスクに対応するため、各マニュアル類を整備しており、職員は事務所とパソコンからいつでも確認できます。法人研修のリスクマネジメント研修は毎年全職員が受講しています。本社が毎月ヒヤリハットや事故報告書を集計し、職員会議では予防策について積極的に話し合っています。戸外活動時は園独自の散歩チェック表を活用し、置き去り防止の為に名簿を見ながら一人一人を確認しています。アレルギーチェックについても、全ての段階でダブルチェックをおこない提供までの流れを徹底的に管理しています。

災害や緊急事態に備えた事業継続計画の運用と周知の組織的な仕組みがあります

法人で策定された事業継続計画(BCP)は職員会議で共有され、災害や深刻な事故が発生した場合に迅速な対応に備えています。重要事項説明書を通じて、災害時の必要な対策や事業継続について職員、利用者、関係機関に周知しています。引き取り訓練を実施しており、感染症や災害時の対応については配布物で保護者にも情報を提供しています。園では緊急時に備え、各保育室に緊急対応フローを掲示し、毎月の避難訓練では毎回想定を変えておこなっています。他園での事故報道後は、体制の見直しをおこない再度職員と共に予防策について話し合っています。

重要な個人情報等は管理規程を厳守し、職員は研修で定期的に意識を高め徹底しています

職員は個人情報などの重要な情報管理について、毎年法人のリスクマネジメントやコンプライアンス研修を、非常勤職員を含めた全職員が受講する事になっており、毎年定期的に再確認する機会を設けることで意識を高めています。個人情報などの重要書類は指定されたファイルに整理し、鍵付き保管庫で厳格に管理しています。コンプライアンスマニュアルを完備し、書類廃棄にはシュレッダーを使用しています。デジタル機器は使用後は必ず鍵付きの保管棚に格納し、これらのデバイスにはアクセス権限を設定するなど、組織的な管理体制の仕組みがあります。

1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
  • 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
  • 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
  • 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
  • リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
  • 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
  • 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
  • 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
  • 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
  • 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
法人が募集をおこない、園で面接と選考採用し、適材適所の人員配置をおこなっています

法人のホームページには採用の専用ページを設けているほか、求職者紹介制度や就職フェアへの参加等にも積極的に取り組んでいます。採用プロセスは本社で一括管理し、面接は園でおこなわれます。面接は園長と本部の担当者が共同で選考から採用までを一貫しておこなっています。人員配置については、本人の希望や将来性、そして園の現状を総合的に考慮し、適材適所の配置をしています。異動希望調査書を全職員に実施し、その結果を本社に提出しています。個人面談等を通じて本人の意思確認をおこない、本社の運営担当者と情報共有し連携しています。

職員一人ひとりに合わせた研修設定と体系的な育成体制が組織的に整備されています

法人は職員の成長を大切にし、体系的な育成体制を確立しています。行政の保育士等キャリアアップ研修と処遇改善が連携したキャリアパスを策定し入職時に周知しています。園では園長が本人の希望を考慮しながら職員一人ひとりの育成計画を作成しています。園内研修と動画研修は非正規職員も参加できるよう配慮しています。法人本部が提供する動画研修やWEB研修システムを活用し、職員は隙間時間で学べる工夫があります。一人ひとりのレベルに合わせた研修設定と、日々のアドバイスにより、質の高い人材育成につなげる組織的な仕組みがあります。

働きやすい職場環境を目指しコミュニケーションを活発におこなう取り組みがあります

職員が安心して長く働ける環境を目指し、就業状況を定期的に把握し、希望休や有給休暇の取得を積極的に促しています。業務効率化に向けICTシステムを導入し、職員会議を勤務時間内で昼礼を通じて消化するなど日々の業務負担を減らしています。風通しがよく意見を言いやすい職場環境を作るため、日頃からの会話や定期的な職員面談を重視しています。感謝の意を形にする「ありがとうほめカード」を導入し、職員間のコミュニケーションとチームワークを強化しています。人間関係の良好な構築に工夫をし、クラスや担当を越えた交流の場を設けています。

1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
  • 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
  • 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
  • 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
  • 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
  • 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
  • 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

保育園では、職員の離職防止と定着のため、より働きやすい環境づくりを前年度の重要課題と位置づけました。職員が定着しないと一人ひとりの業務負担が多くなり、余裕が持てないことで掲げている保育目標の実現が難しくなることから重要課題としました。まずは、人材の確保をおこない職員の業務負担を軽減することに取り組みました。この課題への取り組みとして、就職フェア参加をはじめとする人材確保活動を強化し、本社との連携による求職者紹介制度や養成校とのアポイントメントもおこない、実習生の受け入れを充実させました。また、働きやすさの向上のため、有給休暇の取得しやすさを推進し、職員の意見を反映させ風通しの良い職場環境作りや業務負担削減の取り組みをおこないました。特に連絡帳のアプリ導入などデジタルツールの活用で業務効率化を進めました。さらに、職員間のコミュニケーション強化も大切にし、日常の挨拶や表情チェックを通じて相談や悩みの解消に取り組みました。これらの取り組みを通じて、保育園は職員の定着を実現し、今後も同様に継続し、本社と協力して、より働きやすい環境づくりに努めたいとしています。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

園では、職員の離職防止と定着を前年度からの重要課題と位置づけ、その実現に向けた戦略的取り組みを展開しています。一つの大きな取り組みとして、人材の確保のための就職フェアへの参加が挙げられます。これに加え、より広範な取り組みとして、求職者紹介制度や養成校との連携を強化し、本社保育園部門からも大学や学校への連携を積極的に進める仕組みを構築しています。また、都心や駅から少し距離のある保育園の立地条件や職員の家庭事情など多様な背景を鑑みながら、業務の効率化や連絡帳のアプリ導入など、職員の意見を取り入れることで、働きやすい環境作りにも尽力しています。その上で、コミュニケーションの取り組みを強化し、日々の悩みや要望を聞き取りながら、風通しの良い職場環境の実現を目指しています。これらの取り組みの結果、退職する職員の人数は減少し、その努力は前年度のデータからも明確に確認できます。今後も引き続き、保育園は本社と連携し、職員の満足度を高め、定着と質の高い保育サービスの提供に向け、継続的かつ戦略的な取り組みの展開に期待します。

2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

世間的に不適切な保育の報道が増える中、保育園は不適切な保育をなくし、子どもが主体となる丁寧な保育を前年度の目標としています。この課題を抽出した背景は、本社からの通達や、保育者自身が無意識におこなってしまう保育者の都合で活動を進めていたり、不適切な言葉かけをしていることがあるためです。目標達成のため、不適切保育防止のためのセルフチェックの導入や、リーダーミーティングによる情報共有、年間研修での虐待防止や人権擁護の内容を取り入れて全職員が受講しています。また、園長の保育室ラウンドや動画を利用した事例研修など、日々の保育を振り返りながら改善の手法を取り入れています。結果として、自らの保育を振り返り意識を高めることで不適切な保育が減少し、職員からの反省や自己申告も増えています。今後も、関連する記事や書籍を取り入れた研鑽を重ねるなど、丁寧な保育を目指す取り組みがあります。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

園は、社会における不適切な保育の報道増加など社会的背景や、本社の方針も踏まえ、子どもが主体となる丁寧な保育を積極的に目指しています。年4回おこなう不適切保育防止のためのセルフチェックで定期的に自己を振り返ると共に個別面談の実施、リーダーミーティングでの情報共有、そして法人の年間研修での虐待防止や人権擁護の教育など、徹底した取り組みをおこないました。園長自らが現場をラウンドし、失敗しても自尊心を傷つけないよう配慮しつつスタッフに適宜フィードバックをおこなう体制は、保育士のスキル向上にも寄与しています。また、関連する記事や資料、書籍等を教材として活用した研修や、動画を見ながら良い例や悪い例、声のかけ方を話し合い考えるなどの事例研修をおこないました。それらの成果として不適切な保育の大幅な減少が確認されています。今後も引き続き保育の質を高めるための研鑽を続け、子どもたちの笑顔と安全な環境のため真摯な努力を継続する計画があり期待します。

サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
園のホームページでは、大切にしている園の思いや取り組みを詳しく紹介しています

園の情報は、ホームページを活用して利用希望者に分かりやすく周知しています。園の思いとして、「お子様が通ってうれしい!」「保護者が預けてうれしい!」「職員が働いてうれしい!」とみんながうれしくなる保育を目指しており、園の特長、年間スケジュール、教育特長、施設概要について詳細に案内しています。また、SNSを通じても情報を発信し、写真を中心に子どもたちの様子をわかりやすく紹介しています。さらに、利用している家族の声も積極的に掲載しています。

パンフレットには写真やイラストを活用し、利用希望者に分かりやすく伝えています

園の総合パンフレットには、基本理念だけでなく、保育・教育方針、保育目標、そして法人代表のメッセージも掲載し、法人としての考えを利用希望者に分かりやすく伝えています。また、独自の教育システムである「みらいスターズプログラム」についても紹介し、「ことば」「数」「創造」「表現」「運動」の5つの学びを通して、子どもたちが自ら経験を体感できる保育に重点を置いていることを、写真やイラストを使用して情報をわかりやすく伝えています。さらに、三鷹市のホームページには、園のホームページのURLを掲載して情報提供しています。

園見学は子どもの姿を実際に見てもらいながら、園の雰囲気が伝わるよう工夫しています

園見学は、電話やメールで受け付け、園長が対応しています。子どもたちの保育園での活動を実際に見てもらいたいと考えており、園見学の時間帯は、午前中の主要な活動時間を勧めていますが、利用希望者の希望に応じて柔軟に調整をして実施しています。また、パンフレットを配布しながら、園の特長である「みらいスターズプログラム」について詳しく説明をしているほか、実際の子どもたちの活動や姿を通じて、見学者に園の雰囲気や取り組みが伝わるよう工夫しています。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
入園前面談では重要事項説明書を用い、保護者の意向を確認し同意を得ています

入園決定後は入園説明会を実施し、園の基本的なルールや決まりを周知して保護者から理解を得るよう努めています。また、個別の面談では、サービスの内容を重要事項説明書を通じて説明し、同意を得ています。重要事項説明書、運営規定、写真・動画に関わる取り扱いなどについて同意書の提出をお願いして、保護者の意向を確認しています。面談の詳細は面談記録に残し、同意が得られなかったものがある場合には事務所に保管してある名簿を活用して職員へ周知し、保護者の意向を尊重しています。

子どもの気持ちに寄り添いながら、家庭的な雰囲気の中慣れ保育を進めています

子どもの個別の事情や保育に必要な情報は、家庭状況調査票、入園前の生活調査票、生育歴をもとにし、職員全員で共有しています。利用開始時には慣れ保育をおこない、通常は7日間を目安としていますが、保護者の就労状況に応じて柔軟に対応しています。慣れ保育期間中は、落ち着いた雰囲気でゆったりと過ごせる環境を整え、お迎え時には必ず担任が子どもの様子を丁寧に報告し、保護者とのコミュニケーションを大切にしています。家庭的な雰囲気でゆっくりと職員との関係を築くことで、子どもの不安を軽減するよう努めています。

スムーズな就学に向けて、地域の小学校と連携して情報を収集しています

三鷹市の連携地区連絡会では、小学1年生の担任から1年生の子どもたちの情報を共有し、子どもたちに伝えることで卒園後にスムーズに小学校へ就学ができるよう配慮しています。これにより、子どもたちの小学校への期待を高められるようサポートしています。卒園する子どもたちには、卒園式をおこない卒園アルバムを贈呈しています。また、退園児に対しても、各クラスでお別れ会を開催しています。コロナ禍の制約から、行事における人数制限を実施していましたが、今後は卒園児や退園児を行事に招待する検討を進めています。

1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
  • サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
  • サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
入園前の面談や個人面談を通じて子どもの状況を確認し、必要な情報を把握しています

入園前の面談で、子どもの心身状況や生活状況について、家庭状況調査票などを通じて確認し、それをもとに児童票を作成して事務所内の鍵のかかった書庫で保管しています。家庭状況に変更があったり、予防接種の情報や感染症歴に変化がある場合、年度途中でも追加情報を記入し、また新しい年度が始まる際には再提出をお願いしています。子どもの発達や成長について理解を深め、保護者との連携を促進するために、年に1回(希望者は2回)、個別面談をおこない子どもの状況を共有し、面談記録を作成して、ほかの職員とも共有しています。

子どもの姿に合わせた全体的な計画を作成し、各指導計画の立案につなげています

園では、年度末の職員会議で全職員で全体的な計画の見直しをおこない、最終的に園長と主任が調整して作成しています。その後、各年齢に合わせた年間・月間指導計画を立案し、活動の内容を具体的に計画しています。また、法人本社の担当者が来園し、年1回園内研修で保育計画の作成について理解を深める取り組みがあります。指導計画は、毎月子どもの姿を記入し、評価反省をおこない、子ども一人ひとりの姿を把握するために役立てています。保護者へは毎月発行するクラスだよりに保育目標を掲載して、分かりやすく周知しています。



昼礼や職員会議で、職員同士が子どもや保護者の情報を共有する仕組みがあります

各種指導計画や子どもの記録はファイルに保管し決められた場所に整理しており、いつでも確認ができるよう整備しています。日々の子どもの状況や家庭の変化は、週に1度の昼礼や申し送り表を通じて情報を共有しています。その日の活動の様子は、口頭や申し送り表を活用して遅番職員に伝達しています。また、園内会議や職員会議で、年1回理念や子どもの姿について話し合い、全職員が子どもの理解を深めるための機会を設けています。会議の内容は詳細な議事録として記録し、欠席者にも共有しています。

1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
  • 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
  • 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
  • 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、保育の過程を踏まえて作成、見直しをしている
  • 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
  • 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
  • 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録を適切に作成する体制を確立している
  • 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報について、職員間で申し送り・引継ぎ等を行っている
  • 子ども一人ひとりに対する理解を深めるため、事例を持ち寄る等話し合う機会を設けている
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている
  • 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
  • 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
  • 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
  • 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
  • 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
  • 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】
    小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、援助している
【講評】
子ども一人ひとりの発達や姿を把握し、子どもが主体的に関わる環境を整えています

子ども一人ひとりの発達や状態を把握するために、入園時の面談では詳しく家庭での様子を聞き取り、必要な情報を児童票に記載し、職員同士で共有しています。また、日々の保育の中で、子どもがどのような遊びに興味を持っているか、友だちや職員とどのように関わっているかなどを丁寧に把握し、その様子を指導計画に反映しています。また、子どもの手の届く位置に玩具や教材を配置し、自由に取り出せるようにすることで、子どもが周囲の人やものに興味や関心を持ち、主体的に関わることができる環境を整えています。

子どもの気持ちを大切にし、子ども同士がお互いを尊重する気持ちを育んでいます

子ども同士が年齢や文化の違いなどを認め合い、お互いを尊重する心が育つよう、異年齢保育の時間を多く取り入れています。朝と夕の合同保育の時間や行事の関わりなどで、年上児が年下児のお世話をすることで、優しい心を育み、年下児は優しくされることで年上児への憧れの気持ちが育っています。また、特別な配慮が必要な子どもに対しては、子どもの気持ちを尊重しながら集団での活動にも参加できるように見守り、必要に応じて絵カードなどを用いて情報を分かりやすく伝えています。

小学校へのスムーズな就学に向けて、独自のプログラムを取り入れて支援しています

子ども同士のトラブルが発生した際には、なぜトラブルになったのかお互いの話や気持ちを聞きつつ、受け入れたうえで、必要に応じて助言をし、解決できるよう援助しています。また、5歳児は、小学校との円滑な連携を促進するため、近隣の小学校へ見学に行く機会を設けているほか、就学に向けてみらいスターズプログラムの一環として、読み・書き・計算などを椅子に座って取り組む時間を作っています。職員は地域の連携地区連絡会に参加し、小学校などとの連携を深め、子どもたちがスムーズに就学できるよう配慮しています。

2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている
  • 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
  • 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
  • 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
  • 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
受け入れ時には保護者に子どもの状態を確認し、情報を共有しています

毎朝受け入れ時には、咳・鼻水の有無、怪我の有無、食欲などを保護者に確認しながら視診をおこない、職員が子どもの検温をして体調を把握しています。保護者から聞き取った内容や申し送り事項は申し送り表に記入し、保護者と担任の間で連絡事項が漏れないように注意しています。日中の様子は、0歳児から2歳児までは連絡帳アプリに入力し、保護者と共有しています。降園時には、担任や遅番の職員が保護者一人ひとりに口頭で伝えることで、保護者とのコミュニケーションを深め、保護者が安心して子どもを預けることにつながっています。

保護者と連携して、子どもが基本的生活習慣を身につけられるよう援助しています

保護者とコミュニケーションを取り、子ども一人ひとりの発達の状況に合わせて食事や排せつなどの基本的な生活習慣が身につくよう援助しています。トイレトレーニングを始める時期は、保護者と相談しながら焦らず、その子どものペースに合わせて進めるように心がけています。また、家庭での様子を都度確認し、園と家庭で同じ対応ができるよう注意深く進めています。さらに、食事の時間では食具の持ち方を個々に合わせて伝え、楽しく食べられるように食育の時間で食事のマナーを学ぶ時間を設け、食事のマナーの大切さを伝えています。

子どもの状況に合わせて休息の時間を調整し、子どもの気持ちに寄り添っています

お昼寝は一人ひとりの生活リズムを把握し、個々に合わせて長さや時間帯を調整しています。眠れない子どもや早く起きた子どもには、無理に寝かせることはせず、横になって身体を休めるよう声をかけ、必要に応じて傍につくなど、子どもの気持ちに寄り添った対応を心がけています。5歳児のお昼寝は運動会後を目安になくし、代わりにみらいスターズプログラムの取り組みや音読など、就学に向けて必要なスキルや知識を楽しみながら学ぶ環境を整えています。

3.日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
  • 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
  • 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう援助している
  • 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉(発声や喃語を含む)や表情、身振り等による応答的なやり取りを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
  • 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
  • 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている
  • 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
子どもの自主性を尊重した遊びの空間を整え、主体的に遊びこめる環境を整備しています

子どもの自主性を尊重し、さまざまなコーナー遊びができる環境を整えているほか、玩具はいつでも子どもの手の届く位置に配置して、好きな玩具を選んで取り出せるようにしています。0歳児の保育室には、遊ぶ空間と食事や睡眠をする空間を分け、子どもが安心してのびのび過ごせる環境を整備しています。幼児クラスでは、マットなどの運動あそびができる環境やお絵描きや粘土遊びなどの机上遊びで自由に遊べる空間を整えており、子どもが主体的に遊びこめる環境を整えています。

年齢に合わせた言葉のやり取りを楽しみ、言葉に親しみを持てるよう関わっています

人格形成において特に大切な時期となる0歳児クラスでは、1対1の関わりを大切にし、応答的に応えやりとりを楽しみ、子どもが安心して過ごせるよう努めています。1歳児クラスでは、優しく語りかけ、言葉を使うことを楽しめるようにしています。2歳児クラスでは、職員が正しい言葉を使ったり、ゆっくりと分かりやすく話したりして、年齢に合わせた関わりをするように心がけています。また、玩具や遊具で遊ぶ際には、順番で使うことを伝え、自分の気持ちを調整しながら活動に取り組めるよう援助しています。

みらいスターズプログラムの取り組みで、さまざまな学びの機会を設けています

園では、制作活動や音楽遊びの活動を多く取り入れ、表現することの楽しさを体験できるようにしています。3歳児クラスから5歳児クラスでは、法人の取り組みであるみらいスターズプログラムの活動で、「ことば」「数」「創造」「表現」「運動」の5つの学びを通して、さまざまな経験を自ら体感することを大切にし実施しています。また、戸外遊びに出かけた際には、季節の草花や生き物に触れる機会を多く取り入れ、子どもの感性を大切にして季節の移り変わりを感じられるように取り組んでいます。

4.日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
  • 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
  • みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
  • 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
【講評】
子ども主体の行事となるよう、子どもたち同士で話し合う機会を設け内容を決めています

行事は、さまざまな経験を通して豊かな感性や好奇心を培ったり、自信へとつなげたりできるよう取り組んでいます。また、保護者に見せるためのものにするのではなく、子どもが主体的に取り組み楽しめるよう、行事の前から自分たちで作ったものを装飾するなどして、行事に対する意欲を高め、自ら進んでおこなえるように実施しています。5歳児クラスでは、運動会の内容を決める際に、「さくらミーティング」と称した子ども中心の話し合いをおこない、一人ひとりが自身の思いを発表する機会を設け、自分たちで決めることの大切さを学んでいます。

協力してやり遂げる経験を通して、力を合わせて達成する喜びを大切にしています

子どもが行事を通して一緒にやり遂げることの喜びを感じられるよう、工夫して行事を実施しています。夏まつりでは、幼児クラスが中心となり、ボールを使ったゲームの絵を協力して描いたり、お面の色塗りも子どもたちでおこなったことで、子どもたちが自ら興味関心を持って取り組むことができました。運動会や生活発表会では、友だちと力を合わせて1つのことをやり遂げることで、できるようになった喜びを分かち合い、自信につなげています。

行事後には保護者アンケートを実施して、より良い行事の運営に役立てています

保護者が参加する行事は、できる限り早めに予定を伝えることで、保護者の負担を軽減できるように配慮しています。行事後には、アンケートを実施し、保護者からの意見や感想などを収集して、その内容や意見への回答などをまとめたものを配布して、保護者の理解を得られるよう努めています。保護者のさまざまな意見を考慮し、行事の良かった点や改善すべき点を共有し、より良い行事の開催を目指しています。今後は、保護者の負担が少なくなるよう、行事の在り方を見直していくことを検討しています。

5.保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
  • 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
  • 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
一人ひとりの気持ちに寄り添い、安心安全に過ごせる空間づくりに努めています

保育時間の長い子どもが安心してお迎えを待つことができるよう、落ち着いた空間で好きな遊びを楽しめる環境を整えています。子ども一人ひとりの気持ちに寄り添い、甘えたい気持ちの子どもには職員が傍につき、必要に応じて1対1の関わりをおこなっています。早番の時間は8時30分まで、夕方の時間は17時30分ごろから合同保育をおこなっており、子どもたちが安心して遊べるよう配慮しています。また、眠くなった子どもがいた場合には、横になれる環境を整えて、一人ひとりの気持ちに寄り添った対応を心がけています。

安心してお迎えを待つことができるよう年齢に合わせた遊びの環境を整えています

保育時間が長くなる中で、子どもの意欲や状況に合わせて玩具の種類を増やしたりするなど、室内の環境を工夫しています。夕方の時間には、車の玩具や他のクラスの玩具を用意し、特別な体験を提供するよう配慮しています。また、合同保育の時間には、年齢の小さい子どももいるため、安全に遊べる環境を整えています。そのほか、保護者が安心してお迎えに来られるよう、笑顔で迎え入れ、労いの言葉をかけるなど保護者の気持ちに寄り添った対応を心がけています。

6.子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している
  • 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
  • メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
  • 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
  • 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
  • 保護者や地域の多様な関係者との連携及び協働のもとで、食に関する取り組みを行っている
【講評】
職員と調理員が連携を図り、子どもの情報を共有して楽しい食事になるようにしています

給食の前には、落ち着いた気持ちで食べられるように絵本の読み聞かせの時間を設けています。給食の配膳時には、調理員が子どもたちに声をかけ、日常的にコミュニケーションを図っています。また、毎月の給食会議では、職員と調理員が子どもたちの喫食状況について情報を共有し、個々の嗜好などを理解して、発達に合わせた食事を提供しています。献立は、法人の作成したものを使用しており、薄味を心がけ、季節に合わせて行事食の提供をおこない子どもたちが楽しんで食事ができるよう努めています。

子ども一人ひとりに合わせた食事を提供し、安全に食事ができる環境を整えています

離乳食は、家庭と連携して一人ひとりが食べられる食材の進行状況を確認し、食材の大きさや形など子どもに合わせたものを提供しています。アレルギーのある子どもには、配膳の間違いがないように、除去対象のアレルゲンを記入した子どもの写真入りの食札を使用し、調理員と配膳する職員で確認をおこない、食べる際には机を分けて安全に提供できるよう配慮しています。また、アレルギー研修をおこない、アレルギー食を提供する際の注意点を確認し、職員が共通の意識を持てるよう取り組んでいます。

さまざまな食育活動を通して、子どもたちの食への興味関心を育んでいます

園の特長として、野菜や稲の栽培活動に取り組み、育てる難しさを学んでいます。毎月の食育だよりでは、子どもの好き嫌いの原因や虫歯予防に関する知識、旬の食材や行事食の紹介などをしており、家庭と連携して子どもたちが食に対する興味関心を深められるよう情報を提供しています。また、お散歩に出かける際の通り道にある近隣の畑を管理している方からの厚意で、畑で育てている野菜の成長を定期的に見学させてもらっています。今後は、収穫体験もおこなう予定です。

7.子どもが心身の健康を維持できるよう援助している
  • 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
  • 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
  • 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
【講評】
子どもたちが楽しみながら健康的で強い身体を作れるよう取り組んでいます

子どもたちが自身の健康に関心を持つように、感染症の流行する時期に合わせてイラストなどを用いて、手洗いやうがいの大切さを伝えています。また、幼児クラスでは6月の歯科健診に合わせて、歯科衛生士による歯磨き指導をおこない、歯の健康についても意識できるようにしています。そのほか、健康的で怪我のしにくい身体を作るために、日常の保育の中で運動あそびの時間を多く取り入れています。運動あそびは、しっかりと準備運動から始めることで、強い身体作りにつながる取り組みになっています。

子どもの安全への意識を高め、緊急時にも落ち着いて対応できる体制を整えています

子どもの安全に対する職員の意識向上を図るため、ヒヤリハットは気づいた際にすぐに記入して提出するようにし、適宜ほかの職員も内容を確認しています。さらに、毎月の内容をまとめて法人本部に報告しています。また、子どもの意識がない場合などの緊急時の対応について、保育室にイラスト入りの手順書を掲示することで、緊急時における役割分担を明確にし、万が一の際にも冷静に対応できるようにしています。これにより、緊急時においても役割分担がスムーズで、子どもたちの安全を確保できる体制を整えています。

感染症などの情報を保護者と共有し、子どもの健康維持につなげています

保護者会や毎月のおたより、保健だよりなどで、保護者には子どもの健康に関する情報を共有し、保護者と協力して子どもの健やかな成長を促進しています。玄関には、感染症などが発生した際や、子どもの健康に関して特に注意してほしいことなどがあった場合に備えて、看護師からのお知らせボードが設置してあり、保護者へ積極的に情報を提供しています。また、近年の危険な暑さを踏まえて、熱中症に関する注意喚起を手紙や掲示で知らせています。現在、医療的ケアが必要な子どもは在籍していませんが、適宜関係機関と連携を取る体制を整えています。

8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
  • 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
  • 保護者同士が交流できる機会を設けている
  • 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
  • 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
  • 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している
【講評】
保護者とのコミュニケーションを深め、個々の事情を把握して支援をしています

入園時の面談で、保護者の就労状況や子どもの家庭での様子について丁寧に聞き取りをおこない、各家庭の状況を把握するよう心がけています。聞き取った内容は児童票に記載し事務所で管理して、必要な際に確認できるようにしています。また、日常のコミュニケーションを大切にし、送迎時の会話や連絡帳アプリのやりとりを丁寧におこなっています。また、個人面談などを通じて定期的に家庭の状況を把握し、話しやすい雰囲気を作るよう努めています。子どもを安心して預けられるよう、保護者の多様な働き方や生活様式に適した支援をしています。

保護者との信頼関係を深め、いつでも育児の悩みなどを相談できる体制を整えています

保護者会は5月と年度末、個人面談は6月に1回と希望者は年度末にも実施しています。個人面談の時期以外でも保護者から子どもの発達や成長状況、育児に関する悩みなどの相談があれば、必要に応じて面談の機会を設け、保護者が悩みを気軽に相談できる環境を整えています。また、行事などの日程は、なるべく保護者の負担にならないような時間に設定して配慮をしています。そのほか、保護者と職員との信頼関係を深めるため、お迎え時にはその日のエピソードを必ず保護者に伝達するよう努めています。



今後は、保育参観などの保護者が保育の様子を見られる機会を検討しています

園では、保護者会や保護者が参加する行事を通じて、保護者同士が交流できる場を設けています。また、毎日の登降園時の会話や連絡帳でのやりとりを通じて、職員と保護者の信頼関係が深まるよう努めています。コロナ禍のため、保育参観などの保護者が子どもの様子を直接確認する機会は設けていませんでしたが、新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことで、今後は感染症の流行状況を見ながら保育参観などを実施したいと考えています。

9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
  • 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
  • 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
地域の資源を活用し、子どもが多様な体験ができる機会を設けています

日常的に近隣の公園や広場を利用して、子どもたちが季節の移り変わりを感じたり、生き物に触れたりする機会を設けています。また、三鷹市からの招待で、卒園遠足としてバスに乗車して地域の美術館に行くことを経験して、社会との関わりを持つ機会を設けています。そのほか、地域の小学校と連携して小学校見学に出向いたり、2年生の授業の一環で園に招いて交流を深めたりしています。今後は、近隣の系列園と交流する機会を設けることを検討しています。

保育園体験会や育児相談を適宜おこない、地域の子育て世帯の支援をしています

園では、利用希望者や地域に住む子育て世帯に対して、離乳食講座を開催したり、保育園体験として「てんとうむしクラブ」を開催したりして、地域貢献活動をおこなっています。 「てんとうむしクラブ」では、一緒に散歩に出かけたり、おはなし会や誕生会に参加でき、実際の保育園での活動に参加することによって、保育園に通う際のイメージにつながっています。 そのほか、育児相談も随時受け付けており、園長や主任が相談に乗り、子育てに関する悩みや疑問を共有し、保護者への育児支援をおこなっています。

【講評】
入園前面談で子どもの情報の取り扱いについて、保護者の意向を確認し同意を得ています

子どもに関する情報を外部とやりとりする必要が生じた場合については、入園前の面談で重要事項説明書を用いて、保護者の意向を確認したのち同意書を提出してもらっています。また、入園後新たに情報の提供などが必要になった場合にも、都度保護者に意向を確認し同意を得ています。そのほか、一人ひとりの家庭状況は日々の送迎時の会話や連絡帳などで丁寧に把握し、子どもや保護者の負担にならないよう十分に配慮した上で保育をおこなっています。

パーテーションなどを活用して、一人ひとりの子どもの羞恥心に配慮しています

子どもの羞恥心に配慮して、おむつ替えは一人ずつトイレ内でおこないうほか、必要に応じてトイレ内に備えつけてあるおむつ交換台を使用しています。水遊びやプール遊びの際の着替え時には、5歳児はパーテーションを使用し、男児と女児で分かれて着替えています。これにより、子どもの羞恥心を尊重し、プライバシーに配慮しています。また、保育中の注意事項として、裸になる活動は写真を撮らないことを園のルールとしています。着替えの際には、上半身と下半身で順番に着替えるように伝え、できる限り裸にならないように工夫しています。

定期的なセルフチェックなどを活用し、子どもの人権を尊重した保育をおこなっています

一人ひとりの人権を尊重した保育を実践するため、園では年4回、法人が実施している不適切保育に関するセルフチェックをおこない、その結果を園長に提出しています。また、前年度には、不適切保育に関する動画の資料をもとに、園内研修を実施し、定期的に自身の保育を振り返る機会を設けています。そのほか、子どもを呼び捨てにせず、あだ名で呼ばず、子どもが話そうとした際には注意深く耳を傾け、否定的な言葉を使わないなど、全ての職員が子どもの人権を尊重し、大切にすることを共通の認識として保育活動に取り組んでいます。

1.子どものプライバシー保護を徹底している
  • 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
  • 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
  • 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
  • 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
  • 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
法人の作成したマニュアルを活用し、全職員が統一感を持った業務に取り組んでいます

園では、コンプライアンスマニュアル、食事マニュアル、アレルギー対応マニュアル、虐待対応マニュアルなど、法人が作成した各種マニュアルや、東京都や三鷹市などの自治体が作成したガイドラインなどを整備しています。マニュアルは事務所に保管し、いつでも閲覧可能となっており、データでも確認できるよう整備しています。これらのマニュアルを活用することで、職員は一貫性のある業務遂行が可能で、統一感を持って業務に取り組んでいます。そのほか、緊急時の手順書などは保育室内の必要な場所に掲示し、いつでも確認できるようにしています。

法人の作成したルールブックを活用し、いつでも手順を確認できる仕組みがあります

園では、職員一人ひとりに法人が作成したルールブックを配布し、必要に応じて都度内容を確認して保育に取り組んでいます。また、水遊びが始まる前や感染症が流行する時期に合わせて、定期的に見直し、日々の保育に役立てています。マニュアルやルールブックの見直しは、法人本部の運営支援課がおこなっているほか、園でも必要と感じた際には昼礼の時間に話し合いを設けています。そのほか、毎年年度末には園の実態に合わせた内容かどうかを確認するために読み直しています。

保護者や職員に各種アンケートを実施し、定期的に意見や要望を把握しています

法人では、年度末に紙面による保護者アンケートを実施し、保護者の意向や要望を定期的に確認しています。アンケートは、法人に直接届き、保護者が直接法人本部に意見を伝える機会を提供しています。園では、行事後のアンケートや運営委員会を開催し、保護者の意見を収集する場を設けています。また、職員に対しても年1回、法人の満足度アンケートを実施し、意見や要望を収集しています。連絡帳のアプリ化については、保護者や職員からの要望に応じて導入し、要望に対して迅速に対応しています。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている

事業者のコメント

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評価情報

【評価実施期間】

2023年8月1日~2023年12月7日

【評価者修了者No】

H2001064,H2001065,H2101074

評価結果のダウンロード

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