評価結果

標準の評価

基本情報

【サービス種別】

認定こども園

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

1) 企業理念:働く女性を最高水準のエデュケアと介護サービスで支援します
2) サービスポリシー
3) 教育方針

職員に求めている人材像や役割

・「プロ意識を高める8つの条件」
1. 目の前の仕事にベストを尽くす
2. 20代・30代はキャリアの仕込み時
3. 第一印象が大切、笑顔のトレーニング
4. 協調関係~Give and Take の精神~
5. コミュニケーション能力を高める~交渉力・説得力を持つ~
6. 甘えない
7. ストレス解消法
8. 人生の布石を打つ

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

・命をお預かりしているという責務
・サービスポリシーを常に念頭に置き、職務に励んでほしい
・人生でもっとも重要な時期に係ることの責務

全体の評価講評

特によいと思う点

明るく広々とした園舎内と共に、園庭ではたっぷりの自然と触れ合える環境になっています。土の園庭での自由遊び、夏のプールや水遊び、その後のプール納めの日は思い切りどろんこ遊びをするなど子どもたちは存分に体を動かしています。園周囲には散歩先も多く、距離を伸ばして足腰の丈夫な子どもが育っています。園庭には柑橘類の樹木があり、みかんを収穫してジャムを作りました。子どもたちはみかんの木にアゲハの幼虫を見つけ、卵からサナギ、蝶になる過程を観察し、椎の木にドングリが生ることや落ち葉が秋から冬の季節を告げることも知りました。

職員は広い視野で子どもの発達を捉え気持ちを受け止め子どもの興味ややりたいことを大切にしたいと考えています。成長に伴って子どもが自ら気持ちを伝え意欲を持って物事に取り組めるように配慮しています。これらの日々の活動の充実に加え、園は「お楽しみ教室」を企画しています。職員の発案で始まったこの企画は造形、ダンス、サイエンス、語学、DIY、アートなどの特技を持った職員がリードし、子どもたちと一緒に考え、楽しむ活動となっています。訪問調査時も「忍者」をテーマに衣装、手裏剣、刀を制作し元気に遊ぶ姿を見ることができました。

園職員として遵守すべき法・規範・倫理など、園内研修で様々なテーマで話し合い、意見交換を通じて周知・徹底を図っています。また、施設長が参加する法人の全体会議等の内容も(事故事例等含め)周知し、自分の園だったらどうするかなど、理解を深めるため職員全員で考えるよう園として取り組み、職員一人ひとりの意識向上に努めています。今回の職員自己評価でも、職員の理解度も高い結果となり、周知・徹底がされていることがうかがえます。

さらなる改善が望まれる点

園の事業計画は年度毎に作成して、結果を事業報告書で評価しています。事業計画書には運営方針や入所児童数、職員配置とともに事業項目を記載しています。事業項目は行事予定や職員の研修計画、給食に対する取組計画などは各項目について記載しています。各年度の事業計画書はほぼ同じ内容となっており、年度毎に園が特に重要とする改善施策について事業計画に具体的な記載がありません。年度の重要課題に対する重点施策を明記し、職員に施策を周知して共有して取り組むことにより、さらなる改善が期待できます。

業務分担表など作成し、職員毎に分担しながらそれぞれが日々の保育に従事しています。今年度、新たな施設長となり職員全員で園を良くしていこうという思いで、皆の意見を聞きながら、お互い意見交換し職員の主体的な取り組みを支援しています。一方、今回の職員自己評価では園の取り組むべき方向性等の明示、職員の役割の明確化について認識が低い結果となり、一部改善を期待するコメントも複数ありました。園にとって大切な職員の役割、取り組むべき方向性等再確認し、施設長のリーダーシップの発揮により、さらなる組織力の強化が期待されます。

園として保護者へ情報提供は丁寧に取り組み、園の日々の活動の様子などわかりやすく伝えるよう努めています。園独自に取り組んでいる様々なテーマで行う「お楽しみ教育」はじめ、力を入れて取り組んでいる園の安全対策への対応など実施しているものの、伝わり切れていないことも今回の利用者アンケートからうかがえます。園のさらなる理解向上に向け、保護者のへ伝え方や周知方法の工夫について改善の余地もあり、もう一歩ふみこんで、園の取り組みや思い・考えなど含め保護者と共有できるよう、今後のさらなる取り組みが期待されます。

事業者が特に力を入れている取り組み

入園前面接では園への理解が深まるように丁寧に説明し保護者の質問にも答えています。初めての面接に緊張する保護者の気持ちを理解し所要時間にも配慮しています。3月中旬になると「次年度ミーティング」を開催し、保護者が入力した情報や面談資料等を基に新しい年度を迎える準備をはじめます。入園という環境の変化で保護者と子どもが不安やストレスを感じないようにと考え、園としての対応や詳細を皆で検討するこの準備期間を大切にしたいと考えています。会議には4月に入職する職員も参加しており、担任発表、係活動の分担なども行われています。

園行事は職員の知恵を結集し工夫を凝らして実施しています。親子参加行事の「なつまつり」は乳児幼児の2部制にして密を避けたっぷり楽しめるようにしました。ボーリングなどのゲームコーナーや紙コップでパンダを作る制作、ダンス会場も作り、子どもたちが甚平を着て参加し祭りの雰囲気を盛り上げました。各保育室は世界の国々のうち好きな国を選び、国旗を飾って装飾し、写真展示では飛行機に乗っている雰囲気で紹介したり、お菓子の空き箱で作ったエッフェル塔と共に写真展示して美術館風にしました。行事は思い出に残る楽しい体験となっています。

子どもたちに多くの味を覚えて欲しいと考え、魚や野菜を薄味に調理するなど旬の食材を使った給食は子ども自らがおいしさを発見できるようにしています。多文化料理(カタール)では「カタールに行こう」と題し園からカタールまでの航空券を用意し、機内食風弁当をキャビンアテンダントに扮した職員が配り、機内で食べる雰囲気を味わい、サンドイッチボックスを作り、2階のベランダでピクニックを体感しました。待ちに待ったクッキング保育が再開され、食の大切さをSDGsに関連させ、感謝の気持ちを育む取り組みなど多様な食育活動を行っています。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:8月1日現在、保育園を利用している全世帯を対象に調査を実施しました。兄弟姉妹のいる世帯は、1世帯として扱い、一番年齢の低いお子さんを対象として回答してもらいました。
  • 調査方法:アンケート方式  
    無記名方式。QRコードを記載したアンケートの案内を事業所を通じて保護者へ配付し、WEB上でアンケートに回答してもらい、取りまとめました。調査結果は選択回答だけでなく、記述式の回答についても匿名性に配慮してまとめ、保育園に報告しました。
  • 有効回答者数/利用者家族総数:36/51(回答率 70.6% )

総合的な感想では、「大変満足」20名、「満足」15名、「どちらともいえない」1名であり、98%の利用者が満足と回答しています。
毎日の保育サービスにおける「運動や休息の配分」、「子どもの心身の発達」、「園における食事・おやつ」、「保育時間の変更が急きょ必要になった場合の柔軟な対応」、「園の活動への保護者の参加」、および安心・快適性における「清潔で整理された空間」、「職員の言葉使いや態度・服装」でそれぞれ90%以上と高い満足度がうかがえます。
自由意見では、「いつも適切に対応して下さり感謝しています」、「こちらの園にお世話になることができて大変満足しています。子どもの大切な幼児期を、ポピンズ西五反田に通うことができてよかったです」、「大変な現場だと思いますが、こどもの視点に立って大切に関わってくださっていると感じます」など園に対する感謝の声が多く寄せられています。

アンケート結果

1.運動や休息の配分は、子どもの発達の状態や在園時間に応じて工夫されているか

はい 33名 (92%)
どちらともいえない 3名 (8%)

92%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「いつも満足そうに帰って来ています」などの声がありました。

2.園での活動は、子どもの教育や心身の発達に役立っているか

はい 34名 (94%)
どちらともいえない 2名 (6%)

94%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「食育やリトミックなど、保育だけでなく、教育面にも力を入れてくださっていて、大変、ありがたいです」、「特に、SDGs活動が家庭でも役立っています。クラスのみんな一緒に覚えることが、やる気につながっていると思います」などの声がありました。

3.園での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか

はい 31名 (86%)
どちらともいえない 5名 (14%)

86%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「水遊びやお散歩、パラバルーン、リトミックなどおうちではできないこともしていただき、楽しんでいると思います」、「やりたい事を伸ばしてもらっています。逆に、やりたく無い事は、無理やりやらずに自由度があって良い感じだと思います」などの声がありました。

4.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか

はい 33名 (92%)
どちらともいえない 3名 (8%)

92%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「家では食べない食材を、工夫して提供してもらうので、完食してるようです。メニューがさすがです」、「栄養バランスを考えたメニューであり、レパートリーも多いです。家庭では親の好みで子供に与える食事が偏ってしまいがちですが、保育園では色々なものを食べれるので好き嫌い防止になって有り難いです」などの声がありました。

5.園の生活の中で、身近な自然や社会と十分関わっているか

はい 30名 (83%)
どちらともいえない 5名 (14%)
いいえ 1名 (3%)

83%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「公園までの移動など、安全に交通ルールを学べています。また、行事までの心構えも身についてきています」、「SDGsにも取り組み、学びの場が提供されている」、「園庭の虫についてお話ししてくださったり、たくさんお散歩に連れ出してくださっています」などの声がありました。

6.保育時間の変更が急きょ必要になった場合、開園時間内において、園の可能な限り、柔軟に対応されていると思うか

はい 34名 (94%)
どちらともいえない 1名 (3%)
無回答・非該当 1名 (3%)

94%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「臨機応変に対応いただき、助かっています」、「いつも気持ち良くご対応いただき、とても助かっています」などの声がありました。

7.安全対策が十分取られていると思うか

はい 30名 (83%)
どちらともいえない 5名 (14%)
いいえ 1名 (3%)

83%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「スタッフ同士の日々の心がけも、素晴らしいと思います」、「定期的に避難訓練や不審者訓練を行っています。園内のドアは子供が開けてしまわないように鍵がかかるようになっており保育士の目の届かないところに子供が出てしまわないように配慮されています」、「朝の合同保育の時間帯は保育士の人数が足りておらず目が行き届いているか心配」などの声がありました。

8.園の活動に保護者が参加しやすいよう、工夫されているか

はい 34名 (94%)
どちらともいえない 2名 (6%)

94%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「以前、行事日程のお知らせが1ヶ月以内と近いことがあり、その際はもう少し早くお知らせ頂きたい旨をお伝えし、その後は対応頂いている」などの声がありました。

9.子どもの教育・保育について家庭と園に信頼関係があるか

はい 30名 (83%)
どちらともいえない 6名 (17%)

83%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「先生は勤続年数も長く、信頼できる環境です。ポピンズのスタッフ教育が、行き届いていると思います」、「担任以外の先生が引き渡しを担当されるときは、名乗っていただけるとお顔と名前がつながりやすくありがたいなと思います」などの声がありました。

10.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 35名 (97%)
どちらともいえない 1名 (3%)

97%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「常に清潔で信頼することができています。管理が行き届いていると実感します」、「いつも片づけられていて、家庭でも見習いたいです」などの声がありました。

11.職員の接遇・態度は適切か

はい 33名 (92%)
どちらともいえない 3名 (8%)

92%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「保護者に対しても、先生同士も言葉づかいがきれいな事は、こどもにも良い影響をあたえている、と思います」などの声がありました。

12.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 31名 (86%)
どちらともいえない 4名 (11%)
無回答・非該当 1名 (3%)

86%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「具体的な時刻や症状、体温を迅速にご連絡いただけています。到着までも丁寧に様子を見守ってくださっています」、「園の保育士さんや看護師さんには最大限安全管理に配慮いただいていると思い、日々感謝しております。子ども同士のトラブルなどで怪我があった際に、その時の状況や子どもの様子などを詳しく説明頂けると、よりありがたいと感じます」などの声がありました。

13.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 25名 (69%)
いいえ 6名 (17%)
無回答・非該当 5名 (14%)

69%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「先生の対応はとてもありがたかったし、感謝しています」、「朝の合同保育の時間帯は保育士の人数が足りておらず目が行き届いているか心配」、「保育園でそう言った場面があるのか分からない」などの声がありました。

14.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか

はい 32名 (89%)
どちらともいえない 4名 (11%)

89%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「子ども本人の気持ちを大切に重要に捉えてくださっていると感じます。対処方法が素晴らしいです」などの声がありました。

15.子どもと保護者のプライバシーは守られているか

はい 31名 (86%)
どちらともいえない 2名 (6%)
無回答・非該当 3名 (8%)

86%の方が「はい」と回答しています。特にコメントはありませんでした。

16.教育・保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 31名 (86%)
どちらともいえない 5名 (14%)

86%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「帰宅時に細かく報告してくれる」などの声がありました。

17.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 28名 (78%)
どちらともいえない 5名 (14%)
無回答・非該当 3名 (8%)

78%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「特に不満に思うことはありませんが、要望等をお伝えしやすい雰囲気にしてくださっています」などの声がありました。

18.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 19名 (53%)
どちらともいえない 8名 (22%)
いいえ 2名 (6%)
無回答・非該当 7名 (19%)

53%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「苦情連絡先について園内の目のつきやすい場所に掲示されています」、「そのような説明は無かったと思う」などの声がありました。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
職員は園の目指すところを理解して、保育理念等を保護者に伝えています

法人は理念等をホームページなどで明確にして、入社時や職歴ごとの研修で職員は保育理念・基本方針を学んでいます。理念・基本方針を復唱して理解し、その内容を保育計画に反映しています。施設長は全体会議に参加して、社長が話す理念やサービス哲学を共有ファイルに記録・共有して、園のミーティングで理解を深めています。入園時の説明会で重要事項説明書を使い、保護者に理念・基本方針を説明しています。ニュースレターやポピンズメモリー(ウェブ版連絡帳)などで、保護者に理念・基本方針を伝えています。

施設長は役割などを明確にし、園全体で取り組めるようにリードしています

施設長は園が目指すところや方向性を園内のミーテイングで職員に伝えています。役割と責任を「業務マニュアル」「業務分担表」で示しています。職員が自らの問題として取り組めるように、会議の報告等分かり易い表現で伝え指導しています。います。施設長は職員にシフト担当やアクシデント分析など分担して、職員全員が組織的に取り組めるようにリードしています。職員にMBO(目標)評価シートに記入してもらい、施設長と職員との面談により協議して、園が目指している方向性を再確認して指導しています。

重要な案件は規程に従い決定して関係者に周知しています

重要な案件での決定手順を「稟議規程」で定めています。重要な案件で検討が必要な場合は、ミーテイングで周知して対策を立て、手順に沿って決定し、関係者に周知しています。園内への周知は、内容により週ミーテイングや月ミーテイングで伝え、欠席者には議事録で確認してもらっています。保護者には、お手紙で知らせるほかに配信システムを使い、早く確実に伝えています。また、玄関に閲覧ファイルも設けて、自由に確認できるようにしています。

1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
利用者や職員、事業環境を把握して課題を抽出しています

毎年定期的にISO顧客満足度アンケートを行い、保護者のニーズや満足度を把握しています。保護者代表が参加する運営委員会で利用者等の情報を収集しています。園内ミーティングや本社面談・施設長面談により、職員意向を把握しています。毎月の区の園長連絡会にも参加して、近隣園とともに地域のニーズ把握に努めています。園庭がありプール遊びができることなどから、施設見学に対応した課題抽出も行っています。

中長期の事業展開や目標等を明確にして年度計画を策定しています

園では理念・基本方針をもとに4~5年の長期計画、1~3年の中期計画を策定しています。計画ではサービス品質や人材、財務管理、地域との関りについて、目標と施策を示しています。中・長期計画をもとに単年度計画を作リ、保育所の運営方針を示し、入所児童や職員配置とともに定められた項目ごとに運営施策を明確にしています。事業計画は定めた項目を記述しているため、年度で同じ内容になり年度ごとに重要施策の明記が課題となっています。中・長期計画と整合をとり単年度の重点施策を明記して、関係者に周知・共有することが望まれます。

事業計画を保育計画に展開して実行しています

事業計画で示した運営方針や運営施策、全体的な計画をもとにして指導計画を作成しています。全体的な計画からクラス毎の年間指導計画、月間指導計画、週案と作成し、計画作成などは業務分担表によりリーダーや担当を決め職員とのミーティングで確認しています。指導計画で評価や振り返りを行なっていますが、事業計画の達成度を明示して進捗確認を行うことが課題となっています。計画の見直しを行い、中・長期計画などに反映しています。います。年度毎に事業報告書を作成して報告しています。

1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
  • 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
  • 事業所の経営状況を把握・検討している
  • 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
  • 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
  • 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
職員に守るべき法や倫理を周知して、理解が深まるよう取り組んでいます

施設長は守るべきルールを園内研修や園内の定期ミーテングで職員の理解が深まるよう取り組んでいます。職員は、本社主催の入社時研修や職別・階層別研修でマナーも含めて守秘義務や法令遵守について学んでいます。本社やエリア毎の施設長会議、区の園長会議、区の幼児保育課等から情報を得て、園内のミーテングで話し合い、意見交換をしています。

利用者の意向把握・対応や虐待防止に取り組んでいます

保護者には重要事項説明書により苦情解決制度について説明し、苦情は責任者と受付担当者を重要事項説明書に明記し、第三者委員も受け付けられることを知らせています。苦情解決の仕組みについて懇談会時にも説明しています。虐待防止に向けて園内研修やミーティングで虐待や子どもの人権擁護について取り上げ職員と話し合って確認しています。区の要保護児童対策協議会にも参加し、児童相談所等関係連絡先一覧を備えて対応しています。今回の職員自己評価において、利用者の権利擁護への意識も高い結果となり、それら取組みを職員は評価しています。

地域からの情報収集に取り組み、地域貢献に取り組んでいます

透明性を高めるため、公表情報を掲示し、閲覧ファイルを備えて運営委員会議事録などの情報を自由に閲覧出来るようにしています。園の専門性を活かし、育児相談会を開き、保育士だけでなく栄養士、看護師も同席できることをホームページで知らせています。卒園児の小中学生のボランティアも10名ほどを受入れ、園の手伝いを行いました。区の園長会や私立連合会、地域連絡会にも参加して地域のニーズ収集を行い、職員と情報共有して地域への貢献に向け取り組んでいます。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
  • 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
  • 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
  • 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
  • ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
  • 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
  • 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
事故などのリスクを検討して、発生時や事前対策に取り組んでいます

災害や事故、感染症などのリスクについて、園内のミーテイングで確認して対応を検討しています。確認結果を「ヒヤリハットレポート」に記載して、月度別ヒヤリハット対策を作り掲示しています。事故やヒヤリハットを分析し「ヒヤリハットチェックリスト」に反映して、リスク対策を講じています。リスク発生に対応するマニュアル(安全管理マニュアル、保健業務マニュアルなど)を整備して、いつでも閲覧・確認できるようにしています。

リスクに備え事業継続計画(BCP)を作成しています

事業継続計画(BCP)を作成して、リスク対策を職員や保護者に伝えています。職員全員が確認できるよう、掲示も行っています。保護者には必要に応じて、手紙を配信して共有しています。事故や感染症等の記録を行い、振り返りや要因分析などが出来るようにしています。感染症の場合、必要に応じて専門機関や嘱託医にも相談しています。

情報管理の体制を整えて、情報漏えい防止に努めています

個人情報保護や文書管理規定を定めて情報管理を行なっています。保護者には、サービス開始時に個人情報や写真の取り扱いについて説明し、同意書をもらっています。職員に正しい情報の取り扱いを説明して、誓約書を貰っています。園では保育支援システム(ポピンズシステム)にて情報の一括管理を行い、アクセス権を設定して情報漏えい防止など管理を行なっています。収集した情報は鍵のかかる保管場所で管理し、職員が活用しやすように管理しています。

1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
  • 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
  • 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
  • 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
  • リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
  • 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
  • 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
  • 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
  • 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
  • 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
園に必要な人材確保と人材の育成に努めています

法人が求める「命をお預かりしているという責務」等の考えのもとに人材確保を行なっています。入職前には「プロ意識を高める8つの条件」を示して採用し、施設長は相談しやすい環境作りに努め、職員の希望を踏まえて配置を行なっています。職員が本社に意向を伝えられる制度もあり、異動・配置が可能となっています。施設長は職員のレベルに応じたMBO(目標設定)シートを使い面談を行い職員の意向を把握しています。またコンピテンシー評価(行動評価)を行い職員の状況を把握しています。職員の意向や状況把握を行い研修計画を作成しています。

職員個々に対する育成を行い、意欲向上に取り組んでいます

職員一人一人の育成にむけて、職員の意向を把握し、教育訓練年間計画表を作成して、個人別に研修を計画しています。研修後には計画表に実績を記入しています。業務分担表に担当するリーダーを明記して職員の指導にあたり、指導する職員の悩みや相談には施設長が対応しています。複数のシフト担当を決めて、職員の希望を事前に把握してシフト配置表を作っています。職員間の良好な人間関係構築に向け、コミュニケーションを多くとれるよう、日々声を掛け合い、随時にミーティングを開いて職員で話し合うようにしています。

職員の学びを共有し、各自がテーマに取り組みチームワークにつなげています

職員が学んだことをミーティングで共有して、園全体の学びにつながるようにしています。年度ごとに職員から希望を出してしてもらい、取り組む担当を決め意欲をもって取り組んでいます。アクシデント分析やシフト担当、乳児、幼児、安全対策などのリーダーを業務分担表に示して組織的に取り組んでいます。全員が取り組み、協力することでチームワークや連携につながっています。ミーティング時に話し合いや意見交換の機会を多く作り、なんでも相談できる雰囲気つくりに努めています。

1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
  • 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
  • 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
  • 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
  • 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
  • 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
  • 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

職員の平均年齢が低く中途採用の職員もいる中、保育者個々の対応に差があるように感じるという意見をいただこともあり、ポピンズナーサリース西五反田として独自の取り組みを通じて、「より良いエデュケアの提供につなげる」ということを目標に掲げました。
ここ数年、園の独自の取り組みとして「お楽しみ教室」を実施しており、月毎にテーマを決め、「ダンス」、「DIY」、「制作」、「習字」、「語学」、「おばけ」などに取り組み、これら取り組みは保護者からも好評を得ています。新しい職員含め、職員の得意なこと、やりたいことを中心に取り入れながら、当園で経験の長い職員も新鮮な気持ちで臨むことで、よりエデュケアの質の向上につなげていきたいと考え、取り組んでいます。
結果として、子どもたちだけでなく、職員も楽しみながら取り組むことで、保護者にも活動の楽しさや職員の良さなどを理解してもらうことができました。さらにコロナ禍において子どもたちの経験を減らさずに行事をどのように実施するかを職員全員で話し合うことにより考え方が統一してきつつあり、まだ課題はあるもののエデュケアの質の向上にもつながっていると園では考えています。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

取り組みの結果、違うクラスの保護者とのコミュニケーションも図ることより、職員の保護者対応の力量向上にもつながっています。それらは職員自身の自信にもつながり、職員個々の保育に対するバリエーションも増え、エデュケアの質の向上につながっています。園としては達成度80%としています。園として独自に行うこの取り組みを通じて、さらに保育者一人ひとりの意識もさらに高めたいと考え、保育に取り組んでいます。
今年度も引き続き「お楽しみ教室」を継続し、さらに新しいアイデアを出し合い、やり方を変え、昨年度とは違うテーマ「アート」、「ゲーム、「忍者」、「スポーツ」、「音楽」、「習字」と施行錯誤しながら取り組んでいます。同じテーマでも活動内容を変え、創意工夫を重ねることにより、「より良いエデュケアの提供につなげる」ことを継続しています。

2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

園として、より層の厚い職員体制の構築を目指し、「リーダー的職員の育成」を目標に掲げました。コロナ禍で行事開催含め、今まで通りにできない状況の中、リーダー層で話し合いを重ね、今自分たちにできることは何か、やり方や実施方法など考え取り組んできました。意識した情報共有、意見交換など通じて個々の意見も出やすくなったと感じています。リーダー的職員の育成の一つとして、今までシフト係が作成していた「配置表」をリーダー層の職員が順番に作成することとしました。そのことにより、自身のクラスだけではなく、園全体の職員配置等考えられるようになり、他クラスで課題となっている状況をさらに理解する機会にもつながり、園全体のことを考えて動けるリーダー的職員の育成を図ることができました。今年度、新たな施設長となりましたが、ミーティングや面談の場も設けながら実施することにより、職員からさらに意見が出やすくなり、活性化したと感じています。経験年数の浅い職員も多い中、引き続き、リーダー的職員の育成、力量向上に向け、取り組んでいきたいと考えています。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

園全体のことを考えて動けるリーダー的職員の育成を図ることを目標にして取り組むことができました。今年度新たな職員も入り、経験年数の浅い職員も多い中、まずは、一つひとつの保育に丁寧に取り組めるようにサポートし、少しづつリーダー的存在になる職員を育成していくこととして、検証しながら取り組んでいます。
コミュニケーションを中心とした取り組みだけではなく、配置表作成のような取り組みをさらに実施することで、園全体を考えることができるリーダー的職員のさらなる育成にもつながり、意識がさらに高まっていることが確認できます。リーダー的職員に続く、中堅の職員層の役割も重要であり、引き続きさらなる人材育成への取り組みが期待されます。

サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
本社が運営するホームページにより教育方針や特色を紹介しています

本社のホームページには、系列園共通の教育方針「人生でもっとも重要な時期の人間教育をめざします」を掲げ、教育(エデュケーション)と保育(ケア)を融合させた「エデュケア」を、0歳児から実践するとしています。そして「寛容な人間」「聡明で愛情深い人間」「探求心の旺盛な人間」「グローバル社会で活躍できる人間」を育てることを目標とし、SDGS教育に取り組み、食育に力を入れ、ITを活用した連絡帳の使用、荷物は最小限で済むようオプションサービスで働く家庭を支援する等、系列園共有の5つの特徴を紹介しています。

ホームページには園長のごあいさつほか、多くの情報を掲載し園を紹介しています

園のホームページには園長からのごあいさつとして「春はみかんの木にアゲハチョウがやって来て卵を産み、蝶になるまで飼育したり、菜園で夏野菜を育てたり、ドングリ拾いをして制作に使ったり、霜柱を観察したりと都心にありながら自然とたくさん触れ合う中で出会える新しい発見や探求心を大切にしています」を掲載し、施設形態が保育園型認定こども園であることや最寄り駅、開所日、基本時間、定員等の基本情報も載せています。施設見学、保育所体験の案内もしています。重要事項説明書の抜粋版を区に置かせて貰らい、空き情報なども提供しています。

園見学では独自の写真を多用したパンフレットを配付し、保育環境等を説明しています

次年度の申し込みの時期が近づくと園見学の希望者が増え、写真を多用した施設紹介のパンフレットを作成し配付しています。パンフレットにはよくある質問をQ&Aとして示し、問い合わせ先には電話番号とメールアドレスを掲載しています。在園児の兄弟や保護者の紹介の人も多く、見学は原則一日3組までと決め、開始時間を定めて予約を受けています。対応は主に施設長が行い在園児の生活リズムや保育に支障が起きないように配慮しながら丁寧に案内しています。園見学の保護者からは土の園庭や清潔で明るい保育室に好印象との感想が聞かれています。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
新入園児の保護者には面接を実施し、重要事項説明書に基づき具体的に説明をしています

区より入園が決まった人の名簿が来ますので、予定者に連絡し入園資料一式を取りに来てもらいます。その際の面説の日程を決めています。記入した書類を持って親子で園に来てもらい入園前面接を行っています。面接は職員1~2名が4つほどのブースに座り、定められた書式に記入された内容を確認しながら、集団保育の経験の有無、アレルギー等も確認しています。保護者の質問にも丁寧に答えています。その様子は面接シートに記録し備考欄にはメモを残し、それらの内容は新入園児資料として職員会議で共有しています。

入園により子どもの心身に負担がかからないように短時間からの慣らし保育をしています

入園前面接では個人情報や写真の取り扱いについても説明しており、園への理解が深まるようにしています。初めての面接に緊張する保護者への配慮をしています。入園という環境の変化で、子どもがストレスを感じないようにと考え、入園直後の不安解消のための慣らし保育は、保護者の希望に合わせ個別の状況に応じて期間を決定し、保護者と相談した結果を紙にして職員が共有しています。最初は短時間園で過ごす日を数日取った後、子どもの様子を見ながら時間を延ばし、通常の保育に移行しています。

転園・卒園する子どもには、元気で新しい場所に移れるように配慮しています

転居等で年度の途中で退園する子どもには制作をまとめた作品帳やメッセージを寄せ書きしたカード、写真等を渡し、クラスでお別れをして新しい場所に送り出しています。退園する子どもの保護者には、園を離れた後、いつでも相談に乗れることを伝え、不安な気持ちを少しでも軽くしてもらうようにしています。卒園や退園した子どもが園に来たり、園行事の案内を見た親子が立ち寄ってくれることもあり、繋がりを大切にしています。卒園児一人ひとりの保育所児童保育要録を小学校に届け、子どもの個性・特性に合った教育が受けられるようにしています。

1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
  • サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、子どもの指導・援助に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
  • サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
子どもの心身の状況や保護者の情報を定められた書式に残し保育に活用しています

保護者の記入した入園の書類や、システム上のマイページに入力された情報から家庭状況、入園までの生活状況、健康状態などを把握しています。子どもの基本的な情報、家庭の状況、成育歴、予防注射の接種状況、かかりつけ医、食生活や既往症の履歴なども把握しています。一日のクラス全体の活動を保育日誌に記録し、個人記録欄には個々の子どもの様子を記入しています。子どもが成長する姿は、発達の主な現われを表に纏めた成長記録に一定期間ごとにレ点を入れ在園中の記録が蓄積するようにしています。成長の記録は最近フォーマットを変更しています。

全体的な計画を基に各年齢児ごとの年間指導計画、月週案を作成しています

「全体的な計画」は年度の終わりには次年度分が出来上がっており、年間指導計画も新年度の初めには完成しています。出来上がった年間指導計画を職員間で共有し、月週案は園が大切にしている保育方針を基に子どもたちの姿を見ながら評価と反省をした後、次月の月案と週案を作成しています。週案は天候や子どもの人数などで微調整しながら実施しています。その際は子どもの発達を理解し、月案をしっかり立てていきたいと考え、クラスや子どもの興味関心の傾向を十分に理解して週案を作成しています。出来上がった月週案は施設長が確認しています。

朝の申し送り、月ミーティング、週ミーティングを実施し、職員が情報を共有しています

朝の申し送りの他に毎月第3火曜、木曜の14時から実施する月ミーティングは全員参加で行い事故やけがの報告、ヒヤリハットの共有、行事報告、研修予定、施設環境整備や教材検討、園内研修などを実施しています。毎週水曜日の14時からの週ミーティングは各クラスの子どもの様子を報告し共通の認識で保育に取り組んでいます。会議の欠席者については議事録を更衣室に掲示し内容を確認しています。視診表は毎日の保護者からの連絡や子どもの変化等を記入し職員間の情報共有に使っています。職員はスマートフォンのアプリも情報共有に使用しています。

1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
  • 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画(教育課程を含む)や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
  • 指導計画は、全体的な計画(教育課程を含む)を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
  • 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、指導の過程を踏まえて作成、見直しをしている
  • 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
  • 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
  • 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録を適切に作成する体制を確立している
  • 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 指導計画に沿った具体的な指導・援助内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 指導計画の内容や個人の記録を、指導・援助を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報について、職員間で申し送り・引継ぎ等を行っている
  • 子ども一人ひとりに対する理解を深めるため、指導事例を持ち寄る等話し合う機会を設けている
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた指導・援助を行っている
  • 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで指導・援助している
  • 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
  • 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
  • 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の教育・保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう指導・援助している
  • 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
  • 小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、指導・援助している
【講評】
子どもを大切にした保育に取り組み興味を持った遊びを選んで過ごせるようにしています

入園前の子どもの成育歴や生活状況、健康情報などを内容を把握し、連絡帳や登降園時の保護者との会話等を通して子どもの全体の姿を知り、細やかな対応で子どもを大切にする保育に取り組んでいます。1階の乳児の保育室は外へのアクセスが良く、2階の幼児の保育室は明るさと広さを感じる空間となっています。子どもが主体的に活動できるようにパズル、絵本、ブロック、ままごとなどのコーナーを作り、机上遊びや体育遊びを指導計画に盛り込み、自分で遊びを選んで過ごせるようにしています。園舎内が安全な環境となるように配慮しています。

世界を意識した環境を整え、様々な角度から外国文化を取り上げ視野を広げています

本社の方針の1つにグローバルな社会で活躍できる人間を育てることを掲げ、小さいうちから世界を意識した環境や情報の中で生活することで子どもたちの視野を広げています。0歳児から年齢に合わせて取組む多文化理解教育ではハロウインやクリスマスなどの行事を捉えて外国文化に触れ、毎月一つの国を取り上げ、その国の音楽や風土、言葉を知り、給食には多文化料理として世界のメニューを紹介しています。実の生る木を植えた土の園庭や落ち着いた保育室環境の中で、異なる年齢の子どもが自然な形で関わる機会を作り友達との関わりを大切にしています。

子ども同士のトラブルも成長過程の一つと捉え気持ちを尊重した保育に取り組んでいます

配慮が必要な子どもや発達面で気になる子どもについては、丁寧な関わりで成長を応援する視点で見守っています。文化や習慣の違う外国籍の保護者の場合も区別することなく過ごしています。喧嘩など子ども同士のトラブルは発達段階で起きる大切な経験と捉え、職員が双方の気持ちを受けとめ年齢や発達に応じた支援をしています。幼児では言葉で気持ちを伝えることができるようにゆっくり話し、自分たちで解決できるように見守り、空間を変えて気持ちを落ち着かせるなどしています。乳児のかみつきについては未然に防ぐことが職員の役割と考えています。

2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した教育・保育を行っている
  • 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
  • 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう指導・援助している
  • 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
  • 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
登降園時の保護者との対話を大切にし、家庭と園が連絡を取り合っています

登園時の受け入れの際は子どもの健康状態について保護者から直接話を聞いています。家庭での子どもの様子、食事、睡眠、健康状態についても聞き、顔色や機嫌などにも注意を払っています。申し送りは視診表に記入し、担任が確認すると共に必要ならば朝礼でも周知しています。登降園時の保護者対応は当番職員がすることも多いため、伝達事項が漏れなく伝わるようにしています。連絡帳に保護者からの質問等が書かれていることもあり、速やかに回答するようにしています。不明点は電話等で確認し、家庭と園が子どもの様子を共有できるようにしています。

子どもの意欲を引き出し、無理なく基本的な習慣が身につくように支援しています

毎月のニューレターには季節の話題と共に食事や睡眠の大切さなどを保護者に伝えています。送迎時の会話や連絡帳で子どもの家庭での様子を把握し、指導計画と結びつけて個々の子どもに必要な支援が出来るようにしています。外遊びから帰った後の手洗いや排せつ自立への取り組みも、保護者に状況を伝え、保育中の小さな変化を見逃さず保護者に知らせることで家庭と足並みをそろえています。大きい子どもの仕草を見て小さい子どもが真似して靴下やズボンを穿くなどの姿も見られており、職員は子どものやりたい気持ちが満たされるように声を掛けています。

子どもの年齢や体調、家庭での睡眠状況に合わせ十分な休息と午睡時間を確保しています

月齢に合わせて無理なく過ごせるように休息時間を取っています。換気、室温、湿度、空調の調節など室内環境にも配慮しています。午睡は0、1、2歳児は吟味されたマット(布団)、3歳児からは園児用簡易ベッドを使用しています。簡易ベッドは通気性があり、ほこりから子どもを守り、足音が響かず、夏は涼しく冬は暖かいなどの利点があり休息に適しています。保育室の照明は照度調整ができるため、0歳児や早い登園の子どもの午前睡、夕寝など、年齢により休息や午睡の時間を調整しています。5歳児は就学に向け年明けから午睡時間を減らしています。

3.日常の教育・保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
  • 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
  • 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう指導・援助している
  • 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉(発声や喃語を含む)や表情、身振り等による応答的なやり取りを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
  • 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
  • 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている
  • 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
子どもが遊びに興味を持つように玩具を置き、園庭で自由に遊ぶ時間を大切にしている

子どもの手の届く高さの棚に玩具や本を置き遊んだ後も片づけられるようにしています。0歳児はたっぷりの愛情を注ぎスキンシップで信頼関係を築いており、1歳児は園で一番広い部屋を使用し活動的に過ごしています。大型絵本のほか人形やボール等、音や感触、動き、色彩などで五感を育み、手指の器用さを育む玩具も揃えています。職員は広い視野で子どもの発達を捉え、気持ちを受け止め、子どもの興味ややりたいことを大切にしたいと考えています。絵本の読み聞かせでは子どもたちが静かに耳を傾けており静と動の場面の切り替えを上手に行っています。

制作では表現力や豊かな感性を育んでおり、歌や音楽、描画、造形等にも親しんでいます

3、4歳児は合同で過ごすことが多く子どもが自ら気持ちを伝え意欲を持って物事に取り組めるように配慮しています。音楽や絵画、造形活動など子どもが楽しさを共感し合える時間を作り、カラーフィルムで制作した赤とんぼを子どもの要望で窓に貼り、制作途中では素材のカラーフィルムを園庭にかざして色の世界を楽しむなど子どもの発想や興味によって活動を発展させています。例えば手に絵の具が着くのが苦手な場合では職員が一緒に参加して楽しさを伝えています。子どもの表現を大切にし制作途中の作品を取り置きしたり、完成品を写真に残しています。

園庭遊びでたっぷり楽しみ、戸外活動では自然と触れ合い四季の変化を感じ取っています

土の園庭での自由遊びに加え、散歩先の公園では自然の中で存分に体を動かしています。園の周囲には戸外遊びに適した公園が数多くあり、気に入った固定遊具で遊んだり、トンボや昆虫を探し、春には桜、パンジーやタンポポを見つけ、秋にはドングリや落ち葉を、済んだ空や冷たい空気に触れ、冬は霜柱を踏んで音を感じています。室内でのマット、鉄棒等全身を使った遊びにも積極的に取り組み、足腰の丈夫な子どもが育っています。夏の時期は園庭でプールや水遊びで水と親しむ機会を作っており、プール納めの日は思い切りどろんこ遊びをしています。

4.日常の教育・保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
  • 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
  • みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
【講評】
夏祭りは子どもたちが協力して準備に取り組み、盛りだくさんの企画で楽しみました

年間計画の中に様々な行事や活動を盛り込み子どもたちにとって豊かな体験の場となるようにしています。夏祭りは乳児幼児入れ替え制を取り、ヨーヨー釣り、ボウリング等のゲームコーナーやダンス会場も作り0歳児クラスは日本、1歳児クラスは中国、2歳児クラスはインド、3、4歳はフランス、5歳児はアメリカなど室内を各国のイメージで飾って雰囲気を盛り上げました。子どもたちが甚平を着て参加しました。写真展示では子どもたちが飛行機に乗っている雰囲気で紹介したり、お菓子の空き箱で作ったエッフェル塔と共に写真展示し美術館風にしました。

誕生会や日本の四季や伝統文化に因んだ行事が、保育に潤いを持たせています

各クラスでは季節ごとの行事にも取り組んでおり保育に潤いを持たせています。いずれも準備段階から無理せず雰囲気を楽しめるように職員がアイデアを出し合っています。節分豆まき、ひな祭り、七夕まつりなどの季節の伝承行事は、子どもたちがイメージしやすいように絵本や紙芝居を使って楽しみながらその由来や意味を理解し、行事に因んだ歌や制作に取り組んでいます。こいのぼりや七夕の笹飾り、クリスマスなどでは、制作活動を楽しみ、保育室を飾り、行事食で雰囲気を盛り上げて楽しんでいます。毎月の誕生会も特別なケーキで祝っています。

「お楽しみ教室」は多才な職員の特技を持ち寄った楽しい企画となっています

職員は広い視野で子どもの発達を捉え気持ちを受け止め子どもの興味ややりたいことを大切にしています。成長に伴って子どもが自ら気持ちを伝え意欲を持って物事に取り組めるようにしています。園独自の取り組みとして企画している「お楽しみ教室」では、職員が子どもたちと一緒に考え、楽しむ活動の充実に繋がっています。職員の発案で始まったこの企画は造形、ダンス、サイエンス、語学、DIY、アートなどの特技を持った職員が他の職員と協力し合って実施し、訪問調査時も「忍者」をテーマに衣装、手裏剣、刀を制作し遊ぶ姿を見ることができました。

5.在園時間の異なる子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
  • 在園時間の異なる子ども同士が楽しく遊べるよう配慮をしている
  • 在園時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
  • 在園時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
遊びを工夫し、子どもたちが楽しく安心して過ごせるよう環境を整えています

朝7時30分頃から子どもたちが次々に登園し、降園時間は20時30分までの延長対応ができますが、通常18時30分頃にお迎えの遅い子どもが降園しています。通常は10時頃までに朝の会を行い各クラスごとの活動が始まります。夕方は子どもの人数によってスペースや内容を変化させ、子どもが飽きないように配慮しています。1階の1歳児室、2階は5歳児室で合同保育をするケースが多くなっています。元気に過ごす子どもが多く、体操やゲームなどの自由遊びで楽しみ、昼とは違うメンバーで机を囲み延長保育用の玩具で遊びに熱中したりしています。

クラスごとで引継ぎを徹底し子どもの様子を見ながら保育方法を変更するなどしています

夕方の時間帯は少人数でゆったりとした保育が行われており、スタッフの膝を独り占めして絵本を読んでもらったり、「折り紙、塗り絵などの静かな机上遊びなどで静かに過ごしながら保護者のお迎えを待っています。園は視診表を使って申し送り事項や子どもの様子を記入し、職員間で共有して引継ぎをしており、どの職員が担当しても伝言が漏れることがないよう対応しています。異年齢で過ごす時間帯は、兄弟姉妹のようにお互いに興味を持ち合う時間でもあり、危険の無いようにさりげなく見守りスタッフが全体の雰囲気や個々の様子に気を配っています。

6.子どもが食事を楽しめるよう配慮している
  • 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
  • 園で提供する食事は、メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
  • 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
  • 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
  • 保護者や地域の多様な関係者との連携及び協働のもとで、食に関する取り組みを行っている
【講評】
吟味した食材で美味しい食事を提供し、誕生会や季節の行事食は好評となっています

給食は旬の食材を使い、味付けや彩り、見た目、味、匂い、食感などを大切にし子ども自らがおいしさを発見できるようにしています。栄養士と職員は毎月ミーティングを開催し子どもたちの嗜好に合った偏りのない食事を提供しています。献立には子どもたちの苦手な食材も取り入れ、野菜を多く味を薄めにし、サバなどの魚も登場させ、子どもたちに多くの味を覚えて欲しいと考えています。季節の行事食や郷土料理、多文化料理、誕生会メニューもあります。子どもの年齢や体格、手指の発達に合わせて机やイス、吟味した陶器の食器、食具も用意しています。

アレルギー対応食の提供では個別の状況に応じ、入念なチェック体制で臨んでいます

食物アレルギーの有無や種類は入園面接で把握し、医師の診断による「アレルギー疾患生活管理指導表」を基に個別対応をしています。毎月保護者と施設長、担任、栄養士が献立内容を確認しています。対応マニュアルの手順を守り、毎朝アレルギー対応食、除去食等を職員間で確認しています。アレルギー食と離乳食の提供では色の異なる食札を付け専用食器と専用トレーはラップでしっかり覆っています。担任がトレーを受け取る時に声出し確認し、食前にテーブルに置く時にも確認し、子どものスタイと職員のエプロンの色を変え誤配膳、誤配食を防いでいます。

多彩な食育活動を通して、子どもたちの食への興味関心を高めています

多文化料理(カタール)では「カタールに旅行に行こう」と題して園からカタールまでの航空券を用意し、調理室が用意した機内食風弁当を、キャビンアテンダントに扮した職員が配り、機内で食べる雰囲気を味わう企画で楽しみました。カタールについて理解した子どもたちは、その後に行われたワールドカップサッカーのカタール選手団に興味を持ちました。各クラスの食育活動はドキュメンテーションとしてまとめ、写真等でも保護者に知らせています。食の大切さをSDGsに関連させ、感謝の気持ちを育む取り組みや実験など多様な食育活動を行っています。

7.子どもが心身の健康を維持できるよう指導・援助している
  • 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように指導・援助している
  • 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
  • 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組みを行っている
【講評】
子どもたちが自分の健康や安全、感染症予防等に関心を持って過ごせるようにしています

外遊びやトイレ使用後の手洗いは洗面所に「あわあわ手洗いの歌」などのポスターを貼り、咳エチケットなど生活の中で良い習慣が身に付くようにしています。遊びに入る前には遊具の使い方や約束を話しています。散歩などの園外保育の際は、歩道の歩き方や公共の場でのマナーも理解できるようにしています。職員が絵本や手作りのパネルシアターなどで体の仕組みを話す機会もあり成長と共に自ら体を守る意識が育っています。夏季はその日の温湿度に配慮し、戸外活動の際の休息や水分補給を職員が気にかけており、子どもたちはその様子を見て育っています。

定期健康診断、歯科検診、身体計測などで健康状態を把握し健康管理に努めています

6月には看護師による「歯みがき指導」を行い、歯みがきの大切さ、正しい方法などを学ぶ機会を持ちました。絵本や紙芝居を使用し、3、4、5歳児は歯の模型を使って説明しました。嘱託医の健康診断内容と歯科検診結果、毎月の身体計測値を保護者に知らせています。看護師は保健計画を立案し、熱中症対応、感染症発生時の対応と流れ、授乳・離乳食支援、予防接種管理等についての手順を確認しています。嘔吐物処理の実践演習も行い嘔吐物処理セットを常備しています。子どものケガや発熱時に保護者へ引き渡しと説明を看護師がすることもあります。

ニュースレターに看護師のコーナーを設け感染症の流行など健康情報を伝えています

入園時に渡す重要事項説明書に健康に関する情報を載せ、子どもが特定の感染症等にかかった時は医師による登園許可証の提出が必要な事や、園内で感染症が発生した時はその旨を掲示するので潜伏期間等に注意するよう促しています。乳幼児突然死症候群とその予防についても知らせています。感染症対策、予防接種など区からの案内等も掲示し、ニュースレターに「看護師より」「栄養士より」の欄を設け、季節の話題や家庭で役立つ健康情報を掲載しています。園は日頃から感染症予防と蔓延防止に力を入れており、清掃、玩具の消毒等を徹底しています。

8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
  • 保護者には、生活形態や子育ての考え方の違いなど、個々の事情に配慮して支援を行っている
  • 保護者同士が交流できる機会を設けている
  • 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
  • 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
  • 保護者の養育力向上のため、園の教育・保育の活動への参加を促している
【講評】
安心して子育てができるように個々の事情を考慮した支援で、保護者の支持を得ています

入園時の面談では、就労状況や子育てへの思いなどを聞き取っており職員が把握しています。遅刻、早退、欠席は事前の連絡を貰い、定められた時間以外の登園、降園も申し出により個別に対応しています。急な残業等にも柔軟に対応しています。作成された月週案を掲示して保護者に知らせ、毎月の「ニュースレター」にもクラス毎にその月の「ねらい」と「活動」を記載しています。保護者代表を含めた運営委員会の開催もあり、本社の利用者アンケートで保護者の意見を言う場を設け、透明性の高い園運営で信頼関係を作り上げています。

「施設からのお知らせ」や写真、動画配信などで保護者に園での保育を知らせています

今までは新型コロナウイルス感染症予防で職員と保護者と会話の時間に制限がありましたが、最近では会話の時間が増え、特に降園時の対話はきめ細かく丁寧に対応しています。3年間の感染症対策を経て、園児と保護者には感染症対策をしく以前の状況が分からない人も増えていることを理解し、全てにおいて丁寧に説明しようと申し合わせています。家庭的な雰囲気を大切にし、バランス良く安定した保育が行われていることを保護者に理解してもらいたいと考え、懇談会では一年間の様子を掲示し「施設からのお知らせ」や動画配信等でも情報を発信しています。

保護者会や懇談会、個人面談、連絡帳、アンケート等で得た意見を運営に活かしています

年度の初めの保護者懇談会は土曜日に開催し基本的なルールや園が大切にしている保育方針等を伝えています。懇談会2回のうち1回はズーム開催とし多くの保護者が参加できるように工夫しています。保育内容や見通しなどを伝え保護者同士が顔の見える関係になるように配慮しています。連絡帳の記載事項や行事後アンケートなど保護者からの要望を聞く機会を多く設けており、できる限り意向に沿うことを申し合わせています。園と保護者は信頼関係で結ばれていることが伺えます。以前実施していた保育参加を再開したいと考えています。

9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
  • 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
  • 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
公園散歩や近隣の豊かな自然、公共施設、特色ある地域性を保育に活かしています

地域にある図書館に幼児が出かけ本を借りています。図書館の司書が月齢に合った絵本を持参して、読みきかせを行なっています。勤労感謝の日には警察署や消防署に出かけ、カレンダーを渡して感謝の気持ちを表しています。今年はハロウインのパレードをしました。子どもたちは戸外活動で公園に出かけ、往復路の散歩を楽しみながら自分たちの住む街を探索しています。散歩に出かける子どもたちの姿は、地域ではなじみとなっており、すれ違う地域の人と挨拶をしています。更に地域資源を活用し子どもたちの体験を広げたいと考えています。

地域の子育て世代との交流や園の資源を開放し子どもたちとの触れ合いを増やしています

地域の子育て家庭の支援等、園の資源の活用については、コロナ禍で交流を見合わせざるを得ない状況に直面していましたが、少しずつ以前の活気を取り戻しています。保育士、看護師、栄養士等の専門職が勤務している園として地域の子育て世代が、困ったときに相談に来てもらえればと考え、保育所体験と育児相談を実施し、今後の可能性を探っており、今後は規模を拡大するなどして、今以上に地域に溶け込みたいと考えています。園の子どもたちと触れ合う機会を増やしたいと考えています。

【講評】
園としてプライバシーを保護すると共に保護者と映像等の取扱いルールを徹底しています

入園時に保護者に説明する重要事項説明書には安全管理の項目に個人情報、守秘義務について記載し、子どもの名前や写真等の使用範囲や取り扱いについて明記しています。保育業務支援システムの活用により、園が発信するお便りや手紙類はスマートフォンやタブレット、パソコンを通じて入手が可能となり掲載されている写真等の取り扱いを説明し同意を得ています。同時に保護者の撮影した写真や映像、園が保護者に配付した写真等はプライベートのみで使用し第三者に公開しないことを約束しており個人情報の含まれる書類は施錠できる場所に保管しています。

否定的な言葉を避け、子どもを尊重し羞恥心に配慮した保育に取り組んでいます

園は様々な場面で子どもの羞恥心に配慮しています。日常の保育では子ども一人ひとりを尊重した保育を行なっており、おむつ替えは保育室の奥の決まった場所で行い着替えではスクリーンをおろし、園庭での水遊びも人の目に触れないようにしています。トイレは成長に伴って仕切りのあるタイプを使用しています。職員は入社時の研修で子ども一人ひとりを尊重した対応を学んでから現場に入っています。お互いの言動を振り返りマナーの向上に努め、人権尊重の保育に取り組んでおり、日々の保育の中で否定的な言葉を使わないことを申し合わせています。

児童虐待の知識をマニュアルや研修で学び、兆候を見逃さない体制を作っています

人権擁護のためのセルフチェックシートを活用し、職員は子どもを尊重する保育に取り組んでいます。本社の「虐待防止対応マニュアル」をもとに研修を実施し、児童虐待については職員が研修で学んだ知識や情報を共有しています。朝の視診や着替えの時に確認を行い、もしもあざや不審な傷が認められたときには写真で残すなど、対応の仕方も理解しています。子どものいつもと違う様子が見受けられたときは、職員間で確認し合っており、虐待の兆候を見出した時は本部の担当者に相談し、自治体や関連機関との連携を取る体制が整備されています。

1.子どものプライバシー保護を徹底している
  • 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
  • 子どもの羞恥心に配慮した指導・援助を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
  • 日常の教育・保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
  • 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した指導・援助を行っている
  • 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
本社の保育マニュアルに加え園独自の業務手順を定め職員が共有しています

必要な保育業務の手順は本社の「ポピンズ保育業務マニュアル」として最新版をファイルし、長く保育現場で働く職員も経験の浅い職員も一定水準以上の仕事ができるようにしています。特に園が力を入れいている「衛生管理」「安全管理」「感染症対策」などは細かい項目に分けて手順を説明しています。守らねばならない手順や大切な約束は掲示して注意喚起しています。保育業務以外に「不審者対応」や「災害対応」なども定めています。マニュアルの内容が現場の業務と合っているかについて職員からの意見を聞きながら施設長が内容を確認しています。

安全を一番に心がけ感染症予防を徹底し、業務を見直しながら保育に臨んでいます

マニュアル類は社会情勢の変化や現場からの意見を反映させて改訂しています。特に感染症防止を徹底しながらの保育継続は、園児数も多いため様々な工夫が必要で、幼児・乳児リーダーを中心に園児の安全を一番に考えることに努め、ミーティングで具体的な内容で意見交換をしています。保育室の温湿度管理、換気にも努め、マスクの着用や検温に努め、食育の調理保育時の配慮、玩具やテーブルの消毒など、万全の体制のもと保育を継続して現在に至っています。チェックリストを活用し活動手順を定めるなどについても職員間で話し合って実施しています。

業務手順の見直しでは保護者や職員の意見を歓迎し、定期的な内部監査も実施しています

園運営では保護者の意見を聞く場面も多く毎年「ISO顧客満足度アンケート」を実施する他、保護者代表や第三者委員、法人本部職員が参加する運営委員会でも意見交換しています。園庭でのプール遊びなどの季節限定の業務では開始前に入念な打ち合わせをしており、手順の見直しには保護者からの意見、職員からの提案を歓迎しています。視診表などは職員の声を活かし現場で使いやすいように書式改善しており、手順の変更で緊急を要する時は施設長を中心に皆で都度検討して解決しています。定期的に内部監査が行われ内部監査報告書にまとめられています。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている

事業者のコメント

このセクションは事業者によって更新される情報です。

評価情報

【評価実施期間】

2023年5月17日~2023年12月5日

【評価者修了者No】

H1701031,H0902018,H0701023

評価結果のダウンロード

本ページの内容をPDFファイル形式でダウンロードできます。

評価結果全体版PDF 評価結果概要版PDF