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評価結果 利用者調査とサービス項目を中心とした評価手法

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令和05年度(2023年度) 共同生活援助(グループホーム)
法人名称
特定非営利活動法人結の実
事業所名称 ホーム・まな/ホーム・まな   他1ユニット    
評価機関名称 特定非営利活動法人 医療・介護情報ネットワーク
現地調査をしたユニット名 ホーム・まな  ホーム・ゆい

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 1)障がいの程度にかかわらず、入居者が健康で自立した生活が営めるように支援を行なう
2)入居者の個性を理解し、それぞれの入居者が今まで営んできた生活環境を尊重した支援を行なう
3)入居者の人権を擁護し、就労や社会参加等充実した社会生活が送れるように、関係機関や地域と連携していく  
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割  グループホームという職場の特徴として、夜勤、早番、遅番、日勤など様々な時間帯があります。また、勤務内容として、生活全般を対象としているため、多様な勤務内容となっております。正規職員に関しては、直接支援業務だけでなく、入居者の生活管理、通所先施設や関係施設との連絡調整、金銭管理、余暇支援など、様々な業務に関して、柔軟に対応していただける方を求めています。非常勤職員に関しては、それぞれの職員が働きやすい時間帯や曜日などで、無理なく長く働いていただくことを期待しています。職員に長く働いていただくことが、入居者にとっても生活の安定につながると考えております。また、2022年度より職員評価制度を導入しました。評価制度により、職員がやり甲斐をもって働ける環境を作りたいと考えております。 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)  グループホームはシフトによる交代勤務を基本とします。一度に勤務する人数も少数となります。そのため、職員には、重度障がい者支援を行う上での人権意識を持つことが求められます。職員採用の際には人間性を一番大切に考えております。業務は多岐にわたるため、福祉経験のない職員など、業務内容を覚えるのに時間のかかる方もいると思います。事業所としては、研修を丁寧に行ない、安心して業務に専念できる環境を整えております。時間はかかってよいので、人権意識を持ち、誠実に業務に取り組んでいただくことを職員には期待しております。 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 重度の障害がある利用者や家族のニーズに合わせた利用形態に対応し、安心して利用できる環境の構築に取り組んでいる
  • 個別の支援マニュアルを作成して業務の標準化を図り、変更が必要な場合は柔軟に対応して職員で共有し手厚い支援につなげている
  • 重度の障害がある利用者一人ひとりの意向のくみ取りに努め、利用者の望む生活が実現できるよう柔軟に対応し支援している
さらなる改善が望まれる点
  • 業務継続計画で各ユニットの特徴を捉えた対応を明確にしており、今後は職員・家族等への周知や必要な改変に取り組むことが期待される
  • 利用者の生活の幅が広がり楽しみの機会がさらに増えるよう、コロナ禍後における社会参加のさらなる推進が期待される
  • 苦情解決のしくみを契約時に説明し玄関に掲示しているが、さらに外部の相談窓口を周知し気軽に相談できることを伝える対策が望まれる

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 記録の仕方を工夫し支援が終わった時点で即時手書きで記録し漏れのないようにしている

 支援内容や支援のポイントを詳細に記載した個別のマニュアルを作成している

 服薬管理を徹底し4回のチェック体制のもと服薬ミスを防ぐよう支援している

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:現在入居中の利用者11名全員を対象とした。属性は、男性6名、女性5名で、20歳代1名、40歳代5名、50歳代5名である。利用年数は、6か月以上3年未満2名、5年以上10年未満2名、10年以上15年未満3名、15年以上20年未満4名である。
  • 調査方法:アンケート方式  
    対象者全員にアンケート調査を実施し、利用者家族(後見人を含む)が利用者本人の気持ちを推察して回答した。アンケートは事業所を経由して機関が回収した。回答の際は、帳票や返信用封筒などに個人が特定できるような文言は一切記入しないよう、挨拶状に明記した。
  • 利用者総数: 11人
  • 共通評価項目による調査対象者数: 11人
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 11人
  • 利用者総数に対する回答者割合(%): 100.0%
  • 調査項目: 共通評価項目
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
11/11
1.利用者は困ったときに支援を受けているか
はい
82%
どちらともいえない
9%
無回答・非該当
9%
 
いいえ:0%
2.利用者は、主体的な活動が尊重されているか
はい
55%
どちらともいえない
36%
無回答・非該当
9%
 
いいえ:0%
3.グループホームでの生活はくつろげるか
はい
91%
どちらともいえない
9%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
4.職員が利用者の家族等に連絡をする場合、方法や内容等についてあらかじめ利用者の希望が聞かれているか
はい
55%
どちらともいえない
9%
いいえ
9%
無回答・非該当
27%
5.グループホーム内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
6.職員の接遇・態度は適切か
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
7.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
91%
どちらともいえない
9%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
8.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
45%
無回答・非該当
55%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%
9.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
はい
91%
どちらともいえない
9%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
10.利用者のプライバシーは守られているか
はい
36%
無回答・非該当
64%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%
11.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
はい
91%
無回答・非該当
9%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%
12.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
82%
どちらともいえない
9%
無回答・非該当
9%
 
いいえ:0%
13.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
73%
どちらともいえない
9%
無回答・非該当
18%
 
いいえ:0%
14.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
18%
どちらともいえない
18%
いいえ
9%
無回答・非該当
55%
評点のレーダーチャートを表示する


サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • ホームページや「入居者募集のお知らせ」を作成し、事業所の情報を紹介している
  • 「入居者募集のお知らせ」で事業所の特長や支援体制、負担金等を伝えている
  • 問い合わせや見学希望は利用希望者や家族の要望等を聞き個別に対応している
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 体験宿泊等でサービス内容を伝え、利用者の意思をくみ取るよう努めている
  • 契約に至るまでに時間をかけてサービス内容を丁寧に説明し、同意を得ている
  • 体験宿泊前に基本情報を得て家族等の要望とともに記録し適宜追記して支援している
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
10/10
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • 体験宿泊時から家族等や関係機関から情報を得、ニーズや課題を把握している
  • 利用者、家族・後見人を交えて年2回面談して希望やニーズを聞き計画に反映している
  • 日常の記録や個別支援計画、引継ぎ事項は職員で共有し支援に生かしている
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
23/23
  1.個別の支援計画等に基づいて、自立した生活を送れるよう支援を行っている
個別の支援計画に基づいて支援を行っている利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している周囲の人との関係づくりについての支援を行っている関係機関と連携をとって、利用者一人ひとりに応じた支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 個別支援計画には利用者の障害特性や身体状況に応じた支援内容を記載している。
  • サインや表情等から意向を読み取りコミュニケーションをとっている
  • 利用者が家族と離れ、自立し安定した生活ができるように支援している
  2.利用者が主体性を持って日常生活を楽しく快適に過ごせるような取り組みを行っている
グループホームでの生活は、主体的な活動が尊重されているグループホーム内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている休日の過ごし方や余暇の楽しみ方については、利用者の意向を反映し、情報提供や必要な支援を行っている室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている【食事の提供を行っているグループホームのみ】<BR>利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】 詳細はこちら
  • 日常生活のすべての場面で利用者一人ひとりの意向に応じて柔軟に対応している
  • 利用者の生活状況や身体状況に応じて様々な手段で余暇支援を行っている
  • 食事は時間帯も含め個々の利用者のニーズに応じた支援をしている
  3.利用者の状況に応じて、生活上の支援を行っている
利用者の状況に応じて、身の回りのことについて必要な支援を行っている利用者の状況に応じて、家事(調理、洗濯等)について必要な支援を行っている利用者の状況に応じて、金銭の管理や使い方について支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 本人ができること、職員の支援内容、支援のポイントなどをマニュアルにしている
  • 家事は職員がしているが、希望する利用者は掃除などの手伝いをしている
  • 利用者が金銭管理をすることは難しいため、家族、後見人とともに金銭管理をしている
  4.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている【利用者の薬を預ることのあるグループホームのみ】<BR>服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者一人ひとりの状態に応じて様々な健康に関する支援をしている
  • 利用者の体調変化に備え、マニュアルや持ち出し用ファイルを作成している
  • 配薬から服薬まで4回のチェックで服薬ミスを防ぐ工夫をしている
  5.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】 詳細はこちら
  • 本人の代弁者としての家族の意向も踏まえ、本人主体となる対応をしている
  • 家族の状況に応じて様々な方法で利用者の生活状況を伝えている
  • 通院や服薬状況は家族から情報を得て、必要に応じて家族に情報提供もしている
  6.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 町内会に加入し地域の情報を得て、イベントにも参加している
  • 地域に出て行く機会を持ち、地域の資源を活用している
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.利用者のプライバシー保護を徹底している
利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 外部とのやり取りが必要な場合を定めた規程を契約時に説明し、同意書を得ている
  • 利用者個々の様子に応じプライバシーに配慮した支援を行っている
  • 個々の意思表示の仕方を共有し、利用者の意思を尊重した支援に取り組んでいる
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • 各種マニュアル・手順書を整備し業務の流れや利用者個別の支援方法を明確にしている
  • 個別の支援内容を詳細に記載した支援マニュアルで支援の手順を確認している
  • 各マニュアルは職員の意見を取り入れて見直し、毎年度始めと適宜改変している
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H1401020   修了者No.H0501049    
評価実施期間 2023年7月4日~2023年9月20日

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