評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
利用者Aは頼まれた洗濯物畳みを終えると一緒に行っていた利用者Bが続けているのを見ていた。ほどなく職員が声をかけ別の洗濯物を手渡し、畳んでくれるよう頼んだ。利用者Aが再度洗濯物を畳み終えると職員は「ありがとう」と声をかけた。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
利用者Aはてきぱきと洗濯物を畳み終えたため、もっとやりたい旨の表情をしながら利用者Bのことを見ていた。それに気づいた職員は、利用者Aの意欲を損なわないよう別の洗濯物を用意した。利用者Aはすぐにとりかかり、畳み終えた。職員が感謝の意を述べると納得した表情をして自席に着いた。
洗濯物畳みだけでなく、自室の掃除なども利用者自ら行っていた。また昼食の準備の際には、キッチンに横並びになり、包丁を使いながら野菜の下ごしらえをしていた。自席でピューラーを使いながら皮むきを行う利用者もいた。
階段にはドキュメンテーションを飾り、利用者の活動などを紹介していた。またリビングにいる際も音楽をかけるなど雰囲気作りにも注力がなされたいた。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
・入居者の方が、別の入居者の方の洗濯物畳みを自ら手伝おうとされる事も比較的よく目にし、お願いする事もありますが、「自分の洗濯物を人に触られたくない」という方も中にはいらっしゃる為、職員としては状況を見極めつつ、双方が納得できるような働きかけを行っております。
・共有スペースを皆で協力して掃除するという事と並行して、自身のプライベートなスペースを自身で掃除する事で、自分の環境を整え・作るという事にも繋がるのではと考えています。
・家事活動の中でも、特に料理は生活の中心となっています。入居者の方それぞれが出来る事を協力して行う事で、少しでも「自分たちで生活を構築している」と実感していただければと考えております。
・階段のドキュメンテーションについて、作成からかなりの時間が経っており、作り直す必要性を感じてはおりますが、その時間が作れていないという課題があります。
・雰囲気作りに際して、特定の入居者の方の好きな曲を流したり、音量を調整したり、曲調をある程度絞ったりと、状況に合わせた配慮を心掛けております。
1.家族への情報提供はあるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
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3.職員の接遇・態度は適切か |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
はい 75%
どちらともいえない 17%
無回答・非該当 8%
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6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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7.利用者のプライバシーは守られているか |
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8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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10.利用者の不満や要望は対応されているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
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