評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
利用者が全員揃い、朝の会が始まるまで、車イスから自分の身体にあったイスに移乗したあとの利用者の様子を観察していました。周りの利用者の様子を見ながら過ごしていましたが、時間を持て余しているようで、身体をロッキングし始めていました。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
次々と送迎車から利用者がフロアに入ってくるのですが、利用者を車イスからフロアに敷いているマットにリフトを使って移乗したりしているためか、利用者への挨拶などは職員によってバラつきがある様子がありました。自分の定位置に車イスから移乗して座っていた利用者は、始めは登所してきた利用者に目をやりながら過ごしていましたが、時間を持て余している様子で、ロッキングし始めて時折声を発していました。顔も固い表情になっていましたが、一人の職員がその様子に気づき、声をかけながら肩をさすって少しの間横に座っていたら、利用者の表情が和らぎ、ロッキングが収まりました。待ち時間は特に見通しのきかない時間なので、このような心配りが必要と感じました。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
出来ていると評価をいただいた箇所であっても、今後も見直しを行いながら、事業所としてベストな状態を継続したり、改善していけるように努めていきます。また、環境整備等も含め、見直し・検討を行い、利用者の皆さんが安全に楽しく通所していただけるようにしていきたいと思います。
1.事業所に通うことが、利用者の身体の機能や健康の維持・促進の役に立っているか |
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2.事業所での活動は、利用者が興味や関心を持てるものになっているか |
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3.事業所に通うことで、利用者の情緒が安定しているか |
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4.事業所での人との関わりは、利用者に良い影響を与えているか |
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5.利用者の様子や支援内容(体調変化時の対応含む)について、事業所と情報共有できているか |
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6.家族に対する精神的なサポート(介護に関する悩み相談や、家族間交流の機会の提供等)は役に立っているか |
はい 59%
どちらともいえない 18%
いいえ 14%
無回答・非該当 9%
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7.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
はい 68%
どちらともいえない 18%
無回答・非該当 14%
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8.職員の接遇・態度は適切か |
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9.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
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10.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
はい 27%
どちらともいえない 18%
無回答・非該当 55%
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11.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
はい 73%
どちらともいえない 18%
無回答・非該当 9%
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12.利用者のプライバシーは守られているか |
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13.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
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14.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
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15.利用者の不満や要望は対応されているか |
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16.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
はい 50%
どちらともいえない 23%
いいえ 9%
無回答・非該当 18%
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