評価結果

標準の評価

基本情報

【事業所名称】

参宮橋ちとせ保育園

【サービス種別】

認可保育所

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

・法人の『かかわるすべての人にとって 心休まる場所 Homeでありたい』という基本理念を体現できる施設
・また、お子さんを安心して預けられる施設
・職員のワークライフバランスが取れた組織

職員に求めている人材像や役割

・子どもの発達を理解し寄り添った保育・食育が出来る人材
・チームワークを大切にして業務を遂行する人材
・向上心を持ち前向きに業務を進めることが出来る人材

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

・保育士、管理栄養士とも国家資格のある専門職として業務に誠実に向き合い、実行すること
・常に向上心を持って新しいことに挑戦する意欲

全体の評価講評

特によいと思う点

入園のしおりで掲載しているデイリープログラムでは、午前の主活動について「天気の良い日は積極的に外遊びをします」と説明しています。本園には占有する園庭がありませんが、徒歩圏内に芝生や設置遊具のある区立公園や代々木公園、ポニーに乗れる公園などがあります。また、屋上テラスがあり、プール遊びや食材の栽培を体験する環境を確保しています。なお、園内で水遊びをできる設計にもなっていますが、近隣住民から運営に対する理解を得られるようになり、屋上テラスの活用や散歩を以前よりも積極的に行えるようになっています。

本園では設立以来地域からの理解を得られるように取り組んできました。そして現在、コロナ禍にあっても積極的に地域と交流しています。地域の方と園児がいっしょに過ごす「みんなの広場」では、「リトミック・マジックショー・絵本歌ライブ・ペインティング体験・クリスマス会」などを実施しています。また、勤労感謝の日に、近隣の生花店・郵便局・交番・警察署・消防署へ花と手紙を届けています。そしてハロウィンではコスチュームを着て商店街を歩いています。コミュニケーションを積み重ね、地域に根付いた運営をしています。

運営に係るリスクについてはエリア会議や職員連絡会の中で検討しています。また、園長は法人安全担当の役員として、法人全体の事故報告書やヒヤリハットの集計・分析を行うとともに、法人全体の安全管理研修などを実施しています。そのほか、園のお散歩先として設定している10か所ほどの公園については、お散歩マップを作成し散歩ルートなどを掲示しています。作成時は、保護者とともに散歩ルートを再確認するなど、安全管理の強化と利用者の理解を深める取り組みが高く評価されます。

さらなる改善が望まれる点

本園は小学校受験を目指している家庭が多い地域にあります。そのため、幼児クラスに移行する際、幼稚園に進学する子どもが一定数含まれます。そのような状況が生じることをあらかじめ見通し、0歳児クラスが10名、1・2歳児クラスが22名、3歳児クラスが16名、4・5歳児クラスが15名という変則的な定員設定となっています。そして現在、定員に対して100%以上の園児が在籍しています。一方、開設2年目の分園はまだ幼児クラスを中心に定員を満たしていません。引き続き園としてアピールを行い、運営の安定を図ることを目指しています。

園長以外の管理職として、主任・副主任・幼児リーダー・乳児リーダーを配置し、期待する役割や責任について伝えています。また、園内会議についても、全て園長が取り仕切るのではなく、主任が乳児会議・幼児会議を、副主任が担当クラス会を担当するなど、重層的な組織体制の構築に取り組んでいます。一方で、それぞれの管理職に期待する役割や責任を全うするには取り組みを強化する必要性を捉えています。今後、副主任が中心となって運営する会議体を新たに設けるなど、管理職がより主体的に判断できるような環境を作りたいと考えています。

保育実践において、「まるおに(丸く描いた円の中を逃げる鬼ごっこ)」などの集団ゲームに取り組み、子どもがルールを守ることを学んでいます。一方、積み木の目的に沿った活用など「ものと関わる遊びが出来ていない」と自己評価しています。保育理念の理解と具体的な保育実践に係るスキルアップに向けて、継続した学びが必要であると感じています。そこで、エリアマネージャー(園長兼務)が統括するブロック内の系列園が合同で研修を行っています。「7つの保育」を一つずつ取り上げながら学びを深め、保育の質の標準化を図ろうとしています。

事業者が特に力を入れている取り組み

地域の福祉のニーズは、園長会への出席により把握し、職員連絡会で職員に伝えています。加えて、福祉事業全体の動向を把握するため、保育協会などの保育ネットワークに参加しているほか、業界誌などを購読しています。そのほか、近隣エリアの保育園5園の園児が集まる「ゴロゴロ倶楽部」を毎年開催しています。小学校進学に向けて、同じ小学校に進学する子ども同士がグループになって交流を図っています。そのほか、地域貢献の取り組みとして子育て支援事業「みんなの広場」を開催し、リトミック・絵本歌ライブ・離乳食講座などを行っています。

地域において待機児童の課題が解消されたため、「利用者の確保」が経営的な重要課題となっています。そこで、特に「0・1歳児の定員確保」を目標として掲げました。具体的な対策として、園見学対応の充実を図るとともに、ホームページにおいて写真共有アプリによるコンテンツを設けるなどの工夫を取り入れました。また、分園「はるの小川」の乳児定員の確保に向けて、新たに独立したホームページを立ち上げています。その際、両園に対して園長が作詞・作曲をしたイメージソングを園紹介の動画として挿入し、利用希望者に対してアピールしています。

地域から選ばれる園になるために、「利用者(保護者)が求めているものを的確に理解し、実現できるところは実現していく」ことを命題としています。そして、「保護者が安心してお子さまを預けることが出来る、安全・安心な福祉施設である」ことを重要な要素として挙げています。感染症から子どもを守るために、開設時から次亜塩素酸水を用いて園内および食材の消毒を行っています。また、園内外において子どもの行動範囲に対して安全確認を徹底しています。さらに、「言葉がけのチェック確認」を用いて子どもの人権を尊重する姿勢を確認しています。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:調査対象は、在園児の保護者全員を対象とし、複数のお子さんが通っている場合は最年少児について、1世帯1回答のご回答を頂きました。
    [調査対象世帯数:86世帯(在園児104名)]
  • 調査方法:アンケート方式  
    園より保護者全員に調査票を配布して頂きました。回収については、評価機関への郵送、または園内に設置した回収箱への投函により提出して頂くようにしました。
  • 有効回答者数/利用者家族総数:35/86(回答率 40.7% )

「現在利用している保育園を総合的にみて、どのように感じていらっしゃいますか」との質問に対して、「大変満足」51.4%、「満足」45.7%、「大変満足」と「満足」を合わせて97.1%の回答率となっています。「どちらともいえない」0%、「不満」0%、「大変不満」0%、無回答が2.9%でした。園のサービスに対する保護者の満足度がたいへん高いことが確認されました。ただし、回収率が41.7%にとどまっており、半数以上の利用者の意見が反映されていません。個別設問では、問2「お子さんは、園での活動に興味や関心を示し、学びや遊びを楽しんでいるように見えますか?」、問11「お子さんがけがをしたり急に体調が悪くなった際の対応や、慢性的な病気への配慮は、適切になされていますか?」について「はい」の回答率が100%で最も高く、問4「自然とのふれあいや社会との関わりを目的にした行事や戸外活動の機会が充実していると思いますか?」では「はい」の回答率が48.6%と最も低くなっています。

アンケート結果

1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか

はい 33名 (94%)
どちらともいえない 2名 (6%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の94.3%を占め、「どちらともいえない」が5.7%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。

2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか

はい 35名 (100%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の100%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、子どもが園での活動を楽しんでいる様子について満足を示す声が複数寄せられました。

3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか

はい 32名 (91%)
どちらともいえない 2名 (6%)
いいえ 1名 (3%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の91.4%を占め、「どちらともいえない」が5.7%、「いいえ」が2.9%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、給食の献立や調理方法について満足を示す声が多く寄せられました。

4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか

はい 17名 (49%)
どちらともいえない 16名 (46%)
いいえ 2名 (6%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の48.6%を占め、「どちらともいえない」が45.7%、「いいえ」が5.7%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、コロナ禍のため仕方がないと一定の理解を示しつつも、社会と関わる活動の機会について改善を期待する声が多く寄せられました。

5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか

はい 27名 (77%)
どちらともいえない 3名 (9%)
無回答・非該当 5名 (14%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の77.1%を占め、「どちらともいえない」が8.6%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は14.3%という結果でした。自由記述では、保育時間変更への柔軟な対応について満足を示す声が複数寄せられました。

6.安全対策が十分取られていると思うか

はい 18名 (51%)
どちらともいえない 15名 (43%)
いいえ 2名 (6%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の51.4%を占め、「どちらともいえない」が42.9%、「いいえ」が5.7%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、出入口のセキュリティについて改善を期待する声が多く寄せられました。

7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か

はい 32名 (91%)
どちらともいえない 2名 (6%)
いいえ 1名 (3%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の91.4%を占め、「どちらともいえない」が5.7%、「いいえ」が2.9%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。

8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか

はい 31名 (89%)
どちらともいえない 4名 (11%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の88.6%を占め、「どちらともいえない」が11.4%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。

9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 34名 (97%)
どちらともいえない 1名 (3%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の97.1%を占め、「どちらともいえない」が2.9%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。

10.職員の接遇・態度は適切か

はい 33名 (94%)
どちらともいえない 1名 (3%)
いいえ 1名 (3%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の94.3%を占め、「どちらともいえない」が2.9%、「いいえ」が2.9%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。

11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 35名 (100%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の100%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。

12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 26名 (74%)
どちらともいえない 4名 (11%)
無回答・非該当 5名 (14%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の74.3%を占め、「どちらともいえない」が11.4%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は14.3%という結果でした。

13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか

はい 32名 (91%)
どちらともいえない 3名 (9%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の91.4%を占め、「どちらともいえない」が8.6%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。

14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか

はい 30名 (86%)
どちらともいえない 4名 (11%)
無回答・非該当 1名 (3%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の85.7%を占め、「どちらともいえない」が11.4%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は2.9%という結果でした。

15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 27名 (77%)
どちらともいえない 8名 (23%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の77.1%を占め、「どちらともいえない」が22.9%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。

16.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 31名 (89%)
どちらともいえない 3名 (9%)
無回答・非該当 1名 (3%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の88.6%を占め、「どちらともいえない」が8.6%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は2.9%という結果でした。

17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 21名 (60%)
どちらともいえない 5名 (14%)
いいえ 8名 (23%)
無回答・非該当 1名 (3%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の60%を占め、「どちらともいえない」が14.3%、「いいえ」が22.9%、「無回答+非該当」は2.9%という結果でした。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
園のイメージソングを作成し、ホームページなどで広く周知しています

法人の運営理念を「Home ここに集い ここに育み そしてここから羽ばたく 交友会は かかわるすべての人にとって 心安らぐ場所 Homeでありたい」、園の保育理念を「考えさせるを、考える」、保育目標を「生き生きとし 元気に遊べる子 友だちとしっかり関わり育ちあう子「自分で」考え行動する子」と定めています。これらの法人理念や保育目標について、職員の理解を深める取り組みとして、理念研修や保育研修を行っています。加えて、園のイメージソング「帰り道」を作成し、ホームページで広く周知しています。

園長の役割や責任についてキャリアパスイメージに示し、職員会議などで周知しています

園長の業務内容は、園運営全般です。その役割と責任について、キャリアパスイメージに記載し、職員会議や個別面談などで職員に伝えています。また、園長業務の補助役として、エリアマネージャーを設置しています。エリアマネージャーは毎月エリア会議を開催し、各園の運営状況を確認しています。当園の園長は法人理事も兼任しており、福利厚生の見直しなどを提言しています。地域の実情に合わせて、短期的に住宅補助制度を導入しています。

重要な案件は法人経営戦略会議・エリア会議・職員連絡会などで検討し、周知しています

重要な案件は、内容によって法人経営戦略会議・エリア会議・職員連絡会などで検討しています。「新設園の状況」「幹部人事」などの事例については、経営戦略会議で検討し、エリア会議で周知しています。なお、保護者に対して周知したサービス変更などの例として、「保護者・運営委員会の実施」などがあります。そのような事例については、運営委員会で検討し、重要事項説明の改編に繋げています。そのほか、決裁方法は、決裁権限規定・経理規定で定めており、決裁文書はサーバー内で保管しています。

1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
運営委員会やアンケートで利用者のニーズを把握し、動画配信などを開始しています

利用者のニーズは、運営委員会や行事時のアンケートにより把握し、職員連絡会で職員に伝えています。ニーズに対応した具体的な取り組みの例として「保育の動画配信」「バギー置き場の拡張」などが挙げられます。運営委員会で日頃の保育の場面を動画で見たいという意見があり、今年度より毎月クラスごとに保育動画を撮影し限定配信を行っています。保護者からは大変好評の取り組みとなっています。また、職員のニーズは、個別面談により把握し、職員連絡会やプロジェクト会議で職員と共有しています。

近隣保育園と共同で「ゴロゴロ倶楽部」を開催し小学校就学に向けた交流を図っています

地域の福祉のニーズは、園長会への出席により把握し、職員連絡会で職員に伝えています。加えて、福祉事業全体の動向を把握するため、保育協会などの保育ネットワークに参加しているほか、業界誌などを購読しています。そのほか、近隣エリアの保育園5園の園児が集まる「ゴロゴロ倶楽部」を毎年開催しています。小学校進学に向けて、同じ小学校に進学する子ども同士がグループになって交流を図っています。

SDGsへの取り組みとして、「給食食材費」などの項目を指標とし毎月確認しています

中・長期の取り組みについて、「長期10年、中期5年」を単位とした計画を立てています。これらの計画は、理事長・役員を中心に作成し、サーバー内に保管するとともに、年度初めの職員全体会議で職員へ伝えています。なお、単年度の計画は、前年度3月に園長を中心に作成しています。特に、SDGsへの取り組みとして、残飯削減を掲げ、「給食食材費」などの項目を指標とし、進捗状況を職員連絡会で職員へ伝えています。計画を見直す場合は、職員連絡会で検討し、園長やエリアマネージャーが中心となって判断しています。

1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
  • 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
  • 事業所の経営状況を把握・検討している
  • 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
  • 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
  • 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
法や規則について研修で伝えるとともに、職員の多様性を尊重しています

法人職員または保育職員として守るべき法や規則について、就業規則や各種規定を整備しています。関係書類は、事務室キャビネットやサーバー内に保管しています。また、入職時研修などを実施して職員の理解を深めるとともに、必要に応じて園長面談などにより支援しています。なお、当園は多様な価値観を尊重しており、髪の色などについても、職員自ら考え決めていけるよう支援しています。

苦情解決制度を整備し、保護者の意見や要望に対応しています

苦情があった際には、主任が受け付けし、園長が解決にあたっています。そのような体制や役割について、重要事項説明書や掲示により保護者に伝えています。意見や要望については、苦情対応マニュアルに沿って対応し、掲示板に掲示またはアプリ配信などで回答しています。職員の子どもに対する適切な関わり方について虐待防止マニュアルに示すとともに、年1回虐待防止研修を実施し理解を深めています。虐待が疑われる事例が生じた際には、虐待防止マニュアルに沿って、児童相談センターなどと連携し対応しています。

子育て支援事業として、リトミック・絵本歌ライブ・離乳食講座などを開催しています

ボランティアなどを受け入れる際は、「ボランティア・実習生・職場体験など受け入れ対応マニュアル」に沿って、主任・副主任が対応しています。特に夏休みの期間は、卒園児やその友達が毎日来園し、在園児に絵本を読んだり一緒に遊んだりして過ごしています。そのほか、地域貢献の取り組みとして子育て支援事業「みんなの広場」を年10回実施しています。具体的な内容として、リトミック・絵本歌ライブ・離乳食講座などを企画し、ポスター掲示・ダイレクトメール・SNSなどにより周知しています。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
  • 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
  • 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
  • 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
  • ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
  • 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
  • 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
運営に係るリスクを分析し、研修の内容などに反映させています

運営に係るリスクについてはエリア会議や職員連絡会の中で検討しています。なお、園長は法人安全担当の役員になっており、法人全体の事故報告書やヒヤリハットの集計・分析を行っています。そこから法人全体の安全管理研修などに繋げています。また、園のお散歩先として設定している10か所ほどの公園については、お散歩マップを作成しルートなどを掲示しています。今年度は、保護者が参画してルートを再確認し、よい安全なルートに変更しています。

地震や感染症に対応した事業継続計画(BCP)を作成し職員や保護者に周知しています

災害や深刻な事故などに遭遇した場合に備え、首都直下型地震・新型コロナウイルス感染症を想定した事業継続計画(BCP)を作成しています。危機管理の方法やBCPの内容について、園内研修で職員に伝えると同時に、掲示・保護者会などで利用者に説明しています。また、ヒヤリハットは看護師が集計した後、リスクの傾向などを職員連絡会で伝えるとともに事故について担当クラスから報告し話し合っています。ヒヤリハットや軽微事故報告書は園内で、事故報告書はエリアで、重大事故報告書は法人全体で共有することとしています。

保護者や園児の個人情報は、個人情報保護規定や文書管理規定に沿って管理しています

情報の収集・利用・保管・廃棄については、個人情報保護規程・文章管理規定で定めています。その内容については、園内研修を実施し、職員の理解を深めています。また、職員誓約書を取り交わして情報管理や文書管理の遵守を求めています。個人情報や機密性の高い情報を含む文書は、サーバー内および事務所内キャビネットに保管しています。電子データには、階層別のアクセス権を設定するなどのアクセス制限を設けています。また、文書類を閲覧する際には、事務所内のみ閲覧可・持ち出し禁止とするなどの条件を設けています。

1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
  • 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
  • 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
  • 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
  • リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
  • 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
  • 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
  • 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
  • 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
  • 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
求人は法人採用部門と連携しながらエリアマネージャーが行っています

職員の採用に際して、協調性などを重要視し、法人採用部門と連携しながら求職者の応募を促す工夫をしています。採用についはエリアマネージャーを中心に行っており、異動についても職員の意向を確認しながら検討しています。キャリアパスシートは5階層で設定し、研修・個人面談で職員に伝えています。また、人材育成の方針や方法は、人材育成マニュアルに明示しています。キャリアパスシートに記載した新人研修の具体例として、新入職員研修を、リーダー職員研修の具体例として、シニアリーダー研修・主任研修・園長セッションを設定しています。

プロジェクト活動を通し、職員全員で課題を共有する仕組みを構築しています

全職員対象の研修計画を作成しており、職種別の研修計画は職層別研修計画書に明示しています。階層別研修は、園長・主任・リーダーなどの管理職を中心に実施しています。また、育成の成果については、個人面談で確認するとともに目標管理シートに記録しています。さらに、法人全体で保育の質向上とチームワーク向上のプロジェクトに取り組んでいます。当園では、自己紹介シートを作成し、職員の趣味や出身地など共有しています。加えて、「お助けシート」を作成して職員全員で課題を共有する仕組みを構築しています。

重層的な組織体制に向けて、職員連絡会やクラス会などの会議を設定しています

園長の意見を伝えたり職員の意見を伺う場として会議を大切にしています。そのため、クラス代表の職員が集まる職員連絡会を毎週開催しています。加えて、主任が乳児会議・幼児会議を、副主任が担当クラス会を担当するなど、重層的な組織体制の構築に取り組んでいます。そのほか、有給休暇の取得率を高めるために、有給休暇取得を推進を、出産・育児休暇の取得を促進するために、対象者に個別の制度説明などの工夫をしています。

1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
  • 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
  • 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
  • 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
  • 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
  • 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
  • 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

前年度において、「利用者の確保」を重要課題の一つと掲げていました。その背景として、待機児童の解消が挙げられます。そのような課題に対して「0・1歳児の定員確保」を目標として掲げていました。そこで、園見学の内容充実・SNSによる情報発信・HPの内容充実などに取り組みました。園長が主催してエリア内で見学対応の研修を実施するとともに、見学者1組当たり1時間ほどかけて園の強みなどを説明しています。また、園の弱み(園庭がないなど)に対する取り組みについても細かく説明するよう指導しています。SNSでの情報発信については、地域の有名店などをフォローすることで、閲覧者を増やすように工夫しています。そうした取り組みにより、目標はほぼ100%達成となりました。今年度の目標として、分園(はるの小川)の乳児定員の確保を掲げ、新たにHPの充実、園見学の内容のさらなる充実にも取り組もうとしています。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

0・1歳児の定員確保に向けて、見学者対応やSNSを活用した情報発信に取り組んでいます。特に見学者対応について、あえて弱みを伝え、それに対する対応を説明するといった手法は、見学者の信頼感を向上させる取り組みだったと考えられます。加えてSNSのフォロワー数を向上させる取り組みなどにより、当初の目標が達成されています。これらの取り組みは発展しつつ、分園にも展開していく意向を示しており成果が期待されます。

2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

前年度において、「子どもの人権尊重」を重要課題の一つと掲げていました。その背景として、「保育園の事故・事件などの報道が増加したこと」が挙げられます。そのような課題に対して、理事長メッセージを保護者に伝えるとともに、全国の園長が参加する園長セッションでディスカッションを行いました。また、園内で「事件・事故はどうしておこるのか」「どうすれば防げるのか」といったテーマで職員それぞれ考える機会を設けています。加えて、言葉がけチェックを行っています。そうした取り組みにより、職員の意識向上を感じ、目標の達成度を、90%と自己評価しています。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

保育園の事故や事件などに関する報道が多発したことを受けて、再度子どもの人権尊重について考える機会を設けています。研修やチェックリストにより職員の意識の向上を実感できましたが、一方で、過剰に意識してしまい自然な関わりが損なわれている点を園は感じています。法人の理念である「Home」と、子どもへの適切な関わり方について、慎重にバランスを考えながら研修を行っていきたいと考えています。短期的には解決できない課題かと思われるので、社会情勢などを鑑みながらの取り組みが期待されます。

サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
園のリーフレットやホームページのコンテンツを充実させ、独自の方法で広報しています

法人が発行する保育園案内に「理事長あいさつ・法人理念・保育目標・サービス」などの内容を紹介するとともに、園が独自に作成しているリーフレットでは「園長あいさつ・法人理念・保育目標・デイリープログラムなど」の内容を紹介しています。また、ホームページでは園長あいさつ・法人理念・保育目標に加え、SNS(写真共有アプリ)や園のオリジナルソングを配信するなどコンテンツを充実させ、2カ月に1回の頻度で更新しています。リーフレットは持ち帰りやすいように3つ折りにし、情報過多とならないようにするなどの工夫もしています。

見学では体験やインスタグラムを活用し、自律性を育む保育について説明しています

園の情報は行政や関係機関などに提供し、区のホームページにも関連する情報が掲載されています。見学者対応は主に園長が担当し、見学者の希望日に個別開催しています。そのほか、保育所体験や、副主任が担当しているSNS(写真共有アプリ)の投稿などを活用し、保育内容を紹介しています。その際、特に自律性を育むための「環境構成や関わりを意識した保育・英語・リトミック・体操」といったプログラムを紹介しています。また、室内プールがあることなどについてもアピールしています。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
入園前個別面談・入園説明会を通して保育内容について保護者の理解を深めています

入園が決まった利用者には、「重要事項説明書・児童表・生活状況調査書・健康記録・個人カード」などの資料を手渡しています。入園説明会を2月第3土曜日に開催し、法人理念・目指す子どもの姿・保育内容にを分かりやすく説明するとともに、質疑応答の時間を長く設けて安心して園生活をはじめられるように配慮しています。その際、サービス内容については重要事項に関する同意書で、プライバシーの保護については個人情報同意書で確認を得ています。また、保護者の意向を入園前面談で把握し、「入園前面談記録」に残しています。

子どもや保護者の不安が軽減されるよう、保護者の言葉に積極的に耳を傾けています

サービスの開始にあわせて、アレルギーや既往歴などの子どもの健康状態を健康記録・生活状況調査書により把握するとともに、入園前の生活状況について1カ月分の記録の提出を求めています。また、子どもの不安やストレスが軽減されるように、幼児:1週間、乳児:2週間を目安に個々のニーズに配慮しながら慣れ保育期間を設けています。その期間中は保護者の保育に対する理解や安心を深めるため、降園の際にその日の様子を丁寧に説明し、保護者の言葉に積極的に耳を傾けるなど配慮しています。

退園・転園児にはプレゼントを渡し、その後もコンタクトをとっています

卒園前に退園や転園をする園児には、作品帳、寄せ書きなどをプレゼントしています。また、以前は退園・転園児に対して、夏祭り・運動会などの行事招待状を送付するなど、継続的な支援を行っていました。今後、感染症収束後には再開を検討しています。

1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
  • サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
  • サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
申し送りノートや業務支援ソフトを活用し、子ども一人ひとりの状況把握に努めています

子どもの心身状況や生活状況などを把握するため、0~2歳児においては保育日誌に子ども一人ひとりについての記録欄を設けるとともに、連絡帳を毎日取り交わしています。そのほか、申し送りノートも作成しています。そのような記録については業務支援ソフトを使用し、管理しています。こどもの個別の保育目標については個人カリキュラムに、家庭や保護者の個別のニーズや支援方針は家庭状況調査書や面談記録に記録しています。2~5歳児においては、それらの記録を毎月、児童票に集約しています。

個別の指導計画は0~2歳児および個別支援の必要性がある場合に作成しています

「全体的な計画」は、2022/03/01に主に「年度始めの確認」などの項目について更新しました。それに基づき、年・月・週を単位として指導計画を作成しています。就学を控えた時期においては午睡時間を短縮するなど、状況に応じて配慮しています。個別の指導計画は0~2歳児、および個別支援の必要性がある場合などを対象に作成しています。その内容について、保護者にわかりやすく伝えるよう配慮しています。なお、指導計画を見直す際はクラス会議で検討しています。また、緊急を要する場合は職員会議を開催して変更を決定しています。

定期的に会議を開催することで、子どもと保護者の状況をしっかりと把握しています

職員間で子どもに関する情報を共有するために、毎週火曜日の14~15時、園長・主任・副主任・常勤職員(保育士・看護師・栄養士)が参加して職員全体会議を開催しています。加えて、クラス別会議を月1回保育士が参加して開催しています。そのほか、給食会議・乳児会議・幼児会議なども定期的に開催しています。日々の子どもや保護者の状況については、園長・主任・栄養士・各クラスから代表の職員が参加し、毎朝5分程度のミーティングを行っています。遅番の職員への申し送りには、「体制日誌」を活用しています。

1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
  • 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
  • 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
  • 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、作成、見直しをしている
  • 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
  • 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
  • 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している
  • 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 申し送り・引継ぎ等により、子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている
  • 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
  • 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
  • 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
  • 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
  • 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
  • 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】
    小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、援助している
【講評】
子どもの自律性を育むため、自由に遊べる環境を整備しています

保育環境について、「自律性を育む保育」をテーマとし、子どもが自由に遊びを選ぶことができる環境を整備しています。具体的には、「ままごと・絵本・玩具・廃材」のコーナーを設置するほか、「保育室内どこでも・職員と一緒に園内どこでも」活動できるようにしています。加えて、いつでも自由に使える道具棚を設置するなど、子どもが玩具や教材を自ら選択して使えるようにしています。また、1歳児クラスは部屋の広さを活用して2グループに分割し、年度初めは持ち上がりの子と新入園児とで分かれて生活しています。

異年齢交流を取り入れ、年上の子が年下の子の手伝いをする機会を設けています

異年齢で交流する場面として、午睡明けの寝具のかたづけなど、年上の子どもが年下の子どもの生活の手伝いをする機会を設けています。また、4・5歳児クラスでは週3回程度一緒に散歩に出かけています。また、5歳児は1月から各クラスに行き、年下の子たちをお世話する時間を持つ予定です。一方、海外の文化に親しむことが出来るように、ネイティブの講師による英語教室を行うとともに、朝の会のお天気調べで英語を使用するなど、英語に親しむ機会を設けています。さらに、郷土料理を給食に取り入れ、国内各地の文化にふれています。

就学支援として小学生ボランティア受け入れやオープンスクールで小学校訪問しています

配慮を要する子どもの受け入れ体制として、専任職員や担当職員また必要時には看護師を配置するほか、専門機関や専門スタッフと連携を図っています。子ども同士のけんかやトラブルが発生した際は、ヒヤリハット記録簿・軽微事故記録簿・事故報告書を作成し、各種会議において再発防止策を検討しています。就学支援として、オープンスクールで小学校を実際に訪れ校内を見学するほか学芸会の見学に参加しています。加えて、小学生のボランティア体験を受け入れており、小学生が考えた遊びを一緒に行うなど活動に取り込んでいます。

2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている
  • 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
  • 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
  • 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
  • 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
毎日の連絡帳を通し、その日の子どもの様子を保護者と共有しています

0・1・2歳児では連絡帳を毎日取り交わしています。登園時には毎回保護者へ体温・体調などを確認し、必要な情報を体制日誌・朝礼にて共有することにより職員間で引き継いでいます。一方で、降園時に保護者へ当日のエピソードや健康状態を伝えるだけでなく、連絡帳には保護者のコメントに対しての回答や反応、その子のエピソードを踏まえた当日の様子を記載するなど工夫しながら伝えています。そのほか、各クラスボードに活動内容を掲載することで、保護者と情報を共有しています。

保護者との連携を図りながら子ども一人ひとりの成長に合わせた発達支援を行っています

子どもの発達段階に応じて生活の自立を支援する時期を「発達経過記録」に示しています。具体的な支援として、食事指導では箸を使った「豆つかみゲーム」を行っています。排泄指導としては、子どもの様子を見て便座に座るよう声を掛けながら、3歳になる前におむつが外れるよう働きかけています。着替え指導では、遊びの中でスナップ・ファスナー・ボタンにふれられるようにしています。なお、本来は2歳後半から歯磨きの習慣づけを行っていますが、現在はコロナ禍で休止しています。

就学に向け、5歳児は徐々に午睡を減らし、2月からはなくすよう移行しています

午睡時間は、乳児クラスで12時から15時まで、幼児クラスでは13時から15時までと設定しています。寝具は区のリースを利用しており、敷布団(0歳児は固めの素材)・タオルケット(冬場は毛布)を使用しています。なお、午睡時間に眠れない子がいた場合は、保育室内・事務所などで過ごせるよう配慮しています。また、就学に向けて、5歳児は年明けから午睡を週2に減らし、2月からは完全になくすよう移行しています。

3.日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
  • 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
  • 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう援助している
  • 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉による伝え合いを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
  • 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
  • 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている
  • 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
集団活動として「ビッグブック活動・リトミック・英語・体操」を行っています

「自律性を育む保育環境」をテーマとし、遊びに応じた「ままごと・絵本・既製品・廃材遊び」などのコーナーを設けています。また、集団活動として「ビッグブック活動・リトミック・英語・体操」を行っており、特にビックブック活動に積極的に取り組んでいます。その中で園児の主体性が発揮されるよう、子どもたちが自ら考えて取り組めるような関わり方を心がけています。また、5歳児クラスでは「夏祭り」で神輿制作をした際や「生活発表会」の出し物や配役決めをするような場面では、子どもたち自身で話し合う機会を持っています。

豊富なプログラムや遊びを通し、さまざまな表現力を身につけていきます

子どもが自分の気持ちを調整できる力を身に着けることができるよう、グループタイムでさまざまな約束事を説明する機会を設けるとともに集団遊び・カードゲーム・ボードゲームなども取り入れています。正しい言葉を学ぶ機会としてミニブック活動を行い、就学に備えています。音楽的な表現力を育む機会としてリトミック・今月の歌・季節の歌・わらべ歌・ふれあい遊びを、絵画的な表現力を育む機会としてマーブリング・ボディペインティングなどによる制作を行っています。それらのプログラム実施に際して、子どもの興味関心に合わせるようにしています。

天気の良い日は散歩や園庭で遊び、生き物や植物と触れ合います

徒歩圏内に、芝生や設置遊具のある区立公園や代々木公園、ポニーに乗れる公園などがあります。散歩に週4回程度でかけ、公園を訪れた際には、大型複合遊具・鬼ごっこ・かけっこ・ボール遊びなどを行っています。また、自然に関する絵本や図鑑を用意しながら、植物や生き物などにふれています。そのほか、図書館で絵本を借りたり、交通ルールを学んだりしています。一方、園内でもテラスで野菜や花を育てたり、プール遊びを行ったりしています。室内でも、カブトムシ・クワガタ・亀・金魚・メダカなどを飼育しています。

4.日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
  • 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
  • みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
  • 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
【講評】
みんなで協力してやり遂げる喜びを味わえるよう行事の内容は子どもたちが決めています

子どもの成長を発表する機会として「運動会・生活発表会」を、文化・伝承に親しむ機会として「七夕・夏祭り・ハロウィーン・クリスマス会・お正月遊び・節分・ひなまつり」などを行っています。また、行事への興味や関心を高めるため、園内の装飾を変え、関連する歌をうたい、制作活動に繋げるなど工夫しています。みんなで協力してやり遂げることの喜びを味わえるよう、お店屋さんごっこなどの行事において、子どもたち自身で出店内容を決めています。行事の振り返りとして、思い出の絵を描いたり、動画での撮影会を行ったりしています。

写真販売やSNS(写真共有アプリ)を活用し、子どもたちの様子を伝えています

行事の準備・実施にあたり保護者の理解や協力を得るために、年間行事予定表を4月に配布しています。また、行事ごとの目的を、園だよりや業務支援ソフトによる配信で伝えています。保護者の参加行事として、「夏祭り・運動会・発表会・卒園式」を開催しています。運動会や発表会では、体育館などの外部施設を活用しています。保護者が参加しない活動についても、写真販売やSNS(写真共有アプリ)配信などによりその様子を伝えています。なお、運動会・発表会などの行事については、アンケートを実施して保護者の声に耳を傾けています。

お誕生日会はメッセージカード、先生の出し物や特別メニューなどで盛り上げています

子どもの誕生日はコロナの状況を考慮し、乳児・幼児に分かれてお祝いしており、個別のインタビュー・歌でのお祝い・お誕生カードのプレゼント・職員の出し物といったプログラムで楽しめるようにしています。また、誕生日会にちなんで、特別メニューなど工夫した給食を用意しています。さらに、写真・手形・身長/体重を記載し、メッセージを添えたカードをプレゼントするとともに、誕生児が主役になって喜びを感じられるよう、階段の踊り場の壁に誕生児の写真を掲示しています。

5.保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
  • 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
  • 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
子どもが安心してくつろげるよう、園内の環境づくりと職員配置に配慮しています

子どもが安心してくつろげるように、明るい木目調・白い壁の園内設計としています。また、各部屋の扉を障子としたり、畳敷きのスペースを設けるなど、日本の家庭的な要素を取り入れています。職員体制については、必要に応じて個別支援ができるよう余裕を持たせています。また、子どもが疲れた際に身体を休めることができるよう、絵本コーナー用の手作り椅子を設けたり、横になれるようなござやカーペットを用意しています。一人になって心身を落ち着ける必要がある場合は、高さの低いパーテーションでパーソナルスペースを設定しています。

延長保育時間は職員体制を整え、個別のスキンシップを多くするよう配慮しています

17時30分から合同保育に順次移行するとともに、18時16分から20時15分までを延長保育時間としています。合同保育は1歳児室で行い、少人数でも楽しく遊べるような遊びを選ぶようにしています。また、パズル・絵本など落ち着いて遊べる玩具を用意しています。その際にも乳児と幼児の保育スペースを分けるとともに、職員体制を整えて個別のスキンシップを多く取るようにしています。補食や夕食を提供する際には、食事量を必要最小限にするよう配慮しています。

6.子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している
  • 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
  • メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
  • 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
  • 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
【講評】
食事は職員が寄り添いながら、楽しくとれるように工夫しています

食事は各保育室において、一つのテーブルを3~5人で囲みながらグループの中で好きな席に座り、楽しく食事できるようにしています。時には音楽を流すなど工夫しています。その際、乳児は傍で見守り、幼児クラスでは職員が子どもと同じ給食を一緒に食べています。また、食器・食具は、特に乳児を意識してスプーンなどですくいやすい高さのお皿を使用するなど、子どもの発達に合ったたものを用意しています。そのほか、調理・盛り付けでは、5歳児後期においてバイキング形式で子ども自身が盛り付けをする機会も設けています。

食物アレルギーは誤食防止に留意し、代替食や除去食も提供しています

給食の献立は、主に「子どもたちに人気のメニュー・彩り・栄養価」を意識して作成しています。また、今年度前半は和食を多くしました。さらに、行事に際しては特別感のある献立にして雰囲気を盛り上げています。栄養士や調理師は、月に1~2回保育室に赴き、喫食状況を確認しています。食物アレルギーのある子どもに対しては、代替食・除去食を提供しています。環境面では、他児から距離を置きつつ他の子との食事を楽しめるような一人席を用意しています。「色違いの食器・名入りプレート」を用いて配膳し、誤食の防止に努めています。

食育活動は0歳児から積極的に行い、5歳児は買い出しや刃物の使用にも取り組みます

食文化に対する関心を深めることを目的とし、「ご当地給食」として全国各地の郷土料理を取り上げています。また、「ピーマン・トマト・オクラ・パプリカ」など子どもたちが育てたいものを栽培し、収穫した野菜や果物を夏野菜サラダや野菜炒めなどの料理で取り入れています。さらに、0歳児クラスから食材にふれる機会を設け、野菜を洗う・レタスをちぎるなどの経験に発展させています。絵本にちなんでミックスジュースを作ったり、5歳児クラスになると刃物も使用し、「カレーライス・クッキー・チョコレート」作りなどにも挑戦しています。

7.子どもが心身の健康を維持できるよう援助している
  • 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
  • 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
  • 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
【講評】
グループタイムでの話し合いを通して、事故や怪我の防止に対する意識を高めています

子どもが自身の健康や安全に関心が持てるよう、防災訓練を毎月実施しています。避難階段の使用方法に加えて、今後は小型の防災訓練車を呼ぶことを計画しています。また、警察協力による不審者対応訓練や交通安全指導を、散歩時に職員から交通ルールや約束事を確認しています。健康指導では、看護師による手洗い指導・手洗いの歌・ブラックライトを使用した手洗いチェックや、歯科医による歯磨き指導を行っています。さらに、グループタイムで子どもたち自身が危険について話し合い、事故や怪我への意識を高めています。

健康診断を通して、子どもの健康状態を把握しています

子どもの健康状態を把握するため、内科医による0歳児健診(毎月)・健康診断(2回/年)および歯科嘱託医による健診(全園児・年2回)を実施しています。与薬は基本的に行っていませんが、熱性けいれん・食物アレルギーなどの場合は、与薬依頼書の提出とともに薬を預かっています。医療的ケアを必要とする子どもについては、かかりつけ医に留意事項を確認するなど連携を取りながら受け入れています。

保健だよりを毎月発行し、健康管理の方法などについて保護者に伝えています

保健だよりを毎月発行し、健康管理の方法・時事的な話題に対するコラム・感染症発生状況を伝えています。また、保護者会には看護師が出席し、感染症や健康管理の注意点・園での対応・乳児期の睡眠環境などを説明しています。感染症の流行やSIDS予防のために、看護師による感染症・SIDSに関する勉強会を開催し職員の理解を深めています。感染症が発生した場合は、玄関掲示・一斉メールにより保護者に情報提供しています。SIDS対策として、視診・ベビーセンサーの活用し、午睡チェック表(0歳児/1・2歳児/幼児)に記録しています。

8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
  • 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
  • 保護者同士が交流できる機会を設けている
  • 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
  • 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
  • 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している
【講評】
行事アンケートや保護者アンケートにより、保護者のニーズを把握しています

子育てや就労などの事情に配慮して支援を行うため、入園前面談・就労証明書・家庭状況票・個別面談により子育てに関する保護者の価値観や就労状況を把握し、行事アンケートや年2~3回の保護者アンケート(自由記述)により、日常的なサービスに係る保護者の意向を確認しています。個別面談は毎年10月に実施しています。併せて毎年10月、園運営についての意見交換の場を設けています。保護者対応の方法や相談援助技術および接遇について、園内研修などを通じて職員の理解を深めています。

保育参加や保育参観のような行事は、保護者の参加に対して配慮しています

保護者同士の交流促進を目的として、保育参観後の懇談会を開催しています。また、父母会の活動に対して園内スペースを集会場として提供しています。保護者と職員の信頼関係を深めるための取り組みとして、懇談会・育児相談で意見交換をしたり、行事開催時に手伝いを受けたりしています。そして、職員一人ひとりを知ってもらうため、職員紹介コーナーを設置しています。保育参加(1・2歳児)・保育参観(0・3~5歳)は毎年6月に、保護者会は年に2回(4月と2月)、クラス別に実施しています。

子育てにおける不安に配慮し、離乳食講座の開催や保育相談を随時受け付けています

子育ての考え方について互いの理解を深めるために、懇談会での意見交換会・個別面談を行い、保育内容や就学に向けたテーマで意見を交換しています。保護者の養育力向上に向けて離乳食講座を開催し、育児に役立つ情報を伝えています。また、1階の玄関フロアーでは、職員の持ち回りで絵本紹介を行っています。そのほか、随時保育相談を受け付けています。

9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
  • 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
  • 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
商店街・警察署・消防署・小学校など、地域機関との交流に積極的に取り組んでいます

勤労感謝の日に、近隣の生花店・郵便局・交番・警察署・消防署へ花と手紙を届けています。ハロウィンではコスチュームを着て商店街を歩いています。警察署の指導による交通安全講習や消防署見学を行っています。また、調理保育をする際に、食材の買い物を経験しています。そのほか、小学校の開催する学校体験に5歳児クラスの子どもが参加しています。5歳児クラスでは、今後図書館への訪問も検討しています。

地域の人と交流する機会として、園行事には積極的に地域の方を招待しています

子どもと地域の方が交流する機会として、「七夕会・夏祭り・運動会」などの行事や「みんなの広場」を実施しています。「みんなの広場」では、「リトミック・マジックショー・絵本歌ライブ・ペインティング体験・クリスマス会」などのプログラムを企画しています。また、画家の協力を得てワークショップを行った際の作品が園内に飾られています。さらに、保育実習生を受け入れて、グループタイムや主活動を体験してもらっています。ボランティアや職場体験の生徒・児童を受け入れる際は、クラスに入って子どもたちと一緒に遊んでもらっています。

【講評】
子どもの羞恥心に配慮し、カーテンの使用や、別部屋での着替えを行っています

個人情報については入園説明会で説明し、プライバシーの保護について「個人情報同意書」で確認を得ています。突発的に個人情報を提供する必要が発生した場合は、文書により同意を得るようにしています。子どもの羞恥心に配慮し、着替えをする際にはカーテンで目隠しし、4歳児クラスからは男女に分かれて着替えを行っています。加えて、性別の違いを意識する取り組みとして、プール活動をする前に、担任よりプライベートゾーンの大切さについて説明しています。そのほか、おむつ交換をトイレ内で行うようにしています。

保護者の意向を大切にし、幅広いニーズに対して柔軟に対応しています

子ども一人ひとりを尊重する姿勢を「虐待防止マニュアル」に示すとともに、園内研修にてマニュアルの読み合わせを行っています。また、区から届いた啓発動画を見るなどし、自発的な学びを促しています。そのうえで、子どもの名前の呼び方について、入園前の面談時に保護者が希望する呼び方を個別に確認するようにしています。子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮するために、行事アンケートや保護者アンケートを実施しています。さらに、宗教観や文化に配慮して食材を除去したり個別に対応しています。

虐待防止に向け、職員同士で話し合う機会を持ち、意識を高めています

虐待や育児困難などの事案について、虐待防止マニュアルに則って対応しています。虐待防止および適切な対応に備え、職員は園内研修にてマニュアルの読み合わせや気を付けていく事の確認をしているほか、全国保育士会「人権擁護のためのセルフチェックリスト」を活用し自らの行動を振り返ることを促しています。虐待に関するニュースなどが報道された際は、昼礼や会議などでの共有や印刷したネットニュースを回覧しています。なおかつ、保育現場にて職員間で業務が手におえない時などは、必ず報告し話し合いの場を持つようにしています。

1.子どものプライバシー保護を徹底している
  • 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
  • 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
  • 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
  • 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
  • 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
園独自のマニュアルの作成・整備をすすめ、業務の標準化を図っています

業務の標準化を図るため、法人として「ちとせ保育方針・保育内容」「カルチャーブック」などを整備しています。本園ではそこに記載された内容を「カードゲーム・集団遊び・ビックブック・ベビーサイン」などのテーマ別にファイリングし直し、活用しやすい状態で保管しています。また、園で独自に「お散歩コース・園外保育マニュア・遊びに関するマニュアル・プールマニュアル」を作成しています。業務の実施状況は、園長・主任によるラウンドにて確認しています。さらに、職員に園外保育マニュアルを配布し、園内研修で読み合わせをしています。

マニュアルの見直しを図る時は、職員や保護者の声に耳を傾けています

業務水準の向上を図るため、マニュアルについては理事会にて見直しを実施し、園長を経由して園全体で共有しています。保育士の声を受けて見直した内容としては「SNS(写真共有アプリ)に投稿する内容を、地域向けだけでなく保護者向けの内容も投稿する」こと、保護者の声を受けて見直した内容としては「行事の際の保護者の参加人数の上限・SNS(写真共有アプリ)の投稿内容」などが挙げられます。併せて、公園での遊び方マニュアル・水遊び、プール遊びマニュアルなどついて見直しを図っています。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている

事業者のコメント

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評価情報

【評価実施期間】

2022年7月1日~2023年3月31日

【評価者修了者No】

H0601051,H2001058,H1801008

評価結果のダウンロード

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