評価結果

標準の評価

基本情報

【事業所名称】

グラン仙川ちとせ保育園

【サービス種別】

認可保育所

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

法人の理念はHOMEで、関わるすべての人にとって心安らぐ場所です。保育方針は、ゆきとどきた安全な環境と、家庭的なぬくもりの中でひとりひとりの子どもに応じた保育をし、自律的な子どもを育てるです。保育所指針・ピアジェの構成論(外界との相互作用を通して、内部から知識は構成される)に基づき、カリキュラムを作成しています。考えるを考えさせる事によって、知識は構成されていくので、常にやってみさせ、経験させ、考える場面を作っています。又、子ども同士の相互作用によって、子どもは育っていきます。なので、子どもたちが育ちあえるよう子ども主体的な保育を取り入れ、情緒的(感情面での欲求や自己抑制力)・知的(何が正しいのか自分で考える能力)・社会・道徳的(協調性、外的な価値に支配されずルールや道徳によって行動しようとする態度や能力)な自律ができるような保育をおこなっています。

職員に求めている人材像や役割

コミュニケーション力が高く、仕事に対しても向上心があり、仕事を効率化を考え実行でき、思いやりがあり、笑顔で肯定的な考えや発言ができる方。役割としては、法人の理念を理解し、他の職員と共有し子ども主体で自律的できるような保育を発信しあい、お互いが保育士として高め合える関係性を築いていき、よりよい保育園運営を一緒に考えていってもらいたいと考えています。

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

仕事を前向きにとらえ、助け合い、思いやりの気持ちを忘れずにお互い声をかけあい、法人が保育の基盤としているピアジェの構成論を積極的に学び理解し、職員同士で深めあって欲しいです。

全体の評価講評

特によいと思う点

ちとせ保育園は「Home」という言葉に「保育園が第二の家庭として、子どもも保育士もみんなで集えるあたたかい場所にしよう」という理念を集約させています。その実現に向けて、「ピアジェの構成論」に基づいた保育を実践し、無理なく子どもの発達を促していこうとしています。その中で、「生活する場面、流れる保育/ビッグブック/物と関わる遊び/自由遊び/グループタイム/カードゲーム/集団ゲーム」からなる「7つの保育」を取り入れています。この保育実践を通じて、子どもが自分で考え行動する力を育んでいます。

近隣環境として、車や自転車の往来が多いことから「戸外活動の安全管理」を園個別のリスクとして捉えています。そのため、法人の「園外活動マニュアル」で規定されている人数に対し、多くの職員を配置するとともに職員教育を進めています。そのほか、事故・感染症・侵入・災害などが発生した際は、ヒヤリハット・園日誌・保健日誌・軽微事故・事故報告書などに記録しています。特にヒヤリハット報告は毎月の報告件数に対して目標を定め、職員の安全に対する意識について醸成を図っています。

研修計画を事業計画書に、職種別の研修計画を職員別研修計画表に明示しています。なお、育成の成果については個人面談で確認するとともに目標管理シートに記録しています。また、保育の質向上を目的としたプロジェクトを発足し、会議の中でモデル保育士のポイントを毎月伝えるとともに、法人の実施している保育カリキュラムの浸透を図っています。そのほか、エリア内でのオンラインで交流保育を行い、記録動画により保育実践を振り返る機会を設けています。このような取り組みにより、法人職員として持つべき保育観を浸透させています。

さらなる改善が望まれる点

本園と分園は徒歩で10分程度離れた場所にあります。分園は乳児棟として位置づけられていますが、本園でも幼児クラスのみならず0~2歳児クラスを設定しています。そして本園の3歳児クラスで集団が合流します。一方で、職員は環境が異なる中で保育を行いつつ、職員会議・保育会議や行事などそれぞれで実施しています。今回実施した職員自己評価では、本園と分園の職員で運営に対する評価に違いが見られました。職員全体会議と3歳未満児クラスの保育会議を共有し、一つの園として統一したマネジメントを行うことが期待されます。

利用者調査の結果、「自然とのふれあいや社会との関わりを目的にした行事や戸外活動の機会が充実していると思いますか」の設問に対する満足度が低くなっています。その背景について、散歩の実施状況(週1回程度)が周辺の園(週3回程度)に対して少ないことを把握しています。また、子どもが地域の人や施設とふれあった実績もほとんどありません。そこで、散歩コースを再点検し、散歩マップを作成して保護者にも配布することを計画しています。今後、園外活動と地域交流の充実を図り、その様子を保護者へ伝えていく価値が認められます。

開設当初、本園(グラン仙川ちとせ保育園)の入所率が70%前後という状況を受け、継続して情報発信の強化に取り組んでいます。昨年度、新たなSNS(写真共有アプリ)による情報発信を週1回以上行った結果、入所率80%と10ポイント上昇することに成功しています。また見学者からSNSを見たという声も聞かれ、効果を実感することができています。今後は週1回の更新頻度を毎日に増加させることを計画しており、さらなる情報発信による入園希望者の増加が期待されます。

事業者が特に力を入れている取り組み

法人職員または保育職員として守るべき法や規則について、法人規範集や就業規則を整備しています。これらの関係書類は、サーバー内に保管するとともに、年度初めの研修および入職時に説明し、職員の理解を深めています。加えて、「保育士行動チェックリマインド研修」を年1回実施することで理解度を確認し、必要が認められた際は、園長面談などにより支援しています。そのほか、職員の業務上知り得た個人情報などの守秘義務について、入職時に誓約書を取り交わしています。

中期で取り組む5つの主要活動のうち、第1に「保育の質向上」を、第2に「人材育成強化」を掲げています。法人の目指す「子どもの自律を促す保育」を実現するため、カリキュラムの実施および振り返りを通して保育実践力を高めたいと考えています。併せて、園内研修において確認を繰り返すとともに、保育の質の向上を目的に姉妹園と連携して「公開保育(互いの保育実践を見合う機会)」を実施しています。今後さらに、職員の就労意欲向上に向けて、チームワークの構築と職員同士による意見交換の活性化を図ろうとしています。

本園の開設から3年目を迎える中、幼児クラスで定員を充足するに至っていません。そのため、地域に選ばれる園となることが経営的な目標となっています。未就園児世帯を対象に「みんなの広場」を毎月実施するとともに、写真や動画を投稿するSNSを開設し、ホームページからリンクを貼っています。また、在園児の保護者に対して保育の見える化を図るために、各クラスの日々の活動についてドキュメンテーション(子どもの様子を記録した写真入りの活動報告)を作成・掲出しています。その中で、本園と分園の繋がりも積極的に伝えようとしています。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:調査対象は、在園児の保護者全員を対象とし、複数のお子さんが通っている場合は最年少児について、1世帯1回答のご回答をいただきました。
    [調査対象世帯数:116世帯(在園児130名)]
  • 調査方法:アンケート方式  
    園より保護者全員に調査票を配布して頂きました。回収については、評価機関への郵送、または園内に設置した回収箱への投函により提出して頂くようにしました。
  • 有効回答者数/利用者家族総数:80/116(回答率 69.0% )

本園と分園とに分けて回答状況を記載します。
本園について、「現在利用している保育園を総合的にみて、どのように感じていらっしゃいますか」との質問に対して、「大変満足」46.3%、「満足」46.3%、「大変満足」と「満足」を合わせて92.6%の回答率となっています。「どちらともいえない」7.4%、「不満」0%、「大変不満」0%、無回答が0%でした。園のサービスに対する保護者の満足度がたいへん高いことが確認されました。
分園について、「現在利用している保育園を総合的にみて、どのように感じていらっしゃいますか」との質問に対して、「大変満足」53.8%、「満足」42.3%、「大変満足」と「満足」を合わせて96.1%の回答率となっています。「どちらともいえない」3.9%、「不満」0%、「大変不満」0%、無回答が0%でした。園のサービスに対する保護者の満足度がたいへん高いことが確認されました。

アンケート結果

1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか

はい 70名 (88%)
どちらともいえない 9名 (11%)
無回答・非該当 1名 (1%)

(本園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の83.3%を占め、「どちらともいえない」が14.8%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は1.9%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。 (分園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の96.2%を占め、「どちらともいえない」が3.8%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」が0%という結果でした。自由記述では、満足を示す声が複数寄せられました。

2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか

はい 78名 (98%)
どちらともいえない 2名 (3%)

(本園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の98.1%を占め、「どちらともいえない」が1.9%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。子どもが園生活を楽しんでいる様子について満足を示す声が多く寄せられました。 (分園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の96.2%を占め、「どちらともいえない」が3.8%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」が0%という結果でした。

3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか

はい 72名 (90%)
どちらともいえない 6名 (8%)
いいえ 1名 (1%)
無回答・非該当 1名 (1%)

(本園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の90.7%を占め、「どちらともいえない」が7.4%、「いいえ」が1.9%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。 (分園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の88.5%を占め、「どちらともいえない」が7.7%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」が3.8%という結果でした。

4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか

はい 35名 (44%)
どちらともいえない 32名 (40%)
いいえ 12名 (15%)
無回答・非該当 1名 (1%)

(本園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の38.9%を占め、「どちらともいえない」が46.3%、「いいえ」が14.8%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、コロナ禍である事に理解を示しつつも、戸外活動の頻度について改善を期待する声が多く寄せられました。 (分園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の53.8%を占め、「どちらともいえない」が26.9%、「いいえ」が15.4%、「無回答+非該当」が3.8%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。

5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか

はい 52名 (65%)
どちらともいえない 7名 (9%)
無回答・非該当 21名 (26%)

(本園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の70.4%を占め、「どちらともいえない」が11.1%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は18.5%という結果でした。自由記述では、延長保育への柔軟な対応について満足を示す声が多く寄せられました。 (分園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の53.8%を占め、「どちらともいえない」が3.8%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」が42.3%という結果でした。

6.安全対策が十分取られていると思うか

はい 55名 (69%)
どちらともいえない 22名 (28%)
いいえ 1名 (1%)
無回答・非該当 2名 (3%)

(本園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の70.4%を占め、「どちらともいえない」が25.9%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は3.7%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。 (分園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の65.4%を占め、「どちらともいえない」が30.8%、「いいえ」が3.8%、「無回答+非該当」が0%という結果でした。

7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か

はい 67名 (84%)
どちらともいえない 13名 (16%)

(本園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の87%を占め、「どちらともいえない」が13%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、満足を示す声が複数寄せられました。 (分園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の88.5%を占め、「どちらともいえない」が7.7%、「いいえ」が3.8%、「無回答+非該当」が0%という結果でした。

8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか

はい 63名 (79%)
どちらともいえない 16名 (20%)
いいえ 1名 (1%)

(本園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の74.1%を占め、「どちらともいえない」が25.9%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。 (分園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の76.9%を占め、「どちらともいえない」が23.1%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」が0%という結果でした。

9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 71名 (89%)
どちらともいえない 9名 (11%)

(本園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の88.9%を占め、「どちらともいえない」が11.1%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。 (分園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の88.5%を占め、「どちらともいえない」が11.5%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」が0%という結果でした。

10.職員の接遇・態度は適切か

はい 75名 (94%)
どちらともいえない 5名 (6%)

(本園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の94.4%を占め、「どちらともいえない」が5.6%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。 (分園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の92.3%を占め、「どちらともいえない」が7.7%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」が0%という結果でした。

11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 75名 (94%)
どちらともいえない 3名 (4%)
無回答・非該当 2名 (3%)

(本園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の92.6%を占め、「どちらともいえない」が3.7%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は3.7%という結果でした。 (分園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の96.2%を占め、「どちらともいえない」が3.8%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」が0%という結果でした。自由記述では、けがへの対応について満足を示す声が複数寄せられました。

12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 48名 (60%)
どちらともいえない 20名 (25%)
いいえ 1名 (1%)
無回答・非該当 11名 (14%)

(本園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の59.3%を占め、「どちらともいえない」が29.6%、「いいえ」が1.9%、「無回答+非該当」は9.3%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。 (分園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の61.5%を占め、「どちらともいえない」が15.4%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」が23.1%という結果でした。

13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか

はい 75名 (94%)
どちらともいえない 5名 (6%)

(本園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の92.6%を占め、「どちらともいえない」が7.4%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。 (分園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の96.2%を占め、「どちらともいえない」が3.8%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」が0%という結果でした。

14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか

はい 68名 (85%)
どちらともいえない 7名 (9%)
無回答・非該当 5名 (6%)

(本園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の87%を占め、「どちらともいえない」が5.6%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は7.4%という結果でした。 (分園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の80.8%を占め、「どちらともいえない」が15.4%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」が3.8%という結果でした。

15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 65名 (81%)
どちらともいえない 15名 (19%)

(本園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の85.2%を占め、「どちらともいえない」が14.8%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。 (分園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の73.1%を占め、「どちらともいえない」が26.9%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」が0%という結果でした。

16.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 66名 (83%)
どちらともいえない 5名 (6%)
無回答・非該当 9名 (11%)

(本園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の81.5%を占め、「どちらともいえない」が9.3%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は9.3%という結果でした。 (分園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の84.6%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」が15.4%という結果でした。

17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 23名 (29%)
どちらともいえない 22名 (28%)
いいえ 29名 (36%)
無回答・非該当 6名 (8%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の33.3%を占め、「どちらともいえない」が24.1%、「いいえ」が37%、「無回答+非該当」は5.6%という結果でした。 (分園)この項目では、「はい」と答えた方が全体の19.2%を占め、「どちらともいえない」が34.6%、「いいえ」が34.6%、「無回答+非該当」が11.5%という結果でした。自由記述欄に寄せられた意見はありませんでした。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
法人の運営理念や園の保育理念は会議やおたよりで職員および保護者に周知しています

法人の運営理念を「ホーム 心安らぐ場所 第二の家庭」、法人の運営方針を「安全で家庭的なぬくもりの中で保育所保育指針の基づき、ピアジェの構成論を基づき、自律的な子ども育てる」と定めています。これらの法人のビジョン・理念について、職員の理解を深める取り組みとして、エリア職員会議を行っています。また、園の保育理念を「HOME 自律した子どもを育てる」、保育目標を「7つの保育の浸透を通して自律した子どもを育てる」と定めています。運営方針を入園説明会、全体的な計画を入園説明会および園便りで保護者に伝えています。

園長の役割や責任はキャリアパスに記載し職員会議や個別面談により職員に伝えています

園長の主な業務内容は、運営・経理・保育の全般で、エリアマネージャーの主な業務内容は、エリアの園運営管理です。園長やエリアマネージャーの役割と責任については、法人のキャリアパスに記載し、職員会議などで職員に伝えています。さらに職員の理解を深めるため、全職員と行う年4回の個別面談の中でも伝えています。なお、当園の園長は、法人の育成統括マネージャーも兼ねており、法人が運営している全国の管理職(エリアマネージャー・園長・主任・副主任)研修の組み立てにも関わっています。

重要な案件は内容によってそれぞれの会議体で検討し、適切に周知しています

関係者に周知する重要な案件については、法人理事会や職員会議で検討し、園長会などで周知しています。また、職員に対して周知した重要な案件の例として、「虐待防止に関する通知」などがあります。そのような事例については、職員会議で検討し、会議録で周知しました。そのほか、保護者に対して周知したサービス変更などの例として、「運動会開催方法」などがあります。なお、予算の決裁方法は、経理規定で定めています。これらの決裁文書は、サーバー内(データ)で保管しています。

1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
利用者のニーズを把握する為、新たに参観日後アンケートを追加しています

利用者のニーズは、参観日後のアンケート(今年度より実施)により把握し、職員会議で職員に伝えています。利用者のニーズに対する具体的な取り組みの例として「園内の活動の様子の掲示」などが挙げられます。また、職員のニーズは、個別面談により把握し、職員会議で職員と共有しています。職員ニーズに対する具体的な取り組みの例としては「職員の意識共有・コミュニケーションを増やすように配慮したこと」などが挙げられます。そのほか、地域の福祉のニーズは、調布市民間施設長会により把握し、職員会議で報告で職員に伝えています。

園の予算や実績は、園長が中心となり法人本部と連携しながら管理しています

福祉事業全体の動向を把握するため、社会福祉協議会などの保育ネットワークに参加しているほか、業界誌などを購読しています。また、地域機関との連携として、現在近隣老人ホームとの交流を検討しています。以上のように事業環境を分析した結果、「園児の定員割れ」や、「利用者ニーズの分析」を法人の優先度が高い課題として捉えています。そのほか、園の予算と実績は、園長や法人本部の事務長が管理しており、予算・決算書類は、サーバー内に保管しています。

法人で作成した中・長期計画を基に、園で単年度事業計画を作成しています

中・長期の取り組みについて、「長期10年・中期5年」を単位とした計画を立てています。中・長期の計画は、理事長や役員を中心に作成し、サーバー内に保管するとともに、年度初めの職員会議で職員へ伝えています。単年度の計画は、前年度3月に園長を中心に作成し、職員会議で職員へ伝えています。なお、単年度の事業計画を推進するために、「ヒヤリハット毎週提出各クラス24件/月」などの目標を設定しています。職員へ説明する際は、職員向けに分かりやすい資料を作成し伝えています。

1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
  • 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
  • 事業所の経営状況を把握・検討している
  • 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
  • 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
  • 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
職員として守るべき法や規則について研修を行うとともに、毎年理解度を確認しています

職員が業務上知り得た個人情報などの守秘義務について、誓約書を入職時に取り交わしています。また、法人職員または保育職員として守るべき法や規則について、法人規範集や就業規則を整備しています。これらの関係書類は、サーバー内に保管するとともに、年度初めの研修および入職時に説明し、職員の理解を深めています。加えて、「保育士行動チェックリマインド研修」を年1回実施することで理解度を確認し、必要が認められた際は、園長面談などにより支援しています。

毎月職員自身が自らの言動や行動を見直す機会を設けています

苦情があった際には、主任が受け付けし、園長が解決にあたっています。そのような体制や役割について、重要事項説明書で保護者に伝えています。意見や要望については、意見・苦情対応マニュアルに沿って対応し、「園内掲示」などで回答しています。また、虐待に関する職員の理解を深めるために、園内研修(虐待防止研修)を実施し、対応方法について学んでいます。そのほか、毎月、月案立案時に前月の振り返り(自身の振り返り・他者の振り返り)を行い、職員が自らの言動や行動を見直す機会を設けています。

地域貢献事業「みんなのひろば」を毎月開催し、地域の方を園に招いています

事業計画や予算・決算報告・財務諸表をホームページにより開示し、全体的な計画を入園時に保護者に配布しています。また、小中高のボランティアを受け入れています。ボランティアなどを受け入れる際は、ボランティアマニュアルに沿って、主任・副主任が対応しています。そのほか、地域貢献の取り組みとして子育て支援事業「みんなのひろば」を毎月実施しています。地域の方を招いて「英語で遊ぼう」や「ベビーマッサージ講座」を開催し、在園児と地域の方が触れ合う機会を設けています。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
  • 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
  • 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
  • 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
  • ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
  • 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
  • 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
周辺環境からリスクを抽出し、対応策を実施しています

法人の園運営に係るリスクとして、「入園者数の減少」や「職員定着率増加」を掲げ、中期計画に明示しています。また、近隣環境として、車や自転車の往来が多いことから「戸外活動の安全管理」を園個別のリスクとして捉えています。そのため、法人の「園外活動マニュアル」で規定されている人数に対し、より多くの職員を配置するとともに、職員教育を進めています。これらのリスクについては、職員会議や朝礼で周知しています。さらに、各クラスヒヤリハット毎月24件以上提出を目指しており、出されたヒヤリハット報告書は職員間で共有しています。

事故などが発生した際は、記録するとともに発生要因を会議で分析しています

災害や深刻な事故などに遭遇した場合に備え、大規模地震・新型コロナ感染症関連を想定した事業継続計画(BCP)を作成しています。復旧期間を2週間と定め、3日の防災備蓄品を備えています。危機管理の方法やBCPの内容については、職員会議において職員に伝えるとともに、事故・感染症・侵入・災害などが発生した際は、ヒヤリハット・園日誌・保健日誌・軽微事故・事故報告書などに記録しています。その上で発生要因を職員会議で分析するとともに、法人役員会などで危機管理の方法やBCPの内容の見直しを行っています。

個人情報は、個人情報保護規定に沿って適切に管理しています

情報の収集・利用・保管・廃棄については、個人情報保護規定で定め、その内容については、職員会議により職員に伝えています。また、職員誓約書を取り交わして情報管理や文書管理の遵守を求めています。そのほか、個人情報や機密性の高い情報を含む文書は、事務所のキャビネットに保管するとともに、電子データにはパスワード設定するなどのアクセス制限を設けています。そのほか、個人情報の利用目的や開示請求の方法については、重要事項説明書に明示しています。

1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
  • 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
  • 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
  • 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
  • リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
  • 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
  • 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
  • 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
  • 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
  • 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
職員の採用は、専用ホームページなどを活用しながら行っています

職員の採用に際して、求人専用ホームページや求人エージェントを活用するなど、求職者の応募を促す工夫をしています。なお、キャリアパスシートは、5階層で設定しており、入職時や個人面談で職員に伝えています。また、人材育成の方針や方法は、人財育成マニュアルに明示しています。そのほか、キャリアパスシートに記載した新人研修の具体例として新入社員研修を、リーダー職員研修の具体例としてコーチング研修を設定しています。職員が受講した研修内容は、復命書に記録し、復命書回覧または職員会議により、他の職員と共有しています。

職員の意向や経験を個人面談などで把握し、研修計画に反映させています

全職員対象の研修計画を事業計画書に、職種別の研修計画を職員別研修計画表に明示しています。なお、非常勤職員は、正規職員向け研修計画から抜粋して作成しています。個人別の育成計画を作成するにあたり、職員の意向や経験を個人面談で確認し作成しています。また、育成の成果については個人面談で確認するとともに、目標管理シートに記録しています。そのほか、保育の質向上とチームワーク向上を目的とした2つのプロジェクトを発足し、クラスを超えて語り合う10分ミーティングや、子どもの成長を切り取りながら語り合う場面を設定しています。

職員と共に保育を見て、感じて、考える環境の整備を目指しています

職員の育成と評価は、人事考課シート・目標管理シートを参考にしながら、年4回の面談や毎月の追跡シートでの確認などにより行っています。また、有給休暇の取得率を高めるために、有給休暇取得義務説明や希望調査、出産・育児休暇の取得を促進するために、出産予定者への制度説明を行っています。そのほか、園は承認文化を根付かせることを重視しており、職員と共に保育を見て、感じて、考える環境の整備を目指しています。具体的な取り組みの一例として、園長は午前中は椅子に座らず保育室内をラウンドしていることが挙げられます。

1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
  • 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
  • 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
  • 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
  • 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
  • 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
  • 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

前年度において、「入所率100%」を重要課題の一つと掲げていました。その背景として、近隣に認可保育園が開設したことが挙げられます。そのような課題に対して「SNSによる広報を毎週1回掲載」することを目標として掲げていました。そこで、SNS担当者を配置するとともに、予算として10万円を計上し計画を立てました。結果は、SNS投稿率20%増となり、目標の達成度を80%と自己評価しています。そのような結果に至ったのは、ホームページを通して広報が強化されていることが要因であると考えており、今後さらに成果を高めていくために情報発信強化に取り組む方針です。今年度の目標として、SNS毎日投稿を掲げています。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

分園が立地的に厳しい環境でオープンしただけでなく、本園においても開設当初、入所率70%前後という状況でした。加えて、待機児児童の減少や、近隣に保育園の新規設立などがあったため、園は選ばれる保育園を目指し、情報発信強化を目的として取り組んでいます。新たなSNSによる情報発信を週1回以上行う事を目的に活動した結果、入所率80%(本園)と10ポイント上昇させることに成功しています。また見学者からSNSを見たという声も聞かれ、効果を実感することができています。今後は週1回の更新を毎日更新に増加させることを計画しており、さらなる情報発信が期待されます。

2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

前年度において、「保育の質向上」を重要課題の一つと掲げていました。その背景として、保育士のスキルや経験にばらつきがあったことが挙げられます。そのような課題に対して「職員のカリキュラム達成度100%」を目標として掲げていました。そこで、法人のカリキュラムの見える化を柱として、計画を立てました。その際、年齢別の交流保育の充実や研修をするなどの工夫を取り入れました。そうした取り組みにより、結果は、カリキュラム達成度90%となりました。また、付随的に職員の共通ワードが増えたなどの成果も上がりました。目標の達成度を、90%と自己評価しています。そのような結果に至ったのは、必須カリキュラムの可視化ができたからであると考えており、今後さらに成果を高めていくために研修制度の充実などに取り組む方針です。今年度の目標として、法人カリキュラムの深堀理解を掲げ、新たに職員会議でのリマインドにも取り組もうとしています。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

開設間もない園のため、職員のスキル向上を基盤とした保育の質の担保に取り組んでいます。保育の質向上を目的としたプロジェクトを発足し、会議の中でモデル保育士のポイントを毎月伝えるとともに、法人の実施している保育カリキュラムの浸透を図りました。法人研修カリキュラムを事務所内に掲示し自身の達成状況をチェックすることで見える化に取り組んでいます。また、エリア内でのオンラインで交流保育を行い、記録動画を用いて自身の保育を振り返る機会を設けました。頻度の高い説明や、系列園と連携したこれらの多様なアプローチは効果的だったと考えられます。園も効果を実感しており、より発展した取り組みを計画しています。

サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
ホームページに写真や動画を投稿するSNSを開設して最新の情報を発信しています

事業所の情報を提供する媒体として、法人が発行する保育園案内と園で独自に作成しているリーフレットを用意し、「保育理念・保育目標・デイリープログラム」について紹介しています。また、ホームページでは「園長あいさつ・保育理念・保育目標」を掲載するほか、インスタグラムなどのコンテンツを設けて最新の情報を発信しています。リーフレットは見やすくかつ持ち歩きしやすいように、ポケットサイズおよびカラー印刷で作成するなど工夫しています。利用希望者や地域住民は、市など関連機関のホームページからも園の情報を見ることができます。

見学時には保育理念と「7つの保育」を取り入れていることなどを説明しています

説明会や見学会は随時開催しており、主に園長または主任が案内を担当しています。その際、園内の見学や掲示物の閲覧などを通して、「ピアジェの構成論」に基づいた保育を実践し、その中で「生活する場面、流れる保育/ビッグブック/物と関わる遊び/自由遊び/グループタイム/カードゲーム/集団ゲーム」からなる「7つの保育」を取り入れていることなどについて説明しています。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
入園内定者に重要事項説明を届け、入園説明会で園での生活や保育の内容を伝えています

入園が決まった利用者には、重要事項説明を手渡しもしくは郵送にて届けています。また、2月下旬の入園説明会では、園での生活や保育の内容を伝えると同時に、保護者面談を実施して小さな事でも不安を解消できるように配慮しています。その際、サービス内容については重要事項説明で、プライバシーの保護については「SNS同意書」を用意して、同意確認を得ています。入園前の個人面談で把握した保護者の意向や要望については、「入園前面接シート」に記録し保管しています。

慣れ保育期間中は保護者とのコミュニケーションをより丁寧に図っています

サービスの開始に併せて 、子どもの健康状態を生活状況調査書により把握するとともに、入園前の生活状況について1週間分の記録の提出を求めています。また、子どもの不安やストレスが軽減されるように、2週間を目安に慣れ保育期間を設け、保育に対する理解や安心を深めるため、保護者とのコミュニケーションをより丁寧にとるようにしています。希望があれば、タオルやぬいぐるみなどの持ち込みを受け入れています。

退園時にはプレゼントを送り、その後も子どもへの支援が継続されるよう配慮しています

卒園前に退園や転園をする園児には、アルバム・植木鉢(チューリップ)をプレゼントしています。転園先には、必要に応じて児童票の写しを提供し、子どもへの支援が継続されるように情報を引き継いでいます。

1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
  • サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
  • サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
保育日誌などに子どもの様子を記録するとともに、児童票を毎月更新しています

子どもの心身状況や生活状況などを把握するため、0・1・2歳児においては保育日誌に子ども一人ひとりについての記録欄を設けるとともに、連絡帳を毎日取り交わしています。そのほか、申し送りノートも作成しています。個別の保育目標については「個人カリキュラム」に、家庭や保護者の個別のニーズや支援の方針は「家庭状況調査書・面談記録」に記録しています。それらの情報は、児童票を毎月更新しながら集約しています。

全体的な計画に基づき、年・月・週・日を単位とした指導計画を作成しています

全体的な計画に基づき、年・月・週・日を単位とした指導計画を作成しています。指導計画の作成にあたって、「子どもの情緒安定」などのニーズを把握するとともに、就学を控えた時期においては「生活身辺の自立・読み書き」のような視点を取り入れています。個別の指導計画は0・1・2歳児および特に支援を要する場合などを対象に作成しています。全体的な計画は保護者へ配付し、個別の指導計画については年1回の個人面談や随時必要に応じて説明を行っています。なお、指導計画を見直す際は、クラス会議・エリア会議で検討しています。

職員全体会議やプロジェクト会議、そして職員ミーティングなどで情報を共有しています

保育目標の達成状況や指導計画の推進状況を「プロジェクト会議・乳幼児会議」で評価しています。職員間で子どもに関する情報を共有するために、園長・主任・正規職員が参加して「職員全体会議」を月1回開催するほか、「クラス別会議」も月1回以上開催しています。そのほか、「3歳未満児会議・3歳以上児会議・4者管理者会議」なども開催しており、日々の子どもや保護者の状況については、毎日行う「職員ミーティング」で情報共有を図り、申し送りノートを各部屋のボックスに保管するようにしています。

1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
  • 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
  • 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
  • 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、作成、見直しをしている
  • 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
  • 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
  • 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している
  • 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 申し送り・引継ぎ等により、子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている
  • 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
  • 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
  • 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
  • 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
  • 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
  • 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】
    小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、援助している
【講評】
本園と分園のそれぞれの保育室において子どもが主体的に生活できるようにしています

本園は「住宅街の中に立地・2階建て・園庭あり」といった立地・設計になっています。一方、分園は「3階建ての乳児棟」といった設計になっています。それぞれの環境において子どもが主体的に活動できるように、「食事・着替え」などの生活目的や、「ままごと・絵本・廃材制作・アトリエ」などの遊びに応じたコーナーを設けています。特に本園では、子どもたちが保育室や廊下を自由に行き来でき、玩具や教材も自ら選択して使えるようにしています。

異年齢交流の機会や英語レッスンを取り入れ、子どもの経験の幅を広げています

0・1歳、2・3歳、4・5歳児間で異年齢交流を行っており、年上の子どもが年下の子どもの生活の手伝いをしています。一方、海外の文化に親しむことが出来るように「英語レッスン」を月3回取り入れています。さらに、国内各地の文化にふれる機会として、給食でご当地メニューを取り入れています。

職員の加配やパーソナルスペースの確保により個別のニーズに応じています

特別な配慮を必要とする子どもを受け入れる際、専任の職員を配置しています。また、児童発達支援センターと連携するほか、言語聴覚士の助言を受けながら適切な支援を心がけています。発達の過程で生じるかみつきなどについては、子どものパーソナルスペースを確保することで予防に努めています。トラブルが発生した際は「事故報告書・ヒヤリハット報告書」を作成し、職員会議で共有し再発防止策を検討しています。就学支援として、年長児が小学1年生による学校案内を受けるほか、保護者向けにクラス便りや個人懇談を通して情報を提供しています。

2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている
  • 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
  • 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
  • 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
  • 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
ドキュメンテーションの掲示や写真投稿用SNSの活用により保育の様子を伝えています

登園時には毎回保護者へお迎え時刻・体調・体温などを確認し、必要な内容については「朝meeting申し送り」として記録し職員間で共有しています。一方、降園時には保護者へ子どもの健康状態とともに当日のエピソードを伝えています。また、各クラスの活動写真および様子を記載した文書(ドキュメンテーション)を掲示するほか、写真や動画を投稿するSNSを更新することで日々の活動の様子を保護者と共有しています。

1歳の誕生日を機に便座に座る習慣を取り入れるなど生活習慣の自立を支援しています

子どもの発達段階に応じた支援の方法を「成長発達の目安」やデイリープログラムに示しています。具体的な取り組みとして、食事指導では「トング・れんげすくい遊び・箸遊び」を実施しています。そのほか、排泄指導として、1歳の誕生日を機に便座に座る習慣を取り入れています。また、「歯磨き指導集会」を実施しています。

就学に向けて午睡時間をなくすなど、成長に合わせて生活リズムを整えています

乳児の午睡時間は12時~14時30分、幼児の午睡時間は13時~14時30分と設定しています。午睡の際、0・1・2歳は布団、3・4・5歳はコットベッドを寝具として使用しています。なお、午睡時間に眠れない子がいた場合は各保育室内で静かに過ごすようにしています。また、5歳児クラスでは就学に向けて年明けから午睡時間をなくしています。

3.日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
  • 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
  • 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう援助している
  • 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉による伝え合いを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
  • 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
  • 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている
  • 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
主体性が発揮されるよう「グループタイム」など子ども同士話し合う機会を設けています

「Home~第二のお家」をテーマとして「ままごと・絵本・廃材制作・アトリエ」などの遊びのコーナーを設けています。また、集団活動として「グループタイム・リトミック・英語レッスン」を行っています。活動を通して主体性が発揮されるよう、「クッキング・グループタイム」などで子どもたち自身で話し合う機会を設けています。その際、職員は子どもの意見を尊重しながら、自分自身で気持ちのコントロールをできるよう支援しています。

「グループタイム・ビックブック・アトリエ」など多彩なプログラムを設けています

正しい言葉を学びながら自分の気持ちを表現する機会として、「グループタイム」でディスカッションの時間を設けています。音楽的な表現力は「音楽指導・歌遊び・リトミック」で、体を使った表現力は「運動遊び」を通して育んでいます。また、「ビックブック・ミニブック」を活用して言葉を使った表現力を、「アトリエ・廃材制作」を通じて絵画的な表現力を育んでいます。一方、自由な時間には子ども一人ひとりの意志を尊重できる場面作りに配慮しています。

園庭遊びや散歩を通じて、体を動かすとともに自然や生き物にふれています

園庭では、ボール・砂場・ままごとなどの遊びや活動を行っています。また、散歩に週1回程度出かけて公園や川沿いの道を訪れています。その途中で自然探索などをして過ごすとともに、野菜・お花・草などにふれたり、めだか・おたまじゃくしなどの生き物に出会ったりしています。

4.日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
  • 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
  • みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
  • 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
【講評】
「夏祭り・お店屋さんごっこ」などのプログラムを子どもたちが話し合って決めています

子どもの成長や保育の成果を発表する機会として「運動会・生活発表会・卒園式」を、季節や文化・伝承に親しむ機会として「こいのぼり・七夕・お月見・ハロウィン・クリスマス・お正月・節分・ひなまつり」などを行っています。行事への興味や関心を高めるためにストーリ―性を重視し、園全体で楽しめる内容となるよう工夫しています。みんなで協力しやり遂げることの喜びを味わえるよう、「夏祭り・お店屋さんごっこ」などのプログラムを子どもたちが話し合って決めています。そして行事の振り返りとして、絵日記を書く時間をとっています。

保護者参加の行事についてはアンケートを実施し、次開催の改善につなげています

行事の準備・実施にあたり保護者の理解や協力を得られるよう、年間行事予定表を3月(在園児)から4月(新入園児)に配布しています。また、行事ごとの目的を園便りや行事案内により伝えています。保護者が参加・見学できる行事として、「運動会・生活発表会」を開催するとともに、保護者が参加しない活動についても写真販売などによりその様子を伝えています。なお、参観日などの行事については、アンケートを実施して保護者の声に耳を傾けています。

誕生児が主役になって喜びを感じられるよう誕生会を開催し、プレゼントを贈っています

月例で誕生日会を実施し、誕生児のインタビューや職員の出し物などのプログラムで楽しめるようにしています。また、おやつをケーキに変えて提供するなどの工夫をしています。さらに、お誕生絵本・手形・写真をプレゼントするとともに、誕生日ワッペンを付けて誕生児が主役になって喜びを感じられるようにしています。

5.保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
  • 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
  • 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
落ち着いた雰囲気の園内で、個々の状態に応じた居場所を確保しています

子どもが安心してくつろげるように、園舎内の装飾など控えめにするとともに、木のおもちゃを充実させた環境を作っています。また、疲れた際に身体を休めることができるようにコットベッドを用意するほか、心身を落ち着ける必要がある場合は事務所内や廊下をパーソナルスペースとし、占有する机を配置するなどしています。

延長保育時間帯など子ども一人ひとりとスキンシップを多くとるようにしています

18時1分から19時を延長保育時間として設定しています。それに合わせて3歳児室での合同保育に移行し、同時間帯ならではの玩具として普段使わないブロックなどを用意しています。また、延長保育時間帯専任の職員体制を整え、子ども一人ひとりとスキンシップを多くとるようにしています。なお、補食は主におにぎりを提供をしています。

6.子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している
  • 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
  • メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
  • 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
  • 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
【講評】
給食に際して子どもが友だちと楽しんで食べられるような雰囲気作りに努めています

食事の環境は保育室と廊下を使って設定しています。コロナ禍では制限を設けることもありますが、通常であれば子どもが自由に席を決めています。職員は同じ給食を一緒に食べながら子どもを見守り、友だちと楽しんで食べられるような雰囲気作りに努めています。また、ガラス越しに給食室を覗ける設計にし、子どもと調理職員がコミュニケーションを図れるようにしています。

行事食やリクエストメニューを用意するなど工夫し、子どもの喫食状況を良くしています

給食の調理に際しては彩り良く、盛り付けを工夫しています。また、行事にちなんだ調理やキャラクターを象った盛り付けをしたり、リクエストメニューを提供したりすることで、子どもの喫食状況を良くしています。なお、からあげが人気のメニューとなっています。一方、食物アレルギーのある子どもに対しては、アレルゲンを含む食材を除去した食事を提供しています。その際、食物アレルギー対応マニュアルに沿って食事の席を固定するとともに、配膳する際は色付きのトレーを使用して誤食の防止に取り組んでいます。

0歳の頃から食材にふれ、5歳児クラスではミックスジュースなどを調理しています

食育活動では、「なす・ピーマン・トマト・枝豆・ジャガイモ・サツマイモ」などを栽培し、収穫した野菜を「ジャガイモたこ焼き」や「ポテトフライ」などに調理して食べています。また、調理体験や食材にふれる機会を0歳児クラスから設けて、豆乳バナナ作りや野菜の皮むきを経験しています。5歳児クラスになると、ミックスジュース・ホットケーキ・フルーツポンチなどを調理しています。そのほか、リクエストメニューの内容を5歳児クラスの子どもたちが考えるとともに、クリスマス会を催す際は昼食やおやつをバイキング形式で提供しています。

7.子どもが心身の健康を維持できるよう援助している
  • 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
  • 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
  • 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
【講評】
防災訓練や不審者対応訓練を通じて、子どもの健康や安全に対する意識を育んでいます

子どもが自身の健康や安全を意識できるよう、火災や津波を想定した防災訓練を毎月実施し、防災頭巾の被り方を指導したり、消火体験を実施しています。また、不審者対応訓練や交通安全指導も行っています。健康指導の際は手洗いの歌を取り入れるなど、関心を持てるようにしています。衛生士による歯磨き指導も行っています。さらに、子どもが参加して毎月園内で安全点検を行い、事故・怪我の防止につなげています。

定期健診により子どもの健康状態を把握するとともに、個別の状況に対応しています

子どもの健康状態を把握するため、内科医による0歳児健診を毎月、健康診断を年1回(6月)、および歯科健診を年2回実施しています。与薬は基本的に引き受けていませんが、アレルギー疾患・皮膚炎などの慢性疾患がある場合は、与薬依頼書の提出とともに薬を預かっています。

保護者の理解を得ながら、感染症やSIDSの流行・発生の予防に努めています

保護者と連携して子どもの健康維持に取り組むために、毎月保健だよりを発行し、健康管理や感染症対策の方法などを伝えています。また、感染症の流行やSIDSの発生を予防するために、職員に対して嘔吐処理や手洗いの方法を指導しています。感染症が発生した場合は、玄関の開示とメール配信を併用して保護者に情報提供しています。一方、SIDS対策として、午睡時には0歳児に対してはベビーセンサーを用いるとともに各クラス担任が視診を行い、午睡チェック表に記録しながら子どもの健康状態を確認しています。

8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
  • 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
  • 保護者同士が交流できる機会を設けている
  • 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
  • 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
  • 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している
【講評】
面談での意見交換により、子育ての考え方について互いの理解を深めています

個別シートにより子育てに関する保護者の価値観や就労状況を、参観日のアンケートにより日常のサービスに係る保護者の意向を、それぞれ確認しています。また、個別面談と学年面談を各年1回実施しています。その際、食事・睡眠時間・就学に向けた教育などのテーマで意見を交換し、子育ての考え方について互いの理解を深めています。

常時「自由参観」を受け入れるとともに、「クラス参観」の機会も設定しています

保護者と職員の信頼関係を深めるため、保護者対応の方法を職員会議や接遇研修で確認しつつ、送迎時の細やかなコミュニケーションを大切にしています。また、職員のことを知ってもらうために、職員紹介の掲示を行っています。一方、保育の考え方や実践の様子を見て知ってもらえるよう、年間を通じて「自由参観」を受け入れるとともに、「クラス参観」の機会を年2回設定しています。

9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
  • 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
  • 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
職場体験の生徒に絵本の読み聞かせや配膳の手伝いなどをしてもらっています

子どもが地域とふれあう機会として、老人ホームとの交流を計画しています。また、職場体験を受け入れる際には、保育補助体験のほか絵本の読み聞かせや配膳の手伝いなどをしてもらっています。今後は、児童館や図書館の活用を図りたいと考えています。

【講評】
子どものプライバシーと尊厳を尊重する仕組みと環境を整えています

個人情報について入園説明会・重要事項説明書で説明し、プライバシーの保護についてはSNS同意書で確認を得ています。突発的に個人情報を提供する必要が生じた際は、別途書面による同意確認を得ています。また、子どもの羞恥心に配慮し、着替えをする際にはパーテーションなどで目隠しをするとともに、5歳児クラスでは男女に分かれて着替えを行い、着脱時に全裸にならない・タオルを使用することを指導しています。オムツの交換に際しても、他児の目が届かない場所で行うようにしています。

アンケートなどで把握した子どもと保護者の価値観に個別に対応しています

子ども一人ひとりを尊重する姿勢を「子どもの権利マニュアル」に示すとともに、職員会議の中で人権に対する理解を促しています。また、子どもの気持ちに寄り添う方法について、園だよりを通じて保護者と共有しています。そのほか、参観日のアンケートなどで把握した子どもと保護者の価値観(「子どもの生活リズム・保護者の生活リズム・子どもの意思を尊重した食習慣・水分補給」などについて、個別に対応しています。

虐待や育児困難などの事案に適切に対応できるよう、職員会議や研修で学んでいます

虐待や育児困難などの事案について、「虐待防止マニュアル」に則って対応することとしています。また、課題に気づいた際に適切な対応を図れるよう、職員会議や園内研修のほか、自治体や専門機関が主催する研修に参加しています。そのほか、虐待に関連するニュースが報道された際は、職員会議に際してポイントを説明して意識を高く持つよう促しています。

1.子どものプライバシー保護を徹底している
  • 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
  • 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
  • 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
  • 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
  • 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
運営マニュアルやハンドブックを職員全体で共有し、理解や履行の状況を把握しています

業務の標準化を図るため、法人全体で「運営マニュアル・アレルギーマニュアル」を共有するとともに、園で独自に「お散歩マニュアル」を作成しています。また、職員一人ひとりに「保育実践ハンドブック」を配布し、職員会議などでマニュアルに対する理解の普及を図っています。それらの履行や理解の状況について主にエリアマネージャーが確認するとともに、定期的に内部監査を実施しています。その上で、必要な際は理事会での決議によりマニュアルを見直しています。直近では、「戸外散歩の充実・レインコート置き場」などの項目について見直しました。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている

事業者のコメント

このセクションは事業者によって更新される情報です。

評価情報

【評価実施期間】

2022年7月1日~2023年3月31日

【評価者修了者No】

H0601051,H2001058,H1801008,H2101004

評価結果のダウンロード

本ページの内容をPDFファイル形式でダウンロードできます。

評価結果全体版PDF 評価結果概要版PDF