評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
・温かい家庭的な雰囲気の中で、乳幼児の個性や環境差に十分心を配り、心身ともに調和のとれた人間性豊かな芽を育む
・集団生活の中で他を思いやる心を育て、自然や社会に目を向けさせ、感謝の心を培う
・地域に開かれた保育園でありたい
・法令順守
・保護者とともに子どもを育てていく
職員に求めている人材像や役割
乳幼児の個性や環境差に十分心を配り、心身ともに調和の取れた人間性豊かな芽を育む。他を思い遣る心を育て自然や社会に目を向け感謝の心を培う。このことを常に念頭に置き自分の課せられている立場で他の職員と協力し合い利用者の期待に応える。
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
自ら学んできたことに自信を持ち、利用者へ最善の努力を惜しまず提供する。共に働く仲間と協力し合い、さらに学びあい、時には利用者を鏡にして自分の仕事に誇りをもって遂行してほしい。
全体の評価講評
特によいと思う点
園のコンセプトとして「1・2歳児からのたてわり保育」と「モンテッソーリ教育」に取り組み、日々一人ひとりの子どもの様子に合わせた保育を実践しています。室内は静と動の遊びを分けた活動が出来るように玩具棚などを活用してコーナー分けしています。モンテッソーリ教育を取り入れることで、年齢に合わせた教材を効果的且つ種類別に配置し、子どもが好きな教材を選んで一定期間遊び込める環境を整えています。1・2歳児からモンテッソーリ教育を取り入れることで、互いの遊びを保障し、落ちついて遊ぶ姿が見られています。
コロナ禍ではありましたが、感染症対策を講じて出来る限り子どもの活動を計画し実行しています。行事では季節を感じ取れるものから成長を感じられるものまで、当日までの過程も大切に取り組み、達成感を味わえるように行いました。5歳児のお泊り保育はできませんでしたが、夕食を共にし、キャンプファイヤーを楽しみました。食へ関心が持てるような野菜の栽培やクッキング、健康や安全に関心が持てるような看護師からの話、警察官による交通安全教室などを行い、園での子どもの生活が豊かに変化し、潤いを持たせるように工夫しています。
当園は昭和28年4月に開園し、長年地域の自治会に参加したり、行事に参加したりして交流を深めています。また、園の用具を自治会に貸し出すなどして協力関係を築いています。コロナ禍においても、地域の老人クラブの高齢者数名と園児が年2回バス旅行で近隣の農業施設に行き、芋の苗植えと芋掘りの収穫体験をしました。子育て支援の「わくわく広場」ではマスク着用など感染症対策をしながら、地域の親子が同じ年齢の園児のクラスに入り、親子で保育所体験をしています。また近隣の3校の中学校から10名の職場体験の生徒を受け入れました。
さらなる改善が望まれる点
保護者参加の行事「体操の日(0歳児~の運動会)、リズム発表会(3~5歳児)」は、年齢ごとの入れ替え制でしたが、保護者に子どもの成長した姿を見てもらう機会となりました。日常の様子は連絡帳への記入やホームページで写真とともに配信しています。また動画(「敬老の日の集い」でも園に招待できなかったので歌を歌って動画配信しました)での配信も始め、保護者に伝えています。園ではITC化の導入を検討しており、アンケートでも「リアルタイムで様子が知りたい」との意見があったことから、今後に期待ができます。
全職員を対象とした自己評価調査では、リーダー層の約8割が「職員の意欲や働き甲斐向上」に取り組んでいると回答したのに対して、一般職員の肯定回答は2割でした。「職員間の良好な人間関係構築」の取り組みについても、リーダー層の約90%が肯定回答に対して、一般職員は25%と大きな開きがありました。園はコロナ禍で職員間の親睦の機会がなかったことが主な要因と分析しています。調査の自由記述には経営層との意見交換や職種を超えた交流を望むコメントがありましたので、コミュニケーションの機会を促進するさらなる取り組みを期待します。
保育園の運営について、全職員と理解の共有を図る必要性があると認められます。職員自己評価の結果、特に「事業環境の分析」と「事業計画の周知」について、「できている」と回答する割合が低くなっています。理解を共有し、推進力を得ていくことが必要であると思われます。一方、マニュアル類の更新が滞っていると自己評価しています。今後、医療的ケア児の保育を行う可能性もある中、新たな学びを進めようとしていますが、そのような新たに必要となる手続きやスキルを含めて、マニュアルを見直していくことが期待されます。
事業者が特に力を入れている取り組み
イタリア人のモンテッソーリ女史の精神を取り入れた教育を特色としています。モンテッソーリ教育を教えたり指導したりするためには専門の教員資格が必要です。職員の約半数はモンテッソーリ教育の資格取得者です。資格取得のためには2年間の受講期間があり、運営法人は資格取得に要する受講費用の半額を負担して、資格を取得しやすい環境整備をしています。なお、現在は2名が受講中です。園は全職員の資格取得を目標としています。また、職員の採用にあたり、モンテッソーリ教育に興味のある応募者を優先的に採用しています。
食育への取り組みとして毎月「食育会議」を開催し、活動に対する目的を決めています。年齢ごとに「食育計画」に沿って食のマナーや野菜の栽培、クッキングなどに、コロナ禍ではありましたが感染症対策を十分に講じて取り組み、食への関心を深めています。献立の食材に対しての子どもの疑問に応えるために、実際の食材に触れる機会や果物の銘柄によっての食べ比べ、透明な炊飯器で炊きあがるお米を観察する機会を設けました。子どもはこれらの経験を通して苦手な食べ物も食べられられるようになるなど、保護者も驚きの声を上げています。
保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みとして、連絡帳や送迎時の会話、個人面談、懇談会などで、子どもの成長や保育内容を伝えるなど、コミュニケーションをとることを大切にしています。また、行事後には意見や要望を聞き取り、出来る限り保育に反映できるように検討しています。ただし、コロナ禍にあって、保護者と職員間のコミュニケーションも以前に比べ取りにくくなっていると感じています。特に、指導計画を丁寧に伝えることが出来ていなかった点について、工夫しながら手段を改善したいと考えています。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:調査対象は、在園児の保護者全員を対象とし、複数のお子さんが通っている場合は最年少児について、1世帯1回答のご回答をいただきました。
[調査対象世帯数:90世帯(在園児113名)] - 調査方法:アンケート方式
園より保護者全員に調査票を配布して頂きました。回収については、評価機関への郵送、または園内に設置した回収箱への投函により提出して頂くようにしました。 - 有効回答者数/利用者家族総数:47/90(回答率 52.2% )
「現在利用している保育園を総合的にみて、どのように感じていらっしゃいますか」との質問に対して、「大変満足」29.8%、「満足」53.2%、「大変満足」と「満足」を合わせて83%の回答率となっています。「どちらともいえない」10.6%、「不満」6.4%、「大変不満」0%、無回答が0%でした。園のサービスに対する保護者の満足度が高いことが確認されました。ただし、回収率が52.2%にとどまっており、半数近い利用者の意見が反映されていません。個別設問では、問2「お子さんは、園での活動に興味や関心を示し、学びや遊びを楽しんでいるように見えますか?」について「はい」の回答率が95.7%で最も高く、問17「園の対応に不満を感じたとき、役所や第三者委員など園外の機関や窓口に相談できる仕組みがあると説明を受けたことがありますか?」では「はい」の回答率が46.8%と最も低くなっています。
アンケート結果
1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の87.2%を占め、「どちらともいえない」が12.8%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。
2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の95.7%を占め、「どちらともいえない」が4.3%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。
3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の91.5%を占め、「どちらともいえない」が8.5%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。
4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の63.8%を占め、「どちらともいえない」が23.4%、「いいえ」が12.8%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、コロナ禍の影響と理解を示しつつも、戸外活動の機会について改善を期待する声が多く寄せられました。
5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の55.3%を占め、「どちらともいえない」が17%、「いいえ」が8.5%、「無回答+非該当」は19.1%という結果でした。自由記述では、保育時間変更への柔軟な対応について満足を示す声が複数寄せられました。
6.安全対策が十分取られていると思うか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の66%を占め、「どちらともいえない」が34%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。
7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か
この項目では、「はい」と答えた方が全体の66%を占め、「どちらともいえない」が25.5%、「いいえ」が6.4%、「無回答+非該当」は2.1%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。
8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の59.6%を占め、「どちらともいえない」が27.7%、「いいえ」が12.8%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、職員とのコミュニケーションの取りやすさについて満足を示す声が複数寄せられました。
9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の85.1%を占め、「どちらともいえない」が8.5%、「いいえ」が2.1%、「無回答+非該当」は4.3%という結果でした。
10.職員の接遇・態度は適切か
この項目では、「はい」と答えた方が全体の93.6%を占め、「どちらともいえない」が6.4%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。
11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の80.9%を占め、「どちらともいえない」が14.9%、「いいえ」が4.3%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。
12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の66%を占め、「どちらともいえない」が25.5%、「いいえ」が4.3%、「無回答+非該当」は4.3%という結果でした。
13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の83%を占め、「どちらともいえない」が17%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。
14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の83%を占め、「どちらともいえない」が12.8%、「いいえ」が2.1%、「無回答+非該当」は2.1%という結果でした。
15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の66%を占め、「どちらともいえない」が25.5%、「いいえ」が8.5%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。
16.利用者の不満や要望は対応されているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の66%を占め、「どちらともいえない」が17%、「いいえ」が6.4%、「無回答+非該当」は10.6%という結果でした。
17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の46.8%を占め、「どちらともいえない」が14.9%、「いいえ」が29.8%、「無回答+非該当」は8.5%という結果でした。
組織マネジメント分析結果
◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合は
で、実施できていない場合は
で表しています。
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
- 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
- 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
- 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
送迎時のやり取りで利用者のニーズの把握に努めています
例年行事後に保護者アンケートを実施して利用者の意向の把握に努めていますが、今年度は行事が中止または縮小されたためアンケートは実施されていません。そのため送迎時の保護者とのやり取りなどで利用者のニーズを把握しています。職員の意向は、年2回の面談で職員から直接把握するほか、次年度の事業計画を策定する際に各クラスからの要望で把握します。経営層は市内の園長会や主任会、専門職は看護士会などの会合に参加して地域福祉の情報収集しています。加えて社会福祉協議会が発行する情報誌を購読して、行政や業界の動向の把握しています。
職員の意見を踏まえながら、単年度の事業計画を策定しています
園長は幼児クラスの環境を整える中・長期ビジョンを描いていますが、財源が課題となり園の中・長期計画として明文化されていません。単年度の事業計画の策定では、職員からの意見を反映させるなど職員の意向を踏まえて園長を中心に毎年2月に原案を作り、3月に策定しています。今年度の重点的な取り組みとして「コロナ禍で出来なかった行事などの活動を皆で協力して行う体制作り」としています。
年に2度、計画の振り返りを行っています。
大きな行事には係を設けて計画を推進しています。係は職員から意見を収集し、職員会議で共有しながら進捗状況に応じて見直しを行っています。全体的な振り返りは10月と3月に行っており、10月の振り返りでは、連絡会が年度後半に向けて見直し・修正を行います。3月の振り返りでは1年間を振り返り、課題を抽出して次年度につなげます。
1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
- 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
- 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
- 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
- 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
- 事業所の経営状況を把握・検討している
- 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
- 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
- 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
- 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
- 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
園は職員倫理規定を掲示して、職員にモラルやマナーの遵守を促しています
園は「職員倫理規定」を掲示し、保育に関わる職員としての自覚を促しています。新入研修では守るべきモラルやマナーについて周知し、主任が個別に順法などを説明しています。園の運営法人は法人の定款や財務内容、園の活動内容をホームページに公開して、地域社会に開かれた組織になるように取り組んでいます。ホームページの更新は副園長が担当しています。なお、近々ホームページのリニューアルを行う準備をしており、地域へのさらなる発信を目指しています。
自治体の講習を活用して、虐待防止の理解を深めています
「園のしおり」や掲示、入園説明会などで苦情解決制度を利用者に伝えています。例年、外部の相談先としての第三者委員について年度始めの保護者説明会で周知しています。担当が利用者から苦情などを把握した場合には、園長への報告や記録に残して他の職員と共有しています。また、年1回市主催の児童虐待防止の講演会に参加して、参加者が報告書を作成して職員と成果を共有するなど虐待への理解を深めています。虐待が疑われる場合には、写真撮影や保護者から話を聞くなど経過観察し、必要に応じて関係機関と連携して対応します。
地域の高齢者との交流を継続して行っています
主任を担当者として、保育補助の夏季学生ボランティアや実習生、職場体験の中学生を受け入れる体制を整えています。今年度は10名程度の中学生を受け入れました。また、地域の自治会に加入して地域行事などで交流を深めるほか、高齢者の団体と定期的に活動し、園児との触れ合いの機会を設けています。今年度は園児の戸外活動として、高齢者と一緒にバス旅行を行いました。その他、園長は市の福祉施設が加入している協議会や市の園長会など地域のネットワークに参加しています。
1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
- 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
- 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
- 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
- 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
- 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
- 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
- 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
- ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
- 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
- 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
- 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
散歩時の事故が優先順位の高いリスクです
園は職員の確保と散歩時の事故を最優先で対策に取り組んでいるリスクとしています。人材の確保については、養成校やハローワーク、知人の紹介などを活用しています。今後はさらにSNSの利用を検討しています。散歩時の事故対策では、園は交通量のある公道に面しているため、1クラス単位で行動し、3人の保育士が付き添って安全管理しています。その他、危機管理マニュアルを事務所に置いて職員はいつでも閲覧できるようになっています。
感染症対策では給食時の机の並べ方を工夫しています
大災害に備えて、事業継続計画(BCP)を策定しています。BCPには全体のイメージがフローチャートで分かりやすく示されています。不審者対策ではオートロック扉や防犯カメラ、警察と連携した訓練などの対策を行っています。園内で事故や軽微な怪我などが発生した場合は、職員に朝礼で伝えています。さらに事故報告書への記録やヒヤリハット報告で要因分析し、再発防止に努めています。感染症が発生した場合の対策では、看護士が感染状況を掲示して周知しています。コロナ対策では検温や消毒、給食時の机の並べ方を工夫しています。
電子データの漏えい防止のため、アクセス権限や対策ソフトを利用しています
個人情報の守秘義務について、職員やボランティア、実習生に誓約書の提出を求めて周知しています。また、経営層と専門職など各クラスにパソコンを配置しているため、アクセス権限を設定したり、セキュリティ対策ソフトを組み込んで情報漏洩を防止しています。また、個人情報が記載された書類は施錠付の書棚で管理しています。また、個人情報の取り扱いや利用目的を入園時に利用者に説明し、利用者から同意を得るようにしています。
1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
- 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
- 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
- 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
- リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
- 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
- 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
- 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
- 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
- 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
人材確保は保育士の母校(養成校)などで募集・採用しています
人材の確保は現職保育士の母校の養成校やハローワークなどで募集し、採用しています。加えてホームページのリニューアル後は、ホームページから応募出来るように計画しています。職員体制はパート職員の割合が高く、保育士職では約半数がパート職員です。人事に関する職員の意向は「希望調査表」で把握し、次年度の勤務継続の意思やどのクラス担当を希望するかを確認しています。園は本人の意向を考慮しながら、全体のバランスを考えてクラス担当を配置しています。配慮が必要な子どもも多いので、正規職員を基準以上に配置しています。
園内研修ではリーダー層がテーマを決めて行っています
キャリアパスシートを作成して、階層別の役割や求められる能力、経験年数などを明示しています。人材育成については、主任が年間研修計画を策定しています。園内研修はリーダー層が研修テーマを決め、全員を対象に行っています。さらに、職員を経験年数に応じて3階層に分けて、階層に対応した園外研修を実施しています。園外研修では保育の実践力を高める研修の他に、木育インストラクターの養成に力を入れています。自然との触れ合いを密にすることを狙いとして、職員が樹の種類を子どもに説明できることを期待しています。
休暇が取得しやすいように取り組んでいます
園長と職員は年2回面談を行いますが、評価と処遇が連動した人事評価制度を導入しておらず、報酬は年功序列に対応しています。働きやすい職場環境に向けた園の取り組みとして、主任が勤務シフトを柔軟に調整し、有給休暇を取りやすくしています。職員からは「有給休暇が取りやすい」など休暇取得について好意的な意見が多く見受けられました。さらに「チームチャレンジ」と命名された全員参加の勉強会を年4回実施し、職員の希望や提案を基にテーマを決めて、グループで話し合った結果をまとめて発表することでチームワークの促進に取り組んでいます。
1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
- 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
- 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
- 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
- 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
- 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
- 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
- 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
- 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
- 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
- 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
- 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
- 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
- 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
昨年度の重点的な取り組みとして、就学予定先の市立小学校が期待する児童像に沿ったレベルに園児を引き上げていくことを検討しました。その背景として、昨年度に地域ネットワークの幼・保・小連絡会で小学校(市)側から就学後はこんな事は出来て欲しいと要望されたことがあります。小学校の先生は昨年、市内の保育園を見学しました。市は就学後の園児への要望事項としてどのようなことを盛り込むかを検討していますが、どのような内容が盛り込まれるかが明確でないため、園は具体的な取り組みを行っていません。ただ、園として対応できるか疑問視しており、入学時までに園児全員を求められるレベルに引き上げることは難しいと感じています。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
就学予定先の小学校(市)が要望するレベルに園児をレベルアップすることを目標・課題としました。しかし、参加している幼・保・小の連絡会は開催頻度が年に1~2回のため具体的な内容が明らかになっておらず、いつ明らかになるかの時期も不明です。そのため、要望の内容が明らかになってから対応を検討したいと考えています。
2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
モンテッソーリ教育の精神を取り入れた保育を特色としているため、保育者全員がモンテッソーリ教育を指導するために必要な教員資格を取得することを目標にしています。昨年度から2名の職員が、資格取得に向けて2年間の受講期間で勉強中です。園(運営法人)が受講料の半額を負担して資格取得を支援しています。園は資格取得が子ども達の自主性を尊重して、自分で考え自分で行動する子どもに指導・育成することに役立つと考えています。入職後1~2年目は園が教育し、3年目以降の職員を対象にした職員の資格取得を引き続き支援していく方針です。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
保育者全員がモンテッソーリ教育の資格を取得することを目標に掲げて取り組んでいます。資格取得のための受講料を負担して無資格の保育者に受講を促す取り組みをしています。資格取得は職員の能力向上だけでなく、新しい視点・直近の教育法を資格取得者から習得できるメリットもありますので、継続的に資格取得を推進しています。職員採用では、モンテッソーリ教育に興味のある応募者を優先的に採用しています。園は入職後3年目以降の職員を派遣(受講場所は京都)しています。現在受講中の2名の職員は子育てが一段落した入職後7年目の職員です。
サービス分析結果
【講評】
園の情報は市や園のホームぺージの閲覧や市の情報冊子から入手することができます
園の情報は市や園のホームページの閲覧と昭島市で発行している情報冊子「昭島乳幼児支援制度案内」から入手することが出来ます。「昭島乳幼児支援制度案内」には所在地や電話番号のほか、園で実施している行事や地域子育て支援の案内が掲載され、市のホームページからダウンロードすることができます。区のホームページでは所在地や電話番号、定員、開所時間、マップが配信されており、園のホームページにアクセスできるようになっています。見学者(来園者)には園独自のパンフレットを配布し、必要な情報が広く発信されています。
園のホームページやパンフレットでは写真も活用し園の情報をわかりやすく伝えています
園のホームページには園の概要や保育理念、保育目標と、園で実施している保育事業、年齢別の1日の生活、行事などが配信されています。保育内容(事業)としてはモンテッソーリ教育についてや食育、専門講師を招いて取り組んでいる造形やリズム、体操などの指導、地域子育て支援「わくわく教室」)などを紹介しています。写真も活用し子どもたちの活動の様子も伝えています。来園者(見学者)向けのパンフレットには保育理念、目標のほか園で取り組んでいるたてわり保育を中心に、日常や行事の様子を写真とともに掲載しされています。
見学は見学日を設けて実施し、園が取り組んでいる保育内容などを説明しています
コロナ禍のため、前年度は見学者が園舎に入ることはできませんでしたが、今年度は見学日を決め、1日2家庭に限定して園内見学も実施しました。パンフレットをもとに園の保育姿勢や特色、保育理念、目標について説明しています。園の特色としては全クラスモンテッソーリ教育(個々の成長に合わせた教材を用いて「自主性」を育てるなど)を取り入れ、1・2歳児と3~5歳児がたてわりで過ごしていることなどを説明しています。また、よく質問される事柄はあらかじめ一覧にして配布し、そのほかの質問に応えられるように準備しています。
1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
- 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
個人面談で園の基本的なルールなどを丁寧に説明し、理解した旨の署名をもらっています
入園決定後、入園前健康診断や個人面談を実施し、園のしおりに沿って施設概要や保育理念、目標、基本的なルール、保育の特色、行事その他の取り組みなどを説明しています。個人面談は児童票や家庭状況表など書類を配付し、入園までに記入を依頼しています。記入の仕方について説明するとともに、子どもや保護者の現状や就労状況の確認をしています。今年度は全体説明会は実施しませんでしたが、個人面談で個々に丁寧な説明をし、説明後には『松原保育園のしおり』を理解した旨の署名をもらっています。
子どもや保護者の状況を考慮しながら「慣れ保育」を実施しています
個人面談で聞き取った入園までの子どもの家庭での状況(アレルギーの有無や既往症も含む)や保護者の意向は、職員会議で全職員で共有しています。園では見学時に「慣れ保育」を実施していることを説明しており、理解した上で入園できるように配慮しています。徐々に園生活に慣れることができるように、1週間を目途に慣れ保育期間を決めていますが、子どもや保護者の状況や希望を確認し、期間や長さを調整しています。園での子どもの様子は連絡帳への記載のほか、送迎時の会話で伝え、安心できるように努めています。
コロナ禍であっても、できる限り支援が継続できるように心を配っています
転園や退園をする子どもについては、クラスごとにお別れ会を催し、在園中の絵画などの作品集をプレゼントして別れを惜しんでいます。卒園する子どもに対しては保育所児童保育要録や就学支援シート(保護者の希望又は同意のもと)を就学先の小学校に送付しています。例年夏休みに「あつまれ1年生」として卒園生を招待し、食事を楽しみながら子ども達の現状を聞く機会を設けていましたがコロナ禍で中止しており、今後感染症が終息した折には再開する予定にしています。転園や退園、卒園後にも繋がりをもち、支援が継続できるように心を配っています。
1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
- サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
- サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
「全体的な計画」をもとに、園の目標や取り組みも視野に各指導計画を作成しています
年度末に「全体的な計画」を見直し、園の保育理念と保育目標、子どもの現状に合わせた内容に変更・加筆をしています。年間指導計画は「全体的な計画」をもとに年齢ごとの目標を立て、養護と教育の各領域を考慮して作成しています。月間指導計画では園の特色である「たて割保育」(1、2歳児と3~5歳児)、「モンテッソーリ教育」(子どもがやってみたいと思う環境を適切に用意)も含めて立案されています。クラスごと又は年齢ごとの活動は週案の中で表現され、活動の様子や子どもの状況は0~2歳児は毎日、3~5歳児は毎週日誌に記録しています。
子どもの成長の目安を互いに確認し、子育ての視点を共有できるように努めています
子どもの活動や発達状況は日誌や児童票(0・1歳児は毎月、2歳児は2ヶ月ごと、3~5歳児は年4回)に記録し、個別の計画作成に反映しています。なお、個別の計画は0~2歳児と支援を要する子どもについて作成しています。個人面談や連絡帳(0~2歳児と支援を要する子)や登降園時の会話を通して、一人ひとりの保育の目安について説明する機会を持ち、家庭での様子も確認しながら園での支援を説明しています。園での活動の様子は全体または個々に丁寧に伝え、子どもの発達や成長を共有し、共感できるように努めています。
指導計画や子どもの様子は全職員で共有し、支援に活用しています
全クラスの計画はパソコンの中に保管され、パスワードを持った職員はいつでも閲覧できるようになっています。月間や個別計画、日誌(個別日誌も含む)についてはクラス内で作成または記録され、支援を担当する職員間で共有しています。支援を要する子どもや気になるケースについては職員会議での報告と支援法方について検討されています。登園時の子どもの様子や保護者からの連絡、子どもの様子については、朝礼で報告し共有しています。朝礼の内容は「朝礼ノート」に記録され、各クラスごとの報告や出勤したら必ず閲覧し、全職員が共有しています。
1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
- 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
- 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
- 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、作成、見直しをしている
- 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
- 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
- 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している
- 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 申し送り・引継ぎ等により、子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている
- 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
- 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
- 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
- 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
- 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
- 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】
小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、援助している
【講評】
モンテッソーリ教材を設置し、子どもが「お仕事」に取り組める環境づくりをしています
子どもの全体的な姿は入園時の個人面談や送迎時の会話、連絡帳などで一人ひとりの子どもの発達の過程や生活環境を確認しています。室内環境としては全クラスモンテッソーリ教育を取り入れており、子どもの発達や状況に合わせた教材を玩具棚に整理し設置しています。子どもたちは好きな教材を自発的に選び、一定時間集中して取り組める(この時間を「お仕事」の時間と言います)空間づくりをしています。コロナ禍となり乳児クラスは登園時の入室をテラスから行なうようになったため、子どもの動線を考慮し、集中が途切れないように環境を整えました。
1、2歳児と3~5歳児は縦割りのクラス構成で日常的に異年齢で過ごしています
1、2歳児(2クラス)と3~5歳児(3クラス)は日常的に異年齢で過ごしており、関わり合いの中で互いを認め合い、年上の子への憧れや年下の子への思いやりの気持ちを育んでいます。年下の子は年上の子どもの「お仕事」を見ながら学び、様々な「お仕事」に挑戦しています。また、世界的なイベントの開催を通して他国を知ったり、絵本などで異文化に触れたりする機会をもっています。コロナ禍で小学生との交流は計画していても、感染者の増加などで中止になり思うように進みませんが、年明けには実現できるように調整しています。
子どもの状況や発達を考慮し、適切な支援ができるように配慮しています
統合保育に取り組む中で配慮が必要な子どもを受け入れ、日々の保育の中で一緒に過ごすことで、子ども同士理解して共に成長しています。年3~4回の巡回指導の中で市の指導員などによる助言をもとに保育に反映させています。発達の過程で生じる子ども同士のトラブルに対しては、幼児クラスはできるだけ相手に「言葉」で気持ちを伝えることができるよう、代弁などもしながら援助しています。また噛みつきなどを未然に防ぐために、適切な環境と職員配置を配慮しています。その子の特性をよく理解して、援助や見守りなど状況に応じた対応をしています。
2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている
- 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
- 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
- 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
- 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
園や家庭での様子は登降園時の会話や、連絡帳を直接やり取りし互いに確認しています
登園時に連絡帳(乳幼児ごとの様式)を受け取り、健康観察と共に、保護者から家庭での様子や体調などについて聞き取りをしています。朝保育の時間帯に保護者から伝えられた連絡事項は申し送り表に記載し、担任に申し送りをしています。特別なことは朝礼で全職員に伝えられています。降園時には連絡帳を活用するとともに担任や当番保育士が出来る限り直接保護者と会話し、子どもの様子を伝えています。行事や特別な活動では楽しく活動している様子が伝わるように、動画や写真を配信しています。
基本的生活習慣が身につくように子どもに合わせて保護者と連携して支援をしています
基本的な生活習慣を身に付ける大切さを保護者にも伝え、子どもの発達や一人ひとりの状況に合わせて支援をしています。基本的生活習慣の自立に向けた取り組み、は年度始めのクラス懇談会やおたよりなどで保護者に伝えています。1、2歳児のトイレは生活の流れの中で安心して行く事ができるように部屋の中に設置されています。1歳児は2歳児のいく様子を見て自然に身に付いていく環境になっています。着脱や箸についてはモンテッソーリの「お仕事」の中で身に付くようにしています。また、歯科検診時には看護師が正しい磨き方を伝えています。
午睡は休息と捉え一人ひとりの状況に合わせた入眠時間や長さ、環境に配慮しています
午睡は体を休める休息の時間として、年齢や健康状態、家庭での生活リズムを考慮し、一人ひとりの状況に合わせた入眠時間や長さ、時間帯を配慮しています。必要に応じて午前寝など横になれるように環境を整えています。早く目覚めた子どもは玄関ホールで絵本などを読みながら静かに過ごせる環境を整えています。5歳児の就学に向けての支援として、子どもの状況を考慮しながら、昼寝の時間をなくしています。午睡をなくした時の活動としては、机上遊びや園庭遊び、近隣の散歩、発表会の準備などをしています。
3.日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
- 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
- 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう援助している
- 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉による伝え合いを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
- 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
- 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている
- 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
子どもが自主的に活動できる環境づくりと無理のない集団活動をしています
室内は低い玩具棚を活用したコーナーを設置し、モンテッソーリ教材を年齢や発達に合わせて準備しています。子どものやりたい「お仕事」を選び、集中して取り組めるように時間と空間の保障をしています。教材は子どもたちが取り出しやすいよう整理され、子どもの状況や発達に合わせて入れ替えをしています。組み立てブロックなどの作品は期間を決めて保管し遊びの継続性にも配慮しています。子どもが集団活動に主体的に関われるように、異年齢保育の中での社会生活を学び、自ら関われるように援助し落ち着いて遊び込めるような環境作りをしています。
言葉に関する感覚を養い、造形や体操などの表現活動を取り入れています
乳児期から月齢に合わせて、保育士からの言葉がけや遊びの中で発語を促し、言葉のやり取りを楽しめるように援助しています。廊下や玄関ホールには絵本コーナーがあり、いつでも絵本に親しめるようにしています。外部講師による「造形指導」「リズム遊び」(歌や楽器でリズムを体で感じています)「体育指導」(鉄棒、マット、跳び箱、ボール)を取り入れ、いろいろな素材を使った表現や身体を使った表現活動を楽しんでいます。3~5歳児クラスでは様々な素材や道具を準備し、自由に作品を作れるようにしています。
園庭遊びや散歩などを通して季節の移り変わりを体感しています
園庭や散歩など、積極的に戸外遊びを取り入れています。園庭には美術大学生から寄贈された中がくりぬかれ、トンネルのようになった大きな木があり、子どもたちの恰好の遊び場になっています。近隣の緑豊かな公園では、季節の花や樹々の色づき、気温の変化などで季節の移り変わりを体感しています。また生息する昆虫の観察やドングリや落ち葉拾いを楽しみ、収集した自然物などを活用して作った作品を展示し、保護者にも季節を感じてもらっています。散歩についてはマニュアルが整備され、目的地までの危険個所や公園の様子を確認して出かけています。
4.日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
- 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
- みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
- 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
【講評】
行事は日常の中で取り組んだ活動を発展させ無理のない内容で実施しています
七夕や「体操の日」(3~5歳児運動会)、「リズム発表会」(クリスマス会)、豆まき、ひな祭りなど、伝承行事や成長を感じられる行事を行なっています。コロナ禍の為できなかった行事もありますが、感染症対策を講じて出来る限り実施できるように配慮しました。今年度の「体操の日」は0歳児から参加し、年齢ごとに入れ替え制で実施しました。3~5歳児は外部講師による体操指導をもとに構成した内容で、日常の活動を大切にした無理のない内容で取り組んでいます。リズム発表会も保護者参加で行ない、子どもの成長を共に感じています。
話し合いや協力して作る過程も大切にして、達成感を感じられるようにしています
「体操の日や「リズム発表会」への取り組みの中で、日々の子どもたちの状況を把握しながら子どもが主体的に楽しみ、取り組んでいけるように活動内容を考慮しています。日々の保育の中での運動遊びや、表現活動での演目、役、小道具決めと作成など当日までの過程も大切にして取り組んでいます。話し合いは5歳児が中心となって進められ、皆で協力し達成感が味わえるように援助しています。縦割りクラスでの生活で積み重ねてきた子どもの同士の関係も深まり、5歳児が中心となって活動する中で年長としての自覚と責任を育んでいます。
行事の実施にあたり、「年間行事予定表」などを配付し保護者の理解を得ています
年度始めに「年間行事予定表」を配付し、保護者参加の行事(体操の日、ふれあいの日など)に、日程調整など見通しを持って参加できるようにしています。保護者が参加する行事の前には案内の配付や掲示をして再度伝えています。取り組んでいる様子は、連絡帳やクラスだより、保護者が参加しない行事などは写真を添付して掲示して伝えています。行事を通して子どもの頑張っている姿や成長を共有しています。行事後には保護者から感想や意見を寄せてもらい、次回の活動に活かしています。
5.保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
- 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
- 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
日中の室内環境を整え気分転換も図りながら子どもが快適に過ごせるようにしています
長い保育時間の中でも、子どもが快適に過ごせるようにクラスごとに環境を整えています。クラスではモンテッソーリ教育に基いたコーナーが作られ、好きな教具や玩具を選んで落ち着いて遊べる空間を作っています。教具や玩具は取り出しやすく設置しています。コーナーには椅子やテーブルが置かれているほかマットなどを用いて、必要に応じて体を休める場所になっています。玄関の絵本コーナーは気分転換の場として活用され、クラスの中での活動に疲れた子どもが一人遊びを十分に楽しみ、満足してクラスに戻れるように配慮しています。
子どもの発達や状況、人数を考慮した保育形態での支援を実施しています
夕保育の基本的な形態は決まっていますが、合同については子どもの発達や状況、その日の出席人数なども考慮して実施し、安全に落ち着いて過ごせるようにしています。おやつ後16時から、3クラスに分かれていた3・4歳児がホールで一緒に過ごし、その後17時に5歳児が交流しています。0~2歳児は人数を考慮して、出来る限りクラス単位で過ごせるようにしています。人数が減ってきたら2クラスで過ごし、降園まで乳児と幼児は分かれて過ごしています。また担当職員はシフト制の正規職員と、補助として毎日同じ非常勤職員を配置しています。
6.子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している
- 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
- メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
- 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
- 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
【講評】
落ちついた食事環境を作り、食べる量を個別に調節し完食出来るようにしています
0~2歳児は生活の場とは分けた食事コーナーを設置し、小人数で食べるなど家庭的な雰囲気で食事が出来るようにしていす。3~5歳児は4人テーブルで好きな場所に座り、会話などを楽しみながら食事をしていましたが、コロナ禍のため現在は同じ方向を見て決まった場所に座り、入れ替え制で食事をしています。3~5歳児はコロナ禍前にはバイキング形式でしたが、現在は配膳を職員が行ない、食べる量は完食できるように担任が配慮をしています。会食はできませんが行事に合わせた室内装飾や音楽を流すなど雰囲気を感じられるようにしています。
栄養に配慮した献立で、行事食や食物アレルギーへ対応した給食も提供しています
給食は季節の食材を取り入れ栄養に配慮し、2週間サイクルで園の栄養士が献立を作成しています。調理職員は保育室を巡回して喫食状況を把握し、食育会議で1週目の状況を報告検討し次回に反映できるようにしています。会食はできませんが行事などの際のお楽しみ給食では野菜の型抜きや盛り付けを工夫して提供しています。宗教上の配慮のほか、食物アレルギーのある子どもについては、医師の指示書に基づき、除去又は代替え食を提供しています。配膳時には職員同士確認し、専用のトレイで配膳し、テーブルを別にするなど誤食の無いようにしています。
プランターでの野菜の栽培や収穫などを通して、食への関心を深めています
プランターでの野菜の栽培や収穫、クッキング保育などを行ない、食について関心を深める取り組みをしています。プランターではナスやキュウリ、小松菜などのほか個別にミニトマトを育て家に持ち帰りました。クッキングは蒸したさつまいもで型抜きをしてトースターで焼き、さつまいもチップをつくりました。炊飯体験として透明な炊飯器でお米を炊いて、炊きあがるお米を観察しました。また、リンゴとなしの食べ比べや1週目で出たきのこカレーのきのこはどれなど、子どもの疑問に応えるために2回目の提供の前に実際のきのこを見る機会も設けています。
7.子どもが心身の健康を維持できるよう援助している
- 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
- 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
- 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
【講評】
けがや病気を防止するため、避難訓練や看護師による保健指導を実施してます
けがを防止するため身の回りの危険について、毎日の保育の中や毎月の避難訓練を通して子どもに伝えています。計画的な交通安全指導を通して子供たちに正しい歩き方を伝え、年齢ごとに基本的なルールや約束事を守りながら、楽しく散歩に出かけられるようにしています。警察官による安全指導の機会も設けており、園庭に模擬信号機や横断歩道を設置して正しい歩き方を学んでいます。さらに看護師から話を聞く機会を設け、季節で流行する病気の話や手洗い、うがいと歯磨き指導を実施し、自身の健康について関心が持てるようにしています。
専門機関と連携し子どもの健康管理に努め緊急時に適切に対応できるように備えています
子どもの健康管理に努めるために専門機関と連携し、嘱託医による年2回の内科検診(0歳児は毎月)や年1回の歯科検診を実施しています。園では看護師が中心となり、保育士と共に子どもの健康観察を行なっています。与薬は基本的に行っていませんが、必要な子どもについては医師の指示書に従い、慢性疾患などについては行っています。アナフィラキシー緊急補助治療に使用する緊急用キットや自動体外除細動器(AED)の使い方については、研修への参加や3年ごとに講習を受け全職員が学び緊急時に備えています。
感染症については園内掲示や保健だよりなどで保護者に伝えています
保護者に対して感染症に関する情報を提供して予防に努めるために、子どもの病気や感染症について入園時に配付する園のしおりに記載されており、面談時に説明しています。園だよりやほけんだよりでは、季節で流行する病気や健康管理の方法などを保護者に伝えています。園内で感染症が発症した時には、発生状況を速やかに掲示し注意喚起しています。乳幼児突然死症候群(SIDS)については、入園時に保護者に説明し、園では午睡チェック(0~2歳児は5分おき、3~5歳児は10分おき)を全園児実施しています。
8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
- 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
- 保護者同士が交流できる機会を設けている
- 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
- 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
- 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している
【講評】
連絡帳や保護者との会話を通し、子どもの成長や保育内容を伝えています
保護者の子育てや就労など個々の事情に配慮するために、入園時に保護者の就労状況を聞き取り、個々の事情について把握しています。基本的な保育時間は、就労時間に基づき設定していますが、家庭の状況や交通事情などには柔軟に対応しています。保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みとして、連絡帳や送迎時の会話、個人面談、懇談会などで、子どもの成長や保育内容を伝えるなど、コミュニケーションをとることを大切にしています。また、行事後には意見や要望を聞き取り、出来る限り保育に反映できるように検討しています。
保護者同士の交流の機会と保護者と育児について共通認識を持つ機会を設けています
保護者同士が交流する機会としては、保護者参加の行事(親子遠足、七夕の集い、ふれあいの日など)や懇談会がありますが、コロナ禍の為実施が難しく、今年度は体操の日やリズム発表会など限られた機会となりました。子どもの発達や育児などについて保護者との共通認識を得る取り組みとしては、連絡帳のやり取りや送迎時の会話などがあります。出来る限り子どもの発達段階や現在の姿などについて伝え、接し方などの育児のポイントについて話すとともに、必要に応じて看護師や栄養士が健康と栄養について直接保護者と話しをする機会も設けています。
9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
- 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
- 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
地域資源を活用し多様な体験やに職員以外の人と交流する機会を持っています
地域資源を活用し、公園への散歩や高齢者との活動、警察官や消防官による交通安全指導と避難訓練指導など多様な体験や様々な人と交流する機会を設けています。園芸作業では苗植えや栽培、収穫などを一緒に行っています。また、シルバー人材の人には他市の農園へ芋ほりに電車で行く時に、見守りとして一緒に行ってもらいました。公園では掃除をしている人と顔なじみになり、亀の冬眠に必要な枯葉の提供を受けています。園からは感謝の気持ちを込めて勤労感謝の日に合わせてプレゼントを渡しました。また、実習生や職場体験の受け入れもしています。
【講評】
入園時に個人情報について同意を得るとともに、子どもの羞恥心に配慮しています
個人情報の取り扱いと利用目的については、入園時に紙面を配付して説明し同意(署名捺印)を得ています。入園時に確認した事柄以外に必要になった時にはその都度同意を得る体制を整えています。子どもの羞恥心への配慮としては、おむつ交換や着替えの場所を決めています。トイレは年齢に合わせてドアを設置しています。プール遊びの際には周りを囲い、外部から見えないようにしています。シャワーも見えない場所で行い、着替えは部屋で行っています。尚、今年度のプール遊びは感染症対策の為、小人数のグループで交代制で実施しました。
園の理念や目標に沿って子どもを尊重した支援を心がけています
園の保育理念や目標に沿い「モンテッソーリ教育」を保育に取り入れ、子どもの興味や発達を理解し、適切な環境を整え、子どもを尊重した支援を心がけています。人権については外部研修に参加し、内容を共有して理解を深めています。保育の中では肯定的(同意)な言葉がけ(立たないで→座っててなど)を職員間で確認しています。春と秋(冬)の年2回「自己評価表」で自らを振り返る機会を設け、適切な対応が出来るように心がけています。子どもや保護者の価値観については入園時や会話などを通して把握し、できる限り尊重できるように配慮しています。
外部研修に参加し虐待について理解を深め、適切に対応する体制が整えられています
虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて理解を深めるために、都や市で案内している研修や講演会へ参加し、全体職員会議などで報告して全職員で理解を深めています。園で作成した「虐待マニュアル」にはチェックリストがあり、子どもの身体的特徴や周囲の環境、保護者の態度からも虐待を発見できるようにしています。また、職員による不適切な対応にも意識を向けられるように、互いに声を掛け合える環境作りをしています。虐待の疑いが見られた時には「虐待マニュアル」に従い、子育て支援センターなど関係機関と連携する体制が整えられています。
1.子どものプライバシー保護を徹底している
- 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
- 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
- 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
- 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
- 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
マニュアルの充実を図り、更なる業務の標準化に期待しています
危機管理や食中毒対策、衛生、新入児面接、早番・遅番、虐待対応などのマニュアルが整備され事務所に保管されており、職員は分からないことが起きた場合や手順に疑問が生じた時などに活用し、基本事項を確認しています。コロナ対応については職員会議で話し合いを重ね、現状に応じたより良い対応方法を職員間で確認しています。手順については会議録に記録されており、内容は必要に応じて検討され、変更しています。マニュアルについては今後さらなる精査が必要であると園でも感じているところですが、業務の標準化に向けた取り組みは評価できます。
手順の見直しと保護者や職員の意見も反映しサービスの向上に努めています
マニュアルや手順は必要に応じてその都度見直し、現状に合わせて改善しています。保護者の要望や意見は連絡帳や送迎時の会話、行事アンケートなどを実施して寄せてもらい、出来る限り保育に反映できるように職員間で検討しています。職員からの意見も積極的に吸い上げ、園の運営に反映しています。一例として今年度は「おもちゃ除菌収納ボックス」を購入し、通常の除菌をしにくい玩具の除菌ができるようにしました。現状に合わせた取り組みにより、業務の一定水準を確保しサービス向上に努めています。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている
事業者のコメント
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評価情報
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【講評】
園の特色であるモンテッソーリ教育を利用者への配付物に明記して周知しています
イタリアのモンテッソーリ女史の精神を取り入れた教育を特色としています。経営層は年度始めの職員会議で保育理念や保育目標などを職員に話して、理解を深めるようにしています。継続的に数名の職員が園外でモンテッソーリ教育の資格取得研修を受講して、理解を深めています。利用者には、例年園長が新入園児説明会や保護者説明会で理念などを伝えており、モンテッソーリ教育が明記されている「園のしおり」を配付しています。
法人理事長は激励メッセージを発信して職員のやる気向上に取り組んでいます
園の運営規程には経営層の職務内容が明記されており、園長は「経営及び運営全般を所掌し、業務を統括する」、副園長は「園長を補佐し、園内諸業務に従事する」と規定されています。園長は職員会議で自らの役割と責任を職員に伝え、率先して他の職員の範として行動し、モンテッソーリ教育を取り入れた自主性を尊重した保育の実践で園をリードしています。法人理事長は職員に激励メッセージを発信して、職員のやる気向上に努めています。
保育業務に係わる案件は連絡会で検討され、職員会議で決定される手順です
園舎の増改築や選択定年制の導入など、園の経営に大きく影響する重要案件は理事会で決定します。保育業務に関わる案件は連絡会で検討し、職員会議で決定します。連絡会は園長、副園長、主任の経営層と各クラスの代表者の合議機関として機能しています。会議での決定事項は職員のスマートフォンにメールを配信して周知します。最近の連絡会で検討・決定した重要案件にはコロナ禍による行事の中止や内容の見直しに関連した事例があります。保護者には園だより、クラスだより、スマートフォンメールで重要案件を周知します。