評価結果

標準の評価

基本情報

【事業所名称】

麻布十番ちとせ保育園

【サービス種別】

認可保育所

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

①HOME かかわるすべての人にとって心安らぐ場所~HOME~でありたい 
②「考えさせるを考える」というキーワードの下に子どもたち一人一人の自律性を育む保育を行う 
③保護者が安心して子育てを楽しめる支援を行っていく 
④地域との積極的な交流を持ちながら地域に根ざす保育園運営を行っていく

職員に求めている人材像や役割

〇子どもを愛し、尊重し、大切にできる人材 
〇法人の保育理念を前向きに理解しようとし、主体的に職務を果たすことに努められる人材 
〇保育園を一つのチームとして考え、チームワークの重要性を理解できている人材 

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

〇すべての子どもにとって安心して気持ちや思いを伝えられる存在であること 
〇子どもの姿や発達を成長過程の段階として肯定的にとらえ、適切な援助を模索する姿勢を持っていること 
〇「自律性」を育むために子どもたちが選んだり、考えたりする場面が重要であることを理解・共感していること

全体の評価講評

特によいと思う点

本園の設計や内装、クラス名・クラスカラーの設定についても現園長の要望が反映されており、独自の印象を与えるものになっています。また、給食室の中を見渡せるようピクチャーウインドーの設計を取り入れています。そのような環境で保育を実践するにあたり、園独自に「麻布十番ちとせマニュアル」を作成して業務の標準化を図っています。法人としてまとめているマニュアルから抽出した重要度の高い情報を、園長自らイラストや図解を加えて手書きで書き起こすことで、職員に対するメッセージを前面に押し出しています。

グループタイムにおいて、子どもたち自身で話し合う機会を持つとともに、職員は子どものアイデアを受け止め見守るよう配慮しています。例として、0歳児では絵本を読むことやそれに準じて名前の点呼や手遊びを行うほか、3歳児ではビックブックを導入し、内容についてのディスカッションや当日のカリキュラムについて子どもからの提案も受け入れています。このような取り組みを通して、法人の保育方針である「『考えさせるを考える』というキーワードの下に子どもたち一人一人の自律性を育む保育を行う」を実現しています。

食育活動に注力しています。給食室の設計は子どもが給食を調理する様子を見たり、料理のにおいをかいだりすることが出来るようになっており、食事が楽しみになるようにしています。また、ランチルームを利用して楽しい雰囲気で食事を出来るようにしています。食育活動は園内でのピーマン・トマト・きゅうり・なす・きのこなどの栽培を経験しています。行事食では特別な盛り付けやバイキングスタイルでの提供も行っています。そのほか、味噌作りを体験したり、調理保育をする際はスーパーへの食材の買い出しから進めています。

さらなる改善が望まれる点

ホームページに園だよりを掲載するとともに写真共有アプリを活用したコンテンツを設けています。また、園のリーフレットについて、地域柄外国籍の利用者がおり、外国語のパンフレットや入園案内の作成を進めています。そのリーフレットについて、図書館に設置を依頼することを検討しています。一方、園が地域と交流する機会として、ハロウィンの際に警察・交番・商店街をラリー形式で訪問したり、勤労感謝のお礼を届けたりしています。今後は商店街主催の「かかし祭り」への参加を検討しています。地域に根付き、園のPRを高めようとしています。

地域貢献の取り組みとして、子育て支援事業「みんなのひろば」を毎月実施しています。みんなのひろばでは、リトミック・絵本の読み聞かせ・離乳食講座などを企画し、園舎前の掲示版へのチラシ掲示やSNS(写真共有アプリ)により周知しています。また、地域情報の収集を行う中で、消防署のイベント参加のお誘いを受ける事もあり、少しずつ地域で交流する機会が増えています。今後は、現在実施できていない町会・商店街との交流や、近隣園との合同散歩・合同イベントを行う事で、地域との繋がりをさらに強化していきたいと考えています。

回収率が50%に達していないものの、「日々の活動や教育などのプログラム」「学びや遊びを楽しんでいる」「昼食・おやつなどの給食」「職員との信頼関係」など17ある設問のうち6つの項目で「はい」の回答率が100%という結果になりました。一方で、職員の自己評価において、「人材構成・キャリアパス・人事考課・働きがい」などについて、現状の取り組みに対する自己評価の結果が低くなっています。利用者の満足度が高い背景を職員が理解し、その維持に努めていくために、職員の自己肯定感を高めていくことが期待されます。

事業者が特に力を入れている取り組み

新型コロナ感染症や都市直下型地震に備えたBCP計画を立案・更新しています。感染症については、港区コロナウイルスガイドラインに沿いながらも、可能な範囲で対策する内容の検討・見直しを行っています。また、事故報告については、園の看護師やフリーの保育士を含む安全係による分析を行っています。この記録は回覧すると共にファイリングし、職員会議および毎日の昼礼で情報共有しています。

園舎は、植物の芽生えから成長をテーマとして園長自ら設計に携わっています。保育室入口はアーチ型に、天井を高くするなど開放的な作りにしています。そのような園舎内において、保育室では「ピアジェの構成論」に基づいて、遊具の配置や遊びのコーナーを設定しています。また、着替え指導として個人のロッカースペースとは別に、当日1回分の着替えセットを入れる箱を用意し、子ども自身で着替えを進めれられるようにしています。さらに、3・4歳児クラスでは縦割り保育を行っています。理念と目的に合わせた環境整備に努めています。

開設から3年、保護者に園を知ってもらうことに注力してきました。ただし、コロナ禍での運営が続き、保護者が集まる機会や、保護者が参加する行事を制限することが多くありました。そのような状況に対して、動画配信やドキュメンテーションの作成で園や子どもの様子を伝えるように努めてきました。一方、今年度幼児数が増えたこともあり、運動会を外の公園で実施し、今後はさらに小学校を利用しての開催も検討しています。今後利用定員が満たされ、保護者とのコミュニケーションをより充実させて、園としての完成形を示そうとしています。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:調査対象は、在園児の保護者全員を対象とし、複数のお子さんが通っている場合は最年少児について、1世帯1回答のご回答を頂きました。
    [調査対象世帯数:33世帯(在園児36名)]
  • 調査方法:アンケート方式  
    園より保護者全員に調査票を配布して頂きました。回収については、評価機関への郵送、または園内に設置した回収箱への投函により提出して頂くようにしました。
  • 有効回答者数/利用者家族総数:20/33(回答率 60.6% )

「現在利用している保育園を総合的にみて、どのように感じていらっしゃいますか」との質問に対して、「大変満足」70%、「満足」30%、「大変満足」と「満足」を合わせて100%の回答率となっています。「どちらともいえない」0%、「不満」0%、「大変不満」0%、無回答が0%でした。園のサービスに対する保護者の満足度がたいへん高いことが確認されました。個別設問では、問1「園が独自に組み立てている日々の活動や教育等のプログラムは、子どもの心身の発達に役立って いると感じますか?」など6項目の設問において「はい」の回答率が100%で最も高く、問5「急な事情で保育(預かり)時間の延長を申し入れた場合、可能な限り柔軟に対応してくれていると思いますか?」では「はい」の回答率が60.0%と最も低くなっています。

アンケート結果

1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか

はい 20名 (100%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の100%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。

2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか

はい 20名 (100%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の100%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、子どもが園での活動を楽しんでいる様子について満足を示す声が多く寄せられました。

3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか

はい 20名 (100%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の100%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、給食の献立や調理方法について満足を示す声が複数寄せられました。

4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか

はい 17名 (85%)
どちらともいえない 2名 (10%)
無回答・非該当 1名 (5%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の85%を占め、「どちらともいえない」が10%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は5%という結果でした。自由記述では、戸外活動の機会について満足を示す声が多く寄せられました。

5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか

はい 12名 (60%)
どちらともいえない 2名 (10%)
無回答・非該当 6名 (30%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の60%を占め、「どちらともいえない」が10%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は30%という結果でした。

6.安全対策が十分取られていると思うか

はい 17名 (85%)
どちらともいえない 3名 (15%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の85%を占め、「どちらともいえない」が15%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。

7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か

はい 18名 (90%)
どちらともいえない 2名 (10%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の90%を占め、「どちらともいえない」が10%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。

8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか

はい 20名 (100%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の100%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、職員に相談をしやすい環境について満足を示す声が複数寄せられました。

9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 19名 (95%)
どちらともいえない 1名 (5%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の95%を占め、「どちらともいえない」が5%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、園内の衛生環境について満足を示す声が複数寄せられました。

10.職員の接遇・態度は適切か

はい 20名 (100%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の100%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。

11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 18名 (90%)
どちらともいえない 1名 (5%)
無回答・非該当 1名 (5%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の90%を占め、「どちらともいえない」が5%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は5%という結果でした。

12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 18名 (90%)
無回答・非該当 2名 (10%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の90%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は10%という結果でした。

13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか

はい 20名 (100%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の100%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。

14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか

はい 19名 (95%)
無回答・非該当 1名 (5%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の95%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は5%という結果でした。

15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 18名 (90%)
どちらともいえない 1名 (5%)
無回答・非該当 1名 (5%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の90%を占め、「どちらともいえない」が5%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は5%という結果でした。

16.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 18名 (90%)
無回答・非該当 2名 (10%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の90%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は10%という結果でした。

17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 17名 (85%)
どちらともいえない 1名 (5%)
無回答・非該当 2名 (10%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の85%を占め、「どちらともいえない」が5%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は10%という結果でした。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
法人理念「HOME」の考え方について、さまざまな会議や研修により共有しています

法人運営理念を「Home」、法人運営方針を「ゆきとどいた安全な環境と、家庭的なぬくもりの中で一人ひとりの子どもの発達に応じた保育をし、自律的な子どもを育てる」と定めています。また、園の保育目標を「・生き生きとし元気に遊べる・友だちとしっかり関り、育ちあう・自分で考え行動する」と定めてます。法人の運営理念や園の保育目標について、法人エリア・園での会議や研修会を行うとともに、園長独自にイラストを入れた冊子をつくり、理念の共通認識を持たせています。運営方針などは入園説明会・保護者説明会で保護者に伝えています。

職員会議を工夫しながら実施し、業務改善や認識合わせを適宜行っています

各責任者の役割と責任について、職務分掌表に記載し、職員会議などで職員に伝えています。また、職員の意識統一を図るためにも、コンセプトでもある「考えさせるを考える」について意識的に会議を多く開催しています。さらに、法人として、園長の事務(人事・渉外)補助を目的として、エリアマネージャーを設置しています。そのほか、理事長による年度初めの訓示や各研修でのメッセージ発信などの機会を設けています。

各種会議やプロジェクトで検討し周知する仕組みが整っています

重要な案件は、内容によって法人経営戦略会議・エリア会議・職員連絡会などで検討しています。「新設園の状況」「幹部人事」などの事例については、経営戦略会議で検討し、エリア会議で周知しています。保護者に周知した例として「週予定の保育アプリでの配信」があります。そのような事例については、年度末振り返り会議で検討し、年度当初の保護者説明会で周知しています。

1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
利用者・職員・地域のニーズを把握する仕組みがあり、実際に改善に繋げています。

利用者のニーズは、運営委員会・年度末利用者アンケート・行事後のアンケートにより把握し、年度末反省会議・職員会議・昼礼で職員に伝えています。利用者ニーズに対応した具体例として「保護者向けの情報のアプリ活用」を行っています。また、職員のニーズは、園長による個別面談にて把握し、職員会議で課題を共有しています。職員の意見からは「会議回数の削減・エリア内研修の充実」などに繋げています。そのほか、地域の福祉ニーズは、私立園長会への参加により把握し、昼礼・職員会議での報告で職員と共有しています。

「園児の定員割れ」を課題の1つとして捉えながら今後の運営準備をしています

福祉事業全体の動向を把握するため、日本保育士協会などの保育ネットワークに参加しているほか、業界誌などを購読しています。園の予算と実績は、園長・事務長が管理し、事業計画書および報告書の配布で職員に伝えています。なお、予算・決算書類は、法人サーバー内でのデータ管理に保管しています。以上のように事業環境を分析した結果、「園児の定員割れ」や、「職員の安全危機管理意識の啓発」を優先度が高い課題として捉えています。中長期目標として、定員100%・定着率100%・満足度100%目指して取り組んでいます。

中長期計画や単年度事業計画を策定し、職員会議で共有を図っています

中・長期の取り組みについて、「長期10年、中期5年」を単位とした計画を立てています。これらの計画は、理事長・役員を中心に作成し、サーバー内に保管するとともに、年度初めの職員全体会議で職員へ伝えています。なお、単年度の計画は、前年度3月に園長を中心に作成しています。上記の計画を推進するために、「SNS(写真共有アプリ)投稿1日1回」などの目標を設定し、進捗状況を職員会議での担当者報告で職員へ伝えています。計画を見直す場合は、職員会議・行事会議で検討し、園長が中心となって判断しています。

1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
  • 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
  • 事業所の経営状況を把握・検討している
  • 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
  • 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
  • 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
新入職員研修に加え園長による研修を行い、守るべき法や規則を周知しています

法人職員または保育職員として守るべき法や規則について、就業規則を整備しています。関係書類は、事務所の棚に保管するとともに、新入職職員研修、園長研修(ハラスメント研修)を実施し、職員の理解を深めています。加えて、日々の保育中に確認、研修時に確認で理解度を確認する仕組みとなっており、園長が必要と判断した際は、全員研修時などにより更なる研修支援をしています。

職員の子どもに対する適切な関わり方について、園内研修で周知しています

苦情があった際には、主任が受付け・園長が解決・エリアマネジャーが支援する仕組みがあり、重要事項説明書に掲載・保護者説明会で保護者に伝えています。意見や要望は、「意見・苦情対応マニュアル」に沿って利用者に直接・もしくは玄関掲示板にあるコーナーに回答を掲示しています。また、職員の子どもに対する適切な関わり方について、虐待防止マニュアルに示し園内で虐待防止研修を実施すると共に、港区主催の研修内容を周知し虐待に関する知識を深めています。有事の際は虐待マニュアルに沿って子ども家庭支援センター・児童相談所と連携します。

地域貢献として、子育て支援事業「みんなのひろば」を月1回開催しています

ボランティアは、体験学習マニュアルに沿って主任が対応し、自由遊びやグループタイムを一緒に過ごすなどの活動を提供しています。また、地域貢献の取り組みとして、子育て支援事業「みんなのひろば」を月1回実施しています。みんなのひろばでは、リトミック・絵本の読み聞かせ・離乳食講座などを企画し、園舎前の掲示版へのチラシ掲示やSNS(写真共有アプリ)でのチラシ投稿などにより周知しています。そのほか、麻布図書館地域交流会などに園長が参画し、図書館のイベントへのリクエストなどをしています。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
  • 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
  • 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
  • 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
  • ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
  • 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
  • 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
運営に係るリスクについて対策を打ち出しています

園の運営上のリスクは、職員会議で検討し対策を講じています。そのうえで、運営に係るリスクとして、「新型コロナの感染予防対策」、「重大事故防止」、「環境整備」などを挙げ、BCP計画に明示しています。そして、各リスクに対して「新型コロナ対策マニュアルの共有」、「安全係の定期的な点検と事故報告の共有」、「園長や看護師による日常的な巡回」などの対策を打ち出しています。新型コロナ対策については、港区のガイドラインに沿って少しずつ可能な範囲での運営を行っています。

BCP計画は適宜更新し、事故などについては安全係会議で分析する仕組みがあります

災害や深刻な事故などに遭遇した場合に備え、新型コロナ感染症・都市直下型地震を想定した事業継続計画(BCP)を作成し、法人内の園長会議および園内会議で内容の見直しを行っています。危機管理の方法やBCPの内容について、職員会議・危機管理研修において職員に伝えるとともに、園だより・保護者説明会などにより利用者に説明しています。事故、感染症、侵入、災害などが発生した際は、事故報告書・ヒヤリハット報告書などなどに記録し、発生要因を安全係会議で分析するとともに、再発防止策は玄関掲示により利用者に報告しています。

個人情報の取り扱いについては、周知事項共有会議で確認し適切な管理をしています

個人情報の取扱いについては、新年度に向けての周知事項共有会議にて確認し理解を深めています。また、職員と個人情報の取扱いに関する同意書を取り交わして情報管理や文書管理の遵守を求めています。個人情報や機密性の高い情報を含む文書は、鍵付きキャビネットに保管しています。そのほか、電子データは、役職ごとのパスワードを設定しアクセス制限を設けており、文書類を閲覧する際には事務所管理とし、クラスに持ち出す際は園長または主任に声をかける事としています。

1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
  • 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
  • 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
  • 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
  • リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
  • 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
  • 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
  • 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
  • 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
  • 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
求人は法人採用部門と連携しながらエリアマネージャーが行っています

職員の採用に際して、求人専用ホームページ・友達紹介など、求職者の応募を促す工夫をしています。採用はエリアマネージャーを中心に行っており、異動については職員の意向を確認しながら行っています。キャリアパスシートは5階層で設定し、研修・個人面談で職員に伝えています。また、人材育成の方針や方法は、人材育成マニュアルに明示しています。キャリアパスシートに記載した新人研修の具体例として、新入職員研修を、リーダー職員研修の具体例として、シニアリーダー研修・主任研修・園長セッションを設定しています。

研修計画を策定し定期的な面談を行う事で人材育成を図っています

全職員対象の研修計画や職種別の研修計画は「人材育成保育の質向上研修計画」に明示しています。また、個人別の育成計画を作成するにあたり、職員の意向や経験を園長面接・エリアマネージャー面接で確認し、3月~4月に作成しています。なお、職員の育成と評価は、自己評価シートを参考にしながら、園長面接などにより行っています。

職員が定着するために、職員面談やアンケートを実施し人員配置を改善しています

職員の意識や人間関係について、園長面接やアンケートで把握するようにしています。また、職員の定着率を高めるために、職員からの意見を皆で検討し、ゆとりある人員配置など改善を図っています。そして、昼礼や職員会議で有休休暇取得のよびかけなどを行うほか、法人の育み基金掛け金・ちとせポイントなどの福利厚生についても周知しています。

1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
  • 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
  • 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
  • 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
  • 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
  • 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
  • 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

前年度において、「法人の保育方針の理解および実践」を重要課題の一つと掲げていました。その背景として、職員のさまざまな保育経験や保育観からの保育内容の迷いが生じたしたことが挙げられます。そのような課題に対して「自律性を大事にすることの共有」を目標として掲げていました。そこで、保育の質向上プロジェクトの立ち上げを行い、3年を期限として計画を立てました。その際、エリアや法人との連携するなどの工夫を取り入れました。そうした取り組みにより、職員の意識に変化がみられる結果となりました。また、付随的に担当職員間のチームワーク向上などの成果も上がりました。目標の達成度を、60パーセントと自己評価しています。そのような結果に至った要因について、リーダー層の意識向上と考えており、今後さらに成果を高めていくために研修の積極的な参加などに取り組む方針です。今年度の目標として、昨年度同様、法人の保育の浸透を掲げ、新たにリーダー層の積極的な保育実践と振り返りの共有にも取り組もうとしています。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

開園3年目と新しい保育園の中で、「自律支援」の考え方に職員間の小さなズレが生じたと感じ、情報共有の強化や考え方のすり合わせを丁寧に行っています。その1つとして、園長は「自律の教育の本質」についての考え方をイラスト入りのメモを作成すると共に、保育の質向上プロジェクトを主任中心に立上げ、自由な実践保育についてのグループディスカッションを実施しています。これにより、自律性について職員間ですり合わせる機会が多くなっています。また、職員1人1人が意見を言いやすく楽しい会議にするために、ゆとりの必要性も感じており3年間の中期計画として取り組んでいます。この事により、職員アンケートでは「良好な人間関係が構築されていますか」という設問に全体で75%の職員がそう思うと回答しており、チームワークの向上に繋がっていると判断できます。また、利用者アンケートの「子どもの気持ちを尊重した対応がされているか」という設問では、100%の利用者が出来ていると回答しており、園の取り組みの成果を確認できます。

2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

前年度において、「園児の定員割れ」を重要課題の一つと掲げていました。同区の近隣私立保育園も同様の状況であり、この中で「定員100パーセントを目指す」を目標として掲げていました。そこで、見学体制の充実を図り2年を期限として計画を立てています。そうした取り組みにより、0・1歳児クラスに関しては達成することなりました。また、付随的に保護者や近隣への説明をすることで職員が保育内容を整理する機会にもなるなどの成果も上がりました。この目標の達成度を、70パーセントと自己評価しています。2歳児クラス以上については、開園3年目で途中からの幼児の園児獲得の難しさがあると考えており、今後さらに成果を高めていくためにSNS(写真共有アプリ)の投稿回数を増やす方針です。今年度の目標として、100パ―セントを継続して目指すを掲げ、新たに子育て支援イベントの充実にも取り組もうとしています。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

見学体制の充実について、コロナ対策を取りながら見学者の受け入れを積極的に行っています。また、ふれあいデーの開催など近隣への広報や説明を行う中で、職員に対しての理念の共有に繋がっています。これは、職員アンケートの「事業所の理念・ビジョン・基本方針を具体的に示していますか」の設問に対し93%の職員がそう思うと回答しています。さらに、園内に職員のインスタ係を創設し1日1回の更新を目指し実践しています。また、SNS(写真共有アプリ)では、掲載許可を得ている子の表情や躍動感が伝わる写真が多く使用されています。この他にも保護者が園での生活を共有できるような企画も立てており、利用者アンケートの「現在利用している保育園を総合的にみて、どのように感じていらっしゃいますか」の設問にたいへん満足70%・満足30%と100%の利用者が満足以上の回答となっています。園では、さらにイベントを増やしていきたいと考えています。

サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
園案内リーフレットのほかホームページやSNSを活用して保育内容を公開しています

法人が発行する保育園案内に「法人および園概要・保育理念・目標・特色」などの内容を掲載するとともに、園が独自に作成しているリーフレットで「保育理念・保育目標・デイリープログラム・アクセス」について詳しく紹介しています。また、ホームページには園だよりや写真共有アプリを活用したコンテンツを設けて、随時最新の情報に更新しています。現在外国籍の方が在園しており、翻訳アプリを使用し対応していますが、外国語のパンフレットや入園案内の作成を進めています。

地域向の情報発信は区のホームページ以外に図書館などで案内設置を検討しています

園の情報は行政や関係機関などに提供し、区のホームページにも関連する情報が掲載されています。また、近所に図書館があって訪問する機会が多いため、今後園案内リーフレットの設置について相談することを予定しています。そのほか、保育園を紹介する民間サイトでも園情報が掲載されています。

見学者に対して、英語やリトミックなど特徴的な活動について丁寧に説明しています

見学者対応は主に園長または主任保育士が担当し、希望する日時で受け入れ個別に対応しています。その際、保育内容についてや英語・リトミックなど園の特徴的な活動について分かりやすく説明しています。また、「散歩の行き先・熱発時のお迎えの基準・延長保育・持ち物について」など、見学者の質問にも丁寧に回答しています。併せて、体験を通じて保育園内の雰囲気を感じてもらえるよう、保育所体験などの子育て支援事業への参加を促しています。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
入園説明会は3月に開催し、所定様式にて利用者の状況や同意を確認しています

入園が決まった利用者には、入園のしおり・児童票・生活状況調査表を用意し、郵送または園にて直接渡しています。また、入園説明会を3月に開催し、保育の利用方法や保育内容について分かりやすく伝えています。その際、サービス内容については重要事項に関する同意書で、プライバシーの保護については個人情報と取り扱い同意書で同意を得ています。その上で、サービス内容に対する保護者の意向を入園前個別面談・個別質問票で把握するとともに、児童票の保護者意向欄に記録しています。

子どもと保護者の状況に合わせた慣れ保育期間を設け利用者の不安軽減に努めています

サービスの開始に併せて、アレルギーや既往歴などの子どもの健康状態を健康状況・生活状況調査書により把握するとともに、入園前の生活状況について2週間分の記録の提出を求めています。また、子どもの不安やストレスが軽減されるように、1週間を目安に慣れ保育期間を設けていますが、利用者の就労状況や子どもの慣れ状況に応じて短期間での対応もしています。期間中は保護者の保育に対する理解や安心を深めるため、降園時に、その日の様子について1対1で丁寧に伝え質問などにもゆったりと応じるように配慮しています。

退園・転園する児童には記念品贈呈と行事の招待状を送付し継続的に支援しています

卒園前に退園や転園をする園児には、アルバム・作品をプレゼントしています。また、行事の招待状を送付するなど継続的な支援を行っています。

1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
  • サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
  • サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
連絡帳や発達記録などで子どもの状況を把握し指導計画・目標作成を進めています

子どもの心身状況や生活状況などを把握するため、0・1・2歳児クラスにおいては保育日誌に子ども一人ひとりについての記録欄を設けるとともに、連絡帳を毎日取り交わしています。そのほか、発達記録も作成しています。そのような記録について、業務支援ソフトおよびICTアプリを使用して管理しています。こどもの個別の保育目標については、児童票・月案指導計画に、家庭や保護者の個別のニーズや支援方針は、家庭状況調査票・面談記録に記録しています。そして、児童票において、年齢応じた期間で集約しています。

全体的な計画に基づき、利用者のニーズを踏まえた指導計画を策定しています

全体的な計画について直近2022年3月に、「幼児クラスの保育内容」について更新しました。全体的な計画に基づき、年・月・週を単位として指導計画を作成しており、食事や睡眠など生活習慣の乱れについてのニーズなどを反映させています。個別の指導計画については0・1・2歳児および個別支援の必要性に応じて作成しています。個別の指導計画は個人面談において保護者にわかりやすく説明しています。なお、指導計画は保育会議や職員会議で適宜見直しを図り、緊急を要する場合は臨時保育会議を開催し対応しています。

子どもの状況や保育目標について、定期的な会議や昼礼で職員間の周知を図っています

保育目標の達成状況や推進状況は、保育会議や職員会議で評価しています。職員間で子どもに関する情報を共有するため、月1回の職員全体会議と園長・主任・保育士が参加するクラス会議を月2回開催しています。そのほか、定期的に園長・主任会議や栄養会議なども開催しています。日々の子どもや保護者の状況については、毎日10分間の職員ミーティング(朝礼)を行っており、申し送りノートは事務室内キャビネットに保管しています。また、業務支援ソフトキッズリーを活用し、申し送り内容についてチェックすることで職員の閲覧状況を確認しています。

1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
  • 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
  • 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
  • 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、作成、見直しをしている
  • 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
  • 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
  • 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している
  • 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 申し送り・引継ぎ等により、子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている
  • 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
  • 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
  • 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
  • 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
  • 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
  • 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】
    小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、援助している
【講評】
子どもの成長に合わせ室内やコーナー配置をし園内に統一感のある環境を構成しています

園の環境面では、「植物の芽生えから成長」をテーマとして、各クラス名やカラーを設けたり給食室や事務所もその成長をサポートする思いを込めたネーミングとするなど、園長自ら設計に携わっています。保育室入口はアーチ型に、天井を高くするなど開放的な作りにしているほか、「ピアジェの構成論」を環境に取り入れ、遊具の配置や遊びのコーナーに工夫を凝らしています。乳児クラスの室内には壁面遊びを施したパーテーションを、幼児クラスにおいてもいつでも自由に使える道具棚を設け、子どもが自由に遊べる環境を整えています。

異年齢での活動や散歩を実施し日々交流し互いを尊重する気持ちを育んでいます

子どもが互いを尊重する心を育むため、3・4歳児クラスでは縦割り保育を行っており、ほぼ毎日合同で散歩へ出掛けています。2・3・4歳児クラスにおいても異年齢で交流しながら、当番活動などで年上の子どもが年下の子どもの生活の手伝いをしたり、誕生会や大きな行事での合同保育も実施しています。一方、海外の文化に親しむことが出来るように、ネイティブの講師による英語教室を取り入れるほか、給食の献立に世界や国内各地のメニューを取り入れています。具体的に、チリコンカン・油淋鶏・ゴーヤなど子どもにも人気のメニューとなっています。

配慮を必要とする子どもの受け入れや子どものトラブル対応への体制を整えています

配慮を要する子どもを受け入れる際は、フリーの職員を担当として配置するとともに、パーソナルスペースを確保するようにしています。区保育課や発達支援センターなどの専門機関と連携するほか、心理士の助言を受けながら適切な支援を心がけています。子ども同士のトラブルが発生した際は可能な限り見守るとともに、経緯をヒヤリハット報告書・軽微事故報告書に記録し、保育会議において再発防止策を検討しています。なお、今後5歳児の子どもを受け入れるのに合わせて、小学校との連携を図っていく予定です。

2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている
  • 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
  • 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
  • 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
  • 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
登降園時で情報共有を図るほか、ドキュメンテーション掲示で活動の様子を伝えています

登園時には毎回保護者へ体温や体調変化の有無ついて確認するほか、保護者より得た子どもの情報を保育日誌・職員連絡ノートに記録して職員間で引き継いでいます。一方で、降園時には当日の園での健康状態・エピソードについて伝達の漏れがないよう複数の保育士同士で確認し、保護者へ伝えるよう配慮しています。また、送迎時に保護者が見られるよう玄関先には各クラス毎・行事や特徴的な活動の様子をドキュメンテーションとして張り出し、お知らせしています。

子どもの生活支援は、個々の成長発達に合わせて家庭と連携を図り取り組んでいます

子どもの発達段階に応じた支援は、「全体的な計画」に示した成長発達の目安や保育所育指針に則って対応しています。具体的な取り組みとして、食事指導では、レンゲすくいの手首の運動・遊びの中で箸の練習を取り入れています。排泄指導として、1歳から便座に座ることをはじめて、3歳児クラス進級を目安に各家庭の要望や子どもの成長に合わせながらパンツへの移行を支援しています。着替え指導として個人のロッカースペースとは別に、当日1回分の着替えセットを入れる箱を用意し、子ども自身で着替えがスムーズに進めれられるよう工夫しています。

午睡時間は各年齢に応じた時間設定とし、就学に向けて調整を行っていきます

午睡時間は、乳児クラスは12時から14時30分まで、幼児クラスでは13時から15時までと設定しています。寝具は、布団・タオルなどを使用しています。なお、午睡時間に眠れない子がいた場合は、体を休めることを声掛けしながら保育室内で過ごせるよう配慮しています。また、就学に向けて5歳児クラスにおける午睡時間の廃止や、活動支援についても法人内の状況把握から準備を進めています。

3.日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
  • 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
  • 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう援助している
  • 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉による伝え合いを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
  • 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
  • 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている
  • 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
集団活動プログラムのほか、子どもが主体となって意見を出し合う機会を設けています

子どもの集団活動として、リトミック・英語教室を行っています。その中で園児の主体性が発揮されるよう、法人の7つの保育の実践を取り入れています。特にグループタイムにおいては、子どもたち自身で話し合う機会を持つとともに、職員はこどものアイデアを受け止め見守るよう配慮しています。例として、0歳児では絵本を読むことやそれに準じて名前の点呼や手遊びをおこなうほか、3歳児ではビックブックを導入し内容についてのディスカッションや当日のカリキュラムについて子どもからの提案も受け入れています。

子どもの表現力を育むことを目的として職員が実践効率も鑑み活動を行っています

法人の7つ保育のうち、グループタイムを子どもが自分の意見を発表する場として積極に取り入れると同時に、手遊びやリトミックなどと併せて音楽の表現力を育む機会として設けています。体を使った表現力を育む機会として体操を行っており、言葉や絵画的な表現力を育む機会として、ビックブックを導入しています。そのようなプログラム実施に際して、リーダー会議で保育材料を充実させるように申し合わせています。

戸外では年齢に合った公園での遊具あそびや自然にふれる機会を設けています

散歩に週3回程度出かけて公園などを訪れています。お散歩マップは玄関に掲示しながら、行先の公園は季節や子どもの成長、および活動目的に合った行き先を選んでいます。戸外活動では、コンビカーや遊具遊びをして過ごすとともに、公園に植栽されている樹木や草花を観察しています。また園の敷地内でも、プランターで栽培している野菜などにふれたり、あり・くも・だんご虫などの生き物に出会ったりしています。

4.日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
  • 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
  • みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
  • 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
【講評】
子どもの成長が見られる行事を大切にし、より良い環境で実施できるよう計画しています

子どもの成長や保育の成果を発表する機会として「ふれあいデー・生活発表会・作品展」を、季節や文化・伝承に親しむ機会として「七夕・お月見・クリスマス・正月・節分・ひな祭り」を行っています。中でも子どもの成長が見られるふれあいデーと生活発表会は特に力を入れて取り組んでいます。今年度幼児数が増えたこともあり外の公園にて運動会を実施し、今後はさらに小学校の利用も検討しています。また、近隣の高齢者施設へ訪問する「敬老会」を計画していますが、今年度はコロナ対策によりプレゼント贈呈のみ実施しました。

「ふれあいデー・生活発表会・夏祭り・コスモス会」などを保護者参加行事としています

行事の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るために、年間行事予定表を3月(新入園世帯は4月)に配布しています。また、行事ごとの目的はを園だよりに記載し伝えています。「ふれあいデー・生活発表会・夏祭り・コスモス会」などを保護者参加行事としています。終了後にはアンケートを実施して、保護者の声に耳を次開催に反映させています。保護者が参加しない活動についても、写真販売やドキュメンテーションなどによりその様子を伝えています。

誕生日会は園全体で行い、記念品のプレゼントとランチプレートでお祝いしています

子どもの誕生日は全クラス合同でお祝いしています。個別のインタビュー・歌でお祝い・先生からのプレゼントなどのプログラムで楽しめるようにしています。また、ランチプレートで誕生日給食を提供しています。さらに、写真と手形・メッセージを添えた誕生日カードをプレゼントするとともに、誕生児が主役になって喜びを感じられるように誕生日当日は王冠をかぶってお祝いしています。

5.保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
  • 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
  • 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
木材を基調とした優しい雰囲気で子どもが安心して過ごせるよう環境を整えています

子どもが安心してくつろげるように、安全面や利便性に配慮した設計としています。また、全体的に木材を多く使用しており保育室内の天井にも木材の梁を取り入れるほか、室内の色合い・照明・遊具など優しくぬくもりのある雰囲気作りに配慮しています。各フロアの廊下には全身鏡を設置し、自分で身だしなみをチェックできるようにと生活支援にも役立てています。職員は加配体制とするほか、子どもが疲れた際に身体を休めることができるように事務室内に保健エリアを設けています。

延長保育では専用の玩具や適正な職員配置で子ども一人ひとりと丁寧に関わっています

17時30分より各フロア合同、18時より全体での合同保育を行っています。その後、延長保育(18時~20時15)に移行し、それに合わせて合同保育を1歳児室に集約しています。日中と異なる環境を楽しめるよう、その時間専用の玩具などを用意しています。補食を提供する際には、家庭での夕食の妨げにならぬよう必要最小限の量にとどめる配慮をしています。延長保育の利用者は平均7名ほどですが、利用人数に合わせた職員を配置し、降園まで子どもが不安になることがないよう一人ひとり丁寧に関わるようにしています。

6.子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している
  • 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
  • メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
  • 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
  • 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
【講評】
給食室を見渡せるピクチャーウインドー設計とし、食事が楽しみになるようにしています

給食室の中を見渡せるようピクチャーウインドーの設計を取り入れています。それにより、子どもが給食を調理する様子を見たり、料理のにおいをかいだりすることが出来るようになって、食事が楽しみになるようにしています。食事環境は、ランチルームを利用して楽しい雰囲気作りを心掛けています。職員は、自分で食べられるように声掛けや援助をしながら子どもに寄り添うとともに、好きな席に座るなど子どもの気持ちを尊重しながら落ち着いて食事ができるよう見守っています。

給食室との連携を図り多種多様なメニューを用意し子どもが喜ぶ食事を提供しています

給食の食材は近隣の八百屋より国産の旬野菜を取り入れ、産地は玄関に掲示して保護者が見られるようにしています。また日本の郷土料理や和洋中各国の料理を積極的に取り入れています。栄養士は毎日保育室に赴き、喫食状況や年齢・月齢に適した食器・食具が使用できているか確認をしながら直接園児と関わりより良い給食作りに尽力しています。食物アレルギーについては、食物アレルギーマニュアルに沿って除去食を提供しています。提供の際は、専用席・色違いの食器・名入りトレーを使用し職員間のダブルチェックを行い、誤食の防止に取り組んでいます。

子どもが食材に触れられるよう栽培・買い物・調理など多様な食育活動を展開しています

食育活動は園内でのピーマン・トマト・きゅうり・なす・きのこなどの栽培をはじめ、野菜本来の形やにおいに触れることから調理による変化まで見られるようにしています。食文化や栄養に関する話や味噌作りなどを行い、子どもの知識と関心を深めています。また、行事食の特別な盛り付けやバイキングランチのような子どもが楽しめる環境も提供しています。調理保育をする際はスーパーへの食材の買い出しから進めています。そして、野菜の下処理を行い、2階の調理設備で子どもが調理できるようにしています。

7.子どもが心身の健康を維持できるよう援助している
  • 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
  • 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
  • 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
【講評】
警察署による訓練や園内での健康指導を実施し子どもの安全や事故防止に努めています

子ども自身が安全に関心を持てるよう、毎月防災訓練を行っています。また、不審者対応避難訓練および区地域交通課の指導による交通安全教室を行っています。健康指導では、各保育室洗面台に手洗いのうたを貼り出し、うがいの方法やバイ菌について話をしています。さらに、看護師による歯磨き指導も行っています。そのほか、園内の危険個所と散歩経路や公園で遊ぶ際の約束について確認しています。子ども自身の意識を高めながら事故・怪我の防止につなげています。

定期的な健康診断と歯科健診にて、子どもの健康状態把握に努めています

子どもの健康状態を把握するため、内科医による0歳児健診(月2回)、1・2歳児健診(月1回)、3歳以上児健診断(年2回)および嘱託医による歯科健診(全園児・年2回)を実施しています。与薬は基本的に行っていませんが、熱性けいれん・食物アレルギーの場合は、与薬依頼書を提出とともに薬を預かっています。医療的ケアを必要とする子どもについては、かかりつけ医に留意事項を確認・専門医による巡回指導を実施するなど連携しながら受け入れています。

感染症やSIDS対策を講じながら、必要な情報は速やかに発信しています

保護者と連携して子どもの健康維持に取り組むために、看護師による保健だよりを発行しているほか、保護者会を通して健康管理の方法・時事的な話題について伝えています。感染症の流行やSIDSの発生を予防するために、職員会議で情報を周知し、感染症が発生した場合は速やかに玄関への掲示とICTアプリで配信を行い保護者に情報提供しています。SIDS対策として、視診とベビーセンサーを活用しながら午睡時の子どもの健康状態を確認し、0・1・2歳児は午睡チェック表に記録しています。

8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
  • 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
  • 保護者同士が交流できる機会を設けている
  • 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
  • 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
  • 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している
【講評】
個別面談・アンケートや日々の会話を通して保護者の状況把握に努めています

子育てや就労などの事情に配慮して支援を行うため、就労状況確認書・個別面談より子育てに関する保護者の価値観や就労状況を把握し、意見箱を常設するほか行事アンケートを行い日常的なサービスに係る保護者の意向を確認しています。また、個別面談や日々の送迎時など意見や要望について耳を傾け保護者に寄り添った対応を心掛けています。職員は保護者対応の方法について、現場のマナー・接遇について研修を実施して知識を深めています。

保護者との交流として行事や面談を実施するほか動画配信サービスを活用しています

保護者同士の交流促進を目的として、夏祭り・ふれあいデーを開催しています。また、保護者と職員の信頼関係を深めるため、保護者会・個人面談を行うほか、職員一人ひとりを知ってもらうために園内に職員紹介コーナーを設置しています。保育参加および保育参観はコロナにより実施できませんでしたが、クラス別の保護者会をオンラインミーティングにて開催しています。そのほか、勤労感謝の日は保護者向けに、敬老の日は祖父母と保護者向けにグループタイムや製作活動など子どもたちの様子がわかる動画を利用者限定でオンライン配信しています。

「みんなのひろば」を活用し保護者・子ども・地域住民に向けた育児支援を行っています

子育ての考え方について互いの理解を深めるために保護者会・個人面談を行い、家庭での子どもの姿などをテーマに意見を交換しています。保護者の養育力向上に向けてみんなのひろばを活用して育児支援講座を開催しています。直近では、地域住民と在園時保護者を対象に、4歳児保護者の読み聞かせインストラクターによる「絵本を英語で楽しむ世界」を開催しています。みんなのひろばは子どもの参加も可能で、日々の悩み相談窓口としても利用されています。

9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
  • 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
  • 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
行事や近隣施設の利用を通して地域との交流を図っています

地域資源の活用として、ハロウィン行事の際に警察・交番・商店街の方にシールを置かせてもらいラリー形式で訪問したり、勤労感謝のお礼を通して交流を行っています。また、散歩の際の消防車見学や定期的な図書館の利用・読み聞かせに参加しています。今後は、より子どもが多様な体験や交流ができるよう商店街の「かかし祭り」への参加を検討しています。

みんなのひろばへの招待やボランティアの受け入れで職員以外の人とふれあっています

子どもが職員以外の人と交流する機会として、みんなのひろばに地域の方を招待し子育てイベントなどを実施しています。なお、開催に際してSNS(写真共有アプリ)で周知するなど積極的に参加を促しています。また、実習生・ボランティアの受け入れ体制を整えており、保育実習生にはメイン実習を、職場体験受け入れ時には玩具の消毒を行っています。なお、ボランティアは主に学生を受け入れています。

【講評】
個人情報や子どもの羞恥心に配慮した取り組みを実践しています

個人情報については入園説明会で説明し、プライバシーの保護については個人情報と取り扱い同意書で同意を得ています。突発的に個人情報を提供する必要が発生した場合は、おたよりの配布や電話により同意を得て対応しています。子どもの羞恥心に配慮し、着替えをする際には全裸にならないようラップタオルの活用指導をしたりパーテーションやカーテンで目隠したり配慮するとともに、5歳児クラスから男女に分かれて着替えを行っています。そのほか、0・1・2歳児クラスのオムツ交換をトイレで行うようにしています。

職員は各家庭の状況を把握するとともに子どもの人権を尊重した保育に努めています

子ども一人ひとりを尊重する姿勢を子どもの権利マニュアルに示すとともに、人権研修として港区の研修を学んでいます。また、事務所内の書籍は随時閲覧できるようにして自発的な学びを促しています。そのほか、呼び捨てやあだ名をつかわない取り組みも実践しています。子どもと保護者の価値観や生活習慣および保護者の意向に対して、外国籍の家庭向けに通訳アプリを導入したり朝の水分補給などの食習慣について応じています。そのほか、子どもの習い事からの登園なども配慮し受け入れています。

虐待防止に関する研修へ参加し、職員の意識と知識を高めています

虐待や育児困難などの事案については、虐待防止対応マニュアルに則って対応しています。虐待防止および適切な対応に備え、職員は園内研修・法人研修や自治体や専門機関が主催する虐待防止研修に参加しています。港区の研修加えて、5歳児クラスにより職員自らの行動を振り返ることを促しています。そのほか、虐待に関するニュースなどが報道された際は、内容について回覧をして意識を高めています。

1.子どものプライバシー保護を徹底している
  • 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
  • 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
  • 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
  • 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
  • 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
園独自にマニュアルと手引書を整備し実用性および業務の標準化を高めています

法人が整備する「ちとせ交友会保育マニュアル」を基に、園長自ら園独自の「麻布十番ちとせマニュアル」を作成して業務の標準化を図っています。職員に分かりやすいよう見せ方を工夫するとともに、すぐ目に届く場所に設置して活用を促しています。業務の実施状況は、園長・主任・エリアマネージャーが中心となり確認しています。併せて、法人エリアマネージャーによる内部監査を年一度実施しています。さらに、職員に保育実践ハンドブックを配布して職員会議で理解度を高めるほか、必要な場面に手引書を設置して実用性を高めています。

業務水準の向上を目的として専門会議を開き、職員同士で話し合いを行っています

業務水準の向上を図るために、保育の質会議を開催してマニュアルの見直しを行っています。例えば、サービスの基本事項や手順について、「保育者との日々の連絡手段を検討」、「散歩公園の拡充」、「週の活動予定を開示」について、見直しを図りました。保育の質会議を通して、保育実践マニュアルなどの見直しを図っています。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている

事業者のコメント

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評価情報

【評価実施期間】

2022年7月1日~2023年3月31日

【評価者修了者No】

H0601051,H2001058,H1801008,H2001098

評価結果のダウンロード

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