評価結果

標準の評価

基本情報

【事業所名称】

沼袋西保育園

【サービス種別】

認可保育所

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

「保育理念」 今を未来につなげる保育

・一人一人の今を大事に、しっかり受け止め、寄り添い、職種を超えて全職員で育てる。
・一人一人の発達のペースで急がず、その時期育つ力をじっくり育てる。
・一人一人の思いが最大限尊重されるよう努める。
・人として社会の中で協調しつつ自己実現できる人格形成の土台を育む。

職員に求めている人材像や役割

保育園で働くすべての職員はその言動が子どもや保護者に大きな影響を与えることを念頭に置いて職務に当たる必要がある。すべての職員に社会人としての自覚、高い倫理観が備わっていること。子ども一人一人の要求を受け止め、自己肯定感を高めていく。温かい雰囲気の中でじゅうぶんに気持ちを汲み取り適切に対応し非認知能力を高めていくことに努める。

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

法人職員として理念を理解し、自らも主体的に向上しようという意識を持つ。日頃から園内研修や園外研修、自己研磨に取り組み、保育の専門性を高める。これからの日本、世界を担う人を育てている、という意識を持ち、職員間での共通理解を図り良いチームワークで保育に当たる。

全体の評価講評

特によいと思う点

園では、特に海外の文化にふれられる機会を重要と考えており、園児の興味を刺激する様々な取組みを行っています。外国人講師による幼児対象の「英語講座」の開催や、「世界を知ろう」というイベント(ランチトリップ)で、海外の食べ物や遊びにふれあう機会を提供しています。ランチトリップとは、「海外旅行に見立てた、こども向けの多文化理解プログラム」のことで、世界各国の文化に楽しむ機会となっています。利用者アンケートでは「子どもが学びを楽しんでいるか」という質問に対し、96.1%の方が「はい」と答えています。

地域資源を活用した取り組みとして、散歩の際に警察署・消防署を訪問・見学させてもらい、勤労感謝の日に手紙を届けています。また、5歳児クラスで小学校主催の学校探検に参加するとともに、小学生の職業体験を受け入れて相互に交流しています。そのほか、近隣の療育施設とも交流しています。一方、子どもが職員以外の人と交流する場として、地域の方を運動会の種目や夏祭りのゲームコーナー、マジックショーなどに招待するほか、環境学習や音楽会等に一緒に参加するなどの機会を設けています。

園内でのかみつき・ひっかきによるケガは専用の記録簿に記録するとともに、それ以外のケガは「怪我チェック表」に記録しています。その後、発生場所や時刻を集計し、再発防止に役立てています。加えて、今年度は、毎週園内の事故発生時の映像を見直して、対応や報告方法について職員間で検討・共有しています。職員自己評価の設問「事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因および対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいますか 」において「そう思う」の回答率が100%となっており、取り組みの成果が確認されています。

さらなる改善が望まれる点

法人で「有給休暇取得率」「男性職員の育児休暇取得率」などを中期目標として設定し、ホームページで公表するとともに各園とも共有しながら取り組んでいます。また、単年度の計画は、前年度3月に本部事務局を中心に作成し、職員会議で職員へ伝えています。ただし、職員自己評価「取り組み期間に応じた計画の策定」に関する各設問において、一般職員の「そう思う」の回答率は30%以下となっています。中長期的な展望や単年度の重点目標などについて、職員との共有を進めていくことで計画がより推進していくと思われます。

事業所の情報を提供する媒体として、園が独自に作成しているリーフレットに「保育園の概要・保育理念・方針・年間行事予定・生活の流れ・給食について・主な保健活動」などの内容を紹介しています。また、ホームページには、保育理念・方針・目標・大切にしていること・園生活のようす(おたより・日誌・写真など)などのコンテンツを設けて、毎月更新しています。一方で、ホームページは本部で管理しており、更新に時間差が生じています。ホームページの管理方法を見直すことで、情報発信の内容や頻度を充実させていくことが期待されます。

現在、保育の見える化に向けて、フォトフレームで子どもの活動の様子や給食を見られるようにしています。ただし、保育業務を支援するICTアプリの活用は行っていません。保護者にとっては、出欠席の利用や連絡帳機能の活用により利便性が高まるとともに、子どもの様子をリアルタイムで共有できる利点があります。同時に、保育現場において業務の効率化を図る意味でもニーズが高まっています。今後、登降園システムから段階的にICTの活用を模索していく価値があると思われます。

事業者が特に力を入れている取り組み

職場体験の高校生ボランティアや実習生の受け入れ体制を整えて、積極的に受け入れています。ボランティアは遊びや着替え・食事介助などを行っています。また、ひととき保育および短期特例保育を実施し、参加者のニーズを受け止めながら重点的に充実と安定を図っています。さらに、園庭開放を随時行うとともに、育児相談や身体測定の「すくすくチェック」を行い、看護師や栄養士を含めた専門職が育児の相談を受けています。そのほか、移動水族館などのイベントに地域の方を招待するなど、地域に根差した運営に努めています。

法人内のグループ研修として、系列保育園において合同研修(オンライン)を行っています。園内においても研修計画を立て、人材育成に取り組んでいます。直近では、保育所保育指針の「子の最善の利益」をテーマに、自園では具体的にどう実践していくかを職員間で話し合っています。このような取り組みの中で、愛着関係の構築と非認知能力を踏まえて個々に合わせた丁寧な関わりを行い、子どもたちが安心安全に過ごせるように全職員の共通認識としています。

園が大切にしている事に、「子どもたちの意向を最大限尊重すること」「子どもたちのプライド、パーソナリティー、プライバシーを大切にした運営を進めること」等を掲げています。また、園児の発達状況に合わせ、個性を尊重し、保育の中で急かしたり否定する様ような行為がないよう心がけています。職員全員にマニュアル集を配付し、その中で「人権」「プライバシー」「リフレーミング用語」などを説明・解説しています。その成果として、保護者は「子ども一人ひとりが尊重されている」と感じており、園の取り組みが成果を上げています。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:調査対象は、在園児の保護者全員を対象とし、複数のお子さんが通っている場合は最年少児について、1世帯1回答のご回答をいただきました。
    [調査対象世帯数:80世帯(在園児99名)]
  • 調査方法:アンケート方式  
    園より保護者全員に調査票を配布して頂きました。回収については、評価機関への郵送、または園内に設置した回収箱への投函により提出して頂くようにしました。
  • 有効回答者数/利用者家族総数:51/80(回答率 63.7% )

「現在利用している保育園を総合的にみて、どのように感じていらっしゃいますか」との質問に対して、「大変満足」39.2%、「満足」52.9%、「大変満足」と「満足」を合わせて92.2%の回答率となっています。「どちらともいえない」2%、「不満」0%、「大変不満」0%、無回答が5.9%でした。園のサービスに対する保護者の満足度がたいへん高いことが確認されました。個別設問では、問2「お子さんは、園での活動に興味や関心を示し、学びや遊びを楽しんでいるように見えますか?」、問3「昼食・おやつなどの給食は、お子さんの成長段階や健康状態に応じて工夫されたものになっていると思いますか?」について「はい」の回答率が96.1%で最も高く、問17「園の対応に不満を感じたとき、役所や第三者委員など園外の機関や窓口に相談できる仕組みがあると説明を受けたことがありますか?」では「はい」の回答率が54.9%と最も低くなっています。

アンケート結果

1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか

はい 45名 (88%)
どちらともいえない 4名 (8%)
無回答・非該当 2名 (4%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の88.2%を占め、「どちらともいえない」が7.8%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は3.9%という結果でした。自由記述では、ざまざまな内容の活動が子どもの成長につながっている点について満足を示す声が多く寄せられた一方で、プログラムの具体的な内容の周知について改善を期待する声が複数寄せられました。

2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか

はい 49名 (96%)
どちらともいえない 2名 (4%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の96.1%を占め、「どちらともいえない」が3.9%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、子どもが園での活動を楽しんでいる様子について満足を示す声が多く寄せられました。

3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか

はい 49名 (96%)
どちらともいえない 1名 (2%)
無回答・非該当 1名 (2%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の96.1%を占め、「どちらともいえない」が2%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は2%という結果でした。自由記述では、給食の献立や調理方法について満足を示す声が複数寄せられました。

4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか

はい 42名 (82%)
どちらともいえない 6名 (12%)
いいえ 3名 (6%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の82.4%を占め、「どちらともいえない」が11.8%、「いいえ」が5.9%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、戸外活動の機会について満足を示す声が多く寄せられました。

5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか

はい 41名 (80%)
どちらともいえない 1名 (2%)
無回答・非該当 9名 (18%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の80.4%を占め、「どちらともいえない」が2%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は17.6%という結果でした。自由記述では、保育時間変更への柔軟な対応について満足を示す声が多く寄せられました。

6.安全対策が十分取られていると思うか

はい 35名 (69%)
どちらともいえない 12名 (24%)
いいえ 3名 (6%)
無回答・非該当 1名 (2%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の68.6%を占め、「どちらともいえない」が23.5%、「いいえ」が5.9%、「無回答+非該当」は2%という結果でした。自由記述では、出入口のセキュリティ対策について改善を期待する声が多く寄せられました。

7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か

はい 41名 (80%)
どちらともいえない 9名 (18%)
無回答・非該当 1名 (2%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の80.4%を占め、「どちらともいえない」が17.6%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は2%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。

8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか

はい 42名 (82%)
どちらともいえない 8名 (16%)
いいえ 1名 (2%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の82.4%を占め、「どちらともいえない」が15.7%、「いいえ」が2%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。

9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 47名 (92%)
どちらともいえない 4名 (8%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の92.2%を占め、「どちらともいえない」が7.8%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。

10.職員の接遇・態度は適切か

はい 46名 (90%)
どちらともいえない 5名 (10%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の90.2%を占め、「どちらともいえない」が9.8%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。

11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 48名 (94%)
どちらともいえない 1名 (2%)
いいえ 1名 (2%)
無回答・非該当 1名 (2%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の94.1%を占め、「どちらともいえない」が2%、「いいえ」が2%、「無回答+非該当」は2%という結果でした。自由記述では、病気やけがへの適切な対応について満足を示す声が多く寄せられました。

12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 33名 (65%)
どちらともいえない 11名 (22%)
無回答・非該当 7名 (14%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の64.7%を占め、「どちらともいえない」が21.6%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は13.7%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。

13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか

はい 46名 (90%)
どちらともいえない 5名 (10%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の90.2%を占め、「どちらともいえない」が9.8%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、職員が子どもの気持ちに寄り添った対応をしている点について満足を示す声が多く寄せられました。

14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか

はい 40名 (78%)
どちらともいえない 6名 (12%)
いいえ 2名 (4%)
無回答・非該当 3名 (6%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の78.4%を占め、「どちらともいえない」が11.8%、「いいえ」が3.9%、「無回答+非該当」は5.9%という結果でした。

15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 40名 (78%)
どちらともいえない 9名 (18%)
いいえ 2名 (4%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の78.4%を占め、「どちらともいえない」が17.6%、「いいえ」が3.9%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。

16.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 41名 (80%)
どちらともいえない 6名 (12%)
いいえ 1名 (2%)
無回答・非該当 3名 (6%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の80.4%を占め、「どちらともいえない」が11.8%、「いいえ」が2%、「無回答+非該当」は5.9%という結果でした。自由記述では、利用者の要望への対応について満足を示す声が複数寄せられました。

17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 28名 (55%)
どちらともいえない 8名 (16%)
いいえ 11名 (22%)
無回答・非該当 4名 (8%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の54.9%を占め、「どちらともいえない」が15.7%、「いいえ」が21.6%、「無回答+非該当」は7.8%という結果でした。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
保育理念・方針・目標は事務所内掲示や研修などで職員に伝えています

園は「今を未来につなげる保育」を保育理念に掲げています。保育の理念・方針・目標は、園のリーフレットやホームページにおいて丁寧に説明しています。職員に対しては事務所内に掲示して周知するほか法人研修の中で直接伝え、文書にも明示しています。また、園内研修でも共通理解を持つように取り組んでいます。入園が決まった利用者に対しては、入園説明会を開催して「保育園のしおり(重要事項説明書・運営規定)」を配布し、園長がより具体的に説明しています。

園長は法人の保育アドバイザーと連携しながら運営に取り組んでいます

経営層の役割は「職務分担表」や就業規則に明記しており、職員会議などで園長が職員に伝えています。施設長研修での連絡事項を伝達し、法人理事長からのメールの写しを配布して周知することも経営層の重要な役割です。園長は理念など法人の考えを職員に浸透させることを自らの重要な責務として取り組んでいます。また、直近では、「地域の子育て支援の強化」などに取り組んでいます。そのほか、法人の保育アドバイザーが来園し現場に入り助言をするなど連携して園運営を行っています。

園内の重要案件は経営層の合議または職員会議で決定しています

日常の保育に関する案件は、案件の内容により職員の意見を集約した後、園長など経営層が合議で決定する場合と職員会議で決める場合があります。園内での決定事項は議事録を回覧して全職員に周知しています。また、法人本部の決定事項は職員一人ひとりに書面を配布して周知しています。利用者に伝えるべき重要な決定があった場合は、園だよりや掲示で伝え、速やかに連絡する場合には緊急メールを利用しています。職員に対して周知した重要な案件の例として、「新型コロナウイルス感染症対策事業補助金」などがあります。

1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
アンケートや個人面談を通して保護者・職員のニーズを把握しています

利用者のニーズは、個人面談・行事アンケート・年度利用者アンケートにより把握し、リーダー会議・職員会議で職員に伝えています。加えてご意見箱を園内に設置するとともに、個別の意見や要望については口頭や連絡ノートなどで直接伝えてもらえるような関係性を築くことを目指しています。具体的な取り組みの例として「土曜保育の写真掲示」などが挙げられます。そのほか、職員のニーズは個人面談やリーダーを介して把握し、地域の福祉のニーズは私立保育園園長会・町会参加により把握しています。

情報交換会や地域懇談会に出席し、事業環境を把握・分析しています

園長は区の情報交換会や地域懇談会に参加して地域福祉の現状や行政・業界の動向に関する情報収集をしています。情報交換会には保育園、区役所、児童相談所などが参加しています。また、社会福祉協議会と東京都民間保育園協会に所属して、研修会などで情報収集しています。以上のように事業環境を分析した結果、「事故(安全衛生管理)」や、「地域のニーズに対応した取り組み」を優先度が高い課題として捉えています。

法人で5年間を単位とした行動計画を作成し、園と共有しながら取り組んでいます

各法令に基づき、5年間を単位とした行動計画を法人で作成し、ホームページで公表しています。なお、法人で中期目標として定めている「有給休暇取得率」「男性職員の育児休暇取得率」などは、各園とも共有しながら取り組んでいます。単年度の計画は、前年度3月に本部事務局を中心に作成し、事務室に保管するとともに、職員会議で職員へ伝えています。予算編成は本部経理課が策定しています。計画を見直す場合は、職員会議・リーダー会議で検討し、園長が中心となって判断しています。

1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
  • 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
  • 事業所の経営状況を把握・検討している
  • 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
  • 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
  • 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
就業規則などの読み合わせを行い、コンプライアンス意識の向上に取り組んでいます

職員が守るべき法・規範・倫理について、法人の運営規定や就業規則、保育マニュアルに明示されています。保育マニュアル(通称ピンクファイル)は人権やプライバシー、差別用語など虐待の項目を設けて説明・解説しています。就業規則などを事務所に置いて、職員がいつでも閲覧できるようにしています。また、年度始めの職員会議で就業規則や保育マニュアルを読み合わせる場を設けて、職員のコンプライアンス意識の向上に取り組んでいます。法人研修や園内研修でも法令遵守や職業倫理について学ぶ機会があります。

利用者の苦情や要望に対して掲示で回答したり、園長などが口頭で改善策を伝えています

苦情があった際には主任が受け付けし、園長が解決にあたっています。そのような体制や役割については園のしおり・重要事項説明書・園内掲示で、保護者に伝えています。意見や要望については、苦情解決マニュアルに沿って対応し、「利用者に直接、もしくは玄関掲示板に要望・回答を掲示」などで回答しています。そのほか、職員の子どもに対する適切な関わり方について職員服務規律に示しています。虐待が疑われる事例が生じた際には、虐待関係マニュアルに沿って児童相談所などと連携し対応しています。

職場体験の高校生や実習生を積極的に受け入れ、保育人材の育成に取り組んでいます

職場体験の高校生ボランティアや実習生の受け入れ体制を整えて、積極的に受け入れています。ボランティアは遊びや着替え・食事介助などを行っています。また、園の専門性を地域に還元する取り組みとして、子育て支援事業を実施しています。本園ではひととき保育および短期特例保育を実施し、ニーズを受け随時園庭開放をするとともに、育児相談や身体測定の「すくすくチェック」を行い、看護師や栄養士を含めた専門職が育児の相談を受けています。そのほか、移動水族館などのイベントに地域の方を招待しています。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
  • 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
  • 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
  • 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
  • ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
  • 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
  • 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
防災・防犯マニュアルを作成するとともに、有事の際の手順を確認しています

園内の安全対策として、防災・防犯マニュアルを作成し、その遂行にあたっています。災害などが発生した場合、利用者向けに災害伝言ダイヤルや緊急用メールを通じて状況や対応を告知するとともに、ケースに応じて安全を確保するための手順を確認しています。また、毎月の避難訓練日には保護者による災害伝言ダイヤルの試聴が可能です。さらに、避難訓練は毎回想定条件を変えて実施しています。加えて、感染症対策として、看護師が区のサーベイランスで情報収集し、園内の感染症の流行状況を掲示しています。

事故などが発生した際はケガの発生を場所や時間別に集計して再発防止に役立てています

災害や深刻な事故などに遭遇した場合に備え、首都直下型地震震度6弱を想定した事業継続計画(BCP)を作成しています。危機管理の方法やBCPの内容について、新年度会議・職員会議において職員に伝え、クラス懇談会などにより利用者に説明しています。また、園内でのかみつき・ひっかきによるケガは専用の記録簿に記録し、それ以外のケガは「怪我チェック表」に記録して発生場所や時刻を係が集計して共有し、再発防止に役立てています。その上で再発防止策を玄関掲示・一斉メールにより利用者に報告しています。

預かっている個人情報は「個人情報取り扱いマニュアル」に沿って管理しています

「個人情報取り扱いマニュアル」を整備して、情報管理を行っています。加えて、職員や実習生、ボランティアとは機密・個人情報に関する「誓約書」を取り交わして、個人情報を管理・保護しています。保護者からは個人情報利用の同意書、ホームページ掲載の同意を得ています。また、収集した個人情報や記録は施錠できる場所に保管して、必要な時に使えるように整理して管理するとともに、個人情報の持ち出しや記録媒体へのコピーは禁止しています。そのほか、パソコンの使用制限やパスワード設定により情報漏えい防止に努めています。

1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
  • 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
  • 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
  • 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
  • リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
  • 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
  • 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
  • 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
  • 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
  • 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
人材育成の方針や方法はキャリアパスシートに明示し職員に伝えています

正規職員の採用は就職フェアなどに参加して募集し、法人本部が一括して行っています。園は見学会時に職員の採用方法について細かな説明をするなど配慮しています。パート職員については園が掲示などで募集し、園独自に採用しています。応募者の希望する曜日や時間が園の条件に合うか、法人の理念に沿っているかを確認して採用しています。職員の異動や配置についての意向は園長面談で把握しています。そのほか、人材育成の方針や方法はキャリアパスシートに明示し、年度始めの会議で職員に伝えています。

研修は法人内研修に加えて区の研修を活用して行っています

法人内のグループ研修として、系列保育園において合同研修(オンライン)を行っています。園内においても研修計画を立て、人材育成に取り組んでいます。さらに、中野区においては区内の保育園職員を対象にした保育研修を行っており、リーダー養成から専門テーマに応じた各種研修の機会を設け、当園からも職員を派遣しています。研修後は2週間以内に研修報告書の提出を求めて成果を確認しています。園内での1年目職員研修(OJT)は新卒・既卒・異動に分けて、マニュアルに沿って行っています。

有給休暇の取得がしやすい環境作りを行っています

職員の定着を重要テーマとして園は相談援助体制やキャリア支援、福利厚生の充実に取り組んでいます。相談援助体制について、園内では園長と主任が職員の育成を担っており、保育アドバイザー(園長経験者でもあるエリアマネージャー)が現場指導に入り、必要な助言や情報提供を行っています。就業状況の改善に取り組み、有給休暇については、休暇希望の申請を全て受け入れるなど取得しやすい環境作りをしています。そのほか、園は話しやすい雰囲気づくりに配慮しており、リーダー職員に※「何を?」伝えています。

1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
  • 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
  • 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
  • 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
  • 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
  • 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
  • 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

前年度において、「園の情報発信」を重要課題の一つと掲げていました。その背景として、利用者の定員割れが挙げられます。そのような課題に対して「子育て支援事業の参加実績10%増」を目標として掲げていました。そこで、子育て支援担当職員を配置するとともに、年度内を期限として計画を立てました。その際、園見学に来た方へ積極的な声掛けをするなどの工夫を取り入れました。そうした取り組みにより、結果は、出産を迎える親の体験学習、保育所体験の参加者増加となりました。また、付随的に園行事での地域参加が増加したなどの成果も上がりました。目標の達成度を、110%と自己評価しています。そのような結果に至ったのは、地道な声掛けや口コミとして広がったことが要因であると考えており、今後さらに成果を高めていくために継続して取り組む方針です。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

利用者の定員割れを受けて、子育て支援事業の開催による情報発信強化に取り組んでいます。地道な声掛けや口コミ効果により当初の目標を達成することができました。今年度の目標として、参加実績のさらなる向上に向け、新たにホームページ上に園内案内を追加したいと考えています。口コミ効果の拡大に加え、SNSを活用した取り組みが期待されます。

2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

前年度において、「事故発生時の対応強化」を重要課題の一つと掲げていました。そのような課題に対して「職員の意識向上」を目標として掲げていました。そこで、毎週、園内の事故発生時などのビデオを見直して対応や報告方法について検討・共有しました。加えて、噛みつき引っ搔き簿・怪我簿・事故報告書・ヒヤリハット報告書の提出を促しました。そうした取り組みにより、職員の危機管理意識が高まり、ヒヤリハット報告件数も月10件程度から20件に増加しました。また、付随的に子どもたちが落ち着きトラブルが減ったなどの成果も上がりました。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

事故が発生した際の対応や個人の判断で完結してしまったケースが発生したため、リスクマネジメントの強化に取り組んでいます。取り組みの結果職員の意識が高まり、ヒヤリハット報告書の作成件数が倍になるなど目に見える成果が表れています。特に、毎週という高い頻度でビデオを使用しながら検討した取り組みは、目標達成のための成功要因だったと考えられます。今後も継続した取り組みを行う意欲を示しており、成果が期待されます。

サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
パンフレットや案内を作成し、利用希望者や関係機関に配布しています

園を紹介するパンフレットとして、A4サイズの用紙を3つ折りにしたハンディタイプの案内を用意しています。表紙に園舎の写真を載せたパンフレットの見開き正面には、保育目標、理念、方針を記し、所在地、入園定員、保育時間など園の概要、地図、年間行事予定と給食について記載しています。パンフレットの裏面には、主な保健活動として、身体測定や健康診断などの情報を明記し、利用者にわかりやすく園の情報を伝えています。その他、区役所の窓口では、私立保育園協会で作成した私立保育園案内も配布しています。

法人ホームページや行政のホームページ等で、保育サービスの情報を発信しています

法人のホームページは、園の特徴を中心に保育理念、保育方針、保育目標の他に「大切にしていること」として園が伝えたい事を箇条書きで記しています。また、各クラスの日誌や写真、保護者が保育参観をした際の感想を掲載するなど、園全体の様子を分かりやすく伝わるよう工夫しています。その他、行政のホームページの施設情報にも園の情報を掲載しており、保育園一覧や申込案内、申込情報も印刷できます。区の担当課とは連絡を密に取り合い、空き人数、延長保育利用者数などを報告しています。

年間を通して見学者を受け入れており、園の特徴や活動の様子を紹介しています

年間を通して見学者を受け入れており、園庭開放の際にも園内を見学することが可能です。見学希望者は園長、副園長が対応しており、一組ずつの対応を基本としていますが、同じ時間帯に数名を案内することもあります。見学は、約1時間ぐらいの時間を取り、活動中の園児と職員の関わりを中心にゆっくり見学してもらいます。見学者からの「病気時の対応」、「離乳食の進め方」、「使用したオムツの処理」などの質問にも答えています。園の特徴である「子どもを主体にした保育」を紹介し、保育園選びの参考になるようにしています。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
親子面接で、個別の情報を把握するとともに保護者との意思疎通に努めています

入園が決まった方には園から連絡し、日程を合わせて園長および主任による親子面接を実施しています。面接では、記入して持参してもらった児童票等の書類を基にヒヤリングし、配慮事項、アレルギー対応等は特に注意して「聞き取り表」に記録しています。さらに、区からの基本情報で、すでにアレルギー等の情報がある場合は、栄養士、看護師が面接に同席しています。温かい雰囲気を保ち、子どもの愛称や癖など、個別の事情を聞きとるとともに、保護者との意思疎通に努め、親子が不安なく入園できるように配慮しています。

慣れ保育を実施し、家庭と同じような生活が出来るよう配慮しています

入園説明会では、「保育園のしおり」を用いて保育目標や園での生活、病気等について説明しており、保護者に用意してもらう持ち物は、面接時に実物をサンプルとして用意するなどイメージしやすい工夫を行っています。慣れ保育の有無については保護者と話し合った上で決定し、保育経験のある子ども、初めて集団に入る子どもなど、子どもの状況に合わせて負担の少ない方法を取っています。また、家庭で使用しているお気に入りのタオルや道具(おしゃぶりなど)がある場合は園に持ち込んでもらうなど、家庭と同じような生活が出来るよう配慮しています。

卒園後も継続して関わりを持ち、卒園児や保護者を継続的に支援しています

卒園していく園児には、卒園前に小学校の副校長先生に来て頂き、話をしてもらうなど就学に期待を持てるような取り組みを行っています。また、卒園後も、卒園児を夏まつり・運動会等の園行事に招待し、保護者にもいつでも相談できる事を伝えています。中には、ときどき立ち寄って話して帰る卒園児の保護者もいます。その他、転園した園児については、要望があれば次に通う園に「発達経過記録」を送付するなど、転園先の園と連携して継続した支援を行っています。

1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
  • サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
  • サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
園児の情報や日々の様子は定められた書式に記載し集約しています

入園前面接では、園児の生活習慣や遊び、家庭の育児方針や園に望むことなどを聞き取っており、保護者の意向や個人面談の記録は児童票に綴じています。保育経過記録には園児の具体的な支援内容を記入し、乳児は現在の姿をチェックで表した発達確認記録を、幼児は年4回、発達経過記録を記載しています。また、在園中の園児の記録は児童票に集約し、個人ごとに綴じています。その他、園児の日々の様子は日誌に記載するほか、健康の記録、睡眠チェック表、朝夕記録簿、クラスノート、会議録など園で定められた書式に記録しています。

園長が作成した保育過程を基に、年間、月間、週の指導計画を作成しています

新しい年度を迎える時期に、園長が保育課程を見直し、それを基に園児の様子や前年度の評価・反省を反映させた年間指導計画を作成し、全体会議で共有しています。作成時には保育課程との連動と各領域のバランスを考え、本園らしさも入れています。また、年間指導計画を基に園児たちの姿を見ながら月案・週案指導計画を作成し、保育の具体的な実践内容を見通しています。併せて、3歳未満児全員と幼児の配慮が必要な園児に対して、個人別月案を作成しています。保護者には、クラスだより等で各月のねらいを伝えています。

毎月実施している全体会議と、クラスごとの会議で情報の共有を図っています

毎月定期的に開催する全体会議は、連絡事項、献立反省、ケガ病気の報告、ヒヤリハット、行事や保育体制の確認、研修報告などを行っています。併せて、次月の月案のポイントを担任から説明しています。事務室では、職員連絡用のノートを置き、休みの連絡等はもれなく記録しています。日々発生するクラス内の連絡事項は、午睡の時間などを使って職員間で共有しており、計画の立案や微調整などを行うクラス会議は議事録を残しています。連絡事項の周知徹底には注意を払い、職員間で情報が滞る事がないように努めています。

1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
  • 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
  • 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
  • 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、作成、見直しをしている
  • 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
  • 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
  • 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している
  • 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 申し送り・引継ぎ等により、子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている
  • 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
  • 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
  • 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
  • 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
  • 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
  • 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】
    小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、援助している
【講評】
園児の興味や発達状況に合わせ、主体的に遊びこめる環境を整備しています

入園面接の記録に加え、送迎時の保護者との会話や連絡帳の記載事項から日々の園児の家での様子を把握することで、発達に応じた支援を行っています。園では、全ての保育室に年齢に合った玩具を数多く揃えており、季節や園児の興味で入れ替えをしています。特に乳児ではスキンシップを大切にし、ボールや音の出る玩具などを用意して五感を刺激しています。また、ブロックなど手指を使う玩具や、絵本、制作に使う様々な素材を豊富に用意するなど、園児たちが思う存分遊び込める環境を意識しています。

配慮を要する子どもの受け入れに際し、専門機関と連携を図り適切な支援に努めています

配慮を要する子どもの受け入れに際し、専門機関と連携を図り適切な支援の継続に努めています。発達面で気になる園児については、区の巡回指導につなぎ、様々なアドバイスを受け、配慮事項を個人別の指導計画に盛り込んでいます。文化や生活習慣の違いのある外国籍の親を持つ園児についても、違いを意識することなく過ごせるように配慮しています。園児同士のトラブルについては、「友達との関わり方」を教える良い機会と捉え、どうしたら喧嘩にならないか、どう仲直りすればいいかなど、丁寧に伝えています。

特別な配慮が必要な子どもも共に成長できるよう支援体制を整えています

就学に向けての取り組みについて、3歳児からゆっくり少しずつできる事を増やすように取り組んでいます。5歳児は小学校に進んだ後の生活に不安を抱かないように配慮しており、小学校が入学前の子どもたちを対象に実施する小学校体験に参加を勧め、入学後の生活がイメージできるようにしています。また、保護者会に小学校の副校長に来て頂き保護者の不安解消を図り、経営層は保幼小連絡会に出席し、情報共有に努めています。その他、保育要録は可能な限り、園長と担任が小学校に出向いて手渡しています。

2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている
  • 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
  • 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
  • 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
  • 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
登降園時の保護者との対話や連絡帳を活用し、園児の情報を共有しています

登園時に際しては、必ず保護者の方と直接言葉を交わして前日の様子を確認するとともに、健康状態の確認も行い、職員間で共有できるようにしています。また、登園時は保護者の忙しい時間帯であることを意識し、可能な限りスムーズな受け入れを心がけています。連絡帳には、家庭での園児の様子、食事、排便、睡眠、健康状態について保護者が記載しています。降園時も必ず職員が一人ずつ「受け渡し」を行い、その日の園児の様子を口頭で伝えています。

基本的な生活習慣を無理なく身に着ける事ができるよう園児一人ひとりを支援しています

離乳食は家庭で食べた食材を園で提供できるように保護者に食物既食表を渡し、離乳初期から後期、幼児食へと段階的に移行しています。月齢に合わせて無理なく過ごせるように休息の時間を取り、手洗いや食後のうがいは看護師の指導のもと促しています。排泄自立への取り組みも、連絡帳などを用いて家庭との連携を密にして進めています。園の取り組みは年2回のクラス懇談会や個人面談で説明しており、日々の様子や状況は連絡帳や口頭で伝え、園と家庭が歩調を合わせて取り組めるようにしています。生活リズムや食事の大切さも繰り返し伝えています。

子どもの発達や体調に合わせて午睡時間を設定しています

午睡は、園児一人ひとりの生活リズムや年齢、活動内容によって柔軟に対応しています。保育の中で園児たちは十分に体を動かしており、乳児は保育室で、幼児はホールで午睡をとっています。早く目覚めてしまった園児は別室で過ごし、なかなか目覚められない園児はしばらく寝かしておく、食事前に少し寝かせる、などの工夫をしています。5歳児は個別の体調等に配慮しながら、就学を控えた12月頃から午睡を徐々に減らしていき、1月には完全になくしています。

3.日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
  • 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
  • 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう援助している
  • 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉による伝え合いを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
  • 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
  • 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている
  • 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
海外の文化に触れ合う機会の提供や異年齢交流を通して園児の感性を養っています

特に海外の文化に触れられる機会を重視しており、園児の興味を刺激する様々な取組みを行っています。外国人講師による幼児対象の「英語講座」の開催し、「世界を知ろう」というイベントでは海外の食べ物や遊びに触れ合う機会を提供しています。最近では、園長がオーストラリアの火事の話題を園児たちに伝え、オーストラリアへのメッセージを書くなど海外への関心を高める取り組みも行っています。その他、日常の保育の中で4歳児と5歳児は同じ保育室を部分的に開放しており、朝夕の合同保育なども通して異年齢交流を促進しています。

園児が様々な表現力を身に着けるプログラムの提供と、自主的な取組みを支援しています

園児の表現力を高める遊びとして、電子ピアノ、カスタネット、タンバリン、トライアングルなどの楽器遊びや、塗り絵、折り紙、クレヨン、色鉛筆でお絵かきをしています。また、5歳児にはサッカー協会の「サッカー教室」を開催し、オリンピックに向けて幼児クラスで体操団体の講師による「体操教室」を実施するなど、園児が様々な活動に触れ合える機会を提供しています。さらに発表会では、園児が発表内容を考えるなど、自主的な取り組みも支援しています。

園庭での遊びや戸外活動で自然にかかわる機会を設けています

手作りの散歩マップを玄関に掲示し、週に1~2回を目途にお散歩に出かけています。お散歩は、近隣の西公園、平和の森公園、たんぽぽ公園などに出かけ、季節の花や落ち葉、昆虫などの動植物に触れ、自然を大切にする心を育んでいます。今年度は、おたまじゃくしを連れて帰って園で飼育するといった取り組みも行っています。また、園庭では、遊び道具を増やしたり、丸太を設置し、木にロープを巻いて登れるようにしたりと遊びこめる環境作りに取り組んでいます。

4.日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
  • 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
  • みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
  • 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
【講評】
園児が楽しめる行事を心がけ、四季折々の行事を開催しています

園では、4月の「入園・進級を祝う会」から始まり、「子どもの日の会・春の遠足・プール・七夕・夏祭り・運動会・遠足・芋ほり遠足・発表会・もちつき会・節分の会・お店屋さんごっこ・ひな祭りの会・卒園を祝う会」など、日本文化を伝承する行事や四季を楽しむ行事を企画してます。「夏まつり・運動会・発表会」は保護者参加の行事として企画し、園児の成長を喜び合っています。行事は、第一に園児が楽しめることを心がけ企画しています。

年間行事表やクラス便りを通し丁寧に行事目的や効果を伝えています

園で実施する行事は「年間行事表」として、年度前に保護者に配布されます。「年間行事表」には、行事の日時や内容、参加クラスに加え、保護者参加の有無について分かりやすく記載されています。また、行事開催前には、事前にプリントやクラス便りを通じて、保護者に行事の目的や効果について、途中経過を含めてお伝えしています。昨年度末に行事の変更などをいくつか行いましたが、保護者に対しての説明をしっかり行ったことで理解が得られ、「子の最善の利益」を第一とした行事に理解を示してもらうことが出来ました。

5.保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
  • 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
  • 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
園で長時間過ごす園児たちがリラックスして過ごせる環境づくりに努めています

園は7時15分から20時15分まで開所しており、19時15分からは1階の一時保育室を使って保育しています。延長保育は年齢の違う園児たちが集まって過ごす時間帯となり、少人数でゆったりとした保育ができるようにしています。延長保育担当の保育士は保護者が安心して預けられる環境づくりに努め、柔らかい素材のものを用意し、リラックス出来るように配慮しています。

特別な玩具を用意するなど遊びに変化を持たせることで楽しく過ごせる工夫をしています

延長保育では、遊びに変化を持たせるなど、昼間とは違う室内遊びを経験できるようにしています。年齢の違う園児たちが混じり合って過ごすことで、大きい子どもの真似をしたり、昼間は順番待ちになる人気の玩具でじっくり遊べたりと独特の楽しみもあります。また、普段使用しない延長用の玩具も用意し、長時間でも飽きずに楽しめるよう工夫しています。その他、昼間の活動で疲れが見える子どもには休息を取りながら迎えを待てるようにしています。

6.子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している
  • 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
  • メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
  • 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
  • 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
【講評】
園児の嗜好に配慮した楽しい食事環境を整備しています

献立は園児たちの嗜好に合ったバランスの良いものとなるよう努め、素材の味を活かした美味しい給食を提供しています。食材は地元の店から購入するなど、口に入る物は安全なものを吟味して購入しています。完食を目指さず、それぞれのタイミングで食べ始め、食べる量の個人差にも配慮しています。また、「喫食表」を記入することで園児たちの嗜好を把握し、献立作成に活かしています。さらに、テーブルの位置を変えたり、テーブルクロスを置いたりと楽しく食事が出来るように工夫しています。

食物アレルギーのある園児には、誤食の防止に努め安全な食事を提供しています

食物アレルギーの有無や種類は入園時の面接で把握しています。全体会議には栄養士も出席し、園児の情報を共有しています。園長をはじめ主任保育士、担任、栄養士、調理員、看護師が代替え食品の内容等を理解しており、基本的に「医師の指示書」に基づき個別に対応しています。ピンクファイルには「食物アレルギー対応(各職員の役割)」の項目を設け、保育室での誤食防止策を明記しており、二重チェックや、食器、トレーを覆ったラップにも名前を書いて誤食を防いでいます。また、アレルギーだけでなく、下痢の際の食事変更についても対応しています。

年齢に応じた食育活動として、栽培、収穫や調理などを体験できるようにしています

食育活動では、食べ物に興味や関心を持ち、意欲的に食べることを大切にしています。食文化や栄養に関する知識と関心を深めることを目的とし、子どもが献立を読み上げ、食材カードを三色食品群ボードに振り分けるとともに、「七夕の会・お楽しみ会・ひなまつり」のような場面では、昼食やおやつをバイキング形式で提供しています。また、きゅうり・トマト・オクラ・枝豆・インゲン・ピーマン・かぼちゃを栽培し、収穫した野菜や果物を味噌汁・豚汁・サラダなどの料理で取り入れています。5歳児クラスになると、クッキーやピザ作りにも挑戦しています。

7.子どもが心身の健康を維持できるよう援助している
  • 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
  • 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
  • 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
【講評】
近隣警察署と連携した防犯訓練を行い、園児たちの防犯意識を高めています

園児たちが自らケガや病気を防ぐ姿勢を持つように、散歩に出かける前には道の歩き方や信号の見方、横断歩道の渡り方などを伝えています。日々の保育では、危険な場所への立ち入りや遊びについて話す機会を設け、自ら事故を予防できるように指導しています。また、年に1度の防犯訓練では、警察署の職員に来てもらい訓練の指導をしてもらいます。さらに、交通安全大会に5歳児が参加し、横断歩道の渡り方や信号の見方などについて実演しています。

看護師を中心に専門機関と連携し、園児の安全管理に努めています

健康指導では、裸足保育・手洗いの歌を、歯磨き指導は、歯科衛生士による歯みがき指導(4・5歳児)を行っています。また、怪我をしてしまった場合についても、看護師を中心に通院などの対応をしています。嘱託医の定期健康診断は0歳児は月2回、全園児が年2回とプール前に実施しています。子どもたちの日々の様子は日誌に記録し、健診・身体測定の結果は「健康カード」などで報告しています。医療ケアが必要な園児については、主治医からの「生活管理指導表」により、運動強度およびその他注意することを明確にして保育にあたっています。

区のサーベイランスを利用し、地域の感染情報を事前に保護者に伝えています

乳幼児突然死症候群予防のため、0歳児は5分ごとに呼吸チェックを実施し記録しています。1歳以上児の午睡でも午睡当番の職員が付き添い、各年齢に応じた午睡チェックを行っています。与薬は、医師の処方した薬に限り、指示書と与薬依頼書の提出により対応しています。感染症については、中野区のサーベイランスを利用して、地域の感染情報を事前に保護者に知らせています。また、それに合わせて園での対策も検討し実施しています。

8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
  • 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
  • 保護者同士が交流できる機会を設けている
  • 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
  • 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
  • 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している
【講評】
保護者の意向を尊重し、保護者の立場に立った対応を心がけています

家庭環境や基本的な意向は入園前の面接で把握しており、普段の声掛けや個人面談によって、常に保護者の立場に立った対応を心がけています。また、悩みや疑問を事前に伺い、年2回の保護者会の際に、それを議題にした内容を実施しています。さらに、個別の申し出には可能な限り対応しており、急な残業への対応や登園・降園の時間への配慮も、保護者の意向を優先しています。その他、ピンクファイルに保護者対応の項目を設け、対応が職員によって変わらないよう配慮しています。

保護者会でエピソードトークを行い、職員紹介コーナーも設置しています

保護者と職員の信頼関係を深めるための取り組みとして、保護者会でテーマに沿ったエピソードトークを行っています。そして、職員一人ひとりを知ってもらうために、園内に職員紹介コーナーを設置し、父母会作成のおたよりでも職員紹介を掲載しています。さらに、保育参加および保育参観は年間を通して可能とし、クラス別に保護者会を年2回実施しています。なお、保護者会は状況に応じてオンラインで開催するなど工夫しています。そのほか、父母会の活動については、専用掲示板・リサイクルコーナーを設置するなど協力しています。

9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
  • 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
  • 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
勤労感謝の日に警察署や消防署に手紙を届けたり、学校探検に参加したりしています

地域資源を活用した取り組みとして、散歩の際に警察署・消防署を訪問・見学させてもらい、勤労感謝の日に手紙を届けています。また、5歳児クラスで小学校主催の学校探検に参加する一方、小学生の職業体験を受け入れるなど相互に交流しています。そのほか、近隣の療育施設とも交流しています。さらに、広い視野に立った地域交流として、「ランチトリップ」を行っています。ランチトリップとは、「海外旅行に見立てた、こども向けの多文化理解プログラム」のことで、世界各国の文化に楽しむ機会となっています。

運動会・夏祭り・環境学習・音楽会・マジックショーに地域の方を招待しています

子どもが職員以外の人と交流する場として地域の方を運動会の種目や夏祭りのゲームコーナー、マジックショーに招待するほか、環境学習や音楽会等に一緒に参加するなどの機会を設けています。また、保育実習生を受け入れる際には、実習生による手あそびや読み聞かせ、実習生作成の指導案に基づいた活動を行っています。ボランティアや職場体験を受け入れる際には子どもと遊び、玩具の消毒や制作の準備の手伝いをしてもらっています。そのほか、中学校教員の研修も受け入れています。

【講評】
個人情報の取り扱いや管理について定めており、保護者に説明のうえ同意を得ています

園が大切にしている事に、「子どもたちの意向を最大限尊重すること」、「子どもたちのプライド、パーソナリティー、プライバシーを大切にした運営を進めること」等を掲げ、園の保育理念・方針は全体会議で周知しています。個人情報の保護に関しては、入園説明会時に保護者に説明し理解を得ており、「保育園のしおり」には、個人情報の保護について利用目的、第三者への提供、管理について詳細を明記しています。また、ホームページへの写真掲載の可否についても保護者に趣旨を説明し同意を得ています。

職員の人権の意識を醸成し、園児の羞恥心に配慮した保育を行っています

園児の発達状況に合わせ、個性を尊重し、保育の中で急かし、否定するなどの行為がないよう心がけています。また、職員全員にピンクファイル(マニュアル集)を配付し、その中で「人権」「プライバシー」「リフレーミング用語」などの項目に分けて説明・解説しています。園児の羞恥心への配慮としては、プールや水遊びでは紫外線除けのネットを目隠しとして使用するほか、保育室の奥で着替えやおむつ交換を行うなどの工夫をしています。排泄の失敗についても、ほかの園児に気づかれないよう素早く着替えるなど配慮しています。

子ども一人ひとりを尊重する姿勢について、新年度会議や入職時の研修で学んでいます

子ども一人ひとりを尊重する姿勢を理事長からの通知文に示すとともに、新年度会議や入職者オリエンテーションで人権に対する理解を確認しています。また、園内の保護者向け図書コーナーや職員本棚に関連する書籍を置き、自発的な学びを促しています。そのうえで、子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮するために、入園前面談で「子どもの呼び名やどんな子に育ってほしいか」について確認しています。併せて、行事アンケート・利用者アンケートを実施し、日常的なサービスに係る保護者の意向を確認しています。

1.子どものプライバシー保護を徹底している
  • 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
  • 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
  • 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
  • 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
  • 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
マニュアル集「ピンクファイル」を職員全員に配付し、業務の標準化を図っています

基本的な業務を網羅した保育マニュアルは「ピンクファイル」と呼び、全職員に配付しています。配付後一年経つと引き上げ、変更点があった部分は最新版に差し替えて、再配付しています。この「ピンクファイル」の中には「尚徳福祉会員として」「沼袋西保育園のマニュアル」「保険について」「職員分担表」の4つの大項目があり、それぞれ細かい小項目が記載されています。実施の確認については、主任保育士が保育室を巡回し、間違った手順などが見られた場合は指導をし、会議の場で確認しています。

規定やマニュアルは本部理事会にて見直しを行い、園長を経由して職員に伝えています

業務水準の向上を図るために、規定やマニュアルは本部理事会にて見直しを行い、園長を経由して職員に伝えています。最近では、サービスの基本事項や手順について、「写真販売の無料化」「運動会・発表会の対象クラスの変更」「ヘルメット置き場の設置」「紙で配布していた手紙をメール送付に変更」などについて見直しました。また、職員は、日々の業務でヒヤリとしたことを「ヒヤリハット報告」に記録しています。保育中に起きたケガや事故について、その時の状況・連絡体制・保護者への対応・原因などを分析して再発防止に努めています。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている

事業者のコメント

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評価情報

【評価実施期間】

2022年6月10日~2023年3月31日

【評価者修了者No】

H0601051,H2001058,H1801008,H2101004

評価結果のダウンロード

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