評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
1)お弁当作業を通じ生活リズムを整え、人間関係の構築、自立と円滑な社会復帰の促進
2)手作りお弁当を地域の方に届ける
3)利用者一人、1人に合わせた時間帯、作業内容、訓練を行っている
4)第2あすなろの家を利用しながら就労できるよう力を入れている
職員に求めている人材像や役割
・否定的な言葉「できない」等が最初にくるのではなく、仕事に対して積極的・協調性があり、熱意をもって仕事に取り組める人
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
仕事に対する積極性と利用者の障害に対しても理解を示してくれる方
全体の評価講評
特によいと思う点
利用者が作業を自主的に選べるよう作業工程を細かく設定しており、利用者自ら作業内容を選び、また、就労を目指す上で必要な知識経験を積めるような取り組みを実践している。毎朝の弁当注文の電話受付を利用者の仕事として設定し、職員が近くに付き添い、お客様からの電話対応を行うことで電話対応能力の向上を図っている。また、弁当の受注数をパソコンに入力することなども就労への訓練にもつながっている。他に消毒やトイレ掃除、洗濯など普段の生活でも行う工程もあり、一人暮らしの生活スキルの向上にも役立っている。
それぞれの利用者の意向や要望、目標に合わせた個別支援計画を作成しており、その上で利用者固有の特性や生活リズムに合わせた通所日数や作業時間を設けている。長い時間の作業が困難な利用者へは短時間のみの作業を設けたり、終日作業を行いたい利用者へは役割分担票を使用し1日の作業の工程の見通しが持てるようにしている。6ヶ月ごとに一人ひとりの障害特性や病気に対して配慮がされた個別支援計画を作成しており、3ヶ月ごとに1度振り返りの聞き取りを行っている。その際に計画とは違う要望や意見などを取り入れ、必要に応じて更新をしている。
弁当の製造をメインの作業としており、地域に真心を込め、手のこんだ手作りの弁当を届けるために日々、利用者と職員が一丸となって製造している。また、有資格者だけではなく、区内在住の地域住民を調理員や職業指導員として採用している。配達する地域は広範にわたっており、弁当を届けること自体が地域社会とのつながりを作っている。また、他の機関とも連携しながら就職に結びつく支援も提供している。地域に根付いた事業所となることを目指している。
さらなる改善が望まれる点
事業所運営の中で作業工程や役割分担票などの仕組み作りが細かく設定されているが、事業所で過ごす中での決まりごとは箇所ことに記載され、掲示や利用者へその都度声かけをすることで注意喚起を行っている。長年、事業所を続けている中で作られているルールもあるが、利用者の障害特性や時代の背景によってルールは変化しているので、利用者とともに職員、利用者が過ごしやすい事業所での過ごした方について話し合い、ルールや決まりごとをまとめた様式を作成することが望まれる。
法人全体のマニュアルとして災害・感染症・緊急事故・虐待防止・情報セキュリティハンドブック等の対応マニュアルを整備するほか、事業所の業務に関する職員マニュアルを作成している。マニュアルはいつでも確認できるようにファイルに綴じて設置している。今年度途中に職員が新体制になったため、職員マニュアルを始めマニュアル等の確認が必要で整備するところがあれば、新たに整備する必要がある。新体制の中でも業務の標準化に資するマニュアルを順次、整えていきたい。
リスクマネジメントに関しては法人全体で対応することになっており、何か起きた場合には法人本部と各事業所との連携の下で対策を取ることになっている。事故防止や感染症対策、防災対策等のそれぞれのリスクにはマニュアルを整備して備えている。また、事業継続計画(BCP)についても災害発生時を想定したものは策定している。しかし、災害発生時の職員の役割分担等、具体的なところまでは至っていない。弁当の配達などで利用者が事業所から遠く離れる場面もある。具体的なリスクを想定して、災害等が発生した時の対応について検討していきたい。
事業者が特に力を入れている取り組み
それぞれの利用者の意向や要望、目標に合わせた個別支援計画を作成しており、その上で利用者固有の特性や生活リズムに合わせた通所日数や作業時間を設けている。長い時間の作業が困難な利用者へは短時間のみの作業を設けたり、終日作業を行いたい利用者へは役割分担票を使用し1日の作業の工程の見通しが持てるようにしている。個別の支援計画に基づいた支援を提供するだけではなく、職員は利用者の体調について日々の生活の中で変化に気付けるように心がけている。
弁当の製造をメインの作業としており、地域に心を込めた手作りの弁当を届けるために日々、利用者と職員が一丸となって製造している。また、有資格者だけではなく、地域の方を調理員や職業指導員として採用している。配達する地域は広範にわたっており、弁当を届けること自体が地域社会とのつながりを作っている。
利用者がその人らしい得意なことや行いたい作業に取り組めるよう作業工程を細かく設定している。役割分担表にそれぞれの作業名や工賃を記載し自主的に記入することにより、作業意欲の向上や本人に合った作業を選ぶことができる仕組みがある。細かい作業が好きな利用者に適した弁当の中のおかずカップを分ける作業や地域のことをよく知っている利用者にあった自転車で取引先へ配達する作業などがあり、個々の利用者が自分の力を発揮できるようにしている。また就労訓練の一環として毎日の弁当の電話受付を行ったり、パソコンへ入力する作業もある。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:在籍する利用者全員を対象とした。
- 調査方法:アンケート方式
アンケート方式で実施した。調査票は職員より配布してもらい、記入後は直接評価機関に郵送していただいた。 - 有効回答者数/利用者総数:18/24(回答率 75.0% )
利用者の75%にあたる18名の方から回答を得ることができた。
施設に対する総合的な感想では、「大変満足」が7名、「満足」が9名、「どちらともいえない」が1名で、「不満」、「大変不満」がゼロ、「無回答」だった方が1名であった。
自由意見では、「職員の対応についての感想」や「工賃に関する意見」が挙げられていた。
アンケート結果
4~17は選択式の質問のため、該当項目のみ掲載しています。
1.利用者は困ったときに支援を受けているか
9割弱の回答者が「はい」としている。具体的なコメントは挙げられていない。
2.事業所の設備は安心して使えるか
9割弱の回答者が「はい」としている。具体的なコメントは挙げられていない。
3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか
7割弱の回答者が「はい」としている。具体的なコメントは挙げられていない。
16.【就労継続支援B型】
事業所での活動が働くうえでの知識の習得や能力の向上に役立っているか
7割弱の回答者が「はい」としている。具体的なコメントは挙げられていない。
17.【就労継続支援B型】
工賃等の支払いのしくみは、わかりやすく説明されているか
9割弱の回答者が「はい」としている。具体的なコメントは挙げられていない。
18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
9割強の回答者が「はい」としている。具体的なコメントは挙げられていない。
19.職員の接遇・態度は適切か
9割弱の回答者が「はい」としている。具体的なコメントは挙げられていない。
20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
9割弱の回答者が「はい」としている。具体的なコメントは挙げられていない。
21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
8割強の回答者が「はい」としている。具体的なコメントは挙げられていない。
22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
9割弱の回答者が「はい」としている。具体的なコメントは挙げられていない。
23.利用者のプライバシーは守られているか
7割強の回答者が「はい」としている。具体的なコメントは挙げられていない。
24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
9割強の回答者が「はい」としている。具体的なコメントは挙げられていない。
25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
9割強の回答者が「はい」としている。具体的なコメントは挙げられていない。
26.利用者の不満や要望は対応されているか
8割強の回答者が「はい」としている。具体的なコメントは挙げられていない。
27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
8割弱の回答者が「はい」としている。具体的なコメントは挙げられていない。
サービス分析結果
1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
- 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
体験期間を2週間設け、利用者本人の希望や体調に沿った利用ができるようにしている
利用までの標準的な流れは以下の通りになっている。①問い合わせ、②見学・面談(サービス内容確認)、③体験(2週間)、④受給者証の交付、⑤利用契約の締結、⑥利用開始。2週間の利用体験期間を設けることで利用者本人の希望や体調に沿った利用ができるように対応している。体験期間を通じて利用を希望している方に厨房での作業ができるか、自転車で配達に行くことができるか、例えば朝が苦手なので午後にある洗い物の作業ならできるかなどを見極めてもらうようにしている。
契約書と重要事項説明書に基づき、基本的なルール等を利用者側に説明している
サービスを利用するにあたって利用者側に伝える必要のある基本的なルールや重要事項等は契約書と重要事項説明書に基づいて説明している。これらの契約書類に署名を得ることで、サービス内容や利用者負担金等についての利用者側の同意を確認している。利用者の支援に必要な個別の事情や要望等の情報は見学と体験、体験後の振り返りなどを通じて把握する。利用者の保護者がいる場合には利用の申込書に記載してもらい、事前に要望等の確認をしている。得られた情報は個別支援計画およびフェイスシートに反映させている。
体験中や利用開始時には本人の様子をよく見て、声かけをしている
新規利用者のストレスや不安などを軽減させることができるよう、体験中や利用開始時には本人の様子をよく見て、声かけをするようにしている。開始直後に新しい作業をする場合は、職員またはよく慣れている利用者が教えるように配慮している。サービス利用前の生活を踏まえた支援が提供できるよう、相談支援専門員や地区担当保健師と連携し、サービス等利用計画と連動した個別支援計画を作成するようにしている。サービスの終了については就労の場合は必要に応じて面談をして、就労支援センター等と連携し、継続した就労が定着するよう支援している。
1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している
- サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
- サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている
- サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
個々の心身状況や生活状況および意向を丁寧に確認し、ニーズや課題を抽出している
利用者一人ひとりの心身状況や生活状況は、フェイスシートに記録し把握している。利用者のアセスメントの際には障害の状況や利用している福祉サービス・医療機関、1日の生活の流れ、成育歴、就労関連、好きなことと嫌いなこと、希望する暮らしなどについて確認している。また、個別支援計画作成前の面談で本人の意向を確認し、個々のニーズや課題を抽出している。アセスメントは個別支援計画のモニタリングと合わせて見直しを実施している。
計画の見直しに際しては、できたことを評価・承認し、さらなる目標を提示している
個別支援計画作成にあたってはサービス管理責任者が利用者本人との面談を実施し、希望や意向を確認している。その後、職員間で話し合って内容の検討・見直しを図っている。計画では将来的な長期目標に向けて短期目標を設定し、目標ごとの本人の取り組みと職員の支援内容を明記している。計画は基本的に3ヶ月ごとに見直しを行う。見直しに際しては、できたことを評価・承認した上で、さらなる目標を提示できるよう心がけている。定期的な見直しのほか、本人の希望や症状、環境の変化等があれば面談や支援会議を開催して計画の変更をしている。
共有ファイルの活用や毎日の振り返りにより、職員間の情報共有・連携を図っている
利用者支援に関する記録と情報共有は、クラウドサービスとグループウエアを活用している。利用者の記録はクラウド上に保存し、グループウエアは主にファイル共有に使用し、各種の報告書などを共有している。日々の支援記録として作業内容と利用者の状態、個別支援計画に基づいた支援の状況を記録している。また、毎日利用者が帰った後に職員間の振り返りを実施し、気になったことなどを話し合い連携して支援に取り組んでいる。
1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
- 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
- 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている
- 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
- 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
- 利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている
- 個別の支援計画に基づいて支援を行っている
- 利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している
- 自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している
- 周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
【講評】
個別支援計画は6ヶ月ごとに作成し、3ヶ月に一度振り返りを行っている
利用者の個別支援計画は6ヶ月ごとに作成しており、3ヶ月を経過した時点で一度目標への経過や希望要望を再度確認をしている。目標に対してその時の体調や状況に配慮し、変更したい場合に利用者からの聞き取りに基づいて再度個別支援計画を作成している。個別支援計画の面談月は障害者福祉サービス受給者証の更新月としており、サービス受給者証や特定相談の更新月でもあるため、意識しやすい時期の設定になっている。
利用者の障害や病気の特性に合わせた方法で支援をしている
利用者は主に精神障害の方が多いが、その中でも発達障害や作業の説明の理解が困難な利用者には職員が個別に作業工程をメモに書き説明したり、わかりやすい言葉で伝えるなどして円滑に作業ができるよう配慮がなされている。調理工程の作業では個別の障害特性に配慮し、職員が利用者へマンツーマンで付き添い、その都度の細かい作業工程に対してわかりやすくコミュニケーションをとることで、理解が困難な利用者でも不安を軽減し戸惑うことなく作業に入れるよう配慮がされている。
就労や自立した生活を送るための支援を行っている
就労を目指す利用者には就労支援センターや地域支援センターと連携し、就労に関する情報を提供している。また就労支援の一環として弁当注文の受付を利用者が担当しており、朝8時30分から電話受付の対応をしている。その際に職員が近くに付き添い対応方法を見守り、困ったことがある場合はすぐに対応できるようにしている。弁当注文の入力も利用者が行っており、厨房の職員と連携し当日の弁当の数量の調整を図るなど臨機応変の対応が求められる工程があり、就労への訓練にもなっている。
2.利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている
- 利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している
- 事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている
- 室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている
- 【食事の提供を行っている事業所のみ】
利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】
利用者がやりたい作業を選べる自己選択の仕組みがある
弁当製造を主体として作業を提供している中で、その工程や配達、また作業所の中での掃除やトイレ掃除、洗濯、弁当の器などの準備など細かい工程を設定している。それらの工程の中から利用者が毎日選択できるように役割分担表を用意している。役割分担表は通所した際に誰もが閲覧や利用できるテーブル上に置いてあり、自らがやりたい工程や体調により利用者主体で選択できるような仕組みができている。また当日だけでなく1週間、2週間先などの作業工程も書き込むことができ、見通しが持ちやすいよう配慮がされている。
事業所内の決まりごとについては、利用者にわかりやすいよう工夫されている。
事業所内のルール(決まりごと)については長年事業所を運営して中で決められており、細かい決まりごとについては掲示板に掲示してその都度確認できるようにしている。掲示板は事業所内に複数、設置しており、作業のマニュアルや冷蔵庫の使い方などわかりやすく記載し掲示することにより、その都度利用者本人が確認できるようにしている。また決まりごとの一覧表については利用者と相談して、今後さらにわかりやすいようにしていく予定にしている。
弁当を給食として提供しており、栄養面も考慮されたものになっている
製造している弁当を給食として提供しており、毎朝食べたい人が注文をすることができる。野菜などをなかなか摂れない利用者にとっては栄養面、健康面でも貴重な一食になる。夕食分も注文することができ、250円と金額も利用者が購入しやすい設定にされていることから当日通所者のほとんどが注文をしている。弁当の献立は調理師免許を持っている職員を中心に、事業所全体で相談をして栄養面や季節メニューなど飽きがこないよう決めている。
3.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
- 利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている
- 健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている
- 通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている
- 利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている
- 【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】
服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】
年に一度区の健康診断を受け、その結果をもとに利用者からの相談に応じている
事業所では、年に一度区の健康診断を受けている。区内在住の利用者に対して定期健診のお知らせを掲示し、日程を決めて参加する利用者と職員が付き添い区内の健診センターに行っている。その健康診断結果をもとに肥満や成人病などの気になる点がある場合は個別に伝えたり、個別支援計画などの定期面談の際に伝えるようにしている。健康診断結果は利用者の個別ファイルに保存し、その結果を見ながら利用者からの健康についての相談に応じている。また診断結果により相談支援員や地区担当保健師とも情報を共有し、医療機関とも連携をしている。
利用者の健康増進に寄与するバランスの良い食事を提供している
事業所では毎日、作成している弁当を給食として提供しており、バランの良い昼食の提供ができている。野菜なども豊富に弁当に盛り込まれているため、利用者の健康推進の一助となっている。毎朝弁当を注文する人に弁当表を用意しており、何個分注文するか確認している。中には夕食の分も注文している利用者もおり、事業所で提供している弁当には定評がある。1食250円で食べられることから利用者の大半が注文をしている。
事業所では利用者の体調変化に対応できるようお薬手帳を預かり服薬状況を把握している
事業所では利用者の体調に変化があった場合、服薬状況を把握するためお薬手帳を預かり、個人ファイルに保管し職員が共有できるようにしている。重要事項説明書の中にも記載があり、通院後にお薬手帳を持ってきてもらい、薬の種類が変わった場合などどのように変わったか把握し日中の支援にも役立てている。また、利用者の緊急時の連絡先を確認しており、適宜対応できるようにしている。
4.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
- 家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている
- 必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている
- 必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】
家族からの協力を得て利用者支援に役立てている
利用者の家族関係については契約時にフェイスシートに記載してもらい、家族関係や家族と本人の意向を聞き取っている。個別支援計画作成時の面談では利用者本人の意向と時には家族にも同席してもらい意向を聞き取り支援に役立てている。利用者の事業所内での生活で気になることがあれば本人の同意を得て家族へ連絡し、利用者に負荷がかからないよう調整を図っている。
家族からの要望により、利用者の普段の様子を伝え本人の生活の向上に活かしている
家族から見て利用者本人の気になる点や普段の様子は必要に応じ、本人の了承を得て家族にも様子を伝えるようにしている。また事業所だけではなく、本人が関係している機関とも情報を共有して本人の不利益にならないよう配慮がされている。自宅では見られない様子や本人の利益になる情報に対して、家族と利用者本人の信頼関係向上にもつながるよう真摯に対応している。
本人の生活向上のため家族と連携をとり、事業所の支援に活かしている
利用者本人の意思を尊重し事業所での支援を行っているが、本人からの情報が少ない場合は計画相談や保健師などと連携し、また家族からの意見も聞き取り支援に活かしている。本人からの希望や場合により個別支援計画などの職員との面談にも家族が同席し利用者支援に活かしている。また家族からの質問等においても、関係機関などを紹介し解決するよう調整を図っている
5.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
- 利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている
- 利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】
利用者が地域の情報を得られやすいよう関係機関などの情報を掲示している
区内や近隣地域の病院、区役所、自治会、保健センターなど利用者が生活に必要とする情報を関係施設から取り寄せており、事業所内の掲示版やミーティングで使うホワイトボードに掲示して誰もが見られるようにしている。また区内の地図を掲示し、毎日、弁当を配達する事業所に印をつけ配達がしやすいようにしている。この地図では近隣の施設やお店などもわかるようにしており、利用者の生活にも役立てている。
利用者が地域で生活しやすいよう地域情報などを提供している
利用者が地域で生活しやすいよう、区内の病院の場所や健康診断の受診、地域のお祭りなどの情報を二ヶ所の掲示板に掲示し誰でも閲覧できるようにしている。定期健診の時期や受診する場所を区の地図にも記載しており、わかりやすいものにしている。新型コロナウイルスが蔓延する前は地域の催事やお祭りなどに参加し、イベント用の弁当を作成し販売することで地域の中でも活動を展開していた。コロナ禍が収束したら、地域に出ていく活動を再開しようと考えている。
12.【就労継続支援B型】就労の機会の提供や、知識の習得及び能力向上のための支援を行っている
- 自発的に働きたいと思えるような取り組みを行っている
- 働くうえで、利用者一人ひとりが十分に力を発揮できるよう支援を行っている
- 工賃等のしくみについて、利用者に公表し、わかりやすく説明している
- 受注先の開拓等を行い、安定した作業の機会を確保できるよう工夫している
- 商品開発、販路拡大、設備投資等、工賃アップの取り組みを行っている
【講評】
利用者がその人らしく働けるような取り組みがされている
利用者が自ら選択し、当日の作業を選べる仕組みがある。その日の作業工程を細かく細分化した役割分担票があり、その用紙にその日どのような作業を行いたいか本人が選択し記入した上で作業をすることになっている。朝から通所している人は弁当準備の段階から作業に入り、また本人の体調や気分により朝から通所できない人は通所時間を自分で決めて通所することができる。当日、弁当配達の担当の場合は配達の時間までに通所するなど、フレックスタイム制を導入し利用者の特性や生活に合わせた支援を提供している。
利用者の特性に合わせた作業工程を用意し、誰もが作業ができる体制を整えている
利用者の特性に合わせ作業工程を細かく設定しており、誰でもが作業をできるような配慮がされている。作業内容としても弁当の受注を受ける電話番や弁当の注文を受けた数を入力するパソコン入力担当、弁当の中に入れる小鉢用の器の準備、トイレ掃除、洗濯、弁当の配達など様々にあり、それぞれの利用者がその人らしく力を発揮できるようにしている。また、作業の見通しを持ちやすいよう1週間や2週間分の作業の工程を役割分担票に書き込めるようにしている。
工賃の仕組みに関しては、利用者がわかりやすいようにしている
利用者の作業工賃がわかりやすいよう、工賃表を作成しており利用者が自らその日の作業が終わった後に記入している。工賃表には作業ごとの工賃と内容が記載されており、その日に行った作業工程により、いくらになったか計算し記入できるようにしている。このことにより自分に合った作業があるか、どのような作業に関わればどれくらいの工賃になるか金額が見え、計算もしやすくなっている。また工賃の総額を上げることにつながる工賃が高い作業工程も記載されているので、利用者の作業意欲向上にも役立っている。
【講評】
事業所として利用者の個人情報に配慮しており、取り扱いには注意している
事業所として、情報公開・開示及び個人情報保護規定を設けている。利用者の個人情報の取り扱いに関しては重要事項説明書にて利用者の同意を確認している。個人情報に配慮しており、取り扱いには注意している。病院や他の関係機関等に情報を知らせなくてはならない時には、必ず本人に了解を得てから知らせるようにしている。利用者のプライバシーの保護にも配慮しており、利用者一人ひとりにロッカーを提供し、利用者の記録は鍵付きの書庫で管理している。利用者からの相談等は事務室で話しを聞いたり、他の利用者に聞こえないように配慮している。
個々の利用者の意思を尊重して支援をするよう、職員が心がけている
利用者個人個人の意思を尊重して日々の支援をするよう、それぞれの職員が心がけている。作業内容に関しても利用者個人の意思を尊重しており、日々、利用者自身が選択できる仕組みを作っている。また、「やりたい、やってみたい」と言う作業は挑戦してもらうようにしている。個々の価値観や生活習慣にも配慮し、朝が起きられない人に関しては時間を遅く開始することで対応している。利用者の希望に沿って、内容等も合わせているため、作業時間もそれぞれになっている。
1.利用者のプライバシー保護を徹底している
- 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている
- 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている
- 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
- 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)
- 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】
法人全体のマニュアルと事業所独自の職員マニュアルが作成されている
法人全体のマニュアルとして災害・感染症・緊急事故・虐待防止・情報セキュリティハンドブック等の対応マニュアルを整備するほか、事業所の業務に関する職員マニュアルを作成している。マニュアルはいつでも確認できるようにファイルに綴じて設置している。今年度途中に職員が新体制になったため、職員マニュアルを始めマニュアル等の確認が必要で整備するところがあれば、新たに整備する必要がある。
職員や利用者の意見をもとに随時手順等の見直しを行い、改善に努めている
サービスの基本事項や手順等は、年2回の法人内部監査に合わせて見直しを実施している。手順等の変更があった際には、併せてマニュアルの改訂も行う手順になっている。見直しに際しては職員会議や利用者への説明会等で意見を募り、よりよいサービス提供に向けて改善に努めている。また、作業手順や具体的な利用者支援に関しては、毎日、終礼でも職員間で確認をしている。問題提起があれば、話し合いながら解決、改善に向けて職員間で情報共有をしながら進めている。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
事業者のコメント
このセクションは事業者によって更新される情報です。
評価情報
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【講評】
ホームページやリーフレットを活用して、事業所の情報を広く発信している
事業所の情報を外部に提供している主な媒体として、ホームページとリーフレットがある。ホームページは事業所を運営する法人のページから、「事業所一覧」としてそれぞれの事業所のページに飛ぶ設えになっていて、施設概要や事業内容、最新のお知らせ、利用までの流れなどの情報を確認することができる。写真も豊富に使われており、就労継続支援B型事業所としてどんな生産活動があるのか、イメージしやすいものになっている。ホームページからリーフレット(パンフレット)をダウンロードすることもできる。
リーフレットを周辺の関係機関に置き、利用希望者等が手に取れるようにしている
リーフレットには事業所の住所や電話番号、利用対象者、利用までの流れ、写真を用いた作業紹介、交通手段と最寄駅から事業所までの地図などの情報を掲載している。現在、新しいリーフレットを作成しようと考えている。事業所のロゴマークがあり、このマークを活用するなどして、わかりやすく人目をひくリーフレットを作成したい。また、法人の2ヶ所の地域活動支援センターで当事業所を積極的に紹介してもらっている。弁当の営業の際にも行政や関係機関に新規利用者勧誘の営業もしている。
問い合わせや見学の希望等には、柔軟に対応をしている
問い合わせや見学の希望等には、柔軟に対応をしている。問い合わせに関しては、地区担当保健師や支援者などに相談の上で電話で連絡をしてもらうようにしている。問い合わせには、空き状況や支援内容などの回答をしている。見学は随時受付をしている。リーフレットを用いて作業内容や時間、事業所のことを説明し、事業所内を一通り案内している。当事業所の作業は弁当の製造がメインではあるが、厨房以外での作業もあり、様々な工程の中でどんな方でも力を発揮できるものがあることを伝えるようにしている。