評価結果

サービス項目中心の評価

基本情報

【事業所名称】

小松川支援センター

【サービス種別】

生活介護

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

1)利用者様にとって自分の大切な場所になってもらうこと
2)笑顔、楽しみを提供できる職員、事業所であること
3)その人らしさを大切にすること
4)利用者様の意思、人格の尊重
5)家族、関係者を含めた支援

職員に求めている人材像や役割

笑顔で元気な方、素直に対応できる方、利用者様を大切にし楽しく過ごせる方。笑顔、やすらぎの手助けができるようにして欲しい。

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

利用者と同じ目線で共感し、その中でスキルアップ、協調性を大切にしてほしい。

全体の評価講評

特によいと思う点

コロナ禍のため事業所外に出かける機会が減少していることもあり、事業所内の活動、特にレクリエーション活動の充実に向けて今年度は力を入れています。紙芝居や体操のほか、書道やお茶会、スポーツ活動としてボッチャに取り組んだり、季節行事ではハロウィンイベントやクリスマスコンサートなども実施することができました。利用者アンケートの「事業所での活動は楽しいか」の質問では「はい」と回答した割合が前年度より17.9ポイント上昇しています。コロナ禍でも楽しく事業所で過ごせるように、レク活動の充実化に力を入れています。

利用者が安心して日々事業所を利用できるように新型コロナウイルス感染予防対策について全体で高い意識を持ち取り組んでいます。事業所内ではアクリルパネルの設置、消毒液の噴霧器や加湿器、CO2センサーも設置しています。センサーの状況もこまめに確認をして換気も徹底しています。利用者の健康状態は毎朝連絡帳に利用者の体温の記載を頂くほか、常駐の看護師が中心となり健康管理も日々実施しています。日々の徹底により新型コロナウイルス感染を最小限に抑えており、感染拡大による閉所もなく、利用者も安心して通所できる環境を整えています。

さらなる改善が望まれる点

訪問調査において各種の項目を確認した中で、全体的に書類が不足しているケースが確認できました。利用者の日常の活動記録や各種のマニュアル、報酬改定後の重要事項説明の取り交わしなど従来揃えておくべき書類が確実に保管できているかについて定期的に確認できる仕組みがあるとよいと思います。また各種書類等について必要か否かの判断については、現場職員の意見で判断するのではなく、それらの意見を踏まえて、例えば各事業所の管理者会議や法人で最終決定するなど意思決定の手順を明確にできるとよいと思います。今後の取り組みを期待します。

利用者からの意見や要望については職員の日常的な関わりの中から職員が確認して、利用者の意向に沿った活動などを提供できるように努めています。また利用者アンケートの「利用者の不満や要望は対応されているか」の質問では、「はい」と回答した割合が昨年度と比較して23.6ポイント上昇するなど、利用者の満足度も向上しています。今後は、全利用者から定期的に意見を聞く機会を設けて、利用者自らがプログラムを選べるような機会も目指しています。利用者の意思を大切にして、さらに利用者の満足度の向上につながることを期待します。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:令和4年12月現在、小松川支援センターに登録している21名の利用者を対象に調査を実施しました。
  • 調査方法:アンケート方式  
    事業所と協議の上アンケート方式により調査を実施しました。アンケート用紙、返信用封筒を評価機関で準備し、利用者本人に渡して頂き、記入を頂きました。回収は返信用封筒で直接評価機関に返送して頂きました。
  • 有効回答者数/利用者総数:13/21(回答率 61.9% )

回答者の内訳としては、「本人自己記入」が5名、「家族と相談しながら」が3名、「本人の気持ちを推察して回答」が2名、「その他・無回答」が3名となりました。
「利用中の事業所を総合的に見て」の質問では、「大変満足」が4名、「満足」が6名、「どちらともいえない」が2名、「無回答」が1名となりました。
14の質問項目において、「はい」と回答した割合が最も高かった項目は、「事業所の設備は安心して使えるか」、「事業所内の掃除、整理整頓は行き届いているか」の2つの質問で12名の利用者が「はい」と回答しました。前年度と比較すると12項目において「はい」と回答した割合が上昇しています。
自由意見では、いつもよくやってくれているので楽しいですとの意見のほか、人材の確保、安定に努めてほしい、クリスマス会などを行ってほしい、自動販売機を戻してほしいなどの意見も出ています。

アンケート結果

4~17は選択式の質問のため、該当項目のみ掲載しています。

1.利用者は困ったときに支援を受けているか

はい 10名 (77%)
どちらともいえない 3名 (23%)

10名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見は特に寄せられませんでした。

2.事業所の設備は安心して使えるか

はい 12名 (92%)
どちらともいえない 1名 (8%)

12名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見では、昔設置していた自動販売機についての意見が出ています。

3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか

はい 9名 (69%)
どちらともいえない 4名 (31%)

9名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見は特に寄せられませんでした。

4.【生活介護】
事業所での活動は楽しいか

はい 11名 (85%)
どちらともいえない 2名 (15%)

11名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見では、レクリエーションやゲームが多すぎるため、せめて週2回位はゆとりと自由な時間が欲しいですとの意見が出ています。

18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 12名 (92%)
どちらともいえない 1名 (8%)

12名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見は特に寄せられませんでした。

19.職員の接遇・態度は適切か

はい 10名 (77%)
どちらともいえない 3名 (23%)

10名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見は特に寄せられませんでした。

20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 11名 (85%)
どちらともいえない 1名 (8%)
無回答・非該当 1名 (8%)

11名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見は特に寄せられませんでした。

21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 10名 (77%)
どちらともいえない 1名 (8%)
無回答・非該当 2名 (15%)

10名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見は特に寄せられませんでした。

22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか

はい 11名 (85%)
どちらともいえない 2名 (15%)

11名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見は特に寄せられませんでした。

23.利用者のプライバシーは守られているか

はい 8名 (62%)
どちらともいえない 4名 (31%)
無回答・非該当 1名 (8%)

8名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見は特に寄せられませんでした。

24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか

はい 9名 (69%)
どちらともいえない 4名 (31%)

9名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見では、テレビや自動販売機が無くなったことについて不満を抱く意見が出ています。

25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 9名 (69%)
どちらともいえない 4名 (31%)

9名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見は特に寄せられませんでした。

26.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 10名 (77%)
どちらともいえない 2名 (15%)
無回答・非該当 1名 (8%)

10名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見は特に寄せられませんでした。

27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 7名 (54%)
どちらともいえない 2名 (15%)
いいえ 2名 (15%)
無回答・非該当 2名 (15%)

7名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見は特に寄せられませんでした。

サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
事業所の情報は法人のホームページやパンフレットで地域に発信しています

事業所の情報はホームページで当事業所の情報を提供しています。今年度は事業所内のレイアウトを変更しました。各エリアごとの活動内容、また内部の見取り図により示している洗面台やトイレ、休養スペースの位置が一部変更しています。今まで配布していたA3版三つ折りのパンフレットは、レイアウト変更前の内容のため、今後はパンフレットやホームページなども変更後のレイアウトなどを反映させていく予定としています。ホームページやパンフレットは利用希望者にわかりやすい表記や内容となるように配慮しています。

現状定員を満たしているため関係機関への情報提供は必要に応じて配布しています

当事業所は、近隣の特別支援学校の卒業生の進路の一つでもあります。その学校の進路担当の先生とは日頃から連絡を取り合っており、当事業所に関心のある生徒には事業所のパンフレットを渡してもらっています。ただし現在は定員に空きが出にくい状況となっています。地域関係機関への情報提供については、パンフレットは区内の福祉施設や相談支援事業所等から問い合わせがあると送付しています。区の障害者福祉担当課には情報提供としてパンフレットを提出しています。

利用希望者の見学は管理者が立ち会い、事業所の特徴を丁寧に説明しています

見学の希望があった場合には、管理者が立ち会い対応しています。感染対策として入り口で検温、手指消毒の協力をお願いしています。見学時は事業所内を案内して当事業所でどのような活動を希望しているのかよく話を聞きます。事業所で実施している活動内容や利用者が取り組んでいる様子を説明し、利用者の障害の程度に応じ利用希望者の要望を踏まえて、きめ細かい支援を提供することや家庭的な雰囲気を大事にしていること、レクリエーションの内容を説明することとしています。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
利用開始にあたり、基本的ルールや重要事項について丁寧に説明し同意を得ています

利用希望者にはサービス開始にあたり基本的ルールについては、「小松川支援センターの利用に関わる留意事項」により管理者から説明します。また、利用上の重要事項は、契約書と重要事項説明書により内容を利用金額も含めて説明し、利用者と家族に理解を得たら同意書を受領します。そして、「個人情報の取扱いに関して」により個人情報保護の目的や、第三者への提供、開示について説明し同意書を受領しています。今後に向けては契約時に交わした書類が適切に保管できているか再度確認が望まれます。

利用希望者の実習の様子を職員が観察し、障害の程度や活動状況等を把握しています

利用者を支援するために必要な、個別事情や要望等は実習時の「実習生資料」に記録されています。また「フェイスシート」に障害の内容、服薬状況、家族構成、送迎の希望、他サービスの利用状況、学齢・施設利用歴等の情報が記載されています。これらの情報を基礎に初回の個別支援計画書を作成しています。利用開始時、利用者は不安やストレスを抱えているケースが多いことから、不安等を軽減し事業所の活動に徐々に慣れていくことを支援目標に掲げて、契約時に説明して同意を受領しています。

利用開始直後は、不安軽減に努め利用者が徐々に活動に慣れていけるよう配慮しています

利用者の支援については個別支援計画書に基づき支援を提供しています。初回の個別支援計画には利用前に把握した要望等を反映しています。また、事前に3日間程度実習期間を設け、職員がそばに付き添い利用者の思いや支援に必要なことについて情報収集することができています。利用開始直後は、利用者が一人きりにならないように、職員がそばについて対応したり、気が合うほかの利用者とコミュニケーションが取れるよう利用者の配置に配慮して、徐々に活動に慣れていけるように支援しています。

1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している
  • サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
  • サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている
  • サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
基本情報や所定のアセスメントシートを活用して利用者の課題等を抽出しています

利用者の基本情報やコミュニケーション能力、健康状態、日常生活動作、利用者の心身状況等をアセスメントシートにより抽出しています。これらの情報から支援方針を立てて、職員と利用者本人の意見を徴取し総合的に判断して支援計画を策定しています。アセスメントは定期的に見直すこととしています。昨年度課題としていたアセスメントの見直しの仕組みについては整備されています。今後においては見直しが滞っていないかなど定期的に確認して行けるとよいと思います。

個別支援計画書は半年ごとで見直しを行う仕組みとしています

個別支援計画には、個別目標を達成していくための具体的な支援内容を記載しています。この計画には、アセスメントで抽出した内容、利用者のケース検討から提案された職員の意見、相談支援事業所が作成するサービス等利用計画の内容が反映されています。個別支援計画はモニタリング時に評価を行い、半年ごとで見直しを行うこととしています。モニタリングの根拠となるケース記録に利用者情報がまとめきれていないという状況も確認できたため、日々の利用者の活動記録については早急な改善が望まれます。

利用者の1日の活動の様子を記録するサービス提供記録の早急な整備が望まれます

利用者状況の統計や当日の行事や職員への連絡事項、利用者出席者一覧等生活介護事業提供実績記録簿に記録していましたが、作成が滞っています。利用者の活動の様子は日々の変化を管理者が入力し、特変者を業務日報に記録しています。利用者の日常の活動の様子が確認できないため体制を整えてサービス提供記録を整備することが望まれます。職員間での情報共有の方法としては、朝礼、夕礼において今日の反省点と明日の行動予定、利用者の特変状況等について伝達し共有しています。毎月職員全体会議を開催して情報共有に努めています。

1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
  • 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
  • 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている
  • 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
  • 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
  • 利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている
  • 個別の支援計画に基づいて支援を行っている
  • 利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している
  • 自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している
  • 周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
【講評】
職員も一人一人の利用者の特性を理解したうえで日々支援を行っています

日々の夕礼を通してその日の利用者の様子や支援の中での気づきなどを職員間で報告し共有しています。職員も一人一人の利用者の特性を理解したうえで日々支援を行っています。職員自己評価の「個別の支援計画に基づいた支援の提供」では多くの職員が「そう思う」と回答しているため、支援方針を共有して日々支援を提供していることがうかがえます。今後は根拠に基づく支援が提供できるように各種のケース記録に利用者の活動の様子や変化を記録に残していくことを事業所全体で大切にしていけるとよりケアの質が高まると思います。

利用者一人ひとりの特性に応じてコミュニケーションの取り方を工夫しています

利用者の状態やペースに合わせ、コミュニケーションの取り方を工夫し、利用者の望む過ごし方や作業等に関わる事が出来るように支援しています。特に言語コミュニケーションが難しい利用者に対しては、文字盤を活用しコミュニケーションを深めたり、イエスやノーを表現して頂き、現在思っていることを確認するなど個別の状況に応じて対応しています。利用者アンケートの「利用者の不満や要望は対応されているか」の質問では「はい」と回答した割合が前年度と比較して23.6ポイント上昇しており、職員との関係性も深まっていることがうかがえます。

必要に応じて相談支援事業所の紹介や法人内の他サービスなどを紹介しています

自立生活を送るための情報提供については、全体的にケースは少ないですが、必要に応じて相談支援事業所の紹介や法人内の他サービスなどを紹介しています。利用者同士の関係作りでは、利用者同士の相性などを考慮し、席の配置を変更するなどの工夫を行っています。利用者同士口論になるケースもありますが、その際には、速やかに職員が仲介に入り、利用者同士のトラブルが無いように職員も常時利用者の言動や行動等を見守り、利用者同士トラブルなく生活が送れるように必要時に必要なサポートに入り対応しています。

2.利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている
  • 利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している
  • 事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている
  • 室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている
  • 【食事の提供を行っている事業所のみ】
    利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】
今後は利用者自身にプログラムを選べるようにしていくことなども検討しています

利用者一人ひとりの意向については、日常会話から収集し日々の活動の中で発揮できるように取り組んでいます。事業所内の活動では、午前中は朝の会から始まり、朝の会では「今日は何の日」のコーナーがあり、利用者が毎日その日何が起きたかについて調べたものを職員が発表しています。利用者の特技を引き出す取り組みとして効果的な活動につながっています。午後はレク活動を中心に体操をしたりゲームをするなど利用者の意向も確認しています。今後は利用者の意向を確認して利用者自身にプログラムを選べるようにしていくことなども検討しています。

利用者の状態などを考慮しながら時間を調整するなど臨機応変に対応しています

事業所での活動内容や休憩、食事の時間などはある程度固定化されていますが、利用者の状態などを考慮しながら時間を調整するなど臨機応変に対応しています。現在事業所では生活介護事業所として必要な機能を持たせるためにプログラムの変更等を通してさらなる充実化を目指しています。利用者の希望も確認しながら映画の日には、利用者が見たい映画を放映するなど、利用者の意向を確認している様子がうかがえました。昨年度と比較すると利用者の満足度は向上しており、今後も更なるプログラムの充実化を事業所でも検討しています。

利用者一人ひとりの食事状況を把握し、安心安全な食事の提供に努めています

おかずのみ、カロリー計算されたメニューを注文し、スチームであたためた出来たての食事を提供しています。アレルギーや特性、留意点等は家族から情報を収集し、メニュー変更しています。ご飯と汁物はこれまで同様に作っており、要望や体調に応じて量やお粥に変更するなど柔軟に対応しています。食事中は感染対策として利用者には黙食をお願いしています。職員も利用者のそばにつき、食事介助が必要な方への対応を行うほか、誤嚥等がないように注意深く見守り、安全かつ楽しく食事が取れるように配慮しています。

3.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
  • 利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている
  • 健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている
  • 通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている
  • 利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている
  • 【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】
    服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】
利用者の健康状態については「連絡帳」に記録し、職員間で情報を共有しています

利用者の健康状態については毎朝連絡帳に利用者の体温の記載を頂いており、職員間で利用者の健康状態を確認しているほか、毎月の体重測定、入浴前の血圧測定を行い、利用者の健康状態を把握しています。事業所には看護師1名を配置しており利用者の健康状態を確認しています。利用者の健康状態については「記録表」に記録し、職員間で情報を共有しています。看護師を中心に利用者の健康状態を管理しています。また、事業所の提携先の嘱託医が月に一度事業所に来所され利用者からの健康相談に応じています。

利用者の緊急時の対応について今後はマニュアルの整備も望まれます

医療機関への通院に関しては、原則家族対応としています。健康管理に関する助言や指導については看護師が中心となり、必要に応じて利用者、家族に助言や支援を直接行うようにしています。利用者の体調変化に速やかに対応できる体制としては、利用者の体調変化時には速やかに管理者へ報告を入れる手順としています。緊急連絡先一覧を作成し緊急時の対応手順を明確にしていますが、利用者の緊急時の対応マニュアルが未整備であるため、早急に作成するとともに、全体で共有できる体制を築くことが望まれます。

職員が一目でわかるよう服薬マニュアルは単独で整備できるとよいと思います

利用者の服用薬については一部の利用者に関しては予備も含め、数日間分預かっており、誤配や誤薬がないようにまとめて預かった服用薬は小分けにまとめ、当日服用する薬は専用のケースに入れています。配薬の手順についても下膳をした職員が薬を取りに行き、服薬する手順としています。薬をしっかりと飲むことができたかの確認については「服薬管理表」に基づき確認しています。服薬手順については、業務まぬあるの中で示していますが、職員が一目でわかるよう服薬マニュアルは単独で整備できるとよいと思います。

4.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
  • 家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている
  • 必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている
  • 必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】
家族との対応については家族の状況に合わせて柔軟に対応しています

家族との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応を基本としています。「連絡帳」を家族とのコミュニケーションツールとして、利用者の日常の様子や施設の現況等を報告しています。また家族からも事業所に対して意見や要望等がある場合には「連絡帳」を通じて確認を行うこともできています。「連絡帳」の活用以外においても送迎時や電話で利用者の状況を直接説明しています。家族が恒例の方で電話対応が難しいケースでは家族と直接会って必要なことを伝えるようにするなど、家族の状況に合わせて柔軟に対応しています。

広報誌などを通して、事業所での活動内容について家族にも定期的な発信を期待します

利用者や家族に関する個別事情や事業所での支援に関する要望等については、利用開始時におけるアセスメントにおいて確認しています。利用者の心身の状況や生活状況については利用開始時に作成する「フェイスシート」において利用者情報を職員間で共有しています。今後アセスメントを順次見直していく中で、再度家族からも利用者の家庭での様子、事業所に対する希望などを確認して、個別支援計画書に反映させていくことを予定しています。また広報誌などを通して、事業所での活動内容について家族にも定期的な発信を期待します。

5.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
  • 利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている
  • 利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】
地域との交流についてはこれまで築いてきた関係が希薄化しないように努めています

利用者が地域の情報を得られるように、地域住民との交流や関係機関との連携等を積極的に進め、利用者が必要とする地域情報が得られるように努めています。毎年夏の恒例行事である地域の夏祭りの情報を利用者個々の状態等を踏まえて提供しています。昨年度に引き続き今年度もコロナ禍の影響もあり地域行事などは軒並み中止となり利用者への情報提供などは難しい一年となりました。関係機関や地域の自治会関係者とは出来る限り連絡を取り合いながら、今できる関わり方を模索しています。これまで築いてきた関係が希薄化しないように努めています。

地域とのかかわりは大切にしているため新型コロナウイルス収束後の活動に期待します

コロナ禍以前は社会参加の機会として他施設のお祭りに利用者と一緒に手伝いに出向き、お祭りに来た地域の方々と触れ合う機会もありました。今年度は地域行事などに直接参加することは難しい状況でしたが、事業所近くのショッピングセンターやコンビニエンスストアもあり、買い物などで活用することで地域資源の活用につなげています。管理者も区の障害者のスポーツイベントのの実行委員を努めており、今後は規格への参加なども予定しています。事業所としても地域とのかかわりは大切にしているため新型コロナウイルス収束後の活動に期待します。

6.【生活介護】日常生活上の支援や生活する力の維持・向上のための支援を行っている
  • 一人ひとりの目的に応じた創作的活動、生産活動やその他の活動の支援を行っている
  • 自分でできることは自分で行えるよう働きかけている
  • 食事、入浴、排泄等の支援は、利用者の状況やペースに合わせて行っている
  • 【工賃を支払っている事業所のみ】
    工賃等のしくみについて、利用者に公表し、わかりやすく説明している
【講評】
利用者一人一人のペースを尊重して各種の活動に参加できるように配慮しています

創作活動を中心に、アートカラーセラピーや絵画、ぬり絵など、必要に応じては専門職からも助言を頂きながら効果的な活動になるように取り組んでいます。利用者の意向も確認しながら利用者がやってみたい事や取り組んでみたい事なども積極的に取り入れています。事業所では利用者が自由に活動できる時間も尊重して、利用者のペースで各種の活動に参加できるように配慮しています。今後は利用者の希望も取り入れて、利用者自身で参加する活動を選択できるようにしていくことなども検討しています。

各種のレク活動に力を入れて利用者が楽しく過ごせるような取り組みを工夫しています

事業所では利用者が自由に活動できる時間も尊重していますが、事業所内ではレク活動に力を入れて、利用者が楽しめる時間を大切にしています。身体を動かす取り組みとしてリズム体操を取り入れたり、クイズ大会や映画鑑賞など、レク活動の幅も広がっています。また今年度は、書道に取り組んだりハロウィンイベントやクリスマスの時期には飾りつけを利用者と一緒に行ったり、クリスマスコンサートも実施しました。その他お茶会やスポーツ活動としてボッチャを取り入れるなど、日々利用者が楽しく過ごせるような取り組みを工夫して行っています。

食事や排せつ支援は自立を促して一人ひとりのペースに合わせて介助しています

できる限り利用者の自立を促し、事業所内での活動においては利用者がご自身でできることは、自分で行えるように働きかけています。利用者がご自身でできないことに関しては職員もサポートにつき、状態や状況に合わせて必要な介助を行っています。排泄や食事介助においても時間をかけて介助を行う必要のある利用者には職員が常時サポートにつき、排泄や食事介助を行っています。利用者アンケートの「困った時に職員は助けてくれていると思いますか」の質問では、「はい」と回答した割合が高く、利用者の満足度は高い結果となっています。

【講評】
利用者のプライバシーを尊重した支援をしているか職員会議等では常に確認しています

突発的な通院など、利用者の情報を外部とやり取りする必要が生じたときは利用者や家族に同意を取っています。個人の所有物や個人宛文書は個人情報として秘密保持を徹底しています。また、利用者の羞恥心については、トイレを使用中はサインを表示するなどの配慮をしています。排泄は同性介助です。静養コーナーを使用するときはカーテンなどの目隠しを使うなどの用意をしています。今後とも職員会議等を通して利用者に対してプライバシーが守られているか、羞恥心に配慮した支援ができているかの確認を継続していきます。

日常支援にあたり利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮しています

各種活動やレクリエーションなどへの参加には利用者の意志を確認し無理強いにならないように努めています。利用者一人一人の価値観や生活習慣については、利用開始前の面接で確認するほか、日常的なかかわりの中でも確認し、特に生活習慣については日々の支援を通じて、利用者の出来る事、出来ないことの把握、また、一人ひとりの生活パターンを尊重し、利用者のペースも大切にしています。利用者アンケートの「利用者の気持ちそ尊重した対応がされているか」の質問では「はい」と回答した割合が前年度と比較して24.6ポイント上昇しています。

1.利用者のプライバシー保護を徹底している
  • 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている
  • 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている
  • 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
  • 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)
  • 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】
マニュアルの整備や支援の手順の見直しなどのルール化を期待します

業務マニュアルは、管理者不在時にコロナウィルス感染症に利用者や職員が感染した場合のマニュアル、送迎マニュアル、利用者の欠席の連絡の対処法、食事提供の仕方の個別写真、検品の仕方の写真、昼食中に配慮が必要な利用者とその方法、トイレ介助、清掃チェック表、荷物が多い人の持ち物の写真などを整備しています。災害等危機管理のマニュアル整備は現在進めている途中です。サービスが手順に沿っているか、いつ見直しをするかなどのルールを定めて、マニュアルや手順の定期的な見直しが望まれます。

職員間での情報共有を進めながら業務改善についての共有が進むことが期待されます

毎日の夕礼でその日の出来事や利用者の支援で気になったことや気づきなどを話し合い、職員間で共有しています。また、法人の理念、災害等発生時の緊急対応フロー、虐待行為に当たる事例等を事務所に掲示し共有しています。会議では業務内容の見直しも取り上げています。業務の改善については、職員の意見や提案などを確認しながら業務や支援内容を変更しています。なお、報酬改定等による重要事項説明書の改訂や、身体的拘束に関する説明書はあるが指針が整備されていない等の業務改善点がいくつか見受けられたため今後の整備が望まれます。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている

事業者のコメント

このセクションは事業者によって更新される情報です。

評価情報

【評価機関名】

株式会社 アミュレット

【評価実施期間】

2022年9月9日~2023年3月8日

【評価者修了者No】

H0401044,H0401045,H1901079

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