評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
家庭的な雰囲気の中で、心も身体も健康な子供を育てよう・家庭を忘れ、親を除外して児童の問題は解決できない・児童は1個の人格として厳然たる姿を持つものである・児童を健全に保育することは社会の義務である・児童の幸福は家庭を中心に行わなければならない
職員に求めている人材像や役割
核家族化が進んでいる都市部において、子育てが大変になってきている現状を踏まえて、保育園は、未来を託す子どもたちを心も身体も健康に、育てることが出来る場所である。子どもを1個の人格として受け止め、人権に配慮した対応をできる教育者を求めています。また、職員間の人間関係を良好に出来る人。
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
子どもたちに愛情をもって接し、一人一人の子どもをよく見る事。人としての土台を作る大切な時期を過ごす保育園の職員には、自分の一言、かかわり方で子どもが変わることを自覚し、常に自分を戒め、自己研鑽をしてほしい。
全体の評価講評
特によいと思う点
食育活動では、「食材そのものを知る・旬の食材を知る」ことを大切にしています。調理体験は、2歳児クラスから野菜の皮むきを体験するとともに、5歳児クラスになると梅ジュースやスコーンなどを調理しています。今年度は、園庭のあんずの実を使ってジャムを調理し、試食もしました。そのほか、1年間仕込んだ味噌を用いて焼きおにぎりを作ったり、魚屋と連携した鮭の解体ショーを実施しています。鮭の解体ショーでは、「鮭は何を食べるの?」「どうやって泳いでいるの?」といった子どもたちからの質問一つひとつに丁寧に答えています。
2階から3階にかけて天然芝の坂道を設置した園庭では、四季折々の花が咲き、蝶・バッタ・こおろぎ・トカゲなどの生き物とふれあうことができます。また、子どもが安心してくつろげるように、園舎には木材を多く使用し、白を基調とした壁紙にしています。加えて、一人ひとりがじっくり遊べるコーナーや絵本コーナーを設定するとともに、ソファーを各クラスに用意し、身体を休めることができるようにしています。さらに、基準より多くの職員を配置し個別支援を充実させています。
子どもの集団活動として、わらべうた毎日体操・造形あそびを行っています。また、毎月テーマを決めて考える「課業」に取り組み、「自分の体・乗り物・天気」などについて研究することを促しています。その際に、関連するテーマに合わせた本やゲームを設置し、子ども自身が自由に調べたり使用したりできる環境を整えています。そして、子どもたち同士で話し合う場面を持つとともに、みんなの前で発表する機会を設けています。このような取り組みにより、子どもの主体性や探求心、コミュニケーション能力を育んでいます。
さらなる改善が望まれる点
地域貢献の取り組みとして音大生による音楽鑑賞、土粘土遊びなどの子育て支援事業を実施しています。このような取り組みについて、園外掲示板に招待ポスターを掲示するとともに、ホームページ・ブログを活用して紹介しています。今後さらに、離乳食講座や保育所体験、そして子育てサロンなどの実施も計画し、地域の未就園児親子が来園する機会を増やしたいと考えています。それにより地域に選ばれる保育園となることを目指しています。
個人面談は園長による面談に加えて、直属の上司以外の役職者(法人理事)による面談を実施しています。また、年1回職員満足度調査を実施し、職員の意識や職員間の人間関係などを把握しています。ただし、本評価に関連して実施した職員自己評価の結果において、リーダー層以下職員全般に現在の運営状況に対する課題意識が高い状態にあることが確認されました。園は職員が働きやすい職場環境の設定として、「特別休暇の創出」や「事務時間の確保」を検討しており、その実現が期待されます。
子育ての考え方について互いの理解を深めるために、保護者懇談会での情報提供や個別面談を行い、生活面での自立に向けての園で行っていること・家庭で実施してほしいこと・イヤイヤ期の対応方法などのテーマで意見を交換しています。今後に向けて、土曜日など集まりやすい時間に、親子ふれあい遊びや造形体験などの親子で楽しめるイベントを計画しています。参加者に対して、保育園の持つ子育てのノウハウを伝えて、ますます子育てを楽しめるよう支援していこうとしています。
事業者が特に力を入れている取り組み
職員の採用に際して、即戦力となる中途採用を重要視し、区の保育人材情報サイトを活用したり、新卒の採用を進めるために、養成校との関係性の強化に取り組んでいます。また、福利厚生の具体的な内容として、制服貸与・休憩時飲料提供・退職金共済などを取り入れています。そのほか、年1回職員満足度調査を実施し、職員の意識や職員間の人間関係などを把握するとともに、良好な関係を育むために懇親会を実施しています。
全職員対象および職種別の研修を計画しています。園内研修では、保育をテーマにした外部の講師による研修や神戸にある系列園との交流研修を実施しています。また、職員のチームワークの向上を図るために幼児クラスと乳児クラスでそれぞれに保育会議を開き、職員間で積極的に意見交換しています。合わせて事例研究発表会も行っています。そのような中で、職員の発案として子どもたちがおもちゃを整理して片付けができるように色分けした箱を用意するなど、サービスの質の向上に繋げています。
子どもの発達段階に応じた支援の方法を、乳児共通マニュアルに示すとともに、乳児担当制を通じて子ども一人ひとりの成長にあった丁寧な保育に取り組んでいます。具体的な取り組みとして、食事指導では、写真(配膳方法・箸の持ち方など)を掲示するとともに、掴んで遊ぶ玩具などで遊びながら習得を促しています。また、排泄指導は、1歳ころから便器に座り始めています。着替え指導では、個人的に着替え方を細かく伝え見守りや援助を行っています。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:調査対象は、在園児の保護者全員を対象とし、複数のお子さんが通っている場合は最年少児について、1世帯1回答のご回答をいただきました。
[調査対象世帯数:64世帯(在園児77名)] - 調査方法:アンケート方式
園より保護者全員に調査票を配布して頂きました。回収については、評価機関への郵送、または園内に設置した回収箱への投函により提出して頂くようにしました。 - 有効回答者数/利用者家族総数:36/64(回答率 56.3% )
「現在利用している保育園を総合的にみて、どのように感じていらっしゃいますか」との質問に対して、「大変満足」33.3%、「満足」41.7%、「大変満足」と「満足」を合わせて75%の回答率となっています。「どちらともいえない」13.9%、「不満」5.6%、「大変不満」0%、無回答が5.6%でした。園のサービスに対する保護者の満足度が一定の水準に達していることが確認されました。個別設問では、問2「お子さんは、園での活動に興味や関心を示し、学びや遊びを楽しんでいるように見えますか?」、問3「昼食・おやつなどの給食は、お子さんの成長段階や健康状態に応じて工夫されたものになっていると思いますか?」、問9「トイレ・食事スペースなどをはじめ、園内は全般的にいつも清潔で整理整頓されていると思いますか?」について「はい」の回答率が97.2%で最も高く、問4「自然とのふれあいや社会との関わりを目的にした行事や戸外活動の機会が充実していると思いますか?」では「はい」の回答率が61.1%と最も低くなっています。
アンケート結果
1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の77.8%を占め、「どちらともいえない」が19.4%、「いいえ」が2.8%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。
2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の97.2%を占め、「どちらともいえない」が2.8%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。
3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の97.2%を占め、「どちらともいえない」が2.8%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。
4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の61.1%を占め、「どちらともいえない」が33.3%、「いいえ」が5.6%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、戸外活動の頻度について改善を期待する声が多く寄せられました。
5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の52.8%を占め、「どちらともいえない」が8.3%、「いいえ」が2.8%、「無回答+非該当」は36.1%という結果でした。
6.安全対策が十分取られていると思うか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の72.2%を占め、「どちらともいえない」が22.2%、「いいえ」が2.8%、「無回答+非該当」は2.8%という結果でした。
7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か
この項目では、「はい」と答えた方が全体の83.3%を占め、「どちらともいえない」が13.9%、「いいえ」が2.8%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。
8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の80.6%を占め、「どちらともいえない」が19.4%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。
9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の97.2%を占め、「どちらともいえない」が2.8%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。
10.職員の接遇・態度は適切か
この項目では、「はい」と答えた方が全体の86.1%を占め、「どちらともいえない」が8.3%、「いいえ」が5.6%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、改善を期待する声が複数寄せられました。
11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の94.4%を占め、「どちらともいえない」が5.6%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。
12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の69.4%を占め、「どちらともいえない」が25%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は5.6%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。
13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の91.7%を占め、「どちらともいえない」が8.3%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。
14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の94.4%を占め、「どちらともいえない」が2.8%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は2.8%という結果でした。自由記述欄に寄せられた意見はありませんでした。
15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の75%を占め、「どちらともいえない」が22.2%、「いいえ」が2.8%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。
16.利用者の不満や要望は対応されているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の63.9%を占め、「どちらともいえない」が13.9%、「いいえ」が5.6%、「無回答+非該当」は16.7%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。
17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の55.6%を占め、「どちらともいえない」が5.6%、「いいえ」が30.6%、「無回答+非該当」は8.3%という結果でした。
組織マネジメント分析結果
◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合は
で、実施できていない場合は
で表しています。
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
- 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
- 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
- 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
保護者向けアンケートや職員満足度調査を通じて職員や利用者のニーズを把握しています
利用者のニーズは、年度末や行事終了後に実施する保護者アンケートにより把握し、職員会議で職員に伝えています。具体的な取り組みの例として、今年度より保護者を保育室前まで入れるようにしました。職員のニーズは、個人面談、職員満足度調査により把握しています。具体的な取り組みの例として、休憩スペースの確保や職員ローテーションを工夫し、休憩を取りやすくしたことなどが挙げられます。地域福祉のニーズは、町内会行事へ参加した際に直接声を拾っています。具体的な取り組みとして、町内会とともにハロウィン行事を実施しています。
感染症対策や保育の質の向上を優先順位の高い課題として捉え、取り組みを進めています
福祉事業全体の動向を把握するため、区の私立保育園連盟・日保協・全私保連・経営協などの保育ネットワークに参加しているほか、業界誌などを購読しています。園の予算と実績は、園長が管理し、職員会議で職員に伝えています。また喫緊の課題として、「感染症対策」や、「保育の質の向上」を挙げています。園運営にとって感染症の影響が大きく、保護者と連携を図りながら、感染症の防止対策に取り組んでいます。
事業計画は園長を中心に、計画の進捗状況などを踏まえて作成しています
中期の取り組みについて、3年を単位とした計画を立てています。中期の計画は、園長を中心に作成し、4月の職員会議で園長より職員へ伝えています。単年度の計画は、前年度末に園長を中心に作成し、職員会議で職員へ伝えています。作成の際には副園長や主任など職員が関わるほか、前年度の計画の進捗状況や各種アンケートなどを反映するよう工夫しています。また、重点課題として「保育の質の向上・風通しの良い職場づくり」などの目標を設定しています。計画を見直す場合は、リーダー会議などで検討し、園長・理事長が中心となって判断しています。
1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
- 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
- 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
- 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
- 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
- 事業所の経営状況を把握・検討している
- 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
- 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
- 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
- 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
- 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
人事考課チェックリストを整備し職員が法人内のルールを意識できる環境を整えています
法人職員または保育職員として守るべき法や規則について、就業規則(服務規律)を整備し、入職時研修や会議の中で説明をしています。また、職員人事考課チェックリスト(年1回)を活用し、職員の理解度を確認しています。必要が認められた場合は、個別面談などにより支援しています。
虐待防止に向けて研修や人権擁護チェックリストを活用し、職員の理解を深めています
苦情があった際には、主任が受け付けし、園長が解決にあたっています。そのような体制や役割について、重要事項説明書や「苦情解決取り組みのお知らせ」で、保護者に伝えています。意見や要望については、苦情対応規定に沿って対応し、玄関掲示板や直接口頭で回答しています。職員の子どもに対する適切な関わり方について、区の人権擁護チェックリストを活用するとともに子どもの人権をテーマにした職員研修を実施し、理解を深めています。虐待が疑われる事例が生じた際には、区の児童虐待早期発見・予防マニュアルに沿って対応しています。
音大生による音楽鑑賞や土粘土遊びなどを通じて、地域の子育て支援に取り組んでいます
ボランティアなどを受け入れる際は、「実習生等受け入れマニュアル」に沿って、主任が対応しています。ボランティアには、散歩同伴、室内遊び見守りなどの活動機会を用意しています。前年度には実習生2名を受け入れました。地域貢献の取り組みとして子育て支援事業を年2回実施しています。具体的な内容として、音大生による音楽鑑賞、土粘土遊びなどを企画し、ポスターを掲示して周知を図っています。また、地域の一員として、3丁目自治会・玉川地域園長会・子育てネットなどに参画しています。
1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
- 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
- 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
- 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
- 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
- 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
- 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
- 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
- ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
- 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
- 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
- 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
看護師を中心に保護者の理解・協力を得ながら、感染予防に努めています
運営に係るリスクとして、「感染症予防」、「職員満足度の向上」、「保育の質の向上」などを挙げ、事業計画書・中長期計画に明示しています。各リスクに対する具体的な取り組みとして、感染予防については、看護師を中心にマニュアルを作成するとともに、保護者の理解・協力を得ながら取り組みを進めています。また、職員満足度の向上として、園長など直属の上司以外の役職者(法人理事)による面談を実施しています。また、役職者による保育指導・研修により保育の質の向上に取り組んでいきたいと考えています。
地震や浸水を想定した事業継続計画を策定し、職員や利用者に周知しています
災害や深刻な事故などに遭遇した場合に備え、首都直下型地震、浸水を想定した事業継続計画(BCP)を作成しています。復旧期間を1週間程度と定め、3日間の防災備蓄品を備えています。危機管理の方法やBCPの内容について、職員会議において職員に伝えるとともに、入園面接などにより利用者に説明しています。事故・感染症・侵入・災害などが発生した際は、事故報告書・ヒヤリハット報告書・保育日誌などに記録しています。その上で発生要因をリーダー会議で分析するとともに、再発防止策を玄関掲示・一斉メールにより利用者に報告しています。
アクセス制限やパスワードの定期的な変更などを通じて情報の適切な管理に努めています
情報の収集・利用・保管・廃棄については、個人情報保護規程で定めています。また、職員に対して誓約書を取り交わして情報管理や文書管理の遵守を求めています。個人情報や機密性の高い情報を含む文書は、事務室内の鍵のかかるキャビネット、金庫に保管しています。電子データには、パスワードをかけるなどのアクセス制限を設けています。また、文書類を閲覧する際には、事務室からの持ち出し禁止するなどの条件を設けています。加えて、PCにログインする際のパスワードは、年1回の頻度で変更しています。
1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
- 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
- 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
- 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
- リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
- 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
- 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
- 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
- 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
- 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
少人数の会議体や事例発表研究会の実施など職員のチームワーク向上に取り組んでいます
職員の採用に際して、即戦力となる中途採用を重要視し、区の保育人材情報サイトを活用するなど、求職者の応募を促す工夫をしています。キャリアパスシートは5階層で設定しており、職員会議などで職員に伝えています。また、職員のチームワークの向上を図るために会議を幼児・乳児に分け、少人数で実施したり、事例研究発表会を行っています。加えて、職員の発案として子どもたちがおもちゃを整理して片付けができるように色分けした箱を用意するなど、サービスの質の向上に繋げています。
育成計画は、目標管理シートを活用しながら、その成果を確認しています
全職員対象、職種別の研修を研修計画に明示しています。園内研修では、保育をテーマにした外部の講師による研修や神戸にある系列園との交流研修を実施しています。また、個人別の育成計画を作成するにあたり、職員の意向や経験を個人面談で確認し、毎年3月から4月に作成しています。育成の成果については個人面談で確認するとともに、目標管理シートに記録しています。加えて、職員が受講した研修内容は研修報告書に記録し、報告書の回覧や必要に応じて職員会議で、他の職員と共有しています。
職員の就労環境や意向を把握し、より良い職場環境整備に努めています
福利厚生の具体的な内容として、退職金共済や制服貸与のほか、休憩時に飲料を提供しています。出産・育児休暇の取得を促進するために、出産予定者へ制度説明をするなどの工夫をしています。そのほか、年1回職員満足度調査を実施し、職員の意識や人間関係などを把握するとともに、良好な関係を育むために懇親会を実施しています。
1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
- 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
- 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
- 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
- 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
- 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
- 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
- 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
- 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
- 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
- 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
- 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
- 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
- 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
前年度において、「危機管理対策」を重要課題の一つと掲げていました。その背景として、新型コロナウイルス感染拡大があげられます。そのような課題に対して看護師を中心にマニュアルを元に対策を進めました。具体的な取り組みとして、看護師を講師となり、感染症対策の研修を実施したほか、保育補助として非常勤2名を新たに配置し、職員全員で清掃と消毒を行いました。結果として、職員の感染対策の意識は高まり、保護者に対しても適切な助言や支援ができるようになりました。また、感染者が発生したものの、大きな被害が出るようなことはありませんでした。園では目標を達成できたと自己評価しています。今後は、てんかんなどの疾患を持つ子どもに対する支援ができるように、職員の理解を深める研修を実施したり、AED講習などを定期的に行いながら、危機管理対策を進めていきたいと考えています。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
前年度は危機管理対策として、感染症の対策を強化しました。看護師による感染症対策の研修や非常勤職員を2名新たに配置し、清掃や消毒の作業に職員が行えるように体制を整えています。感染症対策に対して正しい知識と対策を確実に進めたことが評価されます。
2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
前年度において、「保育の様子を保護者に分かりやすく伝える」を重要課題の一つと掲げていました。その背景として、感染症の影響で保育室内に保護者が入れず、行事にも参加ができなかったことが挙げられます。そのような課題に対して「保育の見える化」を目標として掲げていました。具体的な取り組みとして、タブレットを購入し、発表会の練習風景を動画で配信しました。さらに、保育参観として、乳児を対象に日々の保育の様子を撮影したものを配信したり、オンラインでの懇談会を実施しました。各会の参加率は大変良く、保護者から理解を得ることができました。園では目標をおおむね達成できたと自己評価しています。今年度は、送迎の際に保育室の前まで入ることが出来るようになったり、保育参観や運動会など対面での行事を実施することが出来ており、写真や口頭で子どもの様子を伝えています。またホームページやブログでも定期的に情報を発信していきたいと考えています。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
保護者に対して、保育の見える化を図るために、発表会の練習風景や日々の保育の様子を配信したり、オンラインでの懇談会に取り組みました。感染症により園運営にも負担がかかる中で、新たな取り組みを進めたことが評価されます。
サービス分析結果
【講評】
ホームページや独自のリーフレットを作成し、園の情報を発信しています
利用者への案内として独自にリーフレットを作成し、保育理念・保育目標・毎日のスケジュール・年間行事・園内マップなどを掲載しています。また、ホームページでは上記内容のほか、保護者アンケート結果やブログのコンテンツを設けています。なお、ブログは月2回程度更新し、分かりやすいように写真を盛り込みながら具体的な保育内容を伝えています。
オンライン説明会の開催や地域に向けた情報発信の強化を計画しています
園の情報は区の保育課に定期的に報告しており、区のホームページ・子育て情報誌にも掲載されています。今後は、ブログやホームページを活用した園紹介やオンライン説明会開催のほか、地域の方が参加できる行事を企画するなど、地域に向けた情報発信の手段を増やしていこうと考えています。
入園希望者に向けて見学会を開催し、園の特長などを丁寧に説明しています
見学会は毎年5月から9月の期間に月1~2回の開催日を設けるほか、見学者の希望に応じて随時対応しています。主に園長・副園長・主任が担当して、園内をまわり保育の様子を見てもらいながら適宜質問に応えています。その際、「乳児担当制保育の実施」や、「産地にこだわり、季節の食材を使用した給食」など、園の特長について説明しています。また、園の外からでも見ることのできる芝生の空間は見学者にも好評をいただいています。
1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
- 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
入園時には必要書類を配布するとともに個別面談を実施しています
入園が決まった利用者には来園してもらい、必要書類(入園のしおり・重要事項説明書・利用規約・緊急連絡票・生活状況調査票・健康記録・薬の預かりについて・個人情報使用同意書・メールサービス案内・写真販売案内・年間行事予定表・風水害時の対応について)を配布し個別に説明を行っています(現在はコロナ禍の為郵送)。また、アレルギーのある子どもには管理栄養士の面談も行っています。なお、プライバシーの保護については、重要事項説明書・利用規約で確認しています。
慣れ保育を実施し、園児が安心できる場所と職員を徐々に認識できるよう配慮しています
入園前の子どもの生活状況について、健康記録・生活状況調査書への記入と提出を受けています。また、入園時には保護者や子どもの不安・ストレスを緩和するため、1週間程を目安に慣れ保育を実施しています。慣れ保育中は降園時にその日の様子を細かく丁寧に伝えています。加えて保育参加も実施しており、食事の様子を一緒に見てもらうなど子どもの様子や職員との関りを徐々に深められるよう配慮しています。
毎年「卒園児の集まり」や「音楽会」を開催し、卒園児を園に招待しています
卒園前に退園や転園をする園児には、アルバム・作品集を提供しています。また、転園先から問い合わせがあった場合などは、必要に応じて対応しています。そのほか、「卒園児の集まり」や「音楽会」を毎年実施しています。
1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
- サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
- サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
保護者のニーズや支援方針は所定の用紙に記録し、保存しています
複写式の連絡ノートは、0・1・2歳児クラスで毎日取り交わしており、3歳児以上は個別に口頭で対応しています。加えて、「今日の活動・連絡事項・お知らせ」を毎日クラスごとで作成し、玄関に掲示いしています。また、家庭や保護者の個別のニーズや支援方針は、月案指導計画・観察個人記録に記録しています。そのほか、児童票において、2歳児は2カ月ごと、3~5歳児は6カ月ごとに集約しながら記録しています。
全体的な計画に基づき、年・月・週の指導計画を作成しています
「全体的な計画」は、毎年3月に見直しを図っており、直近では「災害への備え、衛生管理、送迎方法」などの項目について更新しました。また、作成した「全体的な計画」に基づき年・月・週を単位として指導計画を作成しています。なお、就学を控えた時期においては、午睡時間短縮・読み書きの基本練習のような活動を取り入れるなど、状況に応じて配慮しています。個別の指導計画は0・1・2歳児クラスおよび、個別支援の必要性・就学支援の充実などを対象に作成し、日々の送迎・連絡帳・個人懇談において保護者にわかりやすく説明しています。
定例会議のほか、毎日のミーティングや申し送り簿を活用し園児の情報を共有しています
職員間で子どもに関する情報を共有するために、月1回園長・副園長・主任・常勤職員(保育士・看護師・栄養士)が参加して職員全体会議を開催しています。加えて、月案検討会議・乳児会議・幼児会議・給食会議などの定例会議のほか、必要に応じて行事会議を開催しています。また、日々の子どもや保護者の状況については、毎日10分の職員ミーティングを行っており、申し送りには申し送りノートを活用しています。日誌や各種申し送り表は、事務室内机上に保管しており、職員は申し送り欄に捺印することで、閲覧状況の確認をしています。
1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
- 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
- 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
- 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、作成、見直しをしている
- 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
- 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
- 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している
- 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 申し送り・引継ぎ等により、子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている
- 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
- 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
- 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
- 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
- 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
- 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】
小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、援助している
【講評】
自然豊かな環境の中で子どもが主体的に活動できるよう環境を整えています
環境面において、「1階から屋上まで続く芝生の坂道で全身を使って遊んだり、自然に触れられる良さがある」といった特徴があります。また、生活目的に応じた食事・着替えや、遊びに応じたお世話(再現遊び・ままごと)・机上・構成・フリーなどのコーナーを設けています。その中でも特に、子どもが主体的に活動できるように、玩具や教材を自ら選択して使える玩具棚や道具棚を設置するなど環境を整えています。
散歩や屋上遊びの中で定期的に異年齢交流を行っています
子どもが互いを尊重する心を育むため、月に1回程度で異年齢の組み合わせで一緒に散歩に出かけています。また、3・4・5歳児クラスでは、屋上遊びや朝夕の合同保育で定期的に異年齢交流を行っています。さらに、午睡後の片付けでは、5歳児が下の子の寝具の片づけを行うなど、年上の子どもが年下の子どもの生活の手伝いをしています。一方、当園は外国人の保護者が多く、親子の会話は英語で行われているため、子ども同士で英語を話す場面も見られています。
特別な配慮が必要な子どもの支援に向けて、専任の職員を配置しています
特別な配慮が必要となる子どもの受け入れ体制として、専任の非常勤職員を配置するとともに、パーソナルスペースを設置しています。子ども同士のけんかやトラブルが生じた際は、自分の気持ちを自分で言えるよう見守りながら支援するとともに、内容はヒヤリハット報告書・噛みつきカードに記録し、昼礼・乳児会議・幼児会議・月案検討において再発防止策を検討しています。また、就学支援を目的として、小学校主催の学校体験に参加しています。加えて、保護者に向けて就学支援シートを配布するなど、情報を提供しています。
2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている
- 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
- 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
- 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
- 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
登降園時の会話や連絡帳のやり取りで、園児の情報を保護者と共有しています
登園時には毎回保護者へ体温・体調・連絡帳内容(0・1・2歳児)などを確認し、必要な情報を申し送りノートに記録することで、職員間で引き継いでいます。一方で、降園時には保護者へ当日のエピソード・健康状態を具体例を交えつつ、分かりやすい言葉で伝えています。また、「今日の活動・連絡事項・お知らせ」をクラスごとに玄関に掲示するほか、毎月各クラスで写真付きのドキュメンテーションやブログを更新するとで、活動の様子を共有しています。
乳児担当制を導入し、個々の状態に合わせたきめ細やかな指導を実現しています
子どもの発達段階に応じた支援の方法を、乳児共通マニュアルに示しています。また、乳児担当制を導入し、個々に合わせたきめ細やかな指導に取り組んでいます。具体的な取り組みとして、食事指導では、写真(配膳方法・箸の持ち方など)を掲示するとともに、掴んで遊ぶ玩具などで遊びながら習得を促しています。また、排泄指導は、1歳ころから便器に座り始めています。着替え指導では、個人的に着替え方を細かく伝え見守りや援助を行っています。
就学に向けて、5歳児の1月頃より午睡をなくしています
乳児の午睡時間は12時~15時、幼児の午睡時間は13時~15時で設定しています。午睡の際は、コットベット・ベットマット・バスタオルなどの寝具を使用しています。なお、午睡時間に眠れない子がいた場合は、1階ホールやマットの上などで遊んでいます。また、就学に向けて、5歳児の1月頃から午睡をなくしています。
3.日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
- 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
- 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう援助している
- 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉による伝え合いを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
- 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
- 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている
- 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
テーマに合わせた本やゲームを設置し、子ども自身が調べられる環境を整備しています
子どもの集団活動として、わらべうた・課業(自分の体・乗り物・天気など毎月テーマを決めてみんなで調べる)・毎日体操・造形あそびを行っています。その中で園児が主体性が発揮されるよう、テーマに合わせた本やゲームを設置して、自ら興味を持って調べたり触れられる環境を整えています。また、子どもたち自身で話し合ったり、テーマに沿ってみんなの前で発表したりする機会を設けています。さらに、子どもが自分の気持ちを調整できる力を身に着けられるよう、生活・遊び・対人関係のルールなどを必要に応じて説明しています。
わらべうたや造形あそびを通して子どものさまざまな表現力を養っています
日々の保育の中で正しい言葉遣いなどを伝えるとともに、子どもが自分の意見を発表する場として、課業を設けています。また、音楽的な表現力や言葉を使った表現力を育む機会として、わらべうた・今月のうたを行っています。加えて、絵画的な表現力を育む機会として、造形あそびを行っています。そのようなプログラム実施に際して、子ども一人ひとりが興味を持てるような環境設定(全クラスに構成・ままごと・お世話・机上コーナー)を自由に好きなことを出来る環境を整備するなど工夫しています。
園庭や散歩では多様な活動を行い、季節の動植物に触れあっています
園庭では、ブランコ・鉄棒・コンビカー・三輪車・ボール・タイヤなどを使った遊びや活動を行っています。また、散歩に週2~3回程度出かけて公園・緑道・お寺・商店街・渓谷などを訪れています。公園や散歩の途中では、遊具遊び・虫探し・ごっこ遊び・自然物拾い・町探検などをして過ごすとともに、杏・みかん・夏野菜・冬野菜(屋上で栽培)などの植物にふれたり、カブトムシ・アオムシ・熱帯魚・メダカ(園内で飼育)などの生き物に出会ったりしています。
4.日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
- 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
- みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
- 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
【講評】
行事の開催に向けて子どもたちの参画を促すことで、興味や関心を高めています
子どもの成長や保育の成果を発表する機会として「運動会・生活発表会」や、季節や文化・伝承に親しむ機会として「七夕・お月見・クリスマス会・正月遊び・節分・ひなまつり」などを行っています。中でも特に力を入れている行事として、生活発表会(クラスごとに子どもたちが興味を持ったテーマで歌や合奏を行う)や夏祭り(幼児たちが紙粘土などで作った屋台の食べ物を乳児が買いに行ったり、甚兵衛を着てみんなで盆踊りを行う)があります。準備段階から行事に合わせた製作やうたを取り入れることで、園児たちの行事への興味や関心を高めています。
運動会・生活発表会・保育参加など保護者が参加できる行事を開催しています
行事の実施にあたり保護者の理解や協力を得るために、年間行事予定表を4月に配布するとともに、行事ごとの目的は園だよりや手紙を配布し伝えています。保護者が参加・見学できる行事として、運動会・生活発表会・保育参加があり、保育参加では一緒に絵本を読んだり積み木をして遊んだ後、個別面談を実施しています。保護者が参加しない活動についても写真販売・ブログ・各クラスドキュメンテーションなどでその様子を伝えています。なお、運動会・生活発表会・保育参加などの行事については、アンケートを実施して保護者の声に耳を傾けています。
誕生会はクラスごとに開催し、誕生児にはワッペンを付けて園全体で祝っています
子どもの誕生日は、各クラス毎ででお祝いし、個別インタビュー・歌でお祝い・カードプレゼントなどのプログラムで楽しめるようにしています。また、誕生日会にちなんで、誕生日ケーキをおやつに出す(毎月1回お誕生日メニューの日)などの工夫をした給食を用意しています。さらに、写真・手形・身長体重・メッセージを添えたカードをプレゼントするとともに、誕生児が主役になって喜びを感じられるよう、誕生日ワッペンをつけて一日過ごしています。
5.保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
- 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
- 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
木材を多く使用した園内で、じっくり遊べるスペースを確保しています
子どもが安心してくつろげるように、園内は木材を多く使用し、白を基調とした壁紙にしています。加えて、一人ひとりがじっくり遊べるスペースの確保や、キャラクターグッズは配置しないよう配慮しています。また、職員体制については、加配により個別支援を充実させています。そのほか、子どもが疲れた際に身体を休めることができるよう、ソファー・絵本コーナー(各クラスに設置)を用意しています。
延長保育では担当の職員を配置することで個別のスキンシップを多く取っています
18時15分~20時15分を、延長保育時間として設定し、それに合わせて、17時30分から合同保育を行っています。合同保育は、1歳児クラス(乳児)・4歳児クラス(幼児)で行い、机上あそびを中心にしながら静かに過ごしています。なお、補食を提供する際には、夕食の妨げにならない量(おにぎりやお菓子)に配慮しています。延長保育の時間帯は、正規職員に加え延長時間担当の非常勤職員を配置し、個別のスキンシップを多くとるとともに、より個別の遊びをすることで、寂しくならないよう配慮しています。
6.子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している
- 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
- メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
- 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
- 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
【講評】
食事は、園児自身が見通しをもってできるよう支援しています
食事は、乳児は個別対応で行いながら、年齢により食べる人数を調整しています。その際、職員は見守り・援助(乳児は対面・幼児は全体見守り)をしながら子どもに寄り添うとともに、食事の順番や場所を固定し、園児自身が見通しを立てやすいようにしています。特に乳児は担当制により園児の嗜好に合わせて量を調整しています。また、落ち着いて食事できるよう、保育士自身が静かでゆったりとした雰囲気の中で見守り・援助を行うなど、工夫しています。
給食は自園で調理し、成長に合わせた食器や食具を使用しています
給食は、国産食材を使用し自園調理で提供しています。なお、年長児クラスはセミバイキング方式で園児自身が盛り付けをすることで、食べきる喜びが感じられるように工夫しています。また、食器・食具では、乳児は安全性・食べやすさ重視し、幼児は成長に合わせ陶器の茶碗や箸を用いています。食物アレルギーのある子どもについては、アレルギー食提供時マニュアルに沿って、園で食材を用意・調理した除去食を提供しています。配膳する際は、色違いのコップ・名入りトレー・職員同士による提供時ダブルチェックを行い、誤食の防止に取り組んでいます。
園内で栽培した野菜やあんずの実を食育活動に活用しています
食育活動では「食材そのものを知る・旬の食材を知る」を大切にしています。調理体験は、2歳児クラスからから機会を設けて野菜の皮むきを経験するとともに、5歳児クラスになると梅ジュース・スコーンなどの調理も行っています。今年度は園庭のあんずの実を使ってジャムを調理し試食を経験しました。またナス・ピーマン・オクラ・ゴーヤ・キュウリ・はつか大根を栽培し、塩もみ・炒める・味噌汁・野菜ピザなどの料理で取り入れています。そのほか1年間仕込んだ味噌を使用して焼きおにぎりを作ったり、魚屋と連携した鮭の解体ショーを実施しています。
7.子どもが心身の健康を維持できるよう援助している
- 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
- 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
- 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
【講評】
避難訓練や交通安全教室など、関係機関と連携した安全対策に取り組んでいます
子どもが自身の健康や安全に関心が持てるよう、火災・地震・浸水を想定した避難訓練を毎月実施しています。また、消防署と連携して、救命救急についての講習を毎年実施しています。さらに、防犯訓練では警察協力による不審者対応訓練(毎年)、交通安全指導では警察署による交通安全教室(毎年)など、関係機関と連携し取り組んでいます。そのほか、子ども自身の意識を高めるために、戸外活動を実施する際に安全について説明し、事故・怪我の防止につなげています。
嘱託医による健康診断のほか、看護師の指導を行い園児の健康への意識を高めています
子どもの健康状態を把握するため、内科医による0歳児健診(毎月)・健康診断(全園児/年2回)および歯科医による健診(全園児/6月)を実施しています。また、健康指導では、看護師による裸足保育・薄着保育のほか、手洗い指導を毎年実施しています。与薬は基本的に行っていませんが、てんかん・熱性けいれん・食物アレルギー・アトピー性皮膚炎などの場合は、与薬依頼書を提出とともに薬を預かっています。そのほか、医療的ケアを必要とする子どもについては、かかりつけ医に留意事項を確認するなど連携しながら受け入れています。
毎月の保健だよりや園内掲示板の活用により保護者と健康に関する情報を共有しています
保護者と連携して子どもの健康維持に取り組むために、毎月保健だよりを発行し健康管理の方法を伝えています。また、感染症の流行やSIDSの発生を予防するために、職員が救急救命研修に参加し理解を深めるとともに、感染症蔓延防止策実施手順に基づいて看護師が随時説明を行っています。なお、感染症が発生した場合は、玄関の専用掲示板に速報を掲示し保護者に情報提供しています。そのほか、SIDS対策として、ベビーセンサーを活用(0歳児)しながら午睡時の子どもの健康状態を確認し、午睡チェック表に記録しています。
8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
- 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
- 保護者同士が交流できる機会を設けている
- 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
- 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
- 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している
【講評】
保護者の価値観や意向は適宜把握するとともに保護者対応について冊子を作成しています
子育てや就労などの事情に配慮して支援を行うため、入園前個別面談により、子育てに関する保護者の価値観や就労状況を把握し、行事アンケート・教育保育にかかわるアンケート調査(年1回)により、日常的なサービスに係る保護者の意向を確認しています。また、個別面談を年1回(そのほか、要望があれば随時対応)実施しています。加えて、保護者対応の方法について、「職員のための常識」という冊子を法人で作成するとともに、入社時に配布して説明することで理解を深めています。
保護者会は毎年開催するとともに、必要なクラスに対しては開催数を増やしています
保護者同士の交流促進を目的として、各クラスで保護者会をクラス別(全クラス/6月・2歳児クラス/3月)に開催しています。なお、乳児クラスから幼児クラスになる2歳児と、小学校就学を控えた5歳児はさらに1回多く開催し、細かく情報を共有しています。また、保護者と職員の信頼関係を深めるための取り組みとして、年度初め(4月・5月)に玄関先の園内掲示板に職員紹介として写真を掲示しています。そのほか、保育参加を年1回(希望制)で行い、保育の様子を伝えています。
保護者懇談会や個別面談の中で、保育に必要な情報を伝えています
子育ての考え方について互いの理解を深めるために、保護者懇談会での情報提供や個別面談を行い、「生活面での自立に向けて園で行っていること・家庭で実施してほしいこと・イヤイヤ期の対応方法」などをテーマに意見を交換しています。今後は、園運営において、より保護者が参画する仕組みを設けていきたいと考えています。
9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
- 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
- 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
町会・商店街・小学校などの関係機関と連携した活動を行っています
地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるよう、町会と連携したハロウィンパーティーを年1回開催しています。また、商店・企業との交流として、取引している魚屋による魚の解体ショー(年1回)を行っています。さらに、小学校の開催する学校体験に5歳児クラスが参加しています。園は今後、町会が開催している防災訓練に参加していきたいと考えています。
保育実習生やボランティアを積極的に受け入れ、園児の多様な交流を促しています
子どもが職員以外の人と交流する機会として、演奏会(年1~2回程度実施)に地域の方を招待しています。なお、開催に際しては、園外掲示板に招待ポスターを掲示したり、ブログに掲載することで積極的に参加を促しています。また、保育実習生や中高生のボランティアを受け入れ、園児の多様な交流を促しています。そのほか、絵本専門士のグループによるお話会を毎月開催しています。今後は、未就園児向けに園を開放し、室内遊具を使用して親子で遊ぶ機会を設けていきたいと考えています。
【講評】
個人情報の取り扱いについて個人面談で説明し、同意書により確認しています
個人情報については入園前個人面談で説明し、プライバシーの保護について、個人情報使用同意書で同意確認を得ています。突発的に個人情報を提供する必要が発生した場合は、電話や手紙にて事前に確認しています。また、子どもの羞恥心に関する取り組みとして、着替えをする際にはパーティションで目隠し・部屋を分けるなど配慮するとともに、4・5歳児クラスから男女に分かれて着替えを行っています。加えて、5歳児クラスにおいては、プライベートゾーンの大切さを伝えるなど性差に関して学ぶ機会を設けています。
給食の提供時間など保護者や子どもの価値観や生活リズムに配慮しながら対応しています
子ども一人ひとりを尊重する姿勢について、園内研修(年1回)を開催するとともに、研修資料を職員共通メールで送信し、自発的な学びを促しています。また、子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮するために、行事アンケート・教育保育に関わるアンケート調査(年1回)を行い、日常的なサービスに係る保護者の意向を確認しています。保護者の通勤時間に合わせた保育の提供(子どもの朝ごはんの時間に合わせて昼食時間を個別に調整)などの生活リズムについて対応しています。そのほか日本語が苦手な保護者には母国語に訳した手紙を配布しています。
虐待防止に向けて、内外の研修に参加し適切な対応方法を学んでいます
虐待や育児困難などの事案については、区の児童虐待の早期発見・予防マニュアルに則って対応しています。また、職員は虐待防止および適切な対応に備え、園内研修や自治体・専門機関が主催する外部研修に参加しています。そのほか、虐待に関するニュースなどが報道された際は、昼礼や会議にて情報を共有し職員意識を高めています。
1.子どものプライバシー保護を徹底している
- 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
- 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
- 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
- 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
- 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
法人および園で各種マニュアルを整備し、業務の標準化を図っています
業務の標準化を図るため、法人として個人情報保護規定・苦情解決規程・管理運営規程を整備するとともに、園で独自に、健康管理マニュアル・日常業務心得マニュアル・児童虐待予防マニュアルなどのマニュアルを作成しています。さらに、職員に乳児共通マニュアルを配布し、職員会議で読み合わせを実施することで、マニュアルに対する理解の普及を図っています。今後は、保育の様子をビデオ録画し、業務の実施状況を確認する振り返りの機会を設けたいと考えています。
マニュアルは年度末に見直しを図り、年度初めの会議で共有しています
業務水準の向上を図るために、年度末職員会議においてマニュアルの見直しを行っています。例えば、サービスの基本事項や手順について、「外部アンケート会社による職員アンケート(職員満足度アンケート)の実施」、「休憩スペース設置、「健康観察紙ベースから電子入力へ変更(日常のやり取りを変更)」などについて、見直しを図りました。なお、職員に対してこれらの内容は新年度会議で共有しています。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている
事業者のコメント
このセクションは事業者によって更新される情報です。
評価情報
評価結果のダウンロード
本ページの内容をPDFファイル形式でダウンロードできます。
【講評】
園の運営理念・運営方針は職員会議や入園の際に職員・保護者に伝えています
園の運営理念を「家庭を忘れ、親を除外して児童の問題は解決できない。児童は1個の人格として厳然たる姿をもつものである。児童を健全に保育することは社会の義務である。児童の幸福は家庭を中心に行わなければならない」、保育目標を「からだをそだてよう・社会性をそだてよう・知覚をそだてよう」と定めています。法人のビジョン・理念について、職員には職員会議を通じて伝えています。また、保護者には運営方針や全体的な計画を入園の際に伝えています。
経営層の役割と責任について、職員会議などの場で職員に伝えています
園長の主な業務内容は、行政対応や職員採用です。その役割と責任について、園長職務に記載し、職員会議などで職員に伝えています。園長が指揮した事例として、慶弔規定の見直しを提言したことなどがあります。また、理事長は直接職員にメッセージを伝えたり、法人の理事が職員面談(年1回)をする機会を持つなど、職員の理解を深める工夫をしています。
重要な案件は職員会議・議事録・掲示板で、職員・利用者・地域に向けて伝えています
職員に対して周知した重要な案件の例として、「育児・介護休業規定の変更」などがあります。そのような事例については、法人理事会・職員会議で検討しました。保護者に対して周知したサービス変更などの例として、「保育参加およびクラス懇談の開催」などがあります。そのような事例については、職員会議や議事録で検討・周知しました。地域の方に周知すべき事項があった際には、掲示板を使って周知を行います。