評価結果

サービス項目中心の評価

基本情報

【サービス種別】

生活介護

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

1)全ての障害者に対して、障害者が地域で自立した生活をするための自立支援に関する事業を行い、広く社会福祉に寄与することを目的とする

職員に求めている人材像や役割

利用者の尊厳を重く感じる支援者

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

一人の力では何もできないので、チームワークを良好なものにして欲しい

全体の評価講評

特によいと思う点

事業所での活動はレクリエーションや創作活動を中心に、利用者の喜びや笑顔を引き出していく事を日々大切にしています。風船バレー、的あてなどのゲーム、DVD鑑賞、季節の創作活動などいくつもの種類から、選択をして行っています。また今年度は、ボッチャやパラボールといった活動も取り入れて利用者間の交流につなげるなど、利用者が楽しいと思える環境づくりに力を入れています。今年度実施した利用者アンケートの「事業所の活動は楽しいですか」の質問では回答した全利用者が「はい」と回答しており、利用者の満足度も向上しています。

事業所では利用者一人一人の意見や要望を日々大切にしています。日々のレク活動は、毎朝利用者が全員集まった後に朝の会を開き、その中で当日やりたいことや取り組みたいことなどを確認してレク活動に反映させています。利用者が取り組みたいことに日々参加できることで、利用者も日々楽しく事業所に通所することができています。毎年掲げる事業所目標についても利用者一人一人から意見を大切にして決定しています。利用者の意思を尊重して、やりたいと思ったものを提供していくことで、日々の笑顔や明るさにつながっていることがうかがえます。

さらなる改善が望まれる点

感染対策や人権擁護、介護事故防止、防火・防災等の各種の委員会を立ち上げて、各委員会が中心となり事業所内で研修を行うなど、積極的に取り組んでいることがうかがえました。今年度はコロナ禍のため職員が一堂に集まり研修する機会も減少する中で工夫して研修につなげていることは評価できます。しかし事業所としては職員のスキルに格差があることやさらにスキルを高めていくことを今後の課題として捉えています。コロナ禍も収束に向かう中で、次年度以降内部研修の充実化や外部研修への参加を高めて、職員のスキル向上につながることを期待します。

災害時の対応については、防火・防災委員会が中心となり風水害における避難橋や備蓄品の内容について職員にも周知しています。避難訓練も定期的に実施するなど突発的な災害にも対応できるように努めています。災害後における事業の継続方法などを明確にした事業継続計画(BCP)については現在作成を進めています。大地震の発生や台風による被害などが出た際に、事業所の運営をどのように継続するか、継続後サービス内容をどの程度に絞って運営するのか等について具体的に示し、全職員で内容を共有していくことも今後必要になると思います。

事業者が特に力を入れている取り組み

一人一人の利用者に作成している個別支援計画に職員の意見などを反映できるように、作成や更新時に「個別支援計画作成会議」を実施しています。会議録には検討した内容や担当者の意見、計画案の修正や追加する内容を明記しています。さらに本人や家族の意見を取り入れて作成した個別支援計画はについては本人や家族にも丁寧に説明しています。利用者アンケートの「計画に関する職員の説明は分かりやすいか」の質問では「はい」と回答した割合が前年度よりも上昇しており、計画の立案及び作成後の説明をより丁寧に実施していることがうかがえます。

利用者が安心して日々事業所を利用できるように新型コロナウイルス感染予防対策について全体で高い意識を持ち取り組んでいます。感染症対策委員会が中心となり、感染予防のポイントについて全職員に周知するほか、感染者が出た際には感染源がどこであったか分析をして、洗面所の危険性が高いことから、洗面所の消毒については日々徹底しています。事業所内の感染対策への取り組みについてはホームページでも動画で配信しています。検温やCO2センサーも設置し各種のデータを見える化するなど、感染対策を徹底し、利用者の安全性を高めています。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:令和4年12月現在、地域活動支援センターアンティに登録している28名の利用者を対象に調査を実施しました。
  • 調査方法:アンケート方式  
    事業所と協議の上アンケート方式により調査を実施しました。アンケート用紙、返信用封筒を評価機関で準備し、利用者本人に渡して頂き、記入を頂きました。回収は返信用封筒で直接評価機関に返送して頂きました。
  • 有効回答者数/利用者総数:16/28(回答率 57.1% )

回答者の内訳としては、「本人自己記入」が5名、「家族と相談しながら」が7名、「無回答」が4名となりました。
「利用中の事業所を総合的に見て」の質問では、「大変満足」が5名、「満足」が8名、「どちらともいえない」が1名、「不満」が1名、「無回答」が1名なりました。
14の質問項目において、「はい」と回答した割合が最も高かった項目は、「事業所での活動は楽しいか」の質問で、回答した利用者全員が「はい」と回答しました。一方で「外部の苦情窓口にも相談できることを伝えられているか」の質問では「はい」と回答した割合が他の質問と比べて低い結果となりました。
昨年度と比較して7項目において「はい」と回答した割合が上昇しています。
自由意見では、職員も優しくしてくれるので満足しています、事業所では何でも話せます、楽しく通所できています等の意見のほか、ご飯の量をもう少し多くしてほしいですとの意見も出ています。

アンケート結果

4~17は選択式の質問のため、該当項目のみ掲載しています。

1.利用者は困ったときに支援を受けているか

はい 14名 (88%)
どちらともいえない 2名 (13%)

14名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見では、利用者同士でもめ事になった時、職員がすぐに間に入って早く解決してくれますなどの意見が出ています。

2.事業所の設備は安心して使えるか

はい 15名 (94%)
どちらともいえない 1名 (6%)

15名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見は特に寄せられませんでした。

3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか

はい 12名 (75%)
どちらともいえない 3名 (19%)
いいえ 1名 (6%)

12名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見は特に寄せられませんでした。

4.【生活介護】
事業所での活動は楽しいか

はい 16名 (100%)

回答した利用者全員が「はい」と回答しました。 自由意見では、レクリエーションが毎日変わるのでとても楽しいです、たまに多数決で決まったり、利用者で決める日もありますとの意見が出ています。

18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 14名 (88%)
どちらともいえない 1名 (6%)
無回答・非該当 1名 (6%)

14名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見は特に寄せられませんでした。

19.職員の接遇・態度は適切か

はい 12名 (75%)
どちらともいえない 3名 (19%)
いいえ 1名 (6%)

12名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見では、職員は動きやすく、かわいいエプロンをしてくれますとの意見が出ています。

20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 15名 (94%)
どちらともいえない 1名 (6%)

15名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見では、とても信頼できます、助かっていますとの意見が出ています。

21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 13名 (81%)
どちらともいえない 3名 (19%)

13名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見では、皆で仲良くやっています等の意見が出ています。

22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか

はい 14名 (88%)
どちらともいえない 2名 (13%)

14名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見では、自分の気持ちを言葉では伝えられません、表情は顔に出るようですとの意見が出ています。

23.利用者のプライバシーは守られているか

はい 14名 (88%)
どちらともいえない 1名 (6%)
無回答・非該当 1名 (6%)

14名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見は特に寄せられませんでした。

24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか

はい 13名 (81%)
どちらともいえない 3名 (19%)

13名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見は特に寄せられませんでした。

25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 15名 (94%)
無回答・非該当 1名 (6%)

15名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見では、職員から説明を受けてもわからないことが多いです。そういう時はわかるまで聞き、それに対して職員はわかるまで説明してくれますとの意見が出ています。

26.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 12名 (75%)
どちらともいえない 2名 (13%)
いいえ 1名 (6%)
無回答・非該当 1名 (6%)

12名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見では、不満等を伝えた時に、何かしら改善されていることがあったので、伝えるようにしていますや、不満はありませんとの意見も出ています。

27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 9名 (56%)
どちらともいえない 3名 (19%)
いいえ 1名 (6%)
無回答・非該当 3名 (19%)

9名の利用者が「はい」と回答しました。 自由意見では、そのことは知りませんでしたとの意見が出ています。

サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
パンフレットやホームページを通して事業所の情報を対外的に提供しています

事業所の情報はパンフレット、ホームページにより提供しています。パンフレットでは、事業所で実施している事業の案内、開所曜日・時間、施設の所在地のほか「施設のご案内」として施設の内部を写真入りで紹介し利用者にもわかりやすい内容としています。また、ホームページでは、法人で運営する全事業所の情報を確認することができます。事業所の情報として施設案内、活動報告、行事案内、日常の様子や取り組みなどを動画でも配信しています。毎月発行している事業所だより(ドルフィンだより)もホームページ上で発信しています。

区内の福祉施設、相談支援事業所等にも事業所の情報を提供しています

事業所のパンフレットについては見学者への配布のほか、区内の福祉施設、相談支援事業所等に持参して配布しています。さらに事業所での活動の様子はホームページのお知らせコーナーからも確認できると共に「ドルフィンだより」を毎月作成し見学者や関係機関にも配布し、事業所での取り組みや行事の様子などを広く事業所の情報を提供しています。今後に向けても行政のほか特別支援学校等への関係機関とも密に連携を図り利用希望者等に当事業所の情報が幅広く周知できるように取り組んでいく方針としています。

見学は無理のない範囲で受け入れ、事業所での活動の様子を丁寧に説明しています

利用希望者等の問い合わせや見学の要望等があった場合には、個別の状況に応じて柔軟に対応しています。見学時は管理者が対応しています。コロナ禍のため無理のない範囲内で施設内の様子を実際に見学して頂き、実際に施設内外で実施する行事案内や事業所内外で実施するレクリエーション活動の状況、送迎エリアに関する内容等を説明しています。特に高次脳機能障害の方も受け入れ可能な事や余暇活動に力を入れていることや入浴設備を整えている事等、事業所の強みや契約前の体験利用なども説明しています。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
見学や契約時に基本的ルールや重要事項を家族や本人に丁寧に説明しています

利用にあたっての重要事項については、利用契約時に説明しています。「契約書」、「重要事項説明書」、「個人情報の使用に関する同意書」、「利用にあたっての設備の確認事項」に沿ってサービス管理責任者が説明し、説明後同意を得ています。利用者負担金等に関しても重要事項説明書に内容に記載の上、丁寧な説明を行い、説明後同意を受領しています。契約終了後、体験利用時に確認した本人の状態を踏まえ、初回の個別支援計画書を作成しています。個別支援計画書には本人、家族の要望、支援の方針、具体的な支援内容を明記しています。

フェイスシートに利用者や家族の状況等利用開始前に確認した情報を記録しています

利用にあたっての基本的ルールに関しては、事業所独自に「利用者、ご家族の皆様」の書面を作成し、事業所での活動の様子や利用にあたっての留意事項をまとめ、見学時に利用者や家族の方に説明しています。事業所では見学後に、利用者本人の希望等にもよりますが体験利用日を(1~3日間)を設け、利用者本人の状況を確認するほか、「フェイスシート」を活用し、家族構成や緊急連絡先、家族構成図のほか、送迎に対しての希望、他サービス利用状況、学歴・施設利用歴、障害の内容、服薬状況、希望や願い事などを記録化しています。

体験利用の期間を設けるなど事業所の活動に慣れていける環境を築いています

利用開始直後は、利用前の利用者の要望等を収集したうえで作成した初回の個別支援計画書に基づき支援を進めています。また、利用開始前には体験利用の期間を設けており、利用者が事業所の環境に慣れて頂くと共に職員が事前に利用者の状態や利用者の思いや支援するうえで必要なことなどを収集することができています。特に利用開始直後の対応では、事前に家族方に本人が不安に感じることや配慮が必要な点等を事前に確認しておき、職員間で共有し、フレキシブルな対応も取り入れ利用開始後の安心感が高まるように努めています。

1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している
  • サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
  • サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている
  • サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
利用者の心身状況や生活状況等は、「フェイスシート」に記載しています

利用者一人ひとりの心身状況や生活状況等は、事業所所定の「フェイスシート」に家族構成や緊急連絡先、家族構成図のほか、送迎に対しての希望、他サービス利用状況、学歴・施設利用歴、障害の内容、服薬状況、希望や願い事など、利用者の個別事情や要望等を詳細に収集しています。フェイスシートについては個人ファイルに綴じ、必要時に職員間で共有できる体制としています。アセスメントについては、個別支援計画の見直しに合わせて再アセスメントする仕組みとしていますが、フェイスシートの更新を全体の課題としています。

個別支援計画書は半年ごとモニタリングを行い、定期的に更新しています

個別支援計画の作成や更新にあたっては、相談支援事業所が作成するサービス等利用計画の内容や職員、利用者、家族の意見を総合的に踏まえて個別支援計画書を作成しています。今年度から個別支援計画立案前に「個別支援作成会議」を実施して日々の支援での気づきや計画書の修正、反映させる内容などを検討しています。個別支援計画書には、個別目標を達成していくための具体的な支援内容を記載し、作成後利用者、家族に説明し同意を受領しています。「個別支援計画書」はモニタリング時に評価を行い、定期的に見直しを行う仕組みとしています。

「生活介護事業提供実施記録簿」に利用者の状況を記録し申し送りで共有しています

利用者の送迎や体調・情緒、昼食摂取状況、日中活動等においては「生活介護事業提供実施記録簿」に記録しています。当日の行動予定やリーダー職員からの指示については「業務日報」に記録し職員間で情報を共有しています。その他「スタッフ連絡ノート」があり、職員間で情報共有が図れるように取り組んでいます。利用者情報の共有は、全体会議(月1回)の場で共有していますが、事業所では1日の活動前に「朝の会」を利用者を交え全体で行い、当日の行動予定や利用者にお知らせする情報など利用者を交えて全体で情報を共有する仕組みを整えています。

1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
  • 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
  • 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている
  • 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
  • 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
  • 利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている
  • 個別の支援計画に基づいて支援を行っている
  • 利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している
  • 自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している
  • 周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
【講評】
全職員が利用者のケース検討に関わり、支援方針を全体で共有しています

利用者個別に作成している個別支援計画については、コピーをファイルに綴じ現場の職員も常時確認できる状態にしています。個別支援計画のモニタリングには現場の職員も関わっているため、利用者一人ひとりの支援目標を全体で共有することができています。利用者個々の支援方針については職員会議内でのケース検討で全体で共有化を図っています。状態変化が生じた際には職員会議でのケース検討を待たずに、その日のうちに緊急的にミーティングを開き支援方針を検討する等、臨機応変に対応しています。

利用者のその日の体調や状態に合わせてコミュニケーションの取り方を工夫しています

利用者の状態に合わせて、コミュニケーションの取り方を工夫しています。特に言語コミュニケーションが困難な利用者に対しては、ジェスチャーや文字盤の活用、トーキングエイドやタブレットの活用など一人一人の状態やその日の体調などに合わせて対応しています。言語でのコミュニケーションが難しい利用者には、「はい」か「いいえ」で答えやすい質問をしたり、動作や表情で察知をしたり、筆談にてコミュニケーションを取るなど、状態に合わせて対応して利用者とのコミュニケーションを深めています。

利用者一人一人にの状況に応じて、自立に向けた情報を個別に提供しています

自立生活を送るための情報提供については、個別の状況に応じて対応しています。障害者雇用促進ハンドブックを配布したり、就労支援フォーラムの情報なども提供しています。区の障害者の相談窓口の所長の方に来所いただき、自立に向けてセミナーを事業所内で開催し利用者にも参加いただき様々な情報が収集できるように努めています。利用者同士が良好な関係構築に向けては、利用者同士の相性などを考慮し、変更をするなど柔軟に対応しています。利用者同士大きなトラブルなく、利用者も安心して通所することができています。

2.利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている
  • 利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している
  • 事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている
  • 室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている
  • 【食事の提供を行っている事業所のみ】
    利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】
各種のレクや創作活動を通して利用者の特技が引き出せるように努めています

毎日の活動は、輪投げ、ボーリング、卓球、テレビゲームなどのレク活動を中心に創作活動などを通して充実した時間が過ごせるような環境を整えています。通所日数や作業内容は利用者の意向を尊重し、話し合って決めています。適していないと思われる作業でも始めから否定せずに、まずは実践を通じて利用者とともに適正に合わせて取り組んでいます。また利用者の特技を生かして創作が得意な方には創作レクでは中心的に取り組んで頂いたり、絵の上手な方にカレンダーづくりを中心的に取り組んで頂くなど、特技を生かしその人らしさを引き出しています。

利用者のやりたいことなどの希望を日々取り入れて、日常の活動へ反映させています

利用者を交えての朝の会を定例化し、その日の活動内容や取り組んでみたいレク活動などについて利用者の意向を確認しています。事業所内の決まり事を話し合う機会は少ないですが、事業所では毎年新年の抱負、事業所の目標を決めています。特に事業所の目標については利用者一人ひとりから確認して、今年度は「皆で仲良く、笑顔で元気に挨拶、楽しく明るく歌を歌う」ことを目標にしています。室内の環境については特に今年度はコロナ禍のためチェック表を使用しての換気、消毒の徹底、検温やCO2センサーも事業所内に設置しています。

食事は誤嚥等がないように、嚥下状態に合わせた食事形態を採用しています

食事はおかずのみ、カロリー計算されたメニューを注文し、スチームであたためた出来たての食事を提供しています。アレルギーや特性、留意点等は家族から情報を収集し、メニュー変更しています。ご飯と汁物はこれまで同様に作っており、要望や体調に応じて量やお粥に変更するなど柔軟に対応しています。食事中は感染予防のため黙食に協力して頂き、職員も利用者のそばにつき、食事介助が必要な方への対応しています。誤嚥等がないように、嚥下状態に合わせて食事形態もきざみ食やミキサー食で対応しご縁が無いように注意を払っています。

3.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
  • 利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている
  • 健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている
  • 通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている
  • 利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている
  • 【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】
    服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】
家族や訪問医と連携して利用者一人一人の健康状態を共有しています

利用者が活用している連絡帳には自宅で測定した体温を記入してもらっています。連絡ノートを確認して職員間で利用者の健康状態を確認しているほか、毎月の体重測定、入浴前の血圧測定を行い、利用者の健康状態を把握しています。利用者の健康状態については「健康管理表」に記録し、職員間で情報を共有しています。また、月に一度訪問医が来所され気になる利用者に対しては医師から助言を頂いています。訪問医療の記録については、「ご利用者健康相談日誌」に記録して職員間で共有しています。

利用者の体調変化時においては速やかに対応できる体制を築いています

医療機関への通院に関しては、原則家族対応としています。健康管理に関する助言や指導については看護師が中心となり、必要に応じて利用者、家族に助言や支援を直接行うようにしています。利用者の体調変化に速やかに対応できる体制としては、利用者個別の管理ファイルに緊急連絡先を明記し速やかに連絡を取ることができる体制としています。活動中に利用者に体調の急変等がみられた際には、サービス管理責任者に速やかに報告し、家族や医療機関と連絡を取り、迅速な対応に努めています。

「服薬フローチャート」を作成し、服薬事故が発生しないように努めています

服薬については、事業所側で管理が必要な利用者に対しては「服薬チェック表」を作成し、利用者が確実に薬を持参しているか、服薬を行えたか、間違いなく飲み終えたかをリーダーを含め三重のチェック体制を築いています。確実に服薬をした旨を「生活介護事業提供実績記録」と、連絡ノートに記載することを徹底しています。希望があれば服薬後の袋も家族へ返却するなど事業所で高い意識で取り組んでいます。「服薬フローチャート」も作成して、適宜更新を図りながら、服薬事故防止に努めています。

4.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
  • 家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている
  • 必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている
  • 必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】
日々の送迎時にコミュニケーションを通して、家族と良好な関係を構築しています

家族の協力を得ながら利用者の支援を行うことを事業所全体で大切にしています。日々の送迎を通してコミュニケーションを取り、この一年間家族とのトラブルはなく、良好な関係を築いています。利用者の状況や事業所における様子については、希望する方や個別に報告が必要とする方には「連絡帳」での報告のほか、事業所で作成している広報誌において活動状況を報告しています。特に今年度はコロナ禍のため直接家族とお会いしてお伝えするのが難しいケースでは、電話連絡などをこまめに入れて意向や要望の確認、事業所での利用者の様子を報告しています。

必要に応じては家族からも情報提供を受けて利用者の支援に反映させています

事業所内での利用者の活動状況については、事業所側からの報告のほか、家族との情報交換では連絡ノートを活用しています。体調の変化に対しても細かな情報交換を行い、家族との連携や事業所との関係を密にする取り組みが行われています。利用者の支援を進めていくには家族の協力が不可欠であることを利用開始当初に家族につ伝え協力体制が築けるように努めています。必要に応じては利用者への声のかけ方や関わり方、拒否が見られた際の対応について等家族からも情報を得て、日々の支援に活かせるように努めています。

5.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
  • 利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている
  • 利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】
地域の関係機関等とも連携して利用者に必要な地域情報を提供できるように努めています

利用者や家族から要望に応じて、利用者へ必要な地域情報が提供できるように努めています。今年度もコロナ禍の影響が大きく、地域行事も中止になるケースが多く有益な情報を提供することはできませんでした。しかしながら毎月の外出イベントはできる限り継続しており、近隣のショッピングセンターへの買い物や区の体育館でのスポーツ教室への参加などを通して活動の幅を広げています。また、障害者の方の相談窓口機関である「なごみの家」とも連携を図り、毎月持参頂く地域情報誌は利用者にも配布しています。

感染対策を取り地域の資源なども活用して利用者の活動の幅を広げています

今年度は感染対策を取ったうえで月に一度の外出行事をできる限り実施しました。コロナ前のような活動とまでは至ってはいませんが、ショッピングセンターでの買い物など様々な地域資源を有効的に活用し、利用者の生活の幅を広げています。コロナ以前は防災館に出向いて災害時の体験なども行っていました。今年度は消防の方が来所され事業所内で防災訓練を実施しています。また、次年度の5月にはコロナ禍で中止としていた区民館まつりが再開される見込みであり、事業所も実行委員として協力していく予定としています。

6.【生活介護】日常生活上の支援や生活する力の維持・向上のための支援を行っている
  • 一人ひとりの目的に応じた創作的活動、生産活動やその他の活動の支援を行っている
  • 自分でできることは自分で行えるよう働きかけている
  • 食事、入浴、排泄等の支援は、利用者の状況やペースに合わせて行っている
  • 【工賃を支払っている事業所のみ】
    工賃等のしくみについて、利用者に公表し、わかりやすく説明している
【講評】
事業所での活動は利用者の満足度も高く、日々楽しく活動できていることがうかがえます

事業所での活動についてはレクリエーションや創作活動を中心に、利用者の喜びや笑顔を引き出していく事を日々大切にしています。日々のレク活動は利用者の希望も取り入れて感染対策を取りながら毎日欠かさず実施しています。また毎月最終金曜部に実施していた外出活動についても新型コロナウイルス感染状況が落ち着いていた時期には再開して、感染対策を取ったうえで近隣ショッピングセンターへの買い物等を行っています。利用者アンケートの「事業所での活動は楽しいか」の質問では回答した利用者全員が「はい」と回答しています。

利用者の意向を確認しながら各種のレクやゲームに参加できるように取り組んでいます

活動の内容は、風船バレー、的あてなどのゲーム、DVD鑑賞、季節の創作活動などいくつもの種類から、選択をして行っています。利用者一人一人の生活リズム、特性、性格や希望などに配慮した活動の場を提供しています。状況に応じて活動場所やプログラム内容を柔軟に変更するなど、利用者ががなるべく安心して過ごせるように配慮し、集団での活動も消毒や換気など感染対策を取りながら慎重にレク活動などを進めています。出来る限り利用者の意向に応えていけるように毎日の朝の会で利用者からやりたいことなどの要望を確認して反映させています。

食事や入浴、排せつ支援は自立を促して一人ひとりのペースに合わせて介助しています

食事の支援においては利用者一人一人の特性に合わせた食事形態を取り入れており、嚥下の状態に合わせて対応しています。必要に応じて補助具も使用し利用者のペースに合わせて食事の支援を行っています。車いすを利用している方の移乗介助や排泄時において介助が必要な場合には利用者の状況に応じ、転倒等が生じないよう職員が介助に入っています。入浴や排泄の支援においては利用者のペースを尊重し、全てを介助するのではなく利用者の自立を促し出来ない部分をサポートしています。同性介助を徹底する等羞恥心にも配慮しています。

【講評】
日常の支援では利用者のプライバシー及び羞恥心には十分に配慮しています

利用者の個人情報の利用目的については、利用契約の際に「個人情報使用に関する同意書」を取り交わし、第三者への提供、開示等について説明しています。また、利用者の情報を外部とやり取りする必要が生じた際には、利用者、家族に確認しています。日々利用者とのかかわりの中で、トイレ誘導の際の声かけや入浴支援の対応についても羞恥心に配慮し、利用者に不快感を与える事が無いよう声かけにも十分に配慮しています。また利用者への声かけなどで不適切な対応が見られた際には職員同士で注意し合う環境を築いています。

利用者の価値観や生活習慣を把握、尊重して日々支援を行っています

各種活動やレクリエーションなどへの参加には利用者の意志を確認し無理強いにならないように努めています。利用者一人ひとりの価値観や生活習慣については、利用開始前の面接で確認するほか、日常的なかかわりの中でも確認し、特に生活習慣については日々の支援を通じて、利用者の出来る事、出来ないことの把握、また、一人ひとりの生活パターンを尊重し、利用者のペースも大切にしています。日常の生活の中で利用者の得意な事や好きな事を日常会話等から引き出し、日々の活動や作業において得意な事が発揮できるように取り組んでいます。

1.利用者のプライバシー保護を徹底している
  • 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている
  • 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている
  • 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
  • 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)
  • 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】
マニュアル全体を見直して、新たに追加、修正が必要なマニュアルを整備しています

マニュアルや手引書については、感染症や虐待防止、苦情窓口など全体で周知すべき項目については、手引書を作成したり、事業所内に掲示し、全体で共有できるように努めています。また、1日の行動予定や当日のリーダーからの指示については「業務日報」に記録し、当日の勤務者間で情報を共有しています。また今年度はマニュアル全体を見直して新たに追加、修正が必要なマニュアルを整備しています。服薬確認フローチャートの改訂や苦情対応マニュアルの整備、感染症対策については都の基準に準拠して適宜マニュアルを改訂しています。

利用者、職員の意見を踏まえて、業務や支援の見直しを進めています

提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたっては、全体会議(月1回)や「スタッフ連絡ノート」等において職員から意見を提案を上げてもらう仕組みを作り、日々の支援や業務に反映できるように取り組んでいます。特にレクリエーションの実施方法については職員の意見のみでなく、利用者がやってみたい事などを取り入れ、利用者意向も反映させています。また、各利用者から年明けに今年の目標ややってみたい事を確認し、目標の達成や取り組んでみたい事に積極的にチャレンジできるように日々の支援に反映させています。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている

事業者のコメント

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評価情報

【評価機関名】

株式会社 アミュレット

【評価実施期間】

2022年9月12日~2023年3月8日

【評価者修了者No】

H0401044,H0401045,H1901079

評価結果のダウンロード

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