評価結果

標準の評価

基本情報

【サービス種別】

認可保育所

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

企業理念:働く女性を最高水準のエデュケアと介護サービスで社会に貢献する
目標:人生で最も重要な時期の人間教育を目指します
一人ひとりの才能と個性を伸ばし、人間性豊かで創造性に富む人間を育成する
サービスポリシー「寄り添うように」「慈しむように」「信頼に足るように」「妥協しないように」
教育方針「寛容な人間」「聡明で愛情深い人間」「探究心の旺盛な人間」「グローバル社会で活躍できる人」

職員に求めている人材像や役割

・一人の人間として社会性や常識があり、常に人間としての心を高め、魅力的な人間であること。
・ご両親の育児のパートナーとして、またプロとしてお子様のエデュケアにあたること。
・美しい笑顔、言葉づかいの徹底。

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

・保護者の要望、相談に対して、受容と共感を忘れないこと
・利用者の立場に立ち、常識を超えて、いかに喜んでいただくかへの挑戦をし続けること
・戴いたご意見に対して、誠実に対応すること

全体の評価講評

特によいと思う点

3歳から5歳を20人弱の3グループに分け、週に1回午後の時間を一緒に活動しました。グループの名前も子どもたちが「はなてんとうむしチーム」など自分たちで決めました。制作活動では、道具の使い方を3歳児が5歳児に教えてもらう姿が見られたり、夏まつりのお店屋さんごっこでは、始めは自分でやりたがっていた5歳児が3歳児にゆずっている場面もありました。散歩では、5歳児が「手をつなごう」「走っちゃダメだよ」など3歳児の面倒を見る様子もありました。この活動の中で、お互いに労わり合ったり、尊重する心を育んでいます。

子どもたちの「やりたい」という気持ちを大切にし、自由に好きな遊びができるように環境を整えています。幼児は朝の会で、一人ずつ「こんなものを作りました」など遊びを発表しました。発表する場も発表も子どもたちの自主性に任せて、次々と「やりたい」という声があがりました。夏まつりのテーマは子どもたちが考え、「海」をテーマにおみこしを作りました。運動会では職員が目印を書くのを忘れましたが、子どもたちがその場で考えカバーするという場面もありました。こうした活動の中で子どもの自主性が育まれています

リトミック・体操・バイリンガル教室は外部講師が行っています。しかし、コロナ禍で外部講師の入室が難しいため中止となり、職員が自発的に外部研修を受講して体操等のプログラムを学び子どもたちに教えています。職員は、各クラスを巡回しながら、子どもが身体運動を通して自分の体を自由にコントロールする力を養えるようにしています。また、様々な体験や活動を通して、心と身体を使って楽しみながら発達に応じた表現方法が身につけられるように支援しながら、子どもの表現を受け止め認めて、次の表現活動の表出につながるようにしています。

さらなる改善が望まれる点

事業継続計画(BCP)は、法人全体のものとして災害発生時の対応と事業を維持する体制がまとめられています。また園独自のBCPも作成されていますが、計画に基づいた訓練などの実行に結びつけられる内容とはなっていないようです。昨今、保育園は子どもや保護者にとって生活基盤施設と位置づけられ、なくてはならない存在となっています。BCPは災害などの緊急事態が発生した際に、園が損害を最小限に抑え、事業の継続や復旧を図るためのものです。利用者の生活基盤を維持するためにも実用的な計画作成を期待します。

従来から園のPRや専門性の提供を行うとともに、見学者からの育児相談に随時応えてきました。コロナ禍で様々な活動制限が強いられる中、地域への機能・専門性の提供は課題と認識しています。栄養士の相談対応など、園の専門資源を活かした取り組みを検討しています。調布市や近隣市の園長会や保・幼・小の連絡会、地域の児童館を拠点とした関係者会議への参加など、保育・教育機関などとの連携も維持しています。今後感染状況を踏まえながら、今まで以上に近隣地域の行事に参加して、子育て支援等の関係性を深めていくことが望まれます。

近年、園の周辺環境は少子化が進み、待機児童も解消してきています。あわせて保護者の子育てをする環境や価値観が多様化してきており、中には、「子育て力」が低く、子育てに対する不安を持つ様子が見られる人は少なくありません。そんな中でも選ばれる保育園になるためには保育の質を向上させていくことが不可欠です。そのためには、職員の能力開発として、より一層知識を深め、スキル向上を図り、コミュニケーション力を高めていくことなどが必要です。本社や外部の専門機関などと連携し保育の質を確保・向上していく取り組みが求められます。

事業者が特に力を入れている取り組み

卒園・転園時にお別れ会を開いて、子どもからの手作りプレゼントや保育士からメッセージカードを渡しています。卒園・転園後も気軽に立ち寄れるように声掛けをしています。5歳児保護者の全員に対し面談時に、子どもの特性や配慮が必要と思われることを事前に小学校に知らせて円滑に小学校生活が送れるように就学支援シートを配付しています。就学支援シートの小学校への提出は保護者の任意ですが、支援が必要と思われる家庭には、園から就学支援シートの提出について声掛けをするなどして円滑に小学校生活が送れるよう支援しています。

子どもたちの食に対する関心を養うため、園では様々な食育活動を展開しています。1歳から簡単なテーブルマナーを伝えています。野菜を栽培して、水やりをし生育を観察し、収穫して野菜スタンプや給食に加えて食べるなどの活動を行っています。年齢に応じて、触れる、皮をむくなどの活動から始め、幼児はケーキ作り、しそジュースづくりなどの活動を行いました。また「お昼ごはんチャレンジ」として、できるだけ完食することを目標にチャレンジシートにシールを貼ることで、苦手なものも頑張って食べられるようになりました。

当園は一般保育施設と病児・病後児保育施設を併設しています。一般保育施設の嘱託医師と病児・病後児保育施設の医師が同じであり、一般保育園児が病児・病後児保育施設を利用する場合、定期健康診断や健康票等から発達の推移や既往症の把握が速やかにできるようになっています。また、体調不良になるまでの状態や回復するまでの経過を保育士と看護師で申し送って、早期の回復と治癒後にはスムーズに保育園生活に移行できるように支援しています。共働きで育児の不安や負担が増える中、安心して子育てができるように体制を整え支援しています。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:園を利用する子どもは97人で、兄弟姉妹での利用があるため、89世帯の保護者を対象にしました。
  • 調査方法:アンケート方式  
    園から保護者に調査票を配付してもらい、保護者からの回答は無記名で直接評価機関へ郵送してもらいました。調査票は東京都福祉サービス第三者評価の標準様式を採用しました。
  • 有効回答者数/利用者家族総数:55/89(回答率 61.8% )

総合的な満足度の選択では「大変満足」が25人(55.6%)、「満足」が18人(40.0 %)でした。「大変満足」と「満足」を合わせると95.6%となり、大多数の保護者が園に満足しています。具体的な質問で「はい」が多かったのは「子どもの心身の発達に役立っているか」で100.0%でした。次に多かったのは「園の活動は子どもが興味を持って行えるものになっていると思うか」で98.2%でした。自由記述には「世の中が大変な時でも、きちんと対策をして子どもを預かっていただいて助かっています」「また子どができた時にも利用させていただきたいです」「嫌がることもなく登園できているのは先生方のおかげです」「保育園は3ヶ所目ですが、一番満足しています」「色々な企画と丁寧な保育に感謝しています」「持ち物の記名について気をつけていますが、記名していても洋服等の入れ間違いが複数回あり、記名の意味を考えてしまいます」「帰りに話してくれる先生に質問しても担任でないと分からないと言われてしまうことがあります」「駐輪場やインターホンの前に屋根がほしいです」「お迎え時の待ち時間を減らすため、別な先生でも対応してほしいです」などの声が寄せられています。

アンケート結果

1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか

はい 55名 (100%)

回答者全員が「はい」を選択しています。自由意見では「0歳児から利用させていただいていますが、子どもの成長にとても良い影響を与えてくれていると思います」「園に行くようになってから、急速に言葉を覚えはじめお歌なども沢山歌えるようになりました」「満足はしていますが、施設面のことを考えると子どもの人数に対して保育の場が狭いと感じます、もう少し広い所で伸び伸びと育ててあげたいと思ってしまいます、また園庭がないので、いつも外で遊ぶという経験をさせてあげられないことも残念です」などの回答がありました。

2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか

はい 54名 (98%)
どちらともいえない 1名 (2%)

回答者の98.2%が「はい」を選択しています。自由意見では「日々色々な経験をさせてもらっています、毎日新しく挑戦したこと、やったことを子どもが嬉しそうに話してくれます」「子どもは日々保育園の活動を楽しんでおり、親にとっても身近で心強い存在です」「先生の手作りおもちゃもあるようで、我が子もよく遊んでいます」「家ではできない遊びを沢山してもらっています」「子どもも楽しそうに登園しているので、親としてもありがたいです」「保育園で創作したものは家でもよく触って楽しそうに遊んでいます」などの回答がありました。

3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか

はい 50名 (91%)
どちらともいえない 4名 (7%)
無回答・非該当 1名 (2%)

回答者の90.9%が「はい」を選択しています。自由意見では「おかわりができず、規定量しか提供されないようです」「食品の調査表でエビ、カニが出ていましたが、アレルギーの出やすいものと思いますので、少し不安に感じます」「コロナ禍で食事の様子については、保育参加などもないのでよく分かりません」などの回答がありました。

4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか

はい 53名 (96%)
どちらともいえない 2名 (4%)

回答者の96.4%が「はい」を選択しています。自由意見では「行事にも力を入れていて、先生方にはいつも感謝しています」「行事や毎日の活動を工夫して、細やかな保育をしてくれています」などの回答がありました。

5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか

はい 40名 (73%)
どちらともいえない 4名 (7%)
いいえ 11名 (20%)

回答者の72.7%が「はい」を、20.0%が「非該当」を選択しています。自由意見では「以前、お迎え時間が20分ほど遅れてしまうと連絡した際、とても快く預かっていただきました」「利用時間の変更は対応してくれますが、コロナ禍になってから夜おやつの提供は前日までに伝えておかないと当日は出してくれないようです」「まだ急な変更がないので分からないです」などの回答がありました。

6.安全対策が十分取られていると思うか

はい 50名 (91%)
どちらともいえない 5名 (9%)

回答者の90.9%が「はい」を選択しています。自由意見では「園内を見ていないので、十分かどうかわかりません」「コロナ禍で保育園の中に入れないので分かりません」などの回答がありました。

7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か

はい 44名 (80%)
どちらともいえない 6名 (11%)
いいえ 1名 (2%)
無回答・非該当 4名 (7%)

回答者の80.0%が「はい」を選択しています。自由意見では「事前に伝えてくれるので参加しやすいです」「コロナの影響で仕方がないです」「コロナで行事が少ないため何とも言えません」などの回答がありました。

8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか

はい 51名 (93%)
どちらともいえない 3名 (5%)
無回答・非該当 1名 (2%)

回答者の92.7%が「はい」を選択しています。自由意見では「直接お話が難しい時に電話で相談でき非常にありがたかったです」「子育ての悩みなど何でも相談させていただいています、ありがたいです」「先生によります」などの回答がありました。

9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 46名 (84%)
どちらともいえない 8名 (15%)
無回答・非該当 1名 (2%)

回答者の83.6%が「はい」を選択しています。自由意見では「コロナ禍で園内には入れませんのでよくわかりません」との回答が多数ありました。そのほかは「靴を履かずに靴下のまま外に出たりしている職員がいるため、衛生面で不安な時があります」「足が砂やゴミで汚れていることが多いため、1日の中で定期的に清掃していただきたいです」などの回答がありました。

10.職員の接遇・態度は適切か

はい 49名 (89%)
どちらともいえない 5名 (9%)
いいえ 1名 (2%)

回答者の89.1%が「はい」を選択しています。自由意見では「皆さん、とても丁寧な言葉遣いをされています」「職員の皆さんの言葉遣いや態度が大変丁寧で素晴らしいです、子ども達に対しても前向きな言葉で励ましてくださったり、とても良い雰囲気で安心して預けられています」「保護者に対しても子どもに対してもとても真摯に対応してくださいます」「先生によっては保育園での様子があまり分からない時もあります」「服装がスカートで保育されている方が多く、活動しにくいのではないかと感じます」などの回答がありました。

11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 51名 (93%)
どちらともいえない 2名 (4%)
無回答・非該当 2名 (4%)

回答者の92.7%が「はい」を選択しています。自由意見では「細かく子どもの体調、様子を教えてくださいます」「転んでケガをした時、早目に連絡してくれて病院に連れていってくれました」「基本的にはきちんと対応してくれていますが、一度頭をぶつけて通院した際の対応が雑だったようです」などの回答がありました。

12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 37名 (67%)
どちらともいえない 3名 (5%)
無回答・非該当 15名 (27%)

回答者の67.3%が「はい」を、27.3%が「非該当」を選択しています。自由意見では「あまりいさかいがあったことを聞いたことがないので、分かりません」「まだ経験したことがありません」「そのような報告を受けたことがないので、状況が分かりません」「先生がいない時に意地悪を言われたりすることがあるようで、先生にうまく伝わらず隠れた所でトラブルがあるようです」などの回答がありました。

13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか

はい 53名 (96%)
どちらともいえない 2名 (4%)

回答者の96.4%が「はい」を選択しています。自由意見のコメントはありませんでした。

14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか

はい 45名 (82%)
どちらともいえない 2名 (4%)
無回答・非該当 8名 (15%)

回答者の81.8%が「はい」を選択しています。自由意見のコメントはありませんでした。

15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 52名 (95%)
どちらともいえない 2名 (4%)
無回答・非該当 1名 (2%)

回答者の94.5%が「はい」を選択しています。自由意見では「メモリー(連絡帳アプリ)上でのご報告、大変ありがたいです」との回答がありました。

16.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 40名 (73%)
どちらともいえない 4名 (7%)
無回答・非該当 11名 (20%)

回答者の72.7%が「はい」を、20.0%が「非該当」を選択しています。自由意見では「昨年伝えた要望にもすぐに応えてくれ、信頼できる保育園です」との回答がありました。

17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 23名 (42%)
どちらともいえない 8名 (15%)
いいえ 4名 (7%)
無回答・非該当 20名 (36%)

回答者の41.8%が「はい」を、36.4%が「非該当」を選択しています。自由意見のコメントはありませんでした。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
企業理念や教育方針は職員には本社研修等で、保護者には入園説明会などで伝えています

職員は入社時に本社でテクニカルブック(社会人マナーや基本的な保育実践を収録)等を使用し企業理念や教育方針などの研修を受けています。園においては、月末のスタッフミーティングで全職員が唱和することで浸透を図っています。研修資料の事例を基に理念や教育方針に照らし合わせて園内研修をすることもあります。保護者には、玄関入口に掲示して周知するほか、「保育のしおり(重要事項説明書)」に記載し、入園説明会などで読み合わせをして理解を促しています。保護者懇談会を開催した際に保育方針を説明することで、相互理解を深めています。

全職員の業務分担表で施設長の役割を明記し、年度初めのミーティングでも伝えています

全職員を対象とした業務分担表が作成され、ミーティングで周知をしています。施設長の役割も園の運営全般を指揮監督する旨が記されています。施設長は本社全体会議に出席し、年度初めに行う園の「キックオフミーティング」で社長の「年頭の目標」や決定された園の事業方針と方向性を職員に伝えています。施設長は職員の個性を大切にしたいと考え、言いたいことを言える風通しの良い職場を目指しています。日頃の子ども達を見ている職員が積極的に発言できるようにし、自分らしく働ける環境を整えて職員の意欲を引き出し園を推進しようとしています。

重要な案件は本社で決定され、決定事項は園内のミーティングで周知されています

本社の職務権限規程により社内の権限は明確となっています。重要な案件は本社に決定権があり、決定事項は施設長が参加する毎月の本社全体会議で伝えられています。園には毎月の月末ミーティングや必要に応じて臨時ミーティングで、経緯を含めて内容を報告しています。またミーティング議事録を職員が集うスタッフルームに置き周知しています。保護者には、保護者代表が参加する運営委員会や保護者懇談会において報告しています。また玄関入口に掲示したり、確実に告知したい案件についてはプリントにして配付しています。

1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
保護者の意向はISO顧客満足度調査で、職員はキャリアプラン作成時に把握しています

保護者を対象に年1回ISO顧客満足度調査や、保護者代表も参加する運営委員会で意向を把握しています。職員に対しては、年に1度本社からキャリアプランを立てる際にアンケートを実施し、施設長が定期的に面談をして一人ひとりの意向を把握しています。地域情報は市が主催する民間施設長会に参加して収集しています。保育園業界全体の動向は、本社から話題となっている新聞・雑誌記事やネットニュースのメール配信を受けています。園の経営状況は本社が収支計算書を作成し毎月確認しています。得られた情報から課題抽出をしています。

中長期計画に基づいて単年度の事業計画書が作成され、予算を編成しています

3年から5年後の園のあるべき姿をまとめた中長期計画が作成されています。「サービス品質」「人材」「財務管理」「地域との関わり」の4分野に関する方針・目標を掲げ、3年から5年単位の具体的な取り組みを示しています。中長期計画に基づいて単年度の事業計画書が作成されています。当該年度の運営方針と保育目標を掲げ、具体的な行動計画が示されています。計画に連動して本社経営会議において園の予算編成がなされ、当該年度の当初予算が作成されています。保育実践に必要な教材購入や適正な人件費等の活動を想定して予算が組まれています。

個々の職員のMBOシートに連動させて職員が取り組むことで全体の事業を進めています

園の目標は、職員一人ひとりのMBO(業績目標)シートに連動させています。個々の職員の目標達成度を確認することで園全体の目標達成度をはかっています。目標は6月に面談をして設定され、10月に施設長がMBOシートを基に個々の職員と内容や達成度合いの振り返りをして、12月には評価をしています。個々の職員が主体性をもって全員で目標達成に向けて取り組んでいます。単年度の事業計画については毎年の結果を事業報告書としてまとめ振り返りを行うことで、着実な実施を目指しています。

1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
  • 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
  • 事業所の経営状況を把握・検討している
  • 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
  • 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
  • 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
守るべき法・規範・倫理は、ISO業務マニュアルに明記され職員は研修で学んでいます

守るべき法・規範・倫理は、ISO業務マニュアルに、法令遵守や個人情報・プライバシーの保護、各種マナーや子どもの人権等への配慮などが明文化されています。職員は入社時に本社研修で学び、入社以降の2年目、3年目研修でも、これを用いた研修に参加して理解が深まるよう取り組んでいます。eラーニングの学習管理システムで効果を確認することもしています。身だしなみや態度、心構え等を箇条書きでまとめている「ポピンズスタッフの心得」をスタッフルームに掲示して一人ひとりがいつでも確認できるようにしています。

苦情解決制度は玄関入口に掲示し、周知を図っています

苦情解決制度は玄関入口に「苦情解決のための第三者委員制度」を掲示し、周知しています。入園時に保護者に重要事項説明書を説明する際に別紙で配付して伝えています。送迎時や個人面談、アンケート等で得た意見・要望・苦情は面談などで必ず返答をして解決するようにしています。虐待については、人権擁護セルフチェックリストを用いて自身の行動を確認しています。施設長、主任が園内を周り職員の言動を気にかけるようにしています。虐待が疑われる場合は、市の子ども家庭支援センターと連携体制を取り、もしもの場合に備えています。

第三者評価やISO顧客満足度調査で保護者の要望等を収集し、結果を公表しています

情報公開として3年に1度受審する第三者評価の結果を公表します。年に1度ISO顧客満足度調査を実施し保護者の要望や意見を収集し、結果を公表しています。特別支援学校生徒の実習生や、小中学校の職場体験を受け入れています。主任とクラス担任が担当となり受け入れています。近隣の児童館の職員と定期的に懇親して、待機児童が減少してきている状況やコロナ禍での活動に関して、地域の保育園にアンケートを実施するなど地域の情報共有を図っています。市の民間施設長会等の地域ネットワークに参加し、地域の課題に協働で取り組んでいます。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
  • 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
  • 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
  • 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
  • ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
  • 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
  • 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
リスクに対して感染症、自然災害、事故、ケガ等を優先して対応策を講じています

リスクに対しては、感染症、自然災害、事故、ケガ等を優先して対応策を講じています。今現在は新型コロナウイルス感染症対策として、感染症予防マニュアルを基に園内各所や玩具等の消毒・清拭や関係者・来園者の検温などの対策を実施しています。災害に対しては、災害マニュアルを整えて避難訓練、消火訓練、水害対策訓練などを実施しています。事故やケガ等に対しては、緊急時対応マニュアルやSIDS予防対策マニュアル等を整え、もしもの時を想定したロールプレイを通して手順を身につけて、起こった時に迅速な対応ができるようにしています。

BCPは法人全体の災害(地震等)発生時の対応と事業を維持する体制がとられています

事業継続計画(BCP)は、法人全体のものとして災害(地震等)発生時の対応と事業を維持する体制がまとめられています。地震対策と防風雨・水災害の緊急対応マニュアルが体系化されています。初動体制、緊急体制、復旧体制、正常化に至る段階の対応内容が示され、段階毎のアクションプランが示されています。また園独自のBCPも作成されていますが、訓練などの実行に結びつけられる内容とはなっていないようです。今後の実用的な計画を持つことが課題です。事故・ケガ・クレーム発生報告書を作成し法人内の他園と共有し見直しに活かしています。

ISO業務マニュアルや情報システム管理規程に基づき、文書管理がされています

ISO業務マニュアルの「文書・記録の管理」や「情報システム管理規程」に基づき、文書管理がされています。日々利用する文書類はグループウェアで一元管理されていますが、毎日の業務で必要な情報はファイリングしスタッフルームに保管されいつでも閲覧できます。システム上の情報にアクセスする際には個人のID・パスワードが必要となっており、アクセス権限を設け情報漏えいを防いでいます。個人情報保護に関しては個人情報管理規程を定め、開示請求への対応を明記しています。保護者にも入園時に重要事項説明書で規程の内容確認をしています。

1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
  • 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
  • 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
  • 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
  • リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
  • 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
  • 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
  • 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
  • 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
  • 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
職員の採用は園見学や自治体の就職フェア、社内紹介制度など幅広く実施しています

職員の採用に関しては、就職希望者の園見学に積極的に協力しています。地域の自治体が主催する就職フェアに施設長と本社人事担当が参加し説明会を実施しています。社内紹介制度を設けて正規職員を採用しています。中途採用者に対しては、面接時に経験や直接話した印象、保育観等を確認して求める人物像に適合するかを見極めています。毎年職員は本社にキャリアプランを提出する際に、異動や配置の希望を提示しています。園内の職員配置は、年齢や性格、スキル、職員の目標と希望等に加え、各々のやりたいことや目標を達成できるように決めています。

目標管理制度でキャリアや職位、職務内容等について本社研修で周知しています

目標管理制度を導入し、キャリアや職位、職務内容等について本社の研修で周知しています。個々の職員の業績目標と達成評価を見るMBO(業績目標)シートには、保育士等の職種ごとに、キャリアと職位に求められる行動特性(コンピテンシー)が定められています。これを基に本社担当者と施設長が定期的に面談をして、昇給・昇格・登用等へ反映することで意欲向上につなげています。産業医の健康相談室を設けたり、有給休暇や振替休日の取得を促しています。お互いの個性を認め合い良好な人間関係を構築し働きやすい職場環境を整えようとしています。

職員に対しキャリアや職位に対応した教育訓練年間計画表を作成しています

職員の育成に向け、キャリアや職位に対応した教育訓練年間計画表を作成しています。計画はMBOシートと連動し本人の希望と園の意向を踏まえています。計画表に基づき階層別や専門の研修が選ばれ、本社が管理するeラーニングの学習管理システム等が受講でき、受講後に研修レポートを提出し施設長が効果を確認しています。研修参加者は月末ミーティングで発表し共有しています。ミーティングでは自由に発言することを勧め職員相互の気づきを促しています。クラス、分園、園全体といった集団をチームと捉え業務改善などを皆で話し合って進めています。

1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
  • 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
  • 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
  • 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
  • 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
  • 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
  • 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

退職者を抑制するために働きやすい職場作りをして安定した職員の配置により、さらに保育の質を高めていくことを課題にしました。課題解決に向けて取り組んだことは、産業医による健康相談室を設置して健康面の不安を軽減させました。有給休暇や振替休日の取得を促して、個々の職員に負担がかからないようなシフト調整をして安心して働き続けられる職場づくりを進めていきました。お互いの個性を認め合い、何でも話し合える良好な人間関係を構築して働きやすい職場環境を整えていきました。施設長・主任・副主任で協力して仕事上の悩みなどについて、必要な対応を図っていきました。取り組んだ結果としては、職員の定着率は良くなりました。勤務年数が7年、8年という職員も多く見られ、働きやすい職場になっていると職員が判断したものと推察しています。職員が定着することで保育や行事等の質が高くなり、保護者の安心感にもつながり、職員一人ひとりが、自分の得意部分を発揮できるようになり、自信をもち、保育の実践ができると考え、今後も安定した職場づくりを進めていく方針です。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

【目標の設定と取り組み】
保育園の運営において職員の定着は保育の質に関係してくる重要な課題です。課題解決に向けて健康面を相談できる体制や有給休暇や振替休日の取得制度の運用をして、安心して働き続けられる職場づくりを進めていきました。お互いの個性を認め合い、何でも話し合える良好な人間関係を構築して働きやすい職場環境を整えていきました。
【取り組みの検証】
職員の定着率は良くなりました。勤務年数が7年、8年という職員も多く見られ、働きやすい職場になっていると職員が判断したものと推察しています。ただし、定着率を検証するには、定着率何%を目指したかを具体的な指標で示すことも必要でしょう。達成度が明確になり結果を評価しやすくなります。
【検証結果の反映】
勤務年数が7年、8年という職員も多く見られるようになり、働きやすい職場になっていると職員が判断したものと推察して、引き続き年度の計画に反映していく方針を示しています。

2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

保育園から小学校就学への円滑な移行支援を行っていくことを課題に設定しました。小学校と連携をして、小学校へのスムーズな移行、または支援の必要な子どもに対して発達支援センターや子育て支援センターと連携をとり、保護者の協力のもと情報提供、支援の促し等を行っていくことを目指しました。取り組んだことは、施設長と担任が自治体の幼保小連携協議会に参加し、小学校入学までに身につけておきたいことを確認していきました。「就学支援シート(子どもの小学校の生活がスムーズにスタートできるよう、保護者が学校に知っておいてほしいことなどを入学前に記入するシート)」の必要性と個々の特性を小学校に伝えました。気になる子どもの保護者へ保育参観と面談を行い、保護者の意向も受け止めて、支援が必要な場合は関係機関へつなげていきました。取り組んだ結果は、5歳児クラスは、個人面談の時期を早くすることで、小学校の様子を保護者に伝え、準備期間を十分とれるようになりました。発達支援センターと連携することで特に支援が必要な子どもには保育園での支援の方法についてもアドバイスをもらうことができました。結果を踏まえ今後も関係機関との連携を深め、継続していく方針です。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

【目標の設定と取り組み】
小学校入学後の保護者から子どもがスムーズに移行できない、年齢と共に集団になじめない子どもが見られるという意見を多く受けて、様々な視点から子どもに必要な関わりを考えることが必要だという理由から課題に設定しています。関係機関との連携や「就学支援シート」の取り組みなど、目標に向けた取り組みを具体的に実行しています。
【取り組みの検証】
5歳児クラスは、個人面談の時期を早くすることで、小学校の様子を保護者に伝え、準備期間を十分とれるようになったこと、発達支援センターと連携することで特に支援が必要な子どもには保育園での支援の方法についてもアドバイスをもらうことができたという結果を得ています。
【検証結果の反映】
園での支援方法などについて、実用的なアドバイスを得ることができ、子どもへの対応に活かされています。今後も発達支援センター等の関係機関との連携を深め、計画として継続していく方針にあります。

サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
ホームページを通して方針や目標、保育の特徴などの情報を分かりやすく伝えています

本社のホームページには、系列園共通の方針「人生でもっとも重要な時期の人間教育を目指します」を掲げ、「寛容な人間」「聡明で愛情深い人間」「探求心の旺盛な人間」「グローバル社会で活躍できる人間」を育てる目標を明示しています。そして、ポピンズ独自の教育(エデュケーション)と保育(ケア)を融合させた「エデュケア」の実践やSDGsの取り組み、食育、ITを活用したポピンズメモリー(Web連絡帳)などの特徴を紹介しています。当保育園のページには住所、最寄り駅、保育時間、定員、地図等の情報を掲載しています。

市役所や市内の保育情報Webサイトと連携し園の情報を利用希望者に届けています

市役所の担当課に毎月の園児数など最新の情報を届けています。市の公式ホームページは各園の最新の欠員状況が確認できるようになっています。認可保育園の一覧があり、園名をクリックすると各園の所在地や保育目標・指針、年間行事等の基本情報を知ることができます。園のホームページにも繋がるようになっています。また、市内の保育情報Webサイトとも連携し、園の所在地や対象年齢等の基本情報、保育園からのメッセージや園の特徴、給食やアレルギーへの対応等詳しく掲載するなど、利用希望者に様々な方法で園の情報を届けています。

見学会は玄関から子どもの様子や保育士の関わり方などを見てもらっています

保育所見学会は随時個別に行っていますが、今年度はコロナ感染防止のため玄関での対応となっています。案内は電話での問い合わせ時に行っています。見学は、本園では11時30分から12時のお昼ご飯の時間に設定し、分園は降園前の時間帯に設定しています。利用希望者には玄関から子どもの活動の様子や保育士の関わり方、園内の設備を見学してもらっています。また、保育時間や保育料金、持ち物など利用者の知りたい情報を掲載したしおりを用いて分かりやすく説明し、見学者からの質問にも丁寧に回答しています。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
入園時に重要事項説明書に沿って説明をし、保護者の意向を聞き取って同意を得ています

入園時の面談では重要事項説明書に沿って理念や方針・目標・保育料金・一日の流れ・持ち物・保健衛生等を細かく説明をして同意を得ています。また、子どもの性格や家庭での様子、食事、排泄、好きな遊び、育児の方針、保護者の状況や気になっていることなどを聞き取っています。質問にも丁寧に回答し安心して保育園生活を送れるようにしています。把握した内容は個人面談シートに記録し職員間で共有しています。重要事項説明書に変更があった場合は説明をして同意を得ています。また、毎年度、利用継続同意書に署名をもらっています。

慣らし保育は子どもや保護者の状況に配慮し、保護者との連携を図りながら行っています

市の子ども保育利用申込書、児童票、児童健康票、写真付き送迎登録票、面談記録は個別ファイルにして子どもの基本情報としています。入園という環境変化による子どもや保護者の不安軽減に向け慣らし保育を行っています。入園面談時に子どもの様子や保護者の状況に合わせて保育時間の調整を行っています。慣らし保育は1時間半から始め3週間を目途とし、子どもや保護者の状況に配慮し徐々に時間を延ばしています。子どもの園での様子をWeb連絡帳に写真にして載せたり、送迎時は園での様子を詳しく知らせて安心して預けられるようにしています。

5歳児保護者に就学支援シートを配付して円滑に小学校生活が送れるようにしています

卒園・転園時にお別れ会を開いて、子どもからのプレゼントや保育士からメッセージカードを渡しています。卒園、転園後も気軽に立ち寄れるように声掛けをし、行事への招待も行っていました。現在はコロナ禍のため中止しています。状況をみながら再開する予定です。また、卒園前に5歳児全員の保護者に、子どもの特性や配慮が必要と思われることを事前に小学校に知らせて円滑に小学校生活が送れるよう就学支援シートを配付しています。シートの小学校への提出は保護者の任意ですが、特に支援が必要と思われる家庭には声掛けをしています。

1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
  • サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
  • サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
子どもの状況を書式に記録し面談等で保護者のニーズを把握して見直しを図っています

子どもの発達や生活リズム、状況などは児童票、児童健康票、面談記録、Webシステムに入力した子どもの基本情報等で把握しています。保育日誌には活動内容や子どもの様子を記載して考察、反省をしています。身体測定は毎月、定期健診は年2回実施して結果を記録し、「成長の記録」は子どもの成長していく様子を0歳児は毎月、1・2歳児は年6回、3歳児以上は年4回記録して発達の推移を把握できるようにしています。Web連絡帳や個人面談、送迎時の保護者との会話で把握したニーズや課題は職員に周知して内容を検討し保育内容に活かしています。

各保育指導計画を立て乳児等は個別カリキュラムを作成し、定期・随時に見直しています

「教育及び保育に関する全体的な計画」に基づき、養護と教育の領域に応じた年齢ごとの年間指導計画と月間指導計画を作成し、週案では具体的な活動内容を計画しています。指導計画はクラスのリーダーが作成した後、主任と施設長が活動内容や援助方法など選択肢が広がるようにアドバイスしています。0歳から2歳児は一人ずつねらいや配慮事項を記載した個別カリキュラムを作成し子どもの様子を踏まえて評価をして次の計画に繋いでいます。3歳児以上でも特別な配慮が必要な子どもには個別カリキュラムを作成し発達状況に応じて見直して支援しています。

園だよりに指導計画等を掲載し子どもや保護者の状況の変化は職員で情報共有しています

毎月のニュースレター(園だより)にクラス別の月のねらいと内容を掲載しています。玄関にはドキュメンテーション(子どもの成長する姿を写真と文章で記録したもの)を掲示して保護者に知らせています。指導計画の内容や個人の記録等はファイル管理され職員が確認できるようにしています。申し送りは子どもの一人ひとりの状況が記録された視診表をもとに報告し、状況に応じて保育体制の変更や個別配慮の確認を行っています。週末・月末ミーティング、リーダー会議で子どもや保護者の状況を報告し、職員間で周知して情報を共有しています。

1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
  • 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
  • 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
  • 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、作成、見直しをしている
  • 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
  • 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
  • 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している
  • 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 申し送り・引継ぎ等により、子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている
  • 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
  • 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
  • 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
  • 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
  • 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
  • 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】
    小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、援助している
【講評】
子ども一人ひとりの発達を職員全員で把握し保育を行っています

一人ひとりの子どもの発達を把握し子どもが安心できる環境を整えています。職員は子どもの思いを受け止めるように心がけています。言葉で気持ちを表せない子どもに対しては、表情や泣くようす、しぐさや行動からも思いをくみとって声をかけています。クラスの中では少人数や、発達に合わせたグループを作り、子どもがじっくりと遊べる環境を整えています。子どもへの言葉遣いは、短く優しくはっきり、ゆっくりとわかりやすく話しかけるよう心がけています。担任だけではなく全ての職員が、様々な視点から子どもを観察し、発達を把握しています。

縦割り保育により子ども同士が互いに尊重し合えるようになりました

職員は子どもの興味や関心をくみ取り、見守りを中心に、子どもの遊びを導くように接しています。散歩は天気の良い日は毎日出かけており、行き先は子どもに聞いて決めています。おもちゃは複数用意して子どもが選べるようにしています。昨年は1年間縦割りのチームを作り活動しました。廃物を利用した制作では、セロハンテープの切り方を年長児が教えたり、行事の際に5歳児が3歳児を迎えに行っています。こうした取り組みで、お互いを尊重し認め合う心を育てています。

子ども同士のトラブルは、お互いの気持ちを受けとめて対応しています

乳児はかみつきやひっかきなどのトラブルの多い年齢ですが、子ども達の成長の中で大切な機会と考え、子どもをよく観察し、いつもと違う様子に注意するなど未然にトラブルを回避するように努めています。言葉で表せない子どもに対しては職員が気持ちをくみ取り代弁しています。保護者には発達の過程で友だちとの関わりの中で起こることを、懇談会等で丁寧に説明をしています。幼児はケガのないよう見守りながら、すぐに制止したり介入したりせず自分たちで考えて解決したり納得できるようにしています。

2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている
  • 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
  • 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
  • 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
  • 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
登園やお迎えの際には保護者と積極的にコミュニケーションを取っています

登園時には保護者と顔を合わせ、子どもの体調や前日の様子を確認し、何か変わったことはないかを聞いています。熱っぽいなどいつもと違う子どもの様子を聞いた時は視診表とポピンズメモリーに記載し、全職員で共有しています。コロナ禍のため保護者との会話時間が短くなりがちですが、要点をきちんと伝えるように努めています。お迎えに来た保護者には、その日の子どもの様子がわかる生き生きしたエピソードを話すようにしています。園の玄関には食育活動や、日常の保育の様子などを写真で掲示しています。

子どもたちに生活習慣の大切さを伝え、発達に応じて身につくよう支援しています

職員は子どもの発達や状態に合わせて、基本的な生活習慣を教えています。着替えなどは自分で出し入れしやすいように環境を整え、排泄などは個人差が大きいため、子どもの発達段階に応じて進めています。子どもが上手にできた時にはしっかり褒めて、やりたい気持ちを大切にし、楽しく身につくように取り組んでいます。保護者には、入園時の面談等で、食事や排泄など各年齢での基本的生活習慣について、家庭と連携を取って進めていくことを伝えており、園では「1日パンツで過ごせました」など、できたこともアドバイスとして伝えています。

休息や睡眠は子どもの年齢や体調に応じて取れるよう配慮しています

お昼寝や休息は、心身の成長期にある乳幼児が長時間を集団生活で過ごす中で、体力回復と健康維持に必要な時間と考えています。乳児は家庭での睡眠時間や体調などを把握し、個別対応しながら機嫌よく1日の生活ができるようにしています。寝不足や疲れた様子の子どもはいつでも寝られるようにしています。幼児は体力的にも個人差があるので眠れなくても横になって体を休めたり、早く目覚めた時には静かに遊んでいます。5歳児は就学に向けて年明けから、午睡時間を減らし静かな活動をしています。乳児の午睡チェックは5分ごとに行っています。

3.日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
  • 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
  • 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう援助している
  • 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉による伝え合いを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
  • 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
  • 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている
  • 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
子どもたちの「やりたい」気持ちを大切にし遊びに集中できる環境を用意しています

子どもたちの「やりたい」という気持ちを大切にし、自由に好きな遊びに打ち込める時間を持てるように環境を整えています。自由遊びではコーナーを作り、やりたいことが集中できるようにしています。乳児はおもちゃを複数用意し、遊びたいものを自分で選べるようにしています。幼児は朝の会で、一人ずつ「こんなものを作りました」など遊びを発表しました。発表する場も発表も子どもたちの自主性に任せて、次々と「やりたい」という声があがりました。夏まつりの内容は子どもたちと一緒に考え、「海」をテーマにおみこしを作りました。

子どもが様々な表現を楽しみながら言葉に関する感性を養えるよう配慮しています

園では様々なプログラムを用意しています。リトミックや体操、英語などの活動はコロナ禍で外部講師の派遣が難しくなりましたが、各クラスの担任が工夫して行っています。サッカーのワールドカップにちなんで男性職員が対戦国の名前を保育室に張り出し、子どもたちは他の国のことや文字について自然と学んでいます。活動の中で大人が先回りせずに、子どもの言葉を待ってやり取りできるように心がけています。「ふわふわことば」「ちくちくことば」などの言葉を使って、言われて嬉しい、嬉しくない言葉などを子どもがわかりやすいように伝えています。

集団生活や遊びの中で社会のルールなどをわかりやすく伝えています

職員は毎日の保育の中で生活のルールや決まりなどをわかりやすく伝えています。天気の良い日は毎日散歩に出かけ季節の変化を感じていますが、その際に「近所の人に会った時は挨拶する」「道路を渡るときは手を上げる」などのルールや公園での約束を伝えています。各保育室には「おやくそく」として「ものをたいせつに」「かたづけやおてつだいをする」などの掲示がしてあります。また食事の際のマナーとして「ちゃわんをもってたべます」なども伝えています。子どもにやさしく決まりなどを教え、自分の気持ちをコントロールできるよう促しています。

4.日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
  • 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
  • みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
  • 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
【講評】
子どもたちの日々の成果を発揮できるような行事を行っています

園での行事は、子どもの興味・関心があるものを中心に、季節ならではのイベントなど、特に子どもたちが日々の保育で興味・関心のある活動や継続的に取り組んでいることを大切にして取り入れています。日常の保育との連続性を持たせて子どもたちが楽しみながら興味を広げ、成長につながってほしいと考えています。夏祭りのおみこしのデザインは子どもたちに聞いて決め、生活発表会の出し物の劇の内容も子どもが好きな絵本などから題材を選んでいます。このように子どもたちの「やりたい」気持ちを大切にしながら行事に楽しく取り組んでいます。

みんなで協力して楽しめるような行事で子どもたちは達成感を味わっています

園での行事は、年齢ごとに応じた取り組みをしています。乳児は遊びや生活を通して友だちとのかかわりが増え、楽しさが感じられるようになった時期から、行事を取り入れています。幼児は日々の遊びを発展させる企画を取り入れ、友だちと協力することなどを学んでいます。夏まつりでは「うちわやさん」「アイスやさん」などの企画や飾り付けのアイデアも子どもたちが考えました。クリスマス、節分、ひな祭りなどの季節行事は、絵本や紙芝居などで由来を伝え、ちなんだ歌や制作で子どもたちが興味を深め、心待ちにできるようにしています。

保護者にも行事予定を知らせて、共に楽しめるように取り組んでいます

保護者には、4月の入園や進級の際に、年間行事予定を知らせています。行事の際には前回までの行事後の保護者の感想や要望も参考にしています。行事の目的や内容はニュースレターでも伝えています。コロナ禍のため保護者参加の行事はできづらい状況ですが、ハロウィンの時にはお菓子を準備してもらったり、公園で準備したお菓子を渡してもらっています。子どもだけの行事の際であっても七夕の短冊には子どもと一緒に願い事を書いたり、ハロウィンの際の衣装を用意してもらうことで、一緒に行事を楽しみにしています。

5.保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
  • 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
  • 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
保育時間が長い子どもが安心してくつろげる環境を設定し安全にも気を配っています

お迎え時間の遅い子どもたちが寂しくならないように、一人ひとりの子どもの気持ちと体調に寄り添い、家庭的な雰囲気の中でゆったり過ごせるようにしています。甘えたい気持ちを受け止め、スキンシップを多くして職員といっしょに遊ぶことを心がけています。眠くなってしまった子どもは静かに休めるように部屋を変えたり、夕食も落ち着いて取れるように職員が見守っています。職員は、子どもの一日の疲れや保護者を待つ気持ちを受けとめ、寂しくならないよう穏やかに温かくかかわっています。異年齢で過ごすので、安全にも気を配っています。

長い時間園で過ごす子どもたちが、楽しく遊べるように工夫しています

保育時間が長い子どもは11時間園にいることになります。そのため子どもたちの様子に応じて環境設定を行っています。子どもが自分で遊びを選べる環境を作り、じっくりと遊びに取り組み夢中になれるようにしています。折り紙やお絵かきなど、静かにゆっくりと遊べるものを選んでいます。少ない人数だからこそ楽しめるおもちゃなどを用意して、特別な感じを持てるような時間にしています。長時間の保育では異年齢児の関わりも多いので、いつもと違う遊び方をしたり、年齢の違う子どもがお互いに興味を示して刺激を受けられるように工夫しています。

6.子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している
  • 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
  • メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
  • 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
  • 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
【講評】
子どもが楽しく安心して食べられるように環境を整えています

食事をとるスペースは生活の場と分け、子どもたちが気分を変えて食事に集中できるよう配慮されています。乳児は一人ひとりの生活リズムを尊重して、少人数で落ち着いて食事をとれるようにしています。幼児は食事の前に歌を歌い食事をいただくことの感謝を込めて、気持ちを落ち着かせて食べられるような環境を作っています。職員は基本的な食事マナーを伝えながら、子どもが楽しくゆったりと必要な量を食べられるよう気を配っています。アレルギー児には医師の指示書に基づき除去食を用意し、トレイやスタイの色を変え安全に提供しています。

メニューや味付けに工夫を凝らし、おいしい給食を提供しています

給食の献立は本部の食育チームで作成しています。旬の食材を使用して薄味に調理しています。献立は2週間サイクルになっており、残食が多かったメニューは園長、栄養士、担任が参加する給食会議で切り方や味付けを検討して改善しています。栄養士は子どもたちの食べる姿を見ており、職員ともコミュニケーションを取って保育にも活かしています。多文化料理として、行事食や郷土料理の日もあり、9月は秋の彼岸として「おはぎ」や長野県の「五平餅」や、海外の料理としてブータンのおやつ「カプセ」などを提供しています。

さまざまな食育活動を行い、子どもたちの食への関心と意欲を育んでいます

子どもたちの食に対する関心を養うため、園ではさまざまな食育活動を展開しています。0歳は「とうもろこしに触れる」、1歳は「とうもろこしの皮むき」、2歳は「米粉のケーキ作り」、3歳〜5歳は「しそジュースづくり」などの活動を行いました。幼児は「お昼ごはんチャレンジ」として、できるだけ完食することを目標にチャレンジシートにシールを貼ることで、苦手なものも頑張って食べられるようになりました。またきゅうりや稲を栽培して、水やりをして生育を観察し、収穫して野菜スタンプや給食に加えて食べるなどの活動を行っています。

7.子どもが心身の健康を維持できるよう援助している
  • 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
  • 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
  • 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
【講評】
さまざまな方法で子どもの健康状態を把握しています

入園前の生活状況アンケートで園児の健康状態や既往症等について聞き取り、児童票に記入しています。年2回の健康診断、歯科検診、毎月の身体測定等により子どもの健康状態を把握しています。看護師は毎朝各クラスを回り、子どもたちの健康状態を確認しています。医療的ケアが必要な場合は保護者と相談の上、疾病管理依頼書をかかりつけ医にもらう体制になっています。感染症流行時や子どもの急な体調変化の場合は看護師を中心に、市や保健所、嘱託医と連携し、相談や状況報告をしています。

子どもたちが自分の健康や安全に関心を持てるように、わかりやすく伝えています

1歳児から5歳児は、登園時や戸外の活動から帰ってきた際に、必ず手洗いをしています。0歳児も無理のない範囲で手洗いし、清潔にする習慣をつけています。うがいや手洗いの正しいやりかたや、なぜ必要なのかを絵本や紙芝居、クイズ形式などでわかりやすく教えています。夏には汗をかいたら拭く、シャツを着替えるなどの習慣が身につくように声かけをしています。活動の中でのけがを防ぐために、散歩や戸外遊び、水遊びの際にも、危ないことはその都度伝え、子どもが自分で危険を避ける行動が取れるように見守っています。

子どもの健康維持に向けて保護者と連携をとって取り組んでいます

コロナ禍において園児の健康を守るため、徹底的に感染症予防を行っています。集団感染を防ぐために看護師が中心になり予防接種の有無の把握を行い接種を促しています。おもちゃや遊具はこれまで以上に丁寧に消毒しています。様々な感染症については、入園のしおりで保護者に詳しく伝え、感染を広げないために、登園する際のルールを守るよう依頼しています。園内に感染症が発生した場合は掲示や一斉メール等で保護者に伝えています。乳幼児突然死症候群についても保護者に注意を促しており、乳児は5分ごと幼児も15分ごとにチェックをしています。

8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
  • 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
  • 保護者同士が交流できる機会を設けている
  • 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
  • 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
  • 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している
【講評】
保護者の個々の事情に応じて保育時間を変更するなど対応しています

保護者の子育てや就労など個々の事情に配慮して支援しています。入園時に保育時間を設定する際には保護者の相談に応じ、無理なく送迎ができるように配慮して決定しています。当日の急な残業等でお迎え時間が遅れる場合も、電話連絡により受け入れるなどできる限り対応して、保護者が安心して仕事ができるよう配慮しています。保育時間帯によっては、延長保育を利用する子どもたちに補食や夕食を提供する体制を取っています。保護者の通院、出産、その他の事情による時間変更も柔軟に対応しています。

コロナ禍においても、工夫して保護者同士の交流の機会を設けています

コロナ禍のため、保護者が参加できる行事の機会が減り、保護者同士の交流ができにくい状況ですが、5月にはオンラインでの保護者会を行いました。はじめに職員からクラスの様子を伝え、その後保護者から家庭での様子などを話してもらう機会を作りました。ほぼ100%の保護者が参加し、育児の悩みや相談などを、保護者同士で話せる場になったと好評を得ました。昨年のクリスマス会はクラスごとで行い、お誕生会は少ない人数に限り保護者にも参加してもらうことができ、短い時間ではありましたが保護者同士の交流にもなりました。

日々のコミュニケーションを大切にし、保護者との信頼関係を深めるよう心がけています

職員は保護者との日々のコミュニケーションを大切にすることを心がけています。毎日の連絡帳で子どもの様子をていねいに伝え、送迎時には保護者と直接会話して信頼関係を築いています。特にお迎えの際は子どもの1日のエピソードを話すようにし、子どもの育ちを共有しています。日頃から保護者の様子を気にかけ、育児の悩みが話せるように声かけをしています。ニュースレターでは今月の歌、食育活動、健康についての情報などを保護者に届けています。また個人面談の日程を設定し、希望によりオンラインでもできることを伝えています。

9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
  • 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
  • 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
地域の資源を利用し、子どもがさまざまな経験をできるようにしています

地域のさまざまな文化や資源を利用しています。近隣の公園には日常的に散歩で出かけています。調布駅から電車に乗り市の観劇会に参加したり、図書館に本を借りに行くこともあります。地域のシルバー人材センターから駐車場の管理をする人を派遣してもらい、子どもたちとも交流しています。児童館の利用が人数制限されるなど公共施設の利用が制限され、地域と関わる機会が少なくなっていましたが、少しずつ関わりを増やそうとしています。このように園児の生活の幅を広げる機会を増やしています。

コロナ禍で減っていた近隣の方々との交流を少しずつ再開したいと考えています

普段の散歩の際には、日常的に地域の人と挨拶を交わしています。コロナ禍のため機会が減っていましたが、避難訓練には消防署の職員が参加していました。近くの園と文通をして、合同で遊ぶ取り組みもしています。コロナ禍前には保護者会で劇団を園に呼んだりする活動も行っていました。こうした地域との関わりの中で、子どもたちは公共のマナーを学び、さまざまな職業を知ることができるため、感染状況を見ながら可能になり次第、交流を再開する予定です。

【講評】
重要事項説明書を用いて個人情報の守秘義務や利用目的等を説明し同意を得ています

重要事項説明書や入園申込書を用いて個人情報の守秘義務と利用目的等について保護者に説明し同意を得ています。司法機関や行政機関、第三者サービス評価の実施等の正当な理由を除く第三者に情報を提供する場合は、本人又は保護者に事前に同意を得ています。行事などの子どもの写真掲載、販売、園内写真掲示等に使用することなども保護者に意向を確認して同意を取るようにしています。また、保護者が撮影した写真や映像、保育園から頒布された写真は無断で第三者に公開しないよう協力を求める等双方向から子どものプライバシーの保護に努めています。

保育の様々な場面で子どもの羞恥心に配慮し、面談で家庭の価値観等を把握しています

子どもの羞恥心に配慮して水遊びは洋服を着たままで実施しています。着替えではカーテンを閉めて外から見えないようにし、洋服は上下別々に着替える習慣をつけています。トイレは年齢に応じた個室のトイレが設置されています。おむつ交換は周囲から見えない専用の場所で行っています。排泄の失敗の際には速やかに対応するなど、職員は様々な場面で、子どもの羞恥心に配慮した保育を行っています。個人面談や送迎時の会話などを通して子どもと保護者の価値観や生活習慣を把握して可能な配慮や支援を行ってます。

保育サービスチェックリストや勉強会を開催して虐待防止について理解を深めています

保育日誌には「保育サービスチェックリスト」があり、職員は言葉遣いや服装、立ち居振る舞い、保護者対応、安全・環境、健康、保育内容などを日々チェックしています。また、「人権擁護のためのセルフチェックリスト」を活用し自分の言動や保育について振り返る機会を作り、子どもの権利や意思の尊重について意識を高めています。虐待防止については、「虐待防止マニュアル」を理解し、ミーティングや勉強会で子どもの権利や意思の尊重、虐待について学んでいます。虐待の早期発見に努め、スムーズに関係機関への相談等ができるようにしています。

1.子どものプライバシー保護を徹底している
  • 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
  • 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
  • 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
  • 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
  • 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
マニュアルや手順書、チェックリストを整備し見直して活用できるようにしています

系列園共通の「ISO業務マニュアル」「保健業務マニュアル」「給食業務マニュアル」「災害対策マニュアル」等各業務マニュアルを整備し、保育サービスの一定の基準や品質を守って業務が実施できるようにしています。マニュアルは棚に置かれ職員がいつでも閲覧し確認できるようにしています。園独自のマニュアル等はお散歩マップや緊急時マニュアル、安全・衛生などのチェックリストがあり、緊急時の対応手順は各クラスに掲示し、チェックリストも日々活用しています。これらは周辺環境や園の設備などを踏まえた上で作成され随時見直しています。

マニュアルの改編時期や見直しを図る仕組みを整え、速やかに改善策を検討しています

系列園共通のマニュアルは本社で月1回開催される施設長・看護師・栄養士等の各専門会議にて手順の再確認や改善策が検討されています。改訂があった場合は各園に連絡があり、職員に周知しています。日常の保育の中で気になることがある場合やヒヤリハット報告は、ミーティングで話し合い速やかに手順書の見直しや対策が取れるようにしています。家庭に関わる行事などの変更の場合には、速やかにWeb連絡帳や手紙の配布、掲示等で知らせています。今年度はコロナ感染症の状況をみながら、保護者参加行事について随時検討や変更を行いました。

保護者や職員の意見・要望を収集しサービスの確認や見直しを図っています

基本事項や手順の見直しにあたって、毎年実施されている「ISO顧客満足度調査」や面談、懇談会でサービスが利用者の求めているものに合っているか確認しています。送迎時やWeb連絡帳を通して日頃から保護者の意見や要望等を収集しています。収集した意見や提案は手順等を見直す際の参考にしています。職員は、週末・月末ミーティングで意見や提案を出し合い全体で見直しを図っています。毎年、職員の「自己評価」のチェックを実施して、自身の振り返りを行うことで改善すべきことなどを明らかにし、具体的な対策はミーティングで検討しています。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている

事業者のコメント

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評価情報

【評価機関名】

経営創研 株式会社

【評価実施期間】

2022年7月1日~2023年1月27日

【評価者修了者No】

H1501030,H0901069,H1601026

評価結果のダウンロード

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