評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
場面観察日時点で、コロナ感染が減少中ではあるが終息していない状況であったため、直接利用者に声などは掛けず短時間ではあるが遠巻きに、おやつ前後のリラックスした時間帯にリビングでの観察を行った。評価者がリビングに入った時には、利用者はおやつの準備を手伝ったり個々に好きなことをして過ごしていた。その中で職員と楽しくおしゃべりをしながらおやつの準備を行っていた利用者について観察を行うこととした。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
評価者が観察のためリビングに入った時には、丁度おやつの時間の前でリラックスした雰囲気の中、ゆっくりく寛いでいる利用者や、お手伝いをしている利用者などが、それぞれ自由に過ごしていた。キッチンでは、利用者と職員は楽しくおしゃべりをしながらおやつの準備を行っていた。今日のおやつは、大きなボールの中に入ったシロップに色々な果物の入ったフルーツポンチのような液状のおやつであった。エプロンをかけ一見職員かなと思うばかりの立ち振る舞いの利用者が大きなボールから、手際よくお玉で人数分を分け入れていた。皆の分が均等になるよう色々な具を足したり減らしたりしながら、最後は全部きれいに分けることができた。「できましたよ」とうれしそうに利用者が職員に声を掛けると、職員から「ぴったりですね、ありがとうございました。」との感謝の言葉に、にっこりと満足そうに微笑まれた。職員はさりげなく感謝の言葉を掛けることで、利用者が自分の達成感と誰かの役に立った満足感を得られるように支援している事がうかがえた。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
当ホームでは、可能な限り自立した生活ができるように「自立支援」をサービスの基本とし、「ゆっくり」、「一緒に」、「楽しむ」、「共に築く」を理念とした生活を目指しています。職員は日々の観察により利用者の「できること」「できないこと」を把握し、一人ひとりに応じた生活の参加を促し、特に調理には参加して頂いています。主体的に作業に関わって自分だけでなく周りにも役に立ったという達成感を得ることで、張り合いのある生活を送って頂きたいと考えています。今日はおやつの配膳を通して、そのようないつもの日常の生活の様子を見て頂きました。
1.家族への情報提供はあるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
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3.職員の接遇・態度は適切か |
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4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
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5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
はい 67%
どちらともいえない 25%
無回答・非該当 8%
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6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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7.利用者のプライバシーは守られているか |
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8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
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9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
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10.利用者の不満や要望は対応されているか |
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11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
はい 42%
どちらともいえない 33%
無回答・非該当 25%
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