
評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
・同テーブルで話をしながら飲み物を飲んでいる利用者が2人いました。飲み終え、1人の利用者が一緒にコップを片付けようとすると他利用者が「ごめんなさい」と頭を下げました。その仕草に「何か悪い事したの?」と言い合いになっていました。職員が「何のお話ですか?」と声を掛け、3人で話をした後に職員が「コップを預かりますね」と片付けていました。
・職員が利用者に礼拝日だと声を掛け、礼拝の様子をパソコンに写し、職員が「今はこんなもので見られるね」と話すと、利用者は画面を眺め、流れている音楽に合わせて身体を動かしていました。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
・コップを片付けてもらう事に対するお礼の気持ちであった「ごめんなさい」との言葉を発端に、利用者間でどうしたらよいか分からず戸惑っているように見えました。職員が間に入って、3人で話をした後に職員がコップを片付けた事で、2人の利用者の表情や声の調子が和らいだように見えました。お互いの気持ちが分かった事、不安要素だったコップを職員が片付ける事で、戸惑いや不安な気持ちが払拭され安心したように感じました。
・職員が利用者の気持ちに耳を傾け、一人ひとりに合わせた声掛け・関わり等、細やかな配慮をすることで、利用者も落ち着いて過ごすことができているように窺えました。
・利用者が忘れていた礼拝への参加を職員がサポートする事で思い出し、参加する事ができた事で、それまでの表情が和らいだように見受けました。リモートでの参加が可能となった礼拝を画面越しで参加する事で、これまで習慣にされていたであろう事が継続して行えた事で、聖職者からのお話や音楽を耳にし、穏やかに過ごされている様子が見受けられました。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
・日頃からちょっとしたことでトラブルになったり、仲良くなったり。利用者の一瞬の心の変化や不安感・イライラを少しでも早く感じ取れるように観察と情報共有を行っています。
・どのような場面の時にトラブルになりやすいかを各職員が身に付け必要時に必要な声掛けや対応が行えるように情報共有しています。
・思いをぶつける事は悪い事ではありません、時には言ってすっきりしたという事もあると思います。最後の時までその方らしくお過ごしいただきたいという思いで支援にあたっています。
・昔からその方が大事にしていたものを同じように大切に思い、継続して提供できるようにしたいと思っています。
・利用者のありのままを受け入れその時その時で必要な支援を行い、その方らしい生活を守りたい、認知症であってもありのままの自分を見失わないような支援をしていきたい思っています。
1.家族への情報提供はあるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
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3.職員の接遇・態度は適切か |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
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6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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7.利用者のプライバシーは守られているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
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9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
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10.利用者の不満や要望は対応されているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
はい 56%
どちらともいえない 22%
無回答・非該当 22%
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