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評価結果 利用者調査とサービス項目を中心とした評価手法

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令和04年度(2022年度) 自立訓練(生活訓練)
法人名称
社会福祉法人日本点字図書館
事業所名称
日本点字図書館自立支援室
評価機関名称 一般社団法人 Ricco lab.

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 1)個々の利用者の病状や、家族や仕事等の周辺状況を踏まえて、個人に応じた支援を提供する。
2)本人の要望に沿った、より質の高い支援をする。
3)日常生活で出来ることを増やし、QOL(生活の質)の向上を図る。
4)法人(日本点字図書館)の利用者に対し、訓練が必要な人を見極め支援につなげる。
5)福祉社会の動静に注目し、サービス提供に役立つ技術の導入に努める。 
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 ・視覚障害のある人々等が最も頼れる、情報提供/問題解決機関のメンバーとなるために、最新のニーズと技術を、
継続的に収集・蓄積し、提案につなげる事が出来る人。
・蓄積した知見と技術を活用し、利用者の課題を解決する事が出来る人。
・日点職員としての自覚を持ち、社会人としての規範を持って行動し、国内外で使命を果たし続ける、組織の経営に
寄与することが出来る人。 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) 日本点字図書館の職員として、視覚障害のある人々のニーズを最優先に考え、誠実に対応する。 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 状況やニーズを詳細に把握した上、マンツーマンによる訓練を基本としたサービス提供により、利用者のQOL向上に向け取り組んでいる
  • 日本点字図書館として長い歴史の中で培ってきた視覚障害者支援の専門性を活かし、様々な事業と連携しながら自立訓練の役割を果たしている
  • 毎月開催されるレクリエーションは、障害受容やQOLの向上等、日常生活に活かせる企画も多く、利用者満足度も高いものとなっている
さらなる改善が望まれる点
  • 利用者の地域生活を主軸にした支援関係機関の連携推進にて、訓練終了後の利用者のQOL向上等、更なる専門性の発揮が求められる
  • 個人情報保護や虐待防止、苦情解決制度等、職員個々の取り組みを活かし、事業所としての組織的な防止等の仕組み作りを進められたい
  • 視覚障害者支援の実践を活かし、ヒヤリハット事例の積み重ねやその分析から、事故防止につながる組織的な仕組み作りを進められたい

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 今年度アセスメント記録表を改良して、効率的で総合的な情報収集と分析に努めている

 利用者の状況や訓練の進捗を共有するための仕組みが複数あり、適切に機能している

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:登録利用者全員
  • 調査方法:アンケート方式  
    個別聞き取り調査及びアンケート調査
  • 利用者総数: 51人
  • 共通評価項目による調査対象者数: 51人 (アンケート方式12人 聞き取り方式39人)
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 39人
  • 利用者総数に対する回答者割合(%): 76.5%
  • 調査項目: 共通評価項目
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
39/51
4~17は選択式の質問のため、該当項目のみ掲載しています。
1.利用者は困ったときに支援を受けているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
2.事業所の設備は安心して使えるか
はい
92%
どちらともいえない
8%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか
はい
36%
どちらともいえない
10%
いいえ
10%
無回答・非該当
44%
6.【自立訓練(生活訓練)】
事業所での活動が生活する力の向上に役立っているか
はい
92%
 
どちらともいえない:5%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:3%
18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
95%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:5%
19.職員の接遇・態度は適切か
はい
87%
どちらともいえない
8%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:5%
20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
79%
無回答・非該当
21%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%
21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
49%
無回答・非該当
49%
 
どちらともいえない:3%  
いいえ:0%
22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
はい
95%
 
どちらともいえない:3%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:3%
23.利用者のプライバシーは守られているか
はい
87%
無回答・非該当
13%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%
24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
97%
 
どちらともいえない:3%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
26.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
87%
無回答・非該当
10%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:3%
27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
54%
いいえ
18%
無回答・非該当
23%
 
どちらともいえない:5%
評点のレーダーチャートを表示する


サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • 日本点字図書館を利用する視覚障害者の困りごとに応じて、事業所の機能を紹介している
  • ホームページや点字・音声版のパンフレットを用意し、自立訓練事業の内容を伝えている
  • 多くの関係機関に広報をすることで、支援を必要とする利用者への周知を進めている
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 契約前に面談し、利用希望者ごとの困りごとや獲得したい技術等を詳細に確認している
  • 契約書等の内容は口頭で説明し、利用者が十分理解できるよう時間をかけて行っている
  • 支援が終了した後も電話や来館で相談に応じ、必要性に応じ他の機関を紹介している
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
10/10
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • 総合的なアセスメントを行い、利用者の希望とその背景にある困りごと把握に努めている
  • 個別支援計画は、毎週実施される個別支援会議で進捗確認や目標共有・検討を行っている
  • 訓練の更なる充実に向け、今年度より訓練記録のフォーマットを変え効率化を図っている
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
23/23
  1.個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている
個別の支援計画に基づいて支援を行っている利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 日々の訓練は個別支援計画に沿っているか定期的に確認しながら行われている
  • 利用者との関わり方、訓練の進め方は一人ひとりの状況に十分配慮されている
  • 利用者の望む生活が達成できるよう、潜在ニーズに対してもアプローチを行っている
  2.利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている
利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている【食事の提供を行っている事業所のみ】<BR>利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者一人ひとりが目標とする生活に近づけるよう、個別性の高い支援が提供されている
  • 利用者同士の交流を促進するため、レクリエーション活動の充実を図っている
  • 時間や曜日等、利用者の要望にはできる限り応え、通所しやすい環境づくりに努めている
  3.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】<BR>服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 必要に応じて健康や服薬、視機能についての情報を得ながら訓練計画の立案を行っている
  • 緊急時に速やかに対応できるよう必要なマニュアルを作成するなど体制を整えている
  • 運動ルームの活用が進み、利用者のQOL向上がさらに図られることに期待したい
  4.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】 詳細はこちら
  • 家族の状況も踏まえつつ、利用者を中心として気持ちに寄り添いながら支援を行っている
  • 利用者の目標が達成できるよう、必要に応じて家族へのアプローチも行っている
  5.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 事業所は点字図書館併設であり、様々な情報を手に取ることができる環境となっている
  • 利用者が行きたい場所へ出掛けられるよう社会資源を活用した歩行訓練が行われている
  8.【自立訓練(生活訓練)】利用者が自立した生活を地域で送ることができるよう、日常生活の訓練や生活についての相談等の支援を行っている
利用者が訓練する意欲を持てるような取り組みを行っているサービス期間内に目標とする力を身につけることができるよう工夫している自立した生活に向けて、利用者一人ひとりに応じた日常生活訓練等を行っているサービス終了後の生活環境(住居及び就労先等)を想定し、支援を行っている 地域で安定して生活することができるよう、サービス終了後も相談等の支援や関係機関との調整を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 困りごとの解決に向け、緊急性の高いものから優先順位を付けて目標を設定している
  • 利用者の目標を達成するために最適な訓練環境となるよう様々な配慮を行っている
  • 就労支援施設や介護保険事業者、自治体とも連携を図りながら支援を行っている
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.利用者のプライバシー保護を徹底している
利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 利用者の個人情報は使用同意書に基づいて扱い、書類等はルールに従って管理している
  • アセスメントの面談や訓練など、法人内の相談室等を活用しプライバシーを確保している
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • 点字や歩行等、その他多くの訓練マニュアルのほか、緊急時のマニュアルを整備している
  • 利用者個別のニーズに応じた対応マニュアルが数多くあり、訓練ごとの整備を進めている
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H1202027   修了者No.H0901071    
評価実施期間 2022年6月28日~2023年1月19日

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