評価結果

標準の評価

基本情報

【法人名称】

社会福祉法人平成会

【事業所名称】

不老の郷

【サービス種別】

指定介護老人福祉施設【特別養護老人ホーム】

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

「安心」「安全」「安満」
「自分らしく生きることを支えます」
「三大介護(食事・入浴・排泄)に努めます」
「生活リハビリを行います」

職員に求めている人材像や役割

快活で覇気があり、明るくそして自分の仕事に責任感を持った職員であり続けてほしい。

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

「介護の原点」たる無償の愛を持ち続けてもらいたい。

全体の評価講評

特によいと思う点

楽しく自分の力を生かして暮らせる様、機能訓練指導員の基で日々生活の中で筋力アップに力を入れ、要介護度が改善した利用者もいます。入居者全体では依然と高齢化が進み介護度も微増していますが、昼夜、おむつを使用する利用者や、機械浴の入浴が必要な利用者が約1割と自立性の高い支援を行っています。排泄では個別の排泄リズムに応じたトイレ誘導や水分摂取の工夫、食事による整腸作用の働きかけ等、日中は布のパンツで過ごしている利用者も多くいます。希望のサークル活動等で余暇を充実させ、利用者の自立を大切にした支援に取り組んでいます。

身体拘束等適正化及び権利擁護、感染症予防、認知症ケア、プライバシー保護、褥瘡予防等の内部研修を毎月行い、介護技術習得の研修を繰り返すことで職員の知識や技術が着実に向上しています。介護ソフトの活用で報告書やケース記録の効率化を図り、情報共有が徹底されてきています。電動ベッドやスライディングボード等の介護機器を導入し、職員の身体的な負担の軽減だけではなく、利用者の生活の質を高めています。コロナ禍でもオンライン面会の実施や、感染症予防対策をしたうえで行事等を工夫して開催し、利用者の豊かな暮らしを実現しています。

利用者の重度化や職員の高齢化に対応する為に、基準を超える豊富な人員配置を心掛けています。職員の身体的な負担が減るように、様々な介護機器や介護ソフトを導入しています。休暇に関しては、出来るだけ全員が取得できるようにシフト調整を綿密に行なうなど、職員が働き易い職場環境作りに務めています。職員アンケートでも、「身体の負担が軽減され、業務の効率化が図れた」「介護ソフトにより入力作業が楽になった」「経営者と話す機会がある」「職員配置が良い」「職員の連携が良い」などの声が多く、職員を大切にする施設の姿勢が窺えます。

さらなる改善が望まれる点

施設が目指すことの実現を阻害する恐れのあるリスクに関しては、「災害」「感染症」を優先課題として対応策を講じています。「災害」に関しては、近隣を流れる川が氾濫した事があり、避難訓練を定期的に行なっています。「感染症」に関しては、感染症対策委員会を中心に対応マニュアルを作成し、職員にも徹底させています。ただ、これら以外のリスクに関する優先順位付けは行なわれていないようです。利用者・家族や経営への影響を最小限に抑えるためにも、リスクに対する優先順位付けを行い、優先順位の高いものから対策を講じる事が望まれます。

昨年度末に、コロナのクラスターが発生してしまいました。様々な防疫対策を講じていましたので、他のフロアへの蔓延は避けられました。対策の一環として、部外者の来所を出来るだけ避けており、利用者の家族の面会も断っていました。職員に関しても定期的な検査を行い十分な注意を払って介護に臨んできましたが、偶々無症状の職員が出勤してしまった事が原因の様です。他のフロアへの感染が避けられたのは良かったと思いますが、感染防止対策を強化されると共に、職員の健康管理にも十分留意され、安全・安心なサービスの提供を期待します。

法人全体の課題を設定した「中長期計画」を平成30年度に策定しています。(1)建物本体の大規模修繕(2)組織の見直し、職員の質的向上(3)経営基盤の確立(4)社会福祉法人としての公益的な取り組み等を掲げています。更に、施設としての年次「事業計画」を策定し、それを基に年間予算を立てています。ただ、「中長期計画」を基に策定する筈の年度毎の「事業計画」との関連性が確認出来ませんでした。「事業報告」で年度毎の総括をする際に「中長期計画」の進捗状況も総括された上で「中長期計画」自体の見直しも行う事を期待します。

事業者が特に力を入れている取り組み

地域との関係作りに力を入れています。その一環としてボランティアを受け入れています。コロナ禍という事もあり事業所内には入れないので、主に「外回りの清掃」「除草」「農作業」等の支援をしてくれています。近親者の介護に悩む地域住民の為に「福祉サービス相談所」をオープンし、出入り口に旗も立てて近隣住民に呼び掛けています。地域貢献(支援)活動の一環として地域住民を対象としたサロンを定期的に開催しています。「ふくろうサロン」は月2回、地域の会館で開催され、手工芸や体操を通じ住民同士のかけがえのない交流の場となっています。

アユやサンマを目前で焼いて香ばしい香りも味わうなど、季節ごとに食事を楽しめるよう工夫しています。管理栄養士は毎日フロアを回り食事の進み具合や利用者の要望を把握しています。毎月の入居者懇談会では、食事への要望やリクエストメニューなどを聞き取り献立に反映させるようにしています。ご飯とみそ汁は食べる直前に盛り付け温かい状態で提供しています。希望に応じて出前を取ったり、外食や家族の差し入れの食事をすることもあります。食事の席は、利用者の心身の状況や必要な介助、同じテーブルの人との相性などに応じて随時見直しています。

入所時に聴き取った嗜好や生活習慣を尊重し、利用者の意思に基づき有意義な毎日が送れる支援をしています。喫煙は場所を設定し、飲酒も健康に影響がない範囲で楽しんでもらいます。個別の希望に応じ買い物外出やドライブなど暮らしに楽しみや潤いを感じてもらえるようにしています。書道や工作等の多彩なサークル活動や、秋祭り、端午の節句、ひな祭り等の季節行事で生活に彩りをもたらしています。職員は認知症のケアに関する研修で支援力をつけ、帰宅願望の利用者の意向を受け止めながらも気分転換を図り、自然と施設に向かうよう促しています。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:施設には全数調査が原則であることをお話しましたが、利用者の状態を考えて協議の結果10名に「利用者アンケート」を行ないました。
  • 調査方法:アンケート方式  
    調査は本来、評価者が対面で「聞き取り調査」を行いますが、今年度は感染症対策として日常の支援に携わらない法人内の職員に介添えをして頂きながら、利用者ご自身で「利用者アンケート」表に回答して頂きました。記入済みアンケートは評価機関に直接郵送して頂きました。
  • 有効回答者数/利用者総数:10/74(回答率 13.5% )

利用者調査はコロナ禍ということもあり、アンケートにより全利用者の中で10名の方に回答して頂きました。施設における利用者の平均年齢は87歳、平均介護度が4度と高く、認知症の方が多いこともあり回答できる利用者の割合は低くなっています。施設に対する総合的な感想では「大変満足」が2名、「満足」が5名、「どちらともいえない」が3名、「不満」「大変不満」はありませんでした。「その都度いいたい事を言って申し訳ないと思っているがいつも対応してくれているから満足」「色んな事を良くされている」等、職員対応に感謝する意見がありました。「コロナの下火を待って一度外出したい」「良くしてくれているが外に行く機会がもっとあると良い」等、コロナ禍で外出できない事への意見や、「食事は味にバラつきがある」「味噌汁はうすめが良い」「食事が食べられない時など替わりのものがあると良い」等の食事への意見がありました。項目別では「整理整頓」「職員の接遇」「病気やけがの対応」「気持ちの尊重」「プライバシー保護」「個別計画作成時の要望」「サービスの職員の説明」の7項目は8人以上が「はい」と回答しています。「苦情相談窓口」は「はい」と回答したのは3人でした。

アンケート結果

1.食事の献立や食事介助など食事に満足しているか

はい 7名 (70%)
どちらともいえない 2名 (20%)
いいえ 1名 (10%)

回答者の70%が「はい」と回答しています。自由意見はありませんでした。

2.日常生活で必要な介助を受けているか

はい 7名 (70%)
どちらともいえない 3名 (30%)

回答者の70%が「はい」と回答しています。自由意見として「自分のやって欲しい事と違う事がある」「人に任せてしまうため、思い通りにならない」という意見がありました。

3.施設の生活はくつろげるか

はい 7名 (70%)
いいえ 3名 (30%)

回答者の70%が「はい」と回答しています。自由意見として「卓球がしたい」という意見がありました。

4.職員は日常的に、健康状態を気にかけているか

はい 5名 (50%)
どちらともいえない 3名 (30%)
いいえ 2名 (20%)

回答者の50%が「はい」と回答しています。自由意見として「もう少し声を掛けてほしい」という意見がありました。

5.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 10名 (100%)

回答者全員が「はい」と回答しています。自由意見はありませんでした。

6.職員の接遇・態度は適切か

はい 8名 (80%)
どちらともいえない 1名 (10%)
いいえ 1名 (10%)

回答者の80%が「はい」と回答しています。自由意見として「うるさい職員がいる」という意見がありました。

7.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 8名 (80%)
どちらともいえない 1名 (10%)
いいえ 1名 (10%)

回答者の80%が「はい」と回答しています。自由意見として「経験がないのでどちらともいえない」という意見がありました。

8.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 7名 (70%)
どちらともいえない 2名 (20%)
無回答・非該当 1名 (10%)

この項目の回答者の78%が「はい」と回答しています。自由意見として「トラブルはない」「トラブルにあうことはない」「経験がない」という意見がありました。

9.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか

はい 8名 (80%)
どちらともいえない 1名 (10%)
いいえ 1名 (10%)

回答者の80%が「はい」と回答しています。自由意見として「あまりそう思わない」という意見がありました。

10.利用者のプライバシーは守られているか

はい 9名 (90%)
どちらともいえない 1名 (10%)

回答者の90%が「はい」と回答しています。自由意見はありませんでした。

11.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか

はい 8名 (80%)
どちらともいえない 2名 (20%)

回答者の80%が「はい」と回答しています。自由意見として「聞いてくれていると思うが覚えていない」という意見がありました。

12.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 8名 (80%)
どちらともいえない 2名 (20%)

回答者の80%が「はい」と回答しています。自由意見として「聞いてくれていると思うが覚えていない」という意見がありました。

13.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 5名 (50%)
どちらともいえない 4名 (40%)
いいえ 1名 (10%)

回答者の50%が「はい」と回答しています。自由意見として「不満に思う事が今までなかったので、要望を伝えた事がない」「そういう事は言った事はない」「余り丁寧と思わない」「今忙しいと言われてしまう」という意見がありました。

14.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 3名 (30%)
どちらともいえない 3名 (30%)
いいえ 2名 (20%)
無回答・非該当 2名 (20%)

この項目の回答者の38%が「はい」と回答しています。自由意見として「人に言うような困った事はない」「自分にはその必要がないから関係ない」「困っている事でなく町役場の職員(出来れば町長)が来て理解を深め激励して欲しいと伝えた事がある」という意見がありました。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
施設が目指す理念・方針等を周知しています

施設が目指す基本理念(「安心」「安全」「安満」に「自分らしく生きることを支えます」)、経営方針(「入居者様の権利擁護と自立支援」「サービスの質の向上と人材の育成」「安全・安心な施設運営」「地域との共生」「法令順守」「経営基盤の強化」)を施設のホームページに明記しています。「理念」「方針」は事業計画書にも明記し、職員に対しては入職時及び年度初めの全体会議の際に施設長が事業計画書を基に説明しています。家族に対しては、事業計画書を配布すると共に、契約時や毎年の家族会の機会などに施設長が説明して理解を求めています。

職務分掌の職員に対する周知が望まれます

施設長は時折現場に入って細かな作業を手伝ったり、宿直をしたりしながら利用者や職員の動向を確認し、現場での問題点の発掘に努めています。経営層を含む全ての職員の役割と責任は「キャリアパス」に明記すると共に、「事業計画」に組織図を明示しています。更に、「職務分掌」では、部長、科長、生活相談員などの全ての役割について細かく明記しています。ただ、今回の「職員アンケート」では、特に一般職員の職務分掌等に関する認識度が高くありませんでしたので、伝達方法を工夫する等して周知する事が望まれます。

重要な案件を、実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知しています

予算・人事・事業計画等の重要な案件を意思決定する手順は、各種委員会や職員会議の場などで役職者を含む意見聴取を行った結果を施設長が取り纏め、理事会で協議して決定しています。決定した案件に関しては、職員に対しては月1回開催される「看介護会議」等で施設長が内容や決定経緯を含めて説明して周知しています。決定した案件の内で、利用者・家族に伝える必要があるものは、入居者懇談会場で説明したり、施設内での掲示や手紙で伝えています。今年度に利用者等に伝えた案件としては、「施設の改装」と「コロナの現状」等を伝えました。

1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
施設を取り巻く環境について情報を把握し、問題解決に努めています

利用者の意向は、日常的な支援の中で職員がしっかり聞き取ることを義務付けると共に、毎月開催する「入居者懇談会」で収集しています。家族の意向は、年1回開催する「家族会」や年に3回行う「役員会」及び行事の際の会話で収集しながら意向の把握に努めています。職員の意向は、年に2回主任が行う個別面談で要望や意見を把握しています。地域の福祉ニーズに関しては、施設長会等に経営層が参加して、同業者との情報交換を行なって収集しています。把握した情報は、必要に応じて各種会議や委員会で検討して課題の解決を図っています。

法人としての「中長期計画」を策定しています

法人全体の課題を設定した「中長期計画」を平成30年度に策定しています。(1)空調・電気設備、建物本体の大規模修繕(2)職員のモチベーション及び質の向上を目的とする「組織の見直し」「職員の質的向上」(3)稼働率の向上を目指す「経営基盤の確立」(4)社会福祉法人としての公益的な取り組み等を掲げています。ただ、「中長期計画」を基に策定する筈の年度毎の「事業計画」との関連性が確認出来ませんでした。「事業報告」で年度総括する際に「中長期計画」の進捗状況も総括された上で「中長期計画」自体の見直しを行う事を期待します。

着実な計画の実行に向けて、「事業計画」等の職員への周知が望まれます

施設としての年次「事業計画」を策定し、それを基に年間予算を立てています。計画書では、経営方針の他に「諸会議・委員会活動」「夜勤・早番・遅番等の業務マニュアル」「週間日課予定表」「年間行事計画一覧」等の詳細が網羅され、職員にも理解し易い内容になっています。計画の進捗状況は月1回の代表者会議で見直しています。この計画書を基に年度の最後に「事業報告」を策定して1年間の実績を総括しています。ただ、職員アンケートでは、特に一般職員のこれら計画書・報告書に関する理解度が高くありませんでしたので、周知が望まれます。

1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
  • 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
  • 事業所の経営状況を把握・検討している
  • 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
  • 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
  • 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
福祉サービスに従事する者として守るべき規範・倫理等を周知しています

福祉サービスに従事する者として守るべき規範・倫理は、「職員心得」「利用者への援助」「利用者との関係」「職員間の人間関係」「勤務上の注意」などを詳細に述べた『処遇モラル』を全ての職員に携行させ、昼礼で読み合わせを行う等して周知しています。日常的な業務の中で施設のルールが守られているかどうかは、経営層が適宜現場に入り、正しい支援が行われているか、職員が悩みを抱えていないか等についても把握に努めています。職員アンケートでは、「規範・倫理」等に関する項目で、殆どの職員が理解を示していました。

利用者の権利擁護のために様々な取り組みを行っています

施設の苦情解決制度を利用できる事や、外部の相談先がある事をフロア毎にポスターで掲示すると共に、サービス開始時に「重要事項説明書」を基に利用者・家族に詳しく説明しています。利用者の意向に関しては、日々の介護の中で職員が直接聞き取る事で把握しています。家族からの申し出があった場合には、経営層に報告しています。最近の家族の申し出では、建設工事により面会を制限されるという声があり、個別に事情をご説明しました、虐待に関しては、「虐待の芽チェックリスト」を職員間で読み合いながら、組織的な防止策を徹底しています。

地域貢献活動に尽力しています

施設の透明性を高めるために、ほぼ毎年「福祉サービス第三者評価」を受審し、結果を都のHPに公表しています。地域との関係作りの一環としてボランティアを受け入れています。コロナ禍という事もあり事業所内には入れないので、主に「外回りの清掃」「除草」「農作業」等の支援をしてくれています。近親者の介護に悩む地域住民の為に「福祉サービス相談所」をオープンし、出入り口に旗も立てて近隣住民に呼び掛けています。地域に潜在する諸問題を把握するために、経営層が年3回の高齢者施設長会等に出席して地域の福祉ニーズを把握しています。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
  • 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
  • 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
  • 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
  • ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
  • 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
  • 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
施設に潜在するリスクに対する対策の優先順位付けが課題となっています

施設が目指すことの実現を阻害する恐れのあるリスクに関しては、「災害」「感染症」を優先課題として対応策を講じています。「災害」に関しては、近隣を流れる川が氾濫した事や、降雪に関するリスクが高いと考えています。「感染症」に関しては、職員の意識も高く、十分な対応が出来ているとの事です。ただ、これら以外のリスクに関する優先順位付けは行なわれていないようです。利用者・家族や経営への影響を最小限に抑えるためにも、リスクに対する優先順位付けを行い、優先順位の高いものから対策を講じる事が望まれます。

事業継続計画(BCP)を策定し災害や深刻な事故等に備えています

災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備える為の事業継続計画書(BCP)を策定しています。BCPは「基本計画」「地震編」「水害編」「新型感染症編」等に分けられ、詳細で分かり易い内容となっています。「ヒヤリハット」を作成し、事故防止に努めています。事故が発生した際には、「事故報告書」に発生日時、状況等を記入し、「事故対策委員会」で要因・対応を分析して再発防止に努めています。事故防止事例としては、ベッドのセンサーマットの誤作動があり、ICTレベルのベッドを新たに導入し、職員の負担軽減にも繋げました。

施設の情報管理を適切に行っています

施設が保有する情報(利用者情報、経営情報、職員情報等)の取り扱いについて「平成会文書保存規程」に定めて適切に管理しています。全ての職員に対して、入職時の研修で詳しく説明すると共に、折に触れて再認識を求めています。利用者情報に関しては「個人情報取扱規程」を定め、利用者・家族には、利用開始時の面接の際に、個人情報の利用目的や開示請求等に関して説明して理解を求めています。保有する情報は、紙ベースでは事務室の鍵の掛かるロッカーで管理しており、電子データベースでは、パスワードで閲覧者を限定しています。

1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
  • 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
  • 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
  • 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
  • リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
  • 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
  • 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
  • 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
  • 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
  • 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
施設が目指している事の実現に向けて必要な人材構成にしています

施設の求める人材を確保する為に複数の求人サイトに募集を掛け、施設のHPにも掲載しています。採用の際には、①利用者に対して明るく振舞える②施設のルールを理解できる③年寄りに対する思いがある事等を重視しています。職員の配置に関しては、基準以上に手厚く配置しています。異動に関しては、2~3年に1回程度フロア間の異動を行っています。また、系列の「デイサービス」や「ショートステイ」への異動もあります。異動の際には、本人の意向も確認しています。施設が職員に求める「能力」「役割」等を「キャリアパス」に明示しています。

施設が求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいます

施設の求める人材像を、「処遇モラル」に、「職員心得」「利用者への援助」「職員間の人間関係」などの項目毎に詳しく記述し、職員に携行させて周知しています。外部研修を受講する場合は、勤務扱いとし、参加費、交通費を補助しています。研修を受講した職員は、研修報告書を作成し、必要に応じて職員会議の場などで報告をして、職員間で成果を共有しています。主任・副主任による半年に1度の職員との個別面談時には、「職能要件書」や「人事評価表」を基に評価を行いながら、今後の目標や悩み事などについて確認し、解決を図っています。

職員の意欲向上に取り組んでいます

賃金体系は資格+経験年数+諸手当が基本となっています。休暇に関しては、出来るだけ全員が取得できるようにシフト調整を綿密に行なうと共に、人員の安定的な確保に努めています。利用者の重度化や職員の高齢化に対応する為に豊富な人員配置を心掛けると共に、電動ベッドの整備、移乗ボードの購入等により職員の身体的な負担軽減にも努めています。職員アンケートでも、「身体の負担が軽減された」「人員配置が増員された」「笑顔の多い職場である」「経営者と話す機会があるのが良い」などの声が多く、職員を大切にする施設の姿勢が窺えます。

1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
  • 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
  • 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
  • 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
  • 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
  • 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
  • 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

<目標の設定と取り組み>
利用者の命と生活を守る為、新型コロナ感染症の蔓延予防、クラスター阻止を目標としました。
具体的な取組として、①前年度に導入した「陰圧ブース」を予防的に使用し、使用手順を確立しました ②新型感染症対応の事業継続計画の作成 ③利用者フロアのゾーニング工事の実施 ④職員の感染予防の為にマスク、フェイスガード、ディスポタイプのガウン、手袋、消毒液等を備蓄しました。

<取り組みの検証>
残念ながら3月に新型コロナウイルスのクラスターが発生しましたが、上記の取り組みの結果3階フロア内だけで蔓延が治まりました。
発症の原因としては、無症状の職員が毎週行っている検査をすり抜けて持ち込んだものと判断しています。

<検証結果の反映>
感染が別フロアまで広がらなかったのが不幸中の幸いと判断しています。今年度はゾーニング工事を追加で行うと共に、職員に対する感染症対策の徹底と検査の徹底を引き続き行って行きます。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

通所施設だけでなく、入所施設でも全国的にコロナの感染が止まりません。入所施設では、部外者の来所を出来るだけ避けており、利用者の家族の面会も断っています。従って、感染ルートは職員経由が多いのではないかと思っています。当施設でもクラスターが発生してしまいましたが、様々な取り組みの結果他のフロアまで広がらなかったのは幸いでした。引き続き職員の健康管理にも留意され、安全なサービスの提供を期待します。

2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

<目標の設定と取り組み>
介護職員の安定的な確保と身体面の負担軽減により、質の高い介護を目指す事を目標にしました。
具体的な取組として、①介護ソフトを更新しました ②電動ベッドを整備し、移乗ボードを購入しました ③期間限定の派遣社員を止め、紹介型派遣に切り替えました。

<取り組みの検証>
介護ソフトの入れ替えにより請求業務が軌道に乗り、介護現場でも記録等が問題なく移行出来ました。
電動ベッドや移乗ボードの導入により、職員の負担軽減に繋がりました。
人材確保については、紹介型に変えた事で定着率が上がりました。

<検証結果の反映>
電動ベッドに関しては職員の負担軽減に繋がりましたが、重度化する利用者に対応するために、見守りセンサー付きの電動ベッドを購入する事を計画しています。職員の負担軽減のためには、人員補充だけではなく、現場業務の見直しが必要であり、現場での議論を開始します。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

安定的な介護レベルを維持する為に、職員の負担軽減と人材の安定確保を目標に定めたのは正しい設定だと思います。目標に対する具体的な取組内容も、理に適った内容になっています。結果として、現場で活躍する職員の負担軽減に繋がったとの事であり、引き続き活動内容を深めながら、職員の安定的な雇用に繋げることに期待します。

サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
ホームページやブログ、広報誌等で施設情報を分かりやすく伝えています

入居希望者等にはホームページ、パンフレット、広報誌等で情報提供しています。ホームページは法人の理念・施設概要、入居までの流れなどを掲載し、入居申込書をダウンロードできるようにしています。ブログでは利用者が季節行事や敬老会等のイベントを楽しむ様子や、食事メニューなどをタイムリーに紹介しています。パンフレットは行事や外出等の様子を伝える写真と共に、日課・年間行事・フロア案内等を分かりやすく掲載しています。年3回発行するカラー刷りの広報誌は利用者が日々の暮らしの中で生き生きと過ごしている様子が掲載されています。

例年は行政主催の地域の事業者連絡会や自治会などの活動を通して情報交換しています

施設情報はホームページや広報誌を通して行政や関係機関に提供しています。現在はコロナ禍のため行われていませんが、例年、瑞穂町高齢課が主催する事業者連絡会に参加し、地域の施設の利用者の入退居動向や、災害対策、感染症対策への取り組みなどの情報交換を行い、施設運営に生かすようにしています。地域の祭りや清掃活動等の自治会行事には法人の理事長や施設長をはじめ職員も積極的に参加し、地域とのつながりを持つよう努めています。こうした自治活動から地域の現状・課題等について情報交換し地域における施設の役割を確認しています。

利用希望者等の問い合わせや見学には丁寧に対応しています

利用希望者等からの問い合わせや施設の見学希望には、見学時間等の調整を図りできるだけ要望に沿い対応しています。見学時は生活相談員がパンフレットや料金表などを使い施設の方針や利用者の暮らしぶりを丁寧に説明しています。質問にも対応し、入居への不安を解消できるようにしています。パンフレットや活動を楽しむ利用者が掲載されている広報誌を活用し、入居後の暮らしがイメージできるように配慮しています。料金表は介護度に応じた詳しい金額を示し、利用希望者等の状況に応じた料金を伝え、安心して利用できるよう配慮しています。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
重要事項説明書や広報誌等で丁寧に説明し、入居後をイメージできるようにしています

サービスの開始にあたり、生活相談員が利用者や家族に重要事項説明書で食費や居住費等の利用料金、利用での留意事項、個人情報保護などを分かりやすく説明し、契約書を読み合わせ、重要事項説明書と契約書に署名捺印を得ています。緊急時の延命処置の希望や受診の希望先を明記する「もしもの時の対応について」で、利用者や家族等の意思を確認しています。基本的な生活の流れはパンフレットや広報誌などで丁寧に説明し、自分らしく生きることを支えていく施設の方針を伝え、入居後の生活がイメージできるようにしています。

利用者の支援や暮らしに必要な情報を把握し、環境変化に対応できるようにしています

入居が決まると生活相談員が面接を行い、利用者や家族等から支援に必要な情報を得ています。利用者の生活歴や既往歴、服薬状況、食事や口腔ケア、入浴や排泄、体位交換、移乗などにおいて必要な介助に関する情報を把握するようにしています。コミュニケーション方法や人間関係、社会活動、金銭管理や楽しみ、困っていること、やってみたいことなど、利用者の暮らしを見据え具体的な聴き取りを行い入居後への支援に生かすようにしています。これら情報は入居者個人別台帳と事前面接報告書に記録し、利用者の環境変化に対応できるようにしています。

入居後に新しい環境に少しでも早く馴染めるように支援しています

入居者個人別台帳と事前面接報告書を基に、利用者の今までの生活環境の継続性に配慮した暫定的な施設サービス計画を作成しています。施設サービス計画書は利用者や家族の要望、好きな過ごし方などを盛り込み不安なく生活が送れるよう配慮しています。入居後2週間は「要観察者」として利用者の様子と支援内容を細かく記録し、職員間で情報共有を行います。他の利用者との交流の仲介等をしながら、新しい環境に少しでも早く馴染めるように努めています。居室に置ける範囲で暮らしの中で馴染んできた飾り物やアルバムなどは持ち込んでいます。

1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している
  • サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
  • サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
組織が定めた書式に記録し、アセスメントは定期見直しと状態変化時に見直しています

入居前の利用者の状況を「アセスメント表」や「施設サービス計画書」など組織が定めた書式に記録しています。記録類は生活相談員、介護支援専門員、看護師、居室担当者等が参加するサービス担当者会議で確認しています。ケース会議やケアプラン作成会議では、居室担当職員が作成した施設サービス計画書案を生活相談員や看護師、管理栄養士等の各専門職が検討し、ニーズや課題と目標、支援内容を確認しています。アセスメントは入居後1か月後と誕生日を目安に半年ごと、介護認定更新時、状態変化時、入院退院時に見直しています。

利用者や家族の意向を基に生きる意欲を大切にした施設サービス計画を作成しています

施設サービス計画書は利用者や家族の生活に対する意向と、その意向を実現させるための総合的な援助方針を記載しています。利用者の意向が「買い物に行きたい」、家族は「友人に合わせたい」とすれば援助方針は「できるだけ自分でできることを継続する。他の入居者と交流を持ったり楽しみを見つけ生活を楽しむ」とします。家族と利用者の「一緒に買い物が行けるようになりたい」という願いには、「暮らしに買い物を想定した移動や排泄の機能訓練を取り入れる」の援助方針で支援します。生きる意欲や生活の中のリハビリを大切にした計画にしています。

日々の申し送りや寮務日誌などで情報共有に努めています

日々の申し送りとして朝礼、昼礼、夕礼を実施しています。朝礼は施設長、副施設長、統括科長、副統括科長、フロアリーダー、看護師、栄養士、機能訓練指導員が集まり、1日の流れや変化があった入居者等の情報共有をしています。昼礼は各フロアで行っています。夕礼はフロアリーダーと夜勤者、看護師が参加しています。昨年度から介護ソフトを導入し、利用者の日々の変化や看護師がバイタルチェックを行った利用者の記録等は寮務日誌に入力しています。利用者の物品購入等、細かな情報は申し送りノートに記録し、共有するようにしています。

1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
  • 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の施設サービス計画を作成している
  • 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている
  • 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
  • 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
  • 利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.施設サービス計画に基づいて自立生活が営めるよう支援を行っている
  • 施設サービス計画に基づいて支援を行っている
  • 利用者の意向や状態に応じて、生活の継続性を踏まえた支援を行っている
  • 介護支援専門員を中心に、介護、看護、リハビリ、栄養管理等の職員が連携して利用者の支援を行っている
【講評】
自立した生活を送る視点で作成した施設サービス計画書に基づいた支援に努めています

入所の事前面接では入所の経緯や生活歴、既往歴、服薬、経済状況、日常生活の自立度を聴き取ります。入居者には「やってみたいこと」「困っていること」を、家族には「入居者への希望」を確認しています。事前面接の情報を踏まえ、居室担当者が施設サービス計画書の原案を作成し、利用者の状況を見ながらケアプラン作成会議で多職種が協議し、施設サービス計画書を作成します。利用者や家族の意向と、出来るだけ自立した生活を送る視点を大切にしています。個々の利用者に応じた個別マニュアルである施設サービス計画書に基づいた支援に努めています。

利用者一人ひとりの思いを受け止め、生活の継続性に配慮した支援を行っています

居室は多床室のため一定の制限はありますが、家族の写真や置物を飾ったり、仏壇やテレビを持参する等、今までの生活で馴染んだ物が置かれています。居室担当者は利用者の家族関係、生活歴、嗜好、趣味などを把握し、生活の継続性に配慮した支援を行っています。コーヒーを飲む習慣がある利用者には食後にコーヒーを出し、飲酒や指定場所での喫煙は医師からの制限がなければ自由にたしなむことができます。趣味の手芸やカラオケ、ヘアカットや髪染めなどは理美容のサービスを利用し、今までの暮らしと同様に楽しめるよう工夫しています。

多職種が情報共有を図り、連携して利用者の支援に取り組んでいます

ケアプラン作成会議では介護支援専門員、生活相談員、看護師、管理栄養士、機能訓練指導員、居室担当職員が出席し情報と見解の共有を行っています。施設サービス計画書は入居時と誕生日を起点に、6カ月ごとにモニタリングしています。急な身体変化が見られる利用者にはケアプラン作成会議と同様に多職種でケース会議を行い、施設サービス計画書を見直しています。1日3回の申し送りや介護ソフトを通して各職種間の情報共有を図っています。施設サービス計画書に基づいた支援の結果を多職種で継続的に確認し、必要な支援を見極めています。"

2.食事の支援は、利用者の状態や意思を反映して行っている
  • 利用者の状態に応じた食事提供や介助を行っている
  • 利用者の栄養状態を把握し、低栄養状態を改善するよう支援を行っている
  • 嚥下能力等が低下した利用者に対して、多職種が連携し、経口での食事摂取が継続できるよう支援を行っている
【講評】
その日の体調や献立に応じ食事形態を調整し、美味しく食べられるよう支援しています

食事形態は利用者一人ひとりの嚥下能力を評価したうえで、経口での食事摂取が継続できるように工夫しています。ご飯を軟らかめに炊き常食としていますが、利用者の状態に合わせ粥をミックスさせ食べやすくしています。副菜はミキサー食、ムース食の対応をしていますが、職員がその場で利用者のその日の体調や献立の形状、好き嫌いに応じて刻んだり粘度を調整しています。医師の指示のもと経管栄養、療養食の提供もしています。食事の進み具合や嚥下状態は、1日3回の申し送りで関係各職種が情報を共有し、食形態や提供方法の改善に努めています。

管理栄養士を中心に多職種が利用者の栄養状態を把握し、低栄養の改善に努めています

利用者の食事量や水分量などはその都度記録しています。毎月の身長や体重測定からBMI指数を出し、体重の増減を把握します。定期的な血液検査から栄養状態の指標であるアルブミン値で低栄養になっていないかを確認しています。これらの情報から栄養状態のリスクを判定するための資料である栄養スクリーニングを作成し、管理栄養士が中心に多職種を交え、栄養ケアマネジメント会議を行います。栄養リスクの見直しや、低栄養の利用者への対応等を検討しています。低栄養の利用者には高カロリーゼリーや栄養補助食品などを提供しています。

嚥下状態のリスクを把握しながらも、食べる意欲で嚥下力を引きだす支援をしています

利用者が口から食事を美味しく食べることに力を入れ、毎日食事前に口腔体操をしています。毎週、歯科医と歯科衛生士が来訪し、利用者の口腔内のクリーニングや義歯の状態を確認し、飲み込み状況を判断しています。その結果から食事形態やとろみ量等の助言を得ています。食が進まず嚥下も良くない利用者に食べたいメニューを聞き、好きな丼物等を外注した時には進んで食べ飲み込みも良いことがあり、こうしたことを踏まえ、管理栄養士、関係職種全員で嚥下状態のリスクを把握しながらも利用者の食べる意欲で嚥下力を引きだす支援をしています。

3.利用者が食事を楽しむための工夫をしている
  • 利用者の嗜好を反映した食事を選択できる機会がある
  • 食事時間は利用者の希望に応じて、一定の時間内で延長やずらすことができる
  • テーブルや席は、利用者の希望に応じて、一定の範囲内で選択できる
  • 配膳は、利用者の着席に合わせて行っている
【講評】
入居者の嗜好を反映させ、楽しめる食事の提供に努めています

管理栄養士や担当職員が利用者の喫食状況を把握し、食事の委託業者の栄養士と管理栄養士が献立を作成しています。食材は出来るだけ新鮮で季節の食材を取り入れるようにしています。昨年度はひな祭りに海鮮ちらし、八十八夜に茶そば、十五夜には月見バーグ等の行事食の提供を36回、うどんとそば、カレーの辛い、甘い等の選択食を月に2回から3回実施しています。父の日のビール風ゼリーや、8月のハワイアンメニューではロコモコ丼、バイキングや鍋料理は2回行っています。職員が季節やテーマに沿った飾り付けで食事の雰囲気も盛り上げています。

利用者の人間関係や希望で席を決め、自力で食べることができる環境作りをしています

食事の提供時間は朝食が7時15分から、昼食が11時30分から12時40分、夕食は17時15分から、約2時間としています。受診や体調等による食事時間の変更は衛生上の規定である配膳後2時間を超える場合は、別途食事の提供をしています。食事の席は、利用者の人間関係や相性、介助の状態、車椅子からの移乗のしやすさ考慮し、利用者の希望を確認し決めています。席は定期的に変更し気分転換を図るようにしています。車椅子の利用者は出来るだけ椅子に移乗し、自助食器や滑り止めマット等で、自力で食べることができる環境作りをしています。

利用者の希望を反映し、食べる直前で盛り付けた温かい食事を提供しています

厨房から配膳車で各フロアに食事が運ばれます。ホットジャーに入っているご飯やみそ汁は利用者の着席後、食べる直前に盛り付け、温かい状態で提供しています。外出や通院などの際には2時間まで食事をとり置くことができます。体調不良時は居室で食事をすることもありますが、生活のメリハリやリハビリも考慮し、できるだけ食堂で食べるようにしています。個別の状況に応じ出前を取ったり、外食や家族の差し入れの食事をすることもできます。毎月行う利用者の集まりの「入居者懇談会」では希望の食事を聞きとり、メニューに反映させています。

4.入浴の支援は、利用者の状態や意思を反映して行っている
  • 利用者の意向や状態を把握して、できるだけ自立性の高い入浴形態(個浴、一般浴等)を導入している
  • 入浴の誘導や介助は、利用者の羞恥心に配慮して行っている
  • 認知症の利用者に対し、個別の誘導方法を実施している
  • 利用者が入浴を楽しめる工夫をしている
【講評】
出来るだけ自力で入浴できるよう支援しています

施設の浴場は大浴場・個浴・特殊浴があります。特殊浴を使う利用者は少なく、利用者の9割は2人から3人一緒に入浴する大浴場を使っています。看護師と職員を3人以上配置し、出来るだけ自力で入浴できるよう支援しています。大浴場での入浴が難しい利用者には状態により個浴型介護浴槽もしくは特殊浴槽を使います。個浴型介護浴槽は浴槽壁がスライドし入浴と同時に貯湯を開始するため、湯船に入るときのリスクを軽減しています。週2回の入浴ですが、入浴形態・時間・入浴日の変更は柔軟に対応し、入浴できない場合は清拭を行っています。

羞恥心に配慮し、入浴拒否への対応も丁寧に行っています

入浴時の衣服の着脱は原則として脱衣室や浴室内で行い、前後の利用者と重ならないよう時間配分に配慮しています。1人の利用者に2人の職員が介助し、羞恥心に配慮し、安心して入浴できる支援に努めています。希望があれば同性介助にも対応しています。入浴の拒否については介護されることへの拒否か、裸を見られることが嫌なのか、入浴で嫌な経験があったのかなど、拒否の理由を考慮し対応するようにしています。入浴拒否の強い利用者に相性の良い職員がさりげなく誘い、自然な流れで個別に支援をすることで改善したケースもあります。

コミュニケーションの場として楽しいひと時になる入浴の支援をしています

入浴は清潔保持だけではなく、コミュニケーションの場として利用者にとって楽しいひと時になるようにしています。歌が好きな利用者には一緒に歌ったり、楽しかった事を思い返し話題にするなど、身体を洗い浴槽で温まる間に様々な会話をしています。季節を感じることができるよう、端午の節句には「菖蒲湯」、冬至には「柚子湯」を実施しています。浴槽で菖蒲や柚子に触れ、感触や香りを楽しみながら季節を感じ、体を温め血液の循環を高めることで拘縮がやわらぎます。浴室の温度管理を行い入浴後は水分を充分とり、脱水症を予防しています。

5.排泄の支援は、利用者の状態や意思を反映して行っている
  • 利用者の意向や状態に応じ、自然な排泄を促すよう支援を行っている
  • 排泄の誘導や介助は、利用者の羞恥心に配慮して行っている
  • 研修等によりオムツ交換、トイレ誘導等の排泄介助方法の向上に取り組んでいる
  • トイレ(ポータブルトイレを含む)は衛生面や臭いに配慮し、清潔にしている
【講評】
排泄リズムを把握し、自力の排泄に取り組んでいます

排泄表で排泄リズムを把握しできるだけ自力の排泄に取り組んでいます。昼夜ともおむつを使用する利用者は1割程度です。日中は個々の利用者の適切な排泄のタイミングと排泄方法で対応しています。利用者からトイレに行きたいサインがあった時に排泄表に丸印をつけ、実際に排尿・排便が行われた時だけではなくトイレ誘導しただけの時も記録しています。排泄リズムをこまめに記録することでその日の体調も把握できます。立位・座位が可能な場合はできる限りトイレに誘導し、おむつや尿とりパッドは数種類用意し、利用者の状況により使い分けています。

排泄介助にはプライバシーや羞恥心に十分配慮しています

排泄は健康の指標にもなる大切な行為であり、羞恥心を伴うため、介助には尊厳を傷つけない配慮が必要であるとし、職員は研修等で権利擁護意識を高めています。生活委員会では排泄環境向上のため蓄積してきた経験や、新しい知識を職員に周知すると共に利用者個々の排泄における課題に意見を出し合い、改善に向けた取り組みをしています。おむつを使用することで恥ずかしい思いや皮膚トラブル等の弊害があることを踏まえ、出来るだけ布パンツを使用するようにしています。声掛けや見守りの立ち位置等の工夫でプライバシーへの配慮を徹底させています。

臭いのない施設作りに取り組んでいます

排泄は個別の自然な排泄リズムに応じて実施しているため、おむつの臭い等がなく、居室、廊下、浴室などは消臭効果のある光触媒コーティングを施工していることもあり、施設特有の臭いがありません。トイレやポータブルトイレの清掃は定時と使用後すぐの清掃を行い、常に清潔を保ち気持ちよく安心して使えるようにしています。汚れたおむつは消臭作用のある新聞紙に包んで片付け、臭気に配慮すると共に消臭剤を使用し臭気対策をしています。清潔な生活空間を作ることは大切なことであることを全職員が認識し、臭いのない施設作りに取り組んでいます。

6.移動の支援は、利用者の状態や意思を反映して行っている
  • 利用者の状態や意向に応じ、できるだけ自力で移動できるよう支援を行っている
  • ベッド移乗、車イスの操作など移動のための介助が安全に行われている
  • 利用者が快適に使用できるよう車イス等の環境整備が行われている
【講評】
残存能力の維持向上を図るため、自力で移動ができる支援に取り組んでいます

柔道整体師の資格を持つ機能訓練指導員が寝る、起きる、立ち上がる、膝を伸ばす・曲げる等の普段の生活の中の動作の評価を行い、利用者の心身の状況や残存能力に応じた訓練を実施しています。利用者の状態により見守りや手引き歩行、杖や車いすの使用等で移動できるよう支援しています。杖や車いすの選定や介助方法は多職種が参加する生活委員会で検討しています。毎月のケース会議では個別の機能訓練計画書の目標やプログラムを見直し、持てる力の維持向上のため、できるだけ自力での移動ができる支援に取り組んでいます。

安全な移動や移乗ができるよう介助方法を検討し、周辺環境を整えています

利用者一人ひとりに応じた移動の介助は、生活委員会で機能訓練指導員、看護師、介護職員、生活相談員、介護支援専門員等の多職種で定期的に検討しています。食事では車椅子から椅子に移乗し、座位が取れるようクッションや足台を用意するなどの周辺環境を整えています。利用者の状態によりベッド移乗で2人の職員による介助が必要となった際は、施設サービス計画書に明記し、2人の職員による移乗を徹底しています。入居者の半数が常時車いすを使用しています。車いすを使用する利用者には操作を丁寧に都度説明し、安全に使えるよう配慮しています。

利用者の安全に配慮した快適な移動ができるよう車いすなどを整備しています

居室担当職員は車いすを使用する利用者の様子を確認し、機能訓練指導員に助言を得ながら個々の車いすのフットレスト、アームレストの高さやクッション等の調整を行い、座位姿勢を保てるようにしています。1か月に1回は総点検を行い、車椅子の操作状況やタイヤの空気圧、シートのゆがみやブレーキの作動、破損や汚れ等を確認しています。汚れに応じ布部分は洗剤で洗いタイヤに空気を入れ利用者の安全に配慮した快適な移動ができるようにしています。自走型、介助型、リクライニング型などの車いすが用意され、利用者の状態によって使用しています。

7.利用者の身体機能など状況に応じた機能訓練等を行っている
  • 利用者一人ひとりに応じた機能訓練プログラムを作成し、評価・見直しをしている
  • 機能訓練のプログラムに日常生活の場でいかすことができる視点を入れている
  • 機能訓練指導員と介護職員等の協力のもと、日常生活の中でも機能訓練を実施している
  • 福祉用具は、定期的に使用状況の確認をし、必要に応じて対処をしている
【講評】
個別機能訓練計画書に沿った機能訓練プログラムを実施しています

機能訓練指導員が利用者の身体機能を評価し、個別機能訓練計画書を作成しています。立ち上がり、起居動作、歩行、移動等の身体機能において個々の利用者の目標を立て、その達成のための訓練プログラムと日常生活の中での取り組みを決めています。施設サービス計画書のモニタリングに合わせ多職種とケース会議を行い、個別機能訓練計画書を見直しています。トイレでの動きや食事の姿勢など生活動作の中では自力で行えることを増やし介助し過ぎないよう心がけています。他にも温熱療法で痛みを緩和したり、マッサージ等で心身の機能向上を図っています。

「生活リハビリ」を行い、心身の機能向上を図っています

着替えやトイレなど利用者が日常を生活する上で必要な動作をリハビリとし、自力で出来るように支援する「生活リハビリ」を重点的に取り入れています。機能訓練指導員だけではなく、介護職員、看護師も役割を担い、服を選び着替える動作、整髪する、トイレに行く、食事で机を拭くなどを普段の生活で取り組んでもらうようにしています。「生活リハビリ」を行うことで日常生活の中で身体機能が低下しないよう維持でき、タオルたたみや下膳等の家事を積極的に行うことで役に立っている気持ちや生きがいを感じ、心身の機能向上を図っています。

福祉用具は定期的な点検と清掃を行い、安全で快適に使用できるように努めています

車いす、シルバーカー、杖、スライディングボード等の福祉用具があります。毎月の生活委員会やケース会議では利用者にどのような福祉用具を使用するかを検討し、利用者の意向と状態変化に速やかに対処しています。福祉用具の点検は主に居室担当職員と機能訓練指導員が行っています。平行棒等、リハビリで使用する設備は使用前に点検し、安全確認をしています。各種車いすや電動ベッドなどの福祉用具は定期的な点検と清潔に保つための清掃を行っています。使用する場所などの環境整備を行い、安全で快適に使用できるように努めています。

8.利用者の健康を維持するための支援を行っている
  • 利用者の状態に応じた健康管理や支援を行っている
  • 服薬管理は誤りがないようチェック体制の強化などしくみを整えている
  • 利用者の状態に応じ、口腔ケアを行っている
  • 利用者の体調変化時(発作等の急変を含む)に、看護師や医療機関と速やかに連絡が取れる体制を整えている
  • 終末期の対応をすでに行っているか、行うための準備が行われている
【講評】
日々看護師や職員が健康観察を行い、定期的に医療機関が訪れ健康管理をしています

週2回内科往診が行われ、その他、月2回精神科、週1回歯科の医師が訪れ利用者の健康状態を確認しています。年1回の健康診断受診と毎月体重測定を行っています。看護師はフロアを巡回し、朝夕のバイタルチェック、利用者の表情や行動を観察し、日々の体調変化に即時対応できるようにしています。体調変化が生じた時は直ぐに看護師に知らせ、症状に応じて対処方法を仰ぎ、受診の必要性がある場合は医療機関等に看護師等が付き添います。緊急時は24時間オンコール体制で医療機関につなげ、職員は緊急対応マニュアルに沿った支援をしています。

口腔ケアでの誤嚥防止と、複数の職員が確認を行い誤薬防止を図っています

昼夕2回の口腔ケアは全利用者に実施しています。歯科回診では虫歯治療や義歯状態を確認し、噛める状態を保ち唾液分泌を促進させ、自浄作用を働かせることで誤嚥性肺炎も予防しています。食事前に口腔ケア体操を行い、味わい食べる楽しみが持てるようにしています。薬は看護師が配薬し施錠できる戸棚で管理しています。個々の服薬の時間に応じ看護師もしくは介護職員が服薬介助をしています。服用前に日付、名前、朝・昼・夜の区別を読みあげ、複数の職員と利用者に確認をします。服薬終了後には空の薬袋と名前を確認し、誤薬防止を図っています。

疾患のある利用者が多いため、コロナ感染予防対策を徹底しています

脳疾患、心疾患の他、腎臓、肝臓、代謝疾患がある利用者も多く、今年度のコロナ禍において細心の注意を払い、感染症予防対策を行って来ました。職員のマスク着用、出勤前の検温、手洗い、うがいを徹底し、一つのケアをするたびの消毒や定時の換気を行っています。利用者にも普段以上の手洗い、うがいをしてもらい、食事は席の間隔をあけるなど接触を避けるようにしました。終末期の対応は病院での処置が必要になるまで、施設で対応しています。看取り介護は地域医療機関との支援体制が整い次第、検討することにしていますが現在は行っていません。

9.利用者が日々快適に暮らせるよう支援を行っている
  • 起床後、就寝前に更衣支援を行っている
  • 起床後に洗顔や整髪等、利用者が身だしなみを整える際に支援を行っている
  • 利用者が安定した睡眠をとることができるよう支援を行っている
【講評】
生活のメリハリや気分の切り替え、リハビリ効果等を目的に更衣支援をしています

起床時と就寝時に声をかけ、昼は活動しやすく夜は安眠できるよう、着替えの支援をしています。更衣支援をすることで気持ちも切り替わり生活のメリハリをつけています。支援の前には「これから何々をやりますがいかがですか」等、意思の確認を行い利用者の意向を大切にしています。自立している利用者には自由に服を選んだり、いくつかの服から選んでもらうようにしています。着替えは関節可動域を広げることもあり、生活の中の機能訓練としても行うようにしています。更衣動作の負担が大きい重度の利用者は週2回の入浴時に着替えるようにしています。

身だしなみを整え、気持ちよく過ごしてもらう支援に努めています

利用者の体調や状態によって温かいタオルを提供し、自分で顔を拭いてもらったり、職員が清拭等を行っています。口腔ケアは、朝は希望者に、昼と夕は毎食後実施しています。利用者の状態に合わせて歯磨き、口腔清拭、うがい薬を使い分けています。生活習慣や好みに応じて寝ぐせにはヘアスプレー等を使って髪型を整えます。髭剃りは入浴中に行うようにしています。定期的に訪問美容師が訪れ、利用者はカットやパーマ、ヘアカラーなど好みのおしゃれを楽しみ、希望によって化粧などを支援し、身だしなみを整え気持ちよく過ごしてもらうようにしています。

快適に睡眠できる環境を整え、朝は自然な目覚めを促しています

日中は体を動かす散歩や趣味活動を促し、活動量を増やし、夜間の安眠に繋げ、朝になれば職員が元気よく挨拶することで、昼夜を意識できるようにしています。居室内の照明や室温・湿度等の空調調整、寝具等を配慮し、快適に睡眠できる環境を整え、朝は窓からの光を入れ自然な目覚めを促しています。寝付けない利用者はデイルームで過ごしてもらい、テレビを見てもらったり、時には温かい飲み物を用意したり、職員が話を聞いたりして気持ちが落ち着くよう支援しています。基本的に利用者の行動を制御せず、自由に過ごしてもらうことに努めています。

10.利用者の施設での生活が楽しくなるような取り組みを行っている
  • 施設での生活は、他の利用者への迷惑や健康面に影響を及ぼさない範囲で、利用者の意思が尊重されている
  • 利用者の意向を反映したレクリエーションを実施している
  • 認知症の利用者が落ち着いて生活できるような支援を行っている
  • 利用者の気持ちに沿った声かけや援助を行っている
【講評】
利用者の意思に基づき、その人らしく生活できる支援に取り組んでいます

入所時に聴き取った趣味や生活習慣を尊重し、利用者の意思に基づき生活できるよう支援しています。集団生活での必要な制限を除き基本的に自由に過ごすことができます。喫煙は場所を設定し、医師から止められていない場合は飲酒も健康に影響がない範囲で楽しんでもらいます。食事は嗜好調査を行い、選択食や行事食、バイキングなど多彩なメニューで提供しています。利用者の個別の希望に応じ施設車両で買い物などの外出もしています。暮らしに楽しみや潤いを感じてもらえるよう、その人らしく生活できる支援に取り組んでいます。

サークル活動で会話を楽しみながら多様な活動をしています

書道、遊びリテーション、工作、料理のサークル活動があります。書道では季節に合わせた手本を用意し、短冊作りをしています。遊びリテーションはコロナ禍でしたが利用者同士、間隔をとり体操など楽しく体を動かす活動をしています。工作では折り紙や貼り絵等に取り組み、料理ではホットプレートでお好み焼きを作ったり夏野菜を栽培し、収穫した野菜を調理して食べています。サークル活動は利用者同士も会話を楽しみながら参加しています。体操をしたり、ホットプレートで調理をしている笑顔の利用者の写真が広報誌に掲載されています。

利用者の気持ちに寄り添う支援と、季節行事などで生活に彩りをもたらしています

入居者の約半数が認知症で、見守りが必要になっています。職員は認知症のケアに関する研修を定期的に受け、支援力をつけています。家に帰りたいと訴える利用者に寄り添いながら、施設内や周辺を散歩して気持ちを落ち着かせています。利用者の意向を受け止めながらも気分転換を図り、自然と施設に向かうよう促しています。端午の節句や夏祭り、新年会、節分、ひな祭りなどの季節行事は曖昧になってくる時間の感覚を取り戻します。行事に因む飾りや食べ物などで楽しかった思い出がよみがえり、生活に彩りをもたらしています。

11.地域との連携のもとに利用者の生活の幅を広げるための取り組みを行っている
  • 定期的な散歩や外食、遠出など外出の機会を設けている
  • 利用者が地域の一員として生活できるよう、地域住民が参加できるような行事など、日常的な関わりが持てる機会を設けている
  • 地域の情報を収集し、利用者の状況に応じて提供している
【講評】
コロナ禍で外出の機会が減りましたが、施設周辺の散歩を楽しんでいます

例年、個別利用者の希望に応じ、買い物外出や気分転換をするためドライブ外出をしています。買い物では好みの日用品や衣類を購入したり、コーヒーやケーキを食べたり、ファミリーレストランなどで外食を楽しみます。昨年度はコロナ禍のため買い物外出等、外出する機会が大幅に減少しましたが、自然が豊かな施設の周辺の散歩で桜や秋の紅葉、実りを楽しみました。天気の良い日を選び、ドライブで少し遠出し、季節の移り変わりを感じられるようにしています。職員以外の人との出会いから刺激を受け、日々の生活に活気をもたらすようにしています。

コロナ禍でも地域や人との関わりが少しでも持てるよう取り組んでいます

コロナ禍になる前は地域の学校や幼稚園が施設に訪れ、演奏や歌の披露をしてもらい、利用者との交流がありました。夏祭りには地域の人が手伝いに来てくれたり、傾聴やマッサージなどの多くのボランティアが訪れていました。ボランティアなど多くの人との交流から刺激を受け認知症の進行を抑える効果がありました。コロナ禍になり感染予防のため施設への来訪を制限し、買い物外出は実施しませんでしたが、昨年度ドライブは61回行っています。さらに外食の代わりに出前やコンビニの注文販売を行いわずかでも地域との関わりを持てるようにしています。

楽しめる地域情報を提供していますが、コロナ禍では施設行事を充実させ楽しんでいます

自治会など地域との関わりは予てから深めており、地域の情報を収集し、利用者が地域の一員として楽しめる多くの機会を設ける取り組みをしています。例年は地元の祭りには利用者も出向き、神輿や山車の賑わいを楽しんでいます。祭りに出向いたときには地域の人と挨拶を交わしています。町主催の敬老会に参加したり、地元ホールで開催された寄席の独演会に行ったこともありました。コロナ禍になり地域のイベントが中止になりましたが、職員が一丸となり施設内の行事を充実させました。夏祭りや秋祭りを実施し、屋台やゲームを楽しんでもらいました。

12.施設と家族との交流・連携を図っている
  • 利用者の日常の様子を定期的に家族に知らせている
  • 家族や利用者の意向に応じて、家族と職員・利用者が交流できる機会を確保している
  • 家族または家族会が施設運営に対し、要望を伝える機会を確保している
【講評】
利用者の日頃の様子は手紙やホームページ、広報誌などで知らせています

毎月の請求書や個別支援計画作成時に、利用者の様子を写真と手紙で家族に送っています。電話やメールなどを利用し、利用者の状況を知らせることもあります。ホームページや年3回発行の広報誌「不老の郷」では、利用者の日頃の様子や施設の行事などを写真で紹介し、特にホームページのブログでは活動を楽しむ利用者の生き生きした姿がタイムリーに掲載されています。遠方の家族も直ぐに見ることができ喜ばれています。コロナ禍のため家族の面会制限を行っていますが、リモートによる面談やアクリルガード越しの面会を実施しています。

例年家族会が主催し、利用者や家族、職員が交流する機会を設けています

家族会主催の「ふれあい食事会」が例年開催され、利用者や家族と職員が親交を深めています。春には家族による「春の清掃ボランティア」活動が行われ、網戸やベランダの清掃をします。秋には「秋の清掃ボランティア」活動で居室の清掃を行います。終了後は食事会と懇談会を設け、利用者や家族と職員が交流を深める取り組みをしています。コロナ禍で昨年度は「ふれあい食事会」と「春の清掃ボランティア」活動は中止しました。「秋の清掃ボランティア」活動では16家族が参加し、野外で車椅子や換気扇の清掃を行っています。

家族会からの意見や要望は真摯に受け止め、運営や支援に反映させるようにしています

年2回の家族会役員会では、家族会が主体となって実施する企画の会議をしています。春と秋に行われる家族の清掃ボランティア活動の終了後に家族会の総会をしています。その中で家族から意見や要望が挙げられ、施設に提出されます。利用者支援に関することよりは、利用者の喜ぶ購入品は何かなどの相談が主なものとなっているようですが、出された意見や要望は真摯に受け止めて検討し、施設の運営や支援に反映するようにしています。施設の利用者は地元出身者も多いことから、家族同士も知り合いの関係で和やかな家族会となっています。

【講評】
個人情報の保護を徹底し、プライバシーに配慮した支援をしています

利用者の個人情報の取り扱いは、個人情報保護方針や特定個人情報取り扱い規程において個人情報の利用目的や取り扱いに関する基本方針を明らかにしています。入居時に取り交わす契約書に守秘義務、秘密保持について明記しています。広報誌やホームページ等への写真掲載の可否は聞き取り、取り扱いについて合意を得ています。利用者の生活では居室にはノックしてから入る、声かけをしてから支援を行う等、プライバシーに配慮しています。 入浴や排泄などでは、声かけのタイミングや方法、職員の立ち位置などに十分配慮した支援に努めています。

個人の意思の尊重と、プライバシーへの配慮は全ての支援の前提としています

寮務科マニュアルは、入浴や排せつ、食事の提供など介護の場面ごとのマニュアルを含んでいます。全てのマニュアルには、個人の尊重とプライバシーへの配慮に触れた一文を設け、職員の支援の前提として定めています。マニュアルの手順の中にも、例えば「入浴の楽しみ方は個人によって異なるので、好みやそれまでの習慣を把握し、合わせた入浴ケアをすること」や「食事は自ら選択し、好みのものを召し上がっていただく」などと、支援の場面ごとに個人の尊厳を大切にした対応ができるよう明記しています。

利用者への不適切な関わりを予防し、一人ひとりの意向を大切にしています

職員は個々に「処遇モラル」の冊子を所持しています。「福祉の基本理念をわきまえ尊敬と労りを持って援助を提供し、利用者が施設で安らかに生きがいのある人生を過ごしていただく為に配慮すべき処遇上の考え方」を示しています。就業前のミーティングでは「処遇モラル」の読み合わせを行い、個人の尊厳の厳守を確認しています。「不老の郷虐待の芽チェックリスト」で年2回職員が自己チェックしています。声かけなしの介助や無理強い、意見や訴えへの否定的な態度等をしていないか、自らの支援内容を振り返るようにしています。

1.利用者のプライバシー保護を徹底している
  • 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている
  • 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い、利用者のプライベートな空間への出入り等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている
  • 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
  • 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)
  • 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】
現場に即した詳細な項目を設けたマニュアルを整備し支援や業務の標準化を図っています

食事や入浴、排泄、身体拘束廃止、医務等の場面ごとの手順を示す寮務科マニュアルは、利用者一人ひとりへの対応を丁寧に行うことを明記し、現場に即した支援や業務の標準化を図っています。食事、排泄、入浴等の日常的な支援内容は、詳細な項目を設けています。食事では「配膳・準備」「むせ込みの方、食事量の少ない方の対応」「居室での食事の手順」「エプロンの洗い方」など支援内容を分かりやすく示しています。支援をする前に「自ら選択し好みのものを召し上がって頂く」など利用者の意思を尊重し自立を促す大切さも明記しています。

各委員会活動で業務の見直しや改善を行い、マニュアル類に反映しています

研修、業務改善、衛生、安全、感染症対策、事故対策、権利擁護などの委員会では、現在行われている業務の見直しや改善を行っています。新規に取り組む必要がある業務は目的や理由、着手手順を検討し、実施する場合は経過の報告とその経過内容の検討を行っています。それぞれの委員会が作成したマニュアル類は定期的な見直しを行い、改善策は次年度のマニュアルや事業計画に反映しています。その例として事故対策委員会はヒヤリハットや事故報告書の内容を分析し、危険度が高い場面や状況を定期的に一覧表にまとめ、事故の再発防止に取り組んでいます。

様々な取り組みによりサービスの向上を図っています

現場の意見をくみ取り、介護ソフトや介護機器を導入し、記録の効率化や職員の身体的な負担を軽減してきています。身体拘束等適正化及び権利擁護、認知症ケア、プライバシー保護、褥瘡予防、感染症予防等の内部研修を毎月行い、介護技術習得のための研修も繰り返し行うことで、職員の知識や技術を向上させています。コロナ禍でも家族の要望に応え、オンラインや感染対策を徹底し時間制限を行い、面会を実施しています。コロナ対策をしたうえでの行事の実施等、新たな試みや様々な業務改善を図り、サービスの向上に取り組んでいます。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている

事業者のコメント

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評価情報

【評価実施期間】

2022年7月1日~2022年11月10日

【評価者修了者No】

H0303015,H1401007,H1301020

評価結果のダウンロード

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