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評価結果 利用者調査とサービス項目を中心とした評価手法

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令和04年度(2022年度) 就労継続支援B型
法人名称
特定非営利活動法人たしざん
事業所名称
たしざん福祉作業所
評価機関名称 一般社団法人コーパス

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 1)障がいを持っていても出来ることを一つ一つ増やしていける事
2)利用者さんの適性に合わせたお仕事の提供
3)楽しい、やりがいがあると思える作業の提供
4)住み慣れた地域での社会参加を目的とする作業の提供(農福連携、パンの製造販売など)
5)支援学校を卒業後も作業を通して、学校時代と変わらぬ読み書き、計算の習得 
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 1)利用者自身が自ら輝いていけるように職員は黒子に徹しながら支援をすることを理解する。
2)農福連携やパンの製造販売を通して根気強く、出来る事を一つ一つ増やして行けるように支援をする。
3)チームたしざんの一員としても自覚を持つこと。 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) (1)と大きく変わらないが、支援者自身も楽しくやりがいをもって支援にあたること。
工賃向上や支援方法の工夫の為にも常に新しい発想が出るようにアンテナを張っていくこと。 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 地域とのつながりを大切にしながら、各種事業を展開させ、地域の中に多くの出会いと集いを創りだしている
  • 一人ひとりの利用者が輝ける人となるため、良き伴走者でありたいと願いながら、支援を行っている
  • 障害者を抱える家族の立場・専門性のある支援・一人ひとりの強みを活かした取り組みが三位一体となって成功している
さらなる改善が望まれる点
  • 今後の事業所の継続的な発展を遂げるため、一旦手を休めて役職員一同話し合いの時間を持つ余裕が欲しい
  • 事業所の魅力を再認識し、利用者目線に立った広報・宣伝の方法や内容を再検討されたい

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 利用者・家族からのクレームや苦情に対し、誠心誠意で対峙している

 利用者が都市型農福連携で地域社会の一員として社会参加ができるよう支援している。

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:
  • 調査方法:アンケート方式  
    アンケートと聞き取りの併用で実施。評価機関が事業者を通じて利用者に間接手渡しする形で配布。記入された調査票は、封緘のうえ、所内に置かれた施錠された回収箱に投函、後日評価機関が施設に出向き、回収箱ごと回収。聞き取りは評価者2名が事業所に出向き実施。
  • 利用者総数: 20人
  • 共通評価項目による調査対象者数: 20人 (アンケート方式6人 聞き取り方式14人)
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 16人 (アンケート方式6人 聞き取り方式10人)
  • 利用者総数に対する回答者割合(%): 80.0%
  • 調査項目: 共通評価項目
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
16/20
4~17は選択式の質問のため、該当項目のみ掲載しています。
1.利用者は困ったときに支援を受けているか
はい
81%
どちらともいえない
13%
無回答・非該当
6%
 
いいえ:0%
2.事業所の設備は安心して使えるか
はい
94%
いいえ
6%
 
どちらともいえない:0%  
無回答・非該当:0%
3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか
はい
63%
どちらともいえない
19%
いいえ
19%
 
無回答・非該当:0%
16.【就労継続支援B型】
事業所での活動が働くうえでの知識の習得や能力の向上に役立っているか
はい
75%
いいえ
6%
無回答・非該当
19%
 
どちらともいえない:0%
17.【就労継続支援B型】
工賃等の支払いのしくみは、わかりやすく説明されているか
はい
94%
いいえ
6%
 
どちらともいえない:0%  
無回答・非該当:0%
18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
63%
どちらともいえない
19%
いいえ
19%
 
無回答・非該当:0%
19.職員の接遇・態度は適切か
はい
75%
いいえ
6%
無回答・非該当
19%
 
どちらともいえない:0%
20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
69%
どちらともいえない
19%
いいえ
6%
無回答・非該当
6%
21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
88%
どちらともいえない
6%
無回答・非該当
6%
 
いいえ:0%
22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
はい
88%
どちらともいえない
6%
いいえ
6%
 
無回答・非該当:0%
23.利用者のプライバシーは守られているか
はい
88%
どちらともいえない
6%
無回答・非該当
6%
 
いいえ:0%
24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
はい
63%
どちらともいえない
13%
無回答・非該当
25%
 
いいえ:0%
25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
81%
どちらともいえない
6%
いいえ
6%
無回答・非該当
6%
26.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
69%
どちらともいえない
13%
いいえ
6%
無回答・非該当
13%
27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
63%
どちらともいえない
13%
いいえ
13%
無回答・非該当
13%
評点のレーダーチャートを表示する


サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • 利用希望者には、パンフレットと月毎に発行されるニュースを提供している
  • 法人生まれのキャラクターが作業所を親しみやすさを倍増させている
  • 最初の接触や利用前の説明には手間暇を惜しまない
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 繰り返し行われる利用説明は常に相手の目線に合わせながら進められている
  • 正確に集めた情報は職員間で共有し、利用後の支援に活かしている
  • 体験利用を通じて不安やストレスを軽減し、前向きな本利用につなげている
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
10/10
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • 記録をベースにした支援の組み立てと実践を行っている
  • 利用開始後に作られる支援計画はその後6ヶ月毎に更新されている
  • クラウド型の記録システムを導入することで利便性と安全性を確保している
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
22/22
  1.個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている
個別の支援計画に基づいて支援を行っている利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者一人ひとりに合わせたツールを用いて、利用者との意思疎通を図っている
  • 事業所内にイベントの案内や支援団体のニュースレターを掲示し、情報提供に努めている
  • 職員が柔軟に対応することで、利用者が孤独にならない空間を提供している
  2.利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている
利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている【食事の提供を行っている事業所のみ】<BR>利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者からの意向をもとに、事業所内での決まりごとの見直しや変更を行っている
  • 利用者の意見を踏まえ、感覚特性に配慮し過ごしやすい環境を提供している
  • アレルギーに配慮し、季節を感じられる旬の野菜を取り入れた食事を提供している
  3.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】<BR>服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 就労前と就労後にミーティングを行い、健康状態の把握や注意事項をお知らせしている
  • 利用者の健康状態について、家族や支援者と情報共有を行い支援に活かしている
  • 新型コロナウイルスのワクチン接種や健康診断受診の同行支援を行っている
  4.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】 詳細はこちら
  • 家族との協力関係が大切と考え、連携しながら利用者の作業スキル向上に努めている
  • 家族との情報をもとに支援を提供することで、利用者が働きやすい環境を整えている
  • 家族と真摯に向き合い、要望や想いをしっかり聞き切る姿勢を貫いている
  5.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 地域住民を巻き込んだイベントを企画、利用者と地域住民をつなぐ役割を果たしている
  • 「たしざん通信」発刊やブログ、SNSを通して、積極的に地域の情報を提供している
  • 利用者と地域住民のつながりが増えるよう、地域の中に飛び込み根強くPRを続けている
  12.【就労継続支援B型】就労の機会の提供や、知識の習得及び能力向上のための支援を行っている
自発的に働きたいと思えるような取り組みを行っている働くうえで、利用者一人ひとりが十分に力を発揮できるよう支援を行っている工賃等のしくみについて、利用者に公表し、わかりやすく説明している受注先の開拓等を行い、安定した作業の機会を確保できるよう工夫している商品開発、販路拡大、設備投資等、工賃アップの取り組みを行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 事業の拡大や業務の見直しを常に検討し、工賃アップに向けての方法を模索している
  • 利用者の強みに着目し、得意を活かした作業を行ってもらっている
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.利用者のプライバシー保護を徹底している
利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 外部との利用者情報のやりとりは必要最低限にし、プライバシー保護を徹底している
  • ありのままに受容し、自分本位で生活できるような環境づくりをしている
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • 統括的マニュアルではないが、その場その時に適したメモが置かれている
  • いつも現場に目を向け、アイデアやヒントを探して事業所の毎日を送っている
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
1.現状分析(令和4年度)
①職員会議などを通じて職員との情報共有が必要
②利用者目線に立って、たしざん通信、HPなどを通じて広報・宣伝の内容を再検討
2.改善計画(令和4年度末時点)
①職員会議で役割分担の具体案を協議サビ管と管理者を分けてツートップ体制として、
 職員間・利用者・役員とのコミュニケーションを充実することを決定
②第三者評価の実施結果及び改善計画を以下の通り公開
 ・HPに令和5年3月末掲載
 ・たしざん通信令和5年4月号に掲載
3.実施状況(令和5年度末時点)
①今年度は昨年度の実績も踏まえて協議をした結果、管理者とサビ管を一体化し、
 その上で理事長代理職員(新設)が更なる管理体制を整えていく事とした。
 法人の理念・特色・職員の長所・役割については、新規採用者から順次OFTとして、
 理事長研修を通じて伝えて行く事とし、徐々に成果を上げている。
②昨年度の公開に加えて、チラシの作成の内容に利用者の声を盛り込む事、
 店頭販売時に製造利用者のチラシを掲示する事を新たに付け加えている。
評価者 修了者No.H1801046   修了者No.H2001095   修了者No.H2001096    
評価実施期間 2022年6月7日~2022年10月15日

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