評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
〇理念 子ども一人一人の生きる力を育み、未来に夢や希望をもてるように家庭・地域社会と連携して、教育・保育を一体的に行う。 〇基本方針 1.「4つの約束」を基本として教育・保育を実践し、生きる力を育む 2.人権尊重の精神に立ち、一人ひとりを大切にし、みんなと一緒に豊かに育ちあう環境をつくる。 3.子どもが健康で安全な園生活を送るために、家庭・地域社会との密接な連携を図る 4.食育の実践を通して、子どもの「食を営む力」の基礎を培う 5.地域子育て支援に積極的に取り組む 〇基本目標 1.いいあたま 2.やさしいこころ 3.じょうぶなからだ 4.がまんづよいこ
職員に求めている人材像や役割
〇清潔が第一で笑顔とあいさつを忘れない。 〇服務規程を理解し守ること 〇クラスの中、学年、園全体で情報を共有するよう努め、困ったことや迷ったときには相談をする。 〇お互いの意思を尊重し、そのうえで意見を言い合う関係をつくる 〇子どもに対して常に内面を見ようとし、個々の発達を見ながらクラス全体の保育につなげる努力をする 〇子どもに対して虐待を疑うようなかかわり方は絶対にしない 〇保育教諭、看護師、給食職員、事務などそれぞれの職務を全うし、お互いの職域を尊重して行動する
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
〇自分たちは常に子どもの命を預かっているという意識をもつ。 〇ひとり一人の月例や年齢、性格により発達が違い、かかわり方もここに代わってくることを十分に踏まえ保育を行う。 〇自分の理想のために子どもを動かそうとせず、目の前の神殿も姿を見てかかわる。 〇職員同士、お互いを認め合い、尊重しあえるような気持ちを持ち、接する。 〇保護者に対して、要求や批判をするのではなく、保護者の心に寄り添い、共に子育てをしていく気持ちをもつ
全体の評価講評
特によいと思う点
開園からの教育・保育の積み重ね、職員集団の結束、地域社会の理解など、教育環境として落ち着いてきた。保護者の生活スタイルは違っても、自分の子どもの成長が気になるのは同じであり情報は公平に伝えていくというスタンスを通しつつ、手伝い等の協力を求める際には配慮することで、掲げた理念の具現化と浸透を目指している。
新たな職員体制のもと、職員同士のかかわりや各自の様子を管理職が常によく観察し、相談にのるなどの努力をした。人的環境という子どもにとって大きな影響を与えうる職員同士の人間関係の重要性に鑑み、保育実践にとどまらず様々な悩みも開示し合える雰囲気作りを継続してきたことは、今後の園運営の基盤作りという意味で大きな意味を持つ。
日々の教育・保育を通した子どもの姿や保育士の関わりは、日誌に記録している。記録の内容や書き方には、保育士の意識や動き、どんな点に留意して子どもの様子を見ているのかなど、保育士の姿勢がよく表れている。子どもの心の動きを捉えたものや、発した言葉から子どもの好奇心や発見を感じとるものなど、子どもの内面を捉えて育ちを伝える記録がある。その背後には、日誌に対する細かな指導が振り返りのきっかけ作りとなっているという要因がある。書き方・言葉の用い方に対する指導が、考え方や行動の変化として表れている。
さらなる改善が望まれる点
各種訓練や安全な保育環境の維持に向けた取り組みを継続的に行うことで、職員の安全に対する意識や実際の対応力の向上を図ってきた。豪雨を含め頻発する自然災害の存在を前提とするならば、子どもの安全と同様、職員の安全の確保も事業の継続性のためには不可欠となる。どのようなリスクが存在し、どのような対応策が必要となるのか、課題の抽出や整理を行い、被害の最小化や早期の復旧を目指した取り組みを、今後も進めていくことを課題としている。
近隣の公園に散歩に出かけるのは、日常的になっている。世代間交流などに対しては、意欲を持っている。ただし、新型コロナウイルスの感染という社会状況を踏まえると、活動のあり方には検討すべき要素が出てくる。つながりにより何を目指すのかを踏まえた上で、どのような活動のあり方が考えられるか、検討していくことを課題としている。
教育・保育を行うための計画の作成、実行、振り返りのプロセスがある。「振り返り」は「評価反省」として位置づけ、手続き的な、あるいは、段取りに関する反省の後に、評価が行われている。それぞれの取り組みにおいて設定した「ねらい」に基づく振り返りは、振り返りそれ自体や次に実行する際の内容の充実につながっていく。今後も、計画、実行、振り返りのプロセスの充実を図っていくことを課題としている。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:複数児利用世帯は最低年齢児1人を対象として実施世帯数を絞った上で、実施。
- 調査方法:アンケート方式
調査の趣旨や回答方法、QRコードなどを記した案内を園を通じて配布。保護者は各自のメールアドレスに送られるリンクを参照してウェブ上のシステムにアクセスし、回答。 - 有効回答者数/利用者家族総数:37/111(回答率 33.3% )
総合的な満足度としては、「満足」63%、「まあまあ満足」25%、あわせて88%という結果となった。
アンケート結果
1.運動や休息の配分は、子どもの発達の状態や在園時間に応じて工夫されているか
回答者の81%が「はい」と回答した。
2.園での活動は、子どもの教育や心身の発達に役立っているか
回答者の94%が「はい」と回答した。
3.園での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか
回答者の91%が「はい」と回答した。
4.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか
回答者の94%が「はい」と回答した。
5.園の生活の中で、身近な自然や社会と十分関わっているか
回答者の77%が「はい」と回答した。
6.保育時間の変更が急きょ必要になった場合、開園時間内において、園の可能な限り、柔軟に対応されていると思うか
回答者の69%が「はい」と回答した。
7.安全対策が十分取られていると思うか
回答者の94%が「はい」と回答した。
8.園の活動に保護者が参加しやすいよう、工夫されているか
回答者の72%が「はい」と回答した。
9.子どもの教育・保育について家庭と園に信頼関係があるか
回答者の81%が「はい」と回答した。
10.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか
回答者の84%が「はい」と回答した。
11.職員の接遇・態度は適切か
回答者の91%が「はい」と回答した。
12.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
回答者の94%が「はい」と回答した。
13.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
回答者の67%が「はい」と回答した。
14.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
回答者の77%が「はい」と回答した。
15.子どもと保護者のプライバシーは守られているか
回答者の87%が「はい」と回答した。
16.教育・保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか
回答者の84%が「はい」と回答した。
17.利用者の不満や要望は対応されているか
回答者の88%が「はい」と回答した。
18.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
回答者の35%が「はい」と回答した。
組織マネジメント分析結果
◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合は
で、実施できていない場合は
で表しています。
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
- 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
- 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
- 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
利用者アンケートから保護者の意向を収集している
発表会アンケートや調理室アンケートなどで保護者意見を集約するほか、第三者評価の利用者アンケートも活用している。これは、園に直接伝えづらいことを率直に意見できることもあって、保護者も協力的である。保護者の要望や提案は職員会議や連絡会議で共有し、必要に応じて改善策を取る体制がある。現在は乳児棟の保護者からは成長して本園舎に移ることへの不安や、今後園舎建て替えに際しての仮園舎での保育についての不安等があるため、説明会で伝えたり、園だよりでお知らせすることで理解と不安解消を目指している。
1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
- 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
- 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
- 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
- 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
- 事業所の経営状況を把握・検討している
- 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
- 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
- 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
- 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
- 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
苦情解決のしくみを整え、第三者委員等の窓口も明示されている
苦情解決制度について、苦情解決までの流れを玄関前に掲示し、受付担当者、解決責任者、第三者委員の氏名・電話番号が明示されている。また、入園のしおりにも記載し、保護者が苦情解決について家庭で確認することができる。このほか意見箱の設置や保護者からの要望や苦情などは、連絡ノートや送迎の際に直接お話しすることからも得ている。
1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
- 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
- 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
- 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
- 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
- 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
- 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
- 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
- ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
- 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
- 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
- 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
安全な施設環境の維持に取り組んでいる
子どもの安全確保のために、避難訓練と通報訓練を定期的に実施している。全員緊急時の役割分担を決定し、また、災害等を想定した保護者の引取り訓練には一斉メールを配信し、実施している。、不審者対策として入り口の電子錠と保護者用IDカードの所持を行い、来訪者は台帳に記帳することで来訪の趣旨を確認している。そのほか、事故発生時は事故報告書を作成し報告する。その際には、なぜ事故が起きたのか原因を探り、改善策をいつまでにとるかを明確にすることで、再発防止につなげている。
個人情報保護規程に則り、関係者には取り扱いについて明示している
個人情報保護規程を定め、個人情報の利用目的を園のしおりに明示している。入園時には個人情報の取り扱いについて保護者へ説明し、個人情報保護に関しての書面に署名をいただく他、実習生やボランティア等に対しては、オリエンテーション時に説明している。職員に対しては、年度始めの職員会議で「職員の心得」を配布し、個人情報保護方針について周知するとともに、日常的には個人情報に関わる書類等は施錠できる書庫で管理している。開示請求があった場合には開示の可否を決定し開示する体制があり、実際に1件の情報開示を行ったことがある。
1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
- 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
- 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
- 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
- リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
- 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
- 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
- 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
- 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
- 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
園長と職員のコミュニケーションにより人材育成につなげている
経験を積んだ職員と新任または経験の浅い職員でペアを組むことで、人材育成につなげている。園長は職員一人ひとりの取り組みをチェック表で確認し、日常の施設見回り時や見かけたその場面において職員に声かけや面談をすることでコミュニケーションを図っている。これらは、経験の浅い職員も気づきを得たり励みになったりしている。
1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
- 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
- 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
- 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
- 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
- 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
- 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
- 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
- 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
- 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
- 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
- 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
- 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
- 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
新たに入職した職員の構成比率が高くなったため、日頃の意思疎通を意識的に行うことを課題とした。これは、園長をはじめとして、職員が大幅に変わることは人間関係にも大きな変化が生じるということであり、そのため、当該年度をお互いがお互いを知る年度として位置づけた。そして、意識的な取り組みにより、新たな人間関係が日々のコミュニケーションの中から形成されていった。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
一定程度の成果を上げたと同時に、取り組みの過程を通じて新たに職員体制の変化も生じた。また、職員同士のかかわりや各自の様子を管理職が常によく観察し、気になる様子を捉え、相談にのるなどの努力をした結果、年度末までしっかりと勤め上げることができた職員もいた。人的環境という子どもにとって大きな影響を与えうる職員同士の人間関係の重要性に鑑み、保育実践にとどまらず様々な悩みも開示し合える雰囲気作りを継続してきたことは、今後の園運営の基盤作りという意味で大きな意味を持つ。
2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
園内の環境整備を課題として設定した。園庭には自然が多く、子どもがのびのびと遊ぶことができる。また同時に、園舎自体の築年数が経過しており、整備が必要な面もあった。まずは、環境作りに必要なものを購入することで、既存の設備をもとに現状の更新を進めた。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
環境整備については一定程度の進捗が見られたものの、まだまだ「手を入れなければならない場所も多い」「修繕をしなくてはならない箇所もある」という自己評価である。それでも、解決には予算面の問題を含め時間を要するものである。また、課題に基づく向上を図る取り組みが、職員の意識の向上や共有につながっている。
サービス分析結果
【講評】
園への理解が深まるようにホームページにより情報発信をしている
ホームページは、入園を希望する保護者や地域向け広報の役割と、保護者向け情報伝達の役割があり、近年のスマートフォンの普及により、保護者には紙面によるお知らせとホームページからの情報入手が定着している。保護者専用ページはパスワードを入力することで閲覧でき、写真も掲載し、園での取り組みや子どもたちの様子を伝えている。情報は月に一度更新し、地域向けにはホームページ内の「掲示板」や「お知らせ」で子育て支援の情報を発信し、育児サークル「いちご組」等の参加者等、ホームページで情報を得ての参加が定着している。
個別の状況に応じて見学・問い合わせに対応している
見学希望者に対しては、園長・主任を主な対応者としつつ、見学者の希望を踏まえて柔軟に対応している。見学時には、ニーズに応じて、施設案内とともに保育の考え方や進め方などについて説明し、また、園の保育のみならず子育て全般に関する質問にも応じている。特に、定員を上回る人数の見学者(入園希望者)があり、また、制度上も、必ずしも見学や入園希望が入園に結びつくわけではないが、今後利用する教育・保育施設について理解してもらうために、園の仕組みや教育・保育全般について説明を行っている。
1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
- 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
利用に関連する手続き、利用上の留意事項について説明している
幼稚園機能と保育園機能を一体的に提供する幼保連携型の認定こども園として、主に幼稚園機能を利用する方の「キンダーコース」、主に保育園機能を利用する方の「ナーサリーコース」を設け、それぞれの利用対象者に向けた入園のしおりを作成し、配布している(後者については乳児・幼児それぞれ向けに作成・配布)。入園説明会では、しおりを用いて、園の概要、本園の目的、保育のねらいや内容などのほか、登降園に関する諸注意などについて、説明している。その上で、それぞれの年齢に応じて詳細について説明し、面談などで補っている。
新たな環境で安心して過ごせるよう支援している
健康状態については、既往歴や予防接種の状況、体質的な特徴、アレルギーの有無などの点を中心に児童票に記録している。入園までの生活状況については、食事、睡眠、排泄、清潔、着脱、表現・理解などの言葉の発達状況などの項目に沿って個別の状況を記録している。入園直後は、特に0歳児の場合、一人ひとりの生活リズムを重視し、新しい環境における不安や思いを受け止め、安心できる大人(保育者)とのかかわりの中で徐々に慣れ、好きな遊びや場所を見つけられるように支援している。
1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
- サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、子どもの指導・援助に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
- サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
各年齢に応じた指導計画を作成し、実践を経て見直しを行っている
国が定めた幼保連携型認定こども園教育・保育要領、法人・園として設定した基本理念、基本方針、基本目標などを踏まえて、園として進めていく教育・保育の内容・方向性について、教育・保育課程としてまとめている。その上で、教育・保育目標を具体化する実践計画として各年齢ごとに指導計画を作成している。計画は、子どもの様子を踏まえて、定期的に会議で検討し、振り返り・見直しを行っている。
計画に基づく教育保育の実施と子どもの育ちを記録し、必要な援助につなげている
各クラスでは、月間・週間の各指導計画を作成し、目標を踏まえてねらいを設定し、予想される子どもの姿・活動を踏まえて環境・構成上の取り組み内容、必要な援助・配慮などを明らかにして、保育者によるかかわりと子どもの様子を記録している。その上で、養護・健康・人間関係・環境・言葉・表現の各領域における子どもの育ちを確認し、必要な援助を提供している。計画に基づく教育・保育の実施の経過については、クラスだよりや保護者会、面談などを通して保護者に伝えている。
1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
- 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画(教育課程を含む)や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
- 指導計画は、全体的な計画(教育課程を含む)を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
- 指導計画は、子どもの様子や子どもを取り巻く状況に即して、指導の過程についての反省や評価を行い、作成、見直しをしている
- 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
- 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
- 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している
- 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 指導計画に沿った具体的な指導・援助内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 指導計画の内容や個人の記録を、指導・援助を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 申し送り・引継ぎ等により、子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
- 職員一人ひとりが指導事例を持ち寄り、話し合う場を設けることで職員の専門性を高め、一人ひとりの幼児理解を共有化している
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた指導・援助を行っている
- 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで指導・援助している
- 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
- 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
- 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の教育・保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう指導・援助している
- 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
- 小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、指導・援助している
【講評】
保護者の疑問や不安の解消、小学校への情報提供などを行っている
生活の中で数や文字に触れ、時間の流れを理解し、また、成功体験を積み重ねることで「自分のことは自分でできる」力を育んでいけるよう、環境上の工夫や意識的なかかわりを行っている。そして、様々な体験を通して成長した子どもの姿を記録としてまとめ、進学先の小学校に提供している(こども要録)。保護者に対しては、就学に備えた準備や心構えなどについて説明し、疑問や不安の解消を図っている。
2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した教育・保育を行っている
- 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
- 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう指導・援助している
- 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
- 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
保護者との情報共有、休息時間の設定などにより、生活の安定を図っている
登園の際は個別に声をかけ、家庭での食事や睡眠などの状況、体調などを確認し、必要な場合はそれらを踏まえた対応につなげている。お迎えの際は、当番職員を中心に、保護者一人ひとりに対し日中の子どもの様子を伝えている。休息については、長時間に渡る生活における身体を休める時間として捉え、家庭での生活リズムを考慮しながら個々の状況に応じて柔軟に対応している。
成長・発達に応じて、基本的な生活習慣を身につけられるよう援助している
食具の持ち方、トイレの際の一連の動作、衣服の前後裏表や靴の左右の認識、服をたたむ、手洗いやうがい、挨拶や気持ちの良い返事など、食事や排泄、着脱、衛生・健康の維持、日常生活上の他者との関わりなどの点については、一人ひとりの年齢発達に応じて、子ども自身が意識できるように必要に応じて声をかけたりするなど、日常の中での積み重ねを通して基本的な生活習慣が身につくよう、支援している。
3.日常の教育・保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
- 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
- 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう指導・援助している
- 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉による伝え合いを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
- 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
- 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている
- 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
大人とのかかわりの中で言語を獲得している
乳児での指先を使った運動では、保育者とともに探索活動を楽しみ、また、身の回りのことに興味を持ち、楽しみながらやることで、達成感を感じている。身体の使い方に成長が感じられる姿がある。また、絵本の語尾や一緒に話しかけるシーンなどを覚えて、その中から発語していく姿もある。保育者とのやりとりを通して発語や難語に興味を持ち、また、絵本や歌を通して言葉に触れ、徐々に豊かな言葉の世界が広がっている。
それぞれの育ちに応じて言葉を介したかかわりが広がるよう援助している
子どもの思いを受け止め、言葉や表現を大人が示したり、自分で表現しようとする思いに寄り添い、徐々に言葉や表現を身につけて言えるよう、丁寧にかかわっている。子どもが真似て模倣しようとしたりできるように、ゆったりとした発音をしたり、歌や遊びを通して様々な言葉に触れたり、思ったことやして欲しいことを言葉で伝えられるよう、待ち、言葉を添えるなどじっくりとかかわったり、人の話をしっかりと聞けるよう、一対一のかかわりや言葉の橋渡しをしたりしている。発達に応じて、言葉を介した他者とのかかわりが広がるよう、援助している。
4.日常の教育・保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
- 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
- みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
【講評】
準備段階から期待を持ち、楽しめるような行事を行っている
多様な行事の実施を通じて、多くの子どもが参加して達成感を味わえる機会を設けている。準備段階から子ども自身で話し合ったり、調べたり、必要なものを用意したりすることを通して、「やってみよう」とする気持ちを引き出し、楽しさを知らせ、子どもの自信や興味、好奇心を活かしながら意欲的に取り組めるようにしている。
5.在園時間の異なる子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
- 在園時間の異なる子ども同士が楽しく遊べるよう配慮をしている
- 在園時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
- 在園時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
当日の子どもの人数を踏まえてクラスを分け、ゆっくりと過ごせる環境を設定している
長時間園に滞在する子どもの心身の状況を踏まえ、活動と休息のバランスに配慮している。特に、夕方以降も園で過ごす場合は、当日の子どもの人数を考慮してクラス分けを工夫し、ゆっくりと過ごすことが出来る場や遊びを提供している。
6.子どもが食事を楽しめるよう配慮している
- 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
- 園で提供する食事は、メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
- 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
- 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
【講評】
食に対する関心を育んでいる
担任と調理室職員とで協力して、食に対する関心を育む活動を行っている。収穫した野菜を使っておにぎりを作り、食べる、自分で選んだり調理する楽しさを味わうなど、実体験を通して楽しさや美味しさを味わっている。魚をさばく様子を見たり、食材について教えてもらったりもしている。
アレルギーなど食の安全性に留意している
間違った対応により命にかかわる危険があるということに対する認識を、職員に徹底させている。給食提供時には、専用のトレーの上に専用の器をのせ、そこには対象児の名前を明記している。専用のテーブルを使用するが、皆と一緒に食べているという気持ちを持ちながら楽しく食事ができるように、できる限りほかのテーブルに近い所に設置して、側には必ず職員が座り、安全に食べることが可能となっている。
7.子どもが心身の健康を維持できるよう指導・援助している
- 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように指導・援助している
- 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
- 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組みを行っている
【講評】
病気やけがを防ぐための取り組みを行っている
年間計画に基づき、健康や清潔の維持、安全などについて各クラスで指導している。保健指導では、手洗い・うがいの大切さなどについて伝えている。気温に合わせた衣服の調節への意識を養い、また、自分の身体の仕組みに対する理解を深め、望ましい生活リズムのあり方についても意識を持てるように働きかけている。安全面については、日常的には、園庭を使う上で約束事や遊具の正しい使い方、プールの約束事などについて全員で確認し、元気に楽しく遊べるよう意識付けを行なっている。
衛生・健康管理に関する情報を随時提供している
感染症が発生した際は病名などを掲示し、発生状況や注意事項などについて保護者に対し周知している。新型インフルエンザなど区役所や保健所などから資料の提供があればその都度配布し、注意の喚起を図っている。
8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
- 保護者には、生活形態や子育ての考え方の違いなど、個々の事情に配慮して支援を行っている
- 保護者同士が交流できる機会を設けている
- 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
- 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
- 保護者の養育力向上のため、園の教育・保育の活動への参加を促している
【講評】
保護者会において成長発達に応じた話題で意見交換や助言を行っている
保護者会では、成長発達に応じたテーマで意見交換したり、子育てでの困りごとに対して助言し合う場合もある。5歳児クラスになると、就学に向けて行っている小学校との交流、園外保育交通や安全教室を通して交通ルールや公共マナーについて子どもと考えながら過ごしていること、普段の登降園の道中でも、道の歩き方を確認しながら歩いてみるようにアドバイスすることもある。
9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
- 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
- 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
近隣との交流の充実を検討していく方針である
感染症対策を優先し、地域との交流は休止している。近隣の公園に散歩に出かけるのは、日常的になっている。世代間交流などは、今後検討していく方針である。
【講評】
個人情報の取り扱いについて、同意を踏まえて対応している
教育・保育の実施のために収集した子どもに関する情報については、利用目的を明確化した上で、適切な取り扱いを図っている。来訪者を含む他者の目に触れる可能性のある場合(園内での掲示や展示など)、家庭に持ち帰る場合(緊急連絡網や卒園アルバムの記念写真など)、都や区などの公的機関への情報提供の場合などについては、その必要性について説明し、事前に同意を得た上で実施している。
権利擁護について継続的な指導や学びを行っている
子どもの権利擁護について、全職員に配布している「職員の心得」の中で明示している。日々の保育では、園長、主任が各クラスを巡回し、職員の言動に注意を払っている。会議においても、どのような行為(言動)が虐待にあたるのかについて検討・確認を行い、共通認識を図っている。そして、マニュアルを活用して、自己の言動を振り返り、対応の見直し・向上を図っている。そのほか、区の研修に全職員が交代で参加し、早期発見について学習している。
1.子どものプライバシー保護を徹底している
- 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
- 子どもの羞恥心に配慮した指導・援助を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
- 日常の教育・保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
- 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した指導・援助を行っている
- 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
マニュアルを整備し、手順等を明確にしている
職員には「職員の心得」を配布し、業務についてはマニュアルを整備して、手順を明示している。衛生管理、ノロウィルスなど感染対策ガイドライン、保育安全、安全防災、消防計画、事故防止などのマニュアルがあり、保育室、職員室など利用しやすい場所に保管し、必要に応じて確認できるようにしている。
学期末や年度末に見直している
懇談会やアンケートで出された保護者の要望や提案や、職員一人ひとりが改善した事例などは、月1回の職員会議で話し合い、意見交換を実施している。また、学期末や年度末に振り返りの機会を持ち、教育・保育や園運営の基本事項や手順を見直している。その結果は次年度の指導計画や事業計画に反映する仕組みとなっている。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている
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【講評】
保育理念と保育方針をホームページに明示し、園内にも保育方針を掲示している
「4つの約束」と生きる力を育む保育・教育、人権尊重と豊かに育ちあう環境作り、健康で安全な園生活のための家庭・地域社会との連携、食育による「食を営む力」の基礎の涵養、地域の子育て支援などを方針として示すことで、日頃の保育・教育を実践している。理念や方針は各所に掲示し、職員や保護者の目にふれ、園への理解と職員の行動指針となっている。また、園のしおりへの掲載、入園説明会や全体保護者会での説明などを通して、理念の共有に努めている。
経営層は教育要領改訂に合わせた運営に向けて、リーダーシップを発揮している
保育所保育指針、幼稚園教育要領などを踏まえて、経営層は積極的に職員に情報を提供し、必要事項を分かりやすく事業計画に盛り込むなど、運営をリードしている。園長や管理職はこども園の教育保育要領のさらなる読み込みを深めることを優先課題として挙げており、事業計画に反映させていくための準備をしている。多様なニーズに対して対応の幅を広げられるように、管理職を中心に運営の確立に向けてリーダーシップを発揮している。